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礼讃・賛辞
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1. 発刊の辞
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岡山県知事 三木 行治
青汁普及会が今度機関紙『健康と青汁』を発行されることになったのは大変喜ばしいことだと思います。今日の栄養の推移の重点は何といっても、ビタミンやミネラルのとり方をどうするかにあると思います。この点で青汁の普及は大変望ましいことであります。本紙は青汁愛飲社者の体験を土台として編集されると聞いていますが、むつかしい栄養のことをやさしくわからせる意味で大変おもしろいくわだてであると思います。大方のよき指針となるよう祈ります。
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2. 創刊に期待して
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岡山県公安委員長 S.H.
青汁が健康に善いことは大分広く分かって来た。喜ばしい次第である。然し日本全体から見た時は極めて僅かである。どうか全体の人に知られ進んで之を愛用するようになり度いものである。其のために機関紙の発行は誠に時宜を得た壮挙と云わねばならぬ。
青汁は善いとは思うが手数がかかるので未だ飲んでいないと云う人が多い。此の人々のために普及会の必要がある。普及会の力で簡単に愛用できるように各地に支部が出来て一人でも多くの人の健康が善くなることを祈ってやまぬ。各製造者が注意して、遠藤会長の指導の下に、純良な最良な品を造り出すならは多数の人々が健康になり、社会は明るく快くなって来るに相違ない。
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3. 創刊に当たりて
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医学博士 T.O.
倉敷中央病院の遠藤仁郎博士は十数年以前から、緑葉食、青汁の研究に専念せられ、度々その成果に就いて出版物や機会あるごとの講演等により発表せられた。そして健康に寄与せられる所甚大なる事を広く認識せられる所となって昨年度の倉敷市文化賞を受けられた事は皆様御存知と思う。
健康の保持増進のために野菜の摂取の必要なことは何人も知りながら生の青野菜の大量摂取が疾病の予防、恢復に有効であり引いては不老長寿のもとであること等を喧しく叫んだ栄養学者は同博士以外にいない。一般に何うも味の良い贅沢な珍奇な物のみが栄養価が高い様に思われているのは大変な間違いであると思う。
新陳代謝素の給源は果物、野菜類であるがその最も有力なものは緑葉類である。。
緑葉類は質的に優れた蛋白質を含有しアルカリ、カルシウムに富み、ビタミンA、B、C、E、K、葉酸等があり、葉緑素を始め酵素も含み尚、現代科学では未だ研究しつくされていない、因子も少なくないと思う。当今、化粧品や歯磨粉まで青づげられつつある事等と併考して戴きたい。
かの乳牛、山羊等の草食動物が青草を沢山たべる時期に一番よく肥り、多量の乳を生産する事実よりみても青汁を推薦して憚らないのである。
斯様な意味で、昨年5月遠藤青汁普及会の発足を見た。(会長:遠藤仁郎、副会長:故橋本富三郎、顧問:県知事三木行治、原澄治、大原総一郎、藤木久夫、理事評議員若干名)。
予てより本会の機関紙を出したいと考えていたが意の如くならず本日諸賢のご理解と御協力により第1号の発刊をみた事は喜びにたえない。何卒将来本紙の益々発展のために絶えざる御支援を切望してやまない。
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4. 青汁給食校が体育日本一(倉敷西小学校)
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今年3月上旬倉敷西小学校は日本全国保健体育優良校として表彰され同校の青汁給食の中心、貝原教官は今年の体育研究発表会で全国一の栄誉を受けました。御承知の通り同校で貝原先生は児童の保健に非常に力を入れ、青汁が人体に必要かくべからざるものだと思っていた人は極小数だった6年も前、周囲の人からきたながられたり白眼視の目の強い中で熱心に続けられ多くの虚弱児童をすくった結果が今度の表彰という名誉になったのです。
それを裏付けるものは何より父兄から寄せられた手紙が立証しています。叉校長行本氏も青汁導入の苦心を語っています。
行本校長語る……
本校で貝原教官が虚弱児童対策として青汁をとりあげたのは昭和23年からである。当時は路傍の緑草等を材料として僅の児童に試験的に与えていた。父兄の中には冷笑白眼視したり、非難砲撃する人もあって途中中止するの止むなき至ったこともあったが、その効果には注目すべきものがあった。
昨年11月からは中央病院管理の清潔野菜を用い、本格的に20名の虚弱児を対象に、毎日学校で製造し1合づつ与え、体重、体温等を測定しつつその結果を本年3月纏めた所、食欲が増進し、偏食がなくなり、体重は殆ど増加、中には学年平均を遥かに上廻る者もあり、血色もよくなり、欠席がちであった児童も出席率が良好となった者、凍傷が軽くなったもの等予想以上の好成績が実証された。
そして今まで一笑に付していた人さえ青汁の真価を認め、飲用希望者は100名を突破する有様となったので設備を拡充して製造の機械化を図り、専任従業婦を雇用する等、その実施に一層の力を注いでいる。
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5. 緑平和な命汁
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高梁保健所長 H.K.
