健康と青汁タイトル小 <1989年10月15日発行 第398号>
 目次



1. 尋常性乾癬

     医学博士 遠藤 仁郎 

     去年の夏頃から、虫にさされたのかと痒ゆいのでかいておりましたら、赤いかさぶたが出来、だんだんと数が増してまいりますので、近くの皮膚科にかかりましたが、単なる湿疹との事で塗り薬をつけていましたが、どうも治りませずひどくなりますので、病院へ行きましたところ、皮膚を切開して調べた結果、これは大へんな病気ですよと、尋常性感染癬という病名を知らされました。
     治る方法はないそうで、ただ副腎皮質ホルモンのリンデロン軟膏を塗るしかないとて、沢山買って来ました。
     日光不足とか、食物とか、アレルギーとか、原因がある様なのですが、未だはっきりしない病気の様です。
     家ではカルシウムイオンのアルカリの水を飲む様にしたり、すすめられてビオトラス(酵母食品)を飲んでおります。
     昭和39年頃腎臓病で入院しておりました折飲みましたクロロキン剤の副作用でクロロキン網膜症になり、不自由な眼で仕事をしておりますが、治る方法はなく、気やすめとて2種類のビタミン剤を飲みつづけて来ました。
     何とかこの難病が治る方法はないでしょうか。
     何か良い方法がありましたらお知らせ下さいます様お願い申し上げます。

     この病気、専門書には、“真皮乳頭層の血管形態異常にもとづく局所的代謝亢進素質に、脂肪代謝異常が加って発症するが、自己免疫説もある。慢性に経過し、軽快・増悪をくりかえす。
     治療にはステロイド剤が用いられ、汎発性のものには脂肪制限食がよいといわれているが、確効はない”とある。
     つまり、原因不明のわけのわからない病気で、適確な治療方法もない難病で、結局、血のにごりによるもの。
     したがって、青汁中心のイモ・マメ・ナッパ青汁食といった正しい食べものによるほかないとかんがえられる。
     しかし、この方は、25年も前から青汁を飲んでいられ、それで腎臓も軽く、順調に経過されている。
     にもかかわらず、なぜ、こうした厄介な病気が出たのか不審でならないので、平素の食事についてたずねてみた。

     しばらくして返事が来たが、案の定、それは大変なものだった。
     そのあらまし。

     朝食 食パン1枚、牛乳1合、卵1ケ、くだもの、青汁。
     昼食 会社の食堂で食べているが、若い人むきで洋食が多く、脂肪が多い。
     月 ウインナーソーセージ燔焼、フレンチフライポテト、白菜とベーコンのスープ。この総熱量549、総蛋白33.8(米の栄養価ははいっていない)。
     火 鯵都焼、牛角煮、信田巻含み煮。総熱量467、総蛋白34.3。
     水  蟹甲羅入マカロニグラタン、鶏串アングレーズ。総熱量434、総蛋白22.8。
     木 ちり鍋(鰆・豚肉)。総熱量474、総蛋白267。
     金 カキフライ、ミートボールオリエンタル、チキンサラダ。総熱量665、総蛋白29.9。
     夕食  
     月 鮭、ホウレンソウ、黒豆、イリコ、ツケモノ、青汁。
     火 テキ(100)、ジャガ、人参、ブロッコリー、くだもの、青汁。
     水 かき土手焼、青汁。
     木 かしわから揚げ、青汁。
     金 おでん、ホウレンソウ、くだもの、青汁。
     土 鰯塩焼、キウリ・わかめ、豚汁、青汁。 
     日 豚ヒレカツ、コーンスープ、くだもの、青汁。

     主食のことは書いていないが、白米飯だろう。
     そして、おかずはご覧の通り。野菜は省略したがホウレンソウ、人参少々のほか、殆んど無色素ばかり。
     蛋白・脂肪にとんだ高カロリー食で、ミネラル・ビタミンに乏しい不完全食。
     おそらくインスタントものなど有害有毒食品も少なくないだろう。

     青汁は朝夕飲んでいられるが、スプーン3杯づつオブラートに包んでというのだから、せいぜい15g、もとのケール100〜120g、ナマの青汁5勺。朝夕でも1合にすぎないから、飲まないよりはマシだろうが、バランスをとるにも、有害食品の毒けしにも、とても追っつかず、血をきれいにすることなど望むべくもない。
     これで腎炎がよくなったとすれば、腎炎そのものが軽かったか、その当時の食事がずっとよかったかであろう。
     それが、最近のグルメブームの影響でこういうことになり、その結果として、こうした厄介な病気が出るようになったのであろう。

     いろいろ薬もつかわれているようだが、もともと効く薬はないのだし、ホルモン剤にしても、イオン水や酵母剤も無意味であり、気やすめ程度のものにすぎない。
     いずれにしてもこのままでは、悪くはなってもよくなることはあるまい。
     ともかく、あれこれ迷うのをやめて、全面的建直しを断行、正しい食養に専念し徹底する以外に方法はない。
     まず、青汁をうんとふやす。少なくとも今までの量スプーン(茶サジ)6杯でその4〜5倍。大サジ8〜10杯以上。多いほどよろしい。ご飯やパンはよしてイモにし、肉や魚の切身もやめて、せめて小魚。
     もっとよいのは大豆もの。そしてナッパを主とする野・山菜・海藻をうんと添え、調理は簡単に、味つけはうすく(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。
     また、食べものはすべてできるだけ安全なものとし、農薬その他生産用薬剤に汚染されたものや、危険な添加物の恐れのあるものはさけること。
     アルコールやタバコだけでなく、菓子やジュース類、農薬のかかったくだものにも十分気をつけること。

     中でも大切なのはナッパだが、残念なことに、現在市販品に安全なものは殆んどない。
     さいわい、さいきん、ピロサンの田辺食品KKから無農薬栽培ケールの調理用製品ハイケールが発売されている。
     これなど大いに利用すべきだろう。こうして、根気よくつづけ、血をきれいにするようつとめていれば、やがて、これとて早いことにはゆかないだろうが、しだいによくなってくるだろう。
     なお、青汁絶食も、ぜひ時々やってみるべきだ。もちろんそれだけで治るというものではないが、少なくとも痒みだけくらいは、いくぶんか減るだろう。
     そして、この食養の効果に自信がつき、その実行にハズミがつくことにもなろう。
     ともかく、熱心にがんばって奇蹟をおこしてほしいものだ。
    (平1・2)


2. 胆石はとけますか?

