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骨・関節:掲載紙面選択 |
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1. もう歩けないといわれていたが | |||||||||||
75〜6才のおばあさん。股関節がめちゃくちゃになっているので、もう歩けないと整形外科の先生よりいわれていたのに、青汁をのんでいるうち、だんだん痛みが少なくなって動けるようになり、次に杖をついて歩くことができ、今では杖がなくても歩けるようになった。うれしくて、有難くて、一生涯つづけてのましていただきます、といっています。 (松岡正子、保健所長)
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2. 保育園で青汁給食 | |||||||||||
兵庫県香住町 K.T.
かえりみまするに、昭和32年4月、当時東京の大正大学に学んでいた長男が、多発性関節炎に冒されて帰省し、町立の病院に入院いたしましたが、主治医が種々の手当も施されましたがますます悪化するのみで、一時は身体の22ヶ所が激痛しました。 (34・3・5通信より)
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3. 病疾8年 日々をたのしく | |||||||||||
埼玉県 S.N.
お蔭さまで、健康になり、働いています。 | |||||||||||
4. 骨粗鬆症 | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
年をとると(女性は50才ごろ、男性は65才ごろから)、骨がもろくなり(骨粗鬆症)僅かなことでも骨折をおこしやすくなる。 | |||||||||||
5. ひざの骨の痛み | |||||||||||
福岡市 T.Y.
材料があまりありませんので、いまの所、大根葉とキャベツ、ミカンを、毎朝ジューサーでしぼって、コップ1杯のんでおります。 | |||||||||||
6. 猫背 | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
年寄りの、かたまってしまった猫背は、もう、どうにもなるまい。 これらがすぎていると、熱量や蛋白質ばかりが多くて、これらの代謝に不可欠のビタミンやミネラルが不足し、血が濁って来るため、筋肉の代謝がうまく行かず、こわばり勝ちになる。そこで、良質ナッパを主にした野菜、山菜、海草、果物などを多く食べるようにすると、食全体としてのバランスがとれ、血がきれいになり、筋肉の代謝もよくなり、こわばりがとれ、しなやかになり筋力は強くなる。こうしていれば、猫背もしだいによくなって来る。 (50・12)
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7. 五十肩 | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
五十腕、五十手。四十肩、六十肩ともいわれる。その年ごろになって肩や腕が痛んでくるもの。また、似たものにヒザが腫れ痛むのがある。 こうすれば、症状はずっとかるく、治りも早いだろう。 (52・11)
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8. キーンベック病よくなる | |||||||||||
福山市 T.S.
昭和50年5月頃、右手首に痛みを感じた。 キーンベック病は、手首の間接の月状骨が軟化し、腫れ痛む病気で、20〜30代の若い人、手仕事をする人、したがって右手に多い。原因ははっきりしていないが、骨の石灰分がへっているそうだから、何かのために骨の栄養がおかされるのであろうが、おそらく、食べもののまちがい――穀・肉・糖に傾いた偏食によるカルシウムの不足や、血のにごりがあずかっているのだろう。青汁がきいたのは、青汁でカルシウムが補給されたことや、栄養のバランスがうまくとれ、血のにごりがなくなるか、へって来たからであろう。 | |||||||||||
9. 質問箱 椎間板ヘルニアに | |||||||||||
問 | |||||||||||
10. 椎間板ヘルニア | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
これも忘年会で出た話。 「10年まえ椎間板ヘルニアで、手術をすすめられたが、青汁絶食をやるなど、熱心に青汁食養生をつづけ、2ヶ月ばかりですっかりよくなった。調子がよくなるにつれてしだいに怠りがちとなり、青汁の量もへって来ていたとみえ、この8月中ごろ再発。で、いよいよ本気になり、毎日青汁3合、顆粒5〜6袋(青汁2〜3合相当)のみ、10月にはもと通りによくなった。そして、こんどはなまけず、つづけている。」 (57・12)
