健康と青汁タイトル小 <1991年4月15日発行 第416号>
 目次



1. モツとミドリ(肉害を防ぐ)

     医学博士 遠藤 仁郎 

     世界中から、うまい肉や魚、中には危険な添加物に汚染されているものもないとはいえない加工品などが、わが国めがけて殺到。金にあかして食いまくり、若い生命をとられたり、進んだ医学の力もおよばぬ難病に悩やまされている人が、しだいにふえてきている。なんとか肉害を防ぐてだてはないものかと、いろいろいわれてもいるようだが、いちばんてっとりばやいのは、やはり、終生肉食して元気に生きつづけている野生の動物を見習うことだろう。
     かれらは、小さいものはまるのみ、肉も内臓(モツ)も骨もすべて食べ(全体食)、大きいものは、まず内臓を食べ、骨をかみ(骨髄は内臓の一部)、肉を食う(内臓食)。
     しかも、もっとも好むものは、胃の中の、なかば消化された草木の緑葉、すなわち芻=反芻獣のかむネリだという(芻食)。
     肉害のもとは、肉が蛋白質、脂肪にとんでおり、カロリーも十分だが、それらが体内で処理されるために必要なミネラル、ビタミンが不足しているところにあるが、かれらは、その大切なミネラル、ビタミンが、内臓や緑葉に多いことを、本能的に知っている、というわけだ、(ミネラル、ビタミンは動植物体の中で、はたらきが複雑であり、また活発であるところほど多く含まれている)。
     そこで、肉害をへらすために、やれそうなことをかんがえてみよう。もちろん、すべてが安全なものでなければならないが、ともかく、つとめて全体食できるものにする。
     小雑魚類、チリメン、イリコの類。イカナゴはもとより、モロコ、ハヤ、ワカサギはもとより、アユ、イワシ、サンマくらいまでは全部食べてしまう。だいいちその方がずっとうまい。
     これら全体食ものは、自然の完全食だが、加工や調理で、かなりのものが失われているから、その不足分はナッパで補わなければならない。しかし、ごく僅かですむ。(ワカサギだと1/5量で十分)。切り身、つまり肉だけを食べるものでも、なるべくモツや骨を利用する。
     こどもの頃、ウナギの手料理を見たことがある。コウゾの葉でつかんで背中を切りひらき、とり出したモツは、丈夫になるというので、そのまま食べさせられた。汁には必ずモツが入れてあったし、骨は、そのままテッキにかけて黒焼にし、これも丈夫になるからとポリポリ食べたことを覚えている。
     また、鶏(キジやヤマドリなども)の手料理でも肝も胃(中の石はとり出して)や鳩も食べたし、肉のついた骨(アラ)は、出刃包丁でこまかくたたきつぶし、肉団子にして煮物に入れた。(スープをとるのは勿論)。
     出来れば魚屋、鳥屋からも、せいぜいもらって来て、こうした利用法を講じたいものだ。店ではモツやアラの始末には困っているのだから、よろこばれもしようし、添えるナッパは、いくらかでも少なくてすむ。
     それも出来ず、ただ肉だけを食べる(これがもっとも普通の肉食の型だが)ばあいは。少なくとも、2〜2.5倍のナッパをそえなければならない。たとえば牛肉だと、ざっと2倍量のナッパをそえればバランスがうまくとれ完全食になる(拙著“イモ・マメ・ナッパ・青汁”参照)。多ければ多いほど、なお安全だろう。
     刺身や洋食の青味、青ヌタ、青ネリ、青汁など工夫することだ。ベラボウなことのようだが、肉食獣が芻をこのんで食べていることを思えば納得がゆくだろう。こうして、つとめてモツやナッパ、青汁を活用するようつとめれば、その量しだいで肉害は防げようし、少なくとも、よほどへらすことができるだろう。芻食、昔の人はこの芻を最高の美味として珍重したらしい。万葉集16巻に、鹿の精をのべる歌に、

      わが肉は御膾の栄え
      わが肝も御膾の栄え
      わが美義は御塩の栄え

     とあるが、この美義は芻の塩漬けだという。それにつけても思うのだが、イリコの煮汁はどうなっているんだろう。多分肥料にするか、捨ててしまわれているのではなかろうか。勿体ないことだ。
     煮つめるか、乾燥粉にでもすれば、ダシとしてだけでも今市販されている化学製品にまさること数倍だろう。また、北洋のサケ、マス・南のカツオなどのモツからも、肉害防止をかねた製品ができないものか。
     ともあれ、肉害をへらすには、できるだけミネラル、ビタミンにとんだモツとナッパをしっかり食べる工夫をすることだ。こうして、肉害についてかんがえているうち、ふと気づいたことはまことに頓馬な話だが、肉食する動物は人間だけで、自然界には一つもいない。
     かれらは動物は食うが、肉だけを食うのではない。つまり、肉食動物といわれてはいるが、その実、動物食動物ではあっても肉食動物ではないこと。そして、そこに、肉害を防ぐヒントがあった、というしだいだ。
     ところで、学のない上悪筆ときている私、いつも、閉口するのは、何か書いてくれといわれること。たいていは固辞しているが、ことわりきれないと、“もっと緑を!”とだけで、ごかんべんねがっている。無論、しっかりナッパを、青汁を、との気持からだが、肉食党の方には“モツとミドリ”と読みかえていただいてはいかがでしょう。
    (平2・11)


