健康と青汁タイトル小
痔:掲載紙面選択



1. 痔瘻

    岡山市 G.H. 

     Uという26才の青年ですが、昨年神戸市板宿町の某病院で手術後、仝年暮再発。小生のすすめで青汁を服用したのが本年1月初旬でしたが、爾来8ヶ月真剣に飲みつづけましたが、先月末完全に治癒し、今日ではオートバイに乗って活動しております。尚この患者は78年来、晩秋から4月頃まで、毎年霜焼けで困ったそうですが不思議に今年の春は罹患しなかったといっています。(33、10、9附通信より)


2. 痔瘻軽快す

    吉備町 O.N. 

     再開以来満3ヶ月になりました。中間報告の意味にて一報致します。
     その後一日もかかさず一日2合から2合5勺の青汁とゲンノショウコ、ドクダミなどの薬草を煎じ、お茶かわりに服用致しています。
     結果、一ヶ月前から肛門外輪にあった瘻孔は、うんではつぶれしていたのが、全くふさがり、シコリもなくなりました。また肛門上部にあった粘膜瘻孔からの分泌物も、大そう少くなり、ちり紙でふくと、透明の液がほんの少しつく程度です。
     服用前は、外瘻孔に膿が五六日したらたまって破れる時は痛みがありましたが今日では全く痛みはありません。膿も全くなくなりました。

    (34、2、10通信)


3. 青汁二年(3)

    小松 K.K. 

     帰京してから、毎日2度か3度コップ一杯の青汁をのむようになった。
     日本青汁運動の草分けである倉敷の遠藤仁郎博士(遠藤青汁の会の主宰者)著すところの著書(例えば、緑葉食青汁の話、青汁読本)を路しるべとして、ケールの代用として色んな野菜や野草の汁をのんでみた。
     遠藤博士は特に清浄やさいをすすめられるので、野菜や野草を一度よく中性洗剤(例えば薬局で売っているライポンFとかアルコの類)で消毒して用いた。にんじんの葉、パセリ、小松菜、春菊、シソの葉、かぶの葉、大根葉(これは辛味が少し咽喉をさすが)つる菜、はこべ、それからケールと同種のキャベツ(ケールKale−英語−はポルトガル産のキャベツの原種と云われている)の青い葉もよく用いた。捲いたキャベツの外側の青い葉は農薬がかかっているので、特に念入りに消毒した。しかし、やはりそれが気になってなるべく使わないようにした。

     遠藤博士は、農薬のかかった野菜、人糞肥料をほどこした野菜はそのままのでは色んな危険、有害を伴うものとして、目の敵とされている。ほうれん草もはじめは一番のみやすく思ってよく用いたが、遠藤先生の注意書の中に、ほうれん草には蓚酸カルシウムを含有しているので体内に吸収されると結石ができる、とあったのでさっそく止めた。生ほうれん草の有害であることは(人体だけでなく、家畜にとっても)野菜研究家の一致した意見であるようだ。

     砂糖も取りすぎると、健康に有害であるという遠藤先生の説なので蜂蜜を使うことにした。しかしケールの青汁は是非とも毎日のみたいと思って、狭い庭に、先生から送って頂いた種をまいた。また近くの知人の農家の畑で作ってもらったりした。芦屋の丘で青汁をのみはじめてから2、3ヶ月のうち、私はすっかり青汁の礼讃者になり、とりわけケールの愛用者となった。
     さきほど名をあげた数学の大家笹部さんが私のところから近い久我山に住んでいられるので、ケールが足りないときは同氏が庭で栽培しておられるケールをちょうだいして行ったこともある。
     遠藤博士によると、長年の科学的な研究の結果、多くの緑野菜のなかでも、ケールの栄養価の構成(ヴィタミン、ミネラル、葉緑素)がもっとも豊富であることを教えられているだけにケールへの愛好は深まったと云える。

