<1985年4月15日発行 第344号> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目次 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1. 効果がないのは | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
理窟の上からも、ながい間の数多くの経験からも、青汁はたしかによいと確信しているが、決して、いつも効果があがるわけではない。
おかずの種類と量 調理、調味、味つけ 嗜好品、とくに菓子、ジュース、酒など また、有害有毒食品――農薬その他生産用薬剤や産業廃棄物に汚染されたり、どんな添加物に汚染されているか知れないインスタントものなど加工・保存食品のとり方にも、十分気をつけなければならない。 その他 そのほか、血のにごりを原因するもろもろの因子、薬剤、放射線の影響。また、日常生活のあり方、精神的ストレス。 運動不足、心身過労、睡眠不足、性の無軌道、あるいは環境の悪化などについてもかんがえてみなければならない。 (58・9)
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2. 自然の“瞑眩(めんげん)”か | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
塩釜の高田さんからこういうおしらせをいただいた。 「入会して5〜6年でしょうか小学校のころ、チフス、ジフテリアで、二度辛うじて生きのびました。 このおたよりで感じたことが二つある。 その一つは 頑固な便秘がケールの青汁で、とくに、カスもともに食べることでうまく解決したこと。 しかし、これは、いうなれば、至極当然のことで、とくにとりあげていうほどのことではない。 しかし、 もう一つ 前段の話にはひどく考えさせられた。 こどもの頃からたびたび大病をし、後には、いろいろ厄介な病気(いわゆる難病奇病ばかりだ)でいくたびも生死の境を往来。 ついには呼吸マヒで全身チアノーゼ、硬直、意識を失うという最悪の状態にまでなっていたのが、主治医の必死の努力で蘇生された。 しかも、それが、ただ生きかえったというだけではなく、それっきり、ながい間悩まされつづけていたあらゆる病気から解放された(便秘以外)という事実。 “やまいぬけ”ということだろうが、それにしても、まったく驚くべきことがらだ。 いったいどう解釈すればよいのか、常識的にはちょっとかんがえつかない。 ところで、漢方に“瞑眩(めんげん)”といって、必死と思われる重病のばあいに、猛毒薬などをつかって、意識を失うほどのはげしい反応をおこさせて治す療法がある。 高田さんのばあい、もちろんそういう薬をつかったわけではないから自然にそういう状態になり、結果としてそれと同じ効果が出たとでもいうのであろうか。 いずれにしても、まことに興味ぶかいことであり、大いにかんがえさせられることがらのように思われる (59・5)
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3. 天の益人とは | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東京 青木五郎
神皇正統記巻頭に 「大日本者神国也。天祖始めて基を開き日神ながく統を伝へ玉ふ。と。 夫れ我国は神代の昔から人々は神の子として生まれ出た神の子孫である。 その故に人々は常に敬神崇祖を怠るなよと親々より教へを受けて来た。 夫れ、神々は宇宙創成期に道を開き、この国土と万物を生み成し玉ひて、土を化育して、息む事なき弥栄の大法則を樹立し玉ふ。 この故に地上の万物は夫々豊かな個性を保持しつつ、自立して共存共栄相互扶助の神の御旨を守り、自ら悦び、他を敬愛しつつ弥栄え、人これを統べて神命に奉ず。 故に、この道を神道と称え申す也。 茲に神国日本の人々神代の古から神恩に応へ奉りて、神々の御手代と成りて神道に翼賛し天地と共に弥栄ゆ、この故に天(あま)の益人(ますひと)と称え侍る也。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4. 慢性下痢 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
「42才の男性です。数ヶ月前より体調をくずし、慢性の下痢(もともと腸が弱くて、よく下痢をしていました)、耳なり、目まいをおこして(高血圧からきているのだろうとの診断)、通院しながら勤めに出ています。 耳鳴り、めまいは高血圧からということだから、ここでは慢性の下痢をとりあげてみよう。 ながくつづいている下痢。もともと腸が弱く、よく下痢していたとのことだから、そのつづきかも知れない。 しかし、それが数ヶ月前に体調をくずしてから、またおこったというのであれば、なにかかくれた原因があるかも知れないから、大学病院その他、設備がよくととのうており、信頼のおける病院で、一応くわしく調べて、なにか特別な原因がないかどうか確めてほしい。 そして、やはり慢性の腸ときまれば、それがなぜかをかんがえなければならない。