2. 心室中隔欠損症


     ピロサンの補食で急速に症状が改善しつつある未熟児の心室中隔欠損症の一例を報告します。(田辺食品KK)。

    平成2年
    1月04日
    生れ
     出生時体重2160g。
     保育器に収容。心臓に雑音なし。
    同月16日
    退院
     体重2700g。
    同22日  阪和病院で心室中隔欠損症と診断。
     大きさは5mm以下。小〜中の間だろう、といわれた。
    2月07日  近大で検診(1ヶ月目)。
     体重3490g。心臓以外に先天性異常は認められない。その間の食事、ミルク140CC.6回。母乳1回。ピロサン粉末小匕1/2(約2.5〜3.5g)1回。
    2月20日  体重3940g。ひどくなっているかも、と思っていたが、ミルクはよく飲んでいるし、このまま様子を見よう。来月の様子で薬を出すかも知れない。6ヶ月すぎたら手術するかも、とのこと(主治医の言)。
    3月20日  体重4700g。心臓は少し大きめ。薬はいらぬ。自然にふさがる可能性が高い。手術しなくてもいいだろう、といわれた。
    4月10日  体重5500g、標準に入る。
    同17日  体重5600g
    5月11日  食事、ミルク210C.C.5回、果汁50〜60C.C.1回。離乳食1回。ピロサン小匕(5〜7g)1回。
    同20日 ねがえり、
    6月05日  体重7100g
    7月26日 ひとり座り。
    8月13日 はいはい。
    同20日 つかまり立ち。
    同24日  体重7800g。食事、ミルク、果汁、牛乳、離乳食子供茶碗2/3〜1杯。青汁小匕5〜6杯。
    9月04日  心臓ふつう児と同じくらいになる。もう大丈夫。走るのも。水泳もOK。雑音は残っているが問題はない。手術はいらないだろう。1才までに40%はふさがり、おそい子でも中学生までにふさがるものだ。このまま様子を見るだけ、といわれている

    (平2・9)

     この病気は未熟な心臓の一症状 

     完全に発育した心臓では心室中隔(左右の心室の間にある隔壁)はとじている。それがとじないままで生れたのだから、未熟児心室中隔欠損症といったもの。
     しかし、主治医の話にもあるように、たいては、やがてふさがるもの。本来ふさがっているべきものが、何かのため(とくに栄養のまちがい)、おくれていたが、栄養が正しくなって、発育が急速によくなり、中隔もはやくとじたのだろう。
     妊娠中の母親の食事が問題だと思われるが、主食は白米、ハイライスの玄米粉食プラス、ケール錠、顆粒を常用していた、とのこと。おそらく、カロリー、蛋白質は十分だっただろうが、ミネラル、ビタミンが不足していた。顆粒はのんでいたが、分量が十分でなかったのではなかろうか。その後の経過が知りたいものだ。
    (平2・10)


3. 便秘・自律神経症

    清瀬市 K.S. 

     昭和55年頃に禁煙したら便秘がはじまった。
     それまでは便秘したことはない。昭和58年4月精神負担の重い職場にかわり、辞職を考えるようになった。
     昭和61年秋、体調が悪く、便秘がはじまり、自律神経失調症と診断された。便秘が激しくなり、かん腸したら黒い便が出たため、62年5月癌研で検査したが、異常無し。
     ただ、腸内に残便がある、と言われた、二週間温泉に行き、気分も快方に向かったので、職場に戻ったが、一週間で元の状態がぶりかえした。

     62年8月入院。腸は異常なし。自律神経失調症便秘症と診断され、20日間で退院したが、この頃からガスがたまり、気分が悪くなる。温泉と自宅療養のため、12月末まで休職。62年11月に娘の病気が精神的な重荷となった。同年9月日大の心療内科で神経性鬱状態、便秘症と診断。鬱の薬の副作用のために、めまい、だるさが現れ、薬の服用はやめた。
     この間、いくつかの病院で診察してもらい通院もしたが好転せず、平成1年10月から毎日ハリ、灸に通い、現在は3日おきに通院している。便秘薬は「大甘丸」に変えたところ、朝食後に便通はあるがその都度脱肛し、残便感がある。また、ガスのたまる状態が1年近くつづいている(使い捨てカイロ、散歩でガスぬきをしている)。

     昨年12月の大腸のバリウム検査(日大)では異常無し。ただし、便が腸壁に着いているため、その部分はわからない。と言われた。静かな団地の一人暮し。対人関係でトラブルはないが、病気になってから寂寥感がつよい。毎朝、体操は欠かさず、一日おきに一万歩を2年以上つづけている。食事はセンイ質のものをとるようにしている。アルコールは養命酒を毎日煙草一日20本甘いものが好き。

     平成2年6月医師からは「大腸の機能が弱っている」と診断された。漢方の薬剤士は「下剤で大腸の働らきが弱くなっている」と、漢方せんじ薬を作ってくれた。下剤―大甘丸をやめると便が出ない下剤をやめたいと思うがそれも出来ず悩んでいる。食事をすると、ガスがたまり苦るしいので少食ですませている。便の量も少ない。大腸が活発になれば便秘も好転するように思う。

     腸がよわっている、というのが本当でしょう。それに、かなり神経が手伝っているようです。神経をつよくすること、感じやすい神経を休めるには、気にしないことが第一でしょうが、気にすまいとすること自体が、またストレスになりますから、これは相手にせず、一図に腸をつよめる、つまり、からだを強めることに集中すべきでしょう。

     あなたのばあい、これにいちばん大切なことは、甘いもの、菓子やジュース類、味つけの砂糖を、よくなるまで全廃すべきです。
     次はタバコ。糖分とタバコをやめるだけでも、かなりよくなるのではないでしょうか。
     酒、養命酒程度の少量なれば、どんな酒でも、まず問題になりません。食事全体として、なるべくバランスをよくすることと、消化のよすぎるものをひかえること。この意味で、主食にはイモ類、雑穀、雑豆類。蛋白食には大豆、ゴマ、精々小雑魚。それに良質ナッパ、海藻を十分そえること。つまり、イモ・マメ・ナッパ食にし、よくかむこと。
     そして青汁はできるだけ多く。少なくともケール1キロほど。生で、漬ごと飲む。乾燥物なれば少なくとも150〜200g。

     運動 

     こまめにからだを動かすこと。何でもよろしい。畑をおもちでしたら農作業などいかがでしょう。運動になるうえ、その間全く何も忘れてしまいますから、まさに理想的の気分転換法です。散歩も結構ですが、ブラブラ散歩は、むしろ有害無益。1時間4〜5キロ程度のスピードでサッサと歩く。
     ジョギングはむやみにやるべきではありません。要は体力に応じた運動。それと、排便時の腹の運動。前後左右にゆり動かす。あるいは叩く、もむのも無駄ではありませんが、動かすにこすものはありません。初めは無駄のようでも、熱心につづけていると、なかなか馬鹿にならぬ効果があります。
     薬は止むを得ぬときだけに限り、なるべくつかわないこと。中でも大切なのは正しい食事。完全食、それもできるだけミネラル、ビタミンにとんだ、ナッパ、青汁中心の完全食にすることです。
    (平2、7)


4. 祈り念じて飲みましょう

    倉敷 A.T. 


