健康と青汁タイトル小 <1988年10月15日発行 第386号>
 目次



1. 脊柱靱帯骨化症

     医学博士 遠藤 仁郎 

     「以前はケールをしぼって一日1合くらいずつ飲んでおりましたが、現在は粉末ばかりです。
     57才の主人(教員)ですが、4〜5年前から手にシビレを感じ(初め右、ついで左も)、五十肩かと思っておりました(首の後がコルともいっておりました)。
     毎日のいそがしさに追われ、過してまいりましたが、今年の初秋の頃から、左手や左足が硬直し、思うように動かなくなりましたので、この12月初め市内の公立病院で受診(整形外科)、レントゲン検査の結果、脊柱靱帯骨化症と診断され、大学で1月に手術することになっています。
     内臓には、今年初め3日間ドック入りしましたが、別に異常はなく、胃腸の調子はいたって良好。この頃は少しふとり気味。身長159センチメートル、体重63kg。血圧130〜40/80〜90です。骨化の原因は不明。難病の指定がなされているということです。どういう注意をすればよいのでしょうか?」との相談。

     この病気は、脊柱をささえている靱帯の一部(頚椎の上部のことが多い)が骨化し、神経や脊髄を圧迫して、そういう色々な症状が出るものです。手術して骨化部をとり除けば、それらの症状は簡単になくなります。しかし、いつまた再発するかも知れませんから、予防が大切なわけですが、原因がわからないので、適確な方法がありません。難病といわれる所以でしょう。
     こういうわけのわからない病気のばあい、いつも、私は、日常生活、ことに食のあやまりのためにおこる血のにごりが原因であり、それを直せばよいのではないかとかんがえます。毎日青汁1合、牛乳3合のみ、バランスのとれた食事に気をつけていらっしゃる、とのことですが、
     「どちらかといえば甘いものが好きで、塩からいものも好きでした」そうですから、インテリ層の人にありがちな、また、少しふとり気味などのことから、やはり、精製穀・肉・糖・脂類にかたむき、野菜ことに良質ナッパの不足した、つまり、カロリー・蛋白質にたいし、それらの代謝に不可欠のミネラル・ビタミン類の不足した美食家であり、また、加工・保存食品依存傾向があったのではないでしょうか。
     ために、血がにごっていた――もっとも、ドック検査では異常なしとのことですが、それにかからないごく軽微な変化、あるいはふつうやらない、たとえば、血のねばりや、血管系、ホルモン系や神経系の僅かな変調などといった、はおこっていたにそういありません。
     そして、一方、脊柱靱帯には、生れつき、あるいは日常生活の間に醸成された弱点があり、そこに、ウッ血、コリ、軽い炎症などがくりかえされており、ついに、骨化するにいたった、のではないでしょうか。

     こうかんがえると、その予防には、

    1. まず食を正しくして、できるだけ血をきれいにすること。
      それには、
      1. 食べものはなるべく安全なものをえらび、有害有毒食品はさけること。
      2. バランスは、ただ、カロリー、蛋白質とミネラル・ビタミンの調和だけでなく、十分ミネラル・ビタミンに余裕をもたすこと(いかに注意してもさけられない有害有毒食品の毒消しの意味で)。
         すなわち、主食には米麦よりはイモ類を多くし、蛋白食品には肉魚の切身よりは大豆もの、小魚類とし、それに、ミネラル・ビタミンの最有力給源である良質ナッパを主とする野・山菜、海藻をしっかりそえ、青汁も3〜4合(もとのケール7〜800乃至1キロ)はのむこと(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。
         なお、調理は簡単に、味つけはうすく。タバコは勿論、酒、甘味品をひかえて、体重は標準以下に。

    2. 局所の血行をうながし、ウッ血やコリを防ぐため、頚部中心の運動、按摩(叩く、もむなど)を励行すること。病院での専門的治療とともに、こうした全身的の注意をおこたらないようつとむべきでしょう。ほかに、これという良法もないようですから、ともかく熱心につづけてみてほしいと思います。
    3. (62・12)


2. 脚のいたみ(糖尿病の)

