<1990年3月15日発行 第403号>
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目次
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1. 尋常性乾癬
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医学博士 遠藤 仁郎
「25年来の病気。現在、玄米菜食し、1日1キロのケールを飲んでいます。2年前から漢方医にかかっていますが、野菜ジュースは体を冷やすといわれ、とめられています。
私の体質は、できるだけあたためる方がよいのだそうですが、いかがでしょうか?」
「原因のわからない、したがって治し方もわからない病気の一つ。結局、血のにごりが原因で、血をきれいにするため合理的(安全・完全)食が必要とかんがえ、徹底したイモ・マメ・ナッパ・青汁食をすすめていますが、これについては本紙398(平成元・10月)号にくわしく書いていますので、ここでは“からだを冷やすとよくない”ということだけについて、のべてみましょう。
“からだを冷やすとよくない”? |
からだをあたためるのは皮膚の血のめぐりをよくすることですから、たしかによいことでしょう。
しかし、もっと大切なことは、その血がきれいであること。
つまり、きれいな血のめぐりをよくする。そうしてはじめて皮膚のはたらきがよくなり、その異常のためにおきている病気にもよい筈だからです。
ですから、からだを冷さないようにということは、厚着したり、暖房してあたたかくするとか、温いものを食べたり飲んだりして、あたたまるだけではありません。
それに、あたたかいものであたたまるのは、胃腸が主で、全身がたとえぬくもるとしても、ホンの一時的なものに限られています。
大切なことは、本当にからだ全体、シンからぬくもるものでなければなりません。
ところで、野菜類は冷いからからだを冷やす。炊いて温くしたものでなければいけない。
したがって、冷い野菜からつくった青汁はいうまでもない、といわれるのですが、同じ野菜でも良質ナッパだけはちがうんです。
なるほど一般野菜と同様冷たく感じ、からだを冷やすよう思われましょうが、論より証拠、実際には反対、青汁をのむとからだはぬくもる。
中には、ホカホカとしてくるという人もあるくらいです。
それは、生の良質ナッパの中には、血をきれいにし、血のめぐりをよくする成分があり、そのほか、からだに必要ないろいろな成分がそろっており、からだ中のすべてのはたらきがよくなるからです。
しかし、それを煮ると、口や胃にはあたたかく感じましょうが、加熱で大事な成分がこわれ、効力がへったりなくなってしまうものが少なくないからです。
煮汁は捨てればなおさらです。
生のナッパ、ことに青汁がよいのは、生の葉にふくまれている自然の偉大な力を最大限に利用しょうというところに意義がある、ということを忘れたくないものです。
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(平成元・5)
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2. ウッ血肝
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医学博士 遠藤 仁郎
昭和45年心臓手術(催帽弁狭窄症)。
輸血による血清肝炎で4月から11月まで入院。
但し、平成元年1月の血液検査では異常なしといわれました。
昭和63年5月、2回目の心臓手術。平成元年5月12日、肝臓部が痛み、腫れているといわれました。
ケールは4月8日から飲んでいますが、心臓の悪いものが、たくさんの水分をとっていいものか、今まではできるだけひかえていましたが・・・・・・。との質問。
いぜん、手術後、輸血による肝炎があったそうですが、この1月の検査で、異常がなかったのですから、こんどの肝臓の腫れ痛みは、肝炎のためではなくて、心臓弁膜症によるウッ血肝でしょう。(水分を制限されていたのもそのため)。
しかし、心臓のためにも、また、あるいはまだひそんでいるかも知れない肝炎の予防のためにも青汁中心の正しい食は必要。
しかも、少なくともケール1キロ(青汁にしてコップ4〜5杯)内外はほしいところです。
そこでその分量ですが、たしかに多すぎて心臓の負担になることは絶対さけなければなりません。
この際の目安になるものは毎日の尿量で、その範囲内であれば心臓にさわりませんから安心して飲めます。
それによって生の青汁の量をきめ、残りは乾燥ものにすればよいでしょう。
たとえば、尿量が500とすれば、生の青汁は500(ケール600gくらいでしょうか)にし、残りの400gは乾燥ものにする。ケール100gを乾燥粉末にすると12〜3gでしょうから40〜50gということになりましょうか。
これを、生の青汁で練って食べるようにすれば、水分はかなりへらすことができましょう。そんな工夫もやってみて下さい。
なお、時々、ほかの食べものは一切とらず、青汁だけをのむ(青汁絶食)といったこともやってみてほしいと思います。
(平成元・5)
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3. 脳こうそく快癒
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大阪 山田喜一郎
4年まえから、毎日ケール「みどり」粉末をのんでいた78才の女性。今年3月に脳こうそくで、2ヶ月入院し、その後自宅療養1ヶ月で恢復し、今まで元気だった時と、まったく同じように、毎日ゲートボールをしている方があります。やはり、病気になった時その効果がはっきりわかることができた、といっておられます。
(平成元・12)
