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    はじめに

     ここでは、『健康と青汁』によせられた様々な質問とそれに対する遠藤仁郎先生の回答を御紹介します。種々雑多な質問の数々が、青汁に関わる人々のそれぞれの青汁利用法をありのままに表現しています。利用上の注意点なども掲載しておりますので、御参考にしていただきたいと思います。

目次


1-1 青汁って何ですか?


  • 青汁健康法とはどういうことですか

  •  普通の食事に不足がちなミネラルやビタミンを、それらに富んだ野菜をうんと食べて補おうという健康法ですが、大量が必要なので、しぼり汁にして飲もうというものです。 <健康と青汁第390号より>

  • 青汁材料としてケールが推賞されているのはどういうわけからですか

  •  成分がよいこと、味がよいことのほかに、大きな葉になるので収量の多いこと。酷寒多雪地方を除いて、年中とれることなど、十分の青汁を年中取るのに、これほど適しているものは、ほかには、ちょっと見当たらないからです。 <健康と青汁第199号より>

  • ケール(青汁)は体の中でどうゆう作用をするのでしょうか。

  •  食べ物の間違いを直して、血をきれいにし、身体中のすべての働きを良くするような働きをもっています。 <健康と青汁第339号より>

  • イモ・マメ・ナッパ食にするとガスが多くなります。なぜでしょうか。

  •  便通が十分でないのではありませんか。野菜・山菜・海草・果物などを増やし、糖分を減らして、毎日気持ち良く通じるようにしてみて下さい。 <健康と青汁第302号より>

  • イモ・マメ・ナッパ食にするとよいそうですが、イモは胸がやけてたべられません。

  •  サツマイモをたべて胸がやけるのはゴハンの上にたべるからです。イモ・マメ・ナッパ食のイモはゴハンの代わりです。つまりイモにナッパを添えて食べるので、これだけだと決して胸やけに悩まされるとこはありません。もっとも、イモ好きで食べすぎれば話は別ですが。 <健康と青汁第231号より>

  • 先生の著書に出てくる〔肝臓緑葉食〕というのはどういうことですか。

  •  緑葉食は、ナッパを十分そえた完全食。肝臓 (レバー) はその緑葉食の蛋白源の肉や魚のかわりに 肝臓 (レバー) を食べること。貧血や栄養不足やネフローゼなどによいようです。 <健康と青汁第176号より>

  • 青汁健康法の野菜は特定のものでなければならないのですか。

  •  いいえ、目的にかなうもの、つまり、ミネラル・ビタミンにとんだものであればよろしい。ケールをすすめているのは、成分がよくて年間いつでも利用できるという特徴があるからにすぎません。 <健康と青汁第386号より>
     またもうひとつ大切な条件は清浄であり無害・無毒(無農薬)でなければなりません。<健康と青汁第387号より>


1-2. 青汁の用量、飲み方について

  • 青汁にリンゴを入れても良いですか。

  •  すすめている人もありますが、リンゴにはビタミンCをこわす酵素がある(ニンジンやキウリにも同じ酵素があります)ことや、ひどく農薬に汚染されていることなどから私どもは、さける方が良いと考えています。  <健康と青汁第401, 354号より>
     バナナはビタミンへの影響はありません。<健康と青汁第408号より>

  • 青汁はいつ飲んでもよろしいか?

  •  薬ではありませんのでむつかしい決まりはありません。1日中いつでも都合の良いときに飲めばよろしい。 <健康と青汁第406号より>

  • 青汁の適量は?

