遠藤語録文字 乾燥青汁ピロサンマーク
頭がグラグラする

  60才 農家の主婦
 「頭の中がグラグラするようなので耳鼻科でしらべてもらいましたが、感じやすいためのメマイで、特別なものではない、といわれましたが……」との相談。

 少しやせており、顔色がさえず、白髪まじりの頭髪はバサバサしていて艶がない。血圧はやや低い(100くらい)。かなり神経質のようだ。

 「食べものがかたよっているんじゃないです?」
 「からだが弱いので、肉や魚や卵など、滋養になるものを食べるようにしています。甘いものもよく食べ、野菜はいろいろつくっており、つとめて食べるようにはしています。」
 「青いものは?」
 「ホウレンソウ少々。」
 「そこらが原因のようですよ。食べものの釣り合いがとれてないので、血がにごり、神経が感じやすうなっている。そこへ、少し貧血気味で、血圧は低いときているので、メマイがおこっても不思議はないねぇ。しかし、心配はないですから、ともかく食べものをなおしてみてごらんよ。肉や魚や卵もよろしいが、それだけではダメ。十分のナッパがそえられねば本当の滋養にはならん。それに今の肉や魚や卵はむかしのとちがう。できたらうちで鶏を飼い、その卵にするか、大豆ものになさい。」
 「豆腐?」
 「豆腐にも問題があるからキナコ、煮豆、ゴ汁、納豆などにすることだ。主食には白米よりは搗きの悪い米。豆やイモ。そしてナッパ。それも、ホウレンソウ・フダンソウ以外の、なるべく緑色の濃いナッパ類を年中切らさんようにつくって、しっかり食べる。食べにくければ、しぼり汁にして(青汁)のむ。それにはケールがよろしい。これなら年中とれる。大事なことは、無農薬でつくること。」
 「けど、消毒せなんだら出来ません。」
 「いや出来る。現に私はもう10年以上それをやって、立派にできている。そのコツは、化学肥料をつかわずに、昔の人がやったように堆肥・厩肥を主にすることだ。そしたら丈夫な、味のよい野菜ができ、それを食べればからだも丈夫になる。少々手間はかかるが、本当に強いからだになるにはそうするしかないよ。今は何もかも便利になりすぎて、かえってからだが弱くなってしまっている。店にあるほかの食べものもみな同じ。一口にいって、ひとのつくってくれたものには安心して食べられるものはない。虫がついていたり、虫喰いのナッパは売り物にならんでしょう。農協も扱ってくれない。そこで、あぶない、悪いと知りながら農薬をつかっているのでしょうが?
 一時が万事、何もかもがそうなんだから、いろいろ厄介な病気も出るんですよ。せめてナッパだけでも安全なものをつくってうんと食い、青汁にもして飲んでごらんよ。きっと達者になり、グラグラもやむにちがいないよ。」(61・11)
<1988・4 健康と青汁 第380号より>




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