       竹田様は京都青蓮院から倉敷市水島の寺に来て居られる天台宗の僧侶です。
       檀家の仏事のあるたびに、青汁との出合を人々に話して毎日青汁に感謝して居られるそうです。(東京田辺)
       平成3年、年の始めに―。
       先日、タナベ医院の待合室で、院長先生のご尊父との雑談の中で
       「若いときに暴飲・暴食しているので、今そのつけが来ているのだから、大いに青汁を飲んで…」
       とのお話しがありました。
       仏の教えに、「因なくして果ある。その慮(ことわり)あることなし」―原因がなくて結果があるようなことはない―とのことです。私たちお互いは、己れの心の迷いに惑わされて、白を黒と見たり、憎い可愛いのへだてをしたり、自身で苦しみ、自身で悲しんでいるのです。
       この有難い仏の教えを素直に受入れて、己れの心の明らめよう一つで、鬼を出すも、極楽の楽しみを求めるも、自由自在であると心得ていちばん手近かに待ち合わせている自らの心の本体を明らめ知ることが大切になります。
       横川の恵心僧都が

        夜もすがら 仏の道を 求むれば
        我が心にぞ 尋ね入りぬる

       61年9月号の「健康と青汁」新聞に「青汁は神サマ仏サマ」と題した、遠藤先生の記事を拝見しました。その文中に、「ナッパ・青汁には、毒を消し病を防ぎ、傷や病を治す力があり、しかも現代医学の力およばぬ難病にも卓効を見るなど、その恩恵は、まことに測り知れない。まさに、これは、万有創造の神のみわざであり、宏大無辺のみ仏の慈悲そのものではなかろうか。こう観ずるならば、そして、ただのナッパのしぼり汁などと軽蔑せず、天地自然の大神さま最高のおくりもの、生命と健康の守り神と、すなおにうけとめ、神秘霊妙の力を信じ念じ、祈り、感謝しながらいただくならばば、あのまずさも、甘露とはならないまでもよほど飲みよくなるだろう」。と

       私と青汁との出合い 

       3年前に交通事故に遭遇し、その後遺症の為に入院しました時、その病院をご紹介していただいた方から「青汁」について説明を聞きました。
       そのお話しの中で、その方は、「一度しか生れて来ないこの世に、せっかく生れて来たのだから、世の為、人の為に微力ではあるがつくして行きたいとのご意志に私は心うたれました。それは、伝教大師の教えである「一隅を照らす」の光を見た思いでした。
       以来、その方々のご厚意によっていろいろな症状に適切なご指導を得ました。脛に水がたまって座る事が出来なくなっていたのも治り、20年以上もつづいた高血圧症も昨年より平常になりました。そして、何よりも嬉しいことは、周囲の方々から「いつも血色が良く肌艶も良く元気そうですね」と云っていただけることです。遠藤先生のご高説の如くいやいや飲んでも不思議な効果をみることさえあるのだから、神さま仏さまのように祈り念じながら飲みましょう。 合掌 
      平成3年1月


5. これからの20年

    広島市 K.K. 

     お陰様にて不惑・還暦・古稀と、…今日迄さしたる大病も患わず馬齢を重ねて参りましたが、本年は漸く喜寿を迎えることと相成りました。惟えば大正・昭和・平成と三代に渉り、明治にも劣らぬ激動の星霜を生き抜いてきたことになりますが……。
     永年に及んでモンゴル族の襲撃に苦しめられた彼のスラブ族は、欧州の一隅から厥起。領土欲の鬼と化してシベリア全土を席捲、揚句の果ては人類初の赤色革命を強行、70年以上も暗黒政治をしいたが、全世界赤化の野望は必然的に自己矛盾を露呈、遂に昨年、人間性を忘れた共産帝国はベルリンの壁と共に音を立てて崩れ去った。
     片やスラブに隣するアングロサクソンは、その持てる海賊魂を武器に7ツの海を己が庭として弱小民族制圧による大英帝国を樹立。余勢をかって米大陸を併呑。此の地に新しい資本主義の牙域を再構築。世界秩序の憲兵を自認して、70年間星條旗を誇らしくなびかせて来たのですが、近年漸くその色もあせて、ペルシャ湾岸の危機鎮圧も意に任せぬのが現実となり果しました。
     扨てユーラシア大陸の東端で太古の昔から天地自然を神とあがめ、内気で陽気でキマジメで教育熱心外交べたのツキアイべた、エコノミックアニマルだの、兎小屋だのと白眼視されて来た我がヤマト族の株が、此の期に及んで俄然急上昇、洋の東西から凡ゆる支援・貢献を渇望されるに至っておるのであります。
     此れにこたえて日本が如何なる世直しを展開する乎、正にこれからの20年間が正念場、石に噛り付いてでもその成否を見届けねばと老書生は此れを唯一最大の生き甲斐と秘かに念じておるのであります

    (平成3・1)


6. よろこんでもらっている

    兵庫県 M.M. 