     医学博士 遠藤 仁郎 

     この7日、陛下がおなくなりになった日の夕方、新年の挨拶とともに「胆石は青汁でとけますか?」との電話。
     「とけますよ。やり方しだいでは。」
     「どれくらい飲めばいいんですか?」
     「多いほどよろしい。少なくとも1日1.0キロ以上のケール、青汁にしてコップ4〜5杯以上、を熱心につづける。そのようにして拇指大のがなくなった方もありますよ。」
     「いや、実は私なんです。近年、どうも体調がおかしいので診察をうけましたら、肝炎といわれ、レントゲン検査で、大小さまざまの胆石があることがわかりました。で、毎日5〜6合も飲んでいました。そしたら年末の検査で、肝臓はスッカリよくなっており、胆石も小さいのは無くなり、大きいのだけが少し残っているだけ、になっていました。“手術せないかん”といわれていたんですが、青汁でとけるなんて、ちょっと信じられないんですが、どうしてですか、おしえてくださいませんか」
     とのこと。

     「胆石の出来かたから申しましょう。胆石にもいろいろありますが、多いのはコレステロール石。胆汁にとけているコレステロールがかたまって出来るもの。このコレステロールはもともと水には溶けにくいものなのですが、正常の肝臓から出る胆汁には、過飽和といわれるほど多量にとけています。
     それは、レシチンなどコレステロールをとかす成分が十分にあるからです。
     この石になろうとする成分と、それを防ごうとする成分とのバランスがうまくとれていれば石は出来ません。
     このバランスが狂ってくると石が出来やすくなるわけです。
     それには肝臓の病気(肝炎)と、胆道の炎症(胆道炎・胆嚢炎など)がありますが、あなたのばあいは肝炎のためでしょう(胆道にも何かあったかも知れませんが)。
     これら肝炎や胆道炎の原因は、それらをめぐっている血のにごり。
     血のにごりの原因は、ひろく日常生活のあやまり、中でも食べもののまちがい(バランスのみだれや有害化)。
     そこで、青汁をのんでそれをなおすと血がきれいになり、肝臓のはたらきとともに胆汁の性質がよくなり、出来ていた石も小さいのから少しづつ溶け、消えていった、というしだいです。
     だから、少々の石は残っていても、あわててアレコレせず、熱心に青汁中心の正しい食事を続けることです。

    (平成元・1)


3. なんとなく気分がよい(透析中)

    鳥取県 H.K. 

     亡夫の戦友の方がおいでになりまして、青汁のお話をきき、本を拝借いたし、読ませていただきました。
     私は73才になりますが、一昨年頃より腎臓が悪くなり、病院に行っておりました。昨年風邪を23回ひきまして急に悪くなり、入院したり退院しておりましたが、今年1月より透析を週に1回、今は週2回受けております。
     貧血が強くて輸血を9回もしていただき、大分元気になっておりますが、私も青汁を飲んでみようと思い先月の中頃過ぎから始めておりますが、何となく気分がよいように思いますのでつづけたいと思っています。

    (63・11)