  •  目的によります。ふつうは1〜2合、どこか異常があればそれ以上。むつかしい病気では少なくとも4〜5合(もとのケール1〜1.5キロ)以上。多いほどよろしい。しかし、いきなり無理すると、胃袋がビックリしますから、少量から始めて味も飲みよくして次第に慣らしていくことです。 <健康と青汁第412,383号より>

  • 青汁にすると繊維がなくなり勿体ないと思いますが。

  •  そのとうりです青汁は大量のナッパをとるのが目的ですから、大部分は青汁にし一部はカス(繊維)ごと食べるべきです。 <健康と青汁第351号より>
     ことに便秘がちの人にはカスごと食べたほうがよろしい。但しカスが一緒だと、十分の量がとりにくいです。また、胃腸の弱い人にはちょっと無理です。<健康と青汁第157号より>

  • 食前食後のどちらがよろしいですか。

  •  どちらでもよろしい。ためしてみて一番ぐあいのいい時にしてください。また一度に飲んでも何回かに分けても結構です。ご飯にぶっかけて食べてもよろしい。 <健康と青汁第360号より>

  • 青汁を飲めば他に野菜は食べなくてもよろしいか。

  •  青汁の分量が十分なら、それだけで良い理屈ですが野菜は多いほど良いのですから、そこは適当にして下さい。 <健康と青汁第363号より>

  • 乾燥製品にもいろいろあるようですが、どれがよろしいですか。

  •  製法によって多少の違いはありましょうが大同小異です。ナマでも乾燥ものでも要はのむ分量しだいです。 <健康と青汁第369号より>

  • 青汁をつくるとき泡がたくさんできます。あれは飲むんですか捨てるんですか。

  •  飲んでもよし、飲まんでもよし。お好きなように。まあビールの泡みたいなものです。
     多少成分もありますから勿体ないといえば、いえないでもありませんが。 <健康と青汁第382号より>

  • 〔刺激のない青汁〕とよく書いてありますがどういうことですか。

  •  ダイコン葉やカラシ葉、あるいはネギやニラなどのように、舌を刺す味や、鼻をつく匂いないもの、という意味と理解してください。<健康と青汁第153号より>

  • 人参は大好物ですが、青汁とは差し支えがあるようですが?

  •  ナッパと一緒にすりつぶすのはよくありません。別々に汁にして飲むとき混ぜるべきです。もっともよいのは、生の人参そのままバリバリ食べること。<健康と青汁第158号より>
     また、人参の根にはビタミンCをこわす成分がありますので根と葉を一諸にすりつぶすのは感心しません。ビタミンCがへるから勿体ないわけです。別々に汁にしてのむときまぜあわすのはよろしい。<健康と青汁第166号より>

  • 青汁粉(乾燥青汁)の飲み方を教えてください。

  •  水にとかして飲む。抹茶のように茶筅で立てると、とても飲みよいです。
     オブラートに包んで飲む。 <健康と青汁第184号より>

  • 青汁を赤ん坊に飲ますとよいそうですが、いつ頃からはじめたらよろしいですか

  •  なるべく早くから飲ます癖をつけることです。箸かサジにつけて舐めさす程度なら生まれたてでもよろしい。せめて2〜3週間もたったら、茶さじ1杯位からはじめたいものです。もちろん、生地のままを、そのままか乳に混ぜなどして。夏だと、水に割ってやれば喜んで飲みます。 <健康と青汁第185 号より>
     大切なことは絶対に甘味をつけないことです。 <健康と青汁第215 号より>

  • 茶は薬の効をへらすといいますが、青汁はどうでしょうか。

  •  茶のタンニンが鉄と化合するなどで、薬とは少々具合の悪いことがあります。しかし、青汁とは、少しも差し支えありません。 <健康と青汁第187号より>

  • 青汁は、時間がたつと効力がなくなる、という人がありますが、一度にたくさん作っておいてもよろしいですか。

  •  さしつかえありません。ただし、時間の経過とともに、味や匂いが悪くなり、飲みずらくなりますから、必ず、よく冷える冷蔵庫にいれておいてください。 <健康と青汁第197号より>

  • この頃ケールの汁が出にくくてこまりますが、どうすればよいかおしえてください。

  •  ケールの青汁は、春秋の気候のよいときは楽にしぼれますが、真冬には、水分の乏しいのと、ネバリがつよいので、とてもしぼりくくなります。水がぬるま湯で、あらかじめ薄めてしぼるか、しぼりかすをもう一度とかして、しぼり直してください。 <健康と青汁第210号より>

