健康と青汁タイトル小
中耳炎:掲載紙面選択




1.慢性中耳炎

    立川市 Y.H. 

     36年の9月より野菜ジュースを愛飲し、毎日元気で暮せることを感謝しています。
     毎月の新聞も14、5日前後をたのしみに待ちました。
     今年の夏、肥厚性鼻炎の下甲介を切除して以来9月から12月までに、極く僅かですが、体重の増加がみられました。
     化学療法をうけていた慢性中耳炎も、11月の末より乾きはじめ、現在、夜も綿をつめておくこともなくなりました。
     「手術するより手がない」といわれ、「脳膜炎をおこすおそれがある」とも聞かされ、困っている所でした。
     ひどい時は、朝晩、綿棒で耳だれを始末していた苦労を忘れられません。
     これも青汁のおかげで、本当にありがたいと思います。
     只今の所、材料はニンジン、キャベツ、コマツナ等です。私が勤めから帰るを待って、つくって、コップに1杯。母も妹も飲んでおります。
     もともと便秘がちですので、今後は、青汁のカスを天プラ等にして食べることにしようか、と思っています。(37、12、17)





2.慢性中耳炎全治

    岐阜県 M.S. 

     ながく慢性中耳炎にて困難いたしまして、病院にも通っておりましたが、青汁服用いたしまして、3月目より、あの困難いたしました膿が少量になり、4月目より全治いたし、家内一同大喜びです。
     大学病院にても驚いております。





3.健康相談室 中耳炎と鼻炎

     医学博士 遠藤 仁郎 

     4才の男児。
     2才半のときハシカにかかり、中耳炎をおこした。
     それいらい、気候のかわりめになると、いつも中耳炎が出る。
     また、カゼをひくと鼻汁が多く、ながくつづく。
     いぜんは、時にはとまっていたが、さいきんでは、一年中、出しどおし。
     また、鼻がよくつまる。
     しかし、熱が出るのは、せいぜい1〜2ヶ月に一度ていど。
     かかりつけの先生は、扁桃が大きく、アデノイドがあるからだ、といわれている(両親とも扁桃肥大がある)。
     なんとかなおす方法はないものか、との手紙。

     ○ 

    中耳炎
     中耳は、一度炎症をおこすと、一応は治ったかに見えても、抵抗力がよわっていて、再発しやすいものではある。
     しかし、気候のかわりめごとに出るというのは、体質的に炎症をおこしやすくなっている(つまりアレルギー性になっている)からだろう。

    鼻炎
     鼻の方も同じで、もともと炎症をおこしやすいので、カゼをひき、鼻カタルがおきると、分泌がひどく、それをくりかえしているうちに、しだいに感じやすく、僅かな刺戟にもつよく反応するようになり、結局、絶えず鼻汁を出すことになっているのであろう。

     いずれにしても、そのもとは、中耳なり鼻腔なりの抵抗力がよわくて炎症をおこしやすく、また、感じやすく(アレルギー性に)なっているため、と思われる。

    その原因
     なぜ、そうなっているのか。
     一つには、生れつきの素質があったのだろう。
     それは、両親に扁桃肥大があるということからも想像される。
     耳、鼻、咽喉が一つの専門家になっているように、これらは互に似かよった性質のところなので、扁桃に異常があることは、耳にも、鼻にも通用することだからだ。
     しかし、そこに炎症がおきたり、それをくりかえしているうちにアレルギー性になるためには、全身に影響する平素の日常、ことに食べもののまちがいがかんがえられる。
     鼻炎がさいきん、いぜんよりひどくなって来ているということは、その関連――まちがいがつづいている間にしだいに亢じてきたことを――しめす事実ともみられよう。
     さて、この児の食事がどうだったのか、
     手紙には何も書いてないので真相はもちろんわからない。
     が、多分、こういうことではないか。
     すなわち、主食は白米飯。
     副食は肉・魚・卵・乳製品が多く、しかもインスタントものが多い。
     野菜は少なく、それも白いもの(無色菜)ばかりか、せいぜいいくらかの黄色菜、というところで、緑色菜ことに良質ナッパはほとんど食べてない。
     味つけは濃厚。
     間食には甘い菓子、甘いジュース。
     こういうことではなかったか。
     とすると、この児の食事は非常にかたよった不完全なものになっている。
     酸性食品が多くアルカリ食品が少ないため、カルシウムの不足をまねく。
     これだけでも、抵抗力をよわめ、ものごとに感じやすく、つよく反応する(アレルギー性)ようになる。
     また、ビタミンの不足による代謝の不調、ひいて血のにごりをまねくことでも、体力・抵抗力をよわめているだろう。
     出来あい食品・インスタントものの害(添加物など)も加わっているだろう。
     そこで、感染しやすくなっており、ハシカによる体力のよわりと重なって、中耳炎や鼻炎になり、それがいつまでも治りきらぬ、ということになっているのであろう。

    対策
     何といっても、まず、食習慣をあらためること。
     間食の菓子、ジュース類をやめ、クダモノにすること。
     三度の食事には、もちろん、カロリーも蛋白質も十分とらなければならないが、それに釣り合わねばならないミネラルやビタミン類は、むしろ多すぎるくらいにすべきだから、良質ナッパはうんと多く主食や蛋白食品にたいし2〜3倍くらいは必要だ。
     とはいっても、うまいおかずになれたこどもに、まずいナッパを食べさせることはなかなか困難なので、そのエッセンスともいうべき青汁をのますことだ。
     このようにして、アルカリ、カルシウムを十分補給し、食べもの全体としてのバランスを完全にすれば、血はきれいになり、抵抗力ができ、炎症傾向、アレルギー傾向もかるく、あるいはなくなってくるから、中耳炎も出なくなるだろうし、鼻炎もしだいによくなるだろう。
     ただし、その実行にあたって、もっとも大切なことは、こどもだけに、それを強いるのでなく、家族こぞって同じ食事をとり青汁ものむことだ。
     また、そうすれば、両親の扁桃もやがてなおるだろう。
    (55・4)





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