4. むかし話(初期の旧稿から) 真の姿にかえれ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     われわれは今新しい真に美しい文化の国日本を建設しようとしている。
     しかし、文化国となることは単に文化施設が整い学問や技芸が進むというだけのことではない。
     根本はこれを構成する各人が立派な文化人となることであり、文化人とは身体的にも精神的にも秀でた人ということである。
     まず健康でなければならない。
     そして優れた頭脳をもつとともに高い教養がそなわっていなければならない。
     いたずらに欧米人の真似をすることだけではさらさらない。
     現在の日本の最大の苦患は国民体位の低下と道義の頽廃とである。
     体格は倭小劣弱、病人は多く、一般に無気力、怠惰、真面目な勤労を厭い安逸を貪っている状態は国家民族将来のためまことに憂慮にたえない。
     しかし更になげかしいことは国民の道徳的腐敗である。
     勿論現在は敗戦による自棄的気分もてつだっていよう。
     が決してこれは敗戦後だけの問題ではない。
     東洋の君子国と誇った日本人の道義が何故にかくも地に墜ちたか、一つには誤った教育、余りにも偏った知識教育の結果であり、いま一つには身体的欠陥、即ち不健康のためと考えられる。
     元来わが大和民族は遠い昔の祖先から心身ともに健全な優秀人種であった。
     日本人に関する最古の記録は西紀3世紀頃に出た魏志という支那の書物の倭人伝であるが、健康で長命、百才或は80〜90才も生き、風俗よく、盗むなどいうこともなければ訴訟なども少なく互に心服している(松崎寿和氏著倭人伝)、とその民情の美しさが誌されている。
     また老人を尊んだゆかしさは万葉十の「物皆は新しきよし唯人はふりぬるのみぞよろしかるべき」の歌にも知られる(江馬務氏著 日本風俗史)。
     その後仏教儒教の伝来により風俗はいよいよ諄化され子弟の教育の本義は聖賢の道を修めるにあった。
     ところが明治以後は欧米新知識の吸収に狂奔し、極端な知育にはしり教養のおろそかにされた結果思想は急速度に悪化して来た。
     明治大帝ははやくこの弊風を観取され軫念あそばされて下されたのが教育勅語で、教育の進むべき途をお諭しになったのであるが、ただ校長先生の読まれるもの、生徒たちは丸覚えするものという形式的の存在となったまでで実践はされず、人格はどうとも、その行いはどうあろうと、智恵さえあれば、学問さえあれば出世も出来栄達も出来るという世の中となり小賢しい人物の簇出となった。
     加うるに皮相な欧米模倣のため日常生活は次第に贅沢となり、一方これとともに健康度は加速度的に低下して行った。
     贅沢になれば勢い出費はかさむ。
     そこで仕事に精を出せばよいが、不健康は真面目な勤労をいとい、なるべく楽をしようとし、はては義理も人情もない、自分さえよければ、儲けさえすれば、ということとなる。
     こうなると智恵のあるだけ始末が悪い。
     いよいよ狡猾となり悪諌となり、法にさえ触れねば何をしたって構うものか、他人の迷惑など気にして居れるか、と平然として極悪非道を敢てするに至るのもまた当然のことであろう。
     かくして悪の栄え闇のはびこる国柄とはなってしまったのである。
     西洋の諺に「宗教のない教育は利巧な悪魔をつくる」といわれているが日本の現状は正にこれである。
     新しい日本はわれわれの力で稼ぎとらねばならぬ。
     次々に横たわっているであろう艱難を克服し自らの努力によって築き上げねばならぬ。
     また文化国として世界に伍して行くためには国民の一人一人が誠実となり世界の信用を回復し高めねばならぬ。
     われわれはまず健康にならねばならぬ。そして大いに勤労し大いに研鑚修養し国力を充実新しい文化の創造に精進しなければならぬ。
     すべての自然界の生物と同じくわれわれも元来健康であるべき筈である。
     不健康のもとは結局人智の進歩とともに漸次不自然不合理となった日常生活にある。
     健康となるためには正しい日常生活にかえらねばならぬ。
     正しい日常生活とは人類の本性、個々の体質、境遇の自然に則した正しい生活ということである。
     人間は万物の霊長である。霊妙なる心のはたらきをもつ伸性である。心の健康に及ぼす影響は甚だ大きい。
     古人が頭寒を健康法の随一に教えているのはまことに宜なるかなである。
     春の海の如く穏かに秋の空の如く澄み渡ったわだかまりのない心ほど健康的なものはない。
     今日のごとき苦悩にみちた時世にはなおさらである。人間とても自然界の一生物、自然から離れることは出来ない。
     自然は決して常に温和ではない。
     その脅威に馴れることは即ちこれに打克つことである。
     日光に親しみ大地にいどみ櫛風沐雨、寒さに鍛え暑さに錬り自然の厳しさに耐える力を養わねばならぬ。
     また人間は動物である。
     動物の本性は運動、全身の大部分を占める筋肉の偏端なき活動、体力に適応する過不及なき運動こそは健康増進の要件である。
     食物の影響はさらに大きい。
     邦人の無気力怠惰であり不健康なのは米食にある。
     白米の過食は実に邦食最大の欠陥である。
     その由来が優良蛋白質の不足にあるというので動物食の不要が強調される。
     しかし牛乳の少ないわが国では副食として魚や肉や卵を増すこととなり、ために野菜の食べ方が減る結果、蛋白質はみたされるが無機質ことにアルカリ石灰やビタミン類は依然或はますます不足するというにいたった。
     良質蛋白質の重要さはいうまでもないが、それと同様無機質・ビタミン類も大切である。
     良質蛋白質と無機質やビタミン類のそろったものは養護食品として重視されているが、養護食品の代表的のものは動物性食品では乳汁、植物性食品では緑葉類で、全体食可能の小動物や内臓及び大豆などはこれにつぐ優秀食品である。
     アメリカではこの半世紀の間に体格も健康状態も著しくよくなったが、その間、穀・肉などからの熱量は80%から70%に減り、牛乳・野菜・果物からの熱量は2倍になったという。
     つまり彼らの体位の向上は穀・肉のごとき不完全食品を減らして牛乳・野菜などの完全な養護食品を増した賜物であるといえる。
     しかるに欧米医学にならったつもりの日本では丁度その逆をやった。
     不完全な米食を改善しようとして同様不完全である肉食を奨励し、完全な養護食品である野菜を減らしてしまった。
     国民体位の低下劣悪化もまた至極当然の帰結というべきではなかろうか。
     動物食のよい所は米食を減らすことが出来るところにある。
     肉や卵を食うならば飯を減らし野菜をふやせばそれだけ完全になる。
     しかし日本人は米食はそのままにして肉を増し卵を加え、まずい野菜特に菜葉は捨てた。
     アメリカでは動物食といっても牛乳の量が頗る多い。
     穀物の少ない割に肉も少なく、しかもそれに釣合うだけの充分な野菜・果物がそえられている。
     しかし、かような食べ方が日本で出来よう道理がない。
     従って牛乳につぐ養護食品である小動物や内臓・大豆を以て穀類を減らし、しかも穀類としてはなるべく無機質やビタミンに富む雑穀或は玄米をもちい、これに充分の野菜ことに緑葉菜や海藻類をそえれば極めて完全な食とすることが出来る。
     考えてみればこれはわが国古来の食べ方である。昔は玄米を食い雑穀を食った。
     そして菜が主で飯は菜にそえるものであった。
     しかも体力は甚だ旺盛、よく困苦にたえ勤勉勇武、縦横に活躍しまた偉大なる文化をなしとげた。
     この質素な日本固有の食べ方は全く合理的であった。
     いな食べ方ばかりではない。すべての点で日本は簡素でなければならない。
     狭い国土、乏しい資源、夥しい人口、物の不足は当り前である。
     つとめて節約し、有無相通じ互に助け合って行くのでなければ到底生存しつづけることは出来ない。
     この乏しい国状に対しわれわれの祖先は、これに順応すべく各方面にあらゆる工夫を重ね、物的にも心的にもこれを解決完成し、勤労を重んじ質素をむねとし、自然の恩恵に対する「もったいない」という敬虔なる観念に宗教化さえして来た(沢潟久孝氏著玄米の味)。
     この質素勤勉ということこそ日本の生きる唯一の途、日本人としての正しい自然生活のありかたである。
     しかるに近代欧米文化の輸入とともにこれに心酔し、己れを忘れてただはなやかな西洋文化に眩惑され、軽佻浮薄な生活にあこがれ、贅沢となり怠惰となり、国力は疲弊し体位は低下し遂に今日の惨状を見ることとはなった。
     この不健康とそこから生れた道義の頽廃とが日本をほろばした。
     即ち贅沢が日本をほろぼした。さらにいいかえれば祖先のおしえにそむき、真の日本を忘れたために日本はほろんだ。
     現在の日本は実に国民あげて身体的にも精神的にも腐敗しきっている。
     これではいかに学問技芸が発達しても断じて真の文化国にはなれるものではなく、いまわしい悪魔の国野獣の国日本となり終るほかはないであろう。
     何としてもわれわれは身体的にも思想的にも健全であり堅実であった祖先の姿にかえらねばならぬ。
     われわれの祖先は今日よりも遥に不利の情況の下によく困苦にたえ欠乏を忍んで営々辛苦、大いに国威をかがやかし文化をたかめて来た。
     領土を失い権益を失い、しかも人口の甚しく膠脹した現在は祖先の時代に比べさらに困窮の度は甚しい。
     今こそ真に日本の正しい姿「もったいない」精神に徹底した質素な簡易生活にかえねばならぬ。
     粗衣をまとい陋屋に住み、草根木葉をかんで鍛練、頑健なる体躯と高邁なる精神を養い、刻苦勉励、真にうつくしい文化の国日本をきづき上げねばならぬ。
     かく身体的には原始的野生的に、精神的には文化的宗教的に生活することこそ本当の人間の姿というべきものではあるまいか。
     Wordsworth曰く、Plain living and hiah thinking(簡素な生活と高尚な思想)と。