     医学博士 遠藤 仁郎 

     もうかなり前からの糖尿病。さいきん脚の痛みで困っている、という加古川在の農家の方。先般、香港で郭という人から、青汁のことを聞いたので、と訪ねてみえた。郭さんは香港の観光会社の方。先年、岡山友の会の一行と香港に行き、お世話になった。その折、脚の痛みの話が出たので青汁をすすめたのだが、熱心に実行。すっかりよくなったので、台湾にいる弟さんにケールの栽培をたのみ、多くの人にすすめて好評を得ているとのことだった。
     「あなたのは糖尿病につきものの神経痛でしょう。郭さんは、特別病気はないとのことでしたから、おそらく香港流の食生活――肉・魚・酒・糖分といったうまいものづくめ。しかも、野菜の不足した――のために、にごりきっている血が原因であり(香港には同じ悩みの人が多いという)、青汁がよかったのは、青汁で、こういう食事に不足している成分が補われ、血がきれいになったためでしょう。しかし、あなたの場合、糖尿病があるだけに、そう簡単には行かないかも知れませんが、どういう食事をしているんですか?糖尿病だと、どうしても肉類が多くなると思いますが…。
     「ハイ。もともと好きなほうでもあり、魚をよく食べます。」
     「野菜ものは?」
     「農家のこと、なんでもありますから、食べるには食べます。」
     「しかし、野菜といっても本当に役に立つのは、質の良いナッパ類だけで、なんでもよいのではありません。大根でいうなら、ふつう根を食べます。刺身にもつくし、焼物、あげものにもおろし大根、といったぐあいです。それも、食べないよりはよいでしょうが、本当にからだのためになるのは、捨ててしまっている葉っぱだけなんです。ご飯は?」
     「白米飯、おいしいから、よう食べます。」
     「甘いものはとめられているでしょうが、辛い方、お酒は?」
     「それが、また大好物。いつも過ぎます。」と、奥さん。
     「だと、香港流に近いわけですナア。それでお医者さんは何ともいわれませんか?」
     「いわれますが、主人がききません。」
     「じゃあ、糖尿病もそう大したことではないんでしょう。それでも食養生は大切です。だいいち、痛みは、そういう食事、白米飯、肉や魚・酒や糖分などでおいりやすいんです。それは、こういう食事にはミネラル(アルカリ、ことにカルシウム)やビタミンが不足しているためで、アルカリ不足で血が酸性にかたむく(血のにごり)だけでも神経が感じやすくなり、痛みが出たりひどくなったりします。
     またビタミン不足で、食べたものの体内代謝がうまくゆかず、からだのためによくないものができたり、出来あいの食べものが多いと、その中にはいっているいろいろなもの(添加物)の害も加わって、いよいよ血がにごり、痛みだけでなく、糖尿病にとってもよくありません。そこで、この食事に不足しているミネラルやビタミンを補給して、血のにごりをとるべきですが、それにもっとも適しているのがケールなどの良質ナッパなんです。
     その必要量は、少なくとも一日1キロ(青汁にして約4合)以上。多いほどよろしい。もちろん、農薬のかかっていない安全なものでなければなりません。郭さんはこれでよくなられたわけですが、あなたのばあい糖尿病があるだけ、もっと注意する必要がありましょう。そのためにおすすめしたいのは、ほかの食べものも、なるべくミネラル・ビタミンの多いもの、そして安全なものにすることです。たとえば、主食では、白米飯よりは玄米、麦、雑穀。もっともよいのはイモ類に。肉や魚の切り身よりは全体食べられる小魚。むしろ大豆ものを多くする。そして、青ナッパを主とする野・山菜、海藻類を十分そえ、青汁をのむ(イモ・マメ・ナッパ・青汁食)。
     なお、調理は簡単にし、味つけはうすく。酒はひかえめ。糖尿病では飲んでよいようにいわれていますが、それも分量しだい。すぎればやはりよくありません。無難なのは5勺〜1合でしょうが、誘い水になりかねませんから、いっそ飲まないほうがよいでしょう。こうして食べものを正しく(完全・安全)すれば、血はかならずきれいになり、からだ中のはたらきがよくなりますから、痛みはかるくなり、糖尿病もしだいによくなってくる筈です。
     この食事の中心になるものはナッパです。畑つくりはお手のものでしょうから、年中青ナッパを切らさないようおつくりなさい。むかし流の、今のいわゆる有機栽培で、化学肥料も農薬もつかわずにつくり、もりもり食べ、じゃんじゃん飲んでください。」
     「タネをお願いします。」
     「まだ寒いですから無理かも知れませんが、ビニールで蓋ってやれば、今でも芽は出るでしょう。大いにガンバってみてください。」

    (61・2)


3. よいネタができた

    石川県 K.K. 

     今冬は豪雪で青汁はできませんでしたが、やっと1ヶ月ほど前からケールも成長し、待望の青汁をいただけるようになりました。その間の食生活は肉・魚は控え目にし、野菜サラダ、リンゴなどで補ってまいりました。それでも私の臀部に腫物ができ、自転車に乗るにも不自由を感ずるほどでした。ちょうど青汁のいただける季節でもあり、毎日4合近くのみ、遂に腫物は消滅してしまいました。これでまたPRのよい材料ができました。


4. ほんとの味がない

     医学博士 遠藤 仁郎 

     70才の会社重役さん。いぜん心筋梗塞をやった。その療養中に、尿に蛋白が出ていることがわかり、いらい、もうかなりながい間、厳重な食養生をしている。もともと美食家で、肉類を好み、野菜はほとんど食べていなかった。いまもあまり食べない。青汁は主治医からとめられている。アルコールは相当やっていたが、やめている。タバコもやめた(かなりヘビースモーカーだった)。甘いもの、つとめてひかえている。食欲はあるが、何を食ってもうまくない。いぜんの味、もの本来の味がないのが、目下の最大の悩みだ。便通もねむりもよい。軽い運動はしているが、疲れやすくも、倦くもない。やや肥満体。血色もよい。脈70。血圧115/70。

