健康と青汁タイトル小 <1986年4月15日発行 第356号>
 目次




1. 肝臓によい青汁

     医学博士 遠藤 仁郎 

     先生の「青汁と健康」、「青汁は効く」を懸命に勉強しております。昭和57年初診(宮崎県立病院)。すでに慢性肝炎となっておりました。肝硬変とスレスレのところとのことでした。その後入退院のくりかえし。年二回の検査、CTおよびアンギオもいたしました。入院中はGOTはずっと下ります。最初は200位ありましたが、現在80です。週二回の点滴をつづけておりますが、この80は絶対動きません。身長151センチ、体重54キロ、血圧160/90。青汁の作り方は本の通りやっており、全然吐いたりはいたしませんが、一日に2合くらい、命がけで飲んでおります。いま1ヶ月くらいです。そのうちきっと効くものと思っております。さて、肝臓に効く青汁は何がいちばんよいのか教えてください。とにかく一生懸命です。
     安全・良質のナッパからつくった青汁でさえあればなんでもよいので、とくに肝臓によいものはない、というのが私のすすめている青汁です。それは、青汁に特別の薬効をもとめているのでなくて、青汁によって食べものをなおし、食べもののまちがいから来ている、病気のもとの“血のにごり”をとりのぞくのが目的だからです。

     食べもののまちがいには、大きくわけて二つあります。一つは、食べもの全体として栄養的に釣り合いがとれていない(カロリー・蛋白質ばかり多くて、その処理に必要なミネラル・ビタミンの不足)という、完全性の問題。いま一つは、現在手にはいる食べもの自体が、殆んど有害なものばかり、という安全性の問題とです。そのため血がにごり、からだ中のはたらきを害し、からだ(したがって肝臓も)の抵抗力・治癒力をよわめています。そのうえ肝臓は、これらの有害有毒物を処理し、無害化する毒消し役をしている大事なところですから、それだけ仕事がかさみ、疲労しやすくもなります。つまり、二重にいためつけられているわけです。ですから、肝臓の病気をなおすためには、まず、栄養のバランスをよくすることと、できるだけ安全な食べものをとって、血をきれいにするよう心がけなければなりません。
     といって、安全な食品の殆んどない現在では、せめて、バランスだけでも、より完全にするようつとめなければ、ということになります。栄養のバランスをよくするには、とりすぎているカロリー・蛋白質は控え目、必要の範囲にとどめ、不足しているミネラル・ビタミンは十分に、むしろ余裕のあるくらいにすべきですが、その大切なミネラル・ビタミンのもっともすぐれた給源は良質ナッパだけで、これ以外にはありません。

     そこで、大量のナッパを食べよう。その方便として青汁にして飲もう、というのです。分量は少なくとも一日1キロ以上。多いほどよろしい。なお、ほかの食べものもなるべく安全でミネラル・ビタミンにとんだものとし、調理は簡単に、味つけはうすくすること。また、嗜好品にも十分注意し、酒・タバコはもとより、菓子・ジュースなど甘味のつよいものもできるだけへらすか、やめること。栄養のバランスをくずし、添加物の害もさけられないからです。こうして、食の安全化、完全化=合理化をはかり、血をきれいにすれば、からだ中のはたらきがよくなり、肝臓のはたらきもしだいに回復して来ます。したがって青汁には、ともかく安全で良質のナッパからつくったものでさえあればよろしいので、特別肝臓にきく薬効成分のあるものでなければならないのではありません。ほかのどんな病気のばあいでも同じです。
    (60・8)



2. 40になったら治る

     医学博士 遠藤 仁郎 

     8月の青汁教室で、岡山の水内さんが、“40になったら治る”といわれた皮膚病が、全くその通りになった、という話をされた。なんでも、それは、20代ごろからの手の指の病気で、指の先がかたく、赤くなり、ボロボロひび割れて、痛む。いつも手袋をはめていたし、洗濯などするには、木の棒でたたいて痛みをとめてやる、という始末だった。専門医の診察をうけたところ、一目見て、“治す方法はないが、40になったらほっといても治る”ということだったが、その通り40になったら自然にすっかり治ってしまった、という。

     専門とはいえ大したもんだと感心したわけだが、いったいどういうものなんだろうかと、翌日病院の図書室に出かけて、皮膚科の本をしらべてみた。どうやらそれらしいものに先天性掌蹠角化症というのがあった。それには、“多くは生後一年以内に発病。手掌・足底の全面がおかされる。前腕・下腿に及ぶこともある。軽症は粗ぞうの程度だが、一般に角質が著しく増殖して多数の亀裂を生ずる。多汗があり、落屑と紅斑を伴う。難治。しだいにひどくなり数年、ときには40才までつづく……”とあった。だいぶちがうところもあるようだが、かなりよく似ている。

