遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
胃をつよくするには

 胃に特別の病気があるわけでもないのに、どうも胃が弱い、調子がよくないという人が少くありません。
 そういう弱い胃をつよくするには、
  1. まず、胃に無理をさせないこと。仕事を少く、負担をかるくして疲れさせないこと。十分の休養をあたえて、疲労の回復をはかり、いつも、十分の余力をたくわえられるようにすること。
  2. 胃の鍛錬をすること。
  3. 全身の健康法を講ずること。

胃をいたわる
 腹を十分すかして食べること。
 よくかむこと。腹八分。もう少しというところでやめること。
 食事の回数をへらすこと。一日二食または一食。間食しないこと。ことに夜ねる前に食べないこと。週に一回は絶食すること(日曜断食、青汁絶食)。食の直前直後にはげしい運動をしたり、あつい風呂にはいらぬこと。また、ひどく腹を立てたり、気をつかったりしないこと。食後は、しばらく休養するか、かるい散歩。また胃部(上腹部、みぞおち)のあたりをさすったり軽く叩いたり、軽く運動させること。

胃の鍛錬
 胃のあたりを中心に、腹の皮を走らすように動かす。
 または、腹をふくらまして力み、次で力を入れて凹ます。
 あるいは、力んで腹の皮をねじまわすように動かす。呼吸に合わせてやってもよい。腹式呼吸で、息を吸うとき腹をふくらまし、吐くとき凹ます。または、胸式呼吸で、息を吸うとき凹まし、吐くときふくらます。腹筋を動かす体操 伏臥位で上体を伸ばす。仰臥位で下肢の上げ下げ、回転。座位、立位で、上体の屈伸、左右にまげ、ひねるなど。いずれも、直接にか、反射的にか、胃の血行をよくし、胃のはたらきをたすけます。食前にやれば食欲が出るし、食後には消化をよくします。

嘔吐運動
 嘔吐の際、胃は強く収縮します。
 朝、洗面のとき、指でのどをくすぐってゲーゲー数回やる。
 ただエッエッと吐く運動をやるだけでもよろしい。
 胃の体操といったところで、おそらく、これほど強力な胃の鍛錬法はないでしょう。もっとも出血のおそれのある時は不可。

暴飲暴食
 若いものは、時には大いに食い、大いに飲んで鍛えるべきだ。

全身の強化
 胃の弱いのは、ただ胃だけが弱いのではありません。
 どの臓器でも同じですが、すべての病気は、臓器そのものだけの病気ではなく、全体の異常の局所へのあらわれにすぎません。胃の弱いのも、根本の原因は全体にあります。ですから、胃局所にたいすると同時に、全体的の強健法をおろそかにしてはならぬわけです。正しい食養。安全純正食品ばかりによる緑葉食青汁を中心とした完全食。便通をととのえること。適度の運動を鍛錬。十分の休養。精神の安定など、日常生活の合理化、自薬化をはかること。そして、一時おさえの薬にまどわされないこと。

(1967・3)<健康と青汁127号より>




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