遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
凝血の出る生理

 「懇意な39才の奥さまですが、子宮にポリープができ、手術されました。平素から生理の出血が多く、いつもかたまったのが出るのだそうです。お医者さんにたずねても、“特別なことはないから、心配されなくてもよろしい”とおっしゃるだけ。それでも、やはり気になる、と言っていられます。どうしてでしょう?」

 「婦人科のことはまるで素人なんですが、かたまった血が出るのは何か病気のあるばあいだけで、ふつうの生理ではかたまらないんですねェ。なんでも、出血と同時に、子宮から血のかたまるのをとめる成分(酵素)が分泌されるためだそうです。
 その方には、そこに何か異常があり、血がかたまりやすくなっているか、そのかたまりを防ぐ成分が少なくなっているか、いずれにしても血に異常(にごり)があり、また、そのために子宮のはたらきにも狂いが来ている結果でしょう。
 ところで、子宮にできていたポリープ、鼻や胃や腸にもできますが、だいたい肉食家に多いといわれています。その方はどうなんでしょう?」
 「そうなんです。大の肉食家で野菜は殆んど食べないらしいんです。そして、甘いものが大好きのようです。」
 「インスタントものなど出来あい食品も?」
 「だろうと思います。」
 「ふとっていられます?」
 「どちらかというと。」
 「だと、いわゆる現代式の“贅美食の飽食”ということになり、血はすっかり濁っているでしょう。そして、血は粘り、血をかためる成分がふえ、かたまりやすくなっている。
 一方、子宮の粘膜からは、正常に分泌される筈の凝固防止成分が十分に出なくなっている(少なくとも、かたまりやすくなっている血のかたまりを防ぐには十分でなくなっている)のでしょう。
 とすると、そこを直してもらったらどうでしょう。

    1. 食べものは、すべて安全なもの――農薬その他生産用につかわれる薬や、加工・保存のための添加物などに汚染されていない、できるだけ自然の安全なものにすること。
    2. 今までとりすぎている肉類、白米をへらして、蛋白源には大豆もの、主食には雑穀か豆、イモ類にし、それに、良質ナッパを主とする野・山菜、海藻類を十分に添え、青汁にもして、少なくとも一日2〜3合(もとのナッパ4〜5から7〜800グラム)以上。できればもっと多く、飲むこと(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。調理は簡単に、味つけはうすく。お菓子やジュースもできるだけ減らすこと。

 こうして血をきれいにすれば、血の粘りやかたまり方も正常になり、子宮粘膜の酵素の分泌もふえ、しだいにふつうの生理になるのではないでしょうか。また、今のまま(いわゆる発病準備状態といった)をつづけていれば、いつ、どこに、どんな異常がおきないがものでもありません。それを防ぐ意味でも、食生活の全面的建直しが必要と考えられます。ぜひ、熱心にとり組まれるようすすめてあげてください。」
(62・4)

<健康と青汁 第381号より>




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