     たしか汗が多かった,ともいわれていたし,少なくとも40になったら治るという根拠がうかがえるようだ。さて、この病気、難治とあるが、40になれば治るんだから、そういらいらすることはないかも知れないが、青汁がよいのではないかと思われる節がある。
     たった一例だけだが、だいぶ以前のこと、広島の山本アツエ女史から、こんな報せをもらったことがある。“私どもの青汁グループの一人に、5年まえから手指3本の皮膚が角化増殖して来た(角化増殖性皮膚炎)人がいまして、レントゲン、ラジウムをかけても治りません。そこで、ものはためしと青汁を毎日1合づつのみはじめましたところ、だんだん角化の部分がハゲて、新しい皮膚ができはじめ、1ヶ月足らずで、指3本とも治ってしまいましたので、人々はアレヨ、アレヨと驚きましたしだいです。指のきたないのが気になる年頃の看護婦なので大変よろこんでいます。”水内さんのばあいとはすこしちがうようだが、いずれにしてもともかく一応ためしてみるべきではないかという気がする。
    (60・8)


3. むかつきだした

     医学博士 遠藤 仁郎 

     泉佐野市の方から、「72才の母のことでお伺いします。青汁を飲みだして1ヶ月半になります。一日2回、コップ1杯づつ飲んできましたが、最近“むかつく”といって止めてしまいました。長年のリウマチで(メニエール病もあります)、腰、ヒジ、ヒザなど痛くて動けなくなったことが何回もあり、入院したこともあります。そのため夏でも冷さないようにと、扇風機・クーラーもダメ。腕や足に厚いクツ下をはいているほどです。週2回、病院にかよい、食事を用意する(二人分)程度ですが、動くのがおっくうなのか、寝ころんでばかりです。便秘がひどく、クスリをのまないと便が出ません。とくに、あまり食べないのに肥えてきたのが気になります。こういう状況なので青汁をのみかけたのですが、どうしたものでしょうか?」

     「リウマチにしても、メニエールにしても、正しい食事が何より大切ですから青汁はよいはずです。1ヶ月あまりの間に何か効果らしいものは出なかったでしょうか?それはともかく、“むかつき”だしたというのは穏かでありません。飲みはじめに、いきなり大量にのんでむかつくことはよくあることですが、1ヶ月もたってからというのは、どうも気がかりです。
     青汁の材料ナッパは安全なものでしょうか?泉佐野市には青汁をつくっているところはありませんから、八百屋かスーパーか、あるいは農家からもとめられたものでないでしょうか?心配なのは農薬です。現在市販の野菜には農薬のかかっていないものは、まず無いといってよろしいし、農家のものでも、自家用に無農薬でつくっているもの以外、少しも安心はできません。
     それも、葉の上にかかっているだけのものであれば、よく洗えばよいわけですが、今では、そういうのは少なく、殆んどが滲透性のもの、中には土にまくものもあり、全体にゆきわたっていますから、いくら洗っても毒はとれません。こういう毒ナッパでも、ふつう食べる程度の少量では、さほどのことはないでしょうが、青汁にして効果をあげるためにはかなりの大量になりますから、初めしばらくはともかく、やがて毒がまわってきて、しんどくなり、食欲がなくなり、むかついてもきます。それではないでしょうか?あるいはナッパを洗うときつかう洗剤のせいかも知れません。この辺を十分吟味してください。
     そして、農薬汚染の心配のない、安全なものであることを確認したもの以外絶対つかってはなりません。また有害な洗剤もつかわないようにしてください。安全なナッパの供給には自給することができれば理想的ですが、それに都合のよいケールは成長がおそく、3〜4ヶ月はかかりますから急の間にあいません。さいわい大阪には、堺市伏尾に“ケール健人の会”というケールの世話をされるところがあり、また、福島区の海老江の田辺食品研究所には乾燥青汁があります。とりあえずそれらを利用されてはいかがですか。なお、あまり食べないのに肥えるというのは、おそらく、リウマチにステロイド剤がつかわれているからでしょう。
    (60・8)


4. 慢性尿道炎

     「数年来、前立腺炎からきた尿道炎になやまされています。いろいろ手当はしてみたのですがスッキリせず、痛んだり、時には排尿が妨げられもします。それに、場所が場所だけに、すっかりノイローゼ気味になり、よわっています。青汁はどうでしょうか」との電話。
     「よいと思います。しかし、少々ではダメですし、ながく、根気よくつづけなければなりません。また、平素の食事にも注意が肝要ですが、どういう食事をしていますか」
     「外食が主です。」
     「とすると、どうしても野菜が不足します。そして肉や魚といったものばかりになるでしょう。そこで、カロリーや蛋白質は多すぎるくらい多いが、それらが、体内でうまく始末(代謝)されるためになくてはならないミネラル(アルカリことにカルシウムなど)やビタミンがひどく不足しています。ために血がにごり(酸性にかたむいたり、有害な代謝産物によって)、抵抗力がよわめられ、バイキンにやられやすく、また、一旦巣喰うと、仲々退治できにくいからだ(体質)になってしまいます。いままでの治療が無効だったことが、それをしめしています。で、尿道の手当だけでなく、それとともにからだ全体の抵抗力・自衛力といった自然の力をつよめなければなりません。それには、あやまった食習をなおして血をきれいにし、からだ中のはたらきをよくすることが、何より大切です。そのだいいちは、不足しているミネラル・ビタミンを十分〜十二分に補給して、栄養のバランスをよくすることですが、そのもっとも手っとり早いのが青汁です。」
     「どれくらい飲めばいいんですか?」
     「平均的の食事で、だいたい2合、もとのナッパ400〜500グラムですが、あなたの食事ではもっと多く、少なくとも4合(もとのナッパ1キロ)以上でしょう。」
     「顆粒があるそうですが、それでは?」
     「一袋(8グラム入り)がほぼ青汁の5勺相当のようです」から、少なくとも8〜10袋でしょう。それでも、何分ながい間にできあがった素地(罹病素因)をなおそうというのですから、どうしても時間がかかります。なお、青汁の効果をたかめるためには、その他の食べものも、なるべくミネラルやビタミンの多いもの、たとえば、主食にはイモ類を、肉や魚の切り身よりは大豆ものを多くし、それにナッパを主とする野菜をうんとそえたいのですが、あなたのばあい、それは無理でしょうから、それだけ青汁の量をふやすべきでしょう。」
     「そういう食事は神経にもいいんでしょうか?自律神経失調症だともいわれているんですが」
     「神経が不安定になっていたり、精神的に動揺しやすいようなばあいにも、たしかに効くようです。ともかく、熱心に、根気よくつづけてみてほしいと思います。」
    (60・2)


