<1982年6月15日発行 第310号>
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目次
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1. 健康相談室 体質改善
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医学博士 遠藤 仁郎
小1の長男が、体がよわく、月に1〜2回かならずカゼをひきます。運わるく、11月に腎臓を悪くし、2ヶ月学校を休ませました。悪くする5日くらい前より、体質改善をしなければと、野菜ジュースをはじめたばかりでした。3学期から学校へいっています。薬をやめて約1ヶ月。元気な様子、野菜ジュースのおかげかな、と思っています。私は33才。毎年シモヤケ、ヒビで悩まされるのに、今年はなにもできません。
あらまし、こういう手紙が来た………。
これだけのことで、あまりたちいったことはいうべきでないかも知れないが、この種のこどもにありがちなことをもとに、忌憚のないところを申し上げてみたい。気づかれているように、坊やのからだが弱く、カゼをひきやすいこと ついには腎臓まで悪くなったこと、また奥さん自身もシモヤケやヒビに悩まされていたこと、これらは、みな、それまでの食生活のまちがいのためです。主食は白米飯か白パン。おかずには肉や魚、卵が主であり、野菜はごく少ないか、ほとんど食べていなかったでしょう。調理にはいろいろ手をかけて、おいしく味つけされていたでしょう。また、坊やがほしがるインスタントものが多かったし、お八つには菓子やジュースが不自由なくあたえられていたでしょう。そして、夏は冷房、冬は暖房と、暑さ寒さにたいしてこまかく気を配り、戸外であばれまわるようなことは、あまりなかったのではないでしょうか。
それは、奥さんご自身がシモヤケやヒビに悩まされていたこと、それが野菜不足と気づいてからよくなっていることからも、想像されます。坊やのよわいのもそのためであり、それを、なんとか丈夫にしようと、いっそう滋養になるものを食べさせようとされたことでしょう。坊やは坊やで、テレビのコマーシァルに影響され、いろいろの加工食品、インスタントものをほしがる、また、台所の手がはぶけるという便利さも手伝って、こうした食習慣ができあがり、いよいよ病弱をつのらせていったのでしょう。
ところが、この、いかにも文化的、ハイレベルの食生活と思われている、というよりは、そう思いこまされている食生活が、その実、大変まちがった、欠陥だらけのものだったのです。すなわち、酸性食品が多すぎること。カロリー・蛋白質にかたより、それに釣りあうべきミネラル・ビタミン類が不足しているという、バランスのみだれた不完全栄養になっていること。また、有害有毒食品が少なくないこと。そのため、体内代謝がうまくゆかず、血がにごってくる。血がにごると、からだ中のはたらきが悪くなり、運動、たんれんの不足とともに、体力・抵抗力をよわめ、カゼもひきやすくなる。それをくりかえしているうち、ついには腎臓さえもやられる、という結果になったものとかんがえられます。しかし、こどもの腎炎はおとなのとちがい、養生しだいで、ずっと治りよいのですから、今からでも決しておそくはありません。仰言るとおり、食生活を中心とする日常生活の合理化・自然化によって、徹底的に体質の改善をやるべきです。
食の安全化と完全化
それには、まず、食の安全化と完全化です。有害有毒食品はいっさいさけ、すべて、安全な自然食品にすること。したがって、既成食品、インスタントものなどはできるだけへらすこと。そして、良質(安全)ナッパを十分〜十二分にそえ、バランスのよくとれた完全食にすること。
手はじめは甘いもの。菓子やジュース類、その他甘味のつよいものをやめ、味つけの砂糖もへらす。主食は米飯・パンでもよいが、米ならば玄米か粗搗き米。麦・雑穀・豆・芋類を併用すればなおよい。蛋白食品には、肉・魚の切り身より、全体食べられる小魚類、大豆・乳製品。それに、良質ナッパを主とする野菜・山菜・海藻類を十分そえ、青汁は少なくとも1〜2合(もとのナッパ250〜500グラム)はのますこと(多いほどよい)。調理は簡単に、調味はうすく。
これを熱心につづけてゆけば、からだはしだいに丈夫になり、カゼもひかなくなり、腎臓の再発も防ぐことができましょう。からだに自信がでてきたら、運動もし、冷暖房はやめて暑さ寒さにたいするたんれんもやる。ここで大事なことは、これを坊やひとりにおしつけるのでなく、奥さんはもとより、ご主人も、ほかのご家族も、みんな、一家こぞって実行、協力することです。そうしているうちに、体質はしだいに変り、生れかわったように健康なこどもになり、わかものにそだてあげることができるでしょう。