緑!私は色彩の中でみどりの色が一番好きだ。それは平和の色であり、かつ新鮮な積極性の色と思うからだ。この色が我等人間に与える所謂環境的気分は前述の言葉で表現出来得ると信じる。従って緑に囲まれ、みどりの中に生存する事はいきいきしたしかも和やかな人間を作る。まして緑の色を体の中に入れる、緑の汁をのむ事はいきいきした血色豊かなしかも爽やかですこやかな人間を作るのにぜひ必要な要素と確信する。私は毎朝緑の汁!緑の私の好きなビンを見るにつけ、何か生き甲斐をおぼえる。一息に飲みほす。その時の緑ののどにこたえる爽やかな味、何とも云えぬすこやかな味覚、胃の中におさまった平和の気分。これが私の活力となり、私の健康の源泉となり、しかも毎日の爽快な生活になるのかと思えば、毎朝の緑の汁の飲みごたえはうれしいきわみである。ともあれ、うれしき味、健康味あふるる緑汁かなと毎朝心豊かにその幸にあずかっているのである。
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6. 随想
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倉敷美術館長 K.T.
科学が進歩すればする程自然の神秘は更に深まるとは言えないでしょうか。ニュートン力学で割り切った時代は過去の事となりました。今日の科学はもっと奥深く、極微で、神秘な世界に直面して居ります。科学の偉大さは自然を簡単に割り切ることではなく、却って自然の神秘を驚仰しながら、その一隅一角から、弛み無く真理への探究の手をのばすことにあるのだと思います。
緑葉が包蔵する神秘な力も現在の科学が解明した事の外に尚多くの未知の真理を包容しているでしょう。遠藤博士が早くからこのことを洞察せられ、真摯な科学者の態度を堅持して、不断の研究を進められる事は敬服に堪えない所です。私はかかる科学者の謙虚で、しかも深厳な態度を尊敬すると共に、緑汁の内蔵する自然の自然の力を信じて、これを愛用するものであります。
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7. 新しい食生活
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山陽新聞倉敷支社長 T.A.