    (24・4)


5. 10分間ヨーガ(4)

     夏の疲れを清め身体を引きしめる。
     “丹田”強化をしましょう。下腹に力が入ると身体が動きやすくなり、体内に気力がみなぎります。
     筋肉は、毎日ごく少しの規則正しい運動で発達するしくみになっています。
     1日1回、意識的に7秒から10秒呼吸を止めて思いきり自分の願う所に力をこめると、筋肉は最大速度で発達するのです。
     このトレーニング法は、一般の人の健康維持のほか寝たきりで動けない病人にもきわめて都合がいい。
     腹部に異常があっても、手足や首は健康なのだから、そこは意識的に動かすことができる。
     たとえ指1本の運動でも、全身の筋肉はお互い関連し協力しあっているから、これだけで運動不足にはならない。

    ・動ける人のポーズ(内臓矯正強化ポーズB)
     下腹部の血行がよくなり、働きも高まる

    1. あお向けに寝て両手は首の後で組んでひじを張る。
    2. その姿勢のまま、できるだけ腰を上げ息を吐きながら腰を右へねじる。息を吸いながら真ん中へもどし、今度は左に、また息を吐きながらねじる。両足の幅が腰の幅のとき背骨上部と腎臓への刺激。足を開いていくにしたがい刺激を与える部分は背骨下部から腸に移っていく。(内臓矯正強化ポーズC)

    ・効果
     腹筋、胃腸、腎臓、肝臓、膵臓、の働きが活発になる。
     下半身が引きしまりきれいな足になる。
    1. あお向けに寝て、つま先を立てた両足を垂直まで上げ、上にまっすぐ伸ばす。両手は真横に伸ばし、体を支える。深く息を吸い、息を止めて5秒間丹田に力を集中する。
    2. 息を強く吐きながら、両足をそろえたままで右に倒す。足が床につく直前に動きを止め、息を吸いながらもとにもどす。
    3. このとき、右の肩が床から浮き上がらないように注意する事。片足を最初に図の様にして手で下へ押してやると腰のズレがコクンと音がして治ります。左右行う事。毎日床に入る時されると気持ちがよいです。決して無理せず、ゆっくりして下さい。型ではありません気持と共にリラックスしないと効果はありません。


