愛媛県 越智 廓明
二日間多忙の連続で、遂に、青汁の調製を休まざるを得なかった。 三日目の夜半、いつにない便意に便所へ行き、排便後床に皈るや、排尿中残尿感や尿道口の鈍痛に、思わず床にうつ伏せにふせた。尿道の炎症か、厄介なことになったと案じたが、一夜あけ、おそるおそる排尿したところ、何のこともなく、平素と全く異ならない。それは、三日目の夕方、やっと青汁を調製して飲用した後であった。尿道のくせ者を、青汁が追いかけて退治してくれたものと私は思った。