     9月に入り朝夕少し過しよくなって参りました。
     勝手なときだけ、勝手なお願いをいたしまして申訳けございませんが、ケールの種を送っていただきたくお願いいたします。先生の古稀のお祝に参りましてはじめてケールの種をいただいて帰りまして、翌年から老人会の方とか、町ぐるみ検診で異常があるという方たちに差上げていましたら、毎年6〜7月頃に2〜3人の方が両手に一ぱい位届けて下さっていました。

     60年3月私は保健所を定年退職しましたが、時々町ぐるみ健診に参りますので、種をあげては、又翌年いただくことがつづいていましたが、今年はじめて、誰からも届けて下さいませんので、いよいよ手持ちがなくなってしまいました。
     体調が悪いという話を聞くとすぐ青汁をのみなさいと言いたくなりまして、すぐ種をあげてしまいます。どれだけの人がのんでくれるか続けてくれるか疑問だと思い乍ら事後調査まではようしないで一方的にすすめています。
     時々、10年前にすすめた方がまだのんでおられるという話を聞いてはよろこんでいます。青汁を作ることの出来ない人達で是非のみたいという方達にはピロサンのお世話をしてあげています。
     みんな喜んでのんでいますが、体験記録を書いてくれるように頼んでもなかなか書いてくれません。お蔭様で私もケールの青汁を毎日2合余りのませていただいています。今。古稀を迎えましたが今のところ悪いところはありません。コレステロールが250位で緑黄野菜をすすめられたおかげでのみ始めたわけですけれど。この頃になって、この年でこのように元気なのはやはり青汁のおかげでしょうとつくづく感謝するようになっています。

    (平成2・9)


7. 青汁に感謝

    相模原市 H.N. 

     いつも健康を保ってくれる青汁に感謝しています。

    (2・8)


8. 青汁と私

    松山市 T.A. 

     開業一周年を迎えられ、まことにおめでとうございます。新天地での開拓。この一年間、支部の皆様のご活躍とご苦労が、花ひらき実を結んで、販売戸数3000軒を越えたとおききしました。こんなに早く多くの人々に、健康管理、或は維持のために、青汁のよさ、必要性を浸透され、普及拡張されましたことは、驚異でございます。地域社会に対して絶大な貢献をされ、事業の前途は洋々として輝やかしいものがあると、心からお喜び申し上げます。

     私(69才)と青汁の出合いは、十数年前になります。子供の頃から心臓が悪く、心不全に悩まされ、成人しても胃潰瘍で入院したり、胃弱、肩こり、足冷、等々。血液のめぐりが悪く悩まされつづけ、月に2、3回はマッサージを受けなければ、体調を維持することが出来ませんでした。
     昭和50年でしたか、市内山越町の治療院・山崎之子先生をしり、治療を受けるかたわら、食療法の改善についてもいろいろご指示を受けました。その一つに青汁をすすめられ、ケールの種子もいただいてきました。宅地の一部を畑にしまして、ケールの栽培を始め、青汁を作って飲みはじめました。

     又、先生から、高知のはりまや橋近くに青汁センターが開設されているのをしらされ、実情を知るため、高知まで参りました。店長様から、倉敷中央病院の院長様のご指導による無農薬ケール栽培のこつやら、手入れの方法など、おしえていただき、青汁も試飲させてもらいました。
     こうして、ケール栽培にも力が入り、青汁つくりにとりくみ、毎日2、3合飲みつづけました。私の体調も次第によくなり、しらずしらずのうちに、自然治癒力が身につき、今までの苦しみや気重さが、うそのように、晴れ晴れとした気持に変りました。

     ケールや青汁についてもっと深くしりたくて、昭和55年早々に青汁の会へ入会いたしました。5月でしたが、全国会員のつどい、青汁総会が倉敷で開催されるのを知りまして、一面識もない私が直接お電話しましたところ、先生の奥様(ヒナ様)が、ご自身でいろいろお世話下さり、会の前日倉敷へ参りました。
     その夜は前夜祭を開くということで、各地の主だった方々を招待され私までおよばれいただき参加させてもらいました。初対面ながら、ひざつき合せて先生のお話をきくことが出来夢心地でございました。

     主だった方々の中でも、つぎに申上げる方々には一方ならぬお世話になりました。遠藤先生ご夫妻は勿論のこと、貝原邦夫副会長様、山形県新庄市で歯科医院を経営され、東北方面での有力者、隠明寺憲夫、富子様ご夫妻、残念なことには憲夫様は59年にご他界になられました。蔭ながらご冥福をお祈りしております。

     又、新庄市の市会議員五十嵐源三郎様ご夫妻、東京、横浜で青汁相談所や、センターを開設されています田辺弘様、近くでは北条市の安楽山大通寺のご住職越智廓明様、はじめての私に皆様親身になっての思いやりをいただき、有難さに心うたれた一夜でございました。
     翌朝、総会前に隠明寺様のご案内で、遠藤先生のお宅へお伺し、ケール畑など見せていただきました。私の素人づくりのケールとは違って、立派に成長し青々緑したたるケール畑の壮観に驚き入りました。

     引き続き総会での先生のお話熱心な会員の方々のご体験発表やら質疑など、有意義な一日を過ごさせていただきました。ご本“青汁は効く”、朝わざわざ切りとっていただきましたケールの一たば、食用葵やケールの種子。うれしさ一杯でございました。

     翌56年の8月には、芳情の越智先生のご尽力により、遠藤、貝原両先生を松山へお迎えして、本町会館で講演会が催されまして、私も知人友人をさそって参加させていただきました。こうして、何度か総会に出席し、先生のご本、“イモ、マメ、ナッパ、青汁”「もっと緑を、仁」と署名されていただいた“生涯青汁”、“なんでも青汁”などなど私の宝物になりました。
     今年の5月の総会は、松山支部の皆様の温かいご配慮によりご一緒させていただきました。松岡社長様、中井支部長様、野本専務様、東課長様、河原様、井門さま、豊田さま、皆様の心からのおもてなし、ほんとに有難うございました。
     坂出の国民休暇村での一夜も楽しい宴でございました。今年7月には、松山支部の発足を記念されて、松岡社長様のお世話により、沿道、貝原寮先生をお迎えしての福祉会館での講演会に出席させていただきました。
     今は現役をひかれて、名誉院長をなられた先生、90才のご高令ながら、かくしゃくとしたお変りなきお姿を目のあたりにし、又貝原先生との質疑応答に参加しまして、しみじみと、青汁の効力の偉大さに思いをいたしております。来年も元気で青汁総会に出席したいものと念願しております

