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ピロサンの広場30号
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脳卒中
こうすれば防げる
山口式典 国立循環器病センター病院長
<NHK きょうの健康8月号より>
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3大危険因子とは
高血圧、糖尿病、高脂血症が
動脈硬化を促進する
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脳卒中の発症を促す危険因子には、さまざまなものがあります。多くの危険因子のなかでも、脳卒中の発症に最も深い関係があるのが、「高血圧、糖尿病、高脂血症」です。
高血圧
高血圧は、脳出血にも脳梗塞にも、深くかかわっています。
高血圧があると、細かい動脈(200〜300ミクロン)に常に高い圧力がかかることから、血管がもろくなり、血管が破れる直接の原因になります。また高血圧は、動脈硬化を促進させる、大きな原因でもあります。血管壁に、常に高い血圧が加わっていると、血管壁に傷がつきやすくなります。この傷に、血液中のコレステロールなどが入り込み、だんだんと動脈硬化が進んでいくのです。
血圧が高いほど、脳卒中にかかる危険性も高くなります。
糖尿病
糖尿病は、脳卒中のなかでも、特に脳梗塞の大きな原因になります。
血液中の糖(ブドウ糖の値)が、常に高い常態が続くと、血管壁にコレステロールが沈着しやすくなり、動脈硬化を促進します。また、血糖値が高いと、血管内での血小板の凝集作用が高まり、血栓(血の塊)ができやすくなります。
動脈硬化が促進され、血栓ができやすいのですから、糖尿病の人は、そうでない人より脳梗塞にかかる危険性が高くなります。
高脂血症
高脂血症とは、血液中の脂肪分が、正常よりも多い状態をいいます。
血中脂肪の代表が、コレステロールです。コレステロールは、血管壁や胆汁、ホルモンなどの構成成分として、体には欠かせない物質です。しかし、血液中のコレステロールが多過ぎると、血管壁に沈着して、動脈硬化を促進し、脳梗塞のなかでも特に、アテローム血栓性梗塞を起こしやすくなります。コレステロールのなかでも、悪玉と呼ばれる「LDLコレステロール」の量が多いと、動脈硬化促進の危険性がいっそう高くなります。
以上の3大危険因子は、お互いに関連性が強く、高血圧、糖尿病、高脂血症のすべてをもち合わせている人も、少なくありません。複数の危険因子をもつ場合、脳卒中にかかる危険性は、急激に高くなります。
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脳卒中を防ぐために1
偏った食事や運動不足などを改善し、
生活習慣病を予防する
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脳卒中を予防するには、3大危険因子である、高血圧、糖尿病、高脂血症を防ぐことが重要です。これらの「生活習慣病」は、長い間のよくないライフスタイルが積み重なって、30〜40歳代から表面化してきます。病気が発症しやすくなる40歳を過ぎたら、生活習慣病予防に、十分な注意が必要になります。
まず大切なのが、偏った食事を改善することです。1日30品目の食品をとるよう心がけると、栄養バランスがたいへんよくなります。
高血圧の予防には、塩分の摂取を、1日10g以下に抑えることが必要です。また、コレステロールを多く含む牛肉や豚肉などの動物性脂肪の摂取も、節制してください。
エネルギーのとり過ぎに注意し、肥満の予防と解消をしていくことも重要です。肥満は、高血圧、糖尿病、高脂血症のすべてと関連するため、放置すると脳卒中にかかる危険性が非常に高くなります。
肥満の判定指標には、BMI(ボディ・マス・インデックス)が適しています。最も健康的とされる、BMIが22になる体重を目標に、減量を心がけましょう。
肥満の解消や予防には、日常よく運動することも大切です。適度な運動には、肥満解消だけでなく、血圧や血糖値などを下げる効果もあります。生活習慣病の予防や治療に、最も適した運動は、ウォーキングです。無理をせず、話していても苦しくないペースを保って、ふだんからよく歩くよう心がけましょう。
血圧や血糖値、血中脂質などは、健康診断の検査項目に必ず入っています。定期的に健診を受けるだけでなく、せっかくの検査結果を上手に生かしていくことが必要です。軽い異常でも放置せず、検査値の改善のために、きちんとした対処をしていきましょう。
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脳卒中を防ぐために2
多量飲酒やストレスなど
きっかけをつくらない
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脳卒中を防ぐには、発症のきっかけをつくる危険因子を、できるだけ排除していくことも重要です。
きっかけとなる要因の1つに、「多量飲酒」があります。日本酒に換算して、1日1合程度の飲酒なら、血圧を下げたり、ストレスの解消に役立ちます。
しかし、多量飲酒の習慣があると、かえって血圧が上がり、脳卒中を起こしやすいことがわかっています。
もう1つ注意すべきなのが、「喫煙」です。たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させて、血圧を上げます。また、血液中のコレステロールを増加させたり、赤血球を増加させて血液を粘っこくします。喫煙者とそうでない人の比較調査でも、喫煙者に脳卒中が多いことが知られています。喫煙者は、ぜひ禁煙してください。
また、「肉体的・精神的ストレス」も、脳卒中発症のきっかけになります。休養をきちんととり、自分に合ったストレス解消法を見つけ、リラックスできる時間をつくろましょう。