6. 救国の農法(W) 奈良県五条市財団法人慈光会の主張

     梁瀬 義亮 

    7、有機農法実施に当って特に注意すること

      (イ)生の有機質(油カスや鶏糞等の有機肥料や生草等々)は決して生のまま土中へ埋めこんではいけません。これは極めて大切なことです。
      (ロ)嫌気性になった堆肥−(アンモニア臭等の悪臭のある堆肥)――や未熟な堆肥――(堆肥が完全に熟するには必ず半年乃至一年を要し、その間3〜4回切り返す必要がある)――は決して土に埋めこんではいけません。
      (ハ)堆肥を土壌に施すのは必ず毎年1回だけ。木の葉の落葉する時期に地上或は極めて浅い土中に施します。それ以外の時期には施さない。その他の時期の追肥はボカシ或は生の油カスや綿実カスをうすく地表に施します。この時うすくまくことが大切です。5月半ばから6月一杯、8月半ばから10月半ばまでの害虫発生期にはこのことは特に大切で、うすくまかないと虫害が出ます。その他適地適作、播種期の適正等の大切なことは言うまでもありません。
      (ニ)石灰の施用について
       石灰の施用はしばしば篤農家によって非難されます。然し酸性の強い日本の土壌(勿論地方によって差はあります)では堆肥だけで土壌の酸性度を匡正するのは仲々困難です。
       そこで十分に堆肥を施すという条件の下に上手に石灰を用いる方が作物はよく出来ます。
       その際、消石灰、苦土、石灰、炭カル、硅カル等を時々交代して用いる方がよいと考えます。
       量は土地によって差がありますが、10アール当り5袋位が標準です。
       私の方は苦土石灰を中心にしています。最近は酸性雨が降りますから余計石灰が大切になります。
       堆肥を施し足りずに石灰を用いると土が痩せてしまいますから注意して下さい。
       貝殻末等の有機石灰は土や土中生態系に害を与えず大変よいものですが、土壌の酸性を匡正する力が弱く且徐々であるという欠点があります。

      8、財団法人慈光会
         昭和27年、私は、化肥によって栽培された農作物は欠乏食であり且しばしば毒性を持ち病気の原因や誘因になることに気付き、同時に近代農法が量産と外形のよさにのみ眼を向け、最も大切な人間の健康を忘れていることに気付きました。
         そして篤農青年と共に人間の健康を主目標とした農法を追及して研究をすすめ、それは化肥を全く用いない完全有機農法でなければならぬことの確信を得たのは昭和32年でした。
         他面、昭和31年夏頃から私の地方に多発していた一見肝炎様症状の患者についてその原因を追求していた私は、昭和34年2月に至ってそれが農薬による亜急性、乃至慢性中毒であることを発見し、その害の深刻且広汎さに驚愕して農薬の害についての啓蒙運動に乗り出しました。
         同時に化肥、農薬の理念自身が誤りであること(前述)に確信を持ち、完全無農薬、完全無化肥の有機農法の理念と実技の研究を推進し、財団法人慈光会の前身である「健康を守る会」を設立したのです。爾来試行錯誤をくり返し乍らも終にその原理と実技を完成いたしました。
         昭和46年、財団法人の認可を得ました。
         稲作、蔬菜は25年、果樹は16年完全無農薬有機農法で栽培し、量、質共に満足すべき成果をあげています。
         又協力農家の皆さんはこの農法を実施して以来、頓に健康が増進し、大きなよろこびをもって生き生きと農にはげんでいます。
         この点、不健康で農業を嫌う傾向のつよい一般農家との大きな差です。協力農家の奥さん方が話されました。

           「嘗て化肥と農薬で農業をやっているときは生活は地獄でしたが、今は天国です。」と。

      9、(財)慈光会農民の信条
        (イ) 大自然は吾々に農作物を与えてくれる超生命であり、慈母です。大自然の運行と大自然による生態系の運営の中に人間が生かされているのです。
         大自然への畏敬の合掌、これが慈光会員の自然の姿です。
        (ロ) 農作業は一般に考えられているような作る作業でも取る作業でもなく、大自然がつくってくれる農作物をいただく作法と考えます。
        よいものをたくさんとる或はつくるのではなくて、正しい作法によって十分にいただくのです。
        (ハ) 害虫は決して敵ではありません。害虫も大切な生態系の一員です。
         又益虫の餌でもあります。正しい栽培をすれば害虫は作物を5パーセント位たべる位でそれ以上増えません。
         害虫を異常繁殖させるのは、人間が生態学的論廻の法則を無視して悪い条件をつくるからです。
         その意味で、害虫の異常発生は栽培方法の誤りに対する警告、或はインディケーターと考えられます。
         例えば、正しく栽培されて害虫のほとんど発生していないキャベツ畑の一部に鶏糞を埋めたり、化肥、硫安を施しますと、そこのあたりに害虫が多く発生してきます。
         (註、6月、9月の害虫大発生期には害虫に弱い作物の幼弱期をさけること)。
         害虫を殺すのではなくて、害虫の暴れないよい環境をつくるのです。
        (ニ) 雑草は農業の敵ではなく大切な協力者です。雑草は土を肥し、その流亡を防ぎ、清浄化してくれるのです。
         化肥や農薬で土を痩せさせるから作物は出来にくく、痩せ土に生える強力な雑草が生えてくるのです。
         よい土が出来てくると雑草の種類が変ります。雑草を上手に利用させて貰う工夫が大切です。
         勿論一部の人が言う様に雑草を生えるままにすてておくという意味では決してありません。
         適当に草とりや草刈りをしてコントロールすることが必要ですが、本来雑草は前述の様な大切な意義をもっているのです。
         除草剤はもっての外です。
        (ホ) 生産者、消費者、流通に関与する人々は、お互みんな生かし合い、生かされ合う恩人同志であるということの確認と自覚。
        (へ) 豊かな情操と正しい世界観、人生観、自然観、生命観をもつことは人間として当然のこと乍ら、農民には極めて大切です。農民はもっともっと教養を高める努力が必要です。