(55・2)
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2. 細菌性心内膜炎
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医学博士 遠藤 仁郎
先天性の心疾で手術した青年。細菌性心内膜炎をやったことがある。
こんども熱が出、心臓部に痛みがあり、手足がむくんできた、という。どうやら心内膜炎の再発らしい。いろいろ抗生剤をためしているがスッキリせぬ、とのこと。細菌性心内膜炎は、心臓に故障のあるばあい、そこにバイ菌がついておこるもので、よい薬のなかった昔は不治の病気とされていた。さいきんは有力な抗生剤ができているので、よほど治りよくなっている。しかし、元来、再発しやすいもの。これを防ぐためには抗生剤を常用すればよいわけだが、ながい間には抵抗性ができて、きかなくなることもあれば、抵抗性のあるバイ菌(耐性菌)が感染することもあり、また、いかに有力な薬とてからだの条件によっては効力を発揮することができないこともある。
いずれにしても、結局は体力・抵抗力(健康力・生命力)がキメテということになる。そこで食べものが問題になるが、この青年、ひとりぐらしで自炊している。そういうばあいありがちなように、肉や魚、しかも便利な出来あい食品ばかり食べ、手数のかかる野菜類は、せいぜいキャベツ少々というところ。青ナッパなど全然食べていない。これでは血のにごり(酸性に傾くことや不完全代謝によるものなど)はさけられず、したがって体力・抵抗力の低下もまぬかれない。だから、これをなおさないかぎり、どんないい薬をつかってみても、とうてい十分の効果はのぞめず、再発も防がれまい。なんとかせめて青汁だけでもしっかりのんでほしいものだ。
(56・6)
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3. エンプティー・カロリー(4)
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次回参照 |
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4. 虫歯予防デーに寄せて 見直し栄養学
ソフトし好が歯をだめに
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河野 T.K.
◎歯並びにも影響
子供の歯は、よくかむことでよい歯が生えます。とくに、永久歯に生え替わるとき、あごが発達していると、歯並びがきれいに生えてくれます。しかし、あごが十分に発達していないと歯並びがわるくガタガタした生えかたになります。このあごの発達は、乳歯の間に好き嫌いなく、なんでもよくかんで食べるとよいのです。
しかし、最近は硬いものが好まれなくなり、歯のよくない子供が増えてきています。さて、し好はどのようになっているでしょうか。わたしたちが、小学生700人について調べた結果では、果物、飲み物など、あまり歯を使わなくてもよいものが好きという結果です。これに対して、魚、野菜、海草はあまり好まれていません。つまり硬くて、歯でかまないといけないものが多いからです。さらに、各食品群の中で、一定の平均点以上のものを大好きな食品とみてリストを作ってみますと、表のようになります。(表畧)いずれも口当たりのよいものが主で、これに対して、大嫌いなものは、果物ではマクワウリ、飲み物では苦いからか抹茶、肉類ではマトンとレバー、硬い肉ですが、デンプン以下は、段々数が増え、魚、野菜などは非常に多くのものが大嫌いです。また、海草ではのり以外のものは嫌いで、さらに昆布類は非常に悪い点数がでています。つまり、硬いもので、かまないといけないものが嫌いなのです。
◎野菜が少ないと
たとえば、子供は一般に肉類は好きですが、塊の肉で硬いものはあまり好みません。たとえばシチューの肉など塊のものに対しては嫌いという反応を示しますが、ハンバーグステーキのようにミンチにして軟らかくした肉は大好きということになります。また、デンプン類のタコ焼きも最近では、タコの入らないものが好きという子供が増えています。タコは硬いから嫌いなのです。おもしろいのは、軟らかいものでも、そのままかまないでのみ込めないものは大嫌いにはいることです。すなわち、ういろうがそれです。ういろうは軟らかい食品ですが、もし、かまないでのみ込むとのどにつまってしまいます。さて、こうした結果は、歯並びが悪い子供を増やしただけでなく、ムシ歯も増加させているようです。というのはわたしたちの研究でも、どの年齢をとっても野菜や繊維をとっている量が少ないほど、ムシ歯が多くなっていて、統計的にも非常に高度に有意です。また、し好をみても、野菜嫌いであるほどムシ歯が多いという結果もでています。野菜というのはよくかまないと食べられない食品です。しかも子供の大嫌いな食品としては、もっとも数の多いのが野菜です。