     腎炎食だと、肉類や塩気が制限されるから、味のよくないことはわかる。しかし、それも、ながい間には、しだいに馴れ、それなりに結構おいしく食べられだすものだ。それが、いつまでもうまくない、もとの味がない、というのは、どこかにまちがいがあるにそういない。
     そこで、第一に考えられることはナッパの不足――なんでもナッパに関係づけるのは私のクセだが。近頃、腎炎では野菜ことにナッパがひどくおそれられる。それは、カリウムが多いためだが、実際、それが問題になるのは、カリウムの排泄が極度に悪くなり、血中にたまり(高カリウム血症)、心臓をやられる危険がある末期だけ。だから、まだ運動もできるという(そう悪くない証拠)のに、野菜や青汁をとめるのは無意味だ、と私は思う。
     もともと好きでもないのに、とめられているのだから、おそらくナッパも食べていないにそういない。その結果おこるのはミネラルやビタミン類の不足。もっとも、薬としては十分にあたえられており、理論上、栄養は完全になってはいるだろう。
     しかし、それは、いうならば帳面づらだけであって、本当に完全にはなっていない。というのは、栄養素には現在ふつうにいわれ、薬にもなっているもの以外に、まだわかっていない、所謂科学されていないもの(未知成分)が、いくらあるかわからない。わかっている栄養素がうまく釣り合っているうえ、この未知の成分もそろって、はじめて本当に完全な食べものといえるのであり、そうしてはじめて代謝は完全に行われ、本当の健康、したがって正しい食欲、正しい食味も得られるわけで、薬だけで、いかにうまくバランスがとれていても、決して本当に完全とはいえない。
     そこで、ミネラル・ビタミン類にとんだ自然の食べもの、野菜・くだものに求めなければならないが、その条件をみたすものは良質ナッパしかない。したがって、これを禁ずることは、薬で補いうるミネラル・ビタミン類はともかく、少なくとも未知成分はしめ出されてしまうことになり、本当に完全な食べものとはなり得ず、代謝の異常(血のにごり)をまねき、体機能に不利に影響し、本当の自然の味覚が失われることにもなるだろう。
     もちろん、これは、単なる憶測にすぎないが、これを裏書するかに感じられるものに、今はやりの点滴注射などの栄養注射がある。これでも、必要な栄養分はすべて合理的に配合され、科学的には完全食になっており、たしかに有効、大いに栄養補給に役立ってはいる。けれども、それは、短期間のことであって、長期にわたる時には、しばしば食欲が落ち食味を失い、元気がなくなってしまう。
     その時、面白いことに、青汁をあたえると、たちまち食欲・食味が回復し、元気づいてくる。また、透析中の体調不良のさいにも、青汁飲用が著効を奏することもある。そこで、いたずらにカリウムの幻影におびえているよりは、あえてその禁をやぶり、ともかく、ナッパを食べてみるか、せめて青汁だけでも飲んでみることをすすめたい。
     なお、いまひとつ、現在の食べものは、不自然不合理な生産法のため、食品自体、品質が劣ってきているだけでなく、一般に味が悪くなっており、それを調理によってゴマかして食べている。だから、調理・調味に制限の多い腎炎食のばあい、また、昔の自然の味をよく知っていられるこの方が、まずい、もとの味がない、といわれるのは、あるいは、こういうところに原因があるかも知れないことも、十分考慮に入れておかねばなるまい。
    (62・9)


5. 青汁絶食とクスリ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     「青汁絶食をやりたいと思いますが、その間、もらっている薬はどうすればよろしいか?」
     「まあ、薬によりけりでしょう。たとえば、糖尿病では絶食すると血糖が低くなりますから、血糖を下げる薬はやめるべきでしょう。同じことが血圧を下げる薬のばあいにもいえます。その他、特別なものでなければ、適当にのまれてよいでしょう。病気は何ですか?」
     「肝臓です。」
     「それなら、少しも心配ありません。」
     「ありがとうございました。青汁のあとでのみましょう。」
     「どうぞ。」

    (62・10)


6. 青汁絶食(断食)

    鎌倉市 K.K. 

     「青汁絶食とか断食とかいうことが時折出ますが、どういうことですか?」
     「ほかのものは何も食べず、飲まず、青汁だけを飲む、というやり方、青汁だけの断食です。」
     「分量?」
     「飲めるだけ、6〜7〜8合でも1升以上でも。」
     「何日間?」
     「1日だけでも、2〜3日でも4〜5日、もっと長くても、目的(病状)に応じ、体力に応じ、無理にならぬよう適宜に。」
     「必ずききますか?」
     「それはわかりません。病気によりけりです。しかし、これがきっかけになって、痛みや熱が取れ、血圧が下がるなど症状が緩和することがあります。また、何かききめらしいものが自覚され、青汁食の実行にハズミがつく、といったことにもなります。」

    (62・10)


7. 禁煙 大多数は自分の力で成功

     (ロサンゼルス)禁煙しようとする人のための臨床プログラムは数多いが、結局のところ大多数は自分の力で禁煙に成功している。専門家たちは、禁煙プログラムによる成功例がきわめて少ないことを認識し始め、新たな方向で禁煙の秘密を探ろうとしている。
     先ごろ、禁煙成功者に関する研究がいくつか発表されたが、この中で、ピッツバーグ大学の心理学者Saul Shiffman氏は「長い間、我々は自分たちの考え出した理論をもとに、いかにしたらタバコをやめられるか指導してきた。しかし、他人の助けを借りるよりも、自分の力でやめたという人のほうが多い。こうした人々に“どうやって禁煙したのか”を尋ね、その秘けつを探ることが必要だ」と強調した。

