健康と青汁タイトル小
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4-01. 3ヶ月の寿命といわれていた

     北九州市 吉田 保

     寒くなって、身体の調子が少し悪いので、病院へ何年かぶりに行きました。
     血圧が180で、尿に潜血があり、腎臓が悪いといわれました。
     横着をかまえた罰と思い苦笑いです。も少し暖くなったら青汁をつくろうと思っています。
     何はともあれ、4月が来れば生きのびることができると張切っております。
     10年ほど前、あの病院この病院から、もう3ヶ月くらいの寿命といわれ、現在まで生きて来たのですから、これからも頑張らなくてはと思っております。
     先日医者で、春になると青汁を飲んで調子がよくなる、といいますと、機嫌が悪くなりましたので、やめました。別の医者に、昨日一ヶ月ぶりに検査をしてもらったら、尿に異常はない、といわれました。

    (59・3)




4-02. 腎炎順調

    広島県 M.Y. 

     ちかごろ蛋白はマイナスつづきで、順調のようです。
      (慢性腎炎でケール顆粒毎日6袋飲用)




4-03. 腎石とケールの青汁

     医学博士 遠藤 仁郎 

     いきなり、「ケールには蓚酸はありますか?」との電話。
     「ありますよ。」
     「それじゃあ腎臓に石のあるものにはいけませんねえ。」
     「いや、ちっともかまいません。どころか、飲まなきゃあいけません。」
     「でも、蓚酸があると石が出来るんじゃありません?」
     「それは、ホウレンソウみたいに蓚酸の多いものをうんと食べればのことです。ケールその他一般のナッパの蓚酸は、あるにはあっても問題にならないほど少量です。問題になる蓚酸は、野菜にあるものからではなく、肉や魚の蛋白質から体内でできるものです。
     それに、肉食がすぎると血がにごってきて、尿の石を溶かす力がよわってきます。それで腎石は肉食家に多いんです。本紙347(60・7月)号参照下さい。
     しかし、ナッパ・青汁で血がきれいになると、尿の性質がよくなって、石は出来なくなります。石をとかす力が増し、実際、とけて出ることもあります。
     心配なさらずにお飲みなさい。それも、少々ではなく、思いきって大量。少なくとも一日1キロ(青汁にして4〜5合)以上。」
     「そうですか。実はセガレが患っています。早速そうしらせてやりましょう。」

    (61・3)



4-04. 透析中だが好調

     「透析中の主人ですが、かねて貧血があり、体調もよくありませんでした。病院では、血液カリウムが高いからと、しきりに注意されていますが、かまわずに青汁をのましています。おかげさまで、しだいに調子がよくなり、貧血の方も、ヘマトクリト(赤血球容積率)がよくなった、といわれました。」
     「分量は?」
     「もっと多い方がよいと思いますが、いまのところ1本(5勺)だけ。」
     「4〜5本はほしいところですが、慎重にやりましょう。」

    (61・6)




4-05. 腎炎に素晴しい偉力

    船橋市 K.W. 

     姪(腎炎)は、一生懸命努力いたしまして、一週間目くらいから、尿の色がうすく澄んで綺麗になり、1ヶ月後に、北里病院で検査をうけましたところ、潜血反応(−)になり、完全回復を宣言された、と私のところに報告にまいり、泣いてよろこんでおりました。担当の先生も不思議がられて、その後の様子などを聞かれたようで、「青汁飲用云々」をお話しいたしましたところ、即座に「遠藤先生のお名前を申された」とか。そして、「大したものですね。僕ももっと勉強しなくてわね」とおっしゃったそうです。」何と素晴しい青汁の偉力でしょう。先生の「お心の賜物」と、心より感謝いたしております。(61・11)




4-06. 腎炎快癒、バンザイ

    船橋市 M.K. 

