<1985年5月15日発行 第345号> | ||||||||||
目次 | ||||||||||
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1. 精神神経症もまず青汁で | ||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
28才の公務員 56年11月に狭心症様の発作。58年6月には自覚症はなかったが十二指腸カイヨウのあとがある、といわれた。58年末からミゾオチに痛みがあり、食欲がなくなり、泥状下痢が3〜4回あり、出勤時がくると便意を催おす(日曜日にはない)ようになった。その頃から、元気がなく、落ちつかず、集中力・活動意欲がなくなった。元来神経質。几帳面な内向的性格で仕事熱心。かなり激務についていた。食事 朝はほとんど食べず、昼は外食。夕食だけ家庭でとっている。肉食にかたむき、野菜が少ない。晩酌2〜3合。勤めに出だして酒量が上り、飲まずにはいられない。タバコ20本。甘いものは食べない。 カロリー、蛋白質にかたむき、ミネラル・ビタミンの少ない、ひどく偏った食事だ。それにアルコール。出来あい食品も多いようだ。これでは、血のにごりをまねき、体調が香しくないのも、肝炎、自律神経の不安定、また精神的におかしいのも、けだし当然というものではなかろうか。 何はともあれ、まず酒をやめるかへらし、ナッパ・青汁を中心とする安全完全食によって血のにごりをとりのぞくか、少しでもへらすことだ。しかし、それには少なくとも1日1キロ以上、1.5〜2キロのナッパ(青汁にして4〜5〜6合)が必要だし、同時に、一般食事もできるだけ安全・完全化するようつとめなければならない。中でも問題は酒。晩酌2〜3合ということだが、勤めに出だしてから酒量が上り、飲まずにいられぬということ(ストレス解消のためではあろうが)。食事がすすまぬというのにふとり気味であること。などからすると、実際はかなりの量になっているのではないか、と察せられる。 さいわい肝臓も、今のところまだ、単なるアルコール肝といった程度のようだが、このまま飲みつづけていると、やがて慢性肝炎、そして肝硬変になること必定だし、悪くすれば癌が出て来ないがものでもない。また血管や心臓(56年の狭心症はおそらく神経性のものだろうが)、脳・神経系その他にも、どんな害を及ぼすかも知れない。まだ大ケガをしていない今こそ、酒との悪縁を断ち切る絶好のチャンスだ。もし直ぐに完全に絶縁(するのが最も望ましいが)できなければ、さしあたり、少しづつ量をへらし、その分だけ(あるいはそれ以上)青汁をのむ。たとえば、酒を1合のむなら、青汁を少なくとも1合。1.5〜2合ならなおよい。そして、しだいに酒をへらし青汁をふやす。このようにして、かなりの中毒状態から解放された人もある。そうしているうちに、肝臓だけでなく、自律神経にたいしても、おそらくまた精神的の面にもよいにちがいない。それにはなみなみならぬ努力と根気が必要であり、決してナマやさしいことではあるまいが、まだ若い、今からからだをダメにしてしまっては、あまりにも勿体ない。一大決心をもって大いにがんばってみようではないか。 (59・1)
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2. 視力が下がった | ||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
「15才の長男(中学生)の視力がさいきん急に下がり(0.4、いままで1.2だった)。眼鏡が必要といわれました。ほかに蓄膿があり、乗りものに酔いやすく、カゼをよくひきます。また、13才の長女は毎冬シモヤケに悩まされています。先生の「青汁は効く」を見て、ぜひやりたいと思い、畑の大根葉を飲ましましたところ、大変いやがり困っていましたが、先日の電話でケールのことを知りました云々。」 (58・10)
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3. 禁煙の効果 米国人医師のケース | ||||||||||
タバコが、数多くの疾患、特に肺癌の発症と深く関係していることは、疫学的、臨床的、実験的にも証明され尽くしたかのようである。しかし、病因論の立場からすると、あの有名な“コッホの三原則”(もっとも、この三原則を完全に満たすような実例はないそうであるが)に照らすと、その病因物質を取り除いたら、その病気にかからなくなる。タバコの場合は、その病気にどの程度かかりにくくなるか、という点では少し弱いようである。禁煙が死亡率を下げるかどうかについては、疑問を投げかける研究者もある。 (モダンメディシン83・10)
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4. 家族を思う心、それは食事作り | ||||||||||
広島県 M.B.
病院の栄養士だった知人の女性が、先月の初め退職をした。退職の理由は、中学3年の長女が日記の中で「家に戻っても誰もいない。聞こえるのは家の中で真っ暗い家がゴーゴーと鳴る音だけ。家が鳴る。誰もいない家が鳴る」と、書いていたのを読んだことによる。 (59・5・15 サンケイ)
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5. 盛岡地方の冬季のケール利用について | ||||||||||
盛岡市 S.K.
