健康と青汁タイトル小 <1989年7月15日発行 第395号>
 目次



1. 薬で狂った体質

     医学博士 遠藤 仁郎 

     愛媛県の方からの相談。
     4年前、副腎皮質ホルモン剤を1ヶ月ほど服用してから、湿疹が出る様になり、体も疲れやすく(服用後1年間は寝たり起きたりの生活でした)、生理も少し量が減るなど、体質が大きく変わってしまった様です。
     その後、少し落ち着いてはいたのですが、今年の初めに抗ヒスタミンを服用したところ、全身にわたってひどい湿疹が出、今だに治る様子もありません。湿疹も、今までの目に見えない様な小さな湿疹が無数に集りまっ黒になるといったものに加え、ひとつひとつが赤く目立ち後に残ってしまう様なものが出る様になりました。先生も初めは抗ヒスタミンで悪くなるはずがないと言われてましたが、同じ類の薬を何度も試すたびにだんだん悪くなり、やはり体にあわないということが分りました。以前同じ薬でよくなったのに不思議ではありましたが、漢方と一緒に服用したのがよくなかったのかもしれません。
     4月に入院。検査の結果はアトピー。IGが9000もありかなりひどいアレルギーです。アレルゲンは、家のほこり、スギ、ブタ草の花粉に大きく反応し、次いでネコ。食べ物にはさほど心配はないそうです。
     PS 最近になり、生理の乱れが大きく肩はこるし疲れも大きくなりました。現在、ごく弱いホルモン剤を体につけています。(63・10)

     ご存じのように、副腎ホルモン(プレドニンもその一つですが)にしても、抗ヒスタミン剤にしても、カブレや湿疹などを治す薬です。それにカブれたというのですから、入院検査の結果がしめしているように、あなたは、もともとよほどのアレルギー体質であり、それが薬のためにいっそうこみいって来たもの、と思われます。
     ですから、薬はうっかりはつかえません。では、どうすればよいか。それには、まず、なぜそのようなことになったのか、その原因は何かをかんがえなければなりません。カブレ体質には、生れつきのものと、あやまった日常生活、ことに食べもののまちがいから来る血のにごりによるもの、とがありますが、生れつきの性質はおそらくどうにもならないでしょう。けれども、食べもののまちがいからのものは、そのあやまりを正し、血をきれいにすればなおる筈です。
     ところで、あなたがどういう食事をされていたか、まだお若い方のようですから、多分、白米飯に肉や魚・卵などおいしいおかずをそえるという、いわゆる栄養食になっており、野菜もの、ことにナッパ類はあまり食べない。食べるにしても店で買って来たものの少々といったところ。そして、菓子やジュース類、あるいはインスタントものなど、便利でおいしい出来あい食品にも傾いている(都市も農山村にもいたるところにはんらんし、あくどいマスコミの宣伝にまどわされて)。しかも、カロリー、蛋白質は十分であり、いろいろとりまぜているからバランスもとれている。食べ方のまちがいなんかあり得ない、と錯覚させられているのが、今一般、ことに若い人のかんがえのようですが、あなたもそうではないでしょうか。

     なるほどそういう食事では、カロリーや蛋白質は十分どころか、むしろ多すぎる程ですが、それに釣り合わねばならないミネラルやビタミン類はひどく不足しており、バランスは決してうまくとれてはいません。そのためだけでも血はにごります。そして、からだ中のはたらきが狂ってきます。そのうえ、加工・保存食品など農薬その他の薬剤や添加物汚染されたもののためにも血はにごります。
     その結果、自然にそなわっている健康力・生命力にかげりを生じ、病気しやすく、あなたのばあいはカブレやすく(アレルギー性)なっていた。そして何かカブレのもと(アレルゲン)に感作されてジンマシンが出たり湿疹が出るようになっていた。
     それを治すためにいろいろ薬がつかわれ、初めのうちはそれでおさまっていたのでしょうが、ながくつヾけているうちに、副作用のため、あるいは薬そのものがアレルゲンになり、ついに、どうにも手がつけられなくなってしまった。
     つづめていうと、アレルギー体質は、あまりにも不自然不合理な食のために招かれた体質異常であり、それを、さらに不自然な薬で治そうとしているわけですから、うまく行かないのも、また、いっそうこみ入ってきたのも当然のことで、薬で狂った体質を薬で治そうとしていること自体すでに無理というもの。それを治すには、出て来た症状にたいする末梢的な処置だけではダメで、どうしても、もっと根本的に、そうした体質になったもとの血のにごりをとりのぞく、すなわち、不自然不合理な生活、ことに食のあやまりを正すほかありません。

     それには、バランスのよくとれた完全食にすること、
     とりすぎているカロリー(ことに白米飯・糖分)、蛋白質(ことに肉類)をへらし、不足しているミネラル・ビタミンの最有力給源である良質ナッパを十分に補うことですが、
     現在の食糧事情下でも比較的やりやすいのはイモ・マメ・ナッパ・青汁食でしょう。主食には白米飯・白パンよりは雑穀や豆類、さらによいのはイモ類。蛋白質には肉・魚の切り身よりは全体食べられる小魚。さらには大豆。そしてナッパを主とする野・山菜、海藻類をうんと添え青汁にしても飲む、というので、その中心になっているものは良質ナッパ。もちろん絶対安全なものでなければなりません。したがって市販の野菜にたよることはできませんから、ぜひ自給なさい。堆肥を主とした昔流のつくり方で、年中切らさないよう栽培し、それをもりもり食べ、しっかり飲む。つまり、昔の、少なくとも3〜40年まえまでの、健康であった農山村の自然的な食生活にもどるのです。
     そうすれば、必ず血はきよめられ、からだ中のはたらきがよくなり、健康力・生命力がもりあがり、抵抗力がつよめられ、しだいにカブれなくなってゆきます。しかし、何分ながい間にでき上った性質ですから、とても急速なことにはまいりません。また、一時カブれが強くなることがあるかも知れません。が、かまわずにつづけてください。そのうちになくなるものです。ともかく、気永に、熱心に。そして、たとえよくなってもやめないことです。それは、青汁でよくなるということは、平素の食事にそれが不足していたことのもっとも確かな証拠だからです。

