健康と青汁タイトル小 <1990年4月15日発行 第404号>
 目次



1. 小康中だるみ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     悪性リンパ腫の方にすすめ、毎日青汁4〜5合(もとのケール1キロ程度)を実行。
     リンパ腫はなくなり、一般状態もよくなっていた。
     ところが、さいきんになって、「体調がくずれ、リンパ腫も大きくなってきた」との電話。
     青汁は、それくらいのめばまず十分と思われる。
     現に、それで一応よくなっていた。
     それが、くずれてきたというのは、何かまちがいがあるにそういない。

     「青汁はそれでよいとして、他の食事はどうなんですか?
     青汁の効力を高めるため、ほかの食事も安全でなるべくミネラル・ビタミンにとんだもの。
     主食は白米飯・白パンよりは(これらは酸性が強くビタミンも少ない)、アルカリ性でビタミンにもとんでいるイモ類にし、蛋白源にも、同じく酸性が強くビタミンの少ない肉類の切身よりは大豆にし、せめて全体食べられる小魚類。
     野菜もなるべく良質ナッパにすること。
     タバコ・酒類は勿論、甘い菓子・ジュース類はやめ、味つけの砂糖もなるべく少なくするよう、申しあげていた筈ですがねェ・・・・・・。」

    「ハイ、肉は食べませんが魚はどうでしょう?」

    「同じですよ。鳥でも魚・イカ・タコの切身類にしてもみな肉です。」

    「その魚、ことに刺身が大好物ですし、甘いお菓子にも目がないんです。調子はよいし、あまり欲しがりますので、つい。」

    「そこなんですよ。調子がよくなると、つい気がゆるみ、ちょっとくらいよかろう、ということになりがち。
     1〜2日ではさわるものでもないでしょうから、本人はもとより、家の人たちも、嬉しさも手伝って・・・・・・。
     ずるずるつづいているうちに、折角きれいになりかけていた血が、またにごって来、体調も狂って来ます。
     そんなことではなかったでしょうか。
     この中だるみが、少康油断とでもいいますか。
     病気は少しなおりかけが大事だ、と昔の人も申していますが、こわいのはそれなんですよ。

     この食養生をつづけることはきびしすぎるようですが、からだのため、ことに悪性の病気のばあいはやむを得ないんです。
     悪性リンパ腫はガンの一種、治療法には抗ガン剤か放射線しかありません。
     ご存じのように、これらはいわゆる両刃の刀、副作用が強く、向うもやられるが、こっちも傷つく。
     うっかりすると、こちらの方がひどくやられ、体力・抵抗力をよわめかねない代物です。
     そこで、ともかく食べものを正しくし、血をきれいにして、からだの抵抗力(病気にたいしても、また、薬や放射線の副作用にたいしても)を強めよう、というのです。
     頑敵との戦い。
     少しの油断も生命とりにつながりかねません。
     この中だるみに乗じて、病敵の勢力が強まります。
     しかし、一旦衰えたからだの力は、そうにわかには回復しません。
     そのため、折角よくなりかけていたのが、悪化した例(癌で)もあります。
     タマにはよいでしょうが、それがクセになることをおそれます。
     あくまで慎重に、ぬかりのないよう万全の策を講ずべきです。
     本当にいのちをかけて精進すべきことなのです。
     頑ばってほしいと思います。
     あえて苦言を呈します。」

    (平成元・11)


2. 三八はグルメ族の厄年か

     医学博士 遠藤 仁郎 

     この夏、1ヶ月ばかりの間に、年はそろって三八。
     一児の父親、働きざかりの中堅若手社員といった、あまりにもよく似た3件の相談をうけた。

         
      1. 胃潰瘍というので手術をうけたが、もう手がつけられないほど進んだ胃癌で、そのまま閉じた。肉中心のグルメ食家で大の甘党。
      2.  
      3. 毎年会社の検診をうけ、いつも異常なしといわれていたのに、肝癌、腸にも転移しており、手術不能。やはりグルメ食家、毎日刺身。そして大の甘党。
      4.  
      5. グルメの辛党だったが、胃潰瘍で胃を2/3とった。
        その際、慢性膵炎のあることがわかった、とのことだったが、これは表向きの話で、1の例と同様胃癌の末期だった、とあとで聞いた。
        おまけにこの方は、術後の療養中、まだ外科にいる間に脳梗塞の発作を併発している。

     三八といえば人生これからというところ。
     ここで挫折とはあまりにも悲惨。
     無念至極だろう。
     むかしから、四二が大厄の年といわれているが、世の中の進歩とともに、何もかもスピードアップ。
     厄年までも早く来るようになったのだろうか。

     せめて青汁にでもすがってと、訪ねてみえた夫人のひとりは、「わたしの不注意でした」としみじみ述懐されていたが、グルメ生活がいかに健康をむしばんでいるか、元気にまかせて、泰平の夢、繁栄の夢にうかれ、酔いしれて、正しい生き方を忘れようとしている若い人たちに、この轍をふまないよう、くれぐれも心してほしい、と思ったことだった。
    (平成元・8)