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11. 骨粗鬆症 | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
「お婆さんが骨粗鬆症です。高血圧もあり、からだの調子がよくありません。青汁はどうでしょうか?」 ことのおこり この病気は、骨多孔症ともいい、骨のカルシウム分がへり、うつろが広がり大きくなって、骨質が弱りもろくなるもの。老人が僅かなことで骨折をおこしやすいのは、このためです。ことのおこりは、年のせいで、骨のカルシウム代謝がくるい、失われるカルシウム分と、その補充とのバランスがとれなくなっていることと、摂り入れるカルシウムが十分でないことにあり、それには現在の食のあり方がかなり影響しているように感じられます。 現行食のあやまり 現在の食事は、白米飯に、おいしくたいた魚や卵をそえ、野菜類が少ない。 間食には甘い菓子、飲みものにはこれまた甘いジュース類。それに、インスタントものなど加工・保存食品が多いという、いうならば、ご馳走づくめの毎日になっています。 この食事の特長は、栄養的にみて、カロリーや蛋白質は多すぎるほどだが、それに釣り合わねばならないミネラル(アルカリことにカルシウム)やビタミンが不足している。そのうえ、有害有毒食品も少なくない。そのため代謝がうまくゆかず有害な代謝産物ができること、また有害有毒食品も少なくなくて、どうしても血がにごって来、からだ中のはたらき、したがって骨のカルシウム代謝にも不利にはたらくにそういありません。 一方、この食事では、もともとカルシウム分が少ないうえ、酸性食品(カロリー食品だけでなく添加されている燐酸塩によって)が多いため、その中和に奪われ、少ないカルシウム分の利用はいっそう悪くなります。 そこで、骨になるべきカルシウムが少なくなるか、無くなります。そのため、反対に、骨からカルシウムがとり去られる結果となり、ここにこの病気になるそもそものもとが潜んでいるわけです。 ですから、この病気を防ぎ、治すには、まず栄養を正しくして血のにごりをとり除き、骨のカルシウム代謝に有利な条件をあたえるとともに、できるだけ十分のカルシウムの補給をはかるべきでしょう。 正しい食 すなわち栄養の安全化と完全化です。 安全化 すべての食品はなるべく安全な自然食品をえらび、農薬その他生産用薬剤や添加物に汚染されていないものとすること。 完全化 栄養のバランス、とくに不足がちなミネラル(アルカリ、カルシウム)やビタミン類を十分に補給すべきですが、それには、それらがそろって多い良質ナッパ以外には適当なものはありません。 カルシウムの補給 カルシウムの補給には、吸収しやすいかたちのカルシウムにとんだ食べものをしっかりとることと、その吸収・利用を妨げるものをできるだけ少なくすることです。 酸とアルカリの関係 その一つは酸とアルカリの関係で、ここの食品についていえば、酸性のものより、アルカリ性のものの方がカルシウムの利用がよいし、食事全体についても、酸性か酸性のつよい食事のばあいより、アルカリ性かアルカリのつよい食事の方がカルシウムの利用率が大きい。 たとえば、主食では、カルシウム分の少ないうえに、酸性のつよい穀類(米・麦)よりは、カルシウムはあまり多くはないが、アルカリ性のイモ類の方がよろしい。 蛋白食品では、同じくカルシウムが少なく、酸性の強い肉類よりは、酸性度はあまり変らないがカルシウムの多い小魚類や卵がよく、アルカリ性でカルシウムの多い乳、カルシウムが多くて比較的酸度の少ない大豆などがさらによろしい。 それらにそえるアルカリ性の果物・野菜類では、同時にカルシウム分の多い良質ナッパ類がもっともすぐれていますから、これを十分にそえるべきだということになります。 ナッパの利点 このように、栄養のバランスをとって血をきれいにし、骨のカルシウム代謝をよくするためにもまた、カルシウムの補給のためにももっとも適しているのは良質ナッパで、その必要量はふつうでも、400〜500g。老人でも、また、ことに病気のばあいはそれ以上、多ければ多いほどよろしい。したがって、大量のナッパの摂取を容易にする青汁(400〜500gで約2合)がよい筈、ということになるわけで、あえておすすめするのもそのためです。 なお、青汁のも一つの利点は、そのカルシウム分の吸収が非常によいということです。それは生のナッパのカルシウムは、いわゆるイオン化しているカルシウムで、熱を加えたり、無機のものにくらべ、吸収率に格段のちがいがあるからです。 糖分 なお、糖分がすぎると、カルシウムの利用を妨げますから、味つけはうすくするよう。また、菓子やジュース類にも十分気をつけて下さい。 ビタミンD その他、カルシウムの吸収・利用にはビタミンDが関係しています。その不足しないよう。薬をのむのもよいでしょうが、椎茸(天日乾燥でDができる)を食べ、また、日光浴(でからだにDができる)もかかさないようしたいものです。 (59・3)
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12. 多い時は一升も | |||||||||||
青森県 M.N.