    “魔法”は存在しない
     またTexasのCarlo DiClemente氏は、会場を埋めた行動療法士に対して「成功率が低いのは筋金入りの喫煙者が多いせいだろうと考えていたが、どうもそうではない」と述べた。
     それでは、この成功率の低さは、何によるものだろうか。それについてDiClemente氏はこう説明している。
     「だれかの助けを借りようとする人は、大きな期待をもちすぎる。たばこをやめることに対して魔法の答えを望んでいるが、そうした方法ではうまくいくはずがない。自分を変えるということは、たやすいことではない」禁煙に際しては種々な困難があるが、3,300万人の米国人がこれまで禁煙に成功している。これらの人々がどのようにして禁煙したのか調べるために、数千人を対象にいくつかの研究が行なわれている。
     Shiffman氏によると、禁煙した人の大半が、最終的に禁煙できるまでには3回の禁煙を経験している。そして禁煙してから一週間あるいは1か月以内に、再び吸い出すというケースがほとんどであった。
     DiClemente氏の考えでは、最初の2年間が“きわどき期間”である。同氏は禁煙した900例について2年間の調査を行なっているが、それによると、彼らは2年間自分を鍛錬しつづけていたという。なかには、禁煙するのが他の人よりも困難だという人がいるのは確かである。Shiffman氏によると「朝起きた直後にたばこを吸う習慣があれば、やめるのは難しい」。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究は、目覚めてから30分以内にその日最初のたばこを吸う人は、禁煙が最も難しいことを示している。

    成功者と失敗者は方法が異なる
     カリフォルニア州のLoma Linda大学衛生学部のグループは、2,500人の喫煙者、非喫煙者を対象に禁煙の経験に関する質問を行なった。それによると、禁煙に成功した者は、失敗した者とは違った方法を行なっていた。
     すなわち、禁煙成功者には喫煙の影響を学ぶ、突然禁煙する、たばこを捨てる、お祈りや瞑想をする、喫煙者を避ける、禁煙の決意を多くの人に知らせる、といった方法をとった者が多かった。
     一方、禁煙失敗者は「万が一のために」一箱はとっておいたり、銘柄を変えてみたり、あるいは禁煙しようとすることを秘密にしておいたりする人が多かった。「禁煙に成功した人が用いた方法についての調査は、まだ始まったばかりである。この人にはどの方法が適している、といえるようになるにはまだ時間がかかる」と、この調査を行なったJerry Lee氏は述べている。
     この会議で指摘された唯一の明確なアドバイスは、オレゴン大学のEdward Lichtenstein氏が挙げたものであろう。同氏は、夫婦で禁煙しようとするのは思いとどまったほうがよいと指摘した。禁煙をめざして夫婦が互いに助け合うのは有意義のように思えるが、実際には一緒に禁煙すると、一方がもう一度吸い始めるようなときにはもう一方の足を引っぱることになり、失敗率が高くなるという。

    (Medical Tribune 85・10・17)


8. ケールの周年栽培

    ケールを年中利用するためには、少なくとも3回(播種)

    1. 4〜5月(夏秋用)
    2. 7・8・9月(秋冬用、11月頃、十分大きくしておき、冬中もたす)
    3. 10月中旬〜11月(地方により多少ズレる)

    1、2は翌年4〜5月頃開花し、葉がとれなくなるが、
    ちょうどその頃3が大きくなっている。


9. 清らかな顔

     R1365地区
     元セ・ソウルロータリークラブ自然食実践家会長
     金 時 必(78歳)

     顔はその人が持っている力の表れである。
     健康的な力、知徳的な力、物質的な力、その内でも健康的な力の表れが重要である。
     透明な皮膚、処女のごとき麗しい色艶、人品が高雅に見える。
     財力よりも一層貴重である。
     このような理想的な顔であれば、社会生活においても人から尊敬され、事業も順調に発展するであろう。
     皮膚は白く、清らかで、柔らかく、弾力性がなければならず、まさしくその人の内的要因の表れであり、五臓六腑の鏡である。


10. 体験から得た健康道(1)

     自然食実践家
     元セ・ソウルロータリークラブ会長
      鶴坡 金 時 必(数え78歳)

     私は56歳の時、身長170センチメートルに対し体重87キログラムの超重量級で、外観の威容は上々であった。
     しかし臓器の機能はすべて非正常であった。血圧は160/110、糖尿あり、肝臓の機能は低下。息が苦しくて、山登りはとてもおぼつかなかった。それから5年位、悟るところあって真剣に食生活の改善に取り組んだ。
     肥満した時の食事内容を反省すると、白いご飯の過食、肉が大好きで毎日鱈腹食べた。白いお砂糖の入ったお菓子、アイスクリームが大好き。白い砂糖をたっぷり入れてコーヒを飲んだ。

     このような食事を180度転換して、次の通り改善した。
     朝の白いご飯の代りに精製してない玄穀の玄米、黒豆、黒胡麻、はとむぎ、大麦、小麦、きび、ひえの8種類を粉末にして粥を作って少量食べた。(私はこれを八宝粥と言う)
     夕飯は圧力鍋を利用、純雑穀のご飯とさつまいも、じゃがいもを食べた。海藻類、昆布、若布は勿論である。
     このように食事を徹底的に改善、約17年間継続して今日に至っている。
     数え78歳の老体にも不拘、体重は標準の63キログラムの減量に成功。血圧は125/75の正常値。糖尿なし。神経痛、関節炎もない。肝臓機能GOT15、GPT18。無病の境地である。
     快食、快眠、快便は私の自慢でもある。私はこの間5つの健康の原則を体験した。