腸がよわいのには、生れつきということも、もちろんあろうが、多くのばあい、その後の日常生活の間におこるものだ。 たとえば、赤痢菌やアメーバーの感染、あるいは何かの中毒などで、大腸をいためると、それが治ったあとまで、かなり長い間抵抗力が弱く、わずかなことでも下痢しやすい。 しかし、しだいに治ってゆくのがふつうだ。 また、腸がよわいと、食べものは、しだいに消化のよい、やわらかいもの、主食は白米、それもやわらかくたいた飯か粥。 おかずは、これまた消化のよい肉や魚や卵が主になり、野菜類ことにナッパ類は繊維が多いからと敬遠され、なるべく軟かい果もの根ものにかぎられる。 そうすれば、短期間の下痢にはたしかによい。 しかし、これが習慣的にながくつづけられるとなると、かえって下痢しやすくなる。というのは、そういう食べものがひどくかたよった不完全食になっていること。つまり、カロリーや蛋白質はそこそこ、不足しないかも知れない。 けれども、それらに釣り合わねばならないミネラルやビタミンが不足している(栄養のバランスがみだれている)。 ために血がにごってくる――酸性にかたむき(アルカリことにカルシウムの不足)、また、ビタミンの不足で代謝が不完全になり、有害な中間産物ができる。インスタントものなど出来あい食品が多ければ、それらに多い添加物の害も加わる。 こうした血のにごりのために、からだ中のはたらきが悪くなり、したがって、腸の抵抗力がよわり、刺戟にたいして敏感になる。 そして、回復をおくらせ僅かなことにもひどく反応して、下痢をおこしやすくなる。 あなたのばあいも、もともと腸がよわいというので、食べもの一般に、そういうことになっていないだろうか。 もしそうであれば、これをなおさなければ、根本的にはなおらない。 このバランスのみだれをなおすのにいちばん有力なのが良質ナッパ。 したがって青汁だ。 もっとも、そのためにはかなりの大量(少なくとも400〜500g、青汁にして約2合以上)が必要だ。 で、いきなりのんでは下痢するかも知れないから、はじめ少量のみ、しだいにふやしてゆくようにし、もし下痢するようなら、一緒にバターを少し食べてみるとよい。 こうすると下痢しているものでもとまる。 ふつう下痢には、ナッパはいけない、脂肪はよくない、とされているが、その悪いといわれているものが、かえってきくのだから、奇妙といえば奇妙だ。 それはともかく、このようにして平素の食事を完全にし、血をきれいにするようつとめていれば、からだ全体の調子がよくなるとともに腸のはたらきもよくなる。 あなたの慢性下痢も、おそらくなおるにそういないし、同じ食事で血圧も下り、耳鳴り、めまいもおさまるだろう。 また、母堂のリウマチもよくなり、厳父の体調不良にもよいと思う。 畑があるのは何よりの幸。 うんとケールをつくることだ。 ケールは葉が大きい(1枚150〜200gにもなる)うえに、つくり方しだいでは年中切らすことなく利用できる。 ただし、とくに気をつけてほしいことは、絶対農薬をつかわないこと。 そのためには、なるべく深耕し、化学肥料でなく、昔ながらの堆肥・厩肥・石灰・油かすなど有機質肥料による自然健康栽培(有機農法)でなければならないこと。 なお、それ以外の農作物も、すべて、同様の農法でつくり、その健康作物をあたえた家畜の安全で良質の乳や卵や肉が利用できればなお結構。 一家をあげて、これを実行されるならば、一同そろって健康になり、本当に幸福な家庭を築くこともできるだろう。 (58・10)
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5. ご飯が悪いんじゃない | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
65才、小肥りの愉快なばあちゃん。
「あんたは?」
「で、野菜は?」
「味は?」
「インスタントものや出来あいものは?」
「甘いもの、菓子やジュースも?」
「たべものはようかむんかい?」
「それじゃあ下げるのも当り前じゃわい。お粥ややわらかいジャガイモはええのにご飯がさわるのは、かんどらんからじゃ。 いつも荒がみの大食で胃腸をいじめているけん敵討ちされたんじゃ。 胃腸の仕かえし、ムホンじゃよ。ようかめばよろしい。くすりはいらん。 毎日養生がいちばんのくすり。一に養生二に薬。 あんたの不養生の第一は荒がみの大食。次が砂糖の食べすぎとナッパの不足。甘いものはせいぜいへらす。肉や魚もあんたの年じゃあひかえめにし、野菜の多い方がええ。しかし、野菜というても何でもええんじゃない。なるべく緑の濃いナッパ。」
「それもおえん(ダメ)。かたい、いうなら人間の食べん、牛や山羊や鶏にやるような青ナッパ。」
「そのとおりじゃ。ご主人のいつもいわれたり、されている通りナッパをそえて、ようかんで、食べすぎんようにしていれば、いつも達者。ご飯で腹下げするようなことは絶対ないよ。」 (59・3)
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6. 理想体重に信用の価値はない | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【シカゴ】健康に注意する人たちは、いつも“理想体重”を気にするが、個人的に最適な体重に一貫したデータの根拠はない、とT.R.Knapp博士がJAMAに次のように書いている。 (Medical Tribune 83,8.25)