3. “青ねり”はいかが

     遠藤 仁郎

     野菜のうちでいちばん大切なのは青ナッパ。
     出来るだけしっかり食べたい。
     しかし、ろくろくかまずに丸のみしたのでは、通じにはよいかも知れないが、ミネラルやビタミンなど大事な栄養分は素通りしてしまって、役に立たない。
     このミネラルやビタミンの多いナッパは、たいていかたいもの。
     歯の悪い私など――若いころ胃が弱く(胃アトニー・胃下垂)、よくかむことを教えられ、それを実行し、そのおかげで胃はよくなったが、歯はすっかりすりへってしまい、そのうえ80すぎからは次々にぬけ、今では上は1本もなく、下に前歯が5〜6本チビた奴があるだけ――ごくやわらかいチシャくらいはなんとかなるが、これとて、煮てしわくなったら、もうだめ。
     もともとかたいナッパの類はいうまでもない。
     そこで、青汁にしているのだが、こいつ、どうもうまくない。
     いまでは、葉全体、繊維もこめて、こまかくくだける精巧な機械ができ、味も匂いもよほどよくなってはいるが、それでも、お世辞にも、うまいとはいいかねる。
     半年ほど前から、もう少しうまく食う分別はないものかとすりつぶしたそのままを味つけして食べることを始めた。
     生でも、サッと湯がいたものでもいい、ペースト(糊)状になるまですりつぶす。
     すり鉢では少し時間がかかるが、性能のいいミキサー、たとえば、名古屋のグリーンビュティ社でつくっていた(残念なことにいまは製造中止されているが)リカバーミルなどだと、らくに出来る。
     料理の方では、こういうものは“ねりもの”というのだそうだから、さしづめ“青ねり”といったもの。
     これに味つけして、おかずにしよう、というのだ。
     まず、スリ胡麻、キナ粉と、出しジャコの粉末とをねりまぜてみた。
     ふりかけ、まぶしてもよい。
     “ゴマ青ねり”“キナ粉青ねり”というわけだ。
     とてもうまい。
     酸味(食酢、スダチ、カポス、レモンなど)、塩味(ミソ、モロミ、酸味をかねて梅酢)、甘味(乾柿、ハチミツ、味醂)など、すり込みねり込むと、いっそううまくなる。
     その他いろいろやってみているが、なかなか面白い。
     これだけでうまいおかずになり、いくらでも食べられる。
     汁ものやほかの煮物やマッシュものに入れてもよいし、添えてもよい。
     歯の悪いものだけでなく、こどもや病人、野菜嫌いや荒がみぐせの人にもうけるのではなかろうか。
     材料ナッパはもちろん安全で良質ナッパものでなければならないから、無化肥無農薬の家庭菜園ものが望ましいが、便利なのは、大阪の田辺食品社の出している「ハイケール」だ。
     ケールの生葉をすりつぶし“青ねり”にしたもので、ただ味つけだけすればよく、かなり日持ちもするので、どこでも、いつでも好きなものがつくれる。

    (平成2・1)


4. 透析と生野菜

     遠藤 仁郎

    「透析中ですが、生野菜や青汁はいけない、といわれます。」
    「生はいけない?煮たものはいいんですか?」

    「そうなんです。」

    「透析中だけでなく、腎炎に野菜はいけない、といわれています。
    それは、カリウムが多いから、というんです。
    が、私は、生の良質ナッパや青汁は差支えない、とかんがえています。
    それは、生のナッパや青汁には、カリウムの害を中和するカルシウムが多く、しかも、もっとも利用されやすいイオン化したかたちにあるからです。
    しかし、それは“生”のばあいだけのことで、煮る(熱を加える)と、そのイオン化がこわれ、カルシウムの利用が悪くなります。
    事実、透析中でも青汁をすすめ(勿論血液カリウムの動向には注意しながらですが)良効を見ています。
    だから、“生”はいけない、煮たものならよい、という説には、どうも、私は同調しかねるんですがねェ。
    なお、そのほかにも、“生”のものだけにある有効成分がないとはいえないともかんがえられます。」
    (平成元・9)


5. 母なる大自然!

