<1991年6月15日発行 第418号> | ||||||||||
目次 | ||||||||||
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1. 長S字結腸症 | ||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
「下腹が痛んで、よく下痢するので、病院でみてもらいましたら、検査の結果、大腸が長くなっているからだ、手術しよう、ということになっているんですが」とのこと。 「長S字結腸症というやつでしょう。大腸の左下腹部にS字状に屈曲したところがあります。便のたまるところなので、便秘がつづくと、便とガスとのため、しだいに太くなり、長くなります。多分それだろうと思いますが、便秘するんじゃありません?」 「いや、下痢しやすいんです。」 「その下痢も、便秘の結果ですよ。便秘していると、それを出そうとして、水分が分泌され、軟らかくなると下痢する。便秘と下痢とが交わる交わるおこることが多いものです。 痛むのも、便を出そうとして腸が運動する。それが、神経のきつい人では痙攣し、痛みを感ずる。 もともと、生れつき長かったのかも知れませんが、そのような状態がつづいているうちに、だんだん亢じて来た。 腸がよわっていれば、ますます太くなりのびてきて、症状がひどくなるから、切りとって短かくしよう、というんでしょう?!」 「そうなんです。」 「短かくすれば、それで一応はよくなります。しかし、からだ全体の調子がかわらなければ、やがてまた、同じことのくりかえしにならんともいえません。」 「どうしたらよいんでしょう?」 「ともかく、便通をととのえて、便やガスのたまらないようにすることと、一方、血をきれいにして、弱っている腸の力をつよめること。つまり、からだ全体を強くすること。青汁中心の正しい食をとること。繊維も十分にとり、つとめて運動、とくに腹部の運動をおこたらないこと。 なお、腸の筋肉をよわめるいちばん悪いものは糖分ですから、すぎないようとくに気をつけること。 このようにして、しばらく様子をみられてはどうですか?」 「青汁はどれくらいのめばよろしい?」 「多いほど結構です。今はどれくらい?」 「市販のもの4〜5本。」 「少なくとも10本にしてみてください。それでうまく通じればよし、出なければ、うまく出るまでふやす。 下痢はいやなものなので気をとられがちですが、ともかく便秘に気をつけること。 切るのはいつでも切れますから、急がないこと。 そして、いらぬとり越し苦労をせず、こうしていれば必ずよくなると、かたく信じて、からだを丈夫にすることに専念してみてください。 (平3・2)
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2. 米がまずくなった | ||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
食べてみたいものの一つにおいしいご飯がある。 田甫には、蛙はもとより、タニシ、ドジョウがいっぱいおり、メダカもあそんでいたし、秋にはイナゴがさかんにとび交っていたが、いまは生きものらしいものは何もいない。 化学肥料と農薬で土とともに死んでしまっている。これでは、うまい米の出来よう筈もなかろう。 急速乾燥にも問題があるのでないか。昔は、とり入れ後、少なくとも1ヶ月は稲架にかけて乾かしていた。 台湾で米作りをしていた人から聞いたことだが、向うは日光が強いので早く乾燥する。 しかし、その味は例の外米だ。日本流にゆっくり乾かさないとうまい米はとれない、ということだった。 貯蔵の仕方もおそらく無関係ではあるまい。 昔は俵の中では米は生きていたが、いまは完全密封で窒息させてしまっているのではないか。 こうして、折角めぐまれた瑞穂の国でありながら、あたらうまい米をなくしてしまっている。 白米飯のうまさは魔の邪食の一つ。 米食をすすめるつもりはないが、食うほどなら、昔ながらの、ほんとうにおいしい米を食いたいものだ。 (平2・11)
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3. 白血病 | ||||||||||
和歌山から、 「主人が白血病で医大に入院しています。病的細胞が出没しているとのことで、プレドニンと抗癌剤の治療をうけています。青汁をのませたいと思いますが・・・・・・」との電話。 「この病気、癌細胞と体力との戦いです。薬だけにたよってはなりません。 病的細胞が出たり出なかったりというのは抗癌剤の影響でしょうが、何分きつい薬。からだの方にもかなりこたえます。 また、プレドニンも体力・抵抗力に不利に影響することがないとはいえないもの。 できるだけ正しい栄養を十分とって、生命力・健康力(抵抗力・治癒力)をたかめることが、この戦いに勝つ根本であり、その意味での青汁です。 また青汁には、薬の副作用を緩和する効果もあります。ともかく、思いきってしっかり、飲めるだけたくさん飲むべきです。 初め5勺〜1合くらいから。しだいにふやし、少なくとも1日4合〜5合〜6合(もとのケール1.0〜1.5キロ)以上。多いほどよろしい。 そして、たとえ小康がえられても、絶対中断することなくねばりづよくつづけることです。 | ||||||||||
4. 慢性肝炎 | ||||||||||
入院中ですが、検査数値が60〜120位です。 それだけ飲んでいられるのでしたら、やがて、しだいによくなるでしょう。 ともかく、油断せずつづけることです。気をつけることとしては、ほかの食べものも、できるだけ安全なものにすること(イモ・マメ・ナッパ食にするなど)。 また、タバコ、酒をやめると、つい、甘いものに手が出がちですが、これとて、今は、安心して食べられるものはありません。 くだものも、また同様です。絶対農薬の心配のないものにすること。 (遠藤)
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5. 顆粒で親孝行 | ||||||||||
調布市 K.H.