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7. 運動をしたがらない高齢者 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
危険だとの誤解が原因に (Medical Tribune1984.9.12)
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8. アメリカだより | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アメリカ・加州オリープハースト R・Y・アラガキ(新垣) 59才の奥様は、59年2月から乾燥青汁を飲みはじめ、今まで長いこと腕を動かすことができず、一度ベットに横になったら、自分ひとりでは絶対に起き上れなかったのが、2ヶ月後には、痛みはあるが、腕を使ってひとりで起き上がれるようになり、7ヶ月後には、23年来の糖尿病独特の尿の臭いがなくなったそうです(甘いものを食べすぎると時々臭いがするそうですが)。 それに今では、腕の痛みも全然なく、頭の上までも伸ばせるようになったと、それはよろこんでおられます。 また、61才のご主人は長年の腰痛がなおり、中学生の時以来の顔の吹出物もすっかりきれいになり、あなたはいつも青春だねなどと友達にひやかされているそうです。 2週間前には親知らずの歯を抜きました(抜いたというより骨をくだいて出したそうです)が、医者がびっくりしたくらい早く血が止り、大きな穴も早く肉が上ってよくなったそうです。 それに、青汁を飲みだしてから、日1日と元気になり、今は、あらゆる薬、アスピリン、ビタミン剤も、飲む必要がなくなったそうです。 ご夫婦とも青汁を飲めたことを感謝しております。 こんどは、私の57才になる主人のことを書きます。 主人は約7年間乾燥青汁を飲んでおりますが、食事が悪かったためか、58年11月心臓発作をおこしました。 病院に入り、色々の検査を受けた結果、必ずニトログリセリンを身につけていること。発作がおきた場合はすぐにそれを舌の下に入れるように、という指示をうけました。のち、何度か仕事場での発作でニトログリセリンを使ったようです。 何度目かの診察の時(59年2月)、私も一緒に入り、先生にいろいろ質問をさせていただきました。 ところが、そういう容態になったらこの薬、こういう容態がおきたときにはこの薬、この新しい薬を飲むようにと、今まで5種類も飲んでいた時のほかに2種類ふやされました。 この診察日の19日前に、3ヶ月も私に内緒で飲んでいた血圧降下剤を、青汁絶食をして、やめてもらいましたので、飲むのをやめた場合はどうなりますかとおたずねしたところ、「みな1週間くらいで心臓発作をおこして死にます」とおっしゃいました。 それで、主人が19日前から飲んでいないことをお話しすると、びっくりなさり、「いまは幸運だけで生きていますよ、すぐこの薬を買って飲むように」と、処方箋を書いて下さいました。 そして帰りぎわに、「今後そんなことは絶対にしないように。そうでないと何時まで生きられるか保証できませんよ」と、おどかされました。 その日ふやされた2種類のうちの一つは、飲むとメマイがして立っていられないから、必ず、夜ベットに入る時に飲むこと。 2〜3日飲んでいると体が慣れてメマイがしなくなるから、そしたら仕事に行ってもよい、という大変おかしな薬です。 「先生がせっかく言って下さったのだから、一週間ためしに飲んでみる」などといっている主人を、「こんな危い薬をのんだら体がだめになってしまう」と、やっとなだめて止めさせ、一大決心をいたしました。 5年くらい前に、お友達の奥様がひどい心臓発作をおこされた時、断食と食事療法だけでなおされたのを知っておりましたので、さっそくその療養所の場所をお聞きし、万一の場合はそこにかつぎ込むつもりで、今まで飲んでいた薬を全部やめてもらうため、青汁絶食を決行させました。 といいますと大変大袈裟のようですが、もう主治医にたよるわけにはまいりません。 5種類の薬と血圧降下剤を飲んでいた頃の主人は、薬の副作用かどうかわかりませんが、いつも体のぐあいが悪く、1ヶ月に何度も仕事場から、ぐあいが悪うなったから、すぐ迎いに来るように、という電話がかかりましたし、家にいる時も、一日中ベットに入っていますし、こどもでもしないような同じ間違いを何度もしていましたし、食事も塩からいものばかり好みましたし、何でもないようなことでも、よく癇癪をおこしていましたし、いま話していたこともすぐ忘れてしまったり、なにか廃人のようでした。 それが、血圧降下剤をやめた後は、頭がはっきりして軽くなったようだとか、夜よく眠れるようになったとか、この頃毎日気持がよいなどいい出していましたし、それに、どういうものか、ご近所の方やお友達の方で、心臓発作でなくなられた方たちが、どなたも血圧降下剤を10年前後のんでいられた方々でしたし、主治医のおっしゃるとおりの薬を飲んでいたら、いつの日か健康になって薬をやめられる日が来るというのではなさそうですので、主治医が何とおっしゃっても、また飲ませたくはありません。 それでは、と決行におよんだ次第です。 乾燥青汁断食を5日間しただけで、心配したことも起きず、現在友達から、「とても元気そうだし、若返ったようだ」といわれます。 仕事場で他の人達が悪性の感冒にかかり、次々に休みを取っている時でも、早目に床に入るだけで、風邪薬も飲まず、青汁だけで回復。 一日も休みませんでした。 ニトログリセリンを持ちあるかなければならないような人が、食事療法だけでこんなに健康になれるということは、どんなに毎日の食事が大切かわかります。 いまごろは、それほどきびしくしてはおりませんが、イモ・マメ・ナッパ・青汁食に近い食事に心がけております。 (60・1)
