健康と青汁タイトル小
甲状腺:掲載紙面選択


 
1. しっかりした脉になった

    高知市 H.S. 

     毎日青汁を実行いたしておりますが、とても体の調子がよろしうございます。
     私はバセドー氏病の手術を致しておりまして、心臓がいつも不安な気がいたしておりましたが、この頃おちついて、しっかりした脉が打つようになりました。
     どうしても続けようと思っております。

    (36・3・19通信より)

 
2. 夫婦共持病を忘れる

     青汁をはじめまして丸3年。子供の頃からの腺病質で、風邪の問屋のように思われていました私も、おかげ様にて、体質がすっかり変りまして、冬を恐れることなくすごせるようになりました。
     主人の粘液水腫、私の気管支拡張など、一生なおらぬものと思って居りましたのに、主人の体の腫れる回数がだんだんへって、甲状腺剤が今までのように、いらぬようになって来ましたし、私も風邪をひかぬかぎりは痰が出ぬようになり、このところ、二人共持病を忘れるようになりました。

 
3. 甲状腺中毒症

    岩手県 Y.K. 

     3年程前に、妻が甲状腺中毒症にかかり、手術をしましたが、結果はなかなか良くならず、5ヶ月入院して、どうやら退院しました。その後も、経過が思うようにはかどらず、病院通いを続けておりました。
     昨年の夏、知人より青汁の効用を聞きましたので、早速試みましたところ、約1ヶ月程で、飲む前より体の調子がいくらかよくなりました。それから、医薬をやめ、栄養剤と青汁のみ飲み、12月からは、雪のため材料がなくなりましたので休みましたが、今年春、青葉の出始めから、かかさず飲んでおります。
     おかげで、今年は全く医薬を服用せずに過しております。いつも忘れられなかった頭痛や腹痛も、今ではあまり感じなくなったと、毎日家事や野良仕事まで働けるようになりました。

 
4. 甲状腺の異常に

    京都府 Y.S. 

     5才の子供。甲状腺機能低下で発育がわるく、身長は満3才くらい(体重も低い)ですが、病院の薬に合せて青汁をのみ、約3ヶ月たった現在、顔色がよくなり、身長が2ヶ月で2センチのび、今までにない経過をたどっています。甲状腺機能亢進の妻も、心悸亢進がなくなり、目の方も、頚の腫れも、よくなっています。子供たちも、青汁をのむのを楽しみにしていて、一日欠かすと不足そうにしています。

参考:遠藤語録『甲状腺癌と青汁』
 
5. もっと多くの方にさしあげたい

    静岡県 A.H. 

     ケールの種子を採取して本部へご恩返ししたいと考えていますのに、健康を害している人にあえば、即座に種子を差しあげてしまいますので、いつになったら、小さな私の畠のケールが結実することやら。現在、9本が青々と繁茂しています。
     それを3人でのんでいます。1日おき1合くらいです。一人は67才の婦人。大きな腹をして顔にも浮腫がありましたが、のみだしてから日が浅いのに、もとの顔になり、さしものお腹も多少へこんできました。
     もう一人の婦人は、良質の甲状腺疾患で、のべつに貧血で寝こんでいましたが、さいきん、とみに元気で、先日など、病人看護で徹夜をして帰宅したのに、ただねむいというだけで、けろっとしております。
     もっと多くの病身の方達に普及したいと考えていますが、畠がないので思うにまかせません。
     現在、家の裏に埋め地を借り(約30坪)、掘りおこして、10月にまいた苗をうえ、もっと多くの人に差し上げたらと、開こんに励んでいますが、もともと腰を痛めており、そのうえ、若くもないものですから、なかなかはかどりませんが、青々と茂った様子を思い浮べて、たのしみにしております。

参考:遠藤語録『甲状腺癌と青汁』
 
6. 甲状腺と青汁

     医学博士 遠藤 仁郎 

     こどもが二人ある35才の女性の方から、15才くらいから、甲状腺機能障害と診断され、薬をのんでいる。さいきん、ある本のなかに、「青汁はよくない」と出ていたが、いかがなものか、との質問。
     甲状腺の機能障害には、機能のたかまるバセドウ病型と、反対に、機能の下がる粘液水腫型とがある。ケールの青汁には、甲状腺の機能をおさえる作用があるので、バセドウ型には悪い筈はない。しかし、粘液水腫型のばあい、甲状腺の腫れが強くなることがあるので、悪いといえばいえる。けれども、何ともないこともあり、よくなることもあるので、一概によくないときめつけるわけにはゆかない。で、私は、ともかくやってみて、悪いようならやめればよい、とかんがえている

    (55・2)