     梁瀬 義亮 

    「農業で害虫を殺さなければ収穫はゼロになる」
    「化学肥料を使わないと収穫は減ってしまう」
     学者も為政者も農民も一般消費者も皆そう信じ切っています。
     これはとんでもない錯覚です。
     大自然は私達を生かしてくれる偉大な慈母なのです。
     大自然の法則に素直に従えば害虫は決して跳梁出来ないのです。
     そして私達はたべものを十分に豊かに、与えられるのです。
     慈光会の直営農場や協力農家の田畑では永くて26年短くて17年間農薬や化学肥料を全く用いないで品質、収量共に十分立派な収穫をいただいているのが何よりの証拠です。
     去る11月15日山辺郡山添村で農業の研究会がありましたがその席で北九州市の農業改良普及員の宇根豊さんがウンカについての御研究の写真をいろいろと見せて下さいました。
     いままで数字的にしか知らなかったことを具体的に写真で見せて頂けて大変興味深く又示唆されることが多うございました。
     御存知の様に毎年春になると中国から黄塵が飛んで来て薄黄色いモヤが立ちこめますが、その黄塵と一緒に稲の大害虫であるウンカの大群が飛んで来ます。
     そのウンカの大群によって日本の稲は大被害を受ける筈なのです。
     ところが稲田にはいろいろな種類の蜘蛛がたくさん居まして(10アール当り5〜6万匹)1日に20乃至30万匹のウンカの幼虫をたべてくれます。
     蜘蛛の外に多くの種類の蜂やその他トンボ、雨蛙、カマキリ、コーロギ等々がウンカから稲を守ってくれています。
     結局1匹の成虫ウンカから生まれた200個程の卵の中で無事に成虫になるのは精々5匹位です。
     更にこのウンカの成虫を或種のダニやウンカ独特の寄生虫類がその発育と繁殖を押えてくれるのです。
     その上正しい堆肥を用いて土つくりをしておきますと稲の根はしっかりと張り、茎や葉が堅実に出来ますからウンカは喰べにくい上に少々喰べられても稲はビクともしないのです。
     それですから別に農薬を用いてウンカを殺そうとする必要はないのみならず、反って農薬を使いますと蜘蛛や蜂、その他の益虫(天敵という)が先に死滅してしまって抵抗性のあるウンカが我がもの顔にのさばって繁殖し稲に大害を与えるのです。(ウンカは天敵よりはるかに抵抗力がつよく、中にはどんな農薬にも抵抗するものすらあります)。
     又化学肥料を用いますとウンカをやっつけるウンカの寄生虫が奇妙に減るのです。
     今から10年余り前五條市一帯に物凄いウンカの大発生がありました。
     ウンカの為に前が見えなくて蒸気機関車が止ったのもこの時でした。
     殺虫剤を散布しても一夜で全滅或は半全滅する田も多かったのでした。
     この年も慈光会の協力農家の田は全く農薬を使っていないのに平年作の収穫がありました。(勿論田の一部に穴があいた様に2米四方位やられた場所はありましたが)。
     大自然の守りをこの時程泌々感じたことはありませんでした。
     この文のはじめに自然の法則に素直に従えば自然は害虫の跳梁を押さえてくれると申しましたが正にその通りなのです。
     化学肥料や農薬を使うことは自然の法則を破ることです。
     完全無農薬有機農法で質的にも量的にも立派な野菜や果物が出来るのも同じ原理です。
     近代農法の誤りは、植物(農作物)の生命という事実、また生態系の一員であるという事実(農作物が昆虫やその他の動植物、又地中の微生物や小動物や藻類等ともちつもたれつの相関関係の中でのみ生き又生育出来るという事実)や又あらゆる生命は大自然によって生かされ又その生態をコントロールされているという厳粛な且ありがたい事実を見落とし、何もかも(声明の世界まで)人間の力でどのようにでも出来ると錯覚していることです。
     思えば近代文明全体がこの錯覚に陥っていて、そのため科学に推進されたこのすばらしい筈の文明が人類滅亡の死の淵と変ってしまったのです。
     今こそ人類はその驕慢な錯覚から目覚めて母なる大自然の前に謙虚に懺悔の合掌をして、人間同士は勿論のこと、人類を生かせてくれているあらゆる生命に懺悔と畏敬の念を持つべきときが来ていると存じます。
     (今まで人類は随分誤ったことを永年して来ましたので現時点では様々の苦悩と矛盾が出て来るでしょうが、原則的に)それが人類が生き残り繁栄する唯一の道と存ずるのです。
    (慈光通信6号より)


6. 青汁食だとやせる

     遠藤 仁郎

     青汁中心の食養、イモ・マメ・ナッパ・青汁食では痩せる、とよくいわれる。
     カロリーが少ないのだから、体重のへるのは当り前だ。
     ふとっていた人が痩せるとひどく気になるものらしい。
     痩せるというと、いかにも不景気だが、いらぬ脂肪の荷物をへらすんだ、とかんがえればよろしい。
     目方がへっても、気持よく働け、毎日が快適であれば、それでよい。
     少しも心配はいらない。
     だいたい、標準体重なるものを、ただ一つの目安というだけで、各人各様であってしかるべきもの、決して絶対的なものではないから、少しもこだわる必要はない。
     私は、身長169(今は少し縮んで168)センチ。
     ふつうなら65〜6キロ前後ということだろうが、徴兵検査当時から今まで60キロをこしたのはほんの二〜三度。
     高校時代、例のスペイン風をやり入院。
     その恢復期食って臥てばかりいた時。
     軍病院に召集されて、毎日一食二合の兵食を食っていた時だけ。
     イモ・マメ・ナッパ・青汁食をとるようになってからも、ずっと55キロ以下。
     80代になって52〜3キロ。ここ数年来は50もつれ。
     体調はいたってよく、快適な日々をすごしているが、それでいいのだ、と思っている。
     もっとも、どんどん痩せ、体力・気力もおとろえるようなら、何かほかに原因があるにそういないから、油断することなく、くわしくしらべてみるべきだ。

    (平成元・11)


7. 神のマナ

     米・肉・砂糖、  魔の邪食(グルメ)
     芋・豆・ナッパ  神のマナ
     米は白米飯・白パンなど精穀食。
     肉は獣鳥魚介の精肉。
     そして、精糖・美酒。
     いまの典型的な贅美食。
     その飽食はまさに魔の邪食グルメというべきでしょう。
     これにたいし、芋・豆(大豆・ゴマ・小雑魚)・ナッパの粗食は神(自然)の正食(マナ)、健康食の典型です。
     このマナのマは、真魚(マナ)、真菜(マナ)など正しい食べものの意ですが、“神のマナ”にはもひとつ古いいわれがあります。

     旧約聖書の出埃日記16章に出ている、イスラエルの民が住みなれたエジプトを出て、聖地をもとめて荒野をさまよい、飢に苦しんでいたとき、エホバの神からあたえられたパンのことで、神のマナといわれました。