小田川さんご夫妻、私達夫婦とも、本当に青汁に感謝しております。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9. 病変廃棄 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
肉を食べる前に (58・4・30 朝日)
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10. ポテトチップスモーニング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ポテトチップスに、こういう「栄養メモ」がついていた。 (四訂食品成分表調べ)
「四訂食品成分表調べ」とあったので実際に計算してみた(表)。 そして私の理想とかんがえているバランスにあてはめてグラフにしてみた。なるほど、カロリーだけは十分だが、それ以外はかなりからっぽで、このままでは、とても「バランスよく」とはいいかねる。 (59・10)
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11. 台所から考える食べ物レポート | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新食品成分表 数値が語るものは? 強まる過保護飼育 「与えるエサの影響が卵や肉の分析値にダイレクトに出る」 と名古屋大名誉教授の佐藤泰さん(肉、卵グループ責任者)。 たとえば、いかにもカロチン値の高そうな卵黄。 でも分析してみると、思ったほど高くはない。 実は黄色の色素をエサに混ぜていた−というぐらい、エサの影響は出やすいのだそうです。 “地玉っぽい”褐色卵も、そんな卵を産むニワトリ(ロートアイランドレッド)がいるし、ビタミンEを加えると褐色卵にするのは簡単。 今や地玉は“幻”で、成分表から姿を消し、白い卵も褐色卵も飼料会社のサシ加減ということになりました。 養殖魚もエサの影響を受けた例。 全国天然あゆと養殖あゆの腹わたが初めて比較されましたが、その結果では、養殖は天然より1.6倍脂肪過多、ビタミンAが3倍。 しかし灰分、鉄は逆に3分の1の少なさでした。 「早く太らせようと炭水化物や脂肪の多いエサを与える。そして、脂溶性のビタミンAは肉に蓄えられて値が高くなる」 と水産庁東海区水産研究所の村山繁雄主任研究官。 魚資源枯褐に備えて、アフリカ産テラピアが養殖魚として有望視されたり、ウナギ、タイ、ハマチなど養殖ものは増える傾向にあるので、エサのアンバランスは気になるところです。 同様に、肉牛レバー100g中にはビタミンAが40000IU、豚レバーは47000IU。他の栄養成分が軒並み減少の中にあって際立った増加値で、濃厚飼料の影響が指摘されるゆえんです。 ちなみにビタミンAの1日摂取量は2000IU。 ひょっとしたら、前代未聞の過剰摂取の害(イライラ、下痢、皮膚かいようなど)を心配しなければならない時代が来るかも知れません・・・。 野菜は水っぽく・・・ 野菜255品目を概観した印象は、カロチン不足。 ホウレンソウ、ピーマンはカロチン、ビタミンA、Cともに半減。 水っぽくなりました。 「三訂当時の20年前と今では、品種が違うから比較は無理。成分表の値は年中作られるホウレンソウの分析値を平均したもので、通年食べたら得られる値と考えて下さい」 と前農水省野菜試験場長の西貞夫さん。 栄養価が低下した分は、たくさん食べることで補うことになります。 「市場の3分の1は施設もの野菜。もうやめるにやめられぬのでは・・・」(西さん)。 水っぽい野菜の傾向は続きそうです。 学校給食の分析も 小麦粉、パン、ゆでめんについては、一般市販用とは別に学校給食用の分析値が新設されました。 給食原料は日本学校健康会が各県の学校給食会に流すという独自ルートがあり、「無漂白粉を使い、ビタミンB1とAを強化しているため(文部省学校給食課)分析値が加えられました。 この他、脱脂粉乳、ソーセージなど学校給食用ルートは多々ありますが、各県の予算に合わせて成分値はまちまち。 「そこまで拾い切れなかった。給食のルート網ってすごいですね」と分析担当の先生たち。 精製技術の功罪も 砂糖の中で無機質成分(カルシウム、鉄、カリウムなど)とビタミンB1、B2が多いのは三温糖。 「白い砂糖をつくる技術がぐっとよくなったけれど、半面、粗糖に含まれていた微量成分は上白糖から消えてしまった」と成分表。 天ぷら油、サラダ油も三訂では含まれていた微量成分が完全除去されて脂質100%、世界に誇る精製技術も“両刀の剣”のようです。 この他、肉にビタミンCが多いのは酸化防止に添加するL・アスコルビン酸のため。 また、加工食品にナトリウムが多いのは食塩以外のナトリウム塩(調味料など)も合算したため・・・など、成分表総編集を担当した宮崎基嘉・国立栄養研究所基礎栄養部長が「バクロしちゃいましたかな」と笑うように、食品の中身についてかなり丁寧に記述されています。 1600に及ぶ食品が何を原料にどう作られているか。 それがきっちりわかるのが新成分表の大きな価値の一つと言えるようです。 (58・1・14サンケイ)
