健康と青汁タイトル小
気管支拡張症:掲載紙面選択



1. ソ連抑留1カ年

    玉島市栄町 Y.H. 

     ソ連抑留1カ年、38度線強硬突破による帰国、つゞいて饑餓線上を彷徨する。食糧難等で栄養失調のため、死の一歩手前まで押しつけられ、これに猛烈な咳を伴う風邪のため、ついに22年11月臥床。
     岡山市立病院、大学病院、大阪医大、松下電器診療所など、著名な病院の精密な診断の結果、気管支拡張症宣告され、今日まで満6カ年間、冬期間は全く死と背中合わせの療養生活を続けてきた。しかるに29年10月中旬から青汁を服用するようになり、現在(30年1月15日)なお続行中であるが、その間に現れた著しい変化をみると次の通りである。

    1.  毎年11月頃からタンが出はじめ一冬中これがつゞき、毎朝タンをとった紙が屑カゴ一ぱいになっていたものが、今日は少しもタンが出なくなった。
    2.  正月までに必ず2回ぐらい風邪をひいて、ペニシリンなど注射したり、肺気腫の症状を呈するが、今日は一度も風邪をひかない
    3.  ゼロゼロという喘鳴もしだいに軽くなりつつあり、大体現在では発病当時の症状まで回復している
    4.  疲労感が殆どなくなった。これが最も顕著なものとみとめられる。

    <欠点>
     すでに2ヶ月半飲用しているが未だに胃が少しもたれているようだ。このため、1日2本飲みたいと思っても飲めない。しかしこれもだんだんと馴れて行ってるようだから、今しばらく様子を見ることにする。



2. 野草の木の葉を主として

    御津町 A.K. 

     私は気管支拡張症と言う全快出来ない病気で大学病院で二ヶ月治療を受けて退院した。入院中知人に退院したら青汁をやれと薦められたので、早速野草の木の葉を主として毎日茶碗一ぱいを作って呑んだ。二ヶ月も続けたところ二貫匁も体重が増し、病状もぐんと軽快になり勤務が出来るよになった。残念な事には畑がなく(耕作していない) 野菜が作れないので、野草と木の芽や葉ばかりで冬分に困り、又毒草の見分けが出来ないので心配した。これから又時期なのでやろうと楽しんでいる。



3. むかし話(初期の旧稿から) 咳嗽と青汁

     医学博士 遠藤 仁郎 

     咳嗽には野菜や果物がよいといわれている。これは、通常の去痰剤と同じく喀痰を溶解して喀出を容易にする作用にもとづくのだろう。
     一方、酸性食が分泌亢進的に影響するに反し、アルカリ性食は抑制的に作用するので、喀痰量の多い炎症性の変化に対しては、アルカリ食ことにその他の有効因子をもっている緑葉食は喀痰分泌を減ずるようだ。
     つまり、緑葉食は、酸性のものには溶解性に、分泌多きものには抑制的にはたらき、さらに神経興奮を鎮静する効果などあるとみえて、喀嗽にたいして好影響を与えることが稀でない。
     多年気管支拡張症のため咳嗽喀痰に悩まされ、安眠を妨げられていた70才の老先生、緑葉食ことに青汁を始められて軽快。遂に全く苦痛なきにいたり、爾来各方面に本法をすすめられているときいた。
     なお、肺懐疸、腐敗性気管支炎によかった。肺結核にもよい。材料には何でもよいが、オホバコ、ヨモギ、フキなど鎮咳去痰の効のいわれているものは一層よいかも知れない。また松葉などは樹脂成分の作用もあるとみえ、効果が著しいようである。

    (24・8)





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