 
7. 甲状腺機能低下症

     医学博士 遠藤 仁郎 

     昨年、39才で妊娠し、熱心に青汁食を実行し、安産されたOさんがこの3月9日久しぶりに相談にみえた。

     「あれから、主人も二人の子ども(18才、15才)も大の青汁ファンになり、一家そろって健康に恵まれよろこんでいた。
     ところが、昨年の夏の長雨でケールがひどくいたみ、乏しくなり、自分の飲む分量がしだいにへっていた。そのうえ、忙がしさにまぎれ副食の野菜がへり、魚をよく食べるようになっていた。
     そのためか、この2月ごろから、全身がけだるく、疲れやすく、すっかり元気がなくなり、何をするのも憶怯になった。とくに目立ってきたのは腕の力のよわりで、おしめをしぼる力もない。
     この半月ほどはさらに甚しくなり、字を書くにも力が足りないような感じになった。
     また、舌がもつれてものが言いにくく、頭も鈍くなり、視力が衰え、顔がむくみ、食欲がないのに体重がふえ、便通が悪くなり、ひどく寒がりになった。
     3週間前病院でしらべてもらったら、甲状腺の機能がひどく衰えている、とのことで薬をもらってのんでいる。」
     とのこと。
     なお、Oさんはいぜんバセドウ病で甲状腺の手術をうけている。

     ○ 

     この症状は、甲状腺のはたらきの衰えのそのものだ。
     これには薬がよくきくが、それとともに青汁をうんとのんでみてほしい。
     そのわけは、あなたの甲状腺は、手術して少し小さくなっているのだが、これまで青汁をのんで血がきれいであった間は、一般の体調同様、正常にはたらいていて、妊娠も育児もうまくいっていた。
     それが、青汁がへり魚が多くなって栄養のバランスがこわれ、血がにごってきたので、体調がくずれ、甲状腺のはたらきも衰えてきたのだろう。
     だから、ナッパ・青汁をふやして血をきれいにされればしだいに回復してくるにそういない、とかんがえられるからだ。

     なお急速な効果をあげるには2〜3日間の青汁絶食をこころみるのもよいと思う。もっともケールには、甲状腺のはたらきをおさえる作用のある成分があるといわれているから、やってみて調子がよければつづけ、分量もふやして行くべきだが、反対にいっそう症状がつよくなるようならやめる。
     しかし、そのばあいでも青汁自体にとがはない筈だから、ケール以外のナッパの青汁なら少しも差支はないわけだ。
     といっておいた。
     Oさんは、徹底した青汁食をやろうと決意。
     翌日から3日間青汁絶食をはじめた。その報告によると当時、目のまわりがつっぱり、うすいカーテンをひいたようにかすんで見えていた。手や顔がむくみはれぼったい。舌がしびれ、もつれ、ものがうまくいえない。アゴが重く、口に何かふくんだ感じ。すべての動作が鈍く、腕がだるく、文字が思うように書けない。包丁をつかうにも早く動かせない、強くにぎれない。寒気を感ずる。後頭部に冷水をかけられたような感じがある。吐気、胃が悪い、ノドがかわく。などの症状があった。

    青汁絶食

      第1日(3月10日)
       ケール1.5キロ、青汁は7〜8合とれた。これをのみ、しぼりかす250gも食べた。強烈な吐気があり大変苦しかった。しぼりかすは青汁といっしょに食べたが、これは、とくにつらかった。

      第2日
       同様ケール1.5キロ、青汁6合としぼりかす250g。この日になると、舌はしびれているが、もつれた感じがなくなり、ものがいいやすくなった。後頭部に冷水をかけられた感じが全くなくなった。ホウチョウさばきが少しらくになった。顔のむくみがなくなり、つっぱった感じがとれた。

      3日目
       青汁、しぼりかす前日同様。舌のしびれももつれることもなく、からだが軽くなったようだ。

      4日目から3日間(3月13〜15日)、
       青汁6合にイモ600g、牛乳3合を加えた。しぼりかすは牛乳で食べると大変食べよかった。4日目の3月13日、病院へ行ったが、この時担当医の顔がはっきり見えた(それまではかすんでいたのが)。

      7日目から1週間(3月16〜23日)、
       青汁6合、イモ600g、牛乳1合、大豆100g、ナッパ150g、トウフ1.5丁、ワカメ、ジャコ少々。顔のむくみ、足のしびれなどなくなり、青汁絶食前にあった症状は殆んど全くとれ、体重2キロへった。

      11日目(3月20日)
       病院に行き検査をうけたが、甲状腺機能、コレステロール正常にちかく、担当医が首をかしげるほどよくなっていた。

      15日目からの1週間
       普通食に青汁4合(ケール1キロ)にした。4月17日の検査では、さらに好転していた。
       5月1日からは青汁2〜1合。時には3合で現在にいたっているが、全然異常なく好調をつづけている。
      (56・11・12)