    (63・10)


2. 静脈洞血栓症

     医学博士 遠藤 仁郎 

     「46才の男子。静脈洞血栓症で入院しています。頭痛がとれません。いま、青汁2〜3本のんでいますが、青汁で治るでしょうか?」

     「静脉洞というのは、脳の下の部分の硬脳膜の中にある静脉で、脳から出てくる多量の血を受けいれるため、洞のように太くなっているところです。ここでは、血の流れがゆるく、停滞気味なので、体力がおとろえているとか、静脉や脳膜の炎症、あるいはクモ膜下出血などがあると、血が凝り、血栓になりやすい、といわれています。
     この方のばあい、そうした特別な原因はないようですから、おそらく、もともと血がにごって、ねばり濃く、凝りやすくなっているうえ、血の流れも悪くなっていたためだろう、と思われます。いずれ病院では、血栓をとかす薬はつかわれていることでしょうが、それとともに、血のねばりをへらし、流れをよくするため、そのもとになっている血のにごりをとり除くこと。あるいはへらすことが大切です。

     血のにごりの原因にもいろいろありますが、もっとも影響の大きいものは食べもののまちがい。すなわちバランスのみだれ、カロリー、蛋白質ばかりが多く、それらの代謝に必要なミネラル・ビタミンの不足していることと、はんらんしている有害有毒食品とです。
     そこで、食べものは、すべて、出来るだけ安全なものにすることと、とりすぎているカロリー(ことに白米飯、糖分)、蛋白質(ことに肉類)をへらし、ミネラル・ビタミンの最有力給源である良質ナッパをうんと摂ることです。そこで青汁がよいわけですが、少々の分量ではとてもダメ。少なくとも8〜10本(もとのナッパ1.0キロ)以上、15本でも20本でも、多いほどよろしい。時には1日中青汁ばかり飲む(青汁絶食)といったこともやってみるべきです。これがきっかけになってめだってよくなることがありますから、頭痛などには、あるいは、よいかも知れません。
     また、青汁の効をたかめるため、一般の食べものにも気をつけ、ご飯の代りにはイモ、肉や魚の代りには大豆ものを多くし、それにナッパを主とする野菜・海藻をうんとそえ(イモ・マメ・ナッパ食)、調理は簡単に、味つけはうすく。酒やタバコはもとより、菓子やジュース類もできるだけへらし、くだものは農薬のかかってないものだけにすること。などの注意も大切です。静脉洞の血栓にはまだ経験がありませんが、ほかの血栓症ではかなりの効果をみていますから、ともかく熱心につづけてみてほしいと思います。」

    (平1・2)


3. トイレに行くのが楽しみ

    仙台市 A.T. 

     銀座の顆粒を飲んでいらい、今迄にこんなりっぱな便を出したことのないような大きく肥いのをみてトイレにゆくのが楽しみになりました。こんなにちがうものかと、あらためて、この汁の力におどろいています。今年の7月より毎日1袋ですので、2日に1回はいっております。ガンコな便秘でしたが、こんなに毎日が、そうかいなのも体調がよいからでしょう。今後とも飲み続けたいと思います。どうぞ青汁製法にも特段の注意をはらって安全なものを私達に提供下さいますことをお願いいたします。

    (63・10)


4. きれ痔を忘れた

    立川市 N.M. 

     ケール顆粒のおかげさまで体の調子がとても良いです。便秘がひどく、きれ痔になやまされていた毎日がうそのようです。本当にありがとうございます。


5. こんどは痛風

     医学博士 遠藤 仁郎 

     主人(62才)が1ヶ月程前に、夕方ゴルフから帰ってから、急に足の親指のつけ根の裏あたりが痛くなり、赤く腫れ上って歩けない程になり、その晩は殆んど眠れなかったそうです。翌朝医者へ行きましたら痛風だといわれ、尿酸値が8.5もあり、痛み止めや湿布薬、それに尿酸を下げる薬等頂き、お蔭で痛みは3〜4日位で取れました。
     が、血液の尿酸は相変らず正常(4〜6位)までは下っていません。今では車で用事に行ったり、1週間に1ぺん位ゴルフにも行ってはおりますが、一旦痛風になったら、尿酸を下げる薬は一生飲み続けないと、何時発作が起るかわかりませんよといわれたそうですが、そんなもの一生も飲んでたら副作用が必らず出てきて、他の病気になるのではないでしょうか。それから尿に蛋白も出ており食事に十分注意し、塩分をうんとひかえないと腎臓病になるといわれています。痛風の方はプリン体を含むものは食べない様にいわれ、病院へ行って、食べてよいもの悪いもの、大体の献立等を書いたプリントももらってまいりました。
     青豌豆、豌豆、さや豆、青い豆は食べない方がよい。ホウレン草、三つ葉、それに椎茸もよくないと書いてあります。肉、魚、レバー、いわし等は絶対いかんとか。とにかくおいしいものは全部いかん。まづいものばかり食べなさいといわれました。
     アルコール分(ビール・お酒)も絶対駄目。辛いものも甘いものもいかんで、一体何を食べたらよいのかほとほとノイローゼになりそうです。主人はビールもお酒も発作以後一滴も飲みませんし、食べ物も大変気をつけてくれています。この上は青汁を6合か7合位でも飲んでくれたらこれ位の病気、じきに直るのにと思って情けないです。
     1日3合弱で、それ以上いくらたのんでも飲んでくれませんので、どうしようもなく諦めているといった状態です。残念で悔しいです。