     青汁のおかげで胃腸の悩みから、すっかり開放されたばかりでなく、40年に近い難病中の難病だった痔核が、あたかも長い悪夢のように消えてなくなった。まったく嘘のような話である。
     少くとも私の実験にかんするかぎりでは、青汁は短期間に便秘から開放してくれる。出血は遂にぴったりとまった。そこまでは理解できる。可能なこととしてうけとれる。しかし、その後、痔核を完全に忘れてしまったことは何としても不思議でしかたがない。出血がなくなったばかりではない、かなり固い便があっても(甞ってならひどい出血を伴ったであろうと思われる)まったく出血をみないですむようになったからである。
     長いあいだの痔の責苦を知らなくなっただけでも、私には言葉につくしがたい欣びである。遠藤博士に深く感謝している。それでは高血圧はどうかと訊かれるが、その方はあまり気にしなくなったと云えるほど、この病気に伴う自覚症状は、ぐんと少くなった。

     私の血圧は一時はすさまじく高く、終戦後二年目ごろは225という突拍子もなく高いときがあった。その道の権威といわれる専門の大家何人かに診てもらったり、かなり長い療養生活をしたことがあった。
     芦屋の丘の上で禁酒禁煙、安静の僧房生活をつづけた時代もある。また和漢洋とりまぜたいろんな治療法の実験台になってもみた。しかし過去2年の経験をかえりみると、やはり毎朝毎日、2、3合(時には日に4合ぐらい)必ずのむ青汁が比較にならぬ位効果があったと信じている。
     そう信じてよい自験的なデータをもっている。
     先達って血圧を計ってもらったが、170と80のあいだだった。決して血圧を馬鹿にしているわけではないが、これ位かと安心した。

     10年前は225もあったのだから。年をとるに従って(私はもうぼつぼつ60の峠にさしかかる)私の生活はいよいよ忙しい仕事に追っかけられている。それとともに必然的に動脈硬化の度がすすみ、血圧が高くなるのは当り前の筈と私は諦観している。この自然現象を阻もうとするのは流れる水を河上にもどそうとする愚に類する。
     私たちの出来ることは、動脈硬化の進み方を少しでも遅緩させることしかない。そのための医薬、注射による療法も有効であろう。身体の養生といっしょに心の養生も大事であろう。
     ただ私の経験をもってすれば青汁による健康法が最も効果的であったと云いたい。そして、私と同じような経験のもち主が実に多い事実をあげたいのである。顕著な例は遠藤博士の著書に多く率直にかたられている。


4. 青汁二年(4)

    小松 K.K. 

     勿論、一人一人の高血圧症の原因を厳密につきとめ(他の病気についても同じことが云えるのだが)依って来たるところを知った上で、対策を講じなければならぬことは云うまでもなかろう。
     医学を無視したり、ないがしろにする新興宗教的な療法の危険のあることも云うを俟たない。
     信用出来る医者にかかるのはこのましい。
     療養法をまもることもよろしい。
     高貴薬をのむこともよろしかろう。
     私は忠実に権威のある専門家の指図にしたがいながら、なお且つ素直に一つの実験を身をもってためしてみた上で、素直にその結果をみきわめただけのことである。
     その故に私は人々に素直に青汁を当分のんでご覧なさいとおすすめするのである。
     大事な健康のためなら1ヶ月や2ヶ月、生野菜の汁をのむ位は何でもなかろう。
     製薬会社から苦情が出るかも知れないし、専門医は鼻の先でフンと一笑するかも知れないが。
     はじめのうちは少しのみづらいこと位何でもないことだろう。そのうち誰にすすめられなくても、日に2、3合と進んでのむようになる。
     そうなったら、もう占めたものである。私など生きているかぎり、のみつづけることと思っている。繰返して云うが、勿論信頼のおける医者の診断をうけ、病気の依ってきたる原因を知り、それに応じた養生をすることは賢明である。
     しかし、その養生のかたわら、努めて青汁をのまれたら、といいたい。
     たとえ医者の科学的、懐疑主義的な苦笑や皮肉に見舞われても。
     費用は日に20円とかからない。野草ならいくらのんでも無料である。もう一つ参考にまで云っておきたいが決して高血圧恐怖症(ノイローゼ)にかからぬようにすることである。