5. 手古摺っていた前立腺炎が顆粒で

    堺市 Y.U. 

     丁度5年程前になりますが、若い身空で、ナント、前立腺炎という病気にかかりました。前立腺の病気というと、たいてい60才以上の人の病気であって、30やそこらでかかるというのも本当にめずらしいのです。とにかく、そのめずらしい前立腺炎に私はとりつかれたのです。症状は、残尿感や尿道違和感(尿道がムズ痒い)や、膀胱の奥の冷感(これは言葉ではいえない)や、時々にぶい痛みが膀胱の奥に走り、下着に膿が付着する、といった、とても口に言い表わせない嫌な感じのものであった。

     さっそく、専門医を訪ね治療に取りかかりました。まず、病原菌の同定をしようとしましたが、菌が検出されません。尿中に白血球が多量に出ているのに、菌が見当らないのです。そこで、菌の検索と同時に、いろんな抗菌剤や消炎剤をためしてみました。結果は、どうもおもわしくありません。2ヶ月たち、3ヶ月経過するにいたり、私のあせりはつのってまいります。私自身、獣医師であり、この病気に対する知識も一応持っており、いろんな文献や治療資料をとりよせ、勉強をかさねました。4ヶ月を過ぎても、顕微鏡をのぞくと、依然として、尿中に白血球(好中球)の集塊が見られます。そして、やはり菌は見つけられないのです。専門の泌尿器科の先生と相談の上で、いろんな抗菌剤をためし、直腸からのマッサージまでしましたが、一向によくなりません。そうこうしているうちに、半年たちました。

     これから先、どのように治療してゆこうかと思い悩んでいた時です。田舎の祖父(86才で畑仕事も毎日出来る現役です)から、青汁をすすめられました。こまりはてた私としては、何でも、良いといわれたらやってやろうと思っていたので、ダメで元々と、飲み始めました。
     毎日8袋づつ飲みました。飲みはじめて気付いたことは、毎朝大量の便が一気に出るということでした。正に、快便なのです。排便の後、爽快な気分になるのです。2週間もすると、膀胱の奥の冷感も少し軽くなり、他の症状はあい変わらずありますが、便通の爽快さに、しばし梅雨空の晴れ間のような気分を味わいました。

     そうこうしているうちに、新しい文献が入り、ウレアプラズマによる前立腺炎の治歇データーを元に、治療薬を見つけました。半年以上頑固に居座りつづけた症状が、薬を3日飲むと、うそのように消えたのです。私は、してやったりと有頂天になりました。そして、青汁のこともすっかり忘れてしまいました。
     そうして、3週間程経ったある朝、またあの嫌な感じがよみがえっているではありませんか。これは大変と、さっそくあの時効果のあった薬(抗菌剤)を飲みました。すると、やっぱり3日すると症状がなくなり、1週間飲むと治ってしまいます。ところが、そのまま放っておくと、また数週間すると、症状が出て来るのです。これは一体どういうことなのかと、ほとほと困り果てました。

     そこで、また青汁を思い出しました。そして、やはり、一日東京の顆粒8袋飲みました。もちろん薬も飲み、経過を見ました。今度は再発しません。薬を止めても再発しないのです。やはり、顆粒の青汁が身体全体に何か強い免疫力を与えたのに違いありません。私はそう信じました。そして、それ以来です。一日3袋、身体の調子の悪い時は、8袋以上(最高10袋)飲み続けています。10何年来の頑固な便秘と、痔(外痔核、裂痔、初期の痔ろう)も、うそのように良くなり、毎朝爽快な大量の便通を得て、身体のしんに力がみなぎるのを感じている36才の毎日です。他にもいろんな健康に良いことを実行していますが、青汁はこれからも一生、家族そろって飲み続けていくことだろうと思います。

    (60・7)


6. 陰嚢水腫

     遠藤 仁郎

     「9才の男児。小さいときから陰嚢水腫があり、二度手術しました。二度目のとき、もう大丈夫だ、といわれていたのですが、また、腫れてきました。たびたび手術するのは可哀相なので、そのままにしています。が、時々大きくなったり小さくなったりします。青汁でなおらないものでしょうか?」との電話。