     こう言う手紙がきた。このご主人、いぜん、もう十数年にもなろうか、胃潰瘍。青汁でよくなられた。ついで数年まえ心筋梗塞、バイパス手術をうけたが、これも青汁でうまくいった。もともと肉食家。アルコールも相当。このままでは、いずれまた何が出てくるかもと、食事の注意はしておいたのだが、文中にもあるように、あまり熱心にはなられず、こんどは痛風というわけだ。この病気は血の中に尿酸がふえるため、それが足や手の関節にたまり、ひどい痛みをおこすもの。そこで、尿酸や、そのもとになるプリン体の多い食べものをへらそうと、このようにいろいろやかましくいわれているのだが、実のところ、たとえそれを厳重にまもっても、血の中の尿酸は、そう大して変るものではないらしい。
     それは、血中の尿酸がただとり入れるものだけできまるのではなく、体内でできるものや、その分解・排泄とのバランス、つまり、ひろく尿酸代謝にかかわるすべてのはたらきによるものだからです。だから、食べものの中の尿酸分をあれこれする末梢的のことだけにこだわらず、もっと根本的に血をきれいにして、尿酸代謝にかかわるすべてのはたらきを正しくすることの方が、より大切です。
     ところで、いぜんの胃潰瘍や、次の心筋梗塞も、ともに血のにごりのためにおこった病気ですし、こんどの痛風もまた同じで、それぞれ、まるで関係のない病気のようですが、その実、血のにごりという共通した根があり、その根からいろいろのところへ、いろいろな枝が出ている、というわけです。そして、この痛風も食事の注意や薬で一応はおさまるでしょう(副作用はもちろん気になりますが、それはともかくとして)。
     けれどもそれは、そこに出てきている枝葉の現象に対するものだけのことで、根底にある血のにごりがとりのぞかれないかぎり、いつ再発するかも知れないし、またいつ、どこかに、どんな新しい、しかももっと恐ろしいことが起きないがものではありません。人生はやりなおしのきかない実験だ、とよくいわれます。そしてもう年をとっているからと申されてもいますが、やっと60そこそこ。けっしてやりなおしのきかない年ではありません。あきらめるのは早すぎます。くどいことはもういいたくありませんが、こんどこそ、根性を入れかえて、あやまった日常生活ことに食の全面的やりなおしにとり組むべきで、いつまでも出たとこ勝負の小手先療治に終始していてはダメだということだけを、もう一度申し上げておきます。

    (平1・1)


6. 結核と青汁  むかし話(初期の旧稿から)

     医学博士 遠藤 仁郎 

    これは初期の経験の二三。

    1. 大阪郊外在住、26才、女。私が大阪在勤当時肺結核と診断した患者。
       約2ヶ年北陸の某療養所に入所していた。終戦後老父母が台湾から引揚げて来たので帰宅した。当時体重僅に35キロ。甚しく衰弱していた。しかし、引揚者のこと少しの貯えもなく、不縁になった病女の結婚支度の売食いという有様で、到底充分の物を食わすわけにも行かぬ、と老父君から聞き、青汁の話をしたのが廿一年の十月だった。
       幸いに、附近に電車路があるので、まいにち野草を採集。熱心に励行したところが大いに奏効し、近所の人たちが「配給だけでよくもそれだけ肥えられる」と感心した位体重は増し、血色もよくなり、3〜4ヶ月で50キロとなり、病前にもました健康状態となり、現に一家の支柱として相当の激職に服し、老父母を扶養している。
       4月の選挙戦に、勤め先の主人公が出馬したため、応援演説に連日活躍したが、すこしも疲労せず、元気でやり通したという。なお、この父君はすでに70才をこえる老齢であるが、病女とともに青汁を服用しているうち、新聞を読むに眼鏡が不要となり、昨年大阪より北海道までいそがしい往復旅行をしたが、少しもくたびれなかったということである。


    2. 25才、医師の妻女。
       戦災のため夫君の郷里である山村に帰って以来、特に病弱というではないが、過労のためか無月経となり、月々月経時に相当して、全身の蕁麻疹に悩まされていた。さらに、近来は関節痛と発熱をみるにいたった。最近2ヶ月来は38度前後の発熱が持続し、屡々関節痛を来す。ロイマチスとして治療しているが無効。食思減じ、次第に衰弱して来るので、と相談をうけた。
       診ると右肋膜に僅かの肥厚があり、肺浸潤の徴候も認められる。食餌は多くの医師の家庭にありがちの肉食に傾いた偏食である。菜食に改め青汁の必要を説いて帰った。同家には柿の木が多いのでその葉をつかったということであったが、漸次快方に向い、解熱剤も用いず速かに解熱。約2ヶ月で起きられるようになり、蕁麻疹も関節痛もなくなった。


    3. 56才、男。食料加工業主。
       約1ヶ年まえ喀血。発熱。爾来病臥。近来38度前後の発熱持続し、食思不振。神経質となり、不機嫌。睡眠不良。睡眠剤を用いてもなお就眠困難で、これが目下の最大の苦痛であるという。栄養はやや衰え少しく貧血している。肺の変化はかなり顕著である。
       食餌は職業がら不自由のないせいもあって、毎食、肉、魚、卵をかがさず、野菜類はほとんど食べていない。そこで、野菜ことに緑葉菜と青汁をすすめ、睡眠剤、解熱剤の使用を禁じた。近縁の者に熱心な青汁党の一人があって、野草の採取をてつだいなどしたためか、我儘者と聞いていたのでおそらくやってはくれまいと思っていたが、存外真面目に飲んだ由で、約1週間で睡眠はよくなり、食欲も漸次振い、発熱漸減。3ヶ月後には庭園を散歩しうるようになった。