     10年前、高血圧症と診断されたとき(せいぜい165位しかなかったのだが)大きな精神的ショックをうけた私はその医者に、どうすれば治りますかと訊いたところ、さあ今日の医薬では治す方法はないようですね、と冷く答えた。
     そのときの「非人間」な言葉のひびきに押え切れない憤りをおぼえたことを私はいまだに忘れない。
     こんな医者がいるかぎり新興宗教の門前は市をなすにちがいない。一昨年私にすすめてくれ、毎日丘の上までケールを届けてくれた一婦人の親切さ、思いやりに心打たれることがなかったら、恐らくは私は青汁を発見することにならなかったであろうが、私がお医者さんたちに求めたいものは、この心づかいと仁術としての医学のモラルである。

     ちょっとした自覚症状があっても、心配で心配でおちおち寝られぬ人が沢山ある。
     その心理作用で血圧はもっと高くなる。血圧がいくらあるのかときくと160とか170あると云って蒼い顔をしている。
     そんな気の弱い人たちには、インドのガンジーは250以上あったが、暗殺される日まで元気そのものだった、と私は答えることがある。
     安心立命とまで行かなくとも、生死の問題を前にして一応肚のできた人士は、そんなに心気逆上することはない、精神力とかモラルの力というものの強さは、もっと信用されてよいのではないか。

     私はここ2年この方、いささか精神過労だと思うような仕事をしている。
     早朝から午後の1時2時ごろまで、ぶっとおしに仕事をすることは稀ではない。それで殆ど疲れをかんじない。朝起きると必ず厠に行く。朝食は至極簡単。牛乳入りのケールの青汁1、2杯。ケールがないときは緑野菜か野草の汁、それにパンかオートミル。仕事のあと青汁1杯。
     昼食はそばかうどん一つ、サラダ類のやさいはつとめて食べる。
     それから半時間ほど午睡(冬も同じ。)散歩1時間あまり。それから2、3時間仕事。相撲か野球のテレビがあるときは、見ながら午睡していることもある。
     夜食は少し肉か魚をとるが、米は殆ど玄米に近いものをごく少量。果実や野菜を多く食べる。
     酒はビールの小瓶。仕事中に煙草は絶対にのまないが、精神活動をしげきするために、ウイスキーを水でわってのむこともある。
     これは止めたいと思っているが、仕事の調子が出るときは、ちょっと破目を外すことがある。就寝の1、2時間前、一家全部で青汁、よく寝られるので有難い。

    (以下次号)


5. 野草の青汁

    岡山市 G.H. 

     野草の最盛期にて、毎日青汁を満喫仕り居ります。初めは切れ痔がおきておりましたが、飲み続けるうちに体質が次第に変り、切れ痔の憂い少しもなくなりました。また初めスリ鉢もえらかったですが、此頃はそれも楽になりました。
     此辺りにはクローバーとヒヅル草多く、この両種をまぜ、よく洗い、その日のうちにスリ鉢ですり、キナコを入れてのみますと味がやわらぎ大変美味です。
     汁受けには手製のケーキか食パン一切れフレッシュつけてたべます。
     此青汁の序に、小匙1杯を茶碗にとり、煮え立つ湯にて中等の煎茶を出し、それをまぜて飲みますと大変乙な味となります。寒い時には大変よろしい。皆さまお試み下さい。(34、1、15 78翁)


6. 痔疾も快癒

    四日市市 H.G. 

     青汁をはじめてうれしいことを、例をあげて申上げますと、

    1. 腕のサメハダが、はじめてから間もなく、きれいに治ってしまったこと。
    2. 7,8年前に、右手首に出来ていたグリグリ(リンパ腺のような)が、最近なくなったこと(腺病質の人によくできるもの)。
    3. 顔のシミ(ソバカス)が、だんだんとうすれて最近は目立たなくくり、色もだいぶ白くなったようです(青汁をはじめた原因の第一は、ソバカスの目立ってふえて来たことでしたから)
    4. 私どもは、二人ともキレ痔のため、いつも座薬が必要でしたのが、半年位でサッパリいらなくなりましたこと。

     のみにくい青汁も、つづけていると血液がきれいになるためか、心から楽しくなり、病気にたいして不安がなくなりました。青汁は一日1−2合で、材料の手に入らぬ日や夏は殆んどのまなかったのですが、このような効がありました。
    (36・11・5)


7. 青汁一年の体験

    福岡県 T.Y. 