作州の山村で育った私は幼いころ田圃の畦や山すそに生えているギシ苔やイタドリが、とてもおいしい食べ物だとして、採集して歩いたことを覚えている。ほかにも、いろいろ原因はあると思うが、このような野性的のものを食べて大きくなった田舎の子供は極めて健康であった。それは自然の姿で育ってきたからだと思う
内山完造氏は先日、倉敷の講演会で、中国人は弁証法的に物事を考え表と裏、自然と人工という風に必ず物事の反面を忘れないと言っておられた。人工とか人知はもちろん大切であるが、「自然のまま」ということも同じように重要である。食べ物なども人工的に偏すると、いろいろの障害が起る。イタドリやギシ苔に飛びついていた少年時代を懐かしみつつ私は今、新しい食生活の追求のため青汁を飲みほす。青汁は自然の母の乳房から滴り落ちるお乳である。
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8. 忘れていた自然 (随想)
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深山 旅愁
此の度、遠藤青汁普及会より「健康と青汁」の新聞が発刊されました。誠に意義の深い喜ばしいです。余りに平凡な為にか忘却され勝な事が却て、身に最も近い必要な物で有る事に気付いて驚かされます。
私達は燈台もと暗しのことが多いのでは有りますまいか。野菜の青い葉(特にキャベツ)の葉は、あの青い葉を生食に近く使った程、健康にプラスする様に思えます。実際日常生活に取り入れて居る私は、生のままの青い葉に醤油など掛けて食べもし、青汁に搾って飲みますが、確かに躰の調子が良い様です。私は昭和27年の冬頃から肉類は多く食べないようにして居ります。豆類(其の加工品など)や海草類を常に食べる様にし、此れと並行し野菜の青葉を多く食べる様にして居ります。
私達は良い事だと思いながらも………食べず嫌いで居て、何かに躓いてから、他動的に実行し始め、次第に習慣になって、良い事だったなあ、早く食べていたらと其の捨て難い味を知らされます。これ迄の日常食生活の習慣の為にか、野菜の青い葉なども、余り感心を持たれず、健康に大切なビタミン類を、お金をかけて求めた野菜で居て、捨て去られ、眉を曇らせる思いがして居ました。
あらゆる方面にこの緑の汁が取上げられ始めた事は、私達の保健上から、家庭の主婦達の間に、緑葉に心を動かし、野菜葉に有るビタミン類のおろそかに出来ぬと、ぽつぽつにでも注意され出す事になるのではないかと、喜びを持つ一人です。私が生食ならびに野菜葉の汁を飲み出したのも、或時代に健康をひどく害した事に始まり、切実に必要性を感じたからです。早く此れを行って居たらと、残念に思って居ります。
何事にかかわらず自然に逆った事には、良い結果は期待し得られない様です。健康に於ても自然の恩恵に浴しての精神的生活、食生活をした方が、最良の道だと思えます。かつての日「前途に吐息の重い、闇の深かかった絶望の躰内で脈打って居た」プルスがこんなに迄、今日の健康を取りもどし得た事の上には、右の様な精神的、生食的な生活が、いかに大きな力をプラスした事かとしみじみ感じる今、健康を害され不幸にも昼夜を、重い心で過されている居られる人達へお伝えしたいのです。
犠牲を軽く意にとめず微笑に流し高潔な人類愛に燃え、ひたすら前進される、遠藤青汁普及会の趣旨をよく知って居る私として、此の度同会が「健康と青汁」の新聞を発刊された事を喜んで居る1人です。自然の中から忘れていた歓喜の夢を拾おうではありませんか。
(本名:風早 正雄 日本作歌協会員)
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9. 青汁禮賛
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福山市 Y.S.
