健康と青汁タイトル小
歯槽膿漏と虫歯:掲載紙面選択



1. 歯槽膿漏癒る

    岡山市 K.K. 

     私は青汁飲用を始めて以来ニヶ年半、確かに効果を信じています。

    1. 胃腸が整ったことはじめて以来便秘せず、また殆んど下痢せず、ひいて食味を正しく知るよになりました。
    2. 血色かよくなったこと
    3. 歯槽膿漏が快癒したこと 可成はげしい歯槽膿漏で、歯科の処置を受けつつも次々に脱落且殆ど揺いでいたのが、青汁を始めて以来一度も歯科の処置を受けず自然によくなり口臭もさり、また歯齦も固まり非常に快癒したこと但し根治は未だし。
     其他是とはっきりいえないけれど何かよいということを感じます。また神経のいらだつときなど沈静するのではないかと思います。
     尚私は青汁の外科的効果も多大ではないかと思いますが如何でしょう。

     血止め     ニラ、ヨモギ其他雑草で度々経験しました
    其他
     菊の葉の青汁  しらくもふけ等数回で全治。
     藍の葉の青汁  少年時おたふく風のほおはれにつけて著効あり。
     ドクダミの青汁 膿の吸出しに著効等々。

     尚特殊の青汁か特定の病気に著効があるということはないでしょうか。例えば柿の葉の青汁が眼底出血によいとか、芹の青汁が腰痛によいとか、古来民間療法の農薬法以外青汁を使用して著効あるものが多々あると思います。何しろ青汁の効果は緩慢の如くにして甚だ確実であり且目的以外に思わざる副効果の大きいこと誠に有難と思っています。

    <答> 青汁の外用法、随分いろいろあります。古い医書にも沢山出ています。 ( 拙著には内用例だけに止めていますが) 特殊青汁の効果についても確かに考えられることですが強いてこだわる必要はあるまいと私は思っています。 (遠藤記)



2. 歯肉がしまる

    水島 M.Y. 

     20年前からの耳なりと肩こりが主で飲むように致しました。とてもだめだろうと思って始めましたところ、3ヶ月位でなんだかよい様な、と気がつきました。そうなると、急に青汁が飲みにくい様に感じて、やめて見たくなりました。1ヶ月後には又耳なり頭重で困り、又毎日飲んでいます。歯のゆらぐのがしまって来ました。青汁のおかげかと思います。まだ耳なりははっきり致しませんが、こんどはながく飲ませて頂くつもりで居ります。



3. 歯槽膿漏

    金光町大谷 I.T. 

     毎々「健康と青汁」を御送りくだされ、ありがたく読ませていただいている。
     たしかに青汁は体によいように思う。近頃は、青汁のほかに赤松の葉をひまさえあれば、しがんだり、松葉液(赤松葉をビールびんに詰め、酒1合と水を1杯に入れて1ヶ月も置いておき松葉が変色してから用いる)を毎日5勺位飲むことにしている。(この事の良否については遠藤先生の御指教をいただきたいと思います。)
     最近気付いたことであるが、以前は歯そう膿ろうのため、寝起後以前は血のまじったつばが出たり、歯ブラシを用いると歯くきから出血したり、又鼻が悪くてよく口から鼻汁まじりの痰が出ていたのが、知らぬ間に止まった。
     青汁飲用のおかげではないかと思っている。


     松葉の酒は前から滋強飲料としていわれています。水にとける成分は出ますからビタミンBCなど溶けこんでいると思われます。しかしすりつぶして全部を利用する方がも一つ有効でしょう。歯槽膿漏や鼻のよくなったのは青汁の効と思います。



4. 歯ぐきの出血

    玉島市 H.T. 

