<1983年4月15日発行 第320号>
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目次
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1. こどもとイモ・マメ・ナッパ食
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医学博士 遠藤 仁郎
いつも青汁新聞をありがとうございます。私は5人家族の主婦です。
主人、長男(中2)、長女(小5)、次女(小4)の食事にはかなり気をつかっているつもりですが、いつの間にか家族のよろこびそうな、口あたりのよい肉や魚、甘いものに流れてしまいがちです。そんな時青汁新聞が届きますと、ああそうだったと心をひき締めて、食事つくりに励みます。が、いつもいつもイモ・豆・なっぱの食事では、主人は黙って食べても、子供たちは納得しません。それに、成長期の子供たちだからと、つい、肉など沢山あたえてしまいます。私どものような、成長期の子供をもつ家庭の献立(料理法も)など、参考までに、1週間分ほど掲載していただけたら、この上ない幸いに思います。
という手紙がきた。
ごもっとものことです。いま一般の食べものが贅沢になっているうえに、発育ざかりの子供たちには、もっとカロリーを、もっと蛋白質をと、相も変らず肉や魚や卵・乳製品がすすめられ、マスコミはそうしたおいしい出来あいの食品ばかり、声を大きくして宣伝しつづけています。子供たちが(いや親たちもが)それを鵜呑みにして、そうすれば、かならず丈夫になり、頭もよくなるだろうと思いこみ、というより、そう思いこまされているのも無理からぬことです。
しかし、本当にそうでしょうか。なるほど子供たちには十分の栄養は必要です。けれども、それは、決してカロリー、蛋白質だけが多ければよいのではありません。白米飯と肉や魚や卵、それをおいしく料理した食事は、カロリーも蛋白質も十分。どころか、多すぎるくらいですが、それが全くエンプティ(からっぽ)カロリー食であることは、毎度述べている通りです。そして、不足しているミネラルやビタミンは、発育ざかりの子供ほど必要であり、その不足したままの食事では、本当に丈夫になり、頭がよくなるわけがありません。しばらくは何ともないかも知れませんが、ながい一生の間には、必ず何かおこります。これを防ぐにはミネラル・ビタミンが十分なければなりませんし、食べものは安全でなければなりません。そこで安全なイモ・マメ・ナッパ食にし、ミネラル・ビタミンを豊富にもったナッパをうんと食べるほかないのです。また、それをつづけても、決して栄養が不足したり栄養失調になる心配は絶対にありません。
しかし、おっしゃる通り理窟ではわかっていても、おいしいものがいっぱいあり、それになれた舌が承知してくれません。子供はとくにそうです。しかも子供たちは、三度の食事だけではすまず、間食にもうまいものが、ということになりますから、それだけナッパの必要性は、さらに大きいわけです。ところがその肝腎のナッパがひどく嫌がられているのですから、なんとかうまく食べさす献立でもとおかんがえなのでしょうが、それには、鼻をつまんででも飲め、僅かの分量でこと足る青汁の利用がいちばん簡単だと思います。
で、わが家のやり方を申し上げてみましょう。私は、毎日1キロのナッパを目標にしていますが、その3/4は青汁にして(3合)朝起きぬけに一気に飲み、朝食のイモナ汁(本紙295号56年7月)で、さらに150gを食べます。つまり、朝のうちに900g食べてしまい、あとは昼・夕食にてきぎ入れるという寸法です。これでよいことは、
1、ナッパの大量がらくに食べられることと、
2、ナッパに十分の余裕があるから、昼・夕の主食はイモでも、パンでも、たまには米飯にしてもよいし、おかずも、野菜がちではあるが魚や、時には鶏肉も食べられ、肉食に甘いものの少々もやれる、ということです(本紙302号ナッパの貯金参照)。
で、食事がずっと自由になり、それだけ楽しくもあります。お子たちのばあい、朝、青汁(前夜つくり冷蔵しておいて)1合以上(多いほどよい)と、イモナ汁一杯をノルマときめておかれれば、たとえ昼に学校の給食(不完全きわまるものですが)を食べても、まだ、夕食にかなり子たちの好くものを食べさせる余裕がある筈です。こういう風にやれば、別段、むつかしい献立をかんがえなくてもよいと思いますが、いかがなものでしょう。(56・12)
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2. 周期性四肢マヒ
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医学博士 遠藤 仁郎
浜松スタンドの横山さんから、
「33才の男性、病名は家族性周期性四肢マヒ(血液中のカリウム濃度が極端に低い)。会社でも重要な職務についており、バリバリ仕事をしていますが、疲労がでてくると症状がおこります。平素はなんともありません。青汁をのむようになってから(現在1日1合)、体調がよくなってきました。食養生のご指導を」
