健康と青汁タイトル小
膀胱炎・膀胱腫瘍:掲載紙面選択

1. 忘れたように全治

     青汁をはじめて早や1年をむかえ、ケールも人参とともにスクスク成長いたし昨年8月より、スリ鉢をジューサーにかえましたので、家族全員、今年はカゼも引かず、私の永い間の胃腸、ジンマシン、膀胱炎も忘れたように全治しました。
     高校に通う子供の鼻も、だんだんよくなり、さいきんは全く頭も痛くないと申して、勉強にも熱が入り、親馬鹿と申しましょうか、そっと部屋をのぞく程になりました。


2. 膀胱炎

     せがれの嫁が、ながい間膀胱炎をわずらっていた。
     6ケ所もの病院へ行ったが治らない。
     しまいに、とうとう、「これでは妊娠せんぞ」といわれてビックリ仰天。
     それまで見むきもしなかった青汁を所望してきた。
     そこで、味なおしにレモンを入れなどしてのませていたところ、やがて、さしもの膀胱炎も、また、よく出ていたジンマシンもなおり、そのうち妊娠もした。
    (淡路の樫本さんのお話)


3. 慢性膀胱炎

     医学博士 遠藤 仁郎 

     52才の主婦。娘出産後、この長い間慢性膀胱炎で苦しんできました。
     ただいまも薬をのんでいます。
     少し油断すると急性が入り、痛みます。
     この薬のため、35才の頃、胃潰瘍で3年ほど養生したのが、また悪化したようです。
     胃の薬と膀胱の薬をいっしょにのんではいますが、同じことをくり返すばかりです。
     この辺で、青汁だけに切りかえて、薬にたよらずにいたいと思っています。
     現在、青汁は1日2〜3合です。
     日常生活は、ふつうの人と変らずうごいています。
     血圧は100〜90/60〜50。
     疲れやすい方で、顔、目頭はつねに腫れぼったいです。
     尿の回数は1日10回くらい。
     少し血が混じっているそうです。
     早朝の尿はいちばん濁っていますが、日中はそうでもありません。
     



     慢性膀胱炎はなかなか治りにくい病気です。
     バイ菌が原因なので、薬(抗生剤)でそれをやっつけようとするのですが、ながくすみついているバイ菌は、いろいろ薬をためしてみても、どうもうまくききません。
     そのうちに副作用もおこってくる――胃が悪くなったのはそのためでしょう。
     薬のききも悪くなる。
     で、いつまでも、同じことのくりかえし、ということになるわけです。
     こういうばあい、もうひとつ打つ手は、お考えになっているように、青汁を中心とする食養生に徹底して、からだの方を強くし、バイ菌をよせつけなくすることです。
     青汁は多いほどよろしい。
     いま1日2〜3合だそうですが、同じ1合でも、正味(ジューサーやスリバチでつくったもの)の青汁か、水でうすまっているか(ミキサーでつくったもの)によってちがいます。
     つまり、もとのナッパをどれだけつかっているかが問題です。
     青汁のネライは、まず、食事のバランスをとることですが、それには、ふつう日本人の平均食でいうと、少なくとも1日400〜500gの良質ナッパが必要です。
     しかし、病気のばあいはもっと多く、十分の余裕をもたすべきですから、1日1キロ(青汁にして正味約4合)以上、多ければ多いほどよろしい。
     反対に、食べてよくないものの筆頭は糖分。
     お菓子、甘いジュース類、味つけの砂糖などがすぎると、栄養のバランスがみだれて、バイ菌にたいする抵抗がよわります。
     次は白米飯。
     これがすぎても、同じよくありません。
     疲れやすいとか、顔や目頭がはれぼったいということですが、これは糖分や白米飯がすぎているときよくあることです。
     また、便通はどうでしょうか。
     糖分や白米飯がすぎると便秘がちになるものですが、通じがわるいと、腸の中のバイ菌が膀胱にはいりやすく、それだけ膀胱炎が治りにくくなります。
     青汁だけで通じがつけばよろしいが、もし出にくければ、いろいろカス(繊維)のあるもの、野菜・山菜、海藻、イモ、マメなどをよく食べ、毎日気もちよく通じるよう心がけて下さい。
     なお、青汁の材料ナッパはもとより、食べものはすべて安全な自然食品をえらび、危険な農薬などに汚染されていたり、いろいろな添加物のはいっている加工・保存食品はできるだけさけるよう気をつけることも大切です。
     もちろん、すぐに効くというわけではありませんが、熱心につづけていれば、やがてしだいに好転してくるにちがいないと思います。
    (57・8)