     もっとも、それがどんなものであったか、聖書には、ただ「露営の露がかわき、曠野の表に霜のごとき小さき円きものあり」とか、「これは“莞(いはき)”の実のごとくにして、白く、その味は蜜を入れたる菓子のごとし」とあるだけ。
     “莞”は字典をみると、イグサ、ガマの類とあるから、その実に似ているのでしょうが、ほかにも、マナとよばれているものがいくつかあるようですし、マンナの木(トネリコの一種で甘い樹液が出るマンニットという糖分がふくまれている)というものもあります。
     この樹液を煮つめたものは、今でも、砂漠に住むイスラエルの子供たちが食べているそうです。
     なにぶん古い伝説のことなので、正確なことはわからないでしょうが、イスラエルの賢者たちが、荒野で発見したいろいろな草や木の実でパンをつくり、マンナの樹液で味つけした、というのではないでしょうか。
     ともあれ、それから安住の地につくまで40年もの間、これを食べていたというのですから、やはり、神のマナ(正食)であったにそういありますまい。
    (平成2・1)


8. 生兵法怪我のもと

    「先生のことをよくご存じで、青汁も飲んでいらっしゃるお方だそうですが、妊娠2ヶ月たらずで流産しかかり、病院で治療をうけている、ということでした。」

     とのこと。
    「おかしいですなぁ。私は青汁をやっていれば、妊娠しても、メッタに怪我はないと確信しており、皆さんにそういっているんですがねぇ。
     もっとも、大切なことは青汁の分量で、よく知っている方々には、いつも、ふつうでも1日ケール400〜500g(青汁にしてコップ2杯、市販品では4〜5本くらい)は必要。
     何かかわったこと(妊娠もふくめて)があればそれ以上。
     そうすれば、妊娠のような生理的現象には異常がおこる筈がない、というわけなんですが、その方、どれくらい飲んでいると、いってました?」

    「それがねぇ先生、どうやら市販の1本(5勺、もとのケール120g)ぐらいらしいんですよ。」

    「それじゃぁダメだ。何の足しにもならない。
     どころか、かえって邪魔になる。というのは、青汁をのんでいるから安心とばかり、出鱈目(不摂生)をやり――このごろの若い人には、そんなのが少なくないらしい――青汁がアダになりかねないからです。
     まさに生兵法怪我のもとという奴ですよ。
     青汁といった簡単なことでも、よく理解して間違いのないことをやってほしいし、たとえ青汁は十分のんでいても、妊娠のような大事な時には、念の上にも念をいれ、昔の人のように厳重ではなくても、できるだけ慎重であってほしいものです。
    (平成元・8)


9. カスの方がよい

     酒(清酒・ミリン・ビール)とその粕の栄養価をくらべてみると、酒がほとんどカロリー(アルコール、糖分)に限られているに反し、粕は蛋白質・ミネラル・ビタミンに富んでいる。
     ビール粕(酵母)にいたっては、そのいずれも甚だ豊富。
     すぐれた栄養食品というべきもの。
     その他のカスも、少なくともカス決してカスではない。
     豆腐とその粕オカラでも同じく、オカラ決して見劣りしないばかりか、むしろカスの方がよいくらいだ。

     熱量蛋白質脂肪糖質繊維カルシウムビタミンAB1B2備考
    清酒1130.5Φ5.0Φ特級
    酒粕21214.91.517.92.90.80.030.26 
    ミリン2360.4Φ41.90.10.010.01本ミリン
    28812.01.250.30.7130.40.050.02 
    ビール300.4Φ3.1ΦΦ0.02淡色
    酵母284401.642.82.350202.304.70乾燥
    豆腐776.85.00.81201.4Φ0.070.03 
    オカラ894.83.56.63.31001.2Φ0.110.04 
     カロリーmgmg国際単位mgmgmg 



10. 食道拡張症と緑葉食 むかし話(初期の旧稿から)

     遠藤 仁郎

     大阪府下のある知人から、この春、長男が難病でと次のようなたよりをうけた。
     小さい時から時々「のど」をつまらせていたそうだが、この2〜3年は、1年に3〜4回、2〜3日つづく嚥下困難の発作があった。
     もう嫁いでいる姉にも肩が凝ると「つまる」癖があり、すぐに治っていたので、この子のも肩のこりだ、心配ないと放ってあった。
     ところが、今年の1月以来は、しきりにつまり出した。
     しばらく新聞や本を読んでいるとずっとましになり、そこでまた食べるという状態で、夕食に多いようであり、草疲れると強くなり、固形のものより水気のあるものの方がよけいつまる。
     大阪のある病院で診断をうけたところレントゲン検査の結果、食道拡張症で、迷走神経がゆるみ、食道がひろがり、食道から胃にはいる所がしまる病気だとのこと。
     しばらく注射をうけた後も、一度レントゲンで検査をうけたが、少しもかわらない。
     「もっと早ければよかったに、もうおそらく治るまい。一つには生れつきもある。現在のところこれというよい療法もない病気。なるべく労働的なことをさけ、余り気にせずに養生するがよかろう」、
     と薬をもらって、もう三月ほど服んでいる。
     薬をのむといくらかよいようだが、やはり時々つまらす。
     老人ならともかく、若いもの故大変心配している。
     他の先生にもみてもらったが、薬より背筋の両側をもむとか、軽くたたくとか、背骨より左右に胸の方へさするとか、板の上にねるとかの療法がよいといわれたが、本人はあまり好まず、そのままになっている。
     石切さんへもずっとお詣りしてお願いもしているが、まだおかげがうけられぬ。
     何かよい方法はないものか、といった概要。

