遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 鼻中隔彎曲症

 60才の男性。「20年まえ鼻中隔肥大で手術。その後もあまりよくならず、鼻がよくつまります。主治医は、もっと年をとって、枯れてくれば、あるいはよくなるかも知れないが、まず治らない、といっています。先生は薬をつかわれず、変った治療法をやっておいでになると紹介されましたので……」との電話。

 「別にかわったことをやっているわけではありません。薬は一時的間に合わせのもので、根本的には、病気にならないからだにすることだ。それには、日常生活のあやまり、ことに食べもののまちがいをなおすべきだ、というのが私のかんがえ方です。
 その食べ方の中心になっているのが、ナッパをうんと、それもなるべく生で食べることなんです。しかも、なまやさしい分量ではなく、少なくとも1日1キロ以上。多ければ多いほどよい、というのです。しかし、とても食べられませんから、しぼって汁(青汁)にして飲もう、というわけです。どんな病気のばあいでもそれ1本。それだけなんです。
 そして、熱心にやると、時には奇蹟のようなことがおこります。問題は、間に合う安全な、つまり農薬に汚染されてない材料ナッパがあるか、どうかです。何分にもベラボウな分量ですから、うっかりすると農薬にやられる心配があります。材料ナッパは、緑色が濃くて、ホウレンソウ、フダンソウ以外であれば、まず、何でもよろしい。
 野草や木の葉でも結構です。しかし、大量しかも年中なければならないので、その目的にうまくかなっているものとしてケールをすすめています。キャベツの原種といったもので、成分がよくて、大きな葉になり、年中とれるようにつくることができます。
 それを無農薬でつくり、モリモリ食べ、しぼって飲む。ほかの食べものも、なるべく安全なものとし、インスタントものなど、加工・保存食品はなるべくさけること。また、主食にはイモ類を、蛋白食品には大豆ものを多くし、それに、ナッパを主とする野・山菜・海藻を十分そえる(イモ・マメ・ナッパ食)。
 調理は簡単に、味つけはうすく。
 タバコ・酒はもちろん、菓子・ジュースなど糖分の多いもの、コーヒーなど、やめるか、つとめてへらすこと。からだはなるべくよく動かすこと。いらぬとりこし苦労はしないことなど、きわめて平凡なことばかりです。
 そのねらいは、現在のあまりにも不自然な日常生活のため、にごりきっている血をきれいにし、血のめぐりをよくして、からだ中のすべてのはたらきをよくしようというので、それだけで大抵のものはよくなるようです。あなたのばあいも、おそらく、血のにごりのため、鼻の粘膜が腫れやすく、つまりがちになっているのでしょうから、多分、これで何とかなるのではないでしょうか。薬のようにすぐにはききませんが、他に方法がないのでしたら、きけば儲けものです。ともかくだまされると思って、気ながに、しかし熱心に、やってごらんになってはいかがですか。ひょっとすると奇蹟がおこるかも知れません。ケールの種子はいつでもさし上げます。」(60・6)

<1986・8 健康と青汁 第360号より>




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