    (平成2・18)


9. 陽春の候

    楽しみながら健康づくり ウォーキング
     ジョギングに代わって、いまウォーキングが注目されています。「健康づくりに」とブームになったジョギングですが、ランニング中に死亡する事故が相次ぎ、心臓や足などへの負担が指摘されるようになったのです。運動生理学上、特に中高年の健康や体力維持に役立つのは、あくまで「適度な運動」。この点で、ウォーキングは体を傷めることなく効果が期待できる、というわけです。あなたもちょっと歩いてみませんか。

     
    足、ひざの負担軽く 
     「健康のため」といって始めたジョギング。ところが、3キロ、4キロ…と徐々に距離を延ばしていく。いつしか、それは長距離の「マラソン」となり、15キロ、20キロ、そしてフルマラソン完走を目指す。
     休日のみだったジョギングは日課となり、雨が降って走れない日は、一日中憂うつ…こうして、当初の「健康のため」が「走るために走る」となり、気がついたらヒザに水がたまり、体調もおもわしくない。かといって走ることの魅力は忘れられない。これが笑うに笑えぬジョギング中毒の悲劇です。
     ジョギング発祥の地・アメリカでは3年前、提唱者のジェームズ・フィクスさん=当時(52)=自身がランニング中に急死。日本でも今年6月、東京でジョギング中の男性2人(いずれも42歳)が相次いで死亡、先月には立教大学の社会部長(63)が亡くなりました。いずれも急性心不全でした。
     こうした事故をきっかけに、個々の体力を無視したジョギングの危険性が指摘され、代わって登場したのがウォーキングです。東京大学教養学部の小林寛道助教授は「ウォーキングは足や呼吸循環系への悪影響はほとんどないといっていい。しかも、健康のための効果が十分望めます」と、ウォーキングを勧めています。小林助教授によると、ジョギングでは体重の3倍ものショックがそれぞれの足にかかり、ひざや足首に大きな負担を与えてしまいます。
     しかし、どちらかの足が常に地面についているウォーキングは、言うまでもなく体重分の重さがかかるだけ。1分間当たりの心拍数についても、ジョギングの場合は軽く走るだけで普段の2倍の160〜180泊に上がり、心臓への負担を生じます。この点だけでもジョギングは「激しい運動」と考えることができるそうです。一方のウォーキングでは、おおよそ120〜140泊程度で、血行を適度に促す「緩やかな運動」といえます。つまり、歩くことは、日常の人間活動の基本なのですから、体に悪い影響を与えるとか与えない、という問題は起きないわけです。

    理想は一日一万歩 
     「それなら運動なんかにならない」と考えるのは早計です。緩やかな運動を持続することは、呼吸循環系の能力向上に結びつくそうです。ですから、「肥満」「高血圧」「心臓疾患」といった病気を予防するのに十分、有効な運動といえるでしょう。
     「ジョギングは運動になり、歩くことは運動になんかならない、という考え方は認識不足」と、小林助教授は強調します。では、どの程度歩けば運動としての効果が出るのでしょうか。一日の歩数が4000−5000歩という人が日本人では多いようですが、これは健康に生活するための最低基準です。理想は一日一万歩ですが、一足飛びに増やそうとすると、無理が生じます。まずは1日8000歩を目標にしたいところです。
     普通に歩けば20分間で、2000−3000歩(1.5−2.5キロ)です。これを目安とします。「通勤時に自転車を使わないで歩いたり、バス1区間手前で降りるなど交通手段の利用を調整してみると、4000歩の上乗せはそれほど労力を要するものではありません。これが目標を一万歩にするとなるとちょっと努力がいりますので、まずは気楽に一日8000歩を」と小林助教授。
     歩き方は、後ろにくる足が伸びるようにして、足の裏でけるようにキビキビと歩を進めます。背すじは伸ばしますが、あまりそっくり返ってかかとだけで歩くようなスタイルは腰に負担がかかり、適当とはいえません。

    自然とのふれあいも 
     実際にウォーキングを楽しんでいる人に聞いてみました。
     都内の公園で、2年前から昼食後に40分程度(約4キロ)歩いている公務員、岩城隆光さん(63)は「かっては、通勤で一日せいぜい15分ぐらいしか歩きませんでした。始めたころは息切れがしたものですが、ひとえに運動不足だったのでしょう。次第に食事がおいしくなり、うれしくなりました」といいます。
     始める前は時折ヘントウセンの腫れに悩まされていましたが、今では「何ともない」そうです。また、岩城さんの同僚、柳沢義広さん(50)はジョギング愛好家ですが、1年前から健康づくりにウォーキングをとり入れました。
     「一万歩歩くとどうなるか試してみたら、ジョギングに比べ無理なく自然に体が軽くなる感じがしました」とかで、タウン誌などを参考に、しばしば都会のウォーキングを楽しむそうです。「ウォーキングは、車やジョギングでは期待できないような自然とのふれあい、発見の喜びも得られますよ。それに何といっても子供からお年寄りまで楽しめます。家の周辺だけでなく、たまには空気の良い所へ出掛け、世代間のコミュニケーションが図れるのもウォーキングの魅力ではないでしょうか」と、
     小林助教授はいいます。スポーツ、そして行楽の秋、無理せず、あわてず、歩いて健康づくりを始めませんか。

    (62・10・13 サンケイ)