    (一)体験と心境
    私が青汁というものを知り遠藤博士の著書「青汁の効用」を拝読し、青汁を愛飲し初めたのは昨年の晩秋すでに満1年になりました。いま私は60の齢を迎えましたが顧ればこの1年は風邪一つひかず、病気や疲労らしいものも知らず、かって若い頃からの生涯中で最も安定した健康を保持し得た1年であったことに気づきます。
     更にまた永年患っていた痔疾がいつともなく治っていたことなど、人間は食生活の正しきを得ればかくも健康体に改造されるものかと今更のように欣び、かつ驚いてさえいます。著書を通じて私に青汁をお授け下さった遠藤博士と本会の仕事に就事される皆様に深甚の感謝を捧げる気持ちで一ぱいであります。
     さて私はこの1年「青汁の効用」と「健康と青汁」を指針にしてケールや小松菜を作り、搾り、飲用してきましたが、この体験で私は私なりにその作り方、飲み方、或は青汁に対する考え方などを身につけたといいますか、こうすればうまく搾れるとか、うまく飲めるとか、或は斯様な信念を保持していれば青汁の迷信に惑わされる危れがないとか、そんな経験をしましたので浅い体験ではありますが書送ることで些かでも同好の皆様を裨益すること得るなればと考えて禿筆を運ぶ次第であります。

    (二)搾り方について
     青菜を摺るには器具がいります。摺鉢、チョッパーミキサー、ジューサーといろいろありまして皆さん一度は迷われるようですが、ミキサーやジューサーは遠藤博士も書かれているように、リンゴやトマトを主材料にした砂糖をドッサリ入れて只うまいというだけの嗜好的ジュースを作るのなら別ですが、少くとも私どもが青菜に含まれているミネラルやビタミン類を尊重し、その有効成分を破壊することなく搾りとり私共の健康の泉として効果あるグリンジュースを作る目的のためには、先づ使用すべきものではないと考えます。
     摺鉢は結構で私も初め一と月ほどこれで摺りましたが、毎日2合3合の青汁を作るとなると骨が折れるものです。そこで手廻しのチョッパーということになりますが、私はこれで毎日5合ほどの青汁を楽に搾っております。尤も初めなれないうちは出口がつまったり、回転が重くなったりして閉口しましたが、何やらと鋏は使いようとやらで、コツがわかれば面白いほど楽に摺れます。
     その要点をあげますと、プレートは三分目の大穴のものを用います。普通に附属してあるプレートは5厘目ほどの小さい穴のものですが、これは肉や魚肉を挽くもので青菜はこれでは通りません。ですから青汁用には三分目のプレートを別に買ってプレートを取替へて用います。チョッパーは小型で充分です。次に青菜ですがケールでも大根葉でも大きいまま葉柄から差入れるような摺り方をやめます。青葉のセンイを切断する意味で1、2センチ位に切ったのをチョッパーにかけます。要点はこれだけです。これで面白いほど良く摺れる筈です。「青汁の効用」には「普通のチョッパーはうまくゆくのもあればゆかぬのもある」と書かれていますが、もしも皆さんの中にチョッパーでうまくゆかず、或はジューサーでも買ったらなど考える方がありますなら、私の申上げた方法をお試し下さい。

    (三)飲み方の考慮
     私はチョッパーの出口に小型のボールを置いて、その上に豆腐搾り袋の布を40センチ角位に切ったのをピンと張るようにかぶせてこの上に摺りこみますが、摺り終った頃には半分以上は汁になって下のボールに溜っています。上に残った粕は布に包みこんで手で搾ります。これでもう飲用してよいわけですが、私はこの搾り粕を別のボールにとり青汁1合分の粕に対して茶サジ1杯位のサラダ油を入れてまぜ、これをもう一度チョッパーにかけて二番搾りをします。これは何も油を加えなければ青汁の効果がないと考えるのではありません。油を加えることによって青汁の青臭みを消し大変おいしくなるからです。
     もう一つには青汁プラス普通食を以て一日の栄養の全体として考えますときに、毎日この程度の植物油を摂ることは良いことだと考えるからです。また油を一番搾りの粕にまぜてこれを二番搾りにする理由は、こうすれば油が青汁の中にスッカリ溶けこんで気持よい青汁が出来るからです。あとで出来上りの青汁に油をまぜても結果的には同様のようにも考えられますが、これでは油の小さい玉が表面に浮いて何となく気持が悪いものです。またこれはビタミンAなど油溶性の成分もあることを考慮に入れております。青汁はマズイものとは覚悟の上では必要でしょうが効果を落さすに少しでもうまく飲める方法があるとなれば、そうするのが人間の知恵というものではありますまいか。


8. 天罰てきめん

    姫路市 M.T. 