     「まだ経験はありませんが、よいのではないかと思います。ドンドン大きくなるようなら、また切らねばならなくなるかも知れませんが、しばらく食養生をして様子を見るのもよいでしょう。ことに、大きさが変るようなら、なおさらです。というのは、それが、坊やのからだの状態ことに食べものによって変るのではないか、とかんがえられるからです。
     たとえば、傷か湿疹などのあるばあい、菓子やジュースなど甘いもの、あるいは餅や白米飯などを食べすぎると、汁がふえ、野菜や果物では少なくなる。また、手や足にできたマメでも、同じく糖分、餅、大飯を食べ、肉や魚がすぎるとピンと張ってなかなかひかないが、野菜・果物だとすぐにすぼんで来ます。これは、炎症のあるところが、これらの食べものの影響で刺戟され、炎症がつよめられて分泌がふえたり、反対に鎮められてへるためです。

     これと同じように坊やのばあいも、嚢腫のところが刺戟に感じやすくなっており、食べものによって亢じたり鎮まったりするのではないでしょうか。そこで、刺戟になる糖分(菓子、ジュース、味つけの砂糖)、白米、肉や魚の切り身などはなるべくひかえ、野菜や果物を多くすべきですが、青汁はこの意味でももっとも効果的でしょう。なお、加工・保存食品には有害なものがないとはいえないので、出来るだけさけること。おっしゃる通り、また切るのは可哀そうですから、ともかくこの方針で様子をみられてはいかがでしょう。
    (60・1)


7. 先天性外胚葉形成不全

     医学博士 遠藤 仁郎 

     4才11ヶ月の男児。生後1ヶ月から現在まで湿疹に悩んでいます。これまで、現代医学、漢方、断食、壷坂と、いろいろためして来ましたが、そのたびに限界を感じました。去年の10月、青汁のことを知り、毎朝5勺ほど飲ませました。2ヶ月ほどで、顔全体すっきり湿疹がなくなりました(が、手足にはまだ残っています)。そして、髪の毛も濃くなりましたので、いま、これに望みをかけています。病院では“先天性外胚葉形成不全”といわれています。よくなるでしょうか。
     食事は、パン。時に玄米と胚芽米の粥、ジャガイモ、サツマイモ、豆腐、煮豆、牛乳、時々魚、肉(卵、胡麻はアレルゲン・テスト陽性なので制限している)、玉ネギ、ニンジン、ナンキン、根菜類などですが、歯が上に4本だけで、かめないので、母親がかんであたえています。ナッパ類はみじん切りにしてものみこみにくく、あまり食べません。栄養が足らないのでないかと懸念しています。

     皮膚・髪・爪や歯など、みな外胚葉からできるものですから、それが生れつき十分でき上らず、そのはたらきも弱いのでしょう。しかし、青汁を飲みだして、湿疹がよくなり、髪の毛が濃くなった、ということは、正しい栄養によっていくらかでも好転する可能性のあることをおしえているわけですから、これを中心とした食事をつづけてみるべきでしょう。
     また、歯がなくてかめないこと、胃腸のはたらきもおそらく十分ではないでしょうから、なるべく消化・吸収しやすくしてやることが大切でしょう。青汁はなるべく多く、いやできるだけ多く、のめるだけのますこと。多すぎるということはありません。多ければ多いほど、栄養のバランスがとれやすく、いっそう血がきれいになり、効果が上るわけですし、ミネラル・ビタミンに余裕があるだけ、ほかの食べものがずっと自由になります(もちろん安全良質なものでなければなりませんが)。
     そこで、主食には、イモだけでなく、米でも麦でもソバでもよろしいし、おかずにも、肉や魚、豆腐、野菜、くだものなど、いろいろなものを適宜とりあわせ、それらをすべて、よくすりつぶし、あるいはミキサーでドロドロにして食べさせましょう。
     また卵などアレルゲン・テストでひっかかっているものも、少しづつためしてみることですよ。もし食べて反応があれば(湿疹がひどくなるなど)、もちろんやめなければなりませんが、もし異常がなければ少しも差支はありません。
     そうして食べものは、なるべく広範囲にもとめるようにしたいものです。こうしてゆけば、栄養の不足を心配することもなくなるでしょう。何分にも、生れつきの異常のことですから、はたして、どこまでよくなるか、それはわかりませんが、ともかく熱心にねばってみるべきでしょう。
    (60・2)


8. 肝腫瘍からの生還

    渡嘉敷 M.T. 

     発病 昨年8月末、肝腫瘍と診断され入院、手術ということになりました。血液検査のわずかな疑点にも思いきった精密検査で対応したことが、早期発見となり手術後の体調の整ったころからのケール飲用がはた目からも、自覚的にも回復の効果を高めたと信じております。私の入院したK病院はガン病院で有名。外科病棟には多くのガン患者が入院しておられ、ガン克服のため必死で闘っておられましたが、手術後他症の併発とか退院の大巾延長とか、退院再入院のくり返しとか、気力喪失で無力人間になるとか、本人の希望とは逆になかなか社会復帰に繋ながらない人たちが多く、家族の方々を悔しがらせておりました。

    毎日4合
     そんな中で毎日、青汁4合。私は確実に回復していきました。気力が充実し、落ち込み集団の中でピカピカ光って目立ったのでしょうか“驚異”“奇跡”“キリストの復活”など、お世辞とやっかみをたくさんいただきました。ケールの本が沢山売れました。遠藤先生の『青汁は効く』その他です。しかしそれはあまり嬉しい事ではありません。ということでは、それらの本を購入された方々は重症者が多く、必死のせっぱ詰ったお気持ちだったはずです。残念ながら購入された半数の方が亡くなられました。元気な方々に、ガン予防のために、青汁関係の本がよく売れてケールの愛飲が広く普及する。このことがケール運動の本筋ではないでしょうか。