     60年の8月下旬にはじめて血尿がでました。真っ赤な尿でした。びっくりして内科へ行ったところ、膀胱炎と診断されましたが、一週間たってもなおらず、その後も微熱と腰痛が続いたのでおかしいと思いました。でも、わかりませんでした。
     結局慢性腎炎ということで、漢方薬を一年以上飲みつづけましたが、尿検査では蛋白±、赤血球多数。一年間、同じ結果でした。腎炎に薬はないと言われ、あきらめていたところに青汁を知りました。天の助けです。それから田辺先生のご指導で、いも・豆・菜っぱの食事をはじめました。一週間で尿の赤みがなくなった時は、感激しました。何でもないことですが、大変な喜びでした。それから2ヶ月間、ひたすらいも・豆・菜っぱの食事をしました。
     そして、昨年の11月、病院で検査をしたところ、すべて正常との結果に嬉しくて涙がでました。信じられない思いで“バンザイ”と心の中で叫びました。病院の先生は、首をかしげておられましたが……。これで又、スポーツもできる、何でもできると、健康のありがたさを身をもって感じました。本当にありがとうございました。命の“青汁”です。生涯“青汁”や顆粒でいきたいと思います。
    P・S、最近、少々浮気をして、ごはんやお菓子をつまんでいます。

    (62・1)




4-07. 腎臓にカゲが出た

     医学博士 遠藤 仁郎 

     40そこそこのサラリーマン。
     もうすることは全部してしまったから、いつ死んでもよいといって、一向に養生しようとしない御人。かなりの関白亭主らしい。胆石手術2回。時々心臓発作らしい胸痛がある。身長165で、体重は85キロ。大食家で、肉食をこのみ、酒もタバコも甘いものもという豪傑。運動は殆んどしない。減食しても痩せない、という。
     しかし、痩せられないのは、特別な病気でないかぎり、やはり、食べすぎと運動不足のため、としかかんがえられない。
     主に外食だというから、家では減食しているのだろうが、外ではどうなっているか。
     これでは、いつ、どこでどんな病気が出るか知れませんよ、とかねがね警告していたのだが、どうやらその時が、年貢のおさめ時が来たのでないか。
     「毎年やっているドック検査で、これまで、いつも何ごともなかったのに、今年は腎臓にカゲが出た。“水がたまっているのか、ひょっとしたら癌かも”といわれた」
     とあわてて妻君が相談にみえた。
     「ともかく、まず精密検査ですよ。それが無難な水(嚢腫だろう)ならよし、もし癌かもということになれば、できるだけ早く手術。とれるものならとってもらう。そして、結果がどうであろうと、こんどこそ、これを機会に、性根を入れかえて生活態度の全面的建て直しをはかることです。口でこそ、いつ死んでもといわれているそうですが、生命はおしいにきまっています。ドック入りも結構でしょうが、病気が出てあわてるよりは、病気しないよう出きるだけの養生につとめるべきですし、それが亭主たるもののつとめでもありましょう。

    (61・10)




4-08. ほんとの味がない

     医学博士 遠藤 仁郎 

     70才の会社重役さん。いぜん心筋梗塞をやった。その療養中に、尿に蛋白が出ていることがわかり、いらい、もうかなりながい間、厳重な食養生をしている。もともと美食家で、肉類を好み、野菜はほとんど食べていなかった。いまもあまり食べない。青汁は主治医からとめられている。アルコールは相当やっていたが、やめている。タバコもやめた(かなりヘビースモーカーだった)。甘いもの、つとめてひかえている。食欲はあるが、何を食ってもうまくない。いぜんの味、もの本来の味がないのが、目下の最大の悩みだ。便通もねむりもよい。軽い運動はしているが、疲れやすくも、倦くもない。やや肥満体。血色もよい。脈70。血圧115/70。