     32年6月頃より約1年間、玉島支所(田辺氏)の御好意に依り青汁をいただいていますが、おかげにて有形無形にて青汁の効果があることを認識しましたので一例として申上げます。
     歯ぐきから血がよく出ていましたのが、現在では肩がこったりしても肩こり自身もすぐケロリ、勿論歯ぐきから血が出るなどというような事は殆んど有りません。理屈ぬきで飲むんですネ・・・、確かに良ろしいよ。
     私の知人も歯ぐきの点は青汁に限ると云っていましたし、歯医者の先生も出血を少くするのは青汁が効いたのだろうと申されていますので、何かがプラスしているのは間違ありません。



5. ウ齒を防ぐには

     医学博士 遠藤 仁郎 

     6月はムシ歯予防の月です。現在歯の悪いものが大変多く、ことに子供のウ歯は小学校の上級生では90%をこしている所も少くない有様で、全国平均でも70〜80%といいます。

     ウ歯の原因には、

       歯の質 − 抵抗力のよわい歯、
      歯の環境 − ウ蝕を促がす口腔の条件

    とが考えられます。

    (1)歯の質
     歯の抵抗力の強弱は歯の発生するまでの栄養で決まり、その後は一生涯変らぬものだといいます。
     つまり、乳歯では歯のきざし始める胎生期の、永久歯では幼児期の栄養できまってしまうわけです。
     従って、母親の食べ方が間違っておれば、生れる子の歯の質は悪いし、幼少児の栄養が正しくなければ、順次にはえる永久歯がよわくなります。

    (2)歯のおかれる環境
     しかし、いかに強い歯でも、その歯のある環境がよくなければウ蝕をうけるし、たとえ弱い歯でも、環境の条件がよければかかりません。
     この歯のおかれる環境、つまり口腔の条件には、ウ蝕の直接原因であるバイ菌と、その栄養分になる食物残渣(糖質ことに粘着性の糖分)とが問題になります。
     そこで、ともかく原因になるバイ菌を殺してしまえと、殺菌力のあるうがい薬や歯磨粉をつかうことや、念入りに歯を磨く運動などが、口腔衛生としてやかましくいわれます。
     しかし、いかに強力な殺菌剤を使ってみても、開放された口のこと、バイ菌は後から後からはいって来ます。
     また皮肉なことに、ウ歯は毎朝いや毎朝毎晩ていねいに歯を磨いている所謂衛生家の家庭には多いのに、ろくろく歯ブラシも使わぬといったものには、却って少いものです。

     実際ウ歯が文化生活者に多く、原始生活者に少いことはよく知られています。これは、おそらく
    • 文化生活者の食には加工食品や糖分が多く結果的に不完全食になっており、また繊維に乏しく咀嚼運動の乏しいこと。
    • 原始生活者には自然食が多く、糖分が少く、全体的に比較的完全食になっており、繊維にとんで咀嚼運動も充分なこと、
     にあると思われます。

     だいたいウ歯は栄養が完全であれば出来にくいようですが、ウ蝕と栄養との関係については、専門学者の間でも、まだ解明されねばならぬ多くのことがらが残っているようです。
     たとえば、歯の発生にはビタミンA・C・Dやカルシウムがふかい関係をもっており、それらが不足すれば完全な歯の出来ないことはよくわかっています。
     しかしウ蝕については、Dとカルシウムの欠乏の影響だけは明になっていますが、AやCについてはまだ充分けんきゅうされていないそうです。
     またウ蝕が加工食で多く自然食で少いことも事実ですが、それが何によって来るのかハッキリしておらず何がまだ科学的につかめていないものがあるらしいといわれています。

     今一つ、歯のおかれる環境の条件は、口腔液つまり唾液の性質ですが、これまた栄養の適否いかんによって変化し、バイ菌の繁殖にか、歯の防衛力にかに影響して、ウ蝕にも関係すると思われます。
     ともかく、完全食ことに自然食にウ蝕を防ぐ効果のあることは疑いがないようです。

       そこで、歯を強くしウ蝕を防ぐためには、歯のまだはえぬうちからなるべく完全な栄養をとること、
       そして一旦歯がはえた後は(もはや歯の質を変えることは出来ぬのですから)歯のおかれる環境つまり口腔の条件をよくすることが肝要です。

     そのため、歯の発生前はもとより、その後にもなるべく加工度の少い自然食からなる完全食をとること、糖質とくに粘着性の糖分をさけ、野菜果物を多くとること。
     まず妊娠中から授乳期の母親の食べ方を正し、緑葉食青汁を中心とする完全食にすること。
     離乳後もつとめて同様の完全食をとり、糖分に注意すれば、母親の歯の悪くなることもないし子供には抵抗力の強い質のよい歯がはえウ蝕される心配も少なくなります。
     乳歯のはえ始めた子供にも同様の完全栄養を与えれば、はえた歯の質は変らぬとしても、その後に出る歯の質はよくなり、少くとも口腔の条件だけでも有利に保つことが出来ます。
     幼少児も同じで、乳歯はともかく、ぬけ変る永久歯は充分丈夫な歯にすることが出来ます。
     またすでに永久歯の出そろったものも、つとめて上述のような自然食完全食をとっておれば、そうそうウ蝕されるものではありません。



6. 齒ぐきの出血

    津山市 K..N. 