自然が教える生食、自然が与えた青汁、吾々の愛する科学化された青汁が、国民健康保健に資する功績は甚だ大なるものがあることを信ずるものであります。
私は60才の今日まで未だ歯の疾患を知らないのですが、甞てのこと、唾液中にいつも血液が混っており、歯齦から絶えず血が滲み出ているのに気がついたのです。
ここしばらく、抹茶を遠慮しているためであろうかと、またお抹茶をはじめたところ、ものの1週間も経ぬ間に、出血は止まってしまったのであります。
それは、まだ青汁の普及もなかった頃のことでありますが、抹茶が含む種々なビタミンの中でC及びKの作用因子が、抗壊血症、止血作用の薬理的効果を現わしたものでありましょう。
現今では、新鮮で衛生的な青汁が普及配達されますので、病人虚弱者の福音であります。
青汁が含む主要成分は、周知の如くミネラル、ABCEKのビタミン群及優秀な酸素が配されてあり、病人虚弱者に対して効率最高峰の保健療病飲料であります。
遠藤青汁普及会が、青汁の原料として用いられているケール、キャベツは、特にビタミンKの含量が多いので、潰瘍性の胃腸病には此の上ない特効飲料であります。
キャベツ外葉の粉末が胃潰瘍の特効薬として販売されているくらいなのであります。
先頃私のみた胃腸病の患者で、実兄が胃癌腸癌のため亡くなって、肉親の痛ましい死を見てからの恐怖心から、病状は一層悪化の一途を辿り極衰に陥っていたものに対して、治療と相俟って奨めた青汁を熱心に飲用したので、あの重篤で前途を危ぶまれる程の病人が生気を回復して、人並に農業に精励出来る今日の健康体になったのであります。
これ偏に本人が熱心に青汁飲用を続けたことと、完全咀嚼の指導を忠実に実行した結果であります。
近頃一般に、動物性蛋白脂肪偏重のために多くの人がアチドージス(血液酸性化)になって、体の防衛力が衰えております。
此のような体の人は血液をアルカリ性に浄めるために新鮮な野菜を採ることが是非必要であります。
食養学では野菜七分に肉類三分と云われるほどであります。
今日では幸に調理した野菜に勝る新鮮で衛生的な青汁があることは、国民保健上洵にありがたいことで、遠藤博士並に青汁普及会の皆様の御努力に感謝している次第であります。
最近漢方薬の偉効が見直されてクローズアップされて来ましたが、湯液(煎薬)の特長はその配合相互の生ずる複合作用にあるのでありまして、主要成分を抽出した薬品が同じ効能を現わすというものではないのであります。
青汁の持つ内容は完全な複合要素であって、最近話題に上った化学結晶として取り出されたクロロフィルと問題を一つにするものではないと云われておることを特に由添えたいのであります。
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10. 緑の栄養
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吉備市 S.H.
私が青汁に対して執着を持ち出したのは昭和廿六年頃からでした。
当時私は非常に胃が弱く、34年間というもの、地方の医者に、岡山の専門医に、また赤十字病院にと、薬瓶をさげ、生白い顔をして通いつめたものでした。
何時も胃の中に鉛を入れて居る様にみぞおちが重苦しく、頭はぼんやりして、寝たり起きたりの日々を過しました。
毎日毎日を霧の中にでもとじこめられた様な、ゆううつな数年間でした。
でも私は、生物の本能とでも言いましょうか、どんなにかして一人前の体になりたいと、毎日毎日をあせるばかりでした。
ついには神経衰弱になり、眠れない長い夜も度々でした。
でも神は私を見捨てませんでした。
丁度そのころ倉敷中央病院で診察を受け、レントゲンその他あらゆる精密検査をして頂きました。
そうして係の医員の方から青汁について色々とお話を聞かして頂きました。
そうだ。自分の体はただ科学にたよるより、大自然の恵みを受けることによって救われるんだ!私は心の中でそう叫びました。
でも吉備町ではその青汁を造っている所がなかったのです。
そこで私は毎日毎日大根の葉やキャベツなどを摺鉢でつぶし、布でこしては根気よく飲み続けました。
約半年も続けたでしょうか。体もなんだか軽くなり顔色も良くなって来ました。
しかし人間というものは「喉元過ぐれば熱さ忘れる」の例、あれ程苦んで居たのに何時の間にか、それもやめてしまいました。
丁度1年程前でしたか、吉備町の久山氏がその青汁を造って配達して下さるようになってから、毎日毎日かがさず飲んでおります。
お蔭でこの頃では医者と薬から縁遠くなることが出来ました。
毎朝毎朝1本の青汁の、あのとろりとした特殊の味の舌ざわりが楽しみです。
あの緑の大自然の栄養が私のこの初老の体をより健やかに育くんでくれるのです。
如何に科学が発達しても大自然を征服することは出来ないでしょう。
大地の中から新鮮な緑が芽生えてくるように・・・・・・。
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11. 青汁を讃ふ
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東京都 M.O.