      ――完――


7. ガン予防・・・・・・野菜が一番

    突然変異を抑える効果 旬のモノほど高率
     最近注目されているのは、野菜の収穫時期や品種と、突然変異予防効果との関係を調べた大阪市立大生活科学部助教授、江幡淳子さんの研究。
     微生物に突然変異を起こす物質(AF2)に、粉々に砕いた野菜の汁を混ぜ、ガンの引き金になる突然変異が、どの程度抑えられるかを比較した。
     その結果、7月下旬収穫のホウレンソウの抑制率は18%だったが、収穫時期が10月に入ると27%、さらに12月だと32%に上昇。
     キャベツ(内葉)でも同様の傾向がみられ、7月上旬の12%に対し、11月に入ると22%と倍近い。ゴボウも8月中旬の盛夏のころに抑制率が低下、7月と9月が高かった。
     品種による違いもばかにならない。
     たとえば、ホウレンソウの中でも「マルス」(交雑系)は突然変異を40%も抑えたが、「東湖」(東洋系)はわずか10%。
     西洋系の「ノーベル」は19%という具合。
     「いま食べている野菜は、人類の長い食生活の中で選ばれてきたわけで、それなりのメリットがあるはず。とくに、葉が充実して食べておいしい時期、つまり旬(しゅん)に抑制率が高いのは意味がありそう」と江幡さん。
     突然変異抑制効果の高い品種を吟味し、収穫時期もコントロールした“抗ガン野菜”などが実現するかもしれない。
     正常な細胞がガンになるのは、突然変異で細胞の遺伝子に傷がつく「イニシエーション」と、その細胞がガンにまで育ってしまう「プロモーション」という二つのステップがある。
     江幡さんたちはイニシエーションに対する抑制効果を調べた。
     野菜はプロモーションも抑える効果がある。
     調べているのは京大農学部(食品工学)教授の小清水弘一さんのグループ。
     ウイルスが感染した特殊な細胞を使って、これまでに121種類の野菜をチェックした。プロモーションを抑える物質を含む野菜は意外に多い。サニーレタス、カリフラワー、パセリ、シュンギク、カボチャ、サトイモ、レンコン、タマネギなどに含まれる物質が70%以上の抑制率を示し、50−70%がセロリ、ゴボウ、ニンジン、アオジソなど。30%以上抑制するものも含めると、リストはさらに膨れ上がる。
     突然変異やプロモーションを抑えるのは、野菜の中のどういう成分なのか。突然変異原物質を分解する酵素や、これを吸収してしまう繊維が有効といわれるが、プロモーション抑制作用は別の物質の作用らしい。
     まだ解明されていないことの方が多く、野菜の“奥”は深い。
     緑黄色野菜にタップリ含まれ、体内でビタミンAに変化するカロチンやビタミンCのガン予防効果も指摘されているし、事実、野菜をよく食べる人はガンになりにくいという統計もある。
     予防がん学研究所長の平山雄さんが、最近まとめたデータによると、ホウレンソウ、ニンジンなど緑黄色野菜をほとんど食べない人が胃ガンで死ぬ危険率一とすると、毎日食べる人では0.7に低下。
     腸ガンでも1対0.6と大きな差で、寿命も10年は延びるというから大変である。
     40歳以上の成人、約26万人を17年間追跡した結果だけに重みがある。
     間接喫煙の危険性や野菜のガン予防効果などの研究で、最近、アメリカ対がん協会賞を受賞した平山さん「ガン予防の観点から、食品を一つ選ぶとしたら、まず野菜だ」と言い切る。
     最近は、「ガン予防」を意識して野菜を食べている人も多いらしいが、20代の若い人はあまり食べない傾向もある。
     しかし、これだけデータがそろっている以上、やってみる価値はある。

    (元年1・13・ 夕刊読売)


8. 青汁は神社にすれば奥の院

    熊本県 A.M. 

     青汁は遠藤博士の発見。軍医時代からの傑作であります。
     貴重な発見で、人類健康救済の第一人者であると信じます。
     青汁は東洋医学の元であり、西洋医学では及びもつかぬものと思う。
     私が青汁まで辿りついた道筋を少々雑ながら記します。

     私は82才。40才位の時結核で成形手術。次に右腎臓摘出。つまり片腎です。
     明治生れで、若い頃から何でも消毒したら大丈夫、という観念と申しますか、そういうふうで来て、野菜でも消毒してあったらよいと。
     ところが、昭和54年の熊日新聞に、熊本の竹熊宜孝先生が当世養生学として3日間に亘り発表されたのを見ました。
     それには、医学の暴走、農薬の害、特にその一節にこうありました。
     農薬は農毒薬の略字なり、虫はコロット、人間はジワーッと殺される、とあります。
     ビックリ仰天、愚かだった自分を恥じながら、それから消毒から一変した野菜作りをしました。
     それ以来、健康に留意するは勿論、研究も、野菜は無農薬は当り前というふうに。そうした時分、私は先年亡くなられた千島喜久男博士の著「血液と健康の知慧」、「生命の波動螺旋性」、忰山(カセヤマ)氏の「間違いだらけの医者たち」、「千島学説入門」など見て、細胞は分裂で増加するのでなく赤血球から造られる。
     赤血球は毛髪の1本まで養っていく。
     悪い血液は悪い身体になるので血液は清くせねばならぬ等々。
     血液は食物でつくられるので、勿論野菜など無農薬は当然です。
     そこで無農薬の野菜となりますが問題ここです。で、主食も副食物もそう注意はしてもです、それが悲しいことには不充分であると悟ったんですヨ。
     ここのところが即ち神社の本殿参拝です。
     人はこれで事足りとしますが、私が悟ったのは、これでは魂が入っていない。つまり奥の院参拝です。
     「青汁」様ですヨ。青汁をのんでこそ完全な養生です。
     しかも、遠藤博士監視下の青汁です。ケールでつくって飲めば万点ですが、出来ない時は顆粒もあり事欠かぬ、私の血液は若く、清く、万病の元凶も立ち寄ること出来ず体外に出るわけと、私は確信しています。
     人間関係をまるく、腹はやはり一パイはいかぬ。
     運動もする、特に若い人。青汁こそ健康神社の奥の院です。
     最後に遠藤先生にウントのんでもらい、いつまでもご指導下さい。
     平成元年1月8日次のように座右の銘をつくりました。
     心は血液のパイロット、血液は身体の建築主、優しい心、清い心は美と強いからだを造る。

