遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
 カルチノイド

 名古屋の33才の男性から、
 「カルチノイドで青汁をすすめられている、どうすればよいか?」との電話。
 とりあえずスタンドを紹介し、少なくともケール1日1〜1.5キロくらい、青汁にして5〜6合は必要。ほかの食事も、イモ・マメ・ナッパ食にし、食べものはすべて出来るだけ安全なものにするよう、答えておいた。
 カルチノイドという病気は、癌に似ているが少しちがう。類癌症。症状や経過は癌と同じようで、胃腸にでき、周辺に浸潤性にひろがり、また、飛火(転移)もできる悪性腫瘍だが、その細胞に特殊のアミノ酸の代謝産物があり、時には、そのための特異な症状(カルチノイド症候群)が出ることもある、というもの。
 原因はもちろんわからない。したがって、特別の治療法もない。が、やはり、多くの原因不明の病気のように食のあやまりによる血のにごりによるものであろう。特殊の、アミノ酸代謝の異常産物がある、という点からすれば、とくに、蛋白質の代謝にかかわりの深いビタミンやミネラルとのバランスに問題があるものであろう。いずれにしても、癌と同じく、正しい食を中心とする日常生活の合理化・自然化をはかり、すべての代謝を正しくし、生命力・健康力を強化し、体力・抵抗力をたかめるよう心がけることが大切とかんがえられる。
 まず、食品はすべて、できるだけ安全なものとし、農薬その他生産用の危険な薬剤や加工用の添加物に汚染されたものはさけること。そして、食全体としてのバランスをよくし、カロリー、とくに蛋白質にたいし、ビタミン・ミネラルに十分余裕をもたすべきであろう。したがって、蛋白質とくに肉類は獣鳥魚介類とも切身はさけ、全体食できる小雑魚、大豆、ゴマなどを主にすること。そして、ビタミン・ミネラルの最優秀源である良質ナッパは少なくとも1〜1.5キロ以上。多いほどよいこと。その他、主食には白米飯・白パンなどよりはイモ類を多くし、良質ナッパを主とする野・山菜、海藻類を十分そえること。タバコ・酒類はもとより、糖分も控えること。また、薬品類にも十分注意をはらうこと。その他、日常諸般のことがらについても、癌のばあいと同様の注意をおこたらないことだ。(平成元・9)

<1990・5 健康と青汁 第405号より>




ご意見・ご要望はこちらへクリック
階層リンク 田辺食品 利用者の声 上の階層へ  
サービスリンク 更新記録 全体構成 商品紹介 注文方法
Copyright 2005 08 田辺食品株式会社