ご指導いただきまして2ヶ年になります。 | |||||||||||
13. 青汁3ヶ月 | |||||||||||
青汁3ヶ月でとても調子がよく、長年の疲れもなくなり、ヒザの関節はすぐ直りました。 | |||||||||||
14. 長らくの膝関節炎 | |||||||||||
青森県 M.N.
毎日まち遠く思っている青汁の会報、本日ありがたく拝受いたしました。 (59・10)
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15. 軟骨がチビている | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
52才の、山で植林、下刈などしているものです。 骨にもよい筈ですが少々の分量をちょっと飲んだのではとてもダメ。 少なくとも毎日4〜5合(もとのナッパ1キロ)以上、ピロサンでは緑袋で8〜10ヶ以上。それをながくつづける必要があります。 青汁は薬ではなく、まちがっている栄養を正しくして、いたんでいるところをなおそうというのがねらいで、チビた軟骨を治すにも役立つ筈ですが、それにはどうしても時間がかかります。 しかし、感じやすくなっている神経を鎮めて痛みをやわらげるには、比較的はやくきくものです。 あなたの食べものが、おそらく、これまで大変まちがっていたのだろうと思います。たとえば、おいしく炊いた肉や魚で大飯(それも白米飯)を食い、酒も好き、あるいは甘いもの、菓子、ジュースもよくのむ。そして、野菜ことにナッパ類は殆んど食べない、といったことではないか。 もしそうなら、血がひどくにごり、血のめぐりも悪くなり、からだ中のはたらきがうまく行かなくなる。 そして、いちばんよく使うところ――あなたのばあいは足腰の筋肉や骨ですが――がいたんで来て、疲れやすくなり、チビても来る。 一方、神経がとがり、感じやすくなり、僅かなことでもひどく痛むようになって来ているのだろう、と思われます。 そこで、今までのように安静にしたり、按摩、マッサージで血のめぐりをよくするなどの姑息的なことでは、一時的の効果しかなく、すぐまた元通りになってしまうわけ。どうしても、根本の原因になっている血のにごりを治さなければダメだ。 それにいちばん手っとり早いのが、最も不足しているナッパの成分を補う青汁だ。しかし、少々ではダメだし、十分の量をながくつづける必要がある。 また、それとともに、飯、肉や魚、酒、糖分をへらすこと。白米飯の代りにイモを、肉や魚の切り身の代りに大豆を多くし、ナッパを主とする野・山菜、海藻などをふやし、その上青汁をのむ。これを熱心に根気よくつづけていると、血はしだいにきれいになり、抵抗力・回復力がもり上って来て、少々のことでは痛まず、チビているところもおいおい修復されて来るだろう。 いずれにしても持久戦で、しんぼうが肝腎。ナッパ・青汁の材料も沢山いる。買って飲んでいてはとても財布がもたぬ。ケールの種子はいつでもあげます。しっかりつくって、じっくりとり組んでみてほしい。 (59・9)
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16. 老人の脚腰のいたみ | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
年は脚からよる、というが、なるほど、年をとると脚腰がしだいによわくなり、60〜70にもなると、痛みを訴えるものが急にふえてくる。 がよいように思われる。 (60・4)
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17. 慢性上顎洞骨髄炎 | |||||||||||