    青汁を飲みたい
     隣りベッドのYさんは、腸ガンの末期、手術とか処置のとりようがなく、食べるだけ下痢になり、点滴注射などで体力を保持されるだけでしたが、そのYさんは「ケールを飲める体になりたい、なりたい」と最後まで言っておられました。私の退院後亡くなられましたが、なぜもっと早くYさんはケールにめぐり逢えなかったのかと、無念のお気持を思い、残念でなりません。

    私が死んだら
     手術前後の3週間ほどは絶望と苦痛と不安と慚愧とかで暗黒の時期でした。訪ずれる家族や子供たちがいとおしく、もし私が死んだらと、あとのことが心配です。また、暫く逢っていない友人たちが無性に懐かしく、逢いたい、逢いたいと望みました。
     青春時代にすれ違った多くの人々や、かかわりのあった出来事や風景が無数に想い出されたり、ガン進行で末期の姿の想像図を描いて不安にさいなまれたりしていました。死を直面した人間の心理状態で、陰うつな、はげしい落込みの中にいたわけです。このような状態から救ってくれたのがケール健人の会であり、ケールだったのです。ケール療法を採用した経過ははぶきますが、『これで治すのだ、これで治るのだ!!』とケールを信じてふみきりました。

    病気を忘れて
     事実、ケールを毎日4合以上飲み続けるうちに驚くような変化が起きて来たのです。一口にいって調子が良いというか、体調が上るにつれ思考の内容が病気から離れていくのです。時々病気を忘れている自分に気付いてハットすることがありました。そうなって来ると、看護婦や医師団のもっている患者の基準をはるかに超えており、ガン患者という概念からは考えられない行動に走ります。

    ケールは効く
     同室にKさんという人がおられました。脊髄ガンの末期で神経系統も侵かされており、感覚がほぼ麻痺していました。そのKさんがベットから落ちました。夜中の2時ごろ“ドスン”という音に跳起きると、反射的に看護詰所へ『Kさんが落ちた!!』と知らせに飛んでいたのです。それは肝臓ガンの切除手術後15日目の人間とはとても考えられないスピードと迫力のある動きだったそうです。担当医からは大変なお叱りを受けましたが、私の退院の時期が現実の問題として医師団の側で検討され始めたのは、その事件がきっかけになったようです。その翌日から積極的に体を動かすよう指示され、毎日2、3時間の外出が許されて試験外泊も出来るようになって行ったのです。“ケールは効く”その頃から私は確信をもつようになりました。

    手術不可能
     肝臓という臓器は、つい4、5年前までは医術のメスの介入を拒んでいました。投薬その他の処置で治癒または延命をはかれる症状の肝臓病は別として、肝臓ガンは手術不可能といわれてきました。知人のU氏は10年ほど前重い症状ではなかったのですが、手術が出来ないまま亡くなられました。俳優の大川橋蔵さん、作家の藤原審爾氏が亡くなられたのはつい最近です。進んだといわれる医学の中でも、まだまだ困難を伴なった恐ろしい病いであることには変りないでしょう。私はこの病いと戦いを開始して約10ヵ月。数々のショックを通過し、明るい見通しが立って来ましたが、転移、再発の可能性もあるわけで、恐ろしい不安な日々を送らなければなりませんが、ケールと共にならこの困難を乗り越えることができると信じています。“ケールは効く”私にはケール飲用後、確信をもっていえる効果があがっているのです。

    (ケール健人の会会報より)


9. ガンは野菜不足の人が多い
  緑黄色野菜をたくさんとろう

    新宿医院院長 H.A. 

     「野菜不足の人はガンになりやすいと聞きましたが、本当ですか」と、野菜嫌いのBさんが聞いてきました。
     「そうなんですよ。あなたの様に野菜嫌いのうえ、たばこをよく吸う人は、よりガンになりやすいのですよ」と話したところ、顔色が一瞬、青くなりました。
     最近、イギリスの権威ある医学雑誌ランセットに、次のような注目すべき研究結果が発表されました。米・シカゴのリューク・メディカルセンターのシケル博士をリーダーとする研究チームが、19年間にわたって、シカゴのウェスタン電気会社の従業員1954人を対象に行った研究ですが、これによると、緑黄色野菜を十分食べている人は、非常に摂取量の少ない人に比べて、肺ガンになる率が7分の1も低かったというのです。
     それでは、他のガンについてはどうでしょうか―たくさんの報告がなされていますが、例えば、イギリスで行われた研究によると、54例の胃・腸ガン患者のうち、緑黄色野菜をたくさんとっていた人を1とした場合に、とり方が少ないと、ガンになる率が、1.7だったと発表しています。
     さらに、この研究に大きな貢献をしたのは、元国立がんセンターの平山雄疫学部長らです。最近、日本ガン学会総会で発表されたものですが、その内容について述べてみましょう。まず、昭和40年に宮城、愛知、大阪、兵庫、岡山、鹿児島の6府県の計29の保健所管内に住む40歳以上の健康な男性12万2261人を対象に、食生活や、酒、たばこの習慣を調査しました。その後、56年まで追跡調査した結果、17年間に2万9700人が死亡。このうち、ガンによる死亡者は、8147人にのぼっています。
     さらにガンで死亡した人について、生活習慣との関係を分析してみました。その結果、毎日、喫煙、飲酒、肉食をし、ホウレン草、ニンジンなどの緑黄色野菜を毎日食べていない悪い食生活に人のガンにかかる危険度を100とすると、喫煙、飲酒、肉食を毎日はせず、緑黄色野菜を毎日欠かさず食べている菜食生活の人のガンにかかる危険度は、40と半分以下であることが分かりました。