遠藤君主唱する青汁療法は正に古医聖扁鵲の医学である。「夫れ陽、陰中に入るを以て胃を動かし、中経維絡に転縁し、別れて三焦膀胱に下る」と。天下尽く扁鵲を以て能く死人を生かすと為す。扁鵲曰く「われは死人を生かすにあらず、正に生くべきものを起たしむるのみ」。
この言の如く青汁を処方すれば当然生くべきものは生きる。これを大方の医師は知らず、毒ある薬をのみ処方して病を一日延しに延す。ああ世は末なる哉。
(大正6年京大医学部出身、心霊医学会常任幹事)
- 青汁は神よりたまふ妙薬と 知るや知らずや人は用ゐず。
- 医はまさに利をこのみては毒のある 薬あたへて病をのばす。
- 青汁を血脈にあたふ腸胃をば ととのふ時に病無してふ。
- 薬とは草かんむりに楽しと書く 草の汁のみたのしき薬。
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12. 菜っ葉にみえる
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須磨 K.N.
青汁の効果の素晴らしさは今更申すまでもありませんが、特に高血圧に対する療法はこれ以外にはないとさえ存じます。
別紙の五氏はいずれもあらゆる治療をされた結果、遂に青汁によって全快の喜びを得られた方ばかりで、殊にY氏の如きは厳父も脳溢血で他界され、小生がはじめてお目にかかった当時は、前途を悲観し、殆ど精神病者のように、精神的にも病苦に打ちのめされて居られました。
それが僅か1年数ヶ月後の今日では、罹病前よりも健康で活躍されて居ります。
唯困るのは、少し病状が好転すると、面倒なのと、あまり美味しくないことでつい1回休み、2回休みして中絶することであります。
これが一等残念です。近ごろ面白いニュースがあります。それは近くの高校1年の子供が少し微熱があるので、ある病院で診察をうけたところ、そこのお医者さん曰く、「青汁を飲みなさい。それだけで必ず健康になる」と。それを聞いた小生は嬉しくなって、一体そのお医者さんは誰ですかと尋ねましたら、それは拙宅と目と鼻の処にある病院でありました。
なおこの初夏に流行した感冒も、青汁の愛用者中1名の罹患者も出しませんでした。
愉快なことに、両親が飲んで子供の飲まない家庭では子供だけ、子供が飲んで親の飲まない家庭では親だけが、正直に感染したことです。
そのあまりに現金さに一驚いたしました。肉や卵やバターだけで栄養が摂れると錯覚している人が案外専門家にも多いのではないでしょうか。
週間雑誌的知識をウ呑みにしたプチインテリには特にそれが甚しいように思われます。
小生はそうした人達にこう申します。たとえば大学の入試でも学業が平均して身についていなければパスしませんよ。
いくら英語がよく出来ても、数学が得意でも、理科がズバ抜けていても、一見つまらないと思われる国語や社会が不出来では、遺憾ながら入学の栄冠は得られません。
それと同様、栄養も適切なバランスを得てはじめて健康となり得るのです。
しかも大学は卒業すれば一応役目が終りますが、健康の方は一生在学しなければならず、ちょっとでも油断をすればたちまち落第しますと。
人の顔さえ見れば青汁青汁と申しますので、愚妻など「あなたの顔を見ていますと菜っ葉に見えます」と笑いますが、菜っ葉に見えようが、松の木に見えようが平気です。
(32、8、9附通信より)
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13. 青汁を飲んでいると(1)
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友成 左近
青汁を飲んでいると、いろいろ、よいことがあります。
私たち、へいそ青汁に親しんでいるものども、よれば必ず、この話に花がさき、ほんとに愉快です。
読者の方々も、たぶんそうでしょう。
昨年秋、主婦の友が青汁をとりあげてから、ちょうど機が熟していたのか、それまでは知る人ぞ知る青汁であったのが、急にマスコミにのぼって、今年は、ちょっとした青汁ブームがおこってきたようですが。
このブームも、やがては下火となるでしょうが、そうなっても、青汁を飲む人は、だんだん増してくるでしょう。
青汁を飲んでいると、ほんとに、いろいろ、よいことを体験し、これは、自分だけにしまっておけず、友人知人にすすめますからね。