42才の男性のかたから、 「22才のときチクノウ(副鼻腔炎)で手術。といってみえた。 「上顎洞骨髄炎。 むつかしい病名ですが、おそらく、上顎洞の骨のあたりの化膿が慢性化したもので、時々悪化して、血膿が出たり、ひどく痛んだりするのでしょう。 根治的には手術でしょうし、これまでも度々問題になっているようですが、場所が場所だけに、うっかり手はつけない方がよいでしょう。 そして、薬でもダメとなると、残る手は、からだの方をなおすしかありません。 というのは、ずっといぜんにチクノウにかかっていられるように、あなたのからだが化膿によわくなっている、とかんがえられるからです。 化膿しやすいからだにもっとも関係のふかいのは食べもののあやまり。 いわゆるエンプティカロリー食品のとりすぎです。 すなわち、糖分(菓子、ジュース、味つけの砂糖)、白米飯とくに餅、アルコール、肉魚の切り身などで、これらがすぎると血がにごり、抵抗力がよわり、バイキンにおかされやすく、治りにくくなります。 それをなおすためには、そういう食べものに不足しているミネラル(アルカリことにカルシウム)やビタミンを十分に補給すべきですが、そのもっとも有力なものが良質ナッパです。 で、これをしっかり食べ、青汁にして飲めばよいというわけです(緑葉食・青汁)。 しかし、それにはかなり大量のナッパが必要ですし、青汁にしても、あまり飲みよいものではありません。 しかも、効果はなかなかにわかにはあらわれません。 そこで、まず、もっとも徹底した青汁食、青汁断食をやってごらんになっては、とかんがえます。 2〜3日から数日間、他のものは何も食べず、毎日、朝から晩まで青汁ばかり飲んでみます。 5〜6合ないし1升くらいらくに飲めます。 そうすると、おそらく、あなたのばあい、きっと、何か思いあたる効果が出る筈です。 それっきり治るとは申しませんが、いつもあなたを悩ましている血膿がへるとか、不快感や痛みといったものが、なくなるか、ずっと軽くなるようであれば、そして、青汁の効果にたいする確信めいたものが得られれば、その後の実行に大きなハズミになるだろうと思われるからです。 そのあとは、なるべくミネラル・ビタミンに富んだ、そしてなるべく安全な食べものをえらび、たとえば主食にはイモ類、蛋白食品には大豆を多くすること。 そして、良質ナッパを主とする野菜、海藻を十分にそえ、青汁は少なくとも3〜4合以上のむ(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。 これを根気よくつづけてゆくのです。 そうしていられれば、しだいに体質がかわり、さしもの難治病もやがて克服されるにそういありません」。 (60・2)
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18. 頸骨軟骨症 | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
この7月末、神戸の青汁教室で、50前後のご婦人から、頚骨軟骨症の痛みが青汁でよくなった、という報告があった。聞きなれない病名なのでしらべてみた。 頚骨軟骨症ということだ。 どうやら老人性の脚・腰の痛み同様、筋肉性のもの、つまり、血行不全のための筋肉のコワバリが原因のような気がする(本紙353(61年1月)号、「老人の脚腰のいたみ」参照)。 しかも、脊椎骨や軟骨の変化にしても、筋肉のコワバリにしても、結局は血のにごりによる。それは食べもののまちがい(精製穀、肉魚の切り身、糖、脂などご馳走の食べすぎ)によるわけだし、青汁がよいのは、それによって、骨や軟骨の病変が、そう簡単になおる筈がないから、やはり、血がきれいになり、血の流れがよくなることで、筋肉のコワバリがやわらげられるためであり、あたためたり、軽い運動やマッサージのよいのも、血のめぐりがよくなるからであろう。 だから、痛みをしずめるためにも、病変の進行を防ぐためにも、青汁中心の正しい食事にあらため、つとめて運動することが大切であろう。 (60・8)
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19. 青汁のんで元気になりましょう | |||||||||||
西宮市 I.T.