10. 生きた化石・カブトガニ絶 滅の危機 奇形率が52%に
海底汚染影響 幼生ほとんどいない 岡山・笠岡湾

     国の天然記念物で、保護繁殖地に指定されている岡山・笠岡湾でカブトガニに奇形が続出、絶滅の危機にさらされていることが15日、静岡大学教育学部生物学教室の伊藤富夫・助教授の研究でわかった。
     急激な環境変化の影響で、雌の卵形成過程に異常が起こり、幼生はほとんど生息していないという深刻な状況。「生きている化石」と言われ、その血液が試薬として利用できるなど、貴重な生き物とされながら、このような現象が世界的に広がると予想され、早急な対策にせまられている。

     伊藤助教授によると、昨年夏、笠岡湾のカブトガニを人工授精させた結果、発生した胚数が497と卵全体の約3割と少なく、このうちの262が、体が前後にひきちぎられたように分離している胚域分離胚などの奇形胚で、奇形率は52.7%に上った。奇形が起きる原因としては、水質の汚れや埋め立て、護岸工事による産卵場所の変化などが考えられるが、なかでも深刻なのは、海底の重金属汚染。笠岡市の昨年9月の調査では、カブトガニ生息地付近の古江沖の海底の土中に、イタイイタイ病の原因となるカドミウムが1キログラム当たり0.26ミリグラム(昭和55年0.19ミリグラム)鉛中毒の恐れがある鉛が同23.3ミリグラム(同3.5ミリグラム)−含まれるなど、汚染は確実に進んでいる。

     伊藤助教授は、昭和41年に起工、今春完工した笠岡湾干拓地(約1800ヘクタール)の影響で、湾内の水流が変わり、重金属などが沈殿しているのでは、と推測。抵抗力の弱い卵や幼生が育たない環境になってしまったらしい。カブトガニは2億年も前から、ほとんど進化せずに生き延びてきた生物で、「生きた化石」と言われている。血液中には、内毒素を検出する成分(ライセート=凝固たんぱく質)が含まれており、注射液に毒素が含まれていないかを調べる試薬として利用されている。
     生息地は岡山・笠岡湾を北限に、国内では瀬戸内、北九州の一部で、国内に生息しているのはたった2000つがい程度。うち笠岡湾のカブトガニは、人間で言えば約60歳以上ばかりという。
     カブトガニ研究の第一人者、関口晃一・上武大学教授は「日本のカブトガニは危篤状態。このままいけば、果たして21世紀を迎えられるかどうか…。世界的にもスピードに違いはあれ、同じ道を歩んでいる。二億年も生きたカブトガニの危機は、地球環境の最大のピンチを教えてくれているのかもしれない」と話している。

    (サンケイ)


11. 新春たより

     先生の盛寿万歳祈りつつ 福本の空朝日をおがむ
     天地にのび栄えかし偉大なる 青汁の道命の泉

    岡山県 秋山 三男


    ピロサン錠を続けていただいています。
    先生のようにシャッキッと元気でありたいと願っています。
    大阪市 池田満津子


    ご指導を頂いておりますイモ・マメ・ナッパ・青汁のお蔭で
    92才の新年を迎えさせて頂きました。
    意欲にからだのついてこないもどかしさを感じながらも
    元気を出して頑張っています。
    倉敷市 笠原 勝次


    毎日が喰うこととねることのみに暮れ行く
    おめでたき翁となりにけるかも
    名古屋市 岸田 和彦


    新年御目出度うございます。
    私は青汁愛用者で、20年余り愛用しています。
    青汁ペーパーも20年あまり愛読して、
    遠藤先生の教えを受けております。
    おかげ様で、若い頃は弱い体でしたが、
    青汁愛用後健康になり、85才と5ヵ月の長寿です。
    若い頃はこんなに長生きするなんて夢にも思っていませんでした。
    これひとえに青汁のおかげと感謝して、
    毎日ジュースは3合4合呑んでいます。
    一日もかかせません。
    アメリカ加州 玄田やす江


    今年も青汁でがんばります。
    ケールの青汁こそ命の泉の心境です。
    盛岡市 菅原 三郎


    おかげさまで青汁をのみ始めて6年になり、
    肝炎の方もよくなって、
    毎日元気でたのしい日々を送れるようになりました。
    大阪府 田中 叡子


    先生どうぞおすこやかにお仕事に頑張って下さいませ。
    後輩のはげみのために。
    すばらしい先生と、いつも私達の自慢のもとでございます。
    熊本市 富田 育子


    先生お元気で、
    みな様のためによいお仕事の出来ますよう祈らせていただきます。
    私もまたこの一年本当に体調がよくて、
    年相応に働くことができますよう、
    健康で生きるための日夜の努力を忘れぬよう
    励みたいと思っています。
    倉敷市 友成 春子


    青汁で快調になったと
    喜ばれる患者さんがいらっしゃいます。
    杉並区 畑尾 正彦


    私ども会員の最高の象徴であらせられる
    先生のご長寿を心から祈り上げます。
    広島県 藤原  栄


    父のご友人も数寡くなり
    現役でご活躍は先生だけになったようです。
    藤沢市 堀 昭吉


    患者さんの中に青汁の愛好者がいまして、
    時々先生のお噂をしております。
    多摩市 松田 艶子


    青汁運動すばらしいことです。
    世田谷区 増田 陸郎


    70才を過ぎた頃から急に老化が進んで来ましたが、
    青汁のおかげで、
    子供から“年齢の割には元気よ”
    と云われております。
    神戸市 宮浦 光子