     腎炎食だと、肉類や塩気が制限されるから、味のよくないことはわかる。しかし、それも、ながい間には、しだいに馴れ、それなりに結構おいしく食べられだすものだ。それが、いつまでもうまくない、もとの味がない、というのは、どこかにまちがいがあるにそういない。
     そこで、第一に考えられることはナッパの不足――なんでもナッパに関係づけるのは私のクセだが。近頃、腎炎では野菜ことにナッパがひどくおそれられる。それは、カリウムが多いためだが、実際、それが問題になるのは、カリウムの排泄が極度に悪くなり、血中にたまり(高カリウム血症)、心臓をやられる危険がある末期だけ。だから、まだ運動もできるという(そう悪くない証拠)のに、野菜や青汁をとめるのは無意味だ、と私は思う。
     もともと好きでもないのに、とめられているのだから、おそらくナッパも食べていないにそういない。その結果おこるのはミネラルやビタミン類の不足。もっとも、薬としては十分にあたえられており、理論上、栄養は完全になってはいるだろう。
     しかし、それは、いうならば帳面づらだけであって、本当に完全にはなっていない。というのは、栄養素には現在ふつうにいわれ、薬にもなっているもの以外に、まだわかっていない、所謂科学されていないもの(未知成分)が、いくらあるかわからない。わかっている栄養素がうまく釣り合っているうえ、この未知の成分もそろって、はじめて本当に完全な食べものといえるのであり、そうしてはじめて代謝は完全に行われ、本当の健康、したがって正しい食欲、正しい食味も得られるわけで、薬だけで、いかにうまくバランスがとれていても、決して本当に完全とはいえない。
     そこで、ミネラル・ビタミン類にとんだ自然の食べもの、野菜・くだものに求めなければならないが、その条件をみたすものは良質ナッパしかない。したがって、これを禁ずることは、薬で補いうるミネラル・ビタミン類はともかく、少なくとも未知成分はしめ出されてしまうことになり、本当に完全な食べものとはなり得ず、代謝の異常(血のにごり)をまねき、体機能に不利に影響し、本当の自然の味覚が失われることにもなるだろう。
     もちろん、これは、単なる憶測にすぎないが、これを裏書するかに感じられるものに、今はやりの点滴注射などの栄養注射がある。これでも、必要な栄養分はすべて合理的に配合され、科学的には完全食になっており、たしかに有効、大いに栄養補給に役立ってはいる。けれども、それは、短期間のことであって、長期にわたる時には、しばしば食欲が落ち食味を失い、元気がなくなってしまう。
     その時、面白いことに、青汁をあたえると、たちまち食欲・食味が回復し、元気づいてくる。また、透析中の体調不良のさいにも、青汁飲用が著効を奏することもある。そこで、いたずらにカリウムの幻影におびえているよりは、あえてその禁をやぶり、ともかく、ナッパを食べてみるか、せめて青汁だけでも飲んでみることをすすめたい。
     なお、いまひとつ、現在の食べものは、不自然不合理な生産法のため、食品自体、品質が劣ってきているだけでなく、一般に味が悪くなっており、それを調理によってゴマかして食べている。だから、調理・調味に制限の多い腎炎食のばあい、また、昔の自然の味をよく知っていられるこの方が、まずい、もとの味がない、といわれるのは、あるいは、こういうところに原因があるかも知れないことも、十分考慮に入れておかねばなるまい。
    (62・9)




4-09. なんとなく気分がよい(透析中)

    鳥取県 H.K. 