     即ち

    1. 万病一元の原則
    2. 自然良能力の培養
    3. 身土不二の真理
    4. 肥満と宿便は万病のもと
    5. 二少、二多、三忍の哲学

     以上の内容を説明する。

    1.万病一元の原則

       肉類、鶏卵、白砂糖、動物性脂肪、白いご飯、菓子等は酸性食品の代表である。これらの酸性食品を多食して血液・体質が酸性に傾いたとき病気になる。反対に、血液・体質が弱アルカリ性に維持すれば健康が保たれる、という原則である。
       今迄の栄養学は、一日3000カロリー以上が必要だと長い間認識されて来たが、今はもはや古い学説となってしまった。酸性食でもカロリーさえあれば結構だという事は納得出来ない。私が体験した56歳の時の肥満の症状が酸性食に基因したのであったことからしても明らかである。因にアルカリ食品は海藻類(昆布、若布、ひじき、のり等)、雑穀、いも類、梅干、いわし(全体食)、しいたけ、栗、貝類、生野菜等である。
       約2300年前、医聖ヒポクラテスが「食物にて治せぬ病気は薬でも治せぬ」と喝破したのは有名である。これは医食同源の心理を的確に表現している。現下、難治の成人病が世界的に急増しているのは遺憾である。西洋医学の発達は細菌性疾患には大いに役に立ったが、癌、高血圧、脳卒中、糖尿などの所謂成人病には全く手が出せない実情である。
       健康は精神、運動、食生活により増進されるのであるが、前二者は30%、後の食生活が70%を占めていると体験的に私は信じている。
       成人病の原因は何はともあれ、食物衛生(正常食生活)の荒廃に基因するものである。日常生活の食習慣の適否に左右される病気である。
       数年前世界に広く報道された米国の上院栄養医学問題特別委員会の報告書に指摘されている通り、美国でさえ肉類と動物性脂肪の過食を是正せねばならぬと結論している位である。一般が、医食同源の心理を理解すればこの世の中から病人を半減する事可能であろう。


    2.自然良能力の培養

       各自の身体の中には生命力、抗病力、治癒力を備えている。薬と病院にあまり依存することはよくない。
       医療保険制度が普及した今日ではちょっとしたことでも病院を訪づれるか、薬を無暗に飲むが、この悪い習慣を改善しなければならない。


    3.身土不二の真理

       歴史と気候、風土を無視した食生活は健康に良くない。季節のものを食べるべきである。
       ビニールハウスで栽培した水瓜、トマト等を冬に食べることは確かにナンセンスと言える。美国の文化が流入してコーヒが珍重されているのは現実であるが、美国をまねて矢鱈に飲むべきものではない。私がコーヒを飲まないのは言う迄もない。


    4.肥満と宿便は万病のもと

       一般に常識化されているも、尚理解が不足して苦しんでいる人が多いのはもどかしい限りである。肥満が良くないことは、前述の私の場合ではっきりする。繊維質の多い、低カロリーのものを好んで食べるべきである。肉類には繊維素がないので宿便になり易い。
       生野菜、いも類、昆布などの海藻類には繊維素が多い。朝起きて直ぐに生水を飲むことは宿便の除去に役に立つ。


    5.二少、二多、三忍の哲学

      (a)二少
         これは食事と体重である。少食が健康に良いことは絶対的である。体重を減らすこと。当地ソウル・ロータリークラブの長老会員 海史李之惇翁は数えの99歳でありながら矍鑠として第一線にて活動し、老益壮の気概を誇示しているが、“健康の鉄則は少食のみである”とほこらしく語っている。

      (b)二多
         睡眠と運動である。夜ふかしすることは良くない。なるべく長く睡眠をとることである。運動の中で歩くことは健康の基本条件である。歩くこと、一日万歩以上歩くことをすすめる。老衰は足から来る。人間歩けなかったら赤信号として注意せねばならない。

      (c)三忍の哲学
         (イ)食事の時、もう少し食べたい、又、酒を飲む時もう一杯飲みたい時、辛抱することである。
         (ロ)神経をとがらしてはならない。如何なる問題でも相手と口論してはならない。
         (ハ)人間万事運がある。思う通り行かぬ時も挫折することなく、焦らず、ゆうゆうとかまえ、将来の再起を期すべきである。修養を積むことである。


    (つづく)

次回参照

11. むかし話(初期の旧稿から) 咳嗽と青汁

     咳嗽には野菜や果物がよいといわれている。これは、通常の去痰剤と同じく喀痰を溶解して喀出を容易にする作用にもとづくのだろう。
     一方、酸性食が分泌亢進的に影響するに反し、アルカリ性食は抑制的に作用するので、喀痰量の多い炎症性の変化に対しては、アルカリ食ことにその他の有効因子をもっている緑葉食は喀痰分泌を減ずるようだ。
     つまり、緑葉食は、酸性のものには溶解性に、分泌多きものには抑制的にはたらき、さらに神経興奮を鎮静する効果などあるとみえて、喀嗽にたいして好影響を与えることが稀でない。
     多年気管支拡張症のため咳嗽喀痰に悩まされ、安眠を妨げられていた70才の老先生、緑葉食ことに青汁を始められて軽快。遂に全く苦痛なきにいたり、爾来各方面に本法をすすめられているときいた。
     なお、肺懐疸、腐敗性気管支炎によかった。肺結核にもよい。材料には何でもよいが、オホバコ、ヨモギ、フキなど鎮咳去痰の効のいわれているものは一層よいかも知れない。また松葉などは樹脂成分の作用もあるとみえ、効果が著しいようである。

    (24・8)

次号参照

12. ダイエット

    川崎市 A...N. 