     私もグリンジュースの飲用をつづけています。
     以前先生からケールの種を送っていただき、それを蒔いてそのケールで作っています。
     歯ぐきが悪く、以前は歯ブラシを使うと、まっかになっていたのがピタリととまり、いたみもなくなり、その効果をはっきり知りました。
     何かの都合で飲用を止めるとわるくなり、飲用を始めるとよくなります。
     はっきり効果がわかったものですから、他の人にもすすめ、家内でも一同飲用しています。

    (34・11・12通信より)



7. 歯槽膿漏にも

    石川県 Y.N. 

     久しい間食欲がなく、生きる望みもうすらぎ、生命もあやぶまれた私は、青汁を知ってより、望みあらたにいたし、病弱ながら生きながらえて居ります。歯槽膿漏といわれたのが青汁をのみ始めてより、歯の方はいつしか癒えて、食欲もいくらか出てまいりました。以前は野草でしたが、とりに歩くのが容易でありませんでしたし、しぼるのも容易でありませんでした。ケールはやわらかく、水分が多く、弱い私でも軽々としぼれます。



8. 苦痛も晴れて

    倉敷市 S.W. 

     つかれやすい上に、手のしびれ、ふしぶしのいたみ、をおぼえましたのは、十余年も前のこと。この様なことで思うことも半分も出来ず、自分のからだをもてあましながらの日々。
     8、9年前、歯槽膿漏にかかり、医師の方より、歯からでなく、からだからきている様に思われるから、一度精密検査を受ける様に、との事。然し、おそろしさから、そのまま。その後、突然目の底がいたみ、いたみのため光が見られない状態で医者へ。
     又からだからだと言われる始末。
     病院、売薬、その上マッサージも一年半もいたしましたが、その時だけ。
     自分のからだに、ホトホト困っている矢先、知人の方より、遠藤先生の青汁のお話しを聞きました。早速、家族中で始めて一年半程になりましょうか。
     この頃では、つかれが少なく、歯、目、手のしびれなども忘れて、家内中、風邪を引くこともなく、明るい日々を過すことが出来、感謝の毎日でございます。
     これからも、しっかりのみ、前途のある子供を丈夫にしておいてやりたいと、毎日の食事にも心をくばっています。



9. 質問箱 ムシ歯と青汁

    滋賀県 O. 


     ムシ歯と青汁との関係についてお示し下さい。


     ムシ歯は、現在、子供たちにもっとも多い病気の一つといってよいでしょう。
     その原因は、まだ的確にはわかっていませんが、栄養の誤り、つまり不完全栄養の結果、といってまず間違いはないようです。
     青汁は、その栄養の誤りをなおす一有力手段です。
     菓子をやめ、砂糖をへらし、ナッパを食べ、青汁をのむようになれば、おそらく子供たちのムシ歯はうんとへるでしょう。



10. 虫歯

     医学博士 遠藤 仁郎 

     さいきん、動物の実験で、虫歯の原因は、種のバイ菌によること。
     この菌は、砂糖から粘着性のデキストリンをつくって歯をつつみ、それを分解してできる酸で歯をとかすこと。
     そして、砂糖がないか、歯が丈夫であれば、齲蝕はおこらないこと、がわかったという。
     とすると、虫歯の予防には、酸の材料になる糖分をなくするか、この菌を殺すこと。
     そして、も一つは、歯を丈夫にしておけばよい、ということになる。

    歯の清潔
     で、糖ことに精製糖(粗製糖での実験では齲蝕されにくいという)や、菓子とくに粘着性の菓子を食べないか、それらはもとより、飯粒やパンのかけらなど(澱粉から糖ができる)を、ウガイしたり歯をみがいてとり除き、いつも歯をきれいにしておくことが大切なわけで、殺菌力のあるウガイや歯みがきをつかえばいっそうよい筈だ。
     しかし、家庭でも、幼稚園や学校でも、歯みがき運動はさかんだし、殺菌性のウガイ薬や歯みがきもつかわれている。
     それだのに、虫歯はいっこうに減らず、殆んど100%の子供がやられているところをみると、また、歯をみがくことも知らない未開人には、虫歯は殆んどないという事実からも、こうした口の掃除や消毒だけでは、全然無駄ではないにしても、そう大きい期待はかけられないように思われる。