    (平成元年 元気な80ボーイ)


9. 岸ユキのちょっと味な話

    “ラッカセイ”
     灯火親しむ候、ラッカセイをサカナに読書三昧。
     ポリッ、ポリポリ・・・。ふっと気がつくと、菓子鉢には皮ばかり。
     −こんなご経験、みなさんもおありになるのでは。
     このラッカセイ、漢字では落花生と書きます。どういう意味なのかというと、これが実のでき方と関係があるんだそうです。
     ラッカセイは、受粉して花びらが落ちると、子房(しぼう)が下のほうへスーッと伸びていきます。
     そして土のなかで実をつけるんです。なんだか植物というよりは、昆虫が卵を産むような感じですね。
     “花が落ちて生(な)る”ので、落花生。もともとはラッカショウと読まれていたということです。
     原産地は、南米のブラジル。日本には、中国経由で江戸時代に渡ってきました。中国の南京(なんきん)から伝わったので、南京豆とも呼ばれたとか。
     でも、実のでき方があまりにも不思議だったので、当時はほとんどつくられなかったそうです。
     本格的に栽培されるようになったのは、明治時代に入ってから。以来、お茶うけやビールのおつまみ、そして読書の友として日本人に愛されてきました。ラッカセイの実には、脂肪が約50%、タンパク質が約30%も含まれています。
     さらに、ビタミンB1や不飽和脂肪酸も豊富。血のめぐりをよくしたり、老化防止に役立つ健康食品として注目されています。
     以前は殻をむいたラッカセイが好まれていたそうですが、最近は殻つきの方が人気が高いとか。
     やっぱり殻つきの方が味がいいし、パリッと割ったときのあの香ばしさはなんともいえませんものね。
     秋の夜長、殻をかじりつつラッカセイのお話など、いかがでしょうか。

    (60・10・41 サンケイ)


10. ご厚意に感謝して

     この度、福岡市の一ファンのお方から、福岡市博多区、KKオリジン社発行「青汁通信」第1号なるものとともに、左記のお便りを頂きました。この青汁は、遠藤青汁とは全く関係ないことをお知らせして、ご好意に感謝申し上げます。(編集係)

     前略 私、昭和58年より自宅でケールを栽培し自作青汁を使用している青汁の一ファンです。
     青汁を知ったきっかけは本屋で見つけた遠藤先生がお書きになった「青汁は効く」です。
     おかげ様を持ちまして弱かった胃腸も大変調子よく体重も増え楽しく毎日を過ごさせていただいています。
     さて本日お手紙を差し上げましたのは同封の青汁通信というものが先日新聞の折込みにチラシとして入っておりまして、内容を見ましたところどこかで見た内容と思い「青汁は効く」をひっぱり出しまして見ましたところ内容を流用されているということに気付いたからです。
     先生がご存知なことでしたら大変さしでがましいことをした事になりお許しいただかなければなりませんがもしご存知なければ問題かと思います。参考になれば幸いに存じます。
     まずは取急ぎ用件のみ。
     早々
    遠藤青汁の会 遠藤先生様へ
    福岡市在住青汁一ファンより(匿名をお許し下さい)


11. 老犬のひとりごと

    倉敷 K.W. 

     ワタシは生れて17年になる。ポメラニアンのメス、体重1キロです。
     現在では歯も全部ありませんし、目も見えませんが、体は大変丈夫です。
     でも若い時喘息に2回かかり、1回目は注射と薬でよくなりました。
     2回目も注射に通院・・・・・・ハッキリ治らないのに「これ位」でと言われましたが、咳はとまらず、夜もねられず、家の人を困らせました。
     最後の手段で朝食にケールを入れ青い程のごはん、夕方は青汁を無理に20CC位飲まされとてもいやでした。
     ところが、1週間程した頃より咳き込みがなくなり、とても楽になりました。
     歯は甘いお菓子をもらったため、目は年寄りのため白内障になりました。
     家の中では上手に歩き廻って、時折外へ脱線しますが骨も折れる事なく、そうそう申しおくれましたが、毎日のウンチも上々なのです。人間の皆さん、青汁は体にとても大切です。しっかり飲みましょう。ワン。


12. 五十肩

    東京都 J.M. 

     1年2ヶ月の間、フィンランドに住みました。
     6月、丁度帰国の日の朝です。部屋を掃除しようと掃除機を使っていたら、左肩のつけ根に鈍痛があります。何かにぶつけたかと思い返しても、何も心当りはないのです。
     ふと気がついて「あ、五十肩だ」と分りました。痛みはだんだんひどくなりました。
     帰国してすぐに銀座のスタンド田辺青汁に電話して相談いたしました。
     それまでも青汁は飲んでいましたが、飲んだり飲まなかったり甚だ不熟心でした。
     田辺さんの指示通り、ドライ顆粒1日8袋を飲み青汁絶食に近い状態を2日続けたところ、3日目に上らなかった腕が上るのには全く驚きました。
     ところが、「のど元過ぎれば熱さを忘る」のことわざ通り、つい又飲むのを怠って数日が過ぎたら、再び強い痛みが始まったのです。
     早速身をつつしみ、青汁とイモ・マメ・ナッパに心がけ、1ヶ月が過ぎた現在、全く痛みを感じることなく、毎日を過ごしています。

    (1989・7・25)


13. 7年目で好転

    尼崎市 E.S. 