といってみえた。
この病気(周期性四肢マヒ、発作性マヒともいい家族的に出ることが多い)は、白米飯、ことに餅、あるいは菓子などを食べすぎた後、しばらく(数時間)して、手足がシビれて動かなくなるもの。これら糖質食品は、消化されブドウ糖になり、吸収されてからだ中の細胞におくられ、たくわえられるわけだが、その際、血液中のカリウムが一緒にとりこまれる。そのため血液中のカリウムがひどく不足するのがマヒの原因、とかんがえられている。この方の血液のカリウムが極端に低いというのは、発作の時のことかも知れないが、おそらく平素から人並よりは低い(あるいは疲労などすると低くなる)ので、不足に陥りやすいため、こういう発作がおこるのであろう。
予防するには
そこで、これを防ぐには、糖質食品、白米飯、モチ、糖分や酒などをひかえることと、カリウムの補給源として野菜・果物類、とくに良質ナッパ類をうんと摂ること。また、主食には、米よりはカリウムの多いイモ類。蛋白食には、同じく肉類よりはカリウムの多い大豆ものを主にする。つまり、イモ・マメ・ナッパ青汁食がよいわけだ。青汁をのんで体調がよくなったというのは、この方の平素の野菜ことにナッパの食べ方が少なかったからだろう。だからこれをもっとふやすこと。そして、おそらく、これまで大食家であり美食家であり、ことに糖分や酒がすぎていたのであろうから、これをつとめておさえることだ。と返事しておいた。
数日後のたよりに、「あの方はお米が好き、甘いもの好き、またお酒は大好きとのことで、いままで自分のからだに悪いものばかり食べてきたから、これからは十分注意したいとふかく反省されている様子でした」とあった。(57・7)
カリウム量(100g中・mg)
白 米 | 115 |
小 麦 粉 | 130 |
ジャガイモ | 360 |
サツマイモ | 455 |
牛 肉 | 245 |
豚 肉 | 250 |
鶏 肉 | 250 |
鯛 | 422 |
大 豆 | 1360 |
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3. 自律神経不安定症
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医学博士 遠藤 仁郎
23才の工員。平素、血圧は少し低い(100前後)方だが、せんだっての検診で高い(150/110)といわれた。よくのぼせたり、フラフラしたり、動悸が30分もつづくことがある。夜勤でコーヒー(砂糖3〜4杯入れる)3杯ものむと、朝方にとくにおこりやすい。酒、タバコがすぎてもよくない、との訴え。
やせだち。貧血はしていないが蒼白くみえ、肌の色がさえない。神経質そうな顔つきで、ものいいも性急。血圧130/90。心臓その他に、また尿にも異常はない。肉食が主で甘いものが好き。野菜は殆んど食べない。
自律神経不安定症だろう。神経が不安定で感じやすくなっているので、緊張するだけでも血圧は上るし、のぼせたり、フラフラも動悸もおきやすい。原因としては、生れつきということもあるかも知れないが、多分、日常生活ことに食べもののまちがいが大いに関係しているだろう。肉食がすぎ、糖分がすぎると、神経が感じやすくなる。野菜、ことに良質のナッパ類は、これを防ぎ、神経をしずめる。
そこで、ともかく、まずホウレンソウ、フダンソウ以外の、緑色の濃いナッパをしっかり(少なくとも1日400〜500グラム、理想的には1キロくらい)食べることだ。大部分を青汁にすれば、たとえば1キロのうち700〜800グラムを青汁(約3合になる)にして飲み、あと200〜300グラム適当に調理して食べれば、これくらいの野菜は難なくたべられる。調理は簡単にし、味つけはうすく(糖分だけでなく塩分も神経を刺戟する)。間食の菓子はやめ、くだものにする。
コーヒー なるべくうすめにして砂糖なしか、入れてもかき混ぜずにのむ。
酒、タバコ ともに神経をたかぶらすから、なるべくへらす。
そして、あまり気にしないこと。薬はいろいろあり、さかんにつかわれているが、なるべくさけることだ。こういう食養生をやってみて、それでよくなればよし、それでもよくなければ、も一度相談しようじゃないか。
(54・11)
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4. 庄内支部発足
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5. 肥大性心筋症
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医学博士 遠藤 仁郎
