ピロサンの広場33号
更年期以降も私らしく
人生の折り返し点で……




     近年、女性の社会進出ぶりは、目を見張るものがある。仕事がふえ、責任も重大になってくる。その上、家へ帰ればおなかを空した子供達が待っている。お母さんは、とにかく忙しい。そんな時、体に不調を感じても、ついつい無理を重ねてしまう。さらにこの時期は、『更年期障害』・『生活習慣病』といった難敵も待ちかまえている。
     今回は、忙しいお母さんへ必須の情報として、『更年期』をとりあげた。不定愁訴といわれる、あらゆる不快な症状が女性を悩ませ続ける。遠藤先生の小冊子『青汁食概説』に『禁忌はない』と記されている。青汁こそが、健康を守る一番のアイテムである。健康な明るい笑顔がどれだけ子供達を幸せにするかわからない。

    (編集部)

    *禁忌〔昔からの医学的考えで〕ほかの薬・食物と取り合わせ用いるのを避けなければならないとされること。(新明解 国語辞典 三省堂より)


 
更年期以降も私らしく
 
 
 更年期の期間と時期

     更年期への関心の高まりは、女性が長生きできるようになったことと、子どもをたくさん産まなくなったことによるライフサイクルの変化と無関係でなさそうです。
     学問的な更年期、広い意味での更年期は四十歳から六十歳の二十年間あります。狭い定義では、自分の閉経を中心として前後二年間、だいたい四年間くらいということでしょうか。これは非常に個人差があります。というのは、四十歳で閉経する人もいれば、六十歳で閉経する人もいるからです。もともと自分がもっている卵子の数と、それの減っていき方は個人差があると考えられます。
    四十歳は、日本人女性の平均寿命のほぼ真ん中にあたり、いわば人生の折り返し点ともいえる時期です。子育ても一段落、やりたかったことがやれたり、外へも出られるようになるわけです。仕事を続けてきた人も脂ののった時期といえるでしょう。ところが、からだのほうには「老化」が少しずつ始まってくるのです。  もっとも変化の大きいのが卵巣の老化です。卵巣が活発にはたらき、ホルモンがどんどん分泌されるピークは二十五歳くらいで、それ以降は少しずつ老化していきます。その結果、出される女性ホルモンが少なくなり、この影響でからだにさまざまな変化がおきてくるのです。


 
 ゆっくりした変化

     更年期ということばでまず思い浮かぶのは、更年期障害のことだと思います。更年期障害というのは、ホルモンがなくなることによる変化に自分のからだが慣れないために、自律神経失調状態になることです。やがてホルモンのない環境にからだが慣れ、症状が消えていき、その状態が一生続くことはありません。
     急激にはっきり現れている更年期症状をのりきりたいと思うのは当然のことですが、更年期症状がなくなれば体はもとの状態にもどったのかというと、そうではありません。私たちが更年期を迎えるときにいちばん考えなくてはならないのは、じつは、ゆっくりおこってくる変化のほうなのです。
     その代表的なものが骨粗しょう症です。卵胞ホルモン(エストロジェン)は骨からカルシウムが逃げないようにはたらいています。その卵胞ホルモンの減少のため、閉経後は骨破壊が進み、骨粗しょう症になりやすくなります。
     ホルモンの減少はコレステロールの代謝にも変化をもたらします。これによって動脈硬化になりやすくなり、さらに糖尿病になりやすい状況もおこるなど、従来、成人病といわれていた生活習慣病になりやすい状況がつくられます。
     また、第3章でおわかりになったように、ホルモン代謝が変わることでホルモン依存性の性器がんにかかりやすい状態になることもあげられます。


 
 更年期は怖くない

     更年期障害を感じ、実際に治療が必要になるのは、更年期を通る女性の二割程度といいましたが、その時期をなにか怖いもの、特別なものとして、不安に思っている女性は多いのではないでしょうか。
     しかし、さきの数字からしても、逆に八割の人が、なんらかの症状を感じても、元気に更年期をすごしているわけです。また更年期障害に悩まされるのも数年間です。六十歳、七十歳になっても更年期障害に悩んでいる人をだれもみたことはないと思います。まさに更年期、恐るるなかれ、なのです。ホルモンが少なくなった状態にからだが慣れれば、更年期の症状は消えてしまうのですから、むやみに怖がるのではなく、予備知識を正しくもって、「いらっしゃい、更年期」という感覚でこの時期を迎えるくらいの心づもりをしていればいいのではないでしょうか。

    『おんなのからだと健康の本』、佐々木静子著
     はまの出版 173〜178頁より


 
 
更年期障害

    閉経期には自律神経のバランスがくずれ不定愁訴が起こる

     更年期とは、閉経前後の数年間を指します。
     卵巣は、四十歳代後半になると老化し、それまでのように周期的に働かなくなり、いずれは機能がストップしてしまいます。卵巣ホルモンの分泌量が少なくなると、自律神経機能に大きな影響が及んで、不定愁訴と言われるさまざまな精神症状、身体症状が起こります。それらを総称したものが更年期障害です。

    精神神経症状心臓血管症状内分泌症状
    精神の不安定
    神経質、不眠
    不安感
    抑うつ
    食欲不振
    食欲の異常亢進
    頭痛、めまい
    吐き気、浮腫
    失神傾向
    狭心症、発汗
    冷感、高血圧
    知覚異常
    のぼせ感
    疲れやすい
    体重の変化
    肩こり
    関節痛