◎ダ液が病気防ぐ
どうして硬いものを食べない、野菜を食べないとムシ歯が増えるかというと、おそらくダ液の分泌量と関係があると考えてよいでしょう。野菜だけに限りませんが、硬いものを食べて、歯をよく使うときは、ダ液の方も多くでてきます。ダ液は、多いと、口の中でできた乳酸菌などの酸類を中和して、歯のカルシウム分の溶けるのを防ぐとともに、口の中や歯を洗ってきれいにしてくれます。反対にダ液が少ないと、これができず、ムシ歯ができやすいということになります。
さて、歯がよくないということは、いろいろ大事な食品が食べられないということです。ダ液が各種の病気を防いでいるらしいことはよくいわれますが、さらに、食べるものに偏りがあるということは、歯ぐきの病気に対しても治りを悪くすることになります。とくに歯槽膿漏(しそうのうろう)など、偏食の人は非常に治りにくいということがよくいわれているほどです。このような軟らかい食品のし好は、結局ひどい偏食を生むということで、できるだけ硬い食品を食べるように練習するとともに、歯並びがよくないときは早く矯正などして、なんでも食べられるようにすることが健康の第一です。歯を食い縛るという言葉がありますが、歯がよく食い縛れない状態だと頑張りもきかないということです。
(57・1・22 サンケイ)
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5. 慢性の便秘は乳ガンの原因 米学者の研究で判明
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【ロンドン29日=時事】
29日付の英日曜紙「サンデー・タイムズ」によれば、慢性の便秘が乳ガンの原因になっている可能性が大きいという事実が米国医学者の研究で判明した。カリフォルニア大学のニコラス・ペトラキス、アイリーン・キング両博士は、乳ガンの予防検診に来た1481人の女性の乳首から細胞を採取して研究した結果、10人に1人がガンになる可能性のある異常な細胞をもっていることがわかった。これらの女性に便通の頻度を尋ねたところ、「週2回以下」の女性のうち4分の1がこの異常な細胞の持ち主だったという。これに対し、少なくとも1日1回は便通がある女性の場合、20人に1人しか異常な細胞を持っていなかった。「サンデー・タイムズ」紙は、他の研究結果から、便秘している腸の中に食物に付くバクテリアが普通の細胞をガン細胞に転換する物質を生み出すことが明らかになっていると報じている。また、腸の中のバクテリアは、肉や動物性脂肪をとくに好んで食べる女性の場合は、乳ガン細胞の成長を刺激する女性ホルモンを生み出すとされている。
(56・11・30 サンケイ)
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6. “太陽の青汁で健康”
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直方市 R.M.
人の生きがいはまず健康から。健康は良い食物からではあるまいか。野生の動物は病気では死なず、コイなどは300年も生きるとあるが、万物の霊長たる人間は、ほとんど病気で死ぬ。そこで動物と植物の関係を考えてみる。ニワトリやウサギの飼料にダイコンやネギの白根と青葉を与えても白いところを残し青葉を食べることからも人間を含めて動物は青物がなくてはならぬことが明らかである。
私は若いころから病気太郎で風邪引き肺炎、胃腸病、便ぴなど病気の入れ物みたいでしたが、青汁を飲み始めてからは、快食、快通、快眠、眼鏡は不要。このごろは自転車で警リン鳴らしてじゃんじゃん走り回っております。人々は大変血色がよくなったと言って下さるし、鏡を見てうれしくなりました。このまま青汁を続けますと、寝たきり老人になっても、あと2年はどうやら生きながらえる夢を見ております。今日、医師は仁術どころか算術で薬漬けにしておりますが、青汁がよいことを問わねば教えてくれません。ニンジン、松、竹などの幹には栄養が少ないが太陽の当たる青葉は栄養を多く含んでおります。青葉は太陽で出来るから私は青汁を太陽の青汁といっています。
(56・11・29 西日本新聞)
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7. 将来が思いやられる
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岡山県 M.H.