若い社員がポックリ病で急死したので、おどろいた会社では、全社員に精密検査をうけさせた。そして、24才のS君はこの検診で、肥大性心筋症と診断された。この病気は心筋が病的に肥大するものでポックリ病の原因の1つに数えられており、治療法もないというので、本人はもとより会社でもひどく心配して相談にみえた。遺伝的のものが多いそうだが親、兄弟、その他身内のものに心臓の悪いものは1人もいない。自覚症もいままで全然なく、運動――自転車ではしる程度のことだが――しても息切れしたり動悸するようなこともない。しかし、そういわれてから気をつけてみると、時々心臓がむらうちすることもあるようだ、という。
心臓肥大
心臓が肥大するのは、スポーツマンや重労働者、あるいは高血圧など、心臓の負担が増し、活動がさかんなばあいにみられるもので、この負担過重に対応して心筋繊維が太く丈夫になり、そのため心壁が厚くなり活動力・抵抗力がたかまった状態だ。
病的肥大
しかし、病的の肥大では心筋繊維がふとくなり、心壁は分厚くなるが、心筋の性質がかわっており(変性)、活動力・抵抗力には劣り、弱くなっている。ために、はたらきが異常となり不整脉が出たり、ポックリ病の原因にもなろう、というわけだ。
原因はなにか
なぜそういう変性がおこるのか、原因はわかっていない。しかし、遺伝的のことが多いといわれていることから想像されるように、生れつきにそういう変化をおこす下地、素因があるのだろう。そして、それが病的の変化に進展するのは、おそらく、心臓をやしなう血の変化(にごり)にあるだろう。
血のにごり
血のにごりにいちばん関係のふかいのは、何といっても食事だが、S君は農家の生れで、高校、大学いらいずっと寮ぐらし。いまも会社の寮にいる。そこで食事をし、酒をのみ、菓子を食い、タバコも吸う。つまり、独身サラリーマンのごくふつうの生活をおくっているわけで、その食事は、いわゆるエンプティ・カロリー食。したがって、血は酸性にかたむき、代謝不全でできる有害産物もあろうし、有害有毒食品の影響もさけられないだろう。その他、現代文明社会のあまりにも不自然・不合理な日常生活によって招かれるものもあろう。こうした血のにごりのために、もともと素因のある抵抗力のよわい心筋がおかされたものとかんがえるべきであろう。
対策
だから、ともかく血をきれいにして、心筋の栄養を正しくすることが何より大切だ。そうしておけば、少なくとも病変の進行はゆるめられ、あるいは停止し、ながい間には少しづつでも回復して来る可能性があるだろう。あやまった日常生活、運動や睡眠の不足、心身過労、タバコ・酒・菓子など嗜好品についての注意なども大切なことはいうまでもないが、まず、食のあやまりをなおすことだ(食の自然化・完全化)。それには、出来るだけ安全な食べものを食べ、良質ナッパをうんとそえること、つまり緑葉食、イモ・マメ・ナッパ食に徹底すべきだが、寮生活の現状ではせいぜい青汁をのむしかないだろうから、せめてそれだけでもしっかり(毎日4〜6合、元のナッパ1〜1.5キロ以上)のむことだ。そうして、血のアルカリ度を正常に近づけ、代謝を完全にして有害産物をできるだけ少なくするよう努めることだ、と私は思う。
なおナッパは、いくらでも多ければ多いほどよいという経験上の事実があるから、乾燥ナッパも大いに利用すべきだ。農家生れだということだから、無農薬ナッパをつくってもらい、これを乾燥しておく。いま、ちょうど大根の収穫期だから、もし農薬がかかっていなければ、捨ててしまう葉を全部乾燥しておいてもらうとよい。製法はごく簡単、沸騰している湯に30秒浸した後陰干。よく乾燥したらスリバチかミキサーで粉末にし貯蔵しておく。この粉の大匙山もり3杯は大よそ生の青汁の1合にあたる。これを併用すれば1日1〜1.5キロのナッパもらくに摂ることができる。これを根気よく、熱心につづけることだ。体質をかえることだから急速な効果はのぞめない。これまでにも、ある難病で、3年目になってはじめて効果が出た、といったこともあった。ともかく、一生の病気だから、ねばりぬくことが肝腎だ。
結婚をすすめる
それにしても、正しい食事の実行は家庭でなければむつかしい。その意味で、なるべく早く結婚し家庭をもつことをすすめたい。もっとも、この際、とくに気をつけなければならないことは、こうした食事にたいする正しい理解をもった女性をえらぶこと、これが必須条件だ。
ナッパの自給
なお、いま一つの条件は安全食品、ことに安全良質ナッパの自給をはかることだが、これもやる気さえあれば、日曜百姓ででも結構やれる。いずれにしても、自分のからだは、人まかせでなく、自分の労力によってまもらなければならぬ、ということを銘記しておいてほしい。(56・12)
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6. 病弱になやむ
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医学博士 遠藤 仁郎
25才の主婦の方からの来信
「22才の結婚直後、扁桃炎と腎炎で入院。その後、主人の実家に帰るたび再発(3回)。現在、血圧その他正常ですが、無理がきかず、疲れると蛋白、赤血球が出ます。いまは、2月に1回の定期検査。減塩、無理をしないという毎日です。母が病弱の折うまれ、幼い頃は偏食で弱く、高校〜社会人では登山、水泳など元気でしたが、今は神経質、不眠。胃炎、腎炎。ノド弱くカゼをひきやすい。ととても弱く、毎日悩み苦しんでいます。子供にも恵まれず、家事など手伝い、はげましてくれる主人や、まわりの者にあやまりつづけています。家より車で10分も離れていますが両親の土地80坪があるので、無理できない体だし、虫害も心配ですが、いちどケールをつくってみたいと思っています……」