     これは、大阪の病院で診断された通り特発性食道拡張症というやつで、まず不治とされているもの。
     迷走神経核の変性が原因で、もともとその抵抗力のよわいものに来る。
     だから先天性の素質が根本であるが、たとえ生れつきの抵抗痺弱な神経組織にしたところが、これが変化をおこして来るためにはそれだけの理由がなければならぬ。
     神経を養う血液成分に異常があれば、その影響は抵抗の弱い組織にもっとも早く、かつ、もっとも強く現われる。
     薄弱な組織を長もちさすには、これを養う血液の性状を正常化することが何より大切だ。
     血液性状の正常化は代謝の正常化によってのみ可能であり、代謝の正常化はまず栄養の合理化にある。
     そこで緑葉食・青汁のことをくわしく報せておいた。
     そしたら、8月の末ころこんな報せがあった。

     「おかげさまで、その後大変具合がよい。
    以前のようにながく通らぬといったことはなくなった。
    もう2ヶ月病院の薬はやめ、ビタミン剤をすすめても、いらぬといって服まぬ。
    柿の薬かけ(1回4〜5日かかる相当な労働の由)を前後4回やったが、少しもくたびれもせず、障りもしなかった。
    今では鍬もつかえば、草もかるという風で、随分からだはつかっているが、いたって好調だ。」
     何しろ難病のこと、ながい観察をしなければ何ともいえまいが、ともかく若干の効果はたしかにあったようだ。
    (27・9)


11. ネパール紀行(1)

     大阪 山田喜一郎 

     ケールネパールへ行く。
     遠藤青汁普及会のケール粉末みどり粒と種を沢山持参して、ケールの普及と栽培指導。本場のヨーガ瞑想行で、10月24日〜11月2日迄10日間のネパール旅行をしてきました。
     一行7人。途中4人でネパール国内を廻りました。
     往きは日本?タイ(バンコク)?ネパール、帰りはネパール?タイ?マニラ?日本。
     時差はネパールの方が3時間15分遅くなります。
     海抜1400米、富士山の5合目に位置します。
     日中は真夏の様ですが、朝夜はよく冷えます。
     空の色が実に青くスッキリして、空気がおいしい、しかし生水はだめです。
     ゼンソクの方はここでしばらく静養すればよくなると思いました。
     最初ネパール空港に降りて頭がふらふらするので飛行機のせいだとばかり思っていましたが、カトマンドウの宿舎に着いても同じく、血圧が上ったのかと思っていましたが、何と軽い高山病症状だったのです。
     数時間すると馴れました。
     やはり高山地だとつくづく思いました。
     部屋が決まり、荷物を置き1時間程休んでから4人で市内見物に出かけました。
     見るもの全てが初めてですからめずらしいやら、びっくりする事ばかり。
     日本では想像の出来ないものです。
     文明の流れが止まっている様で、人は犬、ネコ、牛、ひつじ、全ての動物と同一線上で仲良く生活をして、自然にいだかれたほほえましいのんびりした光景です。
     人間の世界だけはカースト制で差別をされ王政国です。
     中心都市はカトマンドウ。
     国は北はヒマラヤ山脈でチベットに接し、南はインドに接している。
     高いヒマラヤと南にタライのジャングルという自然のガードに永年守られて来ましたが、今は中国の援助による道路でテベットと、インドの援助による道路でインドと陸路で結ばれている。
     日本の援助で、今、ネパールのお釈迦様の生誕の聖地ルンビニーを大公園として建設中でした。
     この国には40の種族があり、色々な宗教のお寺が沢山あります。
     上座部仏教で高名なブッダビハーラー住職スマンガラ僧様のお寺に、私達4人滞在中お世話になりました。
     大阪心斎橋の遠藤青汁普及会に、3年前、山内僧さんと来られまして、ケール粉末みどりを飲んでいただき、ケールのすばらしさを知っていただきました。
     是非一度来なさいとお言葉をいただき、今回の旅行となりました。
     ネパールは、高血圧、糖尿、肝臓病、その他の病気が多くなっているとの事ですので、大勢の方にケール粉末、粒みどりを飲んでいただきました。
     スマンガラ僧様の建てたインターナショナルプッディスト瞑想センターの広い敷地内の畑でケールを栽培して、大勢のお坊さん信者さん達にまず食していただく様にお約束をして参りました。
     私もこのセンターで、2日間瞑想行を行いました。
     朝4時起床、夜10時迄行います。
     食事は朝と昼の二食です。

     つづく   


12. 「黒砂糖」にもご用心 続報

     表記の記事、慈光通信第21号を、本紙2月号に転載しましたが、その後慈光会及び(株)沖縄黒糖の社長さんから、ご連絡を頂きましたので、その全文を掲載いたします。
     おさわがせして申訳ありませんでした。

    (編集者)

    慈光会よりの黒糖についての後報
     慈光通信第21号の黒砂糖について、下記の如きお便りを戴きましたのでお知らせ申し上げます。
     他にいろいろの情報がありますので、慈光会といたしましては、この件につき研究をつづけさせていただく所存です。
     目下、慈光会健康食品販売所でお頒しておりますものについての検査の結果は異常なく安全であることを確認いたしていますのでご安心下さい。