月日の経つのは早いもので、私が青汁と出会ってから約20年になります。 (60・12 惜陰会の誌から)
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20. “関節炎の痛みがなくなりました” | |||||||||||
尼崎市 Y.K.
左足のひざをちょっとまげても痛く、歩く時は、ひざをまげないように、そろそろとつたい歩きをするのがやっとでした。 (62・12)
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21. 六〇ヒザ | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
62歳のお寺さん。 最初は満40才の時。これらの関節や筋肉の異常は、いずれも老化によるものであることはいうまでもありませんが、10年毎に出ているところからみると、どうも、加令によって周期的に、自然におこる一時的の変調によるもの、いうならば、一種の生理的現象ではないか、とひとりぎめしています。 それはともあれ、できるだけ血をきれいにすることは大切とかんがえられますから、イモ・マメ・ナッパ・青汁食といった、青汁を中心とする食の合理化をおすすめしたいと思います。 食べものはなるべく安全なものをえらび、調理は簡単に、味つけはうすくすること。アルコール・糖分はできるだけひかえること。 そして青汁は少なくともコップ4〜5杯(もとのナッパ1キロ)以上。多いほどよろしい。 患部はなるべく温かくし冷やさないこと、軽い運動(自動・他動)、マッサージの励行も大切です。 「なお、試みに、もっとも徹底した青汁食である青汁絶食をやってごらんになってはいかがでしょう。1日でも2〜3日でも、ほかの食事は一切せず、青汁を飲めるだけのみます。5合でも6合でもらくにのめます。それがきっかけになって症状が軽快することがありますし、少なくとも一時的にもかなりの効果が出るものです」 と申し上げておいたが、さっそくやられたらしい。 数日後のおたよりに、 「早々、2日間絶食をして、青汁(顆粒)12〜3袋(生の4〜5合相当)づつ服用いたしました。通常の勤行と法儀を修めましたので、空腹でいささか難儀しましたが、おかげさまで、今日は少し調子がよいようで、足の運動が軽快にできるようになりました」 とあった。 (62・12)
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22. (初期の旧稿から) 五十肩と緑葉食 | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
三木威勇治教授の著書によれば、 「五十肩というのは疼痛性肩関節制動症で、その病変は老人性変化または外傷、炎症性変化などである。そして組織が老人性となることがその素因をつくる。大体、老人性の変化を起した組織は外界の刺戟に対する反応が弱く鈍いので、急性の軽い運動痛や放散痛は乏しくて、後に残る関節攣縮が目立ち、不注意な運動で痛むものである。手当として、初期の放散痛や運動痛には安静固定、温熱応用その他が行われ、後の筋性攣縮には温熱、マッサージ、自動運動などによる寛解に重きをおく」、といわれている。 しかし、老人性変化が根本である以上、これら局所処置とともに、一般若返り法を講ずべきはいうまでもないことで、正しい栄養を主とした日常生活の合理化が大切であろう。 同書には、栄養についての具体的記載がないが、菜食ことに緑葉生食がよいようである。私は以前軍隊にいた頃、兵食によって肩の痛を覚え菜食で速かに去るのを経験しているが、今年の初ごろから(丁度50才なんだが)ちょいちょい肩が痛んだ。 それはきまって悪食のつづいた後であり、緑葉食にし青汁を飲んでいると間も無く忘れてしまう。 大言海には、俚言要覧をひいて、 「五十腕、凡そ人50歳ばかりの時手腕骨節の痛むことあり。程過ぐれば薬せずして癒ゆるものなり。俗にこれを五十腕とも五十肩ともいふ。又、長命病ともいふ」とあるごとく自然にも治るものだが、こうした注意によって治りをはやめることが出来、また防ぐこともできるようである。 (25・1)
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23. 脚腰の痛み | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
