健康と青汁タイトル小
悪性淋巴腫:掲載紙面選択




1. 一年は延命できた

    熊本市 S.M. 

     一昨年10月頃より、邑久光明園の患者で(悪性淋巴腫)、青汁(ピロサン)を購入していましたが、去月上旬昇天したとのことを聞きました。死後解剖をされたそうですが、「よくもこれまで生きられた」と、医師達がびっくりされたそうです。また、最初に癌と診断された先生(国立岡山病院)は、「あの患者がまだ生きていたのか」と、驚かれたそうです。青汁は死の3日前まで服用しており、死亡した患者の連れあいは、「青汁のおかげで今日まで生きのびられた」といっていたそうです。以上のことは、1週間ほど前、光明園の婦長に電話しまして、お聞きしたことです。私がこの患者に青汁をすすめた時は、もう、顔色はあお黒く、あのままであったら、おそらく4〜5ヶ月後には駄目ではなかったかと思います。青汁(ピロサン)を一日6包服用して3ヶ月後は、普通の顔色となり、血液検査の結果も非常によくなっていて、光明園の医師もびっくりされたことでした。で、この患者のばあいは一年ほど延命できたのではないかと思われます。

    (58・2)



2. ホジキン病

     東京からの電話相談。
    「28才の娘ですが、ホジキン病で放射線治療をうけました。それで、リンパ線の腫れはとれましたが、その後の回復が思わしくなく、身体がだるい、と言っていつもゴロゴロ臥せてばかりいます。顔色もよくありません。食欲はありますが、元来ひどい偏食で、西洋風をこのみ、主食はパン。ご飯はあまり食べません。副食は肉類。それも輸入ものばかり。野菜類は一切食べず、果物は多少食べますが、好物はコーヒー・ケーキです。青汁をすすめたいと思いますが。」
    とのこと。

     この病気は、全身のリンパ線が腫れ、熱も出るという癌性の病気の一つ。原因は、おそらく、お話のようなあやまった食生活でしょう。肉類がすぎ、糖分が多いと、血が酸性にかたむき、有害な代謝産物ができやすい上、加工・保存食品に多い添加物の害も加わって、血がにごり、からだの抵抗力がよわり、病気しやすくなっています。
     そこへ、それらに少なくない発癌物がはたらいた結果ではないか、と考えられます。
     そしてまた、放射線治療後の回復がはかばかしくないのも、やはり、原因はあやまった食にあるにそういありません。そこで、ともかくまず、食生活の根本的たてなおしをはかるべきですが、その中心になるものは、

    (1) 今の食事に不足しているミネラル・ビタミンを十分に補給することと、
    (2) できるだけ安全な食品をえらぶこと、とです。

     そのためには、ミネラル・ビタミンのもっとも有力な給源である良質ナッパの大量、少なくとも1日1. 0kg〜1.5kg、青汁にして4〜5〜6合以上のむこと。そして、主食にはパン(米飯よりはよいが、ミネラル・ビタミンは乏しいことは大差はないし、添加物が少なくない)よりもイモ類。肉(獣鳥魚介)類の切り身、ことに加工・保存品は極力さけ、どうしても欲しければ、全体食べられる小魚類。
     「ジャコですか?」
     「安全海域でとれたイリコ、チリメンなどがよい筈なんですが、残念ながら、酸化防止剤がつかわれています。むしろ、新鮮なワカサギなどがよいでしょう。さらによいのは大豆。それも、なるべく国産の安全なもの。納豆、キナコ、煮物、自家製豆乳、豆腐(市販品は安全性に問題があります。)
     それに、良質安全なナッパを主とする野・山菜・海藻などしっかりそえます。(イモ・マメ・ナッパ食)調理は簡単に、味付はうすく。
     また、菓子、コーヒー、ジュースはやめること。今までの通念からすれば、あまりに突飛なことのようですが、今のお嬢さんにとって、これほど適切なものはない。いや、こうするしかないと私は確信しています。
     問題は、それがはたして素直にうけいれられ、実行されるか、どうかです。納得ずくでなければ、いくらはたがさわいでもムダですが、いかがでしょう。」
     さあ、なにぶん我儘ものですから……。」
     「受け入れられればよし、むつかしいようなら、青汁だけを飲むことで妥協し、青汁断食をやってみるのも一法でしょう。
     2〜3日の間、ほかのものは食べず、ただ青汁だけを飲む。
     生の青汁の方がよろしいが、粉末がよければそれでも結構。そして、うまく何がしかの効果が出て、納得がゆくと、後がやりよくなります。
     次の問題は、青汁ですが、さいわい銀座にスタンドがあり、絶対安全・良質の青汁が利用できます。
     いずれにしても大量が必要ですから、畑があればケールをお作りください。」
     「ここにはありませんが埼玉の実家には広い畑があります。」
     「そこでうんと作ってもらって、存分に食べ、飲む事です。」
     「で、どれくらいかかるでしょうか?」
     「それはわかりません。なにぶんむつかしい病気のことですから。
     ともかく持久戦です。
     じっと腰をすえてがんばることが肝腎ですよ。」     (1985.3)