    4. 左側肺結核の25才の女子。
       気胸術施行中膿胸となり、肋骨切除により排膿していたが、切創部より絶えず濃厚な黄緑色の膿汁を出し、発熱。呼吸促迫、臭気と湿潤のため睡眠を障碍され、食思不良。日々を贏痩を加え、一般状態悪化の傾向にあった。
       この時青汁100竓と野菜をなるべく多く摂らしめた。服用2〜3日後、排膿量はやや増加したが色調は著しく薄く、さらさらとして来た。2週間の連用により膿汁分泌は止み、肉芽増殖よく、瘻孔も閉塞した。気胸は残っており、心臓は右へ偏移しているが、呼吸促迫、心悸亢進もなく、ただ定期的に多量の喀痰をみるだけで、食思もすすみ、体重も増して来た(出雲市岡崎国恵女史報)。


    5. 肩関節結核で瘻孔を生じて2ヶ年以上一進一退治癒しなかった一例。青汁約1ヶ月で完全に治った。


    6. 肋膜炎兼肋膜周囲膿瘍で、発熱。胸痛、盗汗の著しかった一例。膿瘍切開後青汁を服用したところ、5日後に発熱去り、食欲が出、1週後には盗汗は全く消失。3週間で切開創は完全に治癒した(島根県 森山清子女史報)。



    (26・6)


7. 10分間ヨーガ(1)

     K.Y. 

     生命の炎をわきたたせる6千年の体実験を結集したヨーガを、青汁健康増進体操として、毎日10分間、簡単で永つづきする様に御案内さしていただきます。
     私は大阪南船場(心斎橋)で遠藤青汁みどりの普及活動とヨーガ療術指導、治療を行っています山田喜一郎です。一度人間廃業、不能状態より健康人間に生きがえった私です。頑張れば人間すばらしく変身出来ます。どうぞあせらずこの案内通り毎日つづけて下さい。とても気持ちよさが味わっていただけます。そして自分の健康術にして下さい。

     ケールを100%体内に吸収さす為には適度な運動が必要です。身体に活力をつけ呼吸を充分しなければなりません。そして『心』がいります。その心とはケールを口に入れる時にかならず“強い力がわいてくるわいてくる…”と何度も唱えて下さい、キット答えてくれます。
     まず、健康にどうしてもなりたいと真剣な気持ちになる事です。さあー心準備が出来ました。最初はエネルギーの入れる呼吸法から始めます。ルールは鼻から吸って口から吐きます。酸素を沢山入れて毒素を吐き出す為です。

    1. 正座で座り、目を閉じて背筋を伸ばし、手を首の後ろで合わせる。
    2. 息を吐いていくと同時に首の後ろで組んだ手の肘で顔をはさむようにしながら少し頭を前へ倒す。
    3. 腹は背中の方へ押しやりそのまま5秒間息を止める。
    4. 少し腹をゆるめると、空気が入ってくる。両肘をゆっくり開きながら空気を吸っていく。
    5. おもいっ切り肘を外向けにはり、胸を突き出し顔を少し上向きにして、一杯空気を吸ったら、5秒間止める。

     これをヨーガ完全呼吸法といいます。自律神経の働きを整えてストレスを解消し血液中の酸素をふやし、心臓の働きを整え、消化を促進する。鼻の穴は右は陽(+)左は陰(−)で4時間ごとに左右交代で気が入ります。

    ●イライラして怒りやすい時……
      (+)の気が多いので、右穴をおさえて左穴で吸って静かに長く吐く。これを5〜6回繰返す。それでも落着かない時は息を吸って5〜7秒止めてから静かに長く吐くのです。

    ◎うっとうしい(気分がめいって気力が無い)時
      (−)の気が多いので左穴をおさえて右穴でいきおいよくすって力強く吐く。これを5〜6回繰返す。スッキリしない時は息を吸って5〜7秒止めて下腹に力をこめて力強く吐く。身体の内に熱いものを感じて来ると気分はよくなります。

    (つヾく)


8. 救国の農法(3)奈良県五条市財団法人慈光会の主張

     梁瀬 義亮 

    5.生態学的輪廻の法則

       20世紀の最もすばらしい学問の一つは、今迄見落していた生命という事実と生命の連関という事実を事実として認めて発展した学問、すなわち生態学であります。勿論人間をふくめてあらゆる動物、そして植物、大自然はすべて生きているのです。すべての生命体を密接な相互関係に生きている状態に於て観察し、法則を見出してゆく、これこそ真の科学であります。生命という事実を忘れて発達した学問は非現実的な抽象論にすぎず、生きた現実にこれをそのままで適用するとき破綻の来ることは当然です。

       さて地上の一切の生命は水の輪廻の枠内に於てのみ生存が可能です。すなわち雨が降って地上や地下を流れて海に入り太陽熱によって水蒸気となって上昇して雲となり再びまた雨となって地上に降りそそぎます。この水の輪廻の中でのみ地上の一切の生命の存続が可能なのです。若しこの輪廻をどこかで切りますと忽ち地上は大旱魃に襲われすべての生命は枯渇死するのです。酸素の動植物間の輪廻についても同様のことが言えます。
       今一つここに地上の生命の生存にとって極めて大切な輪廻があります。それは生態学的輪廻です。即ち植物が太陽エネルギーを利用して極めて複雑な構造の、むしろ神秘的とも言うべき合成物(有機性物質)を合成してくれます。動物は植物のつくってくれた有機物を喰べてのみ生きることが出来ます(肉食動物は間接に植物をたべて生きています)。動物の排泄物や死骸や植物の死骸である落葉や枯木、枯枝は微生物によって地上で好気的に分解され好気性完熟堆肥となります。これが植物の最も大切な食べものです。