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12. 不養生するための青汁 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
青汁は不養生するため、といった人がある。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
13. 雑草木葉 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
青汁の材料として利用できる雑草木の葉はたくさんある。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
14. 血圧が下った | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
千葉県 Y.K.
主人が肝臓、糖尿、高血圧といわれ、現在、薬を服用いたしております。 (58・10)
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15. 糖尿よくなる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
名古屋 W.K.
スタンドより2合を2日に一度いただき2ヶ月になり、主人の糖尿がよくなりホッとしています。 (60・1)
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16. 青汁で難病克服 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高松市 A.M.
先生ご推奨の青汁にて一命を助かりました者(当年76才)でございます。 (55・9)
多分その本は主婦の友社発行の「青汁の効用」でしょう。これは絶版になりましたが、その後「青汁と健康」という本になっています。が、これもとかく切れがちのようです。 会の方にはありますから送りましょう。 なおご病気はおそらく癌ではなく、結核性のものだったのでしょう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
17. 難病に命の縄 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仙台市 K.O.
毎日寒さがきびしくて、今日も風が強くとても寒いです。 (60・1)
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18. たくさん子供に | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
長野県 S.T.
毎月の新聞を楽しみにしています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
19. 質問箱 アトピー性皮膚炎に | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
問 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コラム紹介 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この世における最も崇高なるものの一つは パルワー・リフトン
一口メモ 二層に分れた青汁 青汁はながくおくと、 淡黄色の上層と、濃緑色の沈殿とに分れる。 色づけしたマガイモノでない証拠で、 そのどちらにも大事な成分がある。 よくふってその全部を飲んでほしい。 世を逃れんとするなかれ、 世に勝つべし、 境遇の改まらんことを祈るなかれ、 心の改まらんことを祈るべし、 苦痛の去らんことを願ふなかれ、 恩恵の増さんことを願ふべし、 外に富み且つ栄えんと欲するなかれ、 うちに喜び且つ楽しむ者となるべし。 内村鑑三 所感十年
報徳訓 父母の根元は天地の令名に在り 身体の根元は父母の生育に在り 子孫の相続は夫婦の丹精に在り 父母の富貴は祖先の勤功に在り 吾身の富貴は父母の積善に在り 子孫の富貴は自己の勤労に在り 身命の長養は衣食住の三に在り 衣食住の三は田畑山林に在り 田畑山林は人民の勤耕に在り 今年の衣食は昨年の産業に在り 来年の衣食は今年の艱難に在り 年々歳々報徳を忘るべからず (青木五郎氏「真事の伝え」より)
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