     この方のその後の消息は、残念ながら、不明だが、最近、銀座青汁スタンドの田辺氏から、ナッパ・青汁食による悪性リンパ腫(全身のリンパ腺がはれる悪性の病気の総称で、ホジキン病もその一つ)快癒の朗報がよせられた。


    悪性リンパ腫快癒

     それは、昭和46年7月生れの現在中学2年生。
     昭和58年1月発病。
     横浜医大病院で悪性リンパ腫として治療。
     軽快、退院したが、3月再発、再入院。
     しかし、助からないといわれ6月退院。
     以来、田辺氏の指導のもとでイモ・マメ・ナッパ食と大量のケール顆粒による青汁食に専念。見事に回復。中学へ進学、目下バレーボール部のレギュラーとして活躍している、というのだ。
     以下は、60年12月初め、田辺氏に送られた母御の礼状の全文。

     「お電話させていただきましたが、お留守でしたので、乱文筆にて失礼いたします。
     本当に、大変な時にお世話になりっぱなしで、申し訳ございません。
     あの頃再発いたしまして横浜医大病院に再入院。
     1ヶ月あまり放射線にあたり、主治医の先生より、「この病気で再発して2年以上生きた例はありません」と言われました。
     他の病院の方でも「生きられない」とのことでした。
     私どもは母子家庭で、二人きりの家族ですので、息子が生きられない時は私も死んだも同然と思っておりました。
     助からないと言われた病院は全て行かないことに決めました。
     息子が入院していた時、抗癌剤がもれました。
     看護婦さん、主治医、インターンの先生が見に来まして、「これは、よくなったとしても黒くかたくなってしまう」と言われました。
     本当に火傷のようになりましたが、今、何のあともございません。
     その時私は、「絶対にだいじょうぶヨ」と言いつづけました。
     すると息子も、いくら先生方が大変だと言って来ましても、「ママが大丈夫だと言っているから大丈夫だよ」と口にするようになっていました。
     いま、息子には病名も言っていますが、平気のようです。
     うそのようです。胸部を切って調べました時、外科の先生は、「全身に癌がひろまっていて取り切れません。あと1年の命です。」と言われましたが、現在2年以上。
     2年3ヶ月ですが元気です。
     中学2年にならせていただきました。
     バレーボール部にも入部、レギュラーとしてがんばっております。
     中学になりまして1日だけ、アトピー性皮膚炎(今体中に出来ております)でお休みしましたが、後は休まずです。
     おかげさまでありがとうございました。
     本当にあの節はご迷惑おかけいたし申訳ございませんでした。」
    (60・12)

     ついで、高校も元気で卒業。
     現在は専門学校に、1日も休まず通学している。
     とのこと。
    (1992.2)


3. 世界で一人だけかも(再発悪性リンパ腫快癒例)

     医学博士 遠藤 仁郎 

     本紙359(昭和61・7月)号所載、ホジキン病の後段に、中学1年生の悪性リンパ腫の快癒例の記事が出ています。
     この君(文吾君)その後の消息について、東京の田辺弘氏(青汁相談所)から次のような報せがありました。

     「昭和62年10月20日の電話によると、その後も文吾君は高校に入学、益々元気ですよ、との報告がありました。母堂のお話しによると、横浜医大病院の主治医の先生からこの難病の再発では世界中で一人の生存者もいないのですよ、元気に成ってよかった、とほめられたそうです。」
     主治医の先生のお話のようだと、ひょっとしたら文吾君が世界中でたった一人だけかも知れません。
     いずれにしてもおめでたいこと。これからも、油断することなく、青汁をつづけてほしいと思います。
    (62・11)


4. 癌!!私は青汁で治したい

    和歌山県田辺市 K.U. 