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4. 飲まなアカンやめたらアカン
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ツンボというやつ、まことに情ないもんだ。
雑音がはいらず、世の中がしずかになったといういいところもあるが、人とのつきあいにはいかにも不便。
補聴器はあるが、ただ音が大きくなるだけで、内容はどうもうまく聴きとりにくく、つい、トンチンカンな返事になってしまう。
こないだも、こんな馬鹿気たやりとりをやらかした。
姪の婿、まだ64〜5だろうが大酒のみ。2年まえ会ったとき、顔色がさえず、カサカサしており、頭もかなり白くなり、ボサボサしている。声はかすれ、元気がなく、年よりずっとふけてみえる。
海岸の町にいるので、いつも魚ばかり食っているらしい。で、
「酒をやめ、ナッパをうんと食え、青汁も飲め。じゃないと、そうながくはもたんぞ」
と、おどかしておいた。
こないだ、ちょうど丸2年ぶりに会ったが、見ちがえるほど若がえり、顔に生気がもどり、頭も少し黒味を増しており艶もいい。元気はつらつ、声にも力がある。聞いてみると、あれから真面目に酒をやめ、青汁を飲みだし、野菜も食べているそうだ。
そいつが、「・・・・・・てもよろしいか?」という。
耳が遠いうえに、少々オミキもまわっていたので、何といっているのかわからぬ。
多分「もうやめてもいいか?」といっているんだろうと、
「いや、やめたらアカン、飲まなアカン、のまなアカンぞ!」
とくりかえしていたら、姪がとんで来て、
「おじさん、お酒飲んでもよろしいか、といっているんです。」
と心配顔。
あわてて、
「や、そうか、とんだマチガイ、酒はアカンぞ、酒はアカン。飲まなアカンちうたのは青汁のこっちゃ。」
「5勺くらいならいいですか?」
「いんにゃ、それでもダメ。飲めん人になら、クスリじゃからすすめたいくらいじゃが、お前みたいな飲んべえにゃ、エエいうたら、朝も5勺、晩も5勺。いや、いつでも5勺ならと飲みだし、もとの木阿弥になってしまう。やっぱし、酒はアカン、青汁は飲まなアカン。やめたらアカンじゃ。
(平成元・3)
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5. ヨーガ スッキリ療法
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血液浄化法。
疲れは体内の酸欠状態で毒素がたまっていますので、酸素を沢山送り込んでやらねばなりません。
そして全組織を活気づけてやります。肝臓、腎臓、糖尿、腰痛、四十五十肩、頭痛、胸肩腕などによく気分転換もする。
<こもった疲れをとる行法> |
| @ | 椅子に浅く腰をかけて両手で後頭部をかかえる。胸をひろくひろげ背筋をのばしお尻をでっちりの様に。 |
| A | 鼻から息を胸いっぱい吸いながら頭を後方にゆっくりと、力いっぱいそらす。 |
| B | 口から息を吐き腕で両耳をはさんで小さく胸をせばめる、少し体を前にかがむ様にする。 |
@〜Bを1回として5〜7回繰返す。
一つ一つ丁寧に。もしあくびが出だしたら成功です。
あくびが自然におさまる迄ポーズをしないでよい。
体内に酸素が充分入るとおさまります。
あくびは最高の酸素取り入れ法、毒素排出法なのです。
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6. 快適のくらし
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7. 生野菜と玄米で体力アップ
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大市大助教授研究を発表
余分な脂肪とれ体もスリム
生野菜と玄米だけで1年間に体力が大幅に向上、余分な脂肪もとれてスリムな体になった。
現代栄養生理学の常識を超えるこんなユニークな研究成果が、大阪市立大学教養部の羽間鋭雄助教授(46)=運動生理学=らの手でまとまった。
羽間助教授自らがモデルになって体で確かめた実践研究で、25日から札幌で開かれる日本体力医学会大会で発表する。
実験期間は昨年12月までの1年間。この間、羽間助教授はキャベツ、レタスなどの葉野菜や大根やニンジンなどの根菜類とゴマ、リンゴ、玄米だけを食べ続けた。
加熱調理は一切なし。玄米も粉にしたが、生のまま。野菜にもドレッシングのかわりに極少量のしょうゆをかけた。
毎日2食こうした食事をとり続け、1日の総カロリー量はやく1350キロカロリーにおさえたという。
効果の測定は2ヵ月ごとに行い、血液検査、体力測定などで身体に現れる影響やエネルギー代謝を調べた。
その結果、3千メートル走のタイムは1年間で1分9秒縮め、12分27秒を記録。体重1キロ1分当たり32.8ミリリットルだった酸素摂取量も1年後に26.5ミリリットルまで減少、酸素の利用効率が高まり、持久力が向上したことを示した。
また腕立て伏せは、44回から倍以上の101回にまで増えた。
半面、体重は51.7キロから1年間で45.1キロに減少したが、水中体重秤量法で測定したところ、脂肪が落ちた結果で、筋肉などが総体重に占める割合は増加していた。
体力測定は2ヵ月に一度で、他のトレーニングも一切やっておらず、研究グループは、基礎体力や運動能力の向上はすべて玄米菜食の効果としか考えられないとしている。
(平成元9・24 産経新聞)
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8. 新春だより 青汁食で級のトップ
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在米 H.H.