- とにかく、からだが丈夫になりますね
お互い、青汁を飲み始めた頃は「こんなものが」と思いましたね。
だいたい、お互い、からだ具合が悪いから青汁をすすめられたわけでしょうが、タカが青ナッパの汁。食べ物・飲み物としては、味もソッケもないどころか、アオくさくてね。クスリと思って、といっても、これまで見ききしているものとは全くの型破り。ビタミンやカルシウムがどうの、といわれてもピンときません。まァだまされたと思って始めた方も少なくないでしょう。
が、なんのかんのと、いったり、いわれたりしながらも、とにかく飲んでいたら、そのうち、けっこう飲めるようになり、からだ具合も、だんだんよくなり、楽しく飲めるようになりましたね。
- 高血圧だとか、肝臓、腎臓、心臓、胃腸その他、生命にかかわる病気で、あれこれ治療してきたが、どうもうまくいかなかったのが、不思議と治ってきた方、
- 神経痛やリウマチだの、肩こり、頭痛、腰痛とか、ぬけるように足がだるかったり、すぐ疲れて目もかすむようであったのが、別にそう感じなくなった方。
- しょっちゅうカゼをひいていたが、殆んどひかなくなり、ひいてもすぐ治るようになった方。
- よく下痢をして、年中ハラマキがはなせなかったが、いつの間にか、ハラマキを忘れていても下痢しなくなった方。
- 便秘がひどくて、毎日ユウウツであったが、日毎に快便があるようになった方。
- 肌荒れ、フキデモノ、ムクミなどで困っていたが、つやつやと引きしまった皮ふとなった方。
- 食事時がきても、いっこうに食欲が出なかったが、だんだん食事がまたれ、おいしく頂け、好き嫌いも少なくなり、毎度快食を楽しむようになった方。
- 毎晩ねつきが悪かったり、夜中たびたび目がさめたり、朝の目ざめがスカッとしなかったが、なんともいえず毎日快眠を喜こぶようにになった方。
- 人並に健康だと思っていたが、いつとはなしにこれまでにないさわやかな健康を味わうようになった方。
その他いろいろ、よいことを体験された方があるでしょう。
- こどもがほんとに丈夫に育ちますね
丈夫でなければ、おとなでも、ほんとに困りますが、こどもに、しょっちゅう病気をされては、なおさらです。元気にはねまわり、よく勉強できる友だちをみると、心配でたまりませんね。
が、こどもに青汁を飲ませた方は、いかがでしたか。効果は格別だったでしょう。めったに病気をしないだけでなく、発育がすばらしく、いかにも子どもらしく快活になり、勉強もよくするようになったでしょう。
私の親族にも、生後3、4ヵ月頃から飲ませたのがいます。そう丈夫でない両親であるのに、こどもは全く筋骨リュウリュウといった感じに育っています。めったに病気はしませんし、しても、すぐ治ります。それだけでなく、小さいときから至ってイジがよく、離乳もらくにでき、食べ物に好き嫌いが少なく、育てるのに、ほんとに手がかからなかったようです。
- 心身ともはればれしく仕事に精がでますね
とにかく青汁を飲んでいると、モンクなし、からだの調子がよくなります。若々しくなってきます。と共に、気分もはればれとしてきますね。そして、ワケもなくハラをたてないようになるようですが。
実は私、もともと気短かで、よく子どもを叱っていたのですが、とくに病後はからだの不自由も手伝ってはげしくなり、自分ながらイヤになっていました。ところが、青汁をしっかり飲んで、からだの調子がだんだんよくなるにつれ、こどもから「おとうさん、この頃あまりオコラなくなったワ」といわれました。
この話を遠藤先生にしたら、ハタから奥さんがおっしゃるには「遠藤もそうなんです、青汁のむ前は、しょっちゅうカンシャクおこして困っていたのです」とのことです。
この間、長年あわなかった旧友夫妻が訪ねてきた時にも、夫人から「実は、うちもそうなんですよ」と聞きました。
この友人、昔はそれほどではなかったと記憶しているのですが、夫人の話では、青汁を飲むまでは、なんとなくからだの具合が悪く、夜よく眠れないので、しょっちゅうプリプリ。その上、仕事もそう精出してしていなかったそうです。
たまたま、さる人に、青汁を熱心にすすめられたのですが、いっこうに飲もうとしません。が、夫人や子どもは飲み始め、やがて、からだの調子がよくなってきたので、なんのかんのとモンクをつけながらも、最愛の妻子のすすめること、というわけで、とにかく飲み始めたそうです。