     顆粒2ヶ月で4キログラム減りました。

    (62・7)


13. 有機スズ化合物汚染

    瀬戸内海は許容基準超す
     船底の塗料やハマチ養殖などの魚網防腐剤として使われている有毒物質の有機スズ化合物、トリプチルスズオキシド(TBTO)による汚染が問題になっているが、環境庁は10日、62年度に実施した全国生物汚染調査結果を発表した。
     それによると、汚染した魚介類の検体数は61年度より減少したが、東京、大阪両湾と、瀬戸内海では採取したすべての検体魚介類からTBTOを検出、特に瀬戸内海では検出濃度が厚生省の定めた暫定許容基準を上回った。
     このため同日開かれた中央公害対策審議会化学物質専門委員会(金光克己委員長)は「今後とも汚染状況を監視するとともに対策が必要」との見解を改めて発表した。生物汚染調査対象地域は、北海道から沖縄まで17ヶ所。スズキを中心とした魚類65、ムラサキイガイなど貝類20、鳥10の計95検体。今回の調査ではこのうち鳥を除く魚介類85検体中37検体からTBTOが検出された。前年度は90検体中47検体で10検体減少した。前年度に初めてスズキから検出された四万十川河口は、今回はゼロ。対象5検体から前年度すべて検出された山陰沖と薩摩半島西岸は、それぞれ1検体に減った。
     しかし、東京、大阪両湾と瀬戸内海ではスズキ各5検体からすべてTBTOが検出された。特に瀬戸内海での検出濃度は1.1‐1.3PPM。厚生省が60年に暫定的に決めた一日当たりの許容摂取量は濃度に換算すると体重50キロの人で0.89PPMで、これを上回った。
     大阪湾では前年をわずかに下回る0.33PPMだった。TBTOは分解するのが難しく、環境への蓄積性が高いため、大量に摂取すると神経中枢を侵し歩行困難などを起こすといわれている。62年度の製造、輸入量は計約1300トンだが、魚介類から高濃度で検出されたことから、全国漁業協同組合連合会は62年2月から養殖用漁網への使用禁止を申し合わせている。

    (63・8・11 サンケイ)


14. 輸入農産物の安全性が心配

    東京都 M.O. 

     アメリカの輸出している農産物が、わが国はもとより、アメリカ国内でも禁止されている毒性の強い薬品をふんだんに使って、処理されているのを私は知りませんでした。自国では使えない恐ろしく強いダイオキシンやDDTやその他の薬を、輸出用のものには使っているなんて、アメリカ国民は知っているんでしょうか。
     「あなたはこれでも食べますか」というビデオを見て、輸入自由化で牛肉が安くなると単純に喜んでいた私はショックでした。貯蔵庫に入っている米に、じかに薬剤を散布している場面や、牧草にたっぷりダイオキシンをまいて、それは輸出用の牛のエサで、国内用には使用禁止だなどという、ゾッとする説明。
     野にある時は、除草剤、殺虫剤、収穫したら防虫剤、積み出しの時は防腐剤、防黴剤と丁寧このうえない。しかも日本側の検疫も手薄で行き届かない上に、膨大な量の輸入物では、調べ切れないのは当然。日本政府は、強硬に抗議しなければならないのに、弱腰で、反対に安全性の確かめられていない薬剤まで認可する始末です。決して日本の農産物が安全ではないけれども、アメリカも輸入を強いるなら、自国で食べているのと同程度に、安全なものを輸出すべきです。


15. タイ産鶏肉農薬を検出 82トン廃棄処分

     タイ産の輸入鶏肉(ブロイダー)から、国の暫定基準値(0.2PPM)を上回る有害農薬のディルドリンとヘプタクロルが今年2月以降計6件検出されたため、厚生省は7日までに、タイ産鶏肉を全製品検査するよう監視体制を強化することに決めた。
     同省によると、ディルドリンは2月21日に東京港に輸入された21トンから0.42PPMが検出されたのをはじめ、6月3日までに東京港3件、博多港1件、大阪港で1件検出され、最高は基準値の10倍の2.29PPM。ヘプタクロルも6月12日、東京港に輸入された鶏肉から0.68PPMが検出され、これらの鶏肉計82トンが積み戻しか廃棄処分となった。
     ディルドリン、ヘプタクロルとも人体への残留性が強く肝障害を起こす恐れもあるため、わが国では使用禁止になっている。しかし、タイでは鶏舎の白アリ駆除に限って使用が認められており、これらが残留していたらしい。

    (63・7・8 サンケイ)


16. 緑黄色野菜に制がん作用

    サツマイモなど 薬剤上回る効果
     緑黄色野菜の汁を試験管内でがん細胞に作用させたところ、抗がん剤を上回る強いがん抑制作用を示すものがあることを東大医科学研究所付属病院外科診療科の佐丸義夫講師が突き止め、7日から東京・西新宿の京王プラザホテルで始まった日本癌(がん)学会総会3日目の9日発表する。
     これは緑黄色野菜を食べるとがんになりにくいという統計的データを裏付けるものともいえ、注目される。

