| ||||||||||
|
カゼの予防 |
||||||||||
|
カゼには「普通のカゼ」とか、ハヤリカゼ(流感)など、いろいろあり、季節も、だいたい秋から冬、春さきに多いものですが、真夏の最中にもあります。いつひいてもいやになるものですが、試験準備中などなおさらのこと。まして、試験当日にでもひこうものなら、全くもって「泣っ面に蜂」です(得てしてあり勝ちなのだが。) しかも、所謂万病のもと。ともすると、変てこなことになったり、余病に苦しむといったことにもなるのです。なんとか、かからぬ分別をしたいものです。どんな病気でもですが、カゼにも、かかりやすいタチがあり、なかには、年がら年中ひき通し、なんという人もあります。そうした人は、もともと弱いのであろうが、あまり用心しすぎて、却って、ますます弱くなってしまっているばあいも少くありません。
寒さにあたるとカゼをひくといっては、ちょっと涼しくなると、もうすっかり冬仕度、厚くくるんでしまう。鍛練するひまがないので、少し寒くなると、すぐやられてしまう。 民俗学の大家柳田先生によると、麻の衣から木綿の衣にかわったことから、日本人の体質は悪くなった、といわれています。 確かに、そうでしょう。 要は鍛練です。 カゼをひきたくなかったら薄着になれ。 夏はすっ裸でまっ黒にやき、涼風がたちだすころから、厚着にならず、そして皮膚をしっかり摩擦する。手でも、乾布でもよい。冷水でやれば、なお結構。 鼻の鍛練。 窓や欄間を年中開放し、毎朝、洗面時に冷水を鼻に吸いこむ(鼻飲法)、そして、冷い外気をしっかり吸う(マスクは人混みの中とか、病人のいるところでかけるもの)。 のどの鍛練 冷い水のうがい励行。 扁桃腺が腫れていれば、指か羽毛でマッサージ。 正しい食 一方、栄養素のよく釣り合った完全食。 カゼをよくひく人は、たいがい白米飯を肉や魚や卵で大食し、菓子をこのみ、野菜や果物はきらい、という食習慣のものが多いようです。こうした甚だしい不完全食では、栄養の面からも抵抗力が弱められているので、僅かの寒さでも、すぐにやられるわけです。飯や菓子をへらし、野菜ことに生の青菜っ葉を多く食い、青汁をうんと(少くとも1日2合以上)のんでごらんなさい。よほどのカゼひきやでも、熱心に実行すれば、やがてひかなくなるか、少くともひきにくくなります。また、たとえひいても、ごく軽くすむ。それまでは、一度ひくと、いつも長びいて仲々治らなんだ、というものでも、簡単に治るようになる。流感でも同じです。だいぶ前のことですが、流感の全国的流行のさい調査したことがあります。青汁を飲んでいるものは、たしかに罹る率が低く、症状も軽く、早く治るという結果が出ました。 不幸、それでもかかったら、なるべく早く、出来れば、「おかしいぞ」と感づいた時にすぐ、青汁だけをうんと飲み、食事はやめ、アスピリンか、うどん屋の風ぐすりくらいを、一服のんで寝ることです。たいてい翌日はケロリと治っているでしょう。普通のカゼも、インフルエンザも、病原はビールスで、予防接種も行われるようになっていますが、まだとても完全なことも、充分なことも望めない現状ですから、そういうことは余りあてにせず、自らの力で予防するほうが、ずっと確実であり安全でもあります。受験の諸君など、カゼくらいのことで憾みを残すことのないよう、とくに精進をすすめたい。 <(1969・12 遠藤)健康と青汁第160号より>
|
||||||||||
|
ご意見・ご要望はこちらへ | ||||||||||
| ||||||||||
| ||||||||||