病気を苦にしたり、ご主人やまわりの人に気がねしたり焦ったり、悩み苦しんでも何の益にもなりません。いらぬとり越し苦労をするより、こうしていれば必ず治るとかたら信じ、ともかく健康をとりもどすことに専念なさい。それに何より大切なことは、あなたの不健康の根本の原因になっているあやまった日常生活、とくに食事をあらためることです。あなたのからだをなおすのはナッパ・青汁をおいて他にはない、と私はかんがえます。ご両親の土地があるのは何よりの幸せです。両親にたのむか、ご主人の協力をもとめて、ぜひケールその他の良質ナッパ類を、年中きらさないようおつくりなさい。それをモリモリ食べ、青汁にもしてのむのです。
その他の食べものでは、なるべく安全な自然食品をえらぶことが大切ですが、腎炎があれば、とくに、イモ・マメ・ナッパ食をおすすめします。すなわち、主食には白米飯や白パンよりはイモ(ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ)を主とすること。蛋白食には、肉・魚の切り身より小魚・卵・乳。もっと安全な大豆ものを主とすること。それに良質ナッパを主とする野菜・山菜・海藻類をうんとそえる。調理はなるべく簡単に、味つけはうすく。間食の菓子、ジュース類はやめ、農薬汚染のないクダモノにする。コーヒー、紅茶よりは番茶。もっとよいのはカワラケツメイ、クミスクチンなどの草茶の方がよろしい。こうして気永にやってゆけば、あなたくらいの腎炎なら、きっとしだいに好転するでしょうし、子宝にめぐまれることも決して不可能ではないでしょう。
(56・10)
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7. 気の毒なお婆さん
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医学博士 遠藤 仁郎
75才の農家の老婆。近頃とんと食事がすすまず、からだがエライ(だるい)。足腰がいたむ。胃癌でもできているのでないかと検査をうけたが、胃にポリープができているだけで、癌や潰瘍らしいところなど心配なものは何もない。ただ、ひどい便秘で、せいぜい3〜4日に1回。それもかたい便が少しだけで、気持よくでることはない。食事は若いものと一緒なので、肉や魚が多く野菜が少ないうえ、嫁ごが大の甘党で、世間なみ以上に砂糖をよくつかう。市販の餡にまだうんと砂糖をいれるといったぐあいだそうだ。それに、お婆さん自身も嫌いでもないらしく、腹がへると(食事が少ないのでよくへる)センベイを食べているという。
これでは、早いか晩いか故障が出る。食事のすすまないのも、からだがだるいのも、足腰が痛み、通じがよくないのも、みなこの砂糖故だ。いうならば砂糖中毒。わかいものは、それでもまだ大したことはないかも知れないが、年寄にはすぐこたえる。ともかく、菓子をやめ、味つけをうすくすることだ。また、白米飯はへらしてイモを食べ、肉や魚よりは大豆もの、それに、ナッパを主とする野菜や海藻などをつとめて食べるようにすることだ、とこんこん説明し、年中切らさないようにできるから、これをしっかりつくってモリモリ食べ、青汁にしても飲みなさい、とケールの種をわたしておいた。
1ヶ月あまりたって、また来院。
「どうもよくない。知りあいのものが先生に指示してもらった注射でよくなったそうだから、わたしにも処方を書いてくれ」との注文。
「覚えていないが、その人は、多分、胃潰瘍でもあったのだろう。それならよい注射もあるが、いまのあんたによい薬は知らん。いちばんよいこと、大切なことは、このまえ話したように、砂糖をへらしナッパをうんと食べることだ。食べものはかえてみたのか。」
「炊事している嫁が面倒くさがってわたしのものは何もつくってくれません。」
「自分のからだは自分で守らにゃあならん。嫁ごがしてくれんなら、自分でつくればよいではないか。いまならナッパはいくらでもあるだろう。なければ野原にあるヨモギ、ヨメナ、レンゲ、ノエンドウ、セリ、ミツバ、タンポポ、ノカンゾウ、そのほかいばらの葉や、柿の葉など木の葉でもよろしい。牛や山羊の食べるものならなんでも利用できる。足や腰が痛むようだが、そろそろ散歩がてらに採りに行けば運動にもなってよかろう。炊事にしても、僅かな時間に簡単にできる方法はいくらでもあろう。たとえば、いま、ニラの出さかりだが、あれを生のままきざんで、そのまま飯にまぜて食べる。醤油をちょっと入れるだけでとてもおいしい。チシャがあれば、ミソ、酢ミソをつけて飯をくるんで食べる(チシャマキ)、大根葉、小松菜でもよろしい。それも面倒ならミキサーでつぶして(ミキサー粥)飲んでもよい。ちっとも手はかからんだろう。」
