健康と青汁タイトル小 <1982年1月15日発行 第305号>
 目次




1. ナッパと健康(1)

     医学博士 遠藤 仁郎 

     さいきんの医学の進歩、ことに有力な抗生剤の出現によって、感染症の多くはなくなった。
     が、それとひきかえのように、高血圧、動脉硬化、糖尿病、結石症、痛風、前立腺肥大、癌といった成人病、肝炎、腎炎、リウマチ、アレルギー症、膠原病、妊娠障害、奇形、身障者、精薄児、ノイローゼ、精神障害者。あるいは、元来無害性の共棲菌である弱毒菌による感染症がふえ、こどもの弱体化が憂慮されていることなど。
     いずれにしても、体力が、おとろえ、病気にかかりやすい体質になりつつあることは疑いのない事実のように感じられる。

     なぜだろうか。

    健康力・生命力
     からだには健康に生きようとする力、外敵を防ぎ戦う力(防衛力)、傷つけば、病気すれば、それを治そうとする回復力(自癒力)がある。
     この健康力・生命力ともいうべき力は、からだのすべての細胞・組織・臓器のはたらきの結集されたもので、これらすべてのはたらきが正常であれば病気しないし、これをもり上げれば治りもよくなる。
     そのためには、これら細胞・組織・臓器が完全であることとともに、それらをめぐって必要な養分を供給し、そこに生じた老廃物をとりのぞく「血」で代表される体液(血液・リンパ・組織液など)がきれい、(正常・完全であって、はじめて十分に発揮されるが、そこに何らかの異常があり、血がにごってくると、それらのはたらきは正常に行われず、健康力・生命力の完全はたもたれなくなる。
     そして、そういう状態がながくつづいていれば、やがて、からだのどこか抵抗力がよわいところ(病気になりやすい素質のあるところ)がまずいためられ、ついには発病するようにもなる。
     この血のにごり−病気のそもそもの原因とかんがえられる−のもとは、おそらく、あまりにも不自然・不合理化されている時代文明生活そのもの、すなわち、環境の悪化、食のみだれ、運動・鍛錬の不足精神的ストレス(不安・動揺・心労)、睡眠不足、勤労・休養のアンバランス、嗜好品、薬品・放射線の乱用などによるものであり、中でももっとも影響の大きいものは食のみだれであろう。

    現行の日常食
     現在一般に精製穀(白米飯・白パン)、肉(獣鳥魚介)、卵、乳製品にかたより、野菜・果物が乏しく、高度に加工(精製・調理)され、濃厚調味(塩・糖・脂・化学調味料・香辛料)された賛美食を飽食している。
     しかも、保存食品、インスタントものをはじめ、出来あい食品が氾濫しており、菓子・ジュース類、コーラ・コーヒー、酒などの消費もものすごい。
     この、栄養は豊富であり、西欧化された、いかにもハイレベルの文化食であるかのように賛美されている習慣食には、その実、少なくとも二つの、すなわち、バランスのみだれと、安全性の不安という大きな欠陥がある。

    バランスのみだれ
     栄養のバランスの大切なことはよく知られている。
     シャーマンは、われわれの健康は、カロリー(熱量)・蛋白質・ミネラル・ビタミンの4本の脚のある台の上に立っている、といっているが、現在の習慣食では、カロリーと蛋白質の脚は十分というより十二分、むしろ長すぎ(食べすぎ)、それらに釣りあわねばならないミネラル(アルカリことにカルシウム、その他)やビタミンの脚はあまりに短すぎる。
     それは、ちようど、燃料を完全に燃やすために必要な空気が不足し、不完全にしか燃えず、有害な煙や煤のたちこめているカマド。また潤滑油の切れて摩擦がつよく磨耗のはなはだしい機械に比べられる。

    ミネラルの不足
     アルカリの不足 カルシウムで代表されるアルカリが不足している。
     熱量源・蛋白源としてとられる穀・豆・肉・卵・糖・脂肪・アルコールなど、いずれも酸性の食品であり、これらが多すぎ、アルカリ性の野菜・果物が少ないため、あまつさえ、多くの加工食品に添加される燐酸塩とあいまって、体液は酸性にかたむく(血のにごり)。  ところで、体液はつねに微アルカリ性でなければならないので、まず体内にたくわえられているアルカリ(予備アルカリ)で調節されるが、なお不十分であれば骨・歯・組織のカルシウムで補われる。
     ために、その状態がつづけば、骨や歯がもろくなり、組織・臓器は抵抗力をよわめ、刺戟にたいして感じやすくなる(自律神経の不安定、アレルギー準備状態)。