ドライ顆粒を、新潟県上越市の実家へ毎月、親孝行のつもりで送って喜ばれております。 | ||||||||||
6. 子供に増える歯肉炎 | ||||||||||
硬い物食べずアゴ(退化)?!(岡山県教委が調査)
▽中学生3019人( 同3.2%) ▽高校生1621人( 同1.9%)−だったのが、 元年度は小学生4181人( 同2.8%) ▽中学生6567人( 同7.4%) ▽高校生6351人( 同6.9%) カスなどがたまり炎症を起こす病気で、このまま放っておけば、歯槽膿漏につながる。 松浦孝正・県歯科医師会公衆衛生部委員長は、 硬い物を食べなくなった子供たちのアゴが小さくなり、歯並びが悪くなったのでは、と分析。この結果、歯のつけ根がみがきにくくなり、歯肉炎が増えたとみている。松浦委員長は歯ブラシを歯に垂直に当て、小きざみに動かす「スクラビング法」や食生活の改善を奨励しているが、むし歯ほど歯ぐきの病気が注目をされていないため、あまり効果が上がっていない、という。 岡山県は今年度から、歯科保健対策の研究県単独の事業として実施。 歯科医師会の医師や岡山大歯学部教授ら約10人を集めて専門委員会を来月発足させ乳幼児からお年寄りまで生涯を通じ歯の健康を検討していくことにしている。 (サンケイ新聞)
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7. 生きてゆく日々の悦び | ||||||||||
倉敷市 S.T.
私は幸いにも祖父が幕政天保年代大塩平八郎大阪事件のころの生まれで、昭和3年夏のころまで生存し、満96才まで健在でありました。 (資源新聞関西版)
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8. 肝炎消えた | ||||||||||
酒田市 T.S.
毎月拝見させて頂いている「健康と青汁」新聞の記事、大変参考になり得て、又、会員の情報等拝見し、有難く感謝申し上げます。
さきの脳血管に病巣となるものナシ、と共に肝臓の回復も、すべて青汁の効果と考えています。 又、長年リュウマチで苦労している65才の男性が、近頃リュウマチ気が出て来なくなったと喜んでいます。 この人も、7年間顆粒を飲んでいましたので、その効果でなかろうかと言っています。 この様に、飲用効果が現れて来ました。 私共も大変嬉しく思っています。 (平成3・2)
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9. ケールの栽培と私 | ||||||||||
明石市 Y.H.
私は農家ではありませんが、減反の畑を借りての野菜づくりが一番の趣味でした。 (ケール健人会報より)
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10. 母の肝臓ガン | ||||||||||
愛知県 M.M.
今から3年前、母は肝臓ガンと診断されたときから針と灸をやっています。 (遠藤青汁普及会 体験集より)
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11. 洗剤まけ | ||||||||||
岡山県 H.K.
青汁のお蔭で日々を無事に過ごす事が出来何よりも嬉しく感謝致しています。 (平成3・2)
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12. 肝臓癌 | ||||||||||
長野県 M.T.
私は現在58才で12年前から輸血による肝炎となりました。 | ||||||||||
13. 血がきれいに | ||||||||||
名古屋市 Y.A.
ピロサンを1袋づつ飲んでいますが、血液をきれいにすると何回も新聞等で見てはいましたが12月に献血をしました。 | ||||||||||
14. 胃カイヨーによい | ||||||||||
横浜市 M.S.
私の妹が胃ガンで去年なくなり、私も手術後なので青汁でがんばっています。現在は、時々ごはんをオチョコ2杯分食べる時がありますが、毎日、ジャガイモ、大根などでがんばっております。ごはんを食べますと、やはり体が重くなります。青汁をのまなかった翌日は、体の調子がやはり良くありません。こんなに違うのかとつくづく思います。 | ||||||||||
15. .質問箱 | ||||||||||
問 | ||||||||||
コラム紹介 | ||||||||||
だが要するに医者はただ一時命を延ばすだけのもので、 沙翁シムベリンV、2
病はなほりばな 病は少し愈ゆるし加はる 俚諺
われわれは裏表のない けだかい人間でなければならない。 おもてで飾ることなく つねに身分や境遇に応じて 善を行おうとする寡欲な慎しみほど まじりけのない心をあらわすものはない ハ、デュモリン全き人間より
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