当地方は真冬日が1ヶ月以上も続き、積雪は年間1米位であるが、最低気温が零下10度〜零下15度の日が続き、せっかくの大切なケールも脱水状態となり立枯してしまう。盛岡近郊の矢巾町細川氏は、9月上旬、パイプハウス(10坪)内にケール苗を移植し、2月〜5月の緑黄色野菜不足の時期に家族で利用、好成績をあげている。写真は昨年11月25日会員で見学にゆき、写したものです。 | ||||||||||
6. テレビを見ました | ||||||||||
和歌山県 S.I.
青汁を始めてから、4年になります。以来ずっと健康で、今では青汁なしではいられない毎日です。昭和55年に「貴女は野菜を山程食べなさい」といわれてから、どうして食べようかと迷いました。何かそのような本がないものかと、方々に手をまわして探して見ました。そして先生の「青汁はきく」に出逢ったのです。 (60・2)
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7. ますますのご活躍を | ||||||||||
岡山県 T.K.
小雪が散らつくとても寒い日でございます。先生の青汁で例年の風邪も大したこともなく、ほんとうに日々感謝の気持ちで一杯でございます。先日のテレビを見て、このような素晴らしい物があるなんて、もっと早くご縁があったらと、悔やまれてなりません。実は三人娘の内、次女には生まれつきの奇形があり、原因はよく分からないとのことですが、1年間程国立病院で治療をしていただいたのですが、結局治らず現在に至っております。 | ||||||||||
8. 米の食生活も健康ブーム?! | ||||||||||
米国では、近年、健康志向が高まり、食生活がわずかずつ質的変化をみせてきている。4日付のニューヨーク・タイムズによると、米国人は10年前に比較して牛肉や、羊肉などの肉はあまり食べなくなり、卵も、コレステロールを気にして、10年間に13%消費量が落ちている。缶詰の果物も消費量は、年平均30%近く減る一方、生の果物が8.5%増加、缶詰の野菜も9.5%落ち、代わって生の野菜が6.5%増えている。 (ニューヨーク=共同)
(59・4・6 サンケイ) | ||||||||||
9. ますます必要 | ||||||||||
岩手県 E.O.
昨年10月盛岡で先生と奥さまにおあいできて嬉しくございました。15年前と少しもお変りなく、お元気なのにおどろきました。やはり青汁の先生は、老化を防げることを実証されました。私も学ばねばなりません。本年1月の青汁新聞はガンの特集でしたので、多くの方々に読んでいただきたくとかんがえています。 | ||||||||||
10. 毎日快適 | ||||||||||
名古屋市 T.M.
人にすすめられて青汁をのみはじめて、丁度、1年になる70才の者です。疲労を感じていて、仕事意欲が減退していましたが、その後、元気で、仕事意欲も増し、毎日快適に過しています。 | ||||||||||
11. 喘息なおる | ||||||||||
大阪市 M.H.
私は、中学2年生です。小児ぜんそくで度々発作になやまされ、医者の手のきれたことがありませんでした。発作が起きると食事ができず、だんだん衰弱し、楽しい運動会も出来ませんでした。体力をつければ良くなるといわれたので、スイミングスクールに通うことにしました。でも、たいした効き目はあらわれず、小学4年頃から一層ひどくなり、2週間に1度の割で発作が起き、友達からは「死にそうな顔」といわれ、もう治らないのかと心配でした。 | ||||||||||
12. 北朝鮮だより | ||||||||||
平壌医大 J会
先生の書信と著書を送って下さったご厚情に対して、謹んで誠意を表する次第であります。新年の先生のご活動を心からお祈りいたします。私も、青汁を研究する医学徒として、今年はもっとも高い目標をめざしてガンバルつもりです。朝日親善をいのって。(85・1) | ||||||||||
13. パーキンソン病 | ||||||||||
岡山県 K.N.
私事パーキンソン病のため便秘にも困却していましたが、起床後朝食前1時間1袋の顆粒と牛乳1合飲むことにしていますが、毎朝食後自然にお通じがらくに出るようになりました。病気の状態も今では進まずよい状況になっています。 | ||||||||||
14. 生残っているのは | ||||||||||
北九州市 T.Y.
大正8年生れです。いっしょに停年になった人たちは、高血圧と内臓等で死亡し、生残っているのは小生だけになりました。青汁のおかげであろうと思います。(59・3) | ||||||||||
15. 質問箱 | ||||||||||
問 | ||||||||||
コラム紹介 | ||||||||||
知らぬものは最も幸福
理……は法に勝つ事を得ず 法……は権に勝つ事を得ず 権……は天に勝つ事を得ず 天……は明にして私なし いかなる不慮なことに際会しても 自ら慰安すべき最良の道は 常に最悪を期待し居るにあり (仏俚)
人各々最も己の心に適ふ道を選べ プロペルチウス
青汁一口メモ
時間がたってふるくなった青汁にも、 それなりの効力はある。 遠くの青汁製造所へ、1升ビンを7本もって、 1週毎にもらいに行き、 それで慢性肝炎をなおした人もあるほどだ。 | ||||||||||
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