    「うちのお医者さん、最新医学事典」主婦と生活社より


 
更年期を元気に明るく生きるには
3つのバランスが大切
 
 
食 事 食事を工夫して、更年期の時期に起こりやすい病気を予防しましょう。

    1. カルシウム、たんぱく質を多くとりましょう。カルシウムは1日に800〜1000rとりましょう。
    2. カルシウムの吸収を助けるビタミンDも忘れずに。
    3. 塩分の摂取量は1日10g以下を目標にしましょう。
    4. アルコールはほどほどに、たばこはやめましょう。
    5. 肥満にならないために、動物性脂肪や糖分は控えめに。


 
睡 眠 快適な睡眠で疲労回復をはかり、心も身体もリラックスしましょう。

    1. 昼間、身体を動かして適度な疲労感を得ましょう。
    2. 入浴やマッサージで身体を温めてから寝ましょう。


 
運動と
日光浴
マイペースに運動し、日光によく当たり、ストレス解消と生活習慣病の予防をしましょう。

    1. 適度な運動は、ストレス解消になります。
    2. 無理のない運動を細く長く続けましょう。骨には適度な刺激が必要です。
    3. 日光浴をしましょう。ビタミンDは日光に当たることで体内にどんどんできてきます。



職場の健康シリーズ44
更年期と上手につき合う 社会保険庁
監修/社会保険横浜中央病院 病院長 坂田壽衛 より

 
 ピロサン体験集
 
 
 体が弱いので

    鹿児島県 41歳 無職

     若いころから弱い体でしたが、年と共に、とくに心臓と胃腸がひどく弱くなって、たえず医者通いをするようになりました。そして医者から、野菜わけても青野菜をしっかり食べるように注意されるのですが、少し沢山食べると、すぐ下痢するので、なにほども食べることができませんでした。が、先年たまたま、ある雑誌で青汁飲用の体験記をみて、この青汁を飲んだら丈夫になれるかも知れないと早速青汁新聞をとりよせ、つづいてケールの種子を送ってもらって、狭いながらも庭に作って青汁を飲んでみました。
     すると、なんともイヤな臭いや味はしましたが、どうにか飲め、そして別に下痢もしなかったので、なお続けて毎日一合ほど飲んでいたところ、まず便通がよくなり、食欲がまし、また肩こりもそうしなくなって、しだいに体に元気がついてきました。が、なにぶん狭い庭なのでケールが乏しくなってきたので、その補充に、青汁新聞の広告にでていたグリーンジュースの素を利用しました。
     そしてこれは、錠化青汁の方が手軽に利用できそうなので、それをとりよせ毎日一五錠ずつ(一ヵ月に約ニビン)飲んだのですが、引き続きだんだんと体に元気がましてきました。そしてその後も、両方を併用して、精出して青汁を飲み続けたところ、体質が大改善されたのか、人々がびっくりするほど丈夫になって、今では医者通いもクスリも不用になっています。で、これからも青汁を毎日飲み続けていく決心であり、庭のケールで不足するときには錠化青汁を利用させて頂きたく、また知り合の方々にもおすすめするつもりです。

    当社青汁体験集より
    (錠化青汁は、ピロサンの当時の商品名です。)


 
 体質改善できました

     大阪府 石原

     現在74才の私ですが、戦時中の栄養失調の為、体を弱くし、他の人が呆れる位寒がりで、いつも、冬にはガタガタと震えていました。ところが、かかりつけの内科の井上先生に薦められて青汁を飲むようになり、冬でも下着は綿の薄い上下一枚にセーター一枚で、外出はその上に半コートを着ていても、少し歩くと汗をかいて、コートを脱いでしまう位、体が暖かくて、皆に羨ましがられております。お陰で体質改善が出来て感謝しております。井上先生は遠藤先生の教え子でいらっしゃいます。


 
書籍紹介

     青汁は、日常習慣食の誤りを正し、食の間違いから来ている、からだの変調をなおして、健康になり、病気の治りをよくしようというものですが、現在の習慣食がしだいにゆがめられて来ているようにかんじられます。
    かならず、正しい理解のもとに青汁を実行して下さい。

     左記の出版物は当社にて保有している青汁に関するものです。参考書としておすすめします。御入用の節は当社まで御注文下さい。(品切れの際は御容赦下さいませ。また、発送の場合は送料は実費頂きます)

    遠藤博士著
     ▽青汁は効く(主婦の友社版)…………………………定価 880円
     ▽青汁と健康(主婦の友社版)…………………………定価 980円
     ▽緑葉食・青汁の話………………………………………定価 700円
     ▽イモ・マメ・ナッパ・青汁(食の自然化)…………定価1000円
     ▽自力で守ろう   ……………………………………定価 850円
     ▽生涯青汁     ……………………………………定価 940円
     ▽こうするしかない ……………………………………定価 800円

    貝原邦夫著
     ▽なぜ青汁を ……………………………………………定価1500円
     ▽青汁とともに三十六年 ………………………………定価1000円
    友成左近著
     ▽青汁する心 ……………………………………………定価1500円
    田辺 弘著
     ▽青汁漫画つれづれ草……………………………………定価1000円
    遠藤青汁の会
     ▽縮刷版健康と青汁 1…………………………………定価2500円
     ▽       同 2…………………………………定価2500円
     ▽       同 3…………………………………定価2500円
     ▽       同 4…………………………………定価 500円
     ▽青汁の歌      …………………………………定価 500円
     ▽THE MIRACLE GREEN JUICE    非売品
    遠藤博士著(小冊子)
     ▽ナッパ青汁概論 ………………………………………定価 350円
     ▽病腎をいたわる ………………………………………定価 300円
     ▽癌とナッパ・青汁食 …………………………………定価 300円
     ▽肝臓とナッパ青汁食 …………………………………定価 250円
     ▽医者にはなったが ……………………………………定価 250円
    貝原邦夫著(小冊子)
     ▽戦慄の恐怖それは癌 …………………………………定価 250円

    ここに掲載しました本の定価は現在市販されているものと多少違う場合があります。





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