     というすばらしい効果がみられた。その間、甲状腺の薬はもちろんのんでいたが、このめざましい効果は、薬のためだけとは考えられず(担当医が不思議がっていたように)、おそらく、青汁の力が大いにあずかっているとみて、まずまちがいなかろう。
    (56・11)

 
8. 甲状腺機能低下症

     医学博士 遠藤 仁郎 

     「数年まえ甲状腺機能亢進症(バセドウ病)で手術をうけた。今は逆に機能低下症になり薬をのんでいる。さいきん市販の青汁を毎日1本(5勺、もとのケール120〜30グラム)のみだしてから、かなり調子がよくなったように思われるのだが、先生の著書に、ケールには甲状腺の機能をおさえる作用がある、と書いてあるので心配している。つづけてのんでよいものだろうか。そのほか、昨年、右乳房の乳腺症で手術しているが、今年になって左にもシコリができた。また、子宮にポリープがあり、出血する。」
     細だちで、やや貧血気味。食欲はふつう。眠りもよいが、便秘しやすいとのこと。
     ケールやキャベツの類にそういう作用のある成分があることは専門書には書いてある。しかし、これまでの経験で、低下症にたいし少しも差支はないようだ。いや、むしろ、いろいろ良効がみられている。そのよい例が本紙313(57年9月)号にのっているが、とてもすばらしい効果があった。
     あなたは、もともとからだが弱いたちのようだし、現に貧血があったり、便秘がちのようだ(もっとも、これらは甲状腺機能低下のためかも知れない)。その他、乳腺症やポリープがあるとのことだが、これらはいずれも原因のわからないもので、おそらく、血のにごりによって来るものとかんがえられる。
     そこで、いつも血をきれいにしておかなければならないが、そのためには、何はともあれ、まず食の完全化・安全化をはからなければならない。したがって、良質ナッパをうんと食べ、青汁をのむことは絶対必要だ。青汁をのんで体調がいくらかでも好転しているという事実は、それをしめすものといってもよかろう。

     9月号の方にも申したことだが、もし青汁(ケール)をつづけて悪くなれば――甲状腺機能の衰えをしめす症状がつよくなるようであれば、もちろん中止すべきだ。しかし、それさえなければ、そして、しだいに体調がよくなるようであれば、少しも案ずることはない。どんどんのんでよろしい。万一、いくらかの悪影響が出るとしても、青汁そのものには何のとがもないのだから、ケールやキャベツなど甲状腺機能を妨げる作用のあるものをつかうことをやめ、それ以外の、そういうおそれのないナッパの青汁はずっとつづけるべきだ。
    (57・10)

 
9. 甲状腺のグリグリ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     妹の事でお伺いいたします。
     先日、のどの右側、甲状腺にグリグリが出来ているのに気がつき、早速いろいろ検査して貰いました。
     今では90%の良性ですが、これがどのように変化するやら分りません。
     又、手術して切り取っても又出来るかも分らないと、お医者さんは仰言いました。
     妹も手術するのがこわいと申しております。
     でも、手術して切り取った方がよいでしょうか、迷っております。
     どうしたらよいかお教え下さいませ。(平成元・9)

    「こういうばあい、切りとるのが常道です。
     ほうっておいて、後で悪くなったら、医者の怠慢だと非難されましょう。
     いまのうちだと、手術もらくだし、あとのめんどうなことも、おこりにくいだろうからです。
     しかし、切らずにすむなら切りたくないのは、誰しもの願うところ。
     で、こうしてみたらどうでしょう。
     ともかく、いまから油断せず、悪いものとして、青汁中心の、イモ・マメ・ナッパ・青汁食といった食養生に専念し、様子をみる。
     それでよくなればよし、ビクともしないか、なにか変ったことでもおこれば、悪性になっているのかも知れないから、その時はグズグズせず、切るなり、コバルトをかけるなり、抗ガン剤をつかうなどの対策をとってもらうことです。もちろん青汁はつづけながら。」
    (平成元・9)

 
10. 甲状腺の病気

     「甲状腺の病気には青汁はよくないそうですが?」
     「いいえ、そんなことはありません。甲状腺の病気にも著効があります。
     ただ、ケールやキャベツの青汁だと、甲状腺の腫れが強くなることがある、といわれていますが、それだけのことで、それ以外のさわりがあるわけではありません。
     ですから、やってみて、ハレがひどくなるようであれば、ケールやキャベツ以外の青汁にすればよろしい。

    (遠藤)

 
 
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