青汁飲み始め早や19年です。
娘のバニちゃん(うさぎ)も元気でむつかしい医学の勉強にますます頑張っています。
今年は病院で医者と一緒の勉強でしたが、診察、テストすべてがよく出来、生徒145人中のトップ一番の成績となり、アフアオメガアフアというただ優秀生だけがもらえる賞状とスカラシップ千ドルをもらいました。
小さい時からの青汁と生野菜食で健康と知恵と力となった結果とよろこんでいます。
勉強する子供さんには、青汁野菜食の健康食がいちばんと思います。
(1990・1)
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9. チクノー根治
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10. 人さまにつくしたい
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11. 青汁のおかげ
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静岡県 M.N.
1日ピロサン10袋のんで巨大胃カイヨウで吐血していたのも全快。
血小板少なく、白血球少なく心配した親しらずも、80才で抜歯できました。
59才からスモンになり、立てなくて2年入院したのに、82才になり、現役で毎日なんとか働いております。
(平成元・9)
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12. 連作のせいか
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奈良県 N.M.
一昨年10月より、畠を少々借り、ケールを自作し、青汁仲間が8人ふえました。
不思議なことに、昨年の春は大変大きな葉が出来ましたが、連作した所、葉が小さく、後から新土地に植えた方が却って大きくなります。
連作はやはりいけないのでしょうか。
色々研究してみようと思っております。
(平成2・1)
○ そうだろうと思います。できれば連作しない方がよろしい。
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13. 最高のコントロール
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和歌山県 K.U.
現在、医師の診断におきましても、最高の身体のコントロールを保っております。
イモ・マメ・ナッパと、ご注意下さいましたことをまもって、日々過しており、今後もなおいっそう気をつけてまいる所存でございます。
(平成2・1)
○ 悪性リンパ腫で青汁食養を熱心につづけていられる方です。
きっとネパールの地にケール畑ができる事でしょう。
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14. 息子のゼンソク
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町田市 Y.S.
次男(4才)アレルギー性鼻炎、軽いぜんそくがございましたが、少しずつ良くなってまいりました。
「あと2年ぐらいすれば完治するでしょう」と、先日、耳鼻科の先生にも診断をいただきました。
体力がついて、がっちり型のエネルギッシマンになってまいりましたので親も一安心いたしております。
これからも、グリーンジュースを読けさせていただく覚悟でございます。
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15. 中性脂肪半減
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東京 S.H.