といってもみたが、お婆さんちっともよろこばず、うかぬ顔をして、
「それをするヒマがない」という。
「ヒマがないというけれど病院に来れば半日はつぶれよう。その時間を1週間に振りわけたら毎日1時間は浮くだろう……。」
「それもできんのです。」
なぜかと聞いてみると、嫁ごがお婆さんのオカズを買ってきてくれないので、内職をしてその金で買わねばならんので、とのこと。いや、こうなっては、残念ながら、もうどうにも私の力の及ぶところではない。(57・4)
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8. 制ガン二題
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医学博士 遠藤 仁郎
食生活など心がけしだいではガンの80%は予防できる
米国立ガン研究所前所長 アプトン博士のアドバイス
ビタミンAや繊維質を多く
「食べ物やたばこ、それに周囲の化学物質など、日常生活を注意深く過ごせば、ガンの80%は予防できる」−こんな耳よりな話を聞きました。発言者は、アメリカの国立ガン研究所前所長で、現在ニューヨーク大学環境医学研究所長のアーサー・C・アプトン博士(58)。このほど高松宮妃癌研究基金講演会(日本IBM後援)のため来日したのを機に、どうすればガンを予防できるか、その具体策を中心に、お話を聞きました。
全国5ヵ所で講演
まず、アプトン博士の紹介をしましょう。放射線発ガンの権威で1957年(昭和32年)、日米科学協力の一環としてガン共同研究がスタートしたときの初代米国代表。当時日本側代表の杉村隆・現国立がんセンター研究所長をはじめ、わが国のガン研究者に多くの知人を持っています。1977年(同52年)、カーター大統領に請われて国立ガン研究所(NCI)所長に。昨年1月まで約3年間、米国のガン研究の総指揮を取った大物学者。同研究所の所長就任式には歴代大統領が必ず出席するのが慣例になっているくらいで、日本のがんセンターをはるかにしのぐ大変重要なポストのようです。先月19日来日いらい、札幌、佐賀、東京、京都、金沢の全国5ヵ所で講演会を開いていますが、東京会場でのテーマは「癌の原因とその予防についての最近の展望」で、結論からいえば、前述のとおり「80%は予防可能」というわけです。
遺伝より環境で…
では、どうすれば予防できるのか、具体策をうかがいましょう。「食べ物が重要である」といって、博士があげたのは、ハワイ、カリフォルニア在住の日系人。日本人に多い胃ガン、食道ガンが減って、大腸ガン、乳ガンがふえるなど、米国人のパターンに近づいている。このことは、発ガンが遺伝よりむしろ環境に支配されていることを示しており、なかでも食生活の変化が主な原因というのです。「どんな食べ物が発ガンの原因になっているか、いまはいえない」といいながらも、「動物実験でわかったこと」として、次のようなアドバイスをしてくれました。
- 太りすぎない。つまり脂肪を余り取らないように。米国の食事の40%は脂肪分、日本はその半分だが、もっと減らさなければいけない。
- おこげは食べない。魚や肉の焼けこげのなかにあるトリプトファン熱分解物質がマウスに肝ガンを起こすことは、日本の杉村グループの実験で確かめられている。
- カビの生えたものは食べない。カビに含まれるアフラトキシン、マイコトキシンの発ガン性はよく知られている。
- アルコールの飲みすぎも、よくない。喉頭、咽頭などノドのガン、食道ガン患者には酒飲みが多い。
逆に、ガン予防に役立つこととしては―
- ビタミンAを摂取する。Aはガン細胞の増殖を妨げる。
- 新鮮な野菜やくだものを食べる。
- 繊維質の食べものをとる。
以上の3点をあげ、「今後、食べ物についての研究をもっと集中的にやれば、20年以内にはガン予防のための理想的なメニューを食卓に提供できる」と強調しました。食べ物以外にアプトン博士が注意を呼びかけているのは、たばこと紫外線。たばこについては、あまりに知られすぎていることですが、博士は「ヘビースモーカーが肺ガンで死ぬ確率は、米国の統計では10%にも達し、年間のガン死亡者40万人中10万人は肺ガンである」と、たばこの害を指摘しました。ちなみに、博士のいうヘビースモーカーは1日1パック(20本)以上で、2パック(40本)となるともうベリーヘビースモーカーとのこと。そして、ヘビースモーカーでもたばこをやめれば発ガンのリスクは減ることも付け加えていました。
紫外線にも要注意
もう一つの紫外線というのは、日光に当たりすぎると起きる皮膚ガンとの関連から指摘したもので、米国ではこの10年間に2倍にも増えているそうです。「日本人はフィルターとしての自然の肌を天からさずかっているが、白人は肌に色素がないため、紫外線によって細胞が死んだり、傷つけられて発ガンしやすい」というのです。国立がんセンター、杉村博士の試算では、ガンのために投入された医療費を5年生存できた患者数で割ると、1人を救うには平均約2千万円の医療費が必要だが、予防なら1人数万円でできるという数字が出ており、アプトン博士は「ガン予防の研究にもっと力を注がなければならない」と強調しました。