     2才の時溶連菌の感染からリウマチと言う大変な病気になり足の痛みで夜泣きするし、朝起きても階段から降りて来れず、どうしてやることもできず娘可愛さに主人は夜中に抱いて振り回して寝かせつけていました。
     兵庫医大、関西労災病院、県立病院、有名な病院はすべてゆきましたが診察は皆痛い時にバファリンを飲ませなさいとの事。
     そんな一時しのぎの鎮痛剤なんか恐くて与えられませんでした。
     血液検査の結果は悪く膠原病の反応も出、入院しますかと迄言われました。
     でも薬の治療に納得いかず、もう少し様子をみますと言ってはつれ帰る日々でした。
     そんな時友人のお母さんの田口さんに血をきれいにしないとだめだからケールをとすすめて戴きわらにもすがる思いでお仲間入りさせて戴きました。
     中二のむすこと小四の娘はこの2年近く登校前と夜寝る前に戴くようになりました。
     おかげ様で、足の痛みを訴える回数は極端に減り、恐いリウマチが治ったのかなと思う時さえあります。
     主人も子供達と私の分とコップ4ヶを並べて置くと黙って飲んで、重労働なのに倒れないのはケールのおかげかなーなんてひとり言を言いながら出勤します。

    (ケール健人会報より)


14. グリーン・ジュースで私は変身

    徳島市 M.H. 

     私は、ドクター・エンドーが開店したのを機会に毎日グリーン・ジュースを飲むようになりました。
     以来半年で、まず肌がすべすべなってきました。
     みんなから「若くなった」と言われます。そう言えば以前には湿疹であちらこちらがかゆかったのにいつの間にかあとかたもなく治ってしまいました。
     肌がすべすべしてきたのと何か関係があるのでしょうか。
     10年前から片目が失明、最近残る片方の目も白内障になりかけたのですが、白くかすんでいたのが見えてきました。
     グリーン・ジュースは血液を自然に、きれいにするとか聞きましたが、それなら身体をクリーニングするのと同じですね。
     いまでは毎日少なくとも1リットルは飲みます。やはり大量にグリーン・ジュースはのんでこそその良さ感じております。
     それとドクター・エンドーのもう一つのメニュー、イマナミールは昔の良さを再び引き出した高タンパクの軽食です。
     これからももっともっとグリーン・ジュースとイマナミールを食べ元気に美しく老いて行きたいと思います。

    (カム・ツゲザー7号より)


15. アレルギー性鼻炎

    長崎市 K.I. 

     文化の会を通じてピロサンをずっと愛用しています。
     主人(66才)が永い間アレルギー鼻炎で、クシャミが1日に百回以上出ていました。
     今年初めよりピロサンを飲みはじめ、3箱ほど飲んだ頃とり忘れた様にクシャミが少なくなり、今ではすっかり出なくなりました(風邪気味の時には少々出ます)。
     これはもうピロサン以外には考えられず、以来毎日愛飲しています。
     6才の孫もアトピーの体質で生れて来ましたので、何としてもなおしてやりたいと、毎日飲ませています。
     まだ結果ははっきりしませんが、私の目から、少々快方に向っているようです。
     1才すぎの赤ん坊にものませています。


16. 青い汁の医学的効用

    医療法人永広会 N.S. 

    1. 各種のしかも多量のビタミン類を含み豊かな充分な潤滑油として働く。
    2. 多種のしかも多量のカルシウム始め、ミネラル類をふくみ骨その他体の構造に寄与する(代謝をよくする)。
    3. 多量の植物繊維を含む従って癌、肝臓病、動脈硬化(高血圧心臓病等も)、糖尿病、胆石、便秘、胃腸病に効く。
    4. 生の青い汁が故に@ABCが相互働き生体防禦及び免疫増強として働く且つ又性亢進さす。

    消化管内食物繊維の期待される生理作用
    食物繊維の性質観察される現象期待される生理的効果考えられている健康への影響
    非消化性胃内滞留時間の延長血糖値上昇速度抑制耐糖性改善(糖尿傾向の予防)
    血中インシュリン濃度抑制
    空腹感の抑制カロリー過剰摂取抑制(肥満予防)
    吸水性便量の増加腸内通過時間の短縮排便回数の増加(便秘予防)
    低分子物質吸着性コレステロール吸着体内コレステロール濃度正常化動脈硬化傾向抑制(虚血性心疾患予防)
    胆汁酸と代謝物の吸着発癌物質の腸管内希釈大腸癌予防、憩室症予防
    大阪府立公衆衛生研究所 食品化学課長 西宗高弘氏


17. 質問箱


     更年期が近づいています。防ぐ方法はありませんか。


     正しい食事がいちばんです。
     イモ・マメ・ナッパ青汁食。せめて青汁だけでもうんと、少なくともコップ3〜4杯(もとのケール1キロ)のむこと。
     肉食・糖分をひかえること。


コラム紹介

    米・肉・砂糖・魔の邪食  (グルメ)
    イモ・マメ・ナッパ・神の正食(マナ)



    岡山県 秋山三男

      百寿健働われ必定と夏の日も打ち込みつくる 日々の青汁
      伺年の友の大部は世にはなしわれの健在 これ偶然か
      この上は何か思わんただ一路青汁青食 悔いなき余生
      世の中に療法健康法数知らず断乎抜群 青汁の効
      不可能を可能にするもの何ありや青汁がある 青汁万能
      災害が貧が孤独が何ものぞただ一発 原爆青汁
      難病も奇病も霧散の青汁ぞ今ハリ込め打ち込め 死而後已



    ナッパはからだにとって大切なものだが、
    それは、ナッパがからだに適しているというよりは、
    からだがナッパに適しているからだろう



    一つの欠点でその人の全人格を推し量ってはならない



    川柳 高松 片松光蔵
      青汁を飲む幸せにあすがある
      まだ夢があり青汁を飲んでいる
      青汁に夢をもらって生きている
      80年時代の夢を青汁と
      青汁で目指す百才までの夢
      青汁を勧めてあげて喜こばれ









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