     一昨年の35年3月痔瘻を患い、10日余り便通はありません。あの痛み、苦しみは、今も忘れることができません。注射をうけた後、30分程は楽ですが、すぐ痛み、夜となく昼となく痛みました。
     鶏卵の黄味を黒焼してとった油をつけるとよいと聞いて、患部につけました所、本当に楽になり、とりかえとりかえしていると、何とも知れない臭い膿が出て来て楽になりました。
     のち胸部に変化があることがわかり、入院してその治療もうけました。楽な仕事はよかろうと退院しましたが、家ではどうしても無理をする、すぐ風邪をひくという具合で困っていました。
     新聞や療養本などをよんではいろいろの栄養剤たとえばポポンS、アリナミン、グロンサン、消化薬と試みましたが、私の体にあいません。
     そのときグリンジュースが目につき、これこそ人間本来の良薬と信じて、熱心に1日に3合−5合いただきました。
     家族のものは「三日坊主だ」とわらっていましたが、お蔭は現われて来ました。風邪をひかなくなったこと、朝起きが楽になったこと、便通がたくさん出るようになった。
     余り疲れなくなった。今年は親類の稲秋を手伝った。これひとえに青汁のお蔭と喜んでいます。
     余程よくなって来ると、青汁が3日に1回、週に1回となり、今では青物が品切れ、12月半より休んでいます。
     天罰てきめん。中旬頃より喘息、ジンマシンと神経痛が出て難儀をしています。こんなに違うものかと今さらながら反省しています。


9. 長年苦しんだ痔瘻

    茨城県 K.K. 

     32年に痔瘻を患い、切開手術をうけました。
     その後、いつか治癒するものと思っておりましたが、いつまでたっても傷口がふさがらず、大豆粒位のものが残り、膿をもち、毎夜風呂から上って、おしつぶし、ガーゼをあて、手当をしておりました。
     実に4年間こんなことをしておりました。
     昨年12月初旬、再び腫れ上り、こんどはリンゴ大に腫れ、歩くことも出来ずすぐ入院し、切開手術をしました。
     20日で退院し、通院で4日目毎にストマイを注射。6月初旬まで続けました。
     このため耳がガンガン鳴り出し、つんぼになるのではないかと心配しました。
     その頃、足のスネに腫物が出来、足は大根のように腫れ上りましたが、切開せずに治りました。
     普通のでき物ではなく、悪質のようでした。
     これが治ったと思いましたら、腰のうしろ、臀部の上あたりに、また腫物ができ、これが次々にふえ、鏡にうつしてみますと、われながらいやになる位きたなくなり、仰向けに寝ることも出来ませんでした。
     医師に行くのもはばかられ、通院を中止しました。
     このとき先生の青汁のことを思い出し、早速野草や木の葉などをすり、汁をしぼって飲んでみました。
     今日で15日位になります。
     そのためか腫物もしだいによくなり、乾いてまいりました。
     痔瘻の方も腫が少くなったように思います。
     今後もつづけてゆき、長年苦しんだこの病気から、早く別れをつげたいと思っております。


10. 見ちがえる程

    岩手県 E.T. 

     胃腸病と痔瘻のため、手術等の外科療法にて長い間悩み続けておりますが、その効果少なく、やはり内科より徹底的に治療しなければならないと考えて居ります時、友人より「青汁の効用」という本を見せていただき、さっそく青汁を始めてより、はや一ヶ月間近になりました。
     家の近くよりハコベを採集し、一日に3回。一回の量として1合コップで一杯づつ飲用いたしてまいりました結果、最近では、自分が見ちがえる程、身体が軽く、軽快な腹心地で毎日をすごすことができました。
     ところで、最近では畑を田にかえる農家が多く、ハコベも少くなってまいり、原料にもこと欠く状態になってまいり、本当に心細くなってまいりましたので、ケールの種子をわけていただきたいと存じます。


11. 長年の痔疾

    坂出市 T.S. 