ところが、だんだんからだの調子がよくなり、夜もよく眠れるようになり、いつの間にか、そうプリプリしなくなったそうです。その上、これまで毎朝うかぬ顔で勤めに出ていたのに、はりきって出かけ、明るい顔で帰ってくるようになり、これまでになく仕事に精が出て、勤めが楽しくなった、というようになったそうです。
- 病気をヤタラに恐れなくなりますね
「子どものからだとグリンジュース」の著者である貝原先生が、いつもおっしゃることですが、青汁に親しんでいると、病気をヤタラに恐れなくなりますね。
この頃は、とくに、クスリがマスコミの広告をにぎやかにしています。マンザラうそをついているわけではないでしょうが、病人も作っているようです。だれでも、ときには、一時ちょっと具合の悪いこともあり、ほっておいても、やがては治るのに、これが病気だ、かかったら大変だと思いこませているようです。
けれども、青汁に親しんでおれば、そう度々からだの不調は感じません。その上、青汁は少々型破りのものですから、これで、なぜ丈夫になるのか、病気にかかるのはなぜか、といった常識もついてくるようです。
で、クスリの広告をみても、友人知人が病気にかかっても、また自分のからだに少々不調を感じても、そうヤタラに病気をこわがらないのではないでしょうか。
(つづく)
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14. 青汁のすすめ
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甲府市 B.S.
病気を直すことはなかなかむずかしいことであり、健康になるためには相当な努力のいることだと、身をもって知った時はだいぶ年月がたってしまいました。
でも、私がいままでしてきたことで、自信をもっていえるのは、「青汁の効用」という本から教えられた青汁療法です。
この本を書いた人は、倉敷中央病院院長、遠藤仁郎(医博)先生です。
私はこの本を何年か前に買いましたが、あまり関心がなかったのです。
けれど、昨年のちょうどいまごろ、何の原因でなったのか、ひどくおなかをこわしました。
4日目でしたが、ふと青汁のことが頭に浮かび、遠藤先生の「だまされると思ってやってごらんなさい」とのことばに、さっそく庭につくってあったパセリを少々スリバチですりつぶして飲みました。
翌朝すっかり直っておりびっくりしました。
また、ことしの冬カゼをひき、熱が下り始めるころからセキが出始め、注射や薬が切れると、またセキが出る始末。
それで、セキにもよいという青汁を一度だけのんだのです。
その夜まで、ふとんへ伏してしまうほど激しく出ていたセキが、青汁をのんだ日の夜中はほとんど遠ざかり、これは不思議と毎日1杯くらい青汁を続けたところ、セキは薄紙をはぐように直ってゆき、カゼは根治しました。
これにすっかり自信を得た私は「青汁の効用」の本を改めて見直したわけです。
そのときから半年。毎日続けていますが、一番ハッキリしてきたことは、血色がよくなったこと、歯ぐきからの出血が止まったこと、長い間の薬のためか、長いこと頭痛に悩まされていたのが、いまは感じなくなり、肩こりもほとんどしなくなったこと。
さらに気がついたのは、ダランとしていた皮膚が弾力をもってきたこと、夏でも直らなかった、足のかかとの荒れと割れが直りました。
決して宣伝のための誇張でなく、事実として、発表させていただきます。
遠藤先生の説明による青汁とは、ナマの緑葉のしぼり汁で、これによって私どものあやまった栄養を改善し、本当に完全な食餌として健康を進め、病気の直りをよくしようとするもので、細胞賦活、創傷治癒促進、増血、浄血、新陳代謝促進、殺菌、制菌、抗アレルギーなどのすぐれた作用があるということです。
(これは佐野さんが、
山梨日々新聞46・7・27日号に出されたものですが、
終りの方に少し手を入れさせていただきました。
遠藤)
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15. 生汁が最高
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東京都 H.T.