    ビタミンの不足
     ビタミンやミネラル(カルシウム・鉄・その他、痕跡ミネラルをふくめて)が不足すると、糖質・脂肪・蛋白質の体内処理(代謝)が不完全となり、血の成分が変化したり、いろいろ有害有毒なものができる(血のにごり)。

    繊維の不足
     いま一つ、さいきん重要性の注目されてきたものに、高度の精製や調理で失われる繊維の不足がある。
     繊維が不足し便秘すると、腸管内で生ずる異常分解産物のためによっても血のにごりを増すことになる。肉食・脂肪食のさい特にはなはだしく、中には発癌性のものもあるといわれている。
     その他、繊維は栄養分の吸収を妨げ、過剰栄養による肥満や血液コレステロールの増加を防ぐことで高血圧や動脉硬化の、また有害有毒物(発癌物質など)吸着する作用のあることで癌を防ぐにも役立つわけで、大げさには文明病の予防に役立つともいえそうだ。

    安全性の不安
     このように現在の一般職では、カロリー、蛋白質をとりすぎている半面、ミネラル、(アルカリことにカルシウム、その他)やビタミンや繊維が不足しているという、欠陥食になっており、血のにごりをまねいている。
     そのうえ、食品自体も劣質化し、また有害有毒にさえなっている。

    食品の劣質化
     農産物...浅耕、化学肥料依存の栽培法のため、ミネラル・ビタミンの不足ばかりか、蛋白質の変質さえまぬがれず、栄養的に劣った軟弱(欠陥)作物となり、病・虫害をうけやすい。
     ハウス栽培
     促成・抑制の時節はずれものとなれば、その度はいっそうにはなはだしい。
     そこで、強力な農薬の支えによって辛うじて生産されているという状態で、劣質化のみならず、有害有毒化さえされている。
     畜産物
     また同様。不自然な環境(はなはだしくは暗室での飼育)、不自然・不完全・な人工配合飼料、さらには肥肉剤(ホルモン剤その他、中には発癌性のものさえ)、発病予防薬などの残留の懸念など。
     水産物
     大洋ものはまだしも、近海もの、ことに養殖もの、いわゆる栽培漁業では畜産物同様の危険をはらんでいる。

    加工食品
     加工食品ともなれば、加工工程中に使用される化学薬品の残留、防腐剤その他各種の添加物。
     それらの中には、肝臓・腎臓・造血器など重要臓器をおかすもの、アレルギーを原因とするもの、発癌性のあるもの、などがある。
     また、貯蔵中の変質により、有害な脂肪の過酸化合物ができたり、ニトロサミンといった発癌性の産物ができることもある。

    インスタントもの
     そういう危険がひそんでいるかも知れない既成食品、インスタントものが巷にはんらんし、その消費はいまや莫大な量にたっしている。
     という状態で、本当に安心して食べられるものはないといっても、けっしていいすぎではないが、これらによって、直接障害されることもあろうし、血のにごりを増すことにもなっているだろう。世はまさに殺人食時代。

    現行食の特長
     このように、現在の一般食は、バランスのとれてない不完全食を飽食しているばかりか、食品そのものが質的に劣り、また有害有毒化しており、しかも高度に加工されている。さらに、インスタントものなど既成食品、嗜好品の乱用、というわけで、ただ胃腸を負担し、肥満をまねくだけでなく、代謝の不完全、血のにごりをつよめることになっている。
     その他、環境の悪化、運動の不足、心神疲労、睡眠不足、タバコ、薬品、放射線の乱用など、ともに血のにごりをつのらせている。

     これらすべて、現代文明社会の、あまりにも不自然・不合理化された日常生活によるものであり、その結果、血はネバリ、血の流れは滞りがち、時には凝結して(血栓)血管がつまる、といったことにもなり、からだ中の細胞・組織・臓器のはたらきをいため、健康力・生命力・をよわめ、体調不良、体力、抵抗力、回復力のおとろえをまねく。あるいは、分泌物の変化により結石を生ずる。また、精子・卵子や胎児に影響し、生まれつきの欠陥をもったこどもが生まれることにもなろう。
     かくして、国民全体に、体格はよくなり、よくふとりながら、一億総病人時代、難病奇病の多発時代となってしまっている、といっても、おそらくまちがいではあるまい。
    (つづく)