     今度、「青汁の効用」を拝読する機会を得まして、長年の痔疾にたいして、これこそ根本的な療法だと感じ、早速、実施しましたところ、便通がよくなり、炎天下にもかかわらず、元気が出たように思い、よろこんでいる次第です。
     以後、青汁を継続して、1日も早く健康を回復し、病める人々に一助になればと念願しています。


12. 脱肛

     脱肛で大切なことは、便通をよくすることと、姿勢をよくすること。
     便通 排便のときの気ばり方。ふつうのように腹をふくらまして気張ると、肛門のはみ出しが強い。腹をへこまして力むと、腹圧を加えることは同じだが、肛門へのこたえ方がない(むしろ吸いあげられるような感じで)。なるべく十分の排便すること、便が残っていると脱肛しやすい。排便後、はみ出した部をきれいに拭き、完全におさめておくこと。

     姿勢 臀部を後方へつき出し、腰をのばすようにすると、下腹(古人のいう丹田)に力がこもり、肛門への圧がへるので脱肛しにくいが、腰がまがり背中がまるくなると、脱肛しやすい。


13. 血便に驚いて

     愛媛県 越智 廓明 

     旅行をして青汁を飲めなかったこと、痔の自覚症状が全くなかったものの、内痔核が潜在していたものが、旅行上りに、条件よく青汁不在をよいことに、血便と二度驚かされたこと、今にして思い当ることであった。
     直腸がんの悲惨な患者を近所に2人も耳にしていたので、それと時々細い便柱に、1年以前から直腸検査を思っていたのが、急に、11月13日4日、地方ガンセンター松山国立病院の門をくぐった。
     幸に、火曜日で、外来のやや落付いた日、内科副院長・外科院長各先生の診察日。
     翌日直腸検査。外科で内痔核一つあると云われた。注腸検査12月3日に指示され、最終は12月14日内科で異常なし、痔の出血と説明あり、落着す。
     直腸鏡検査の折、腹の異常で出血はせぬものの、主治医の紹介で、外来の一人の方は入院を申し渡されていた。
     私は、昨年12月、倉敷中央病院の遠藤先生より伺い、毎朝、起床排便を1日も欠さない日課にした。主食は年中さつま芋。11月旅行迄は青汁飲用を欠さなかったのとで、正常に終始し、痔もひそんでしまっていたのであった。私は青汁位、胃腸に適確に効くものはないと思う。下痢をして、場合によって、掃除をしてくれる作用迄。



14. 痔と青汁と便

     愛媛県 越智 廓明 

     遠藤先生に教えられて以来1年間以上、毎朝、起床直後トイレに直腸の掃除を欠かさないことにした。ペットの横、押入れ代りのトイレ、水洗にしたおかげで便の姿をいや応なしに拝見。近頃は、造化の妙か青色の便に恐縮し青汁の作用に1年1日の如くその因果に嬉しい感じを覚えるのである。
     因果と云えば、昨年11月3・4日の小旅行に、お上りさんでストレスも加わったのか、青汁もその間飲用できず、皈って二回の血便に、直腸癌ではと驚かされた。直腸鏡検査、レントゲン透視等の結果、痔核を発見。若年の折、痔は患ったものの、まったく忘れていたのであった。
     青汁の飲用は11月以来一日も怠らない故か、爾来、一度の血便もない。「父母教室」2月号、川久保得三氏の健康のページに、青汁の王さま遠藤仁郎博士云々と。文中、

      「私の友人が、胃潰瘍にかかって診察をうけたが、ぜひ手術を要するとのことで驚いた。何分、70余才の老人なので家族の方も心配した。本人も、手術せずに何とか癒したいと思い、主々研究した結果“青汁療法”に落ちつき、幸に農家のこと青菜は無量にあるので、毎日ガブガブ飲んだが、不思議に3ヶ月で全治した。」