    丈夫な歯
     結局、根本的には歯の質の問題だということになるわけだが、歯のよし悪しは生れつき、すなわち、乳歯は妊娠中の母親や授乳期の母親の食べものにより、永久歯はその後の子供の栄養のよし悪しに左右される。

    正しい栄養
     つまり、健康な歯のためには、妊娠中から、ずっと正しい栄養、それも、ただふつうにいわれる栄養素だけでなく、痕跡ミネラル(弗素、モリブデン、硼素、ストロンチウム、リチウムなど)その他をもふくめて、すべての成分のそろった完全食であること、が望ましい。
     ところが、現実には、親も子もおしなべて、精製穀(白米飯、白パン)、肉(獣鳥魚介の切身)、卵、糖(精製糖)、脂にかたより、野菜ことに良質緑葉に乏しく、しかも、調理にはひどく手がこんでおり、味は濃厚という贅美食。
     ために、熱量、蛋白質は十分どころか、むしろ十二分だが、これに釣りあうべきビタミン、ミネラルは不足する、という甚しい不完全栄養となっている。
     そして、繊維が乏しいので咀嚼することも少ない。
     その上、間食には甘味のつよい菓子ばかり。
     これでは、歯がよわいのも、虫歯が多いのも、まことに当然ではないか。

    対策
     まず完全食。
     つとめて精製食・加工食をさけ、なるべく自然食をとり、野菜ことに良質緑葉菜を多く。
     調理は簡単(なるべく生食)、味つけはうすくし、できるだけよくかむ。
     つまり、緑葉食の原則にしたがった完全食。
     せめて青汁だけでもうんと飲む。
     そして、間食にはなるべく果物、できれば皮ごと。
     コンブ、いり豆、ほし芋、スルメといった、かみでのする自然食にし、菓子ことに粘着性のものや、甘味のつよいものはさけ、おかき、もちなども控え目に。
     妊娠中や授乳中の母親がこうすれば、かならず子供の歯は丈夫になるし、その後にも、こうした食をあたえていれば、いよいよ歯は丈夫になる。
     そして、ふつう、完成した歯は、もはや栄養をかえても影響はない、といわれているようだが、青汁をはじめただけでも、確かに齲蝕はへる。

    歯のたんれん
     繊維にとむ食べものをよくかむことで、歯は自然にきれいに掃除されるし、歯のたんれんにもなる(頭もよくなるそうだ)。
     また、かたい歯ブラシをつかうのもよし、むかしの僧房で歯みがきを兼ねてやった歯木かみ、あるいは、歯を叩く(歯をかみ合せたり、歯肉部を叩く)などもよいたんれん法だ。

    (48・11)



11. お八つ調べ

     倉敷中洲小学校(貝原邦夫校長)で、昨年おこなったこどものお八つ調査で、3年級は毎日平均180円。
     6年級は230円。食べているものは、チョコレートがいちばん多く、次がケーキ。
     飲みものでは、ファンタ、コカコーラの順。
     また同校では、1年まえから、お八つ半減と、夕食後の間食全廃運動を実施しているが、前年は平均80%だったウ歯率が、今年は50%にへった、という。

     (50・8)



12. こどもの虫歯を防ぐには


    1. 緑葉食を中心とする完全食。せめて青汁だけでもうんと飲ますこと。
    2. 間食の菓子をやめ、味つけの砂糖ことに精白糖をへらすこと。
    3. よくかむくせ、ことに堅いもの、ナッパやクダモノ(農薬の心配がなければ皮ごと)、いり豆、かち栗、コンブ、スルメなどをよくかんで食べるくせをつけること。
    4. 陽あたりのよい戸外であそばすこと。
    5. ハミガキやウガイ薬で虫歯が防げるなどと考えないこと。



13. 歯槽膿漏(歯周炎)