     個別のガンについてみると、悪い食生活者の100に対し、菜食生活者は、胃ガンで50と半分のリスク。肝臓ガンは28とほぼ4分の1。肺ガンは7と大変低かったのです。また、喫煙、飲酒、肉食をしていても、緑黄色野菜を毎日食べている人の場合は、全体のガンにかかる危険率が3分の2に減少。緑黄色野菜は毒消しとしてガン予防に極めて大きな役割を果たしていることが、明らかにされました。
     たばこのみで、日頃、野菜不足の人は、今日からすぐ緑黄色野菜をたっぷりとって下さい。それと、牛乳は胃ガンを防ぐといいますから、ぜひ、飲んで下さい。こうすれば、ガンを予防することが可能です。さらに栄養のバランスがとりやすくなり、一石二鳥の効果が上げられます。というのは、日本人の不足しがちなビタミンA、B2、カルシウムといったビタミン、ミネラルを補給することが出来ます。このような方法を菜乳食健康法と呼び、私は健康作りに提案します。

    (60・5・1 サンケイ)


10. 脊髄小脳変性症友の会 大阪・関西支部ニュース 21号

    友の会大阪支部長 N.S. 

    寒さもようやくゆるみ、春も近づきました。先のニュース20号に記載しました「青い汁」について予告の通り、その後の状況をお知らせいたします。当院入院中の脊髄小脳変性症の患者13名に青い汁を135C.C.ぐらい、ほとんど毎日内服させて約1か月を経過しましたが、その結果は前号でも報告しましたように

      (1)血色がよくなった。
      (2)倦怠感が減った。
      (3)両手の冷感が減少。
      (4)リハビリに赴く時力が出た。
      (5)リハビリの際手に力が入り、リハビリし易くなった。
      (6)赤血球が約10%増加している。
      (7)血色素、血小板等も増加した。
      (8)快便が出るようになった。

     これらは従来の内服薬や注射にはなかった効果です。前号でも述べましたが、各種ビタミン剤、ミネラル、酵素はもちろんのこと、ホルモン剤、免疫力増強剤等が含まれるためと考えられるわけです。これについては目下詳細に分析を依頼中ですので、また次号でお知らせできると思います。

    果して難病への特効薬となり得るか
     この「青い汁」に取り組むようになった動機は難病に対して特効薬がいまだに不確実な効果の昨今、体の抵抗力を強めるものは何かと考えて自然食すなわち「にんにく」「人参」「アロエ」等ある中で1年を通じて栽培できる利点からこの「青い汁」が最良、しかも無農薬で栽培すれば理想的なものと気付いたのです。
     「遠藤青汁の会」理事の山口さんが当院の顧問に就任されたので、岡山本社から配達してもらうことになった次第です。この会員は1万人を超え、その支部は韓国、台湾、香港にも設立され、宣伝なしに拡がりをみせています。
     去る2月20日には8ch関西TVで遠藤先生が「青い汁」の話を放映され、力説されました。3月3日、大阪難病連の幹部会に説明に行きましたが、すでに「青い汁」を服用中の人もいて心強く思いました。全国の難病者が自ら栽培し、取りたての汁を飲めば、体力は増強し、明るく生き抜くことができるものと確信し、私の得た知識とデータを広くお知らせしたいものと考えております。

    ケール種子の頒布
     自ら栽培しようとする人は左記へ返信用封筒に60円切手をはり申しこんで下さい。無料です。〒710 倉敷市向山1997−6 遠藤青汁の会

    青い汁一口メモ
     特級品はケール・しそ・パセリ・にんじん葉。
     一級品は大根葉・小松葉・みずな・かぶら葉・キャベツの青いところ、カリフラワーやブロッコリーの外葉。
     二級品としてレタス・ちしゃ・しゅんぎく・三つ葉・さつまいもの葉・かぼちゃの葉などその他野草や木の葉でも利用できます。
     ほうれん草は不適です。

    (島田先生は大阪府羽曳野市遠藤青汁の会指定病院島田病院々長さんです)



11. ケールのつぼみ大評判

    おひたしやマヨネーズで……
     ケール畑は今花ざかりです。花が咲くまでのつぼみのやわらかいところをゆがいて、マヨネーズにつけて食べたら「とってもおいしかった」と、此花区の浅野ユキ子さん。
     おひたしにしたり、いため物にしたりしていろいろ楽しめます。毎日ケールのつぼみを弁当に入れておりますが、これだけは文句を云わず「仲々いける、一級品やナ」と主人。「一級品どころか最高級品やぜ」と私。そばで子供が「どちらでもいいやんか」
     安全で、安くて、おいしくて、色つやも良いこのケールのつぼみはどこに行っても売っておりません。青汁にすると飲みにくくて嫌いという子供さんでも飛びついて食べます。葉っぱの中に入っているつぼみなど捨てないようにしましょう。

