遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 痙攣性便秘

 神戸からの電話
 「51才の主人ですが、ながい間の痙攣性便秘で、いろいろ手当をうけていますが、どうもうまくまいらず、困っています。さいきんスタンドの青汁をはじめましたが、かねて、冷いものはいけないといわれていますし、冷いビールなどもこたえるようですが、青汁はどうでしょうか?」
 「大丈夫です。もし冷いのがこたえるようでしたら、あたためて(あつい牛乳、湯茶など入れて)のまれればよいでしょう。そして腹を冷やさないことです。」
 「カイロをいつも入れています。次に、繊維のあるものもよくないと、野菜類は止められてますが、青汁の繊維はいかがでしょうか?」
 「これもご心配ありません。いけないというのは粗い繊維のことですが、神戸のスタンドの青汁は繊維が非常にこまかく粉粋されていますから、刺戟にはなりません。それに、便をやわらかくするためには、十分の繊維をとることが絶対必要です。また、痙攣性便秘は神経質な方に多いものですが、青汁には神経をしずめる作用がありますから、ともかくしっかり飲まれることです。いま分量はどれくらい?」
 「コップ1杯。」
 「多分1合程度、もとのケール2〜300gでしょうが、それではあまり効果は期待しにくいでしょう。いきなりふやすのは無理でしょうが、様子をみながら、少しづつ増してゆき、少なくとも3〜4杯(もとのナッパ1キロくらい)にし、それをつづけること。なお、菓子・ジュースはもとより、味つけの砂糖など、糖分はできるだけへらすこと。主食も、白米飯はやめ、玄米にするか黒パン、もっとよいのはイモ類です。蛋白食では、肉類をひかえて大豆ものを多くすること。そして、ナッパ類を主とする野菜や海藻類(とろろ昆布、フノリ、トコロテンなど)、なるべく多く摂る(よくかんで)ようつとめること。こうしていれば、やがて、しだいによくなって来ると思いますが、初めのうちは下剤のやむをえないこともありましょう。しかし、今頃の便利な錠剤よりは、人工カルルス泉塩(カルルス温泉の塩分を調合したもので、適量の熱湯にとかして飲む)といった、旧式の下剤の方が無難です。いずれにしても、ながい病気、しかし心配のないものですから、あまり神経質にならず、いそがず、あせらず、気永に、しかし熱心に、つづけることが肝腎です。(61・7)

<1987・6 健康と青汁 第370号より>




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