     とあった。トイレは便の鏡。トイレに行く途中、つまづいて骨折し、ねたきり老人になった人もあり、夜中の排尿に、冷えて、血圧を上昇さす危険からも、三尺角の押入れトイレは、生活の知恵と思う。


15. 青汁と止血

     愛媛県 越智 廓明 

     内痔核の出血が、7ヶ月振り、6月3日、京阪に3日旅行して皈った翌朝、いとも派手にあった。
     今度は、直腸がんと驚かされなかった。この3日間青汁を飲用せなかった。
     前回も旅行で同じ。早速、青汁を毎日飲用していると、其の後、1回も出血便を見ない。
     私は、自身の体が示してくれる青汁の飲用と出血に、今更驚きを感じた。


16. いざという時体力が

    鳥取県 K.K. 

     こちらの方も、青汁をのみたいという方がだんだんふえてきました。苗をわけて下さい。種子をわけて下さい、という方が次々あります。
     わが家の畑はせまくて、仲々苗をつくってあげる所までいきませんので、種子をあげることにしています。青汁のおかげで、病気らしい病気もせず、皆元気ですごしております。家族のものが痔の手術をしたことがありますが、おどろく程回復が早く、痛みもその晩だけでした。普段何とも思いませんが(健康なので)、いざという時体力があるものだと思いました。青汁をするうえで一番の悩みは、こちらは冬くもりの日が多く、雪も降るので、ちっともケールがのびないことです。11月から3月まで一番大変です。でも何とかして毎年がんばっております。


17. 納得がいった

     青梅市 K.A.

     青汁漫画つれづれ草ありがとうございました。
     さいしょ、青黒い糞が出たので少なからず抵抗を感じました。
     つれづれ草に青い大便が毎日つづくように・・・・・・と出ていましたので、納得がいきました。
     からだ全体がなんとなく軽くなりました。
     月2・3回の痔の出血がとまりました。
     ありがとうございました。

    (61・8)


18. 飲んでいたのに痔が

     医学博士 遠藤 仁郎 

     過去7〜8年来困っておりました痔を、この度、6月7日に切除手術を行いました。これまで先生のご指導のもとに、青汁その他正食で治してまいりましたが、私の努力が足りなかったのか、痔の方が強かったのか、わかりませんが、とうとう手術をしてしまったのです。
     切れ痔とイボ痔の両方があったとのことでした。手術後2週間で退院して、今は自宅にて静養いたしており、経過は大変良好とのことでございます。
     しかし、便通の調節が今までうまくいかず便秘と下痢を経験しました。
     便秘の時は2〜3日続いたので水薬の下剤と浣腸とで出しましたが、その後数日は下痢が続き、肛門部分が痛くて困りました。青汁(ケール)は、退院後1週間は1日に約1.5合位。その後だんだんと増やして今では約3合飲んでおります。
     病院から出される飲み薬(たぶん消化剤と便をやわらかくして排便を促進する薬だと思いますが)と併用しております。(何分手術後なので医者の薬と縁を切る勇気は未だありません。)
     4〜5日前からは便通は良く、比較的軟らかくてあまり太くないのが出ておりまして、このままの調子で毎日排便があれば大変よいことだと思っております。
     ただ切り口の所が一部分赤くなっていて、幾分腫れている様子で、歩く時に痛み、いつもの約半分か1/3位いの速度でしか歩けませんし、座ったり立ったり階段の上り下りはそろりとしなければなりません。
     手術してからかれこれ1ヶ月ですが、退院が早かった割には回復は、いま一つと言う感じがいたします。
     なおケールは、神戸の河野さんから送ってもらっています。
     このままケールを続けて行ってよいものでしょうか。
     便秘した場合、浣腸の方が良いのでしょうか。
     下剤を多い目に飲んだ方が良いのでしょうか?
     それからもう一つ、今回の痔の悪くなった大きな原因は、ストレスによるものだと自分で判断できることです。仕事以外にあまりやりなれないことにこの半年程気を労してきたことにあります。
     5〜6年前に下痢で入院した時は、住みなれた所をはなれて大阪の市内のゴミゴミした所へ転居したことが原因となっておりました。今回も前回もストレスが日々の生活において十分発散されていなかったのに気がつかなかった自分に自信を失っております。精神的に、はたして今の自分の心の持ち方でよいものかどうか迷っております。
     何か、ご助言をいただければ幸いと思います。