        (註)微生物には空気の流通のよい状態に於てのみ活躍して有機物を分解するもの(好気性微生物)と、空気の流通の悪いところを好んで活躍するもの(嫌気性微生物)とあります。前者によって分解され堆肥化したものを好気性堆肥と言い、これは芳香性のよい香りがして大切な植物の食物です。嫌気性微生物によって出来た分解産物を嫌気性堆肥と言い、これはべたべたして悪臭があり植物にとって悪食物で、植物に病虫害を起こさせます。

       地上の好気性完熟堆肥はまた徐々に地中に浸透しますが、地中には地上より約30cm位までの深さのところにバクテリア、カビ、藻類、微少動物から蚯蚓、もぐらに至るまで数限りない生命が生きていて一つの世界をつくっています(土中生態系)。地中に浸みこんだ好気性堆肥はこの土中生態系を健全に養う大切な食糧です。
       さて土中生態系がつくる数限りない有機質(蛋白、脂肪、炭水化物、酵素、ビタミン類等々)を植物は根から吸収して、水、空中の炭酸ガスと共に太陽のエネルギーの利用の下にあの神秘的な有機性物質の合成を行うのです。これを生態学的輪廻と申します。

       この輪廻をどこかで切ると土は砂漠化し、植物は枯れ、動物は死滅します。エジプトや中近東の砂漠の相当部分が家畜の飼いすぎによるこの輪廻の切断によっておこったものです。最近シルクロードの映画で、遊牧民が草地を求めて羊を養うとき、羊にその土地の草を喰いつくさせるとあとが砂漠になってしまうからいいかげんたべたら移動するのだと言っていましたが、正にその通りです。
       近代農法は化肥や農薬等化学薬品で土壌を荒廃させ、土中生態系を絶滅せしめて図2(図略)のB点で生態学的輪廻を切断してしまうのですから、正に自然法則を無視した暴走農法と言うべきです。最近アメリカの穀倉地帯であるイリノイ州の農地が約3分の1砂漠化して来たと大問題になっていますが、それはこの実例です。日本は多雨ですから所謂砂漠にはなりませんが、地力の低下か砂漠並みの農地が多く出現して憂に耐えません。更に前述の如く農薬の使用は地上の昆虫の生態系を破壊し、益虫皆無、農薬抵抗性害虫蔓延の極悪生態系をつくるので尚更です。こんな恐ろしい「死の農法」を現在正統農法としているのです。

    6.生命の農法
       大自然の生命の法則である生態学的輪廻の法則を遵守したときは農作物は正しい栄養によって成長し、生命力が旺盛で病虫害に強く、ここに完全無農薬有機農法が可能となります。これこそ健康に役立つ唯一の「生命の農法」であります。
       この農法を一言に要約して言えば、

        「土から出たもの(あらゆる有機物)は必ず地上で土にして(好気性完熟堆肥にして)土に返す」

       ということです。
       日本のあらゆる有機性廃棄物(草、藁、生ゴミ、屎尿等々――但し紙その他化学薬品によって汚染されたものを除く)はすべて市町村単位で好気性完熟堆肥にして清浄化し、日本の土壌に還元すべきです(紙は必ず再生して用うべきです)。これに日本に多産する石灰を適用すれば日本の土は極めて地力に富み、健康な農作物はおのずから生育し化肥、農薬を使用する必要はありません。国民の健康はおのずから増進し、精神も健全化するのです。(次回は10月号)


9. 菜食主義者の町 アメリカ・ロマリンダを訪ねて
 少ない成人病の死亡率

     米カリフォルニア州の小都市ロマリンダは徹底したベジタリアン(菜食主義者)の町として世界的に有名です。大阪信愛女学院短大の垣本充教授(栄養学)はこの夏、念願のロマリンダ訪問を果たしました。菜食がどう生活に根づいているのか、そのリポートを寄せていただきました。

    大阪信愛女学院短大垣本教授のレポート
     私自身はベジタリアンではないのですが、研究領域が、野菜の摂取が身体にどう影響を与えるかというもので、かねてから米国学会誌に登場するベジタリアンに関する論文に興味を持って迫っていました。
     菜食に関する研究論文が栄養学や医学関連の学会誌に登場し始めたのは、1950年代から。以来着実に増え、特に70年代から急増しました。高血圧予防に菜食が極めて有効という疫学調査が続々と発表され、実証を好む国民性からも、これらの研究はアメリカの食卓に一大革命を呼び起こしたようです。
     ロマリンダ市(人口1万3千人)はロサンゼルスから東へ約100km。スペイン語で“美しい丘”を意味し、なだらかな丘陵にロマリンダ総合大学のキャンパスが広がる大学の町です。この大学はプロテスタントの一教団(SDA)が経営するもので、“神が与えた体を汚してはいけない”という観点から健康教育に熱心で、結果、菜食研究にも意欲的なわけです。
     従って、町に一軒あるマーケットには、肉や魚はもちろん、酒、タバコも見当たりません。ただ、牛乳や卵などは置いてありました。では、肉の代わりに何を食べるかというと、小麦や大豆タンパクで作ったソーセージ、コンビーフ、ハンバーグなど。店頭にはこれらが缶詰や冷凍食品として豊富に並んでいました。
     私もベジタリアンの家庭に招かれ、強力粉のグルテンで作った肉(?)料理を出されたのですが、歯ごたえはやや弱いものの、味は肉同様で結構おいしくいただきました。また、小麦だけでなく、エンバク(オートミール用)などの穀類、豆や種実類も実に豊富。
     ビタミンコーナーにはCやEの他、プロティンと呼ばれる高タンパク食品も置かれ、値段は日本の半額ほど。同大学で保健学部長のクリック博士やレジスター博士とこん談した際にも、菜食者は普通食の州民に比べて心臓病や糖尿病で45%、がんでは41%ほども死亡率が低くなっていると聞かされ、驚きました。
     町を歩く人も高齢でもスリムな人が多く、足腰もしっかりしている様子でした。厚生省の国民栄養調査によれば、この十数年間に日本人は緑黄色野菜で15%、その他の野菜で10%も摂取が減っています。食卓の洋風化も著しく進んでいます。一方で、アメリカでの脱・肉食の動き。彼らの“哲学”を見聞して、あらためて日本食を見直したいと痛感しました。