(57・10・27 サンケイ)
野菜ジュースのガン抑制裏付け
神戸大などの研究グループ
野菜ジュースは健康によく、発ガン抑制効果もあるといわれているが、神戸市環境保健研究所の伊藤義明所員と神戸大医学部第二病理学教室(杉山武敏教授)の研究グループは、ラットを使った動物実験で野菜ジュースが29%から16%の発ガン抑制率があることを実証、研究成果を23日から大阪で開かれる日本癌学会で発表する。
同グループは、ラット6匹を1グループとし、化学発ガン剤(ジメチル・ベンツアントラセン=DMBA)を投与するグループと10種類別々の野菜ジュースに加えてDMBAを投与するグループに分け、発ガン率を調べた。
野菜ジュースは、野菜10種類をそれぞれ500gずつジュースにして水で薄め1lに増量、水代わりに1週間飲ませ続けた。1匹の摂取量は1日平均2gで1週間で14g。発ガン抑制率の測定は、発ガンと相関関係にある染色体異常を指標として、DMBAだけを投与したグループと、野菜ジュースとDMBAの両方を投与したグループのそれぞれの染色体異常の割合を比較して発ガン抑制率を出した。この結果、玉ネギ、ゴボウ、ナス、キャベツ、ネギ、レタス、ニンジン、セロリ、ピーマン、カボチャの10種類の野菜ジュースのうち、玉ネギ、ゴボウ、ナス、キャベツの4種類のジュースを摂取したラットに効果が現れ、玉ネギ29%、ゴボウ19%、ナス18%、キャベツ16%の発ガン抑制率があることが分かった。抑制率の最も高かった玉ネギの場合、動物の肝臓、筋肉に分布し生体内酸化還元に重要な役割を果たすグルタチオンに似た成分が玉ネギにも含まれ、発ガン物質と結合して解毒作用を起こしているのではないかと、説明している。
(58・8・7 サンケイ)
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9. 心筋梗塞にかかって(5)
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前回参照 |
友成 左近
手術適否の診断
ところで、はじめ急患で入院したときの心カテ検査で、冠状動脈の塞がっていたところには、バイパスをつける手術が必要である、ということがほぼ分かっていたそうです。(そして、これは家内に、レントゲンフィルムをみせて詳しく説明してくれたそうです。が、家内としては、なにぶん全く未知なことであるため、トッサにはお願いする決心がつきかね、そして私には内緒にしたそうです。)従って9月11日に、心カテで心臓機能の恢復状況を調べたのは、退院の可否などを判断するためではなく、実は主として、この手術が本当に必要であり、また技術的に可能であるか、そしてその効果があるか、さらには私の体力がそれに耐えるかどうか、といったことを調べたわけです。
ところが、この心カテ検査をした日の夜半、急にひどく胸苦しくなったので看護婦を呼んだところ、脈搏をみた後すぐ心電図をとって、これは心筋梗塞の再発ではなかろうかと、とりあえずニトロを口に入れて、担当医に連絡してくれました。そして間もなく、担当医が来られて、前回と同様に点滴注射を始めると共に、観察室に移され、症状がおさまるまで付ききりで治療してくれました。が、こんどは程度がごく軽く、治療も早かったので、さして重態にはならず、12日の夕方には自室にかえることができました。そして療養は、すべて最初からやり直しになりましたが、いずれも速いテンポですすみました。
ところで、前期の心カテ検査の結果は、心臓血管外科医長とも相談したうえで、14日に前回以上に詳しく説明してくれ、これは家内が、長女をよびよせて、2人できいたのですが、要約つぎの通りでした。
まず第一に、右側のもとの方で、かなり太いところが一ヶ所、いうなれば99%塞がっており(といって、みる角度によって多少はちがってくるそうですが)、このたび梗塞をおこしたのは、ここが塞がってしまったからであって、ここにはバイパスをつける必要があり、また可能である、ということです。そして、もし手術をしておかないと、この11日のように度々梗塞を起こして、やがては生命にかかわるようになるであろう、ということです。が、今のところ、右側の心筋にはどこにも障害がないので、手術をすれば、それ相当の効果があって、今後もこれまで通り正常に機能するであろう、ということです。また、70歳という、こうした手術には少し高令であるが、それに耐えるだけの体力は備えている、ということです。
そして第二に、左側のすえの方で、そう太くはないところが2ヶ所、約90%塞がっているので、ここにも手術をする必要があり、また可能であり、そして有効であるということです。
もうひとつ第三に、左側のすえの方で、細いところが一ヶ所、少し狭くなっているが、ここには手術がむずかしく、またそう必要でもなく、平素養生に心がけておれば、そう重大なことは起こらないだろうということです。