たヾいま数え70才ですが、63才から田舎へ帰って野菜つくりを楽しんでおります。世界救世教ほどの徹底した自然農法はできませんが、3年間米つくりもしましたので、その時は、近所の信者さんに助けられて、堆肥つくりをして、他の肥料を施さずに消毒等も全然しないで、夏中、水の中で草とりしました。一般の人のように草枯らしの薬をしませんので、草がどんどん大きくなり、明けても暮れても、八畝ばかりの田甫で格闘して、尊い体験をしました。
秋になったとき、自然農法田の稲の色の美しさに驚きました。くっきりと色あざやかな黄金色で、あまりの違いにたヾたヾあきれるばかりでした。けれども体力の限界をかんがえなくてはと、残念ながら2年だけでやめました。農薬、化学肥料、機械でする百姓は大変楽ではありますけれども、自滅の道を歩いているのではと思えてハッとすることすらあります。われわれの年代はもう心配ありませんが、将来が思いやられる現状をどうしたらよろしいのでしょう?農薬を使用しない野菜つくりは害虫との戦いに苦労します。いろんな野菜をかなり沢山つくって、子や孫におくるのを楽しみにして頑張っています。
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8. 健康は財産
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茨城県 S.K.
3年前書店にて、「青汁と健康」を求め、さっそく実行すること3年。現在66才、妻54才。お蔭様にてますます健康。過去は、妻には「貧血」、そして私は「高血圧」。現在では、肩のこり、だるさ、つかれ全く「なし」と、いっても過言でなし。60才になる私なりにしみじみ感じることは、「健康は財産」の金言です。私たち家族は平和にくらして、幾分でも社会に、また家に貢献しょうと頑張っております。
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9. ケールをつくろう
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富山県 H.K.
33才の主婦ですが、ここ半年あまり前から背中の神経痛で、病院かよいをしていました。まず食事療法と思いますが、野菜も沢山食べることができず、何かよい方法は?と思い本屋で先生の「青汁は効く」をもとめ、実際にしてみますと、1週間、2週間、みるみるうちよくなり、大変よろこんでいます。これからずっとつづけようと思いますが、スーパーのものでは農薬の心配があり、自分で作ろうと思います。この本にはつくり方も全部出ていますし、主人にも手伝ってもらってケールの栽培を、と思っています。
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10. ピロサンでやせた
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岩手県 E.H.
ピロサンをいただきまして5キロやせました。友人の妙子さんは70キロもありましたが、のんで3ヶ月目に10キロやせたと、スマートになった身体をみせに来てくれました。ブタのようだったのが、いまはすごく美しくなっていました。うちの先生は100キロもあり、やせたいといっていられるので、すすめています。おやせになったら、また、おしらせします。
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11. 我が家の食事の一例
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東京九段 S.T.
◎おやき(ケール粉で作った)
ウドン粉 カップ1杯 牛乳 カップ2/3位 青汁粉 1袋(8g)(横浜、東京相談所発売のもの) 乾ぶどう 少々(果汁を入れてもよい) 塩 少々 以上よく混ぜ合せ、油をぬったフライパンで、スプーン1杯づゝおとして焼く
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12. 生野菜の美味しい食べ方
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東久留米市 T.T.
天然酢1合を水で倍に薄めて、蜂蜜を適量混ぜ、梅干5‐6個入れいろいろの野菜を半日から一夜漬け込んで食べます。とても美味にて大変好評です。材料、ヒジキ、ワカメ、キクラゲ、ニラ、春菊、セリ、大根、人参、玉葱、ピーマン、モヤシ、麸、スルメ等、お好みの物をおためし下さい。
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13. 質問箱
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コラム紹介
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人なみのことをすれば 人なみの病気をする
都市にては多く夭殤し全く生長する者は十人にして漸く一二のみ。
田舎にては却って斯様の痛ましきことあらず。
愛育茶談(深川に住んでいた有名な小児科桑田立斎の著)
関 衛生史譚より
人間の智識は疑の親 何も知らないものは何も疑はず
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