    (63・9・5 サンケイ)


10. 総会だより

     心配された五月雨もあがり、うす陽のこぼれる新緑の5月21日、倉敷中央病院「大原紀念ホール」で第33回遠藤青汁の会総会が盛大に開催されました。東北から九州に亘る20都府県及び県内から240名が、この日を待ちかねていたかのように、続々と集り、卒寿(90才)を迎えられた遠藤会長のお元気な姿を間近に拝見して、参会者一同、心満ち足りた思いにあふれた会場となりました。定刻10時、貝原副会長の力強い開会宣言と日程説明のあと、遠藤会長の挨拶があり、続いて恒例の予算決算に引きつづいて、質疑応答、体験発表が熱心に行なわれ、予定通り、熱況裡に12時30分閉会されました。次にその概況を―。

    ◎会長の挨拶要旨
     昨年の1ヶ年を振りかえってみますと、5月「神戸ケール健人の会結成。7月宮崎支部から新製品ハイケールと青汁パーラーの開設。次で大阪城東区、此花区、徳島市、東京国立市に青汁スタンド。また、高知県南国市にはオートメーションシステムによる新鋭青汁製造工場が近く完成の見込みである。このようにして、皆さんの巾広い活動で、青汁普及の力強い効果があがっています。私は以前には、青汁の説明に「こうなる筈です」との説明をしていましたが、現在は「こうなります」と自信をもって言えるようになっていますが、これも、皆さんのお蔭と心よりお礼申し上げます。

    ◎質疑応答、体験発表
     岡山市繁田さんの膠原病、徳島の金光さんからジューサーの使用法、大阪、伊藤さんの顆粒飲用時刻、岡山県真備町、看護婦さんの病院での青汁増量要望等々の質問、要望。
     引続いて、

    • 鳥取、福嶋さんから青汁多量飲用による膠原病の快癒体験。
    • 横浜、米田さんの脳硬塞。
    • 岡山県矢掛町、武さんの直腸癌、肝硬変。
    • 倉敷、谷野さんの直腸癌、急性膵炎。
    • 玉野市中田さんの薬物性肝硬変等難病を青汁の多量飲用による治癒
     の発表が行われ、参会者の青汁による信頼度が100%以上になる熱気で包まれました。これら尊い発表の中で、横浜の米田さんの「青汁は100%信じて飲めば100%以上の効果があり、半信半疑で飲めば半分以下の効果しかない」との言葉も強く印象に残り、神戸「ケール健人の会」の有機無農薬ケールの栽培管理も参考になったことと思います。
     又、質問に対する会長の答弁の中で、「イ・マ・ナ飯」実践についてのご説明がありましたが、この項は「健康と青汁」6月号に詳細が掲載されています。最後に会長から、青汁は病人だけが飲むのでなくて健康で病気しないため、健康の保持増進のため飲むのが本旨であります。皆さんどうぞしっかり飲んで下さい、との言葉で会を閉じました。閑会後、別室でいも・青汁の昼食、会場で先生に対する個人懇談がもたれ、会員一同、開会前に頂いた、故人友成左近氏の「青汁する心」をお土産に、来年の再会を約して各人帰途につきました。(年岡記)


11. クルマ地獄

     日に日に多くなる車
     日に日に狭くなる道路

     信号の変らぬうちにかけ出す車
     歩道スレスレにツッ走る車
     狭い道路をブッとばす車
     無理な追越しやらかす車

     まこと走る凶器
     いつはねとばされるか
     いつひき殺されるかも知れぬ
     毎日の、年間の 犠牲者のおびただしさ
     まさにクルマ地獄
     あぶなくて、うっかり道も通れない

     さてあれだけ急いで行って
     いったい、どれだけの得がある?
     時間的にも、能率的にも
     いやいや本人だっていのちがけだろうに

     スピードのスリルか、優越感か
     くだらぬただのイライラからか
     全く以て狂気の沙汰だ

     なんとか、もっと落ちついて
     互のいのちを大切に
     安全運転はやってもらえぬものか


12. はげしい喀痰

    滋賀県 H.S. 

     咳、痰が激しく、ナイロン袋とテッシュを片時も放すことも出来なかったのが、青汁服用后は咳、痰も止まり、もとの元気を取りもどしました。(58・7)


13. 健康食品ブームに警鐘
 加工品に有害物質 鉛やシアン ヒ素は天然の32倍も
 総務庁の行政監察

     「健康食品として売られている加工食品の中には、天然食品の32倍ものヒ素や鉛、遊離シアンなどの有害物質が検出され、これらによる健康被害も増えている」―。

     総務庁が29日発表した食品衛生に関する行政監察結果で、こうした実態が明らかにされた。一方、食生活の簡便化で人気の高まっている持ち帰り弁当や総菜などの調理済み食品にも調理から販売まで18時間たっていた例が指摘されている。
     総務庁では、こうした実態を重視、30日に厚生省に対し、健康食品の成分表示の指導基準の策定や調理済み食品を扱う業者への衛生指導の徹底などを勧告する一方、安易な健康食品ブームに警告している。