そのほか、「脱水」や「温度差」も脳卒中のきっかけになるといわれています。水分をこまめに補給したり、夜服で温度調整を心がけることも大切です。
<NHK きょうの健康8月号より>
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講座 動脈硬化(抜粋)
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どういう状態か
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学問的には色々むつかしいことがいわれていますが、要するに、動脈が硬くなり、脆くなり、細くなった状態です。
動脈は、ちょうどゴム管のようなもの。若い血管は、新しいゴム管のように、しなやかで軟らかく、強靱で弾力があり、内面は極めて滑らかですが、硬化した動脈は、古びたゴム管のように、ゴツゴツして硬くなり、弾力がへって脆くなり、内面は粗慥になります。
こういう変化は、からだ中のどこの動脈にも来ますが、問題になるのは、主に細い動脈だけ。
それは、細い血管が硬化による影響−血行が十分でなくなったり、つまったり、破れたりするといったことが起こりやすいからです。
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どうして起こるか
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動脈硬化という変化は、結局、つかいふるし現象。つまり、ゴム管を使いふるし、くたびれた状態です。
ですから、いわば自然のなりゆき、あるいは、生理的の現象というべきもので、年月の経過とともに当然来るべき姿。問題は、それが早く出るかおそく出るか、程度が強いか軽いかにあります。
では、そうした変化の発生には、どういうことが関係するでしょうか。
一、生れつき
一つには生れつき、遺伝的といったところもありましょう
二、使い方
しかしまた、もっと大切なことは使い方でしょう。
三、手入れしだい
ゴム管のもちは、またその手入れのよし悪しにもよります。血管では、さしあたり、血管の栄養ということでしょう。さて、現在の日常はどうでしょう。
精神的ストレスの過剰、運動の不足に加うるに、不合理不完全極まる栄養です。
つまり動脈硬化は一つの文化病。現在の余りにも不自然不合理になった日常生活の産物に他なりません。
したがって、その予防にも治療にも、日常生活の合理化、自然化、心身の適度の活動、正しい栄養、有害物の除外といった極めて平凡なことが、その根本となります。
そのようにして、代謝を正常にし、血液の状態をつねに最上の条件を保つようつとめるならば、ただ血管の栄養が正常であるばかりでなく、代謝不全による有害産物や外来毒物による傷害もさけられ、血管は極度に酷使されないかぎり、生理的使いふるし現象以外の血管の傷害はさけられ、その変化は最小限に止められるでしょう。
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くすり
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動脈硬化を適確に防いだり治す薬はまだありません。
コレステロールやリポプロティンを下げるという薬はありますが、これらのものが果たして動脈硬化の真の原因かどうかは、まだわかっていません。
ただ、これらの多いような時に動脈硬化が多いというだけで、あるいは、そういう条件の時に動脈硬化の真の原因物質が出来るのかも知れません。そこでコレステロールやリポプロティンは一つの目安になっているにすぎないのです。
したがって予防にも治療にも、ただこれらを少なくする薬をのめばよいというではなく、それらの少なくなるような条件に、日常諸般のことがらをととのえることが肝要なのだ、と私は考えます。
<健康と青汁 第108号>
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『良い血液』が『良い血管』で『良い状態で移動する』この状態が続く限り、脳卒中の危険は見あたらない。このうちの一つだけでも欠けた場合、加齢とともに、脳卒中の危険性は増大するのである。血液をきれいにすることで真の健康を目指すのが青汁の考え方であり、これらの生活習慣病には最適と思われる。
永年にわたる生活習慣の間違いを、健康である今のうちに改めるのが急務であり、それが脳卒中から身を守る第一歩となるであろう。
編集部
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地球の生態系
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今から四十五億年前太陽系に地球が出現、海中に生物が生まれてから現在まで三十五億年。この超長期間に光合成を発展させて現在に到ったと言われています。
この間、地球上の全生物は時到れば次々と枯死し、死滅して次代に引き継がれて来ましたが、後世に悪影響を残すものは皆無、これが地球の生態系と言われています。
私は決して現代医学を否定する者ではありませんが乱用すべきではないと考えています。現代人類の開発による化学物質は、効果の裏に恐るべき副作用を伴うとともに、使用後も地球汚染につながり、地球は死滅の道を歩んでいるとも言えるのではないでしょうか。
私は遠藤博士の提唱される有機、無農薬栽培の「青汁」こそ地球生態系遵守そのものであり、地球上の生物にとって最も大切な方途であると確信しています。
<戦慄の恐怖それは癌! 貝原邦夫著より>
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地域医療情報
奈良観光時の傷病をサポート