7月初めから、自然とは打って変った都心に来ております。土の上が歩けなく、自分の植えた植物、ことに野菜類から遠ざかっておりますので、悲しいです。1ヶ月もしたら、自分の4・5畳の家に帰りたいと思います。人さまのお宅にいては、ことに都会のまん中では、青いものが高く、また、自由に生食をすることができません。それで、グリーンジュースの素を思いつきました。3年位まえのこと、人さまからクロレラをいただいて服用していましたが、クロレラは食欲がなくなり、胃の負担になるようでした。どうしても、生汁が最高です。
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16. ヨガの食事とソックリ
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ロス J.I.
健康と青汁の会報は、毎月太平洋を渡って届けられるどの新聞雑誌よりも有難く拝読いたします。世相百般「狂乱状況」はここアメリカとて同列。いえ、日本よりむしろスケールにおいて、大ではないかと見ても仕方がないことは、電波で活字で、マスメヂアの流れこみのため、皆様よくご存じの通りでございます。
利いた風に「然し」と書き添えますと人類の智恵は良識は、脉々と生きつづける。憂慮をはねかえすにこの道ありと模索する。
私に一番身近なことを一つだけ模み上げましょうなら、「ヨガ」を知ったことでございます。ヨガは、欧米人の及ばない東洋の叡知の名のもとに、近来とみに学ばれだし、当地にもヨガ道場が出来、通いはじめて1年になりました。宗教オンチの私が、体の病気は医学に、心の病気は宗教に、の疑問を一挙に解決してくれたのがヨガの「宗医一者」でした。
初めて導師(インド人)の前に座りましたとき、私の姿勢、目の光り、皮膚の色を見ただけで、心身の健康度をピシリ申し渡された時、十年来実行の「遠藤青汁毎日愛飲」が大いに点数をかせいだことが実感されて、胸が熱うなりました。講義と実演のむつかしい本能法、呼吸法、整体法とすすみ、食事法に来ました時、私は、全く驚嘆、感激の一方、満足、自尊にまで及びました。
実は、この一事を申上げたいばかりに、駄文長々と前書きをしたのでございます。三千年のむかし、チベットの奥、ヒマラヤの麓でヨガの行者たちの、自然にして完全健康長寿の食法と遠藤青汁教祖博士のそれが、ピッタリ、ソックリ一致しております。お蔭をもちまして、道場通いたった1年で、この道の初段ともいうべき允可証を、導師の先生から拝受いたしました。先生有難うございます。ここに更めて深謝の辞をのべさせていただきました。
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17. 6年すぎても卵をうむ
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備前市 M.T.
先日、知人から聞いたはなしですが、鶏に、青汁のカスと糠、かきがらを混ぜて与えていたところ、もう6年もすぎ、毛がぬけて汚なくなっているのに、まだ卵を産んでいる、そうです。
いかにからだによいかうかがわれます。
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