次回参照

2. かみ方が足らんからだろう

     医学博士 遠藤 仁郎 

     75才の元気のよい爺さん。
     2〜3ケ月まえ、腸のレントゲン検査をうけてから下痢しだした。1日1回、ベトベト状。別に痛みはない。薬をもらったが一向によくならぬ。
     食べものはうまい。魚が好きだが野菜も食べる。いぜん便秘症だったのでクダモノはつとめて食べるようにしている。
     よくふとって、血色もよい。舌はきれい。腹に特別のところはない。
     「ようかんどるんか?」
     「いや、歯が悪うて、かめん。なおそうとは思うとるんじゃが。」
     「どごぞに原因があるかしらべてみるとして、ともかくようかむことじゃが、歯がなうてはしかたがない。食べものは何でも、みなスリバチですりつぶして、小鳥のスリエのようにして食べるこっちゃ。それから、ナッパのしぼり汁(青汁)と一緒にバターを拇指の頭くらい食べてみんさいよ。たいていの下痢はなおるもんじゃ。」

    (55.10)


3. 健康相談室 潰瘍といわれているので

     医学博士 遠藤 仁郎 

     「40才、農家の主人。十二指腸潰瘍だと思って手術したら胃癌だった。かなり大きいキズがあり淋巴腺に転移ができていた。おそらく2〜3年の寿命だろうと、といわれている。子供はまだ小さいし、何とか助けてやりたいと青汁食をすすめているが、本当のことはいえず、本人は潰瘍と信じきっており、同室の潰瘍で手術した人たちの話を聞いているので、なかなか納得してくれない。何とかよい分別はないものか」との相談。

     「農家のことで、元来大飯くい。酒はのまないが、甘いものが大好き。オカズには肉や魚が多く野菜はあまり食べない。タバコは少々というところ。父親が同じような食べ方をしていたが、これも胃癌で死んでいる。癌はやはり遺伝するんでしょうか。」

     いぜんはスジをひくといい、遺伝がかなりいわれていたが、今では、それよりも環境、つまり、日常生活、ことに食べ物との関係が大きいとされ、癌体質をうけつぐというよりは、あやまった日常生活、ことに食習慣をうけつぐ、という風にかんがえられている。
     お宅のばあい、体質の遺伝もあるかも知れないが、ずいぶん偏った欠陥食になっており、そのための血のにごりで抵抗力がよわめられ、癌の発生しやすいからだになっていたのではないか。
     そこで、このまま今までの食事をつづけていたら、たとえ手術はうまくいったとしても、再発はまぬかれないだろう。まして、転移があればなおさらだ。
     ぜひ、青汁食にあらため、それに徹底すべきだ、と私は思うが、なにぶんにも、本人がその気にならねば、どうにもならない。

     まえにも同じようなケースがあった。
     その方も、もともと美食家で、青汁はあまり好きでなかった。
     しかし、少しはのんでいたのだが、それでも潰瘍(癌だったのだが)ができ手術せねばならなくなったというので、青汁にたいする不信感もあったらしい。
     いくらすすめても、「もうキズはないのだから」と飲まなくなり食欲のすすまないままに、以前通りか、いっそう美食になってしまい、1年ばかりで、ついになくなってしまった。
     癌だと知らせたら、あるいは心機一転しえたかも知れないが、これはむつかしい問題で、青汁が100%確実かと反問されれば、こちらもタジタジならざるを得ない。
     また、真実を明かしたときにうけるショックを思うと、それも躊躇されたわけで、かえすがえすも残念至極であった。

     お宅のも同じで、今さら本当のことはいえないし、いうべきでもない。あくまで潰瘍として話しはすすめなければならない。
     潰瘍も食養生しだいでは仲々なおりきらず、しばしば再発すること。また、癌が出てくることもないともいえないから、少しも油断はできないこと。
     そして、それを防ぐにはどうしてもからだの条件をよくする。すなわち、血をきれいにして抵抗力を強化すること。すなわち、青汁を中心とする食改善しかないことをよく説明し、安全のため、後悔しないために、それに徹底しようじゃないかと、すすめてみてほしい。」

    (56.3)


4. エンプティ・カロリー(3)

     いそがしいサラリーマンや学生諸君の朝食は、パンと牛乳、パンと目玉焼、米飯・味噌汁といったところが多いのではないかと思うが、グラフにしてみると、
    エンプティカロリー

      パンと牛乳
       食パン100g、バター、ジャム10gづつ、牛乳1本分として、その栄養分は表のようで、グラフではかなりカラッポだ。
      パンと牛乳

      パンと目玉焼き
       食パン、バター、ジャム右と同じ。それに卵2ケ。
       これでもカラッポさに大したちがいはない。
      パンと目玉焼き

      米飯・味噌汁
       白米飯2杯、300g、味噌汁、豆腐、味噌各10g、ほかに卵1ケとして、いっそうひどいカラッポ食だ。
      米飯・味噌汁

       これらのバランスのみだれは、結