       佐丸講師は、マウスの乳がんから培養した腫瘍細胞に、緑黄色野菜やキノコなど36品目の液汁をそれぞれ添加したものと、実際に治療に使用する濃度に相当する10種類の制がん剤を添加したものとを比較した。その結果、食品中で最もがん抑制作用の強かったのはサツマイモでがん細胞の増殖がほとんど見られなかった。
       次いでグリーンアスパラ、パセリ、ナス、セロリなどに抑制作用が認められた。これに対し、制がん剤では各種がんに総合的に用いられるアドリアシンが最高で、増殖を約半分に抑えるにとどまった。
       緑黄色野菜に含まれるカロチンにはこれまでもがん抑制効果があるとされていたが、今回の実験ではニンジンの抑制率が比較的よかったのに対し、同様にカロチン含有量の多いカボチャでは、むしろ増殖を促す逆作用を示した。

     これらの結果について、佐丸講師は、あくまで試験管レベルでの実験データなので、早計に結論づけられないとしながらも「今後、がん抑制作用があるといわれる食品について動物実験を行い、発がんとがん増殖を抑制する成分を究明していきたい」と話している。このような研究によって、ガンの予防、治療のための食生活の改善が図れるとともに、より有効な制がん剤の開発にも役立つものと期待される。
    (62・9・7 東京新聞)


17. 韓国のケール事情

    大阪市 K.Y. 

     韓国では市場でケールを売っていると聞いていましたので、一度自分の目ではっきりたしかめて来ようと思い、7月7日〜11日の韓国旅行(ソウル・プサンなど)をしてまいりました。
     写真はソウルのロッテショッピングの地下食品売場のケールです。2キログラム程度をサランラップに包んで、1ヶ750ウオン=日本円で150円です。色々な店でも売っているようです。
     どの様にして食べるのですかとたずねましたら、ミンチ式の絞機で青汁にして飲むんだといっていました。韓国ではほとんどの人がケールを知っています。数年前までは農薬のかかっているものだったので色々病気になり、これは大変と、国をあげて無農薬にきりかえ、現在は全て無農薬ケールだといわれています。
     日本と違って、上層部の一声で早く変る国です。私は青汁にして飲んでいませんが、生の葉を直接食べてみました。日本のものと変わりはありません。とても新鮮でした。一人毎日コップ1パイぐらいらしいです。
     経済的なこともあるのでしょうが、もう少し多く飲んで欲しいと、私はうったえて来ました。一般市民にケールを理解されていることはとてもすばらしいです。
     食生活の違い(ニンニク、トウガラシ、朝鮮人参など)で、ケールの“にがみ”は韓国人はあまり気にならないようです。朝鮮人参もにがみがあります。この国の代表するものがにがみをもったものです。)
     毎日毎食野菜が沢山あります。キムチも数種類、スープ(野菜か海のもの)白米は小さい茶わん程度。おかずが沢山の種類で量がある。食道楽の人種とのことです。私も三日目から口に合うようになり、毎食何んでも食べました。とてもおいしいものが色々あります。夏ばてしない食事法だと思いました。

    (63・8)


18. 癌!!私は青汁で治したい

    和歌山県田辺市 K.U. 

    患者の決意が医師を動かす

     浦田教一さん(60才)は青汁で治療する決意を固め、倉敷まで遠藤先生を訪ねて指導を求められました。先生は、青汁をしっかり飲んで二週間に一回は必ず病院に行って主治医の診察を受けるよう指示されました。
     帰和後、主治医の小谷先生(当時紀南病院勤務)を訪ね、

    「青汁を飲んで(制癌剤を使わず)もし僕が死んでも、病院の先生方には一切ごめいわくはかけません。責任は私自身でとります」
     と申し出て、青汁で悪性リンパ腫を治しきるべく治療に協力してくれるようたのみました。
     主治医の小谷先生は、病院内の数人の先生方と協議の結果、本人の主張を認め薬などは一切出さず、診察のたびに「青汁は飲んでますか?」とたずねられながら診察して下さった相です。

