「健康と青汁」 第388号(1988年12月)より
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ハイ・ケールの紹介
ピロサンの田辺食品株式会社(旧田辺食品研究所)の新製品。無化肥無農薬栽培のケールをペースト状にしただけの、添加物はもとより、特別の操作は何ひとつ加えていない。まったく自然そのまま………自然食ナンバーワンといってもよいもの。
冷蔵すれば、3ヶ月たっても味はほとんど変わらない。(6ヶ月たったものは、さすがに不味くなっていた。)
ビタミンCの保存もかなりよい。
昭和63年の7月7日の製品のビタミンCは、
7月11日 61ミリグラム
7月16日 52ミリグラム
7月27日 42ミリグラム
8月10日 33ミリグラム
だった。
口当たりが良いので、青汁に馴染めない人にも喜ばれようし、保存がきき、どこへでも送れるから、大都市や北国などの安全良質菜っ葉の入手難の解消にも役立つことだろう。
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「健康と青汁」 第404号(1990年4月)より
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“青ねり”はいかが
野菜のうちでいちばん大切なのは青菜っ葉。
できるだけしっかり食べたい。
しかし、ろくろくかまずに丸のみしたのでは、通じにはよいかも知れないが、ミネラルやビタミンなど大事な栄養は素通りしてしまって、役に立たない。
このミネラルやビタミンの多い菜っ葉は、たいていかたいもの。
歯の悪い私など………若いころ胃が弱く、(胃アトニー・胃下垂)、よくかむことを教えられ、それを実行し、そのおかげで胃はよくなったが、歯はすっかりすりへってしまい、そのうえ80すぎから次々にぬけ、今では上は一本もなく、下に前歯5〜6本チビた奴があるだけ………ごくやわらかいチシャくらいはなんとかなるが、これとて、煮てしわくなったら。もうだめ。
もともとかたい菜っ葉の類はいうまでもない。
そこで、青汁にしているのだが、こいつ、どうもうまくない。
いまでは、葉全体、繊維もこめて、こまかくくだける精巧な機械ができ、味も匂いもよほどよくなってはいるが、それでもお世辞にもうまいとはいいかねる。
半年ほど前から、もう少しうまく食う分別はないものかと、すりつぶしたそのままを味つけして食べることを始めた。
生でもサッと湯がいたものでもいい、ペースト(糊)状になるまですりつぶす。
すり鉢では少し時間がかかるが、性能のいいミキサー、たとえば、名古屋のグリーンビュティ社でつくっていた(残念なことにいまは製造中止されているが)リカバーミルなどだと、らくに出来る。
料理の方では、こういうものは“ねりもの”というのだそうだから、さしづめ“青ねり”といったもの。これに味付けして、おかずにしよう、というのだ。
まず、スリ胡麻、キナ粉と出しジャコの粉末とをねりまぜてみた。ふりかけ、まぶしてもよい。“ゴマ青ねり” “キナ粉青ねり”というわけだ。とてもうまい。
酸味(食酢、スダチ、カボス、レモンなど)、塩味(味噌、モロミ、酸味をかねて梅酢、甘味(乾柿、ハチミツ、味醂)など、すり込みねり込むと、いっそううまくなる。
その他いろいろやってみているが、なかなか面白い。
これだけでうまいおかずになり、いくらでも食べられる。汁ものやほかの煮物やマッシュものに入れてもよし、添えてもよい。
歯の悪いものだけでなく、こどもや病人、野菜嫌いや荒がみぐせの人にもうけるのではなかろうか。
材料ナッパはもちろん安全で良質なものでなければならないから、無化肥無農薬の家庭菜園ものが望ましいが、便利なのは、大阪の田辺食品の出している「ハイケール」だ。
ケールの生葉をすりつぶし“青ねり”にしたもので、ただ味付けだけすればよく、かなり日持ちもするので、どこでも、いつでも好きなものがつくれる。
(平成2年1月 遠藤)
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