    阿佐ヶ谷に青汁スタンドができました。
    自転車で10分位のところにあります。
    杉並区 山内 啓子


    阿佐ヶ谷の北口に青汁のお店が出来ましたので、
    毎日飲んでおります。ありがたいとよろこんでおります。
    杉並区 頼  仁亭


    新しい1991年が平和で幸多い年になり、
    遠藤青汁の会の皆様方が健康倍加で
    ご活躍になることとお祈りします。
    岡山県 渡辺 正志


12. 健康的な座り方、立ち方、歩き方

     大 阪 山田喜一郎

     筋肉は、伸ばす事で休ませることができる。ヨガの伸ばすポーズはこれにあたる。スポーツや労働で体を動かすと、筋肉が縮んでくるから、休息が必要だ。

    座り方  落ち着いて座っているときは、膝を広げ、緊張しているときは、ひざを締め、同時に、手と肩、首に力が入っている。手の平は上向きにすると、体は弛緩する。手の平を下向きにしたときは、体は緊張する。
    立ち方  自分の骨盤の幅と同じ歩幅で、土踏まずに力が入るようにして立ち足裏全体で、歩くのが正しい。生活の中で立ち居振舞いも、息を吐きながら動作し、体に対話する気ちで使えば、むやみに筋肉を痛めることはない。
    歩き方  正しい歩き方のスピードは、一番楽な呼吸ができる速さ。姿勢は、胸を上げ腹と腰をひっこめて顎をひき、肩甲骨をくっつけ首筋を伸ばし、肩の力をぬく。


13. たけのこ 食慾をそそり「繊維」も十分

    国立栄養研究所 K.T. E.T. 

     日本の風土は竹や笹の生育によく合い、万葉集の大伴家持の歌などにも竹庭を賞して歌った秀作がある。竹の生育の速さは植物界のギネスもので、一日に数十センチものびる。その生命力に感嘆するとともに、材質が直にして強い弾力性を持ち、種々の加工に適しているところから、無教の竹細工が考案され、生活の中に利用されて来た。
     食用にする竹の仲間もいろいろある。有名な孟宗竹(モウソウチク)はたけのこの体表として有名であるが、中国から琉球を経て18世紀に鹿児島にもたらされ、関東以南の適地に広まった。
     その名の由来は、病の親に食べさせるために寒中にたけのこを求めた孟宗の故事にたどりつく。その他、ハチク、マダケ、ネマガリタケなども利用されるが、その市場量はわずかである。
     中国料理に欠かせないメンマは輸入品である。中国の華南地方や台湾のマチク(シナチク)を細かく切ってから蒸し、塩漬にして乳酸醗酵させたのち、天日で乾燥させて作る。戻して中華ソバの具とする。
     たけのこの漢字は筍と書く。旬(しゅん)の竹がすなわちたけのこである。本当においしい盛りは10日間ほどなどで旬の言葉の意味にぴったりしている。最近は台湾からの輸入品のたけのこがおせちをにぎわしているが、今ごろの時期の朝掘りたけのこには味、香り、口当たり、いずれもかなわない。掘り出して、数時間以内ならそのままで刺し身にして食べられる。
     収穫してから時間がたつにつれて、うまみ成分のチロシンというアミノ酸が酸化されて、ホモゲンチジン酸というえぐみ成分が増えてくる。
     関東付近では頭頂が地上に出て日を浴びて皮の毛が黒くなったものが多い。これはクロコ、クマと呼ばれるが、あくが強い。一方、京都のほうでは、地下のものを掘りあてるが、もやし状で皮の色も白く、シロコと呼び、上品とみなす。雨後のたけのこの例えがあるように、掘ると補充するように次々と出てくる。掘らずにおくと一定の数が生え揃うと新たに出なくなる。実に興味深い植物資源である。

    (啓介)


     たけのこは栄養成分の補給するというよりは、野趣あふれる風味を味わったり口当たりを楽しむものとされてきた。これだけでも、食欲を高進し、消化液の分泌をよくするので、立派な栄養効果がある。
     しかし、当世マスコミをにぎわせている食物繊維を多量に含んでいる。従来の成分表に載っている粗繊維はわずかに0.8%に過ぎないが、最新の酵素を用いて測定する方法で分析した厚生省の結果は、2.3%と約3倍に跳ね上がった。この量は他の野菜類とほぼ同量であるが、たけのこの栄養成分としての意義は大きい。
     日本人の食物繊維摂取量は約17グラムであるが、たけのこは煮物で100グラム食べるのはわけないので、余分にこれだけ食べると20グラムとなり、ほぼ十分な摂取量に到達できる。他の高繊維の伝統的食品とともにたけのこを上手に食卓にのせることは、便秘や成人病予防の面から大切なことといえよう。
     微量栄養素としてはビタミンC、B1、B2はまずまずの含量である。煮たときに出る白い粉は前述のチロシンである。さっぱりした味を演出するアミノ酸なので、安心して食べられる。米のとぎ汁と下煮するとシュウ酸やあくがとれる。
     たけのこはしゅんのワカメやサンショと相性が実に良い。新ワカメをたけのこの頂部の軟らかいところと煮て若竹煮、木の芽みそをかけたり、かつおぶしをまぶしたり、毎年飽きないリピートである。
    (悦子)

    (啓介氏は国立栄養研究所の栄養資源開発研究室長、悦子さんは病態栄養研究室長)

    (63・5・4サンケイ)


14. 難病に著効

    宮城県 A. 

     私の子供は小学校入学直前にヴィールス性脳炎にかかり現在でも後遺症があり朝夕、薬を飲んでおります。(現在6年生)
     病気になりその直後近所の方から青汁のことを聞き以来現在まで6年間、時には、往復車で2時間をかけて生の青汁を5ヶ月買い続け、一日1升を飲んでおりました。本人も病気がなおるならといやがらずに飲みました。その甲斐あって、起きてる時、眠っている時両方に乱れがみられた脳波が眠ってる時の脳波は普通の子供と変らなくなり、よく高熱(40度以上)を出していたのも年に一度位と落ち付き現在も朝夕、2袋づつの青汁の顆粒を絶対の信頼をもって飲ませております。


15. 『青汁とわたし』

    神戸市 Y.K. 