     亡夫の戦友の方がおいでになりまして、青汁のお話をきき、本を拝借いたし、読ませていただきました。
     私は73才になりますが、一昨年頃より腎臓が悪くなり、病院に行っておりました。昨年風邪を23回ひきまして急に悪くなり、入院したり退院しておりましたが、今年1月より透析を週に1回、今は週2回受けております。
     貧血が強くて輸血を9回もしていただき、大分元気になっておりますが、私も青汁を飲んでみようと思い先月の中頃過ぎから始めておりますが、何となく気分がよいように思いますのでつづけたいと思っています。

    (63・11)




4-10. 私の研究発表

     倉敷市 貝原邦夫

     平成元年1月の或る日N・H・Kテレビで午前11時から15分間、「今日の健康」腎臓についての放影がありました。
     古くから、非常に大事なことを腎臓と言い伝えられています。
     それ程に、肝臓と腎臓は我々人体にとって非常に大切な器官の一つだとは、自分流に解訳はしていましたが・・・・・・。
     放影要旨――。
     腎臓は左右一対の120〜30グラムの小さな器官ではあるが、全身の血液はすべてここを経由し、その際私どもの想像を絶する程複雑な働きをして、その殆んどの量はまたもとの血液中に還流し、ごく一部が、尿素・尿酸をはじめ、まだ医学で解明されていない各種の老廃物、不用物までも尿として体外に排出している。
     私どものからだはこのようにして毎日の健康が保たれている。
     そして、1日の処理量は、約150リットルとも言われ、尿量は約1.5〜2リットル程度である。
     そこで、皆さんにご留意していただき度いこと。
     この苛酷ともいえる、重労働にあえぐ腎臓をスムースに機能させるためには、尿量を多くすることが大切なのです。
     量が少ないと、濃度が濃くなりねばってくる。
     そのために不要物を選別するのに腎臓が非常につかれる云々。
     昔から、腎臓が悪い人に西瓜を食べなさいといわれているのは、尿の量を多くして、腎臓の負担を軽くするためだなあと思いました。
     さて、青汁を飲むと排尿の量・回数がとても多くなることは、皆さんよくお気づきの事と思います。
     一体、私どもの食生活では、どれくらい尿が出ているのだろうか。
     ひとつ科学的に研究してみよう――と考えたのが、2月6日夜夕食時でした。
     家内と二人で早速夕食後体重測定。
     11時頃寝るまでに2・3回排尿、寝ている時間帯に、私が2回家内が3回、起床時1回でした。
     7日朝体重測定の結果、昨夕にくらべて、二人とも1.5キログラム減少。
     つまり夜間の排尿量が1.5リットル弱ということになりました。
     (青汁飲用量ナショナルミキサーで一人6合)青汁を沢山飲むと、健康状態が極めてよいことは40年の体験を通して確信していますが、排尿の回数が多いのには閉口していました。
     何とか回数を少なくする方法はないものかと苦慮いたしておりました。
     しかし、この放影を見て以後は、これも青汁の功徳であったとさとり、老夫婦の語らいにも、ああ、今日もよく出た。
     我が大切なろ過機構は誠に快調だと−。
     腎機能が衰えたため、人工透析を受けている患者数が昨年末は62年末に比べて8千人も増え、全国で8万553人にもなったといいます。
     この割合は欧米に比べて2.3倍も高く日本だけで、世界の透析患者の四分の一を占める大変な数字だと、日本透析療法学会の統計調査委員会の小高通夫委員長は言っています。
     透析する人のことを考えれば本当に有難いことだと、ひとしお青汁に感謝する今日、この頃ではあります。
     (参考 冬期の青汁は早めに、おそくとも午後3時頃までに飲んだ方が、夜間のトイレに起きる回数が多くならないようです。)




4-11. 腎臓が悪いのだが

    大阪市 K.N. 

     先日、年に一度の腎機能検査のため病院へ行ってまいりましたが、常に赤血球が多数という割に貧血がなく(女性位の数字)、それが不思議で特別な食事をしているのか、造血剤をのんでいるのか、一度聞いて見たいと思っていたのですが、と医者にいわれたそうです。
     主人は、はっきり青汁をのんでいますのでとは返事しなかった様ですが、矢張り、長い間飲み続けている青汁のおかげなのだろうなあと思った様です。血圧も高くならず、何とかこのままの数字を保てれば、人工透析をしなくて済むのではと、青汁のおかげとはいえ有離く感謝しております。