    (S)(60・4・15 ケール健人の会会報より)



12. 危険な人工色素に代わるもの
   栄養にもなる着色料の使用を

     【ワシントン】コールタールをベースにする食品用および化粧品用の色素を禁止しないことに対し、食品医薬品局(FDA)と厚生省(HHS)を相手どって訴訟を提起したFoundation for Nutritional Advancementによると、それらの一般的に使用されている色素10種に代わるものとして、安全で栄養さえある着色料が存在するという。
     ノーベル賞受賞者で、ビタミンCを強力に推奨するLinus Pauling博士らが当地に9年前に設立した財団の訴状によると、赤色3号をはじめとする色素のほとんどは、動物に癌を生じることが証明されている。このワシントン地区連邦裁判所に提出された訴状は、オレンジ17号、赤色3号、8号、9号、19号、33号、36号、および37号、黄色5号と6号をFDAに市場から撤去させることを求めている。
     これらの色素は飲料、デザート類、キャンデー、ビタミン剤などの食物、薬剤、化粧品に広く用いられている。訴状によると、「問題になっている人工色素10種のうち6種(オレンジ17号、赤色3号、8号、9号、19号および37号)は、実験動物に癌を生じることが発癌性試験で明らかに確立されている。残りの4種(赤色33号と36号、黄色5号と6号)についても、発癌性試験で重大な疑問が生じている」という。

    ある種の癌から保護するものも
     今回の訴状によると、コールタールから作った色素のような発癌リスクがなく、健康的でさえある“天然または天然のものと同じ”着色料が幾つかある。それらにはアンナット(の種子から得られる染料)、ウコン、カロチノイドが含まれる。
     ベータ・カロチンなどのカロチノイドは、ニンジンや他のオレンジ色、濃黄色、濃緑色、赤色の果実や野菜の色素でありビタミンAのもとである。カロチノイドは、ヒトをある種の癌から保護することも主張されている。これらの化学物質の多くは合成できるし、すでに食物や化粧品での使用が認可され、現に使用されてもいる。

    (Medical Tribune85.6.20)



13. 御希望の御方は放し飼いの卵をどうぞ

     高知センターでは、健康と自然を基本的な企業テーマの一環として、かねてから放し飼いによる養鶏を試みていましたが、このほど産卵期を迎えて有精卵の販売を開始しました。申込は高知県香美郡手結山xxx−x(電話08875−5−xxxx番)へ。



14. 往時の日本人の食

     米、アルノルド・エーレット著、衛生教育に、
     「日本人はその家庭にあるや、主として米、豆、及野菜を食して生活す。日本に曽って行きしことある人、又は、日本人に同居せしことある人は、如何に其の食物の単純なりやを知るとともに、それにも拘らず、如何に彼日本人の体力に、将又精神上に強健なるかを知れるならん。
     日本人は、朝食として米飯の二三杯及味噌汁を食し、又は馬鈴薯、豌豆、漬物を交ふることあれど、是等は無き事多し。昼食としては、米飯、魚汁、焼魚及び藷料理を食す。夕食には日本人は、米飯、焼魚又は生魚及び切菜を食す。
     大都市の日本人は、時に肉食するも、村落地方に於ては殆んど之を摂ることなし。肉が熱を生じ忍耐力に必要なりとの欧羅巴及アメリカに於ける一般の思想は、実に誤れる信念なり。日本人は、彼の世界中の寒国たる満州に進軍屯営し、特異の努力と勇気とを以て戦争し、彼の肉食人にして勇敢無比といはれたるコサック兵を粉粋せり。
     しかも、日本人の食糧に至っては、何れの軍人も、12ポンドの米及豆を携帯せるのみにして、しかも之が一週間分の単位なるに於ては、実に驚かざるを得ざるなり。

    (内務省衛生局、大正8年2月発行の
    「各国に於ける食糧問題」にひかれたもの。)
    石島綾著 烈公医政より



15. 新春だより 89才で膝と眼の手術

    兵庫県 Y.O. 

     89才の母親ですが、青汁生活5年で体調も整いましたので、懸案の両膝関節をセラミックの人工関節にとりかえ、目下リハビリの最中です。これで、寝たきり老人にならないですみますし、生活に一段と張りが出てまいりましょう。
     この年令で手術をうけようという情熱が、どこから湧き出てきたかを考えますとき、青汁の力で健康を得たということだと思います。
     先に高血圧を治し、青汁新聞に掲載していただきましたが、信は力なりと申しましょうか、両膝の二度にわたる手術。ついでに、失明した老人性白内障も手術をうけて、すべてOK。事前にかなり慎重な検診をしたのですが、すべてOKなので、本人から意欲的でした。

    (61・1)



16. 紀州路にケール

    大阪市 K.Y. 

     ケールのすばらしい力に一生を通じて努力いたしたく存じます。青汁の会憩の家を大勢の方に利用していただくように、只今大阪でひろめております。紀州の田辺と白浜で、10月より、各団体で愛飲してもらい、種を沢山、各畑にまいてもらいました。春にはきっと紀州路にケールの喜びが、あちこちから聞こえてくることでしょう。和歌山県に芽を出しました。こんどおいでの時には、よいニュースをお聞きになられるよう、がんばっております。61年がよい年でありますように。

    (61・1)



17. 原爆青汁

    岡山県 M.A. 