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奈良県奈良市にある桜井病院(桜井立浪院長)は、旅行前に連絡しておけば、旅行中のけがや病気をいつでもサポートしてくれる「救急依頼」を受け付けている。
奈良市北東部の中心街に位置する同病院は、奈良公園や東大寺、若草山などの観光スポットが近いため、旅行中のけが人や急病人が多数来院するという。このシステムはそうした土地柄から考案されたもののようだ。
同病院によると、救急依頼をしてくるのは、卒業旅行や修学旅行などの団体が主だそうだ。
(ホスピタウン2000・2号より)
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ピロサン体験集
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健康長寿に
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長野県 98歳 男
もうずいぶん前のことですが、さる人に、健康には青野菜が必要であり、とくに老人には、これを青汁にして飲むのが適切である、とすすめられました。で、それ以来、家でケールその他の青野菜がとれる季節には、それで青汁を作って日に2合ほど飲み、とれない季節には、グリーンジュースの素を利用して、粉末1袋を7日ないし10日間位に、水にといて飲んでいます。
が、なにぶん老齢のこと、特に最近は身におぼえて全身が衰え、あちこち故障が起こり、たえず疼痛を感じます。けれども、老体には現代の医薬は危険ゆえ、この青汁を唯一のたよりにしており、これで、できうる限り永く生き抜こうと心に決めています。と共に、若い人々に、健康でありたいなら、青野菜を、青汁を、まずくとも、わがままいわずに食べよ飲めよと言い聞かせています。
当社青汁体験集より
(グリーンジュースの素は、ピロサンの当時の商品名です。)
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90歳でますます元気
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岡山県 森上
数十年来飲んでおります。90歳を過ぎますが、年の割に元気で、家族にもすすめております。
健康検査を受けても、どこも悪い所がありません。青汁のおかげと思っております。
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主人の糖尿病にも
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東京都 63歳 男性 会社員
主人が糖尿病と診断されてから25年。薬も試用しております。10年ほどケール生薬を絞っておりましたが、便利なピロサンを知り、いただいております。
自覚なく、飲み過ぎる主人ですので、なかなか血糖値は下がりませんが、何の合併症もなく、お医者様も不思議だと言われます。
安全で安価で便利なピロサンのおかげだと、毎日感謝していただいております。
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おくやみ
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書籍紹介
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青汁は、日常習慣食の誤りを正し、食の間違いから来ている、からだの変調をなおして、健康になり、病気の治りをよくしようというものですが、現在の習慣食がしだいにゆがめられて来ているようにかんじられます。
かならず、正しい理解のもとに青汁を実行して下さい。
左記の出版物は当社にて保有している青汁に関するものです。参考書としておすすめします。御入用の節は当社まで御注文下さい。(品切れの際は御容赦下さいませ。また、発送の場合は送料は実費頂きます)
遠藤博士著
▽青汁は効く(主婦の友社版)…………………………定価 880円
▽青汁と健康(主婦の友社版)…………………………定価 980円
▽緑葉食・青汁の話………………………………………定価 700円
▽イモ・マメ・ナッパ・青汁(食の自然化)…………定価1000円
▽自力で守ろう ……………………………………定価 850円
▽生涯青汁 ……………………………………定価 940円
▽こうするしかない ……………………………………定価 800円
貝原邦夫著
▽なぜ青汁を ……………………………………………定価1500円
▽青汁とともに三十六年 ………………………………定価1000円
友成左近著
▽青汁する心 ……………………………………………定価1500円
田辺 弘著
▽青汁漫画つれづれ草……………………………………定価1000円
遠藤青汁の会
▽縮刷版健康と青汁 1…………………………………定価2500円
▽ 同 2…………………………………定価2500円
▽ 同 3…………………………………定価2500円
▽ 同 4…………………………………定価 500円
▽青汁の歌 …………………………………定価 500円
▽THE MIRACLE GREEN JUICE 非売品
遠藤博士著(小冊子)
▽ナッパ青汁概論 ………………………………………定価 350円
▽病腎をいたわる ………………………………………定価 300円
▽癌とナッパ・青汁食 …………………………………定価 300円
▽肝臓とナッパ青汁食 …………………………………定価 250円
▽医者にはなったが ……………………………………定価 250円
貝原邦夫著(小冊子)
▽戦慄の恐怖それは癌 …………………………………定価 250円
ここに掲載しました本の定価は現在市販されているものと多少違う場合があります。
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