    (62・9)




4-12. 治りにくい腎炎

     医学博士 遠藤 仁郎 

     こんなことがあった。

     知人の子息が腎炎でねているというので、わが家の無化肥・無農薬の野菜をもって見舞に出かけた。ところが、奥さん、大変恐縮されて、「まことに申しわけございませんが、病院で、野菜はよくないと、一切とめられていますので」とことわられ、唖然としてひき下ってきた。その後、この子息、そう悪いようにもなかったらしいのに、なくなったと聞いた。
     からだは懸命に治ろうとしている。邪魔さえしなければ、大抵の病気は自然に治る筈。腎炎もそうだと思うが、どうして、治りにくかったり、透析が必要になることが多いのだろう。
     邪魔が多すぎるのでないか。邪魔の第一は、腎臓を刺戟したり、負担になるものとして、運動、寒さ。そして食べものでは、蛋白質、食塩、香辛料などがいわれているが、これらのことはよく知られており、むしろ神経質すぎるほどに注意されているから、まず問題ではなかろう。
     がもう一つ。しかもあまりいわれないので、見逃がされがちなのは、食べもの全体としてのあやまりによる血のにごりではないだろうか。腎臓がわるくなるのは、もともと抵抗力がよわいからだろう。
     このよわい腎臓は生れつきもあろうが、日常生活の不摂生、つまり、日常生活ことに食べもののあやまりによって招かれた血のにごりのためによわくなる。あるいは、その傾向がつよめられるのでもあろう。逆にいえば、正しい日常生活、ことに正しい食によって、いつも血をきれいにしておけば、たとえ、弱点をもっていたとしても、そうそうむやみにやられるものではあるまい、と思われるからだ。
     血をきれいにするには食の合理化・自然化をはかること。すなわち、カロリー・蛋白質と、その代謝に不可欠のミネラル・ビタミンとの釣り合いをよくすることが何より大切だ。カロリー・蛋白質が多すぎ、ミネラル・ビタミンが不足すると、血は酸性にかたむきがちなので、腎炎のばあい、とくに十分であること(バランスのよくとれた、むしろミネラル・ビタミンに余裕のある食)が望ましいわけだ。
     ミネラル・ビタミンのもっとも有力な給源は良質ナッパだが、事実、ナッパ・青汁中心の完全食、緑葉食・青汁、ことにイモ・マメ・ナッパ・青汁食で、腎炎は治りよいし、不治とされている慣性腎でも治り、少なくともドンドン進行することは防がれるようだ。
     それどころか、透析が必要といわれたほどのがよくなったり、透析中にあった不快症状がなくなることもある。それなのに、なぜいけないのだろう。野菜ことにナッパにはカリウムが多いから、というのらしいが、実際カリウムがジャマになるのは腎臓の機能が極度におかれた場合だけだろうに。腎炎とさえいえば、どんな場合でも厳禁されてしまうのはおかしいではないか。あるいは、ミネラルやビタミンが必要なのであれば薬で補えばよい。
     その方が、危険を伴いかねないナッパより安全だ、というのでもあろうか。しかし、ナッパの大切さは、決してそう単純なものではない。それは、青葉が草食獣の唯一の食べものであることからわかるように、青葉には生命を維持するため必要なあらゆる成分がそなわっており、しかも、理想的バランスを保った、自然のもっとも完全な食べもの。つまり、既知の栄養分はもとより、未知の、したがって薬にはなっていないものも、すべてあり、それらすべての綜合効果として完全な血、そして完全な健康が保たれている、とかんがえられる。
     すなわち、青葉を食べることは自然をそのまま食べることであり(自然食)、それは、青葉全体によってのみ得られることであって、薬によっては到底その完全さをみたすことはできないからだ。
     ともあれ、良質ナッパ=無化肥・無農薬でつくられた自然の青葉にもっとも近いナッパが悪かろう道理がない。ただカリウム一つにとらわれて、食全体とのかかわりを無視し、自然のめぐみをかえりみないことこそ、自然のはたらきにたいする冒涜であり、ジャマ立てではないか、と思われてならないのだが、いかがなものであろうか。
    (元・5)