    患者の決意が医師を動かす

     浦田教一さん(60才)は青汁で治療する決意を固め、倉敷まで遠藤先生を訪ねて指導を求められました。先生は、青汁をしっかり飲んで二週間に一回は必ず病院に行って主治医の診察を受けるよう指示されました。
     帰和後、主治医の小谷先生(当時紀南病院勤務)を訪ね、

    「青汁を飲んで(制癌剤を使わず)もし僕が死んでも、病院の先生方には一切ごめいわくはかけません。責任は私自身でとります」
     と申し出て、青汁で悪性リンパ腫を治しきるべく治療に協力してくれるようたのみました。
     主治医の小谷先生は、病院内の数人の先生方と協議の結果、本人の主張を認め薬などは一切出さず、診察のたびに「青汁は飲んでますか?」とたずねられながら診察して下さった相です。

       私達がケールのことを知ったのは、主人が発病した時からです。主人が扁桃腺の手術のあと、はっきりと治らずさまざまな症状が出て来て、原因を調べると云うことで入院しました。色々な検査の結果
       「悪性リンパ腫であと二年の命です。」
       と宣告されました。
       「先生何とか完全になおる方法はありませんか。」
       と私は祈るような気持でたずねました。
       「悪性ですから。」と。
       私は心の中の何かが、ガタガタと、くずれて行く気持でした。私は、主人のために何をしたらよいのだろうか?と、途方にくれて、知人の外山さんに相談に行ったところ、遠藤先生をご存知で、青汁を大量に飲ませることを、すすめて下さいました。
       私は薬品でもない青汁が「あと二年の命」と云われる程の病気が治せるとは一寸信じられない気持でしたが、と云って医者でも治せないと云う以上、一生懸命青汁にかけてみようと思いました。
       健人の会にお願いして、ケールの生葉を送って頂き、毎日祈る気持で青汁をしぼり病院に運びました。コバルトをかけることになりましたが、頬、首、胸と広い範囲にペンで書かれたあとをみて、腰がぬける程びっくりしました。他の人は4分間かけるのに、主人の場合は8分かけると云うことで、さぞやコバルトの副作用がひどく、もしかしたら、そのままねついてしまうのではないかと、大変心配しましたが、コバルトをかける10日程前より青汁を6合づつ飲んでいたせいでしょうか、白血球はほとんど減っていないと云われました。
       舌だけはひどくやられましたが、ほかは心配した程の副作用もなく、同じ日にかけ始めた人の方が、ずーと副作用がひどいようでした。無事にコバルトをかけ終り、入院2ヶ月後に一時退院となりました。
       首のまわりに沢山出来ていたリンパ腫がきれいに消えていました。予定としては、退院後1ヶ月して再入院し、制癌剤の注射をすることになっていましたが、制癌剤でも100パーセント治らないなら、注射後の副作用を考えたら、制癌剤をうたずに、青汁にかけてみたいと思いました。
       主人は主治医に遠藤先生と相談したこと、青汁のことを話して再入院せずに診察だけをお願いして承知して頂きました。主治医の小谷先生は二週間おきに診察に通うことと、青汁をがっちり飲んで下さいと云われ、主人も自分で云い出した以上、徹底的に飲むと云いまして一日8合位を飲みつづけました。
       真冬のケールの少くなった時もケールを切らさず送って下さいました健人の会の皆様には、本当に感謝の気持でいっぱいです。現在発病して一年近くになりましたが、お医者さんに、「もう仕事をしてもいいですよ。」と云われるようになりました。
       心臓・肝臓・血圧と色々調べでも、今のところ悪いところは一つもないそうです。青汁がこんなに早く、よくきくとは思ってもみませんでした。主人が入院中、半信半疑で、それにかけるしかない気持で青汁を運び続けた私ですが、今は知っている人が体の調子が悪いと聞くと青汁をすすめている此の頃でございます。

    編集後記(貝原)
     9月は、癌制圧月間。昨年一年間の癌死20万人交通事故のそれは9317人。今日も全国のどこかで交通事故の22倍という、痛ましい癌による悲劇が生れています。
     この記事は8月4日付、ケール健人会報に掲載されたものを転載させて頂きました。倉敷市内でも乳癌、再発は免れないだろうといわれた女の先生が、青汁を毎日6合飲み続けて5年、今春病院より完治の歓びの診断が下されました。
     浦田さん、五年間一日も欠がすことなく6合の飲用は大変な事と思いますが、必ず実行して歓びの日をお迎え下さい。ご全快を心よりお祈りします。


5. 最高のコントロール

    和歌山県 K.U. 