     今回の行政監察は、調理済み食品による食中毒事件の患者数が増えていることや、健康食品ブームの中で健康食品といわれるものの成分が明確でないことなどから、初めて実施された。
     監察結果によると、健康食品は需要の増大とともに苦情相談も増え、全国の消費生活センターなどに寄せられる相談は年間1万件を超えている。下痢などの中毒症状、皮膚・内臓障害などの健康被害も、調べた17都道府県だけで59‐61年度の3年間に622件あった。それらの食品の中には、ヒ素の量が天然ものに比べ32倍を超えるシジミ加工品や添加物規格基準の4倍以上にあたる遊離シアンが含まれた梅加工品などがあった。
     しかも、調査した121の食品のうち、48%が摂取量を表示していなかった。一方、健康食品の2割が外箱などに医薬品とまぎらわしい効能をうたったり、それを扱う薬局の5店に1店が薬事法に違反して医薬品のような効能があるかのような広告を出していた。

     こうしたことから勧告では、薬局やメーカーへの厳重指導を求めている。弁当、仕出し料理、総菜などの調理済み食品による食中毒患者数は、食中毒全体の4割を占めており、1件当たりの患者数も59年の41人から61年には55人に増えている。厚生省が示した「弁当総菜衛生規範」では盛り付け後4時間以内に食べれば(常温で保管の場合)食中毒の可能性はほとんどないとしているが、調ぺた148販売所のうち3割が、夏場に保冷などの措置をせず、仕入れを含め4時間以上も商品を放置していた。また、36の保健所を調査したところ、食品衛生監視を行って業者に改善を指導しておきながら、その後改善状況を完全に確認していない保健所が4分の1にあたる9ヵ所もあることがわかり、指導にあたる行政側の怠慢ぶりも浮きぼりにされた。

    (63・7・30 サンケイ)


14. もの言えぬ孫…私の命にかえても

    札幌市 A.T. 

     私の親友堀川寿様は去月2月29日に亡くなりました。
     肝癌で、すでに医師に見放されておりましたのが、不思議に青汁療法にて数年間一時は全快の如く元気そうになっておりましたけれど、最後は腹水がたまり、これは数年前にも一度腹膜炎で、もう駄目だと云われましたが、持ち直し、再び腹水が大量にて肝癌はもとより、全身癌にて急に死亡致しました。
     今迄生きて居りましたのが不思議な位でしたので致仕方もございません。70才迄生き度いと言っておりましたので、丁度70才になりまして逝かれました。意識が急になくなり余り苦しまず本人の希望通りに逝ったことを、悲痛の中におりますが、青汁のお蔭で途中とは申せ、一時は元気になりましたことを感謝申し上げます。有り難うございました。

     私の胃はあい変らず、胃に何か小さな物が出来ております。ポリープではありませんので、半年に一度組織をとって検査を致しております。次に私の孫2才と8ヶ月のやがて3才になりますのが、知能は通常にて耳も聴こえますし顔も普通の子供同様にかわいらしいかしこい顔をしておりますのに言葉がしゃべれません。バイバイとジャアージャアー水を流す音丈しか言えません。
     孫は私の命ですので、三、七21日間の観音様の寒行や、早朝4時半から写経21日間致しました。迷信でありましょうが、なんでもかまいません。此の孫の為めなれば私の命は要りません。何か良い方法が御座いませんか。先生助けて下さい!!走り書きで申しわけございません。毎日、私の方が、ノイローゼになりそうで泣いてばかりです。


15. .ネパール食

     勝浦町横峯に住する渡部家を三度訪問したが、横峯の尾根に点在する民家と緑の木々、青空、菜食主義の愚風堂さん、見ること聞くことに話がつきない。
     ネパール食は数種の香辛料を使っているだけで、倉敷中央病院の名誉院長である遠藤仁郎博士の提唱するイモ、マメ、ナッパ(イマナミール)と何ら変わるものではない。米食文化圏のネパール食やはり米を主食としているものの青菜を食べることによる栄養のバランス(ビタミン、ミネラルの補充)を整えている。文化人なら単にグルメブームにこだわらず食事の基本にそって、食生活を考え直して見ることをネパール食からも感じとることができる。

    (カム・ツゲザー第4号
     発行所ドクター・エンドー
     平成元年4月20日より)


16. 腸のけい室に顆粒

    青森県南津軽郡国立療養所岩木病院内 M.S. 

     私の職場の友人で、腸のけい室があり便秘、嘔気、嘔吐になやまされていましたが、ケール顆粒をすゝめて1ヶ月余になりますが、とても調子がよく、よろこばれています。便秘が治った事で、けい室にたまる残渣物がながく預りうすることがなくなったせいか、嘔気も嘔吐もなくなって、とても快的な毎日をすごしていて感謝されています。一時は手術をすすめられたほどで、医者も不思議がっていたそうです。糖尿病で悩んでいた息子も、ケールなしでは1日もいられないと申しております。病気に対しては、薬もさることながら、精神的な安定感が何よりも重要になって来ています。病は気からと申します。いつも感謝してます。


17. リウマチ7年目で好転

    尼崎市 E.S. 