72才の老女。 「いぜん、ケールを栽培して飲み、大変調子がよかったんですが、その後、やめていました。さいきんになって、脚腰が痛みだしましたので、また飲んでいますが、“ケールはアルカリが強いので、それだけよりも、他の野菜やくだものを混ぜた方がよろしい”という人があり、迷っています。」「とんでもありません。そのアルカリが、ことに、その中のカルシウムが、痛みによいのです。ほかの野菜やくだものもアルカリ性ではありますが、肝腎のカルシウムが少ないので、それだけ効果が落ちます。迷わずにケールを、少なくとも4〜500g、もっと多く7〜800gから1キロを(汁にして2合から3〜4合)おのみなさい。もっと多ければなお結構です。 なんでしたら、1日でも2日でも、ほかのものは何も食べず、青汁だけを飲んでごらんになってはいかがです。青汁絶食というやつで、5〜6合以上でもラクに飲め、それっきりよくなることがあります。 反対に、よくないものの筆頭は糖分。 お菓子やジュース、味つけの砂糖などがすぎると、痛が出たり、強くなります。次が白いご飯やお餅。そして肉や魚の類。これらは、みな、酸性の強いもので、これらがすぎると血が酸性にかたむき、カルシウムの力がよわって痛みが出たり、強くなります。 その酸を中和するのがアルカリ。そしてカルシウムには神経の感じをおさえ鎮める作用があるからで、アルカリ性が強くカルシウムの多いケールがよい所以です。 なお、脚腰の痛みには、その部の血のめぐりをよくすることが大切ですから、少々痛くても、軽い運動をしたり、もんだり、たたいたり、お風呂や温泉であたためること。また、真綿やモグサを入れた腰まき、パンツ、懐炉などで冷さないよう気をつけることです。 (62・11)
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24. ケールと私 | |||||||||||
高石市 I.M.
伊藤さん牧村さんにすすめられてケールを飲み始めて約1年半経った。 (ケール健人会報より)
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25. 肩の痛みと耳鳴 | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
56才(男)会社員。 「肩の痛みはいわゆる五十肩でしょう(老化現象)。青汁中心の正しい食事でたいていよくなります。耳鳴もおそらく同じく老化現象でしょうが、その程度(仕事に差支ない)であれば、大したことではありません。おっしゃる通り、ストマイの影響もありましょうし、神経質的のところも大きいでしょう。なるべく気にしないことですが、性格的なものですから、気にすまいと思うことが、かえって新しいストレスにもなりますから、むしろ、なにか好きなこと、興味のあることに没頭し、気分転換をはかることです(仕事に熱中しているとき忘れていられるように)。 薬はなるべくやめ(鎮静剤・安定剤・代謝剤も)、やはり青汁中心の正しい、バランスのよくとれた、カロリー・蛋白質にたいし、ミネラル・ビタミンに十分余猶のある、食事に切りかえ、それに徹底することです。 主食には米飯やパンよりは雑穀類や豆。さらによいのはイモ類。蛋白食には肉・魚の切身より小魚・大豆ものにすること。 そして、良質ナッパを主とする野・山菜・海藻などをうんと添え、青汁は少なくともコップ4〜5杯。ピロサンならば緑袋8〜10以上飲む(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。 タバコ・アルコールはもちろん、菓子やジュース類もなるべくやめる。また、食べもの、飲みものはすべて安全なものにし、農薬はじめ生産用薬剤や添加物に汚染されているものはさけるよう気をつけること。そうしていれば、肩の痛みも耳鳴も、しだいに軽くなってくるでしょう。 なお、時々、青汁絶食(1日中青汁だけを飲み、ほかのものは一切やめる)をやってみるのもよいと思います。これで耳鳴がすっかりとまることがあります。」 (平成元・2)
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26. 五十肩 | |||||||||||
東京都 J.M.
