健康と青汁タイトル小
コブラガエリ・筋肉痛:掲載紙面選択



1.「カラスナイ」(コブラガエリ)

    広島県 M.T. 

     36年夏「青汁の効用」を読み、手近にあった柿、ツタ、ドクダミなどの葉を青汁にして用いました。
     私は若い時、足部を負傷したのが原因か、または、生来シビレ脚気があったためか、足の裏がシビれ、かつ少し長く正座したり、又は「ノビ」や水泳すると「カラスナイ」(コブラガエリ)で困り、長年ビタミン剤を常用しておりました。
     柿やツタの葉は秋から入手出来ないので、ケールを栽培し愛用しています。お蔭で、青汁を始めて半年位して、試みにビタミン剤をやめてみましたところ、青汁を飲まぬ前は、ビタミン剤を止めれば、1週間か10日すれば「コブラガエリ」がするのですが、こんどは毎日たっても一度もやりませんので、ビタミン剤はそれなり止め、青汁1本にしてしまいました。
     足の裏のシビレもだんだん軽くなり、今日では指に残るだけとなりました。

     私の最近の青汁利用状況を御報告申し上げます。
     私が当所に入所しましたのは昨年10月18日であり、18人目でありました(現在45人満員)私は尾道に居た時から1年半も青汁を常用しお蔭で足裏の痺れも6―7分通りは回復し今一いきと云う処でしたから入所の翌日から土地を探し約30坪の土地を見つけました。
     当所は敷地約2,600坪で庭は大変広いのですが、本来此土地は戦時中は広大な陸軍病院のあった跡の一部に建てられたもで病院は広島に原爆投下後降り続いた豪雨の為め終戦直後の9月17日午后10時突然大山津波の為め一瞬にして病舍の大部分が海へ押し流され原爆に依る生き残り等も収容されて400人もの患者が居たそうですが直接間接に此津波で300余人(直接死者156)を出した処ですから敷地は殆んど山から流出した荒い真砂土と岩石で埋められ畠に出来る処は殆んどなく僅かな花壇をつくるのも遠方の水田の表土を買ってトラックで運び置土で僅かに花を植えている有様ですから畑等造る処は殆んどありませんが私は一番早く手をつけたので僅かに敷地の境に地山の出て居る処を見付け開墾することが出来ましたが之とて大変な労力を要しました。
     一方開墾のかたわら苗の育成を始めましたが、種子が1年で開花したものから採種したものですから5月頃には開花採葉不能となることを見越し1月に再び貴会に種子の御分譲をお願いし、之を2回に分け育苗しましたので現在38本旺盛な育成をし私一人では餘りますので摘葉の分譲をして居ります此人も私の採種した種子で苗を育成中で開墾もして居ります。
     又当所には永住者の外一時保護者の部屋もありますので之等の人の中には私のケール畑を見たり青汁の作り方を見たりして種の分譲を希望する人がありますので少しづつ分けて居ります。
    (筆者の略歴 明治26生70才、大正4高松農林学校卒、大正5―昭21台湾農業技術官吏 台湾拓殖KK員、昭和21引揚帰国)




2.老人斑と筋肉痛

    桑港 J.K. 

     お宅へうかがって、ほんとうの青汁のご馳走になってから、長い月日がたっておりますのに、私はよい生徒でなく、つい、恥しくて手紙もさしあげられないのです。

     でも、昨年の夏から、ピロサンをいただくことができ、こんどこそは、すっかり元気になってと、努力しております。
     ですが、60年の悪は9ヶ月未満ではちょっと無理です。
     先生のお言葉では、一月たったら鏡をごらん、とのこと。
     67才の私では、一月ではなくて、7ヶ月以上でしょうか。
     老人斑とかいうシミ、5つもありましたのが、顔から消えています(皮膚科の先生に叱られます)。
     それから、始終ございました、痛風のはじめのような筋肉におこる痛が、また、夜分おこるコムラガエリのようなのと、なくなりそうです。
     本当にありがたく、青汁にお礼申しあげます。
     当地にはお店がなくて、気をもみながら大阪へお願いして、3度目の小包が今日到着、当分枕を高くして眠れます。




3.コムラガエリ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     59才。工場主。食欲、便通、ねむりもよいが、よくコムラガエリがおきる。(診察中にもベットに上ろうとしておこった)。
     また、時々胃が痛み、神経痛もある。あから顔で、やや肥満体。舌は厚い苔がついており、ノドはあかい。これはタバコがすぎている(毎日60本のむ)ためらしい。
     心、肺に異常はなさそう。血圧120/80。尿にも異常はない。ただ肝臓が少しはれている。痛みはない。飯は1日7〜8杯。おかずには魚が主。野菜はほとんど食べない。緑のナッパはホウレンソウ少々といったところ。酒、いぜんはよくのんだ(肝臓がはれているのはこのためだろう)が、今はやめている。菓子は食べない。失敗した事業からようやく立ちなおったところで、もう10年はどうでも働かねばならないんだが、とのこと。

     ○ 

     おそらく、ひどく偏った食事と心労とのため、血がにごり、酸性にかたむき、カルシウムが不足して、神経が疲労し、興奮しやすくなっているからであろう。
     ともかく、野菜、とくに良質ナッパをうんと食べ、アルカリ、とくにカルシウムおよびビタミン類の不足を補うこと。ホウレンソウは緑のナッパのうちでは、いちばんつまらぬもので(ビタミンは多いがカルシウムが少ない)、大根葉、カブ葉、コマツナ、ミズナ、キャベツの外葉といったものが、はるかにすぐれている。
     しかし、市販のものは、みな農薬で汚染されているから、畑があれば、こういう類のナッパを、年中切らさぬようつくること。そして、毎日500〜1キロくらい、それもなるべく多くを生で食べる。といって、かんで食べる分量はせいぜい100〜150グラムで、とても、十分の量はとれないから、しぼって汁にしてのむことだ(青汁)。
     青汁の1合は、だいたい250グラムのナッパに相当するから、2〜4合のめばよいわけだ。

     もちろん農薬がかかっていてはならない。化学肥料をつかうと、栽培はらくだが、ナッパの質が落ち(成分が劣ってくる)、不健康で病・虫害をうけやすいので、農薬が必要になる。
     むかしの農家がやっていた堆肥・厩肥を主体とし、石灰、木炭、鶏糞、油かすなど、有機質肥料でつくると、質がよく、味のよい、健康なナッパができる(したがって農薬もいらない)。
     主食の白米飯をへらし、むしろイモ類にすること。そして蛋白源には大豆を多くする(いずれもアルカリ性でカルシウムも米や魚より多い)。運動の不足や心労も血のにごりの原因になるから、運動がてらの野菜つくりは、気分転換にもなり、まさに一石二鳥、三鳥といったものだ。
     そうして、いつも、血をきれいにするよう心がけていれば、10年はおろか、15年でも20年でも、元気で活動することもできるだろう。
    (55・9)




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