そこで家内も長女も、その場で、手術をしてもらう決心をして、そうお願いし、そしてそれを私に伝えてきました。それは、まえまえから私は、手術が必要であり有効であれば、してもらう決心をしており、それを家内に話していたからです。また家内も、入院後に手術の必要をきいていたわけであり、そして、幸い隣室の方が知人であったので、手術の模様や効果などを詳しくきき、また、同じ病棟におられて、すでに手術をうけた方や近く手術をうける方たちにもあれこれときいて、手術をお願いする決心がほぼついていたからです。(なお、私の入院していたのは、狭心症や心筋梗塞その他の循環器系病棟でしたが、家内のきいたところでは、ここの患者には、治療のための方だけでなく、主として心カテその他の検査をうけるための方もおられるとのことです。そして、どちらの方にも、検査の結果、すでに心筋に障害が起こっているため、手術をしても効果がない方や、老令もさることながら、体力が手術に耐えきれない方がかなりおられるそうであって、手術をしてくれるのは、いうなれば幸運であるとのことです。)そこで家内は、内科医長の指示に従って、翌15日に、心臓血管外科医長に手術をお願いしたのですが、すでに内科から連絡してあったので、すぐ応諾してくれました。
そして、手術には輸血用に、新鮮な血液が約5000ml(献血予約者約30人)必要であるので、その準備をするように、そして、予約者がそれだけそろう見込みがついたかどうか、19日までに知らせるように指示されました。それで家内は、近親者や友人知人に助けてもらって、献血して下さる方をあちこちお願いしてまわりました。が、私がAB型であるため、必要数だけそろえるのに、ずいぶん苦労したそうですが、所定の日までに、どうにかそろう見込みがついたので、そのむね心臓外科に知らせました。
ところで、こうして血液の準備をしていた17日の朝、どうしたわけか7度5分と発熱し、そして夕方には8度5分になったので、とりあえず氷枕をしたうえ、解熱剤で治めてくれました。そしてその後も引き続き、朝夕2回、8度ないし9度と発熱し、そしてその前に、ひどい頭痛が起こり、また寒気もしたので、やはりその都度、氷枕をしたうえ、鎮痛剤や解熱剤で治め、また抗生剤も使ってくれました。そして、いうまでもなく血液検査その他で原因を調べてくれたのですが、いっこうに分からず、そして分からないまま、22日からほぼ平熱になりました。このため心臓外科では、手術の予定日を決めかねたそうですが、21日に、とりあえず10月22日と予定し、そしてその後は無事に経過したので、10月7日に予定通り22日と決定してくれました。そして14日には、内科から心臓外科にうつり、手術前の各種の検査や準備をしてくれました。
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次回参照 |
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10. 健康相談
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11. ケールの料理法
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兵庫県五色県民健康村 健康道場
1、ケールのごまみそ和え
材料
ケール 300グラム
白ゴマ 大3
みそ 大4
みりん 大2
砂糖 大3
作り方
- ケールをゆでて細かく切る。
- 白ゴマはいってよくすりつぶし、みそ、みりん、砂糖で味付けする。
- ケールを入れて和える。
2、ケールの漬物
イ生姜入り
ケール 200グラム
生姜 30グラム
レモン汁 大2
しょうゆ 大2
塩昆布 20グラム
作り方
- ケールは線切りにし、塩でよくもむ。
- 塩分を洗い流してよくしぼり、塩昆布、生姜、レモン汁、しょう油を加えて混ぜる。
ロ青じそ入り
ハみょうが入り
ロ、ハも生姜入りと同様にして生姜の代りに青じそ、みょうがを入れる。
3、ケールの粉末
・ ケールをさっとゆでて水にとり、陰干にするか、乾燥機等でパリパリになるまで乾燥する。
・ 手でよくもみ、さらにミキサーにかけて細かくする。(天プラの衣、お好み焼き、ケーキ等あらゆる料理に利用する)
4、蒸しカステラ
材料
粉末ケール 15グラム
バター 70グラム
砂糖 130グラム
小麦粉 150グラム
ベーキンパウダー 小2
卵 3コ
パイン缶 2枚
ミカン缶 10房
作り方
- バターをボ−ルにとりクリーム状によくまぜ砂糖を少しずつ加え更にまぜ、全部入ったところへ卵を1こずつ割りほぐしてかくはん。
- 小麦粉とベーキングパウダーを一緒にふるって@に加え、ケールの粉末も加えて軽くまぜ合わす。
- 型に紙をしき、パイナップル、オレンジを美しく並べて、先につくった生地を流し、湯気のたった蒸し器に入れて20分くらい蒸す。
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12. 口内炎がピタリ
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H.H.