    (株)沖縄黒糖より
     謹啓 寒冷の候、益々御清栄のことと存じます。
     早速ですが、沖縄黒糖は自然食品で、いかがわしい薬品は微量だに使っておりません。
     又黒糖の製造は11月頃から4月内外で製造を終了します。
     アルバイト生が言う沖縄黒糖は再生糖の事を言っています。
     私の工場では、さとうきびをしぼって、糖汁を120℃の高温で製造しております。
     アルバイト生の言った長袖を着けて作業しているのは、120℃の高温まで上がると、濃縮されてポンポンと砂糖がはねます。
     砂糖は体についたらすぐやけどにつながりますので、安全の為に長袖を着けております。
     例えば大きい油なべに沢山、油あげをする場合は、長袖が安全である事と同じ意味です。
     又、マスクをかけているのは、衛生面の配慮、又は風邪気味ではなかったでしょうか。
     それに何か放り込んだというのは、多分植物油だと思います。
     理由は砂糖を120℃の高温に上げるには、こげつき防止と油を入れる事によって水分が早く蒸発し、砂糖の温度が上がり、早く取り上げて製品にする為です。
     御心配なさるような薬品とか不安な物質は使っておりません。
     どうか御安心下さいませ。
     (株)沖縄黒糖 代表取締役社長 長濱徳松 



13. 世界一の長寿県に

     岡山市 M.M. 

     人間に生れて来てよかった、
     日本に生れて来てよかった。
     岡山に住んでよかった。
     そう思っている私です。
     何とかして無病息災、元気で百才長寿に向ってと、勉強しております。
     だれしもそう思っていると思います。
     病気をする、それには原因があるんですね。
     その原因をなくする本。

       「こうするしかない」(遠藤博士著)

     この本を繰返し繰返し読んで、実行するのです。
     皆んなに話し、
       血をきれいにすること。
       骨を丈夫にすること。
       便通を整えること。
     この3大目標が長命のこつですね。

     今、日本に3480万4千人の病人がおります。
     これは、7人に2人の割合と言うことになります。
     痛い、かゆい、熱がするの連続です。
     この本を読んで、実行したら、病人が半分以上減ると確信しております。
     半分になったら、20兆〜30兆億円浮びます。
     瀬戸大橋が毎年20も出来る勘定になります。
     3年越し新聞で出ている消費税の非ではありません。

     岡山県は世界のどこよりも気候、風土、交通、農作物に恵まれ、水量の豊かさもよく、とてもよい所です。
     世界一の長寿県に、皆んなが協力してくれたらと大きなのぞみを持って一足一足前進して行く心算です。
     先生有難とう厚く御礼申上ます。
     平成2年2月2日 


14. 糖尿病全快

    横浜市 M.S. 

     青汁の顆粒1日6袋の飲用で、糖尿病が全快6ヶ月になります。
     お蔭で家族一同健康で暮しております。


15. 残留農薬禍? 9歳半の若さで

    重度障害の「コータ」昇天
    淡路島モンキーセンター


     先天的な障害を持つニホンザルの出生率が高い兵庫県洲本市畑田の淡路島モンキーセンター(中橋実所長)で、31日夜、最重度のオスザル「コータ」が死んだ。
     中橋さんは、えさの中に含まれている残留農薬が障害の原因ではないか、と訴え続けてきたが、コータは、全国から同センターへ無農薬のえさを送られるきっかけになったシンボル的存在だった。
     年齢は9歳半、人間でいえば元気盛りの20代半ばにあたる。
     最重度のサルが人間の保護下にあったとはいえ、これほど長く生き抜いた記録は、国内で例がないという。

     コータは、昭和55年7月13日生まれ。
     両足はなく、手は手首から先が欠損し、背骨もS字状に曲がっていた。
     ときおり激しくひきつけて全身硬直を起こす日々だったが、中橋さんがコータを背負って散歩し、一緒にふろに入り、特製のベッドの中で生活をさせてきた。
     コータは1週間ほど前からえさを食べず、30日夜には顔が青ざめて意識がなくなり、重体となっていた。
     中橋さんは自宅の布団にコータを寝かせて看病したが、31日午後8時55分に息を引き取った。
     中橋さんは「背骨が曲がって長年内臓を圧迫し続けてきたのが死につながったのでしょう」といっている。
     中橋さんは1日朝、コータの遺体を抱いて山中のサルの群れに見せ、コータの死を知らせた。
     2日午後2時から支援してくれた人たちと一緒に葬式をする。

     淡路島モンキーセンターには現在約150匹のサルがいる。
     うち障害のあるサルは30匹。
     開園2年後の昭和44年ごろから障害を持ったサルが生まれだした。
     中橋さんは、死んだ複数の障害ザルの体内から、有機塩素系の残留農薬が検出されたことから、小麦や大豆など輸入穀物のえさが障害を起こすのではないかと訴え続けてきた。
     訴えに共鳴する全国の人たちからサツマイモなど無農薬のえさ類が同センターに送られだした。
     滋賀県甲賀群信楽町の小原小学校では学校をあげての支援が毎年続き、同校では「がんばれコータ」の歌も歌われている。
     中橋さんが昨年12月に出版したサルとの生活をまとめた本の題名にもなった。

    (平成2・2・2 朝日)