  • 最近は、青汁が冷たすぎて、のみずらいのですが。

  •  冷たすぎて飲みずらいか、さわる(下痢する)ような時は、火にあてたり、熱い湯・茶・牛乳、味噌汁などを注いで、ぬくめて飲んでください。 <健康と青汁第233号より>

  • 生の青汁が飲めないので乾燥青汁にしていますが、効果はどうでしょうか。

  •  十分の量をのめば、生の青汁と殆ど変わらない効果があります。 <健康と青汁第234号より>

  • 寒くなってから、青汁がとれにくくなりました。どうすればよろしいか。

  •  汁がねばってくるからです。水かぬるま湯でとかしだすようにして、絞って飲んでください。それでもまだ、かなり大切な成分が残っていますから、カスも利用するように工夫してください。 <健康と青汁第244号より>

  • 2〜3歳児の適量は。

  •  青汁には、実のところ、決まった適量というのはありません。普通大人で1〜2合(もとのナッパ250〜500グラム)多ければ多いほどよい、としています。こどもにも同じで、5勺でも1合でも、あるいはそれ以上でも、のむだけのませればよろしい。 <健康と青汁第258号より>


1-3 青汁の成分について


  • 青汁にはビタミンA・Cが大変豊富とのことですが過剰症の心配はありませんか。

  •  ビタミンAそのものは過剰症をおこす恐れがあります。
     しかし青汁のビタミンAはビタミンAそのものではなく、体内でビタミンAになる前段階のもの(プロビタミンA)で、これでは過剰症はおこりません。幼い児でも心配はありません。ビタミンCはいくら多すぎても、残余は腎臓から排泄されてしまうので、全然問題はありません。 <健康と青汁第311,389号より>


1-4 青汁がのみずらい・嫌がる時の対応


  • 調子がよくなったのでやめたい、といってききません。どうすればよろしいか。

  •  絶対やめてはなりません。病気がなんであろうと青汁でよくなったのは、平生の食事にナッパが不足していた証拠です。やめたら元のもくあみ。折角の努力が無駄になります。薬は良くなれば止めるべきですが、青汁はくすりではなく食べ物の不足分を補うためのもの、であることをよく理解してもらって下さい。 <健康と青汁第374号より>

  • 子供に飲ませたいが嫌がって飲みません。どうすればよいでしょうか。

  •  菓子の味を覚えた子供が、家庭ではじめるのは、なかなか容易なことではありません。家族全体で一諸にのむこと。そして、初めは飲みよくして(薄めるなり、味付けするなり)少しずつから、次第に、馴らしてゆくことです。 <健康と青汁第164号より>

  • どうしてもわしにはあわん。といってのんでくれませんが。

  •  青汁は野菜を食べる方便です。野菜がいらぬとか、あわぬという人のあろう筈はありませんが、おそらく、もともと野菜が好きでないうえに、青汁のとりつきにくい味ゆえのケギライでしょう。説得とともに、味なとしにも工夫してみてください。 <健康と青汁第196号より>

  • 青汁は良い、ときいても仲々飲みにくいのですが、よい方法をおしえてください。

  •  はじめには、少量を、適宜薄め、あるいは、味直しして飲んでください。しかしすぐ慣れますから、なるべくは生地のまま、鼻をつまんでものむことです。そして、慣れるにつれて分量を増やしていけば、やがて、一度に2〜3合でも平気でのめるようになります。 <健康と青汁第226号より>


2-1 青汁を飲むと○○になりますが


  • 青汁をのむと便秘しますが。

  •  普通の青汁では、繊維が少なくなっているので、時に便秘することがあります。
    しぼらずに全部飲んでしまうこと。それでも結しるようならもっと繊維の多いものを食べる事。そして糖分・菓子・ジュース、味付けの砂糖などを出来るだけへらすことです。 <健康と青汁第404号より>

  • 青汁を飲むと体がほてり、顔が真紅になります。カブれるんでしょうか。

  •  そうかもしれません。また青汁には皮膚の血管を広げるように働く成分があるからで、それに感じやすい体質のためかも知れません。 別段心配なものではありませんから少し分量を少なくしてならして行くことです。 <健康と青汁第405号より>

