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放屁:掲載紙面選択
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1. 放屁が多くて
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2. 質問箱:青汁をのむとガスがよく出る
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川崎市 M.
問
青汁をのむとガスがよく出るので職業がら困りやめようかと思っています。
答
惜しいことです。つづけて下さい。ガスが多いのは便秘のためです。青汁には軟い繊維がかなりあるので通じがよくないと醗酵してガスが出来ます。荒い繊維、たとえば野菜や果物、あるいは青汁のしぼりカスなどを摂るようにして通じをよくしてみてください。ガスはなくなる筈です。
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3. 青汁でふえるガス
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青汁をのんでガス(放屁)に悩まされることがあるが、これは便秘のせい。
ナッパや青汁では、ふつう、通じがよくなるのだが、十分出きらないと(便秘気味だと)、野菜の繊維が、腸内のバイ菌によって分解され、ガスの発生がさかんになるからだ。
もっと青汁やナッパの量を増すなどして、通じが本当によくなれば、ガスも出なくなる。
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4. ガスが出にくい
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医学博士 遠藤 仁郎
大阪のわかい女性の方からの電話。
「胃にきずがついているというので、青汁の顆粒をのんでいますが、ガスがひどく、それが出にくく、いつも腹がはり、ゴロゴロ鳴って気持ちが悪いんです。青汁がさわるんでしょうか?」
「青汁をのんでガスが多くなることはよくありますが、それは、たいてい便秘している時です。通じが悪いのではありませんか?」
「いや、毎日あります。どちらかというとやわらかすぎるくらいです。とにかくガスがうまく出ないのが苦痛なんです。」
「便は出るのにガスだけが出ないというのはおかしいですナア。神経質なんですか?」
「ハイ、そのようです。先生は、神経を鎮める薬と便をかためる薬を下さっています。」
「というと、ガスが多いので、いつも、それをおさえるクセ――ガスが出るとき便がやわらかいと、一緒にミ(糞)も出るかも知れない。
それが気になって、意識的におさえるようなクセ――がついてしまっている(そして、夜ねている時はらくに出ている)のではありませんか。
もしそうなら、洩らしてもよいように、オシメかなんかあてておいて、遠慮なく出すようにする。
そうして腸を休ましてやれば、やがて落ちついてくるのではないでしょうか。少なくとも青汁のせいとはかんがえられません。」
「それから、血圧が低いんですが、青汁をのむと血圧が下がりすぎるのではないか、と注意されましたが・・・・・・?」
「その心配もご無用。青汁で下がるのは高いばあいで、低い人では反対に上がります。体調がととのうと、平均に近づいて来る、とでもいいますか。」
「もう一つ、生理の出血がひどいんですが、これには・・・・・・?」
「それも血圧と同様。少ない人はふえ、多い人はへる。ともに、平均に近づいてくるわけでしょう。
こううけたまわってみると、どうやらあなたは、細だちのいわゆる虚弱体質で、神経がひどく感じやすい方で、腸にガスがたまって運動がさかんになると、反射的に肛門のしまりが強くなりすぎるんじゃないでしょうか。
そういう体質の多くは、日常生活、とくに食生活のあやまりによる血のにごりが原因になっています。
丈夫になろうとして、滋養になるおいしいものばかり食べ、野菜ことにナッパ類は不足がち。
しかも加工食品が多い、という食事になっているのではありませんか。
そうだと、血は酸性にかたむき、有害な不完全代謝産物が出来、添加物の害も加わって、すっかりにごってしまい、体調をくずし、神経ばかりとがってきます。
胃にきずがついているのも、血圧の低いのも、生理に異常のあるのも、みな、そのもとはそこにあるわけですから、青汁を中心とする正しい食事によって血をきれいにすることが何より大切です。
ともかく熱心につづけてみてください。
きっと、やがてすべてが解消するだろうと思います。
(61・2)
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