     壮年期、40才以上で、歯のぬけるもっとも多い原因(60〜70%はこのためだという)。
     はじめは、歯肉が赤く腫れたり、歯根が露出してくる。
     そして、歯がぐらぐらしだす。また、歯を支えている歯槽骨も、だんだん吸収され、破壊される。これらは、もう20代からあらわれる。
     ふつう、殆んど苦痛をともなわないので、早く発見し治療することが大切だが、もっと大切なのは予防。

    1. 食べもの
       ナッパを十分そえた完全食。せめて、青汁だけでも十分、少なくとも1日2〜3合(もとのナッパ500〜750グラム)のむ。
    2. よくかむこと
       軟かいものばかりでなく、繊維の多いかたいものをよくかんで食べる。
    3. 歯肉の刺戟・鍛錬
       かたいものをかむ。歯をかみ合わす運動。歯肉を叩くことなど。



14. サスガ米どこ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     庄内米の中心地、鶴岡の会場で、ながい間、歯槽膿漏に悩んでいるという青年から質問があった。
     歯槽膿漏は、歯ぐきと歯との間に膿をもつもので、血が酸性にかたむきがちな人、ことに甘党の人に多い。
    「菓子やジュース類が多いんでしょう?」
    「いや、そんなに食べません。」
    「味つけの砂糖がすぎるんじゃないですか?」
    「むしろうす味です。」
    「野菜やくだものは?」
    「かなりよく食べます。」
     どうも話がうまくかみ合わない。
     しかし、飯が好きでよく食べる、とのこと。
     さすがは米どこ。米は、からだの中では糖分になるのだから、すぎれば、砂糖がすぎるのとおなじことになるわけだし、酸性のつよいものだから、歯槽膿漏が治りにくいのも、至極もっともの話だ。
    (55・9)



15. 歯痛に効力抜群

    千葉県 H.M. 

     歯槽膿漏で治療中の奥歯が痛み、からだを動かすたびにコメカミから耳までひびいて、どうしようかと不安でしたが、ちょうど着いたピロサン2袋を一度にのみましたら、夕方にはだいぶおさまりました。
     毎日2袋のみ今日で5日目ですが、上下かみ合せても痛みませんし、信じられないくらいです。効力まさに抜群。ほんとうに助かりました。



16. シソ葉と歯槽膿漏

     和仁 政子 

     この夏はベランダでつくった青シソの成績がよく、最盛期は7月はじめから8月半で終りましたが、その間、大人の掌大の葉1,145枚を利用しました。
     歯の様子がだんだんよくなりましたので(膿漏で悪く、一日3回以上もみがく)、磨きの結果かしら、と思っていましたが、平素の青汁の上に、朝、昼、夕と大きいシソ葉を7枚づつも利用できた様だったことが、シソ葉が終りしばらくして気づきました。
     緑葉が他のものでは代れないすぐれたものであることを証してくれました。

    (58・10)



17. 「歯の健康心得10カ条」

     日本歯科医学会総会の第16回総会が、さる10月3−5日の3日間、東京のホテルニューオータニで開かれ、「21世紀を自分の歯で生きぬくための歯の健康心得10カ条」を提唱した。
     それは、

        1、歯は、はえる前につくられる
        2、歯のはえたてに気をつけて
        3、予防処置しっかりやって歯の健康
        4、正しい歯みがきが歯と歯ぐきの長いきのもと
        5、かみしめる食生活で健康に
        6、歯石をとってきれいな歯ぐきにサバイバル
        7、忘れずに毎日歯ぐきのマッサージ
        8、歯ぬけのままが“歯”かない人生
        9、何でもよくかみよく食べて歯も長生き
       10、定期健診で一生自分の歯で食べる幸せを

     この10か条は、歯の健康は人間らしい豊かな生活と生きがいにつながるもの。しかも一人一人が日々心掛けてこそ維持できるものだ。

    医学界新聞(62・11・10)から



18. 歯が長持ちする話 歯の完成は15歳

    大阪・アップル歯科医 Y.T. 