       私達がケールのことを知ったのは、主人が発病した時からです。主人が扁桃腺の手術のあと、はっきりと治らずさまざまな症状が出て来て、原因を調べると云うことで入院しました。色々な検査の結果
       「悪性リンパ腫であと二年の命です。」
       と宣告されました。
       「先生何とか完全になおる方法はありませんか。」
       と私は祈るような気持でたずねました。
       「悪性ですから。」と。
       私は心の中の何かが、ガタガタと、くずれて行く気持でした。私は、主人のために何をしたらよいのだろうか?と、途方にくれて、知人の外山さんに相談に行ったところ、遠藤先生をご存知で、青汁を大量に飲ませることを、すすめて下さいました。
       私は薬品でもない青汁が「あと二年の命」と云われる程の病気が治せるとは一寸信じられない気持でしたが、と云って医者でも治せないと云う以上、一生懸命青汁にかけてみようと思いました。
       健人の会にお願いして、ケールの生葉を送って頂き、毎日祈る気持で青汁をしぼり病院に運びました。コバルトをかけることになりましたが、頬、首、胸と広い範囲にペンで書かれたあとをみて、腰がぬける程びっくりしました。他の人は4分間かけるのに、主人の場合は8分かけると云うことで、さぞやコバルトの副作用がひどく、もしかしたら、そのままねついてしまうのではないかと、大変心配しましたが、コバルトをかける10日程前より青汁を6合づつ飲んでいたせいでしょうか、白血球はほとんど減っていないと云われました。
       舌だけはひどくやられましたが、ほかは心配した程の副作用もなく、同じ日にかけ始めた人の方が、ずーと副作用がひどいようでした。無事にコバルトをかけ終り、入院2ヶ月後に一時退院となりました。
       首のまわりに沢山出来ていたリンパ腫がきれいに消えていました。予定としては、退院後1ヶ月して再入院し、制癌剤の注射をすることになっていましたが、制癌剤でも100パーセント治らないなら、注射後の副作用を考えたら、制癌剤をうたずに、青汁にかけてみたいと思いました。
       主人は主治医に遠藤先生と相談したこと、青汁のことを話して再入院せずに診察だけをお願いして承知して頂きました。主治医の小谷先生は二週間おきに診察に通うことと、青汁をがっちり飲んで下さいと云われ、主人も自分で云い出した以上、徹底的に飲むと云いまして一日8合位を飲みつづけました。
       真冬のケールの少くなった時もケールを切らさず送って下さいました健人の会の皆様には、本当に感謝の気持でいっぱいです。現在発病して一年近くになりましたが、お医者さんに、「もう仕事をしてもいいですよ。」と云われるようになりました。
       心臓・肝臓・血圧と色々調べでも、今のところ悪いところは一つもないそうです。青汁がこんなに早く、よくきくとは思ってもみませんでした。主人が入院中、半信半疑で、それにかけるしかない気持で青汁を運び続けた私ですが、今は知っている人が体の調子が悪いと聞くと青汁をすすめている此の頃でございます。

    編集後記(貝原)
     9月は、癌制圧月間。昨年一年間の癌死20万人交通事故のそれは9317人。今日も全国のどこかで交通事故の22倍という、痛ましい癌による悲劇が生れています。
     この記事は8月4日付、ケール健人会報に掲載されたものを転載させて頂きました。倉敷市内でも乳癌、再発は免れないだろうといわれた女の先生が、青汁を毎日6合飲み続けて5年、今春病院より完治の歓びの診断が下されました。
     浦田さん、五年間一日も欠がすことなく6合の飲用は大変な事と思いますが、必ず実行して歓びの日をお迎え下さい。ご全快を心よりお祈りします。


19. 緑内障完治

    北九州市 H.M. 

     五年前、手おくれで手術も不可能といわれた緑内障が、青汁毎日1〜2合のみつづけ、おかげさまで完全になおり、去年末、もう病院に来ることも、点眼も全く必要なし、といわれました。

    (63・5)


20. アメリカではグリンスといって

    鳥取県 T.E. 

     青汁のお蔭で76才ですが、油絵、ゲートボールに多忙に暮しています。
     近所の老人の方達にも青汁党が増え、新聞も読んでもらっています。本当に心から感謝いたしています。アメリカの嫁も、甲状腺のガンを克服してから足かけ五年になりますが、元気に青汁をのんで暮しています。アメリカではグリンスと言ってストアーで売っています。(葉です)。

    (63・5)


21. 肝炎、血圧ともに好調

    酒田市 T.S. 

    3/234/215/13
    GOT675139
    GPT1497469
    γ-GTP794838
    血圧150〜90前后
     慢性肝炎と高血圧症は、お蔭様で、左記の様な結果になり、主治医の先生も、“大変だナー”、“困まったナー”と喜んで下さいました。この状態が今後、半年続いたらお祝いをしましょうと先生と約束をしました。
     青汁が本当に効いた事実証明であると確信しています。本格的に飲みはじめて約五年になりました。これからも油断せずに続けてまいります。
     庄内支部も口コミでケール苗の植える人が多くなっていますが、大変結構なことと喜んで居ります。

    (63・6)


22. 肝硬変で10年

    名古屋市 M.H. 

     肝硬変と診断されていらい10年ほどになりますが、青汁のおかげで、普通の勤務ができるものと信じております。猫の額ほどのせまい庭ですが、ケールをつくることができます。

    (63・3)


23. おかげさまで

    岡山市 T.K. 

     毎日ありがたく青汁をいただき、おかげさまで元気に過させていただいています。

    (63・2)


24. 質問箱


     青汁健康法の野菜は特定のものでなければならないのですか?


     いいえ、目的にかなうもの、つまり、ミネラル・ビタミンにとんだものであればよろしい。会でケールをすすめているのは成分がよくて、年間いつでも利用できるという特長があるからにすぎません。


コラム紹介

    魚鳥獣の肉好んでくふべからず。
    美食珍味にふける人は他事にふれやすきものなり。
    菜根を咬ふて百事なすべき諺をおもふべし。

    (芭蕉翁行脚の掟)



    くすりよりまさる力のナッパ・青汁



    人生自らその意義あり



    涅槃は休息なり
    滅尽を涅槃となす
    涅槃は永寂なり
    増一阿含経



    養生訓
    必ず側にそばたち脇を下にして臥すべし
    仰き臥すべからず
    仰のきふせば
    気ふさがりて おそはるることあり
    一夜に 五度寝かへるべし
    エヂソンは、僅か二、三時間ねむるだけで、
    毎日勢力的の研究をつづけたが、
    そのわけをきくと、
    食物を少くすればできると答えたという。







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