4. 青汁でがんばってみたい

     阿南の三村君の厳父。
     「突然まっかな尿が出、血のかたまりも混っていた。膀胱腫瘍だとのことで入院中。コバルトをかけ、青汁は一日4〜5合のんでいる。一ヶ月ほど後の検査で、腫瘍は少し小さく(指頭大)なったが、そのほとりに小さいのが二つ三つあることがわかった。初めの検査の時には、大きい腫瘍のかげにかくれて見えなかったのが見えだしたのだそうだ。いますぐでなくてもよいが、手術する方がよいといわれている。しかし、自分はやりたくないし、せがれもすすめてくれるので、結果はどうなろうと、青汁でがんばってみたいと思うのだが……」との相談。

     「青汁を信頼していただけることは有難いと思う。しかし、何分にも重大な病気。とれるものなら、とれる間に、とっておいた方が、よいことはよろしい。もっとも、胃や腸のものとちがい、栄養、したがって体力に直接関係のないところだけに、少々おくれてもよいともいえるが、ぐずぐずしていて時期を失くしてはならない。
     病院でも、今すぐとはいっていないようだから、ともかくある期間、1/2〜1年くらい、徹底的にやり、その経過をみるのも一法だろう。
     良果が得られれば私どもの喜びもこれに如くものはない。けれども、大きな危険と背中合せの実験だから、くれぐれも無理しないよう、慎重の上にも慎重であってほしい。何か“こと”があればもちろん、何ごともなくても、その間中、かならず定期的に精密検査をうけること。
     そして、腫瘍が少しも変らないか、小さくなるようなら、そのままつづけ、もし、大きくなったり、数がふえるような気配がみえれば、即刻手術にふみきること。青汁食養のネライは、にごっている血をきれいにし、からだのはたらきをよくして、生命力・健康力すなわち抵抗力・抗癌力を強めようというのだから。ただ青汁をのむだけでなく、これまでの食べ方のまちがいを根本的にたてなおすことが大切だが、これまではどう?」
     「だいたい大食の方で、魚が好き。野菜もつとめてとるようにしていたが、先生がいわれるのに比べると、ずっと少なかったし、青汁もせいぜい1合どまり。酒やタバコは人並。甘いものはあまり食べない。」
     「コーヒー?膀胱癌との関係があるらしいが…」
     「好きな方。」
     やはり、かなりの悪食家だったようだ。
     さて、青汁食に徹するには、まず青汁は一日4〜5〜6合以上。多いほどよろしい。
     水分が多すぎれば粉末を併用してでも、ともかくうんと飲むこと。時には青汁絶食もやってみる。それとともに一般食事もあらためる。
     だいいちは安全性。食べものはすべて、できるだけ安全な自然食品にし、インスタントものその他出来あい食品など、農薬その他の生産用薬や添加物に汚染されているものは極力さけること。
     次に、主食品には、白米飯よりは玄米、雑穀(玄穀の粉食)、イモ類を多くし、蛋白食品には肉・魚の切り身より、全体食べられる小魚、さらに大豆ものを多くすること。それに、良質ナッパを主とする野・山菜・海藻類を十分そえること(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。
     調理は簡単。味つけはうすく。それをよくかんで食べる。タバコはやめ、酒もコーヒーも、菓子やジュース類もつとめてやめ、茶は農薬の危険のないもの、むしろ草茶にする。
     その他、日常諸般のことがらもなるべく自然化し、無理のないよう、つまり、むかしからいわれている養生法をまもることだ。
    (60・12)


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