健康と青汁タイトル小
小心恐怖症:掲載紙面選択



1. 小心恐怖症

     医学博士 遠藤 仁郎 

     19才の青年。こどもの時から心配性でいろいろなことが気になってしかたがない。
     近くの病院の神経科で薬をもらっているが、さわるのではないかと心配で、やめてしまった。
     が、どうもぐあいが悪い。いまは、ノドのあたりになにかできているような気がしてならない。
     ガンにでもなっているんではないか。しかし、のみこむには何も差支えはない。
     診たところ何の異常もない。食道や胃の検査は、いずれやらねばなるまいが、おそらく、気のせいだ。心配せぬようにすればよいんだが、ただ気にするなといっても、むつかしかろう。
     で、薬でもということになるわけだが、それが、また、心配のたねになっている。
     「となると、あと、かんがえられることは食べものだ。どんなものを食べているか?」
     主食は白米飯。おかずには肉や魚や卵が多く、菓子もよく食べる。
     野菜は農家のくせに殆んど食ってない。そういう食べかただと、神経の感じがひどくたかまる。
     そして、君のばあい、心配性がつのってくる。
     だから、まず、間食の菓子をやめて果物にする。主食の飯は搗の悪い米か、麦や豆、芋を入れること。
     おかずには肉や魚もよいが必ず十分のナッパをそえる。
     そしてナッパのしぼり汁(青汁)を一日正味で2〜3合以上のんでみることだ。
     なお、インスタントものなど、市販の加工食品はできるだけさけること。
     そうすると、神経がずっと落ちついて来て、ものごとがあまり気にならなくなる。
     また、ノドにもののつまった感じは便通の悪いときによくあることだが、ナッパを食べ青汁をのむと通じもよくなるから、それだけでもノドのぐあいがよくなろう。
     レントゲン検査で何か変化があれば、それにたいする手当も必要になろうが、この食事はどんなばあいにも必要なので、病気のあるなしにかかわらず、熱心にやってみるべきだ。

    (54・12)





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