大学生のころ結核で左胸に空洞があり、肺外科の先生は肺葉切除を主張し、内科の医師は気胸をすすめ、気胸と新薬でどうにか落着きました。
15、6年前から降圧剤を服用し、安定していますが、去年三楽病院へ行きましたところ、空洞は固まっているけれど、君イ血管だってコンクリートさ、と動脈硬化がかなり進行しているといわれびっくりしました。
3年くらい前から青汁をすすめられ飲んでいますがびっくりしたことには、中性脂肪が220もあったのに、現在は100以下に半減したことです。
動脈硬化も、悪くなったものは、もどしようがないが、これ以上悪くならないようにすればよいという、他の医師の話もあり、それに元気づけられて、青汁を飲んでいきたく思っています。
ありがとうございました。
(平成元・7)
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16. アレルギーが出ない
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青汁を飲み始めて4ヶ月、1日一人2合弱、だいぶ慣れてきたそうです。
朝忙がしくて青汁がない時には、耕君が「今朝はないんか!」と聞くようになったそうです。
冬に比べて少し苦くなってきましたが朝パンを食べる時や風呂上がりにのどがかわいている時に飲むなど新井さん達のご指導もいただきながら、真面目に根気強く飲んでいます。
共働き家庭ですが、お父さんが夜勤明けの時などに水やりや草ぬきをしてくれています。
二人共農業をした事がありませんので
「虫の種類や白っぽい葉はなんでできるのか等勉強したいね」
「自分達だけでも作れるようにならないかんねえ」
と話し合いをしているそうです。
意欲満々ですし、二人とも一生懸命働らき、何よりも子供達に明るい未来をと、一生懸命生きている大変いい家庭です。
○お父さん(40才)
夏になるとアレルギーが出るのに今年は出ない。
いろいろな状態の便が、形のある便が出るようになった。
○お母さん(38才)
異常出血があり、気にして気にしてそれだけでも病気になるのではと周囲の人が心配していましたが、今止っています。「不思議やねえ」と云っています。
○友ちゃん(小2)
慢性鼻炎、最近ホッペが赤くなり血色がよくなった。
○耕君(小4)
2才の時小児喘息、血色がよくなった。
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17. ケールとの再会
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岸和田市 S.M.
私とケールとの初めての出合いは今から26年も前のことです。
結婚して3年にもなるのに子供が出来なくて悩んでいる時、ある婦人雑誌に遠藤先生が「ケールは非常に体によい。」と書いておられるのを拝見しました。
そして遠藤先生の本を買って読み、ケールの種子をいただけるとのことですぐお願いしました。
一抹の望みを持ち家の庭に種子をまき20本程のケールを上手に育てることが出来ました。
その頃はジューサーもなく大きなすり鉢とすりこぎで一生懸命ケール葉を潰し布巾で絞る青汁作りは大変な苦労でした。休みながらでしたが、半年程続けることが出来た様に思います。
ケール葉もなくなりそれ以上続けることができなくなりましたが、うれしい事に半年程過ぎた頃妊娠したのです。
きっとケールが良かったのだと遠藤先生に大変感謝しました。
そのケールとの再会が昨年10月にできたのです。
茨木市にいるお友達から聞き早速堺市の遠藤青汁大阪研究所にお電話をしケール健人の会に入会させて頂きました。
ケール葉を送って頂いた時は、こんな事をして頂けるのかと、すごく感激しました。
それ以来、毎朝コップ2杯の青汁をジューサーで作り主人と二人で飲み続けております。
26年前のことを思いますと、本当に幸せなことだと思います。
私はコップ1杯の青汁のおかげで、一日一日が心身共に軽やかで元気に過ごさせていただき、風邪一つ引かなくなりました。
趣味の習字、ヨガも頑張ることが出来ます。
日本の食生活は今や色々な面で安心できるものではありませんが、私は遠藤青汁大阪研究所のケールこそ安心出来るものと思っております。
青汁大阪研究所、ケール健人の会の皆様のご苦労は大変なことと思いますが、私達が末長く、この健康の源「青汁」をいただけます様、今後共、よろしくお願いいたします。
(ケール畑平成1・2月号より)
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18. 慢性肝炎安定
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19. 固形ピロサンで
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徳山市 M.K.
中一の子の頭痛が日増に良くなりました。
又、手の爪が全部10本とも先が上に向いていて、少しでも延びると物にひっかかったり、割れたりしてたのが真すぐになり、もう少しで下を向くところまで返ってきました。
ケールの服用に並行して、食事のバランスにも気を配っています。
ジュース・菓子はめったに口にしなくなり、試験前の多目の服用は頭がさえていいようです。
又、私の頭痛は、今少しというところです。朝起きた時特にひどいようです。
体が疲れてくると、アレルギーも出てきます。
しかし、今迄鼻汁が出て来ない為、何か前頭部に重いものを感じていましたが、最近鼻汁、膿が沢山でてらくになりました。
(平成元・8)
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20. 質問箱 生理痛
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コラム紹介
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大急ぎは大徒労のもと
ワランクリン
用心に国亡びず
用心に怪我なし
用心にこしたことなし
用心に城亡びず
石橋もたたいて渡れ
用心は臆病にせよ
用心は安全の親
磯際に船を破る
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