     ご宝寿の 幾千万を 遥かなる 作北の地に 祈る新玉
     先生の ご恩は無量 この馬齢 八〇才は ただ偶然か
     災害が 貧が孤独か 何物ぞ ただ一発だ 原爆青汁



18. なしには一日も過せぬ

    東京 S.T. 

     おかげで元気で生きのびております。
     青汁なくしては一日も過せない
     今日このごろでございます。

    (61・1)



19. 嬉しくてたまらない

    倉敷市 H.M. 

     青汁礼讃。このことは私にとりましては、そのながい歴史を飾るもので、有意義、かつ尊い体験をさせていただきました。いま現在、老骨にむちうち家業に従事できますことは唯々有難く、深謝のほかはありません。人様から、森田さんはお元気ですねーと声をかけて下さることが嬉しくてたまりません。ありがとうございます。

    (61・1)



20. ご多幸をいのる

    岡山県 N.K. 

     謹んで新春の御祝詞を申し上げます。
     皆様の御健康をお祈り申し上げます。

      ゴ 御馳走は何よりすき腹胃の強さ
      タ 食べ上手寝上手そして生き上手
      コ 心に迷いなき時は人をとがめず
      ウ うめ干と松と竹とですこやかに
      オ 思いやりの心は人の道の出発点
      イ 胃と腸が教えてくれる因果の理
      ノ のんべいも松葉かんで中風予防
      ル るり光如来は緑の薬り心の薬り。

    (61・1)



21. 80すぎても現役

    横浜市 Y.S. 

     当市西区の浜野病院の院長さんは、ケールの種を先生にいただき、庭にまいてつくり、自分で青汁を毎日飲んでいるので80すぎてもまだ現役です、と話しておられました。

    (61・1)



22. 緑内障よくなる

    北九州市 H.M. 

     青汁のおかげで、どれだけ多くの人が救われていることでしょう。私も、手術も手おくれといわれた緑内障が、毎日ケールの青汁1合以上を続けておりますうちに、最近では眼痛もとれ、いぜんより視力は増して来ました。先生のおかげと、感謝しながらのんでおります。

    (61・1)



23. 米国でとりかかる

    千葉市 R.H. 

     銀座の集会の時の話(長寿を目標とした老人の集りと予防医学による健康村をつくる)を実行に移すため、4月ごろより米国で実行にとりかかります。

    (61・1)



24. 遅まきながら

    岡山県 S.S. 

     今頃になって、遅まきながら、青汁はいいのだナーと感心していますが後悔先に立たずでございます。



25. 体調極めて順調

    竹田市 S.O. 

     青汁歴20年になりました。4月には馬令74才になりますが体調もきわめて順調です。これも青汁のおかげと深謝いたしています。

    (61・1)



26. 84の新春

    三重県 A.E. 

     青汁のおかげで、84才の高令でも大変元気で新春をむかえました。



27. 感謝しています

    東京 S.Y. 

     青汁に傾倒のご情熱とその絶大の効果に、何時も心中感謝しています。
     庶民にわかり易いご執筆には大変羨しく存じます。



28. 広がりつつある健康の輪

    兵庫県 I.U. 

     五色支部、発足以来4回目のお正月。青汁の健康の輪が広がりつつあります。(五色青汁会長)




    岡山市 M.O. 

     変らざるご活動大慶。(61・1)



29. 質問箱


     青汁の材料はケールでなければなりませんか。


     ケールは、質がよくて大量にとれ年中あるのですすめていますが、それに外のナッパその他の葉でも、農薬の心配がなく、ミネラル・ビタミンの多い質のよいものであれば何でも結構です。



 コラム紹介

    少しいえたる時
    いよいよかたくおそれつつしみて。
    少しのやぶれなく怠らざれば、
    病早くいえて再発のわざはいなし

    養生訓



    阿呆になれ
    黒住宗忠



    疲れた牛は足をますますしっかりと立てる
    古諺



    としより笑うな行くみちじゃ
    子ども笑うな来たみちじゃ
    青ノ助



    五観の偈
     禅の修行僧が食事を受ける際に心の中に想念する反省と感謝の意を含む偈文。

    1. には功の多少を計り、彼の来処を量る。
       私達がいただく食事はいかに多くの人の手数と労力が費やされているかその苦労を思い天地自然の恩恵を忘れてはならない。
    2. には己れが徳行の全欠を忖って供を応ず。
       自分の人格を完成せんが為又自分の業務を完全に勤める為に食事をするのである自分を省みて欠点はないか反省して頂戴する。
    3. には心を防ぎ過を離るることは貪等を宗とす。
       貪りの心、瞋り心、因果の道理のわからぬ愚痴の心で食事をしてはならない。
    4. には正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり。
       日々食事を摂るのは飢えや渇きをいやし肉体の枯死を免れる良薬と思い、平和な心持ちで食事をする。
    5. には成道の為の故に今此の食を受く。
       私たちが食事をいただくのは、人間として大道を成就せんがためである。人生の真の意義を見失って、一生をムダにすごさないよう成道の為に食事をする。








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