4-13. 透析と生野菜

     遠藤 仁郎

    「透析中ですが、生野菜や青汁はいけない、といわれます。」
    「生はいけない?煮たものはいいんですか?」

    「そうなんです。」

    「透析中だけでなく、腎炎に野菜はいけない、といわれています。
    それは、カリウムが多いから、というんです。
    が、私は、生の良質ナッパや青汁は差支えない、とかんがえています。
    それは、生のナッパや青汁には、カリウムの害を中和するカルシウムが多く、しかも、もっとも利用されやすいイオン化したかたちにあるからです。
    しかし、それは“生”のばあいだけのことで、煮る(熱を加える)と、そのイオン化がこわれ、カルシウムの利用が悪くなります。
    事実、透析中でも青汁をすすめ(勿論血液カリウムの動向には注意しながらですが)良効を見ています。
    だから、“生”はいけない、煮たものならよい、という説には、どうも、私は同調しかねるんですがねェ。
    なお、そのほかにも、“生”のものだけにある有効成分がないとはいえないともかんがえられます。」
    (平成元・9)




4-14. 青汁と共に(慢性腎炎)

    東京都 M.K. 

     今から20数年前、小学校4年の時に私は風邪をこじらせ腎臓炎に罹り、それまで痩せたいた体がむくみにより腫れ、顔は満月のように丸くなってしまいました。
     学校はもちろん休学せざるを得ず自宅にて絶対安静となりました。
     なすすべもわからずにいた所、叔父より田辺様を紹介していただき、さっそく青汁を中心とした食事療法をはじめました。
     青汁の効果はすばらしく、尿も少しづつ出るようになり、血尿状態も日々回復していきました。
     これには往診していただいていた医者もただ驚くばかりでした。
     約1年後には小学校5年に復学し、学校給食ではなく私だけ特別に食事療法をもとにしたお弁当を持って行き無事に小学校を卒業しました。
     中学受験の時も青汁と食事療法を続けることにより大きな病気もせずに中学に進学することが出来ました。
     体質的に血がにごりやすいことを常に頭に入れ、少しでも具合いの悪い時は特に青汁の量を多めにし、白米を減らし、イモ・マメ・ナッパと合い言葉のように思いかえし?注意を払ってきました。
     大学を卒業後、英国系銀行の東京支店に6年半勤めその後英国系証券会社に5年勤めました。
     証券会社にいた当時は外国との時差の関係で朝6時半より夜11時ごろまで働き、常に1日14時間以上は働き続け、土曜や日曜日も出社していた期間もありました。
     今、問題になっている「過労死」で死ぬのではないかと思う位働きましたが在職中は1日も病欠もせず、社内では超健康な人間だと思われていたようです。
     部下に子供のころに罹った腎臓炎の事を話しますとみんな信じられないと言い、青汁を実際にためしてみようと言う社員もいました。
     子供のころ私はいつも手先が荒れて、すぐ目にはものもらいができ、蚊に刺されればすぐに化膿し、年に2〜3回は扁桃腺が腫れ高熱を出していたのが今では、そのようなことは全くなく青汁により血がきれいになっていくのを感じます。
     現在も必ず朝、青汁を1合飲みそして1日が始まります。
     肉料理はほとんど口にせず野菜中心の食事を続けています。
     肉を長いこと食べていないと、肉を出された時非常ににおいが鼻につき食欲がなくなり体が欲求していないのだと感じます。
     青汁を飲み続けてきたことにより肌の状態も良く、他の人からは年齢不詳だともよく言われます。
     最近は環境汚染問題や自然食ブームで以前は青汁のことに耳をかさなかったであろう人たち、特に若い人たちが非常に興味を持ち始め、私も今年の夏だけで5名程の20代の女性に銀座の青汁スタンドを紹介しました。
     体の中から、血のにごりをなくしていくには、青汁を根気よく続けて飲むと同時に食事全体を肉中心食から野菜中心にかえる必要性も少々説明してから銀座の青汁スタンドを紹介することにしています。
     若い女性たちにとっては健康になれると同時に美しくもなれるのでかなり熱心に私の話を聞いてくれます。
     これからは青汁もトレンディなもののひとつとして流行して行くのではないかと期待しています。
     一度失いかけた命を青汁友の会によって助けられた私がこのように毎日健康な日々を送ることが出来るとは夢にも思いませんでした。
     今後より多くの方々に青汁を知っていただき、不可能を可能にしていただきたいと願っております。