16. 外国人の声

    日米両国の経済活動は地球を殺す
    リッチ ニデーバー


     最近、新聞には日米経済関係のある側面を明確にしたり、ときには誇張したりする記事が数多く掲載されています。
     そうした記事のうちのほとんどは貿易赤字、技術競争力、米ドルの適正水準やその他の厳しい経済問題に集中したものです。
     こうした問題点を読むのはよいことですが、その一方で、このようなニュースが優勢を占め、日米の経済活動にとって本当に決定的に重要な問題−つまり、環境破壊に対する短期的な経済利潤−をあいまいにしています。
     米国と日本の経済活動による破壊的な結果は、世界中どこでも見ることができます。
     ファーストフードのハンバーグ用牛肉をもっと生産するため、ステレオやテレビを梱包する段ボールをもっと生産するため、そして建設用地で使う使い捨てのベニヤ板をもっと生産するため、両国は広大な地域の熱帯雨林を切り倒しているのです。
     その結果、何十万という難民が生まれ、動植物の絶滅が劇的に進み、増加する大気中の二酸化炭素を吸収する樹木がますます減少し、気候のパターンが崩れ、生命に与えている川や湖に有毒な泥がたい積しているのです。
     米国や日本、そして他国のマグロ漁船団が現在行っている流し網−これは「死の壁」です−によって年間7万〜15万頭ものイルカが殺され、何百万隻もの数え切れないほどの船舶が毎年、海洋に油をまき散らしているのです。
     こうした違法行為は、われわれの海洋資源を非常に脅かすものです。
     米国と日本の大部分の企業は、大気を世界で最大の有害廃棄物のゴミ捨て場に変えてしまい、1987年には大気中に40億ポンドもの有害化学物質を廃棄しました。
     他方、両国はフロンと他の排出物を減少させることをわざと遅らせています。
     その一方で地球の温暖化の実例が増え、皮膚がんの発生率が上昇しているのです。
     昨年は6年連続して貧しい国々から豊かな国々へもろもろの金融資源の移転が行われ、その額は330億ドルにも達し、新記録に到達しました。
     加えて商業銀行が、実質的には貧しい国々への貸し付けを停止してしまったのです。
     その結果、貧困、飢餓、栄養失調によって年間1千4百万人が、死亡しました。
     死亡した人のうちの70%が5歳以下というのに、こうした国々への医療看護や健康管理、食糧援助の支出が一度にカットされてしまったのです。
     まだ先を続けることはできますが、もう自分の主張をまとめたいと思います。
     つまり、もっともっと多くの人々が悟ってほしいのです、「ビジネスは相変わらず地球を殺しつつある」ということを。

    (平成2・1・12 サンケイ ジャパン・タイムズより)


17. 21世紀、老後の医療費

    食事で大きな節約に
     健康に対する関心が高まっている。
     医療技術の向上なので平均寿命は延びる一方だが、いわゆる成人病など克服すべき課題はまだまだある。
     健康を保つには食生活や運動が大事といわれるものの、仕事に追われる40代のサラリーマンにとっては、なかなかままならないのも事実だ。
     1977年、米国上院のマクガバン委員会は米国をはじめ欧州、アジア諸国に及ぶ食事と病気の関係を調査公表して、その後の「健康ブーム」に火をつけた。
     その内容の一部を紹介しよう。
     食生活は過去50年間で急激に変化して健康に及ぼした影響は大きく、かつ有害だった。
     脂肪、糖分、塩分の過剰摂取は心臓病、ガン、肥満、脳溢血に直結する。
     動物性脂肪摂取の多い国に乳ガン、結腸ガンが多い。
     植物性繊維の多い食事では腸、乳房、子宮のガンが少ない。
     日本食から西欧食に転換する日本人には乳ガン、腸ガンが劇的にふえている。
     これを受けて米農務省と保健、教育、厚生省は共同して次の7項目の国民教育普及活動に入った。

      1. 多種類の食品をとろう
      2. 理想体重を維持しよう
      3. 脂肪(特に動物性)のとり過ぎに注意しよう
      4. でん粉質、繊維の多い食品をとろう
      5. 砂糖のとり過ぎに注意しよう
      6. 食塩のとり過ぎに注意しよう
      7. アルコールは適度に。

     日本でも食事が欧米化するにつれ医療費が急増している。
     昭和61年度の一般診療医療費は国民一人当たり平均で年額122,600円である。
     年齢階層別には
      1. 15〜44歳が 62,400円
      2. 45〜64歳が161,100円
      3.  65歳以上が442,500円
      4.  70歳以上が523,300円
     と年齢と共に高額化する。
     食事に注意して成人病を防ぎ医療費を1.のレベルで抑えられたならば80歳までにどれ程節約となるか計算してみよう。まず2.の期間に197万円、3.が190万円、4.が506万円(千円以下切り捨て)となる。
     金利を考えずに単純合計でも893万円にも達する。
     夫婦二人で約1800万円の節約となり心労や苦痛も軽くなる。
    (住友生命総合研究所)(4・24)


18. 実行する人は少ない

    豊田市 S.U. 

     3月に頂いた「青汁は効く」よく分り他人に話しをするのにも都合がよくて有難く思って居ます。
     私の話しを信用しない人には、遠藤先生の代弁者である、信用出来なければ先生にお会いして聞いて、と言って居ますが、実行する人は少ないです。
     実は、私も畑の都合で切れる時もあります。
     私自身しっかり飲みたいと思って居ます。
     種苗屋さんの種子は、葉っぱがちいさい様な気がしますので、種子を送って頂きたく、よろしくお願いします。

    (平成元・10)


19. ケールは我家の神様

    堺市 M.M. 