     現在、医師の診断におきましても、最高の身体のコントロールを保っております。
     イモ・マメ・ナッパと、ご注意下さいましたことをまもって、日々過しており、今後もなおいっそう気をつけてまいる所存でございます。

    (平成2・1)
    ○ 悪性リンパ腫で青汁食養を熱心につづけていられる方です。
      きっとネパールの地にケール畑ができる事でしょう。


6. 小康中だるみ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     悪性リンパ腫の方にすすめ、毎日青汁4〜5合(もとのケール1キロ程度)を実行。
     リンパ腫はなくなり、一般状態もよくなっていた。
     ところが、さいきんになって、「体調がくずれ、リンパ腫も大きくなってきた」との電話。
     青汁は、それくらいのめばまず十分と思われる。
     現に、それで一応よくなっていた。
     それが、くずれてきたというのは、何かまちがいがあるにそういない。

     「青汁はそれでよいとして、他の食事はどうなんですか?
     青汁の効力を高めるため、ほかの食事も安全でなるべくミネラル・ビタミンにとんだもの。
     主食は白米飯・白パンよりは(これらは酸性が強くビタミンも少ない)、アルカリ性でビタミンにもとんでいるイモ類にし、蛋白源にも、同じく酸性が強くビタミンの少ない肉類の切身よりは大豆にし、せめて全体食べられる小魚類。
     野菜もなるべく良質ナッパにすること。
     タバコ・酒類は勿論、甘い菓子・ジュース類はやめ、味つけの砂糖もなるべく少なくするよう、申しあげていた筈ですがねェ・・・・・・。」

    「ハイ、肉は食べませんが魚はどうでしょう?」

    「同じですよ。鳥でも魚・イカ・タコの切身類にしてもみな肉です。」

    「その魚、ことに刺身が大好物ですし、甘いお菓子にも目がないんです。調子はよいし、あまり欲しがりますので、つい。」

    「そこなんですよ。調子がよくなると、つい気がゆるみ、ちょっとくらいよかろう、ということになりがち。
     1〜2日ではさわるものでもないでしょうから、本人はもとより、家の人たちも、嬉しさも手伝って・・・・・・。
     ずるずるつづいているうちに、折角きれいになりかけていた血が、またにごって来、体調も狂って来ます。
     そんなことではなかったでしょうか。
     この中だるみが、少康油断とでもいいますか。
     病気は少しなおりかけが大事だ、と昔の人も申していますが、こわいのはそれなんですよ。

     この食養生をつづけることはきびしすぎるようですが、からだのため、ことに悪性の病気のばあいはやむを得ないんです。
     悪性リンパ腫はガンの一種、治療法には抗ガン剤か放射線しかありません。
     ご存じのように、これらはいわゆる両刃の刀、副作用が強く、向うもやられるが、こっちも傷つく。
     うっかりすると、こちらの方がひどくやられ、体力・抵抗力をよわめかねない代物です。
     そこで、ともかく食べものを正しくし、血をきれいにして、からだの抵抗力(病気にたいしても、また、薬や放射線の副作用にたいしても)を強めよう、というのです。
     頑敵との戦い。
     少しの油断も生命とりにつながりかねません。
     この中だるみに乗じて、病敵の勢力が強まります。
     しかし、一旦衰えたからだの力は、そうにわかには回復しません。
     そのため、折角よくなりかけていたのが、悪化した例(癌で)もあります。
     タマにはよいでしょうが、それがクセになることをおそれます。
     あくまで慎重に、ぬかりのないよう万全の策を講ずべきです。
     本当にいのちをかけて精進すべきことなのです。
     頑ばってほしいと思います。
     あえて苦言を呈します。」

    (平成元・11)




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