1ヶ月前より、「顆粒青汁」を試しておりますが、持病の口内炎がピタリと止り、その効果に驚いております。このことを、親戚、友人に話しましたところ、生の「ケールジュース」を試したいと申します。母をはじめ、祖母、親友とも半信半疑ですが、やはり健康第一と考えますので絶対飲ませたいと思っています。(23才、学生)
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13. 偉大なる効用と感銘 脳血栓にも糖尿病にも
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和仁 政子
青汁の効用につきましてご報告致します。近くに青空市が週3日開きますが、玉子と自家製の野菜を持って来られるご夫婦が、奥さんはビールのケースに腰かけて少しも動かず、いつも「それおぢいちゃん、それおぢいちゃん」と主人はこまめに立働いておられます。親しくなった一昨56年初秋、お尻を叩いて「重いのね」と申しましたら、足が不自由でとのこと。脳血栓で倒れ、その後遺症とのことでした。野菜を作っておられますので、その日ケールの種をあげ、青汁のお話しをしました。
直に播かれ、10月下旬頃から青汁が出来る様になりましたが、忙しく手が廻らないから使って呉れとのこと。私が飲んであなたの健康がよくなるのならいいが、飲まなければ効果はないからと、青汁作りを引受けました。56年は3回程。57年も5がつ迄は月1回程度でした。5月からは平均月3−4回。1回に3合‐4合作りました。その間肩こりが消え、お通じがよくなり、血圧が120〜130/70〜80の正常になったと驚き喜んでおられました。
10月中旬に、「青汁は糖尿病にも効くんですね」とのこと。糖尿があったんですかと私も驚き。血圧にも効き糖尿病にも効きます。体の中の悪いところがだんだん回復し、体調がよくなりますからと申したことでした。血圧は、高い時は180〜90。血糖は高い時は180。今は90か95とのことでした。
小柄な肥りぎみのお方なので、体重を減すことはなかなか努力がいりますが、少し減らされると一層調子がいいのではともお話しました。本気になられる迄はやはり少し日数がかかりましたが、効果を体得されてからは精出され、体質の改善に努めて居られます。糖尿病なども、体調がだんだんよくなり回復する様に思っていましたが、こんなに早く効果が現われるとは驚きました。回りにも糖尿病のお方が次々ありますが、ひどくならない様、大事に終り迄付き合ってゆく病気の様に、ご本人も家族の方も思われていて残念です。痼疾と思われる様なもの迄、次々に回復してゆくことはほんとに青汁の偉大な効用と、いつも心に銘しております。
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14. 家内中弱かったが
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仙台市 K.O.
度々お手数をおかけ致します。青汁のお蔭様をもちまして、娘の生理不順もよくなり私共皆元気で暮しております。今年は皆さまにもケールの種子を差上げて、大へん大きく育ちどんどん飲んで、皆様元気になられ喜こばれています。夫婦共かせぎの人達は、顆粒をおわけして喜こばれています。皆様と共に私どもも健康で頑張ります。
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15. 青汁給食に感謝
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前略ごめん下さいませ。突然ではございますがお礼を申し上げたくお手紙出させて頂きました。私共娘は明徳高校に在学致しています。先日父兄会に出席しました。娘からは青汁を飲んでいるとは聞いていましたが、食事の時に青汁を出していただきました。苦虫をつぶした様な顔をなさっている人もいらっしゃいましたが、とってもいい物だと喜んでいらっしゃる人もいました。明徳の食事に関しては父兄皆様は色々な希望がある様でございますが、どの親達も第一の希望は、野菜をもっと加えてほしいということでした。それが、すばらしい青汁をとっているとは本当にびっくり。喜んでいます。実は、私は1年程前からケールを畑に作って、毎日ミキサーにかけ飲んでいます。お蔭様で体の調子も快調となり、1年ちょっと続けています。娘もこのすばらしいケールを飲めることを本当に感謝致します。云々
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16. 野菜をたべたことになる
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東京都 K.I.
先日、主婦の友社の「青汁と健康」を読み、さっそくつくって飲みましたところ、その時あった耳の痛みが2〜3日で楽になりました。ずっと自分でつくることが続きませんので、グリンジュースの素を服用しております。さいきん気づいたこと。爪の色つやがよくなったようですし、お通じがよくなり、ガスがよく出るようになりました。のめばそれだけお野菜を食べたことになると思いまして服用させていただいております。
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17. 質問箱
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問
野草や木の葉でもよろしいか
答
毒性がなく農薬や下肥の汚染のない、そして味や匂いの悪くないものであれば、何でも結構です。しかし毎日十分の量をあつめることは容易でないし一度とってしまうと、あとがつづきません。また、季節の制約もあります。やはり栽培物にたよるほかありません。
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コラム紹介
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勝て勝たず 負けて負けず
楠正成
己れを知る者は賢者なり
チョーサー
若し汝賢ならば汝自身の無知を知る。
而して若し汝自らを知らずんば汝は無知なり
ルーテル
彼は万事を知れど彼自身を知らず
ラ、フォンティー
青汁一口メモ
青汁の材料には、清浄で安全なものであれば、山野自生の草木の葉にも利用できるものが少なくないが、その適否については、その道にくわしい先達の指導をうけること。
何人も毎日、良き方向か悪しき方向か、
必ず幾分かづつ生長する。
毎夜、臥床に於て、
今日の生長を反省することは、
この上ない修養である
ラボック
事神以敬 錫人以福
神につかうに敬をもってし
人にたもうに福をもってす
小さな事をおこたっては
大事を成すことは出来ない
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