    (63・7)


     生来胃腸がよわく、神経質な42才の女性。
     13年前に十二指腸潰瘍(手術)。
     6年前、下痢がとまらず1ヶ月入院(過敏性大腸炎といわれた)。
     問題は2つ。
      1. 青汁はのんでいたのに、痔が悪くなって手術しなければならなくなったが、その後の治りがはかばかしくない。
        青汁はどうすべきか?
        また、便秘にたいしては浣腸がよいか、薬がよいか?
      2. 原因はストレスと思うのだが、ということ。


     答から申しあげます。
     青汁は中止しないで、ずっとつづけられたい。
     青汁中心の完全食に徹底すればすべてがよくなる筈ですから、浣腸か薬かの問題はおのずから解決します。ストレスも同様です。そのわけは、痔の悪くなったのも、術後の経過がよくないのも、また、ストレスに弱いのも、みな、結局食のあやまりからきている血のにごりによるとかんがえられるからです。

    痔の問題
     痔は、イボ痔にしても、切レ痔にしても、原因は便秘と排便の際の怒責(気ばること)にあります。

       便秘の原因は
        1. 便の分量が少なくて、糞塊が小さく、硬くなり、動きにくいことと、
        2. 腸の運動がにぶっているためであり、
       1.は、食べ物のカス(繊維)が少なく、消化がよすぎること。
       2.は、栄養のバランスのみだれ(カロリーことに糖分の過剰とミネラル・ビタミン不足)によって血がにごり、腸管のはたらきが悪くなるため。

     そこで、カス(繊維)を十分多くとることと、過ぎているカロリー(ことに糖分)をひかえ、不足しているミネラル・ビタミンを補って、全体のバランスをよくしなければなりません。
     繊維をとるには、野菜・くだもののどれでもよろしいが、ミネラル・ビタミンのそろって多いものは良質ナッパしかありません。ナッパ・青汁の必要な所以です。
     で、これまでも、イモ・マメ・ナッパ・青汁食など、青汁中心の食養生をされていたようですが、効果がなく、しだいに進行してきたのは、それでもナッパ・青汁が十分でなかったか、繊維の少ない白米飯・白パン・肉類・卵など消化のよいものが多く、また糖分がすぎていたのではないでしょうか。
     あるいは、インスタントものなど出来あい食品(有害有毒な添加物のはいった)が多く、血のにごりをつのらせていたのではないでしょうか。傷の治りのよくないことについても、同じことがいえます。

     退院後、青汁を1.5合から3合にふやして、調子がよくなりかけているそうですが、それらの間の関係を証明しているような気がします。
     ですから、ともかく、便通のよくなること――よい便はやわらかからず硬からずにゅにゅにゅっと気ばらずに出る――を目標に、もっとイモ・マメ・ナッパ・青汁中心の食養に徹底してほしいものです。

    ストレスの問題
     もともと神経質であり、潰瘍や過敏性大腸炎など神経とかかわりのふかい病気のあったことからも、(体質的に神経が感じやすく、ストレスの影響も大きいわけですから)おっしゃるとおり、ストレスとの関係は否定できないでしょう。
     ところで、この性質には生れつきもありましょうが、食べもののまちがいのための血のにごりによる所も少なくありません。事実、血がきれいになると神経が落つき、ものごとに動じにくくなりますから、ストレスに影響されにくくもなります。
     で、ナッパ・青汁が十分であれば、解決されるわけです。もちろん、それには時間はかかりましょうが。ともあれ、ストレスなどといったことにあまりこだわらないで、気永に正しい食養に専念されたいものです。
     からだの調子がよくなるにつれ、ストレスもしだいに気にならなくなるでしょう。健全なる精神は健全なる身体に宿る、といわれるとおりです。
    (63・7)


19. きれ痔を忘れた

    立川市 N.K. 

     ケール顆粒のおかげさまで体の調子がとても良いです。便秘がひどく、きれ痔になやまされていた毎日がうそのようです。本当にありがとうございます。







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