     以前より風邪がひきやすく、低血圧ぼうこう炎でB型肝炎もでて時折じんましんもでて、町医者に二年程通っていて日常薬をはなすことができず、胃炎にもかかり漢方薬も飲んだり随分長い間悩まされました。
     そんなある日、新聞に掲載されていた青汁会のことを知って飲みはじめてみました。最初は飲みずらく、何か工夫をとリンゴ汁で薄めて飲んだりしましたが、自分の体のことを思って我慢して一日2合程度を毎日飲み続け一週間目には口の中のざらざらしていたのがつるつるなめらかになったのに気付きました。
     次に、2ヶ月後の健康診断(人間ドック)では、今までの健康診断では数値が悪かった中性脂肪、リポ蛋白がよくなっており胃炎も消えておりました。この時、青汁を飲み続けてつくづくよかったなあと感謝の気持ちで一杯でした。
     朝起きて洗面後、朝食前にコップ一杯の青汁をのみ夕食前にコップ一杯の青汁を飲み始めたのが、早や二年経過し今では週7キログラムの青汁を飲むようになっております。又、家族にも進めて主人や息子も飲み始め、マイケール(固型)を一日10粒を毎日飲み続けています。おかげで私も風邪もひかなくなり、低血圧もなく、特に便通がよくなりました。

    (兵庫ケール健人の会)


16. のんでいましたが

     ケールのんでましたが、家内は肝臓、私は腰痛で入院をいたしました。畠に行って葉をつんでますと、近所の人が、青葉のんでも駄目だったかと馬鹿にされています。入院中放置したケールも高く生長して退院後助かりました。矢張りまかぬ種ははえぬの通りです。

    (63・12)
    のんでいても病気はします。それだけ今の食べものが危険になってきているのでしょう。油断は大敵、もっともっとがんばりましょう。わらわれても、くさされても。


17. 十二指腸潰瘍がよくなった

    広島市 S.O. 

     医者の診断でストレスによる十二指腸潰瘍だと云われ、薬を飲んでいましたが、一時的に痛みはおさまるのですが、なかなか治らなく、自分の病気だとあきらめていました。
     本屋で「青汁は効く」をみつけて何度も読みました。ケール青汁で一度ためしてみようと思い、普及会に連絡をして、最初は粉末みどりを3袋送ってもらい少しづつ飲んでいました。
     お腹の調子も良くなり、何かよい様な気がするので、電話で色々お聞きしましたところ、十二指腸潰瘍は会長さんも以前なって、この“ケールみどり”で完治されたと聞きました。
     それなら私も本気で飲もうと、1ヶ月10袋をお願いして、半年間飲み、病院で検査をしましたところ、とてもよくなっているとの事。そのまま10袋をかれこれ一年間飲みました。おかげ様で安心出来る体になり、十二指腸潰瘍も治りました。会長様より心のリラックスが大切だとヨーガの指導もしてもらい、ヨーガとケールみどりで早く良くなったのです。ありがとう御座居ました。これからも飲みつづけます。


18. 糖尿と肝臓

    前橋市 M.M. 

     今から8年前糖尿と肝臓を悪くし、現在も治療中でです。昨年の6月頃知人からケールが大変よいと聞き、以来朝晩かかさず飲み続けております。お蔭様で、最近はとても体調もよく、疲れることもなく、大変喜び感謝致しております。田舎に住む姉も糖尿で困っており、是非すすめたいと思いますので、恐れ入りますが種子を送って頂きたいと思います。

    (平3・1)


19. Dr.遠藤青汁

     “Dr.遠藤青汁”昭和58年12月に青汁のお世話をさせてもらうようになってから、8年目に入った、今の心境です。最初は気にもせず“みむらグリーンジュース”などといってきたが、やっぱり“Dr遠藤青汁”です。この7年間、遠藤青汁について学んだことをまとめてみた。

    1. 遠藤仁郎博士が研究・実践してきた青汁である。
    2. 遠藤青汁とは、緑の葉っぱのしぼり汁、もしくは、すりつぶし汁である。
    3. 遠藤青汁は、ふつうの人で2合(360C.C.)だが、身体のぐあいが悪いときは、多いほどよい。5〜6合という大量飲んで、奇跡ともいうべき効果があったので、大量飲料をすすめている。
    4. 遠藤青汁は、当然、無消毒野菜というだけでなく、自然栽培健康野菜でなければならない。
     “Dr.遠藤青汁”は人間の欲望に拍車をかけることを薦めず、自然界に生かされてきた人間として、自然に合わせた生き方をすすめている。
    (快)(カムツゲザー1月号より)


20. 家族一日楽しく

    名古屋市 R.S. 

     青汁のおかげで家族一同病知らず、毎日ほんとうに楽しく過させていただいています。もし、青汁にめぐりあえなかったら、老化した身体は故障だらけで、どんなに辛い毎日を送っていただろうとつくづく思います。保健所で折ある毎に先生のお教えを伝えております。


21. 健康と長寿

    岡山市 M.M. 

    1. 残り少ない 人生を 痛いかゆいを 除きにして 今日も元気で 生きている それと言うのも 無農薬 青菜青汁 青い粉
    2. それできれいな 血が出来る 骨も丈夫に なりますね 便の調整 朝きめる イモ豆海草 これがよい 幸福それの 道しるべ
    3. 悪い食物 ぬきにして 知恵と力の 根くらべ お米の中に ハイガある これも大事に 食べようね 命を延ばす こつですよ
    4. 遠藤博士の 書いた本 貝原さんの 集約と 読んで覚えて 一生を つづけて居れば 病なし 歓喜の世界 金字燈

    遠藤博士著「こうするしなかい」
    貝原先生著「なぜ青汁を今の食では国亡ぶ」
    同時に読んで実行すれば病気が半減します。日本国中3480万4千人の病人が居りますが、半減したら20兆―30兆億円浮かびます。


22. .質問箱


     種子をとったあとのケールはどうします?


     あとから、また芽が出ることがあります。これを挿してもよいでしょう。が、新しく播く方が能率的でしょう。


 コラム紹介

    一等結構な安息は睡眠だ

    沙翁 以尺報尺
    睡眠は医薬にまさる
    寝られる病人に死んだ例なし
    俗説



    青菜食めばよろずの病自然から
    消え行くことのまこと奇妙しき



    神はわが光なり
    悲しいとき苦しいときの神たのみ








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