     歯は、はえ始めのころが虫歯になりやすく、はえてから2年ほどすると虫歯になりにくいということが理論的に解明されています。
     その理由を説明しましょう。歯が歯ぐきを破って顔を出した時、エナメル質はすでに石灰化され、ある程度硬くなってはいるのですが、未完成なのです。
     はえてからさらにだ液の中のカルシウムを取り込みつづけて硬度を増し、約2年かかってエナメル質は成熟を完了するといわれています。それまでは、虫歯に対する抵抗力が弱いというわけです。

     乳歯は生後約6ヵ月からはえ始め、約3歳ですべての乳歯がはえそろうのですから、その後2年ということは5歳ごろまで。
     永久歯は5、6歳ごろからはえ始め、親しらずを除けば、すべての歯がそろうのが12歳前後。その後2年ということは14、5歳まで。
     結局、中学を卒業するころまでが大切だということになります。
     虫歯になりやすい人はもともとだ液のPHが低い(酸性に傾いている)上に、緩衝作用(つまりだ液が飲食物や全身の不調のために酸性に傾いた時、この酸を中和し、一定のPHにもどす働き)も、一般に低いことが知られています。

     このようなだ液の中に、未完成で抵抗力の少ないエナメル質でおおわれた歯がはえてきたらどうでしょうか?
     エナメル質がだ液の中のカルシウムを取り込んで成熟することなど、とてもできません。それどころか、だ液の中へ逆にカルシウムを放出するばかりで、虫歯が進行してしまうことになります。自己崩壊とでも形容したいこのような状態で、少々ブラッシングをしてみたところで大した効果は望めません。

     虫歯は、決してブラッシングだけで予防できる問題ではないことを特にお母さんたちは肝に銘じていただきたい。エナメル質は、だ液の海の中で養われ、守られるだけではなく、育てられて完成するのです。
     子供たちのだ液がエナメル質を育てるだけの力を持っているかどうかは、全身の健康状態によって決まり成長期の健康は特に食べもの、飲みものの選択が大切なのです。エナメル質を育てるのはだ液。健康なだ液がいつもたくさん分泌されるようにしたいものです。

    (60・5)



19. 子供に増える歯肉炎

    硬い物食べずアゴ(退化)?!(岡山県教委が調査)
     子供たちの間で、むし歯の数は減っているものの、歯槽膿漏(のうろう)につながる歯肉炎が増えていることが、岡山県教委のまとめた平成元年度の学校保健概要でわかった。
     硬い物を食べなくなり、アゴが小さくなったためとみられ、同県歯科医師会は対策に懸命。
     「生涯を通じた歯の健康を」と唱える同県でも今年度予算から初めて、「歯科保健対策費」を計上、むし歯以外の歯の病気にも目を向け始めた。

     幼稚園児から高校生まで、
     岡山県内約37万人に実施した学校保健調査によると、
    12歳児の一人当り平均むし歯数(永久歯)は昭和60年度の3.75本から
                                3.63本に減少。
                           全国平均でも
                                4.63本(60年度)から
                                4.30本になるなど、

     むし歯に関しては、検診や治療の徹底、し好の変化から確実に良い方向に進んでいる。ところが、招来、歯槽膿漏に悪化する歯ぐきの病気「歯肉炎」など歯の周りに疾患を持つ

      小学生が昭和61年度には 846人(全体の0.5%)
              ▽中学生3019人(  同3.2%)
              ▽高校生1621人(  同1.9%)−だったのが、

           元年度は小学生4181人(  同2.8%)
              ▽中学生6567人(  同7.4%)
              ▽高校生6351人(  同6.9%)

     と大幅に増え、新たな問題が持ち上がった。歯肉炎は、歯と歯ぐきの付け根に食べ物の
    カスなどがたまり炎症を起こす病気で、このまま放っておけば、歯槽膿漏につながる。

     松浦孝正・県歯科医師会公衆衛生部委員長は、
     硬い物を食べなくなった子供たちのアゴが小さくなり、歯並びが悪くなったのでは、と分析。
     この結果、歯のつけ根がみがきにくくなり、歯肉炎が増えたとみている。松浦委員長は歯ブラシを歯に垂直に当て、小きざみに動かす「スクラビング法」や食生活の改善を奨励しているが、むし歯ほど歯ぐきの病気が注目をされていないため、あまり効果が上がっていない、という。
     岡山県は今年度から、歯科保健対策の研究県単独の事業として実施。
     歯科医師会の医師や岡山大歯学部教授ら約10人を集めて専門委員会を来月発足させ乳幼児からお年寄りまで生涯を通じ歯の健康を検討していくことにしている。
    (サンケイ新聞)





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