     娘が2才の時溶連菌の感染からリウマチと言う大変な病気になり足の痛みで夜泣きするし、朝起きても階段から降りて来れず、どうしてやることもできず娘可愛さに主人は夜中に抱いて振り回して寝かせつけていました。
     兵庫医大、関西労災病院、県立病院、有名な病院はすべてゆきましたが診察は皆痛い時にバッファリンを飲ませなさいとの事。そんな一時しのぎの沈痛剤なんか恐くて与えられませんでした。血液検査の結果は悪く膠原病の反応も出、入院しますかと迄言われました。
     でも薬の治療に納得いかず、もう少し様子をみますと言ってはつれ帰る日々でした。そんな時友人のお母さんの田口さんに血をきれいにしないとだめだからケールをとすすめて戴きわらにもすがる思いでお仲間入りさせて戴きました。中2のむすこと小4の娘はこの2年近く登校前と夜寝る前に戴くようになりました。おかげ様で、足の痛みを訴える回数は極端に減り、恐いリウマチが治ったのかなと思う時さえあります。主人も子供達と私の分とコップ4ケを並べて置くと黙って飲んで、重労働なのに倒れないのはケールのおかげかなーなんてひとり言を言いながら出勤します。ケールと出逢えて本当にうれしく思っています。(ケール健人会報より)


18. ひどい汗がひいて痛みがとれた

    阿南市 M.Y. 

     昭和53年2月、自宅を新築した時から、右足が痛くなりました。病院を始め、整骨院、ハリ、指圧と、毎日通院しましたがよくならず、はっきりした原因が分らないまま、クロレラ、ビタミン剤のほか、色々な漢方薬等を飲んでいたのですが、59年頃からだんだんと悪くなり、朝起きあがることもできない状態になりました。
     徳島新聞で青汁のことを知り、60年5月より2本ずつ飲み始めました。今年の春から夏にかけて、一晩に下着を3回も4回もかえるほど、びっしょりと寝汗をかき頭がいたい状態が続きました。水分が出た分青汁でおぎなうと、病院で診察していただいたら、どこも悪くないといってくれましたが、不安にかられ、眠むれぬ日が続きますので、神様におまいりしたり、今年の7月には四国88ヶ所めぐりもしました。
     そんなある日、汗がひくと共に痛みもなくなりました。今ではすっかり元気になり、病院や整骨院に行くこともなく毎日仕事に励んでおります。たぶん青汁を飲んでいるうち自然治癒力ができ、体質が変ったのだと思います。青汁は家族みんなで飲んでいます。青汁のおかげで家族みんなが命拾いでき本当に感謝しております。これからも飲み続けて健康で長生きしたいと思っております。ありがとうございました。

    (63・9)


19. 暑さまけで熱が出る

    倉敷市 K.H. 

     今年夏も、暑さまけで毎日熱が少し出ます(6度9分〜7度)。
     昨年夏、先生にみて頂きましたとき、涼しくなったらよくなると言われまして、そのまゝでおりました。その通りよくなりまして、もう今年は大丈夫だろうと思っていましたのに、又、少し上ります。青汁は粉末で1日4合分飲んでおります。元気でおりますのはそのおかげでございまして、イモ・マメ・ナッパ・青汁を知らなかったら、きっと何かの病気になっていると思います。
     成人病には、どんな病気にもならないと信じて、毎日を安心して暮しております。それなのに夏の暑さにだけまけますのはどうしてヾしょうか?
     かゝりつけの先生にみて頂き、血液と尿の検査をしましたが、悪い所は何もないと言われ、抵抗力が弱って暑さにまけて熱が上るのだと言われ、薬をもらい飲んでいます。(63・8)

     そちらの先生の申されるとおりだと思います。その程度の熱でしたら神経(気まけ)だけからでも出ます。気にせずにいればよろしい やがて涼しくもなります。安心して気まけしないようにしてください。(遠藤)


20. 野菜きらいで

    東京都 K.S. 

     野菜がきらいで、吹き出物が多く、身体にきずが出来てもなおりが悪かったのですが、顆粒を頂いてからすっかり良くなりました。ありがとうございました。


21. 質問箱


     下痢とバターについて下痢に少量のバターが良いという記事がございますが、不思議に思えますのでその理由をお教え下さい。水を飲むのが脱水を防ぎ洗腸というのは如何でしょう。


     下痢に青汁とバター。理くつは知りません。経験がおしえてくれたのです。水のこと。結構でしょう。但し分量に気をつけてください。“過ぎたるはなお及ばざるがごとし”です。


コラム紹介

    良質安全ナッパが多いほど
    本当の自然食に近づく



    快食快通快眠といわれる。
    快通快眠はいいが、
    快食には誤解がおきるおそれがある。
    正食、正便、正睡というべきだろう。



    悟りとは悟らで悟る悟りなり
    悟る悟りは夢の悟りぞ

    古歌



    悟らうと思ふも迷ひ



    どうも世界には
    生気とでも申すべき力がある様なり。
    乃ち生きた物には
    死だ物になき一種の他物を活す力があるものと被存候。
    因て考るに
    今日の医学大に進んだと申す割合に薬がきかざるは、
    薬に此の生気がなきによると存候。
    生きた物は、まはりくどき無機物よりも
    準備合成の有機物がよくききまはるは知れた事で
    (土の汁をのむよりも乳の汁をのむ方が早くきく如く)、
    此点より申さば
    無論昔しの東西の医者の如く
    自分で薬草を栽え
    薬木を育てて
    其の生品を用るが一番きき申候。
    南方熊柳全集8



    万物は水よりなる
    ターレス(西紀前550)



    仙道でいふ生命の根に繁り、
    宇宙と一体化するには、肉体無の世界、…
    つまり個我を超越した状態でなければできない。
    個我を超越するには、
    心が身体の何処かに拘ってゐたのでは不可能、
    名や位や財や色や食の五欲に心が促はれ過ぎると、
    肉体我の強調となるから、
    そのための諸々の感情の波で
    血が濁り気が枯れて、身体に異常を来たし、
    それに拘って
    没我の境には入れないことになる
    玄通子 仙諸録



    水は湿に流れ火は燥に就く
    (易経)







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