1年2ヶ月の間、フィンランドに住みました。 (1989・7・25)
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27. 大腿骨折の術後順調 | |||||||||||
大阪市 M.H.
本年11月で、青汁開始満5年となりました。83才の母も、顔色も良くなり、3日に大腿骨骨頭頚部骨折で手術を受け、人工骨頭に置換術を受けましたが、回復順調で、現在は、正座も出来る様になりました。 (63・12)
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28. 関節炎が治った | |||||||||||
横浜市 K.S.
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29. ペルテス病 | |||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
「5才の時、溶連菌症とアトピーでお世話になりましたこども。 「ペルテス病(股関節ペルテス病)は、若年性変形性骨軟骨炎というむつかしい名がついており、こどもに多い、股関節の大腿骨頭の軟骨の化骨の進行中の発育異常による、といわれています。原因についてはいろいろ学説があるようですが、まだ適確なことはわかっていないらしい。 結局、血のにごりによるものに相違ないでしょうから、以前の時と同じく、青汁中心の食事が大切と思いますが、青汁はずっと飲んでいたんでしょうか?」 「それが、からだの調子がよくなったものですから、とかく怠りがちになっていました。」 よくきいてみると、この子の妊娠中の母親の食事が随分デタラメであったこと。 またこども本人も、肉、魚、ハムばかり食べ、野菜は少なかったし、間食がひどく、チョコレート、アメ、ジュース、アイスクリーム、時にはクリーム1日4ケ、ジュース3本。 こういったものばかり食べていた、ということもわかった。 そうだと、どうやら生れつきあるいは幼時から血のにごりやすい体質であるようにも考えられるから、いっそう食べものには慎重でなければならない。 ともかく、熱心に青汁食に徹底すべきだ、と答えておいた。 初め入院したのは、地方の大学病院の小児科。 主に安静と牽引で治療され、2ヶ月で、装具をつけ、松葉杖をついて退院。 その後、他の施設にかわったが、ここでは、両足にギブスをつけ、全く動かせないという治療法。 食事は、大学には青汁をよく知っているナースがおり、かなり飲めたらしい。 が、次の施設は非常に厳重で、きまったものしか食べれず、生野菜も食べていないし、蛋白質その他も成長期のこどもには不足のようだし、青汁はかくして飲む、という状態だ、とのこと。 それから、かれこれ1年ちかくすぎた頃、たずねてみたが、大した変りはない、とのことなので、骨の化骨を促がすためには血行をよくすべきだから、むしろ軽い運動が必要だろうから、ギブス固定は極端すぎるのでないか。 また、食事には、できるだけカルシウムも十分に補給すべきだし(それには青汁が最適)、カルシウムの利用をよくするためには日光浴もさせたい。 できれば家につれかえって、もっと自然的な生活をさせてやることだ、ともいってみたが、なにぶんにも親許をはなれていることとて思うにまかせない。 ただ、なるべく青汁だけでもとピロサンを送ってやっている、とのことだった。 この7月、 「発病してまる2年になりました。おかげさまで、ようやくギブスがとれ、歩かれる装具になりました。園長さんから説明があり“ふつうは3〜4年はかかるのだが、経過がよく順調に快復し、早くよくなっている”とのことでした。」 とよろこびのしらせがあった。 (平成元・7)
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30. 背骨のいたみ | |||||||||||
相模原市 H.N.
私の妹も、背骨がいたいのが、ピロサンを飲んでるうちに軽くなったとよろこんでいます。(平2・6) | |||||||||||
ご意見・ご要望はこちらへ | |||||||||||
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