    (平2・9)




4-15. 前途に希望

     松山市 Y.S. 

     私は、慢性腎炎、糖尿、胃潰瘍、腎臓性高血圧と、沢山の病気を抱えており、永年病院通いしておりますが、今年の5月、友人から青汁の事を聞き、早速飲んでおります。
     病院には定期的に2週間に一度は血圧計りに行ってますが、9月からは、少々無理しても、今迄の様に上る事もなく、安定しており、喜んでおります。
     青汁を飲む時は半信半疑でしたが、現在は、永く続ければ絶対快くなるとの確信で、前途に希望持ち、楽しく飲んでおります。

    (平成2・11)




4-16. 慢性腎炎、青汁十年のすばらしい体験

    豊中市 S.I. 

     先生、覚えていて下さるでしょうか。約10年程前に、娘をつれて先生のお宅へうかがい、ケールの種子を戴きました。娘がその時20才ごろと思います。慢性じん炎、ネフローゼと診断され、入退院をくり返えしても、全くよくならなく、先生をおたづね致しました。
     それからというもの、きちがいの様に青汁を飲ませましたが、結局、透析に入りました。2年半の透析人生を送りましたが、私のじん臓を移植出来ることになり、苦しい透析からのがれる事が出来ました。

     昭和61年7月21日、B型の私のじん臓を、AB型の娘に移植を、阪大病院にてして頂きました。
     その後、みるみる元気になり、62年1月結婚、平成元年5月女の子を出産、現在1年8ヶ月の孫となりました。
     先生にお目にかかって、青汁の話をおききしてからは、1日も休む事なく、青汁を飲むことをいって来て、娘も必死で、出来るだけ多くのむ様にしてきました。でも、透析人生の2年半は、カリウムがこわくて飲む事をやめていました。じん臓を移植してからは、1日もかかさず、ピロサンを多量に飲んでいます。

     移植して5年近くになりますが、ピロサンのおかげで移植後の何のトラブルもなく、元気そのものです。移植後拒絶反応がおきない様、多量の薬(プレドリン、サイクロスポリ、イムラン)が必要で、その薬の副作用がこわく、とにかく青汁でくすりの毒を消してもらわねばと、いつも口ぐせに云っています。
     孫も、生まれて50日目から、ピロサンをのんでいます。少しのみすぎか、手足が黄色です。一度先生にお目にかかり、青汁のお礼をと、気にかかりながら早や10年近くなり、本当にありがとうございました。5月の総会には、娘・孫と共に出席してお礼を申し上げたく思っています。本当に青汁の効力を教えて下さってありがとうございました。

    (平成3・1・20)

    ○ よく覚えています。熱心に実行されていることも承知していました。透析ときいて残念に思っていました。
     その後音信が杜絶えたので、もしやと案じておりましたが、そうでしたか。すばらしいことです。心からおよろこび申し上げます。
     どうぞ今後とも、油断することなく、いつまでもつづけて下さい。総会にはぜひ出席して下さい。おまちしています。
    (遠藤)




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