     私は、小さい頃は小児ゼンソクに悩まされたり、いつの頃からか消えてしまったと思ったら、大人になるとアレルギー体質が芽を出して、春や秋になると眼がかゆくて充血したり、風邪をひくとゼーゼーいったり、扁桃腺が赤く腫れることなど日課の様に痛い思いをしていました。
     それに先天性溶血性貧血という持病があり、皮膚の色が黄色味を帯びており冬になると更に寒さの為、赤血球が溶血し黄だんが増強します。
     消耗が激しいので、病院勤務の三交代の夜勤はとてもつらいものでした。
     夜明けの全身倦怠感と吐き気、胃もたれ感などの自覚症状があり、元の体質に戻るまで3〜4日要しました。
     夫は左腎臓摘出手術を受け十年経ちました。
     仕事柄、無理をするので年に2〜3回熱を出して寝込んでおりました。
     子供も上の男の子は赤ちゃんの頃から、尿路感染症や肺炎で入院したり、つい昨年頃迄、蓄膿症になったり、下の女の子は中耳炎に再々なり、毎月耳鼻科へ行き薬をよく飲んでいました。
     2年前からケール健人会のすすめでケールを飲み始めました。
     現在では夫も昨年夏位から風邪をひいても熱が出なくなりました。
     子供も上の子は今8才ですが、蓄膿はもちろん喉のゴロゴロがありません。
     今は鼻の入口に湿疹が少しあり、夜間、こすっていますが他は元気です。
     下の子は6才ですが、昨年の秋頃から耳が痛いと言わなくなり元気になりました。
     私自身は扁桃腺の腫れはケールを飲み始めて半年程になくなり、風呂上がりには頬に赤味が出てきて喜んでいます。
     今年の冬は風邪もごく軽く1回ひいただけでした。
     現在も病院勤務で週1回夜勤をしておりますが、夜勤明けでも3時間位寝たら以前の様な自覚症状がなくなり、家事が楽しく、子供とも笑顔で接するようになりました。
     今は週7キロのケールでは足りないので、食事にもできるだけ有害なものは避け「イモ・豆・菜っぱ」の食事に心がけるようにしております。
     ケールは我家にとっては神様のような存在に思えるようになってきました。

    (ケール健人会報より)


20. 高脂血症、胃の痛みなおる

    倉敷市 K.M. 

     主人、55才ですが、会社の定期健診で、高脂血症といわれ、それから2年ほど、別に自覚症状は、ありませんが、気にはなっています。
     その時、板谷様にお会いしまして、遠藤先生を紹介していただき、青汁のことをご指導してもらい、1日に6合位飲んでいます。
     3ヶ月後の検診で、すっかり治っているといわれまして、とてもよろこんでおります。
     その後、胃の痛みをうったえましたが、先生が、食事の時間を長くとり、お腹の運動など、いろいろ教えていただきましたら、今ではすっかり治り、ありがたく思っております。
     青汁が体に良いということが分りましたので、これからもみなさんに、愛飲してもらいますようおすすめしたいと思っております。
     ありがとうございました。

    (63・12)


21. 頑張っている

    出水市 K.O. 

     益々御多忙のことと拝察致します。
     お蔭様で、「健康と青汁」並に10冊の単行本を頼りに、勉強させてもらいながら、76才の今日、現役のみかん農家として頑張って居ります。
     これも偏にご高恩の賜と感謝致して居る次第でございます。

    (平成元・10)


22. よろこんでいる

    川崎市 N.T. 

     おかげさまで、毎朝青汁から始まり、この健康が長く続くことを家族共に喜こんでおります。

    (平成元・2)


23. もいちどのんでみたい

    市川市 S.H. 

     70才の女性。
     46年より倉敷市玉島で青汁をのんでおりました。
     58年に市川に来ましてより、こちらにはないものですから、やめなくてはならず、1年ほどは別に変ったことはなかったのですが、一昨年の11月より足がだるく、夜になるとはれる様になりました。
     医者にゆきましたところ、栄養失調といわれました。
     肉類はたべません。
     魚はたべますが、野菜がすきで、三度の食事はほとんど野菜類です。
     でも岡山におります時も今の食事と変りませんでしたが、この様な事はありませんでした。
     年のせいとも思いますがもう一度青汁をのんでみたらと思います。

    (60・6)


24. 質問箱 青汁をのむと便秘


     青汁をのむと便秘しますが?


     ふつうの青汁では繊維が少なくなっているので時に便秘することがあります
     しぼらずに全部のんでしまうこと。
     それでも結しるようなら、もっと繊維の多いものを食べること。
     そして糖分・ジュース、味つけの砂糖などをできるだけへらすこと、です。


コラム紹介

    堪忍をするより
    元の腹立てな
    腹が立たねば
    堪忍もなし

     黒住宗忠   



    塩を加て能く煮熟すれば、
    草木の葉は十種に九種は食はるるものなり。
    ・・・百草の根及菜葉共に上の如くにして食ふべし。
    ・・・麦稗などの菜も、細末にし、湯に撹立て呑べし。
    ・・・右の外、海に昆布、鹿角菜(かじき)、荒布、和布、海藻等あり。
     海国兵談   



    禍は敵を軽んずるより大なるはなし
     老子   



    一事を増すは一事を減らすに如かず
     仙語録   



    生兵法大けがのもと
    生物識川へはまる
     俚諺   



    悲哀は益なしただ罪障
     英俚   



    治療の必要な所は歎息は無用
     伊俚   



    必要の起らざる前に悲歎する者は
    必要以上に悲歎するものなり
     ローマ、シーラス   



    未来を恐るる勿れ
    過去のために泣く勿れ
     セリー   



    談合
    二人の医者三通りの意見
    医者多勢病人の死
    二人の医者が談合すれば死の神は踊る。
    多くの医者が争へば死の神が収穫する。
    一人の病人に三人の医者
    もうお寺は感謝してよろしい。
    三人の医者より一人もない方がよい







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