  • 青汁を飲むとむかつきます。

  •  始めのうち、とくにいきなり大量を飲むと、むかむかする事があります。だんだんならしてください。 <健康と青汁第407号より>

  • 乾燥青汁をのむと胃がくるしくなります。

  •  繊維の多い製品の場合、胃の中で水分を吸いもたれることがありますから飲む前に水を十分吸わせておくとよいでしょう。 <健康と青汁第409号より>

  • 青汁を飲むとジンマシンがでます。体に合わないのでしょうか。

  •  ジンマシンの出やすい、カブレやすい体質(アレルギー性)だと、飲みはじめに却ってよく出ることがあります。変わった食べ物や薬でも、または気にするだけでも出ることがありますから、いやなマズいものということがらだけからでも出て不思議はありません。しかし、続けていると体質が変わって、しだいに出なくなりカブれやすい体質も、ついにはなおってしまいます。<健康と青汁第308,323号より>

  • 青汁を飲むと夜間の尿がいそがしくてよわります。

  •  夕方以降に飲むと、特にそうです。なるべく午前中か午後速くに飲むようにしてください。また、夕方か寝がけに米飯か餅を食べると、かなり少なくなります。 <健康と青汁第315,322号より>

  • 青汁を飲むと下痢します。

  •  分量をへらし、少量から慣らしてゆくこと。
     青汁といっしょにバターを食べてみること。(理屈は不明だが、経験から)
     ゲンノショウコ茶を飲んでみるのもよいでしょう。 <健康と青汁第395号より>
     冷たくてさわるようなら熱い湯をさしてあたためのむこと。 <健康と青汁第250号より>

  • 青汁をのむとガスが増えて困ります。臭いはそうないのですが。

  •  便が十分出ていないからです。もっと増やして気持ちよく通じるようにしてください。 大して出なくなります。 <健康と青汁第391号より>

  • 飲みはじめて1年余りになるが、最近空腹時に飲むと腹が痛み下痢するようになった。

  • 飲みはじめて数カ月してそうゆうことが間々ある。どうやら胃腸の運動がさかんになるためらしい。 一度にガブのみせず、少量づつ。また、冷えすぎていておこることもあるので湯をさしてぬくめるか、口のなかであたためてのむようにしてみてほしい。 <健康と青汁第305号より>


2-2 こんな時、青汁はどうですか(一般・病気)


  • 青汁は高血圧を下げるのにとても良いそうですが、そうだとすると血圧の低いものでは下がり過ぎるのではありませんか

  •  絶対ありません。低い人の血圧はしだいに上がってきます。いうならば、高いのも低いのも平均の所におちつくようです。 <健康と青汁第421号より>

  • 貧血に青汁はどうですか。

  •  貧血の多くは鉄の不足からです。鉄の多いものは動物では肝臓と卵、植物では良質緑葉です。葉食・青汁を中心にした完全食で、肝臓を加えたもの(肝臓緑葉食)がよろしい。ナッパ・青汁だけでも、ずっと治りをはやめます。 <健康と青汁第163号より>

  • 血液の検査でコレステロールが大変ふえていた、とのこと。青汁は朝晩顆粒二袋のんでいますのに、なぜでしょう

  •  原因はおそらくほかの食べ物にありましょう。もっとも、青汁も十分とは申せませんから、そのせいかもしれません。 <健康と青汁第376号より>

  • 透析をやっています。青汁はいけないと止められていますが、どうでしょうか。

  •  血液のカリウムがふえることを恐れて、嫌われるのですが、私は飲むべきだと思っています。血の検査をしながら続けてください。 <健康と青汁第303号より>

  • 腎炎にはよくないとききましたが、そうでしょうか。

  •  腎臓の働きが極度に悪くなって、カリウムの排泄がむつかしい状態の時には、さわるかもしれませんが、そうでなければ、少しも差し支えありません。いや、それどころか尿毒症で人工透析が必要といわれたのに、青汁をうんとのんでよくなった人もあります。 <健康と青汁第256号より>

  • 青汁はニキビ、あれ性にききますか。

  •  ききます。年頃の娘さんに喜ばれる一つはそのためのようです。 <健康と青汁第321,392号より>
     菓子類、砂糖を出来るだけ減らし、野菜、果物をよくたべ、青汁をしっかり飲んで、便通をよくする事がニキビを治すコツです。ナッパ・青汁食をすすめます。自然の最高級化粧品で、肌がなめらかになり、化粧ののびかとてもよくなります。 <健康と青汁第180号より>

  • 青汁は子供のアセモにはどうでしょうか。

  •  ぜひ飲ませてください。そして、精製穀ものや糖分をへらしてください。アセモだけではなくクサもトビヒも治ってしまいます。乳児なら、母親がそうするだけでも、よほどよくなります。 <健康と青汁第204号より>

  • 胃下垂があり、水分をとめられていますが、青汁は差し支えありませんか

  •  差し支えありません。胃につかえるようなら、一度に飲まず少しずつ何回かに分けて飲んでください。あるいは乾燥製品にされてもよいでしょう。 <健康と青汁第384号より>

  • 胃潰瘍に青汁はどうですか。

  •  しっかり飲むべきです。熱量、蛋白質に偏った不完全栄養が(つまり、御馳走ばかり食べること)たしかに一つの原因になっています。白米飯をたべすぎぬよう。蛋白質は控えめに。野菜ことに良質ナッパを十分に食べ、青汁をしっかり飲むことです。 <健康と青汁第160号より>

  • 甲状腺の病気にはよくないとききましたが。

  •  甲状腺の病気ではいつもと言うのではありません。甲状腺の機能が衰えているために、”腫れて”いる場合(機能低下性甲状腺腫)だけケールの青汁で ”腫れ”がつよくなることがある、といわれています。しかし、機能低下そのものには非常によい効果があります。さわるとしても、腫れだけのことですから、のんでみてひどくなるようなら、そこでやめればよいわけです。 <健康と青汁第381号より>

  • ネフローゼで、腫れがあり尿の量が少ないんですが、青汁は大丈夫でしょうか。

  •  ネフローゼにもナッパは必要です。水分が多すぎて具合が悪ければ、乾燥製品がよいでしょう。<健康と青汁第388号より>

  • ネフローゼで水分をとめられていますが、青汁はどうでしょうか。

  •  ネフローゼでは、塩分は厳重に制限しなければなりませんが、水分、ことに利尿作用のある青汁は、少しも差し支えない筈です。それでも心配ならば、分量を尿量の範囲にすればよいでしょう。 <健康と青汁第259号より>

  • 痛風です。いろいろ食べ物を制限されていますが、青汁やイモ・マメ・ナッパ食はどうですか。

  •  少しも心配ありません。しっかり飲んで下さい。発作のときには青汁絶食をすすめます。 <健康と青汁第397号より>

  • 痛風でなやんでいます。何の青汁がよろしいか教えてください。

  •  質のよい材料からつくった青汁であれば、何でもよろしい。
     くわしくは〔青汁と健康〕(主婦の友社発行)をご覧下さい。 <健康と青汁第239号より>

  • 更年期が近ずいています。防ぐ方法はありませんか。

  •  正しい食事がいちばんです。イモ・マメ・ナッパ青汁食。せめて青汁だけでもうんと、少なくともコップ3〜4杯(もとのケール1キロ)飲むこと。肉食・糖分をひかえること。 <健康と青汁第398号より>

  • 4才の子供。風邪をよくひき、おなかもよくこわします。

  •  おそらく、おかずが肉や魚や卵にかたむき、間食のお菓子やジュースなど甘いものもすぎているのでしょう。これを減らし、なるべくナッパを食べさせ青汁をのましてください。 <健康と青汁第399号より>

  • 肝炎には、蛋白質が必要だから、野菜ばかり食べるのは問題だ、といわれましたが、青汁は差し支えありませんか。

  •  蛋白質も必要ですが、それとともにミネラル・ビタミンもなくてはなりません。つまり、肝臓を強くするには、栄養が完全であることが大切です。そこで良質ナッパの青汁は、差し支えないどころか、絶対必要です。しかし、その材料は必ず清浄無毒性の、安全なものでなければなりません。市販の材料の青汁を飲んで、初め2〜3週間は好調だったが、次第に悪くなり、ついに肝炎になる、という人さえあります。これも、青汁が悪いのではなくて、その材料野菜に農薬がかかっていたからです。その他、一般の食品も同様、かならず安全なものであること。 <健康と青汁第155号より>

  • 肝硬変で腹に水がたまっています。青汁のんでもよいでしょうか。

  •  肝臓の病気には青汁は絶対必要です。(栄養を完全にするため)また青汁には利尿作用があるので腹水にもよい筈です。少量からはじめ、次第に増しいつも尿量の範囲内にしておけば無難でしょう。 <健康と青汁第264号より>

  • ムチウチの後遺症に悩んでいます。青汁はどうでしょうか。

  •  ともかく熱心に 青汁を飲むこと。少なくとも一日3合以上。便秘があるようなら、それがよくなるまでふやす。白米飯、酒、菓子、味付けの砂糖をへらし、タバコはやめること <健康と青汁第240号より>

  • 糖尿病に青汁はどうですか。

  •  うんと飲めば、それだけでもよくなることがあります。少なくとも食事療法がずっとやりよくなります。口渇があるようなら水がわりにどんどん飲んでみるべきです。<健康と青汁第263号より>

  • 子供のゼンソクで困っています。青汁がよいと聞きましたが?

  •  それだけで治ることもあります。ぜひ熱心にやってみて下さい。但したいていの喘息児は、甚だしい 偏食で ことに菓子を好みます。この悪習をあらためなければ、本当には治りません。 <健康と青汁第159号より>

  • 原因のわからぬカユガリで閉口しています。青汁は、どうでしょうか。

  •  ともかく熱心にやってみて下さい。ながい間、方々の病院や大学でもダメだったのが、数日で治った という、ウソのような事実もあります。 出来るだけ多く飲むこと。 そして、一般の食べ物も安心純正品ばかりにすること。 <健康と青汁第162号より>

  • 近視は青汁で治りますか。

  •  近視も、原因のもうひとつはっきりせぬものなのですが、おそらく、栄養の誤りによって眼球の抵抗力が弱くなり、眼の奥行きが延びたためと思われます。だから、栄養を正しくして眼球が十分強ければ近視になり難く、また、よくもなる筈です。実際、熱心に緑葉食・青汁をやって、治ったという報告もうけています。 <健康と青汁第174号より>


2-3 青汁の材料について


  • 青汁の材料について

  •  クローバーはマメ科特有の一種のニオイがありますが、栄養的にもすぐれた材料です。 <健康と青汁第378号より>
     コンフリーは栄養成分的にはよいものと思っていましたが、胃の中に石ができるとか、発癌性があるともいいますから、遠慮する方が無難でしょう。<健康と青汁第379号より>
    コンフリーについてのご注意
     アオシソは青汁にしてもよいが、アクが強くドス黒い色になり、匂いも悪くなる。<健康と青汁第251号より>
     バイアムは青汁にもなりますが、ただし、味はやや劣るようです。それよりも油炒め汁の実にするとなかなかおいしいです。<健康と青汁第252号より>
     普通の大根の葉は辛くて青汁にはむきません。もっとも牛乳をいれるとよほど辛味はへります。<健康と青汁第255号より>

  • ホウレンソウは蓚酸(しゅうさん )が多いので、青汁にしてはよくないそうですが、野草の中にもそんなものがありますか。

  •  よく知られているものでは、ギシギシ、スカンポ、イタドリ、カタバミ、シウカイドウなどでしょう。田舎育ちのかたは、だいてい食べた経験があると思いますが、あの酸味が蓚酸のためです。少々はよろしいが、そればかりをのむのは避けるほうが無難です。 <健康と青汁第243号より>

  • 質のよい材料とはどういうことですが。

  •  ビタミンがそろって多く吸収されやすいかたちのカルシウムにとんだもの、と定義しています。野菜では、緑色が濃くてホウレンソウ、フダンソウ以外のもの、ということになります。 <健康と青汁第246号より>


2-4 ケール栽培について


  • ケールは、坪あたり何本くらいが適当ですか

  •  坪6〜8本で しょう、株間隔少なくとも40〜50センチ位が適当でしょう。 <健康と青汁第414号より>

  • ケールの種子を採りたいのですが

  •  春から秋まきのケールは翌春花がつき種子が採れます。但しアブラムシに気を付けて下さい。汁を吸って枯れてしまいます <健康と青汁第415号より>

  • 種子を採った後のケールはどうしますか

  •  あとからまた芽が出る事があります。これを挿してもよいでしょう。が新しく播くほうが能率的でしょう。 <健康と青汁第416号より>

  • ケールには夏の間の水やりはどうしますか

  •  せいぜい1〜2度でしょうか。かなりの旱天でもたいていやらずにすみます。 <健康と青汁第419号より>

  • ケールが年々小さくなります。種子が悪くなったのでしょうか

  •  種子ではなく、土地が悪くやせてきたからです。地力の回復のためには、出来るだけ深く掘り返す(天地がえし)ことと、堆肥をしっかり混ぜこむこと。また平素から、草、木、わら厨介など敷草にしてどんどん入れておき、(生でもよろしい)次の掘り返しのときに混ぜこむことです。 <健康と青汁第380号より>

  • 夏になってケールの葉が白っぽくなってきました。飲んでもよろしいか。

  •  暑さを防ぐための自然の変化です。少しも差しつかえありません。 <健康と青汁第360号より>

  • ケールの連作はよいでしょうか。

  •  堆肥・緑肥など有機質肥料を十分やれば連作もできますが、少しずつ休ますほうがやはり良くできます。<健康と青汁第168号より>

  • 寒い土地での冬期の青汁材料は得難いです。なにかよき方法はありませんか。

  •  よく育ったケ−ルの葉を雪の中に貯えておくのも一法です。しかしとても冬中の十分の量を賄う事はできませんから、乾燥製品の利用をおすすめします。 <健康と青汁第173号より>

  • ケールを無農薬で作ることが私にはどうしてもできないのですが。

  •  ともかく土をよくして下さい。なるべく深くたがやす。そして十分の肥料や緑肥、石灰を入れ、肥料には油粕や鶏糞、魚糞。こうして土をよく肥やすと丈夫な野菜ができるので病気になりません。また蝶々がきても葉の伸びが盛んなので、青虫にならぬうちに葉がとれますから、大した被害はうけません。 <健康と青汁第181号より>

  • ケールに虫の卵がよくついていますが、害にはなりませんか。

  •  葉についているのは昆虫の卵で、決して廻虫や十二指腸虫の卵ではありません(これらは、とても肉眼では見えません)から、たとえ飲み込んでもすこしも心配はありません。 <健康と青汁第213号より>

  • ケールの葉についている虫や卵は大丈夫ですか。

  •  大丈夫。全然心配ありません。たとえそのまま食べても、腹のなかで虫になることはないし、すりつぶせばなおさら。また、これも立派な動物蛋白で、栄養上大いにプラスになります。 <健康と青汁第236号より>

  • ケールの種をとりたいんですが、いつも虫のため失敗します。

  •  アブラムシ(アリマキ)がつくと、養分をすいとられてしまって結実しません。アブラムシはまず、トウのてっぺんにつき、どんどんはびこり始末におえなくなります。毎日見廻ってみつけ次第つぶしてください。 <健康と青汁第237号より>


2-5 クロレラについて


  • クロレラはさわることがあるそうですが。

  •  皮膚病が出たので一時騒がれましたが、どうやら添加物のためだったようです。クロレラそのものは単細胞緑藻を乾燥したものですから、べつに悪くはない筈です。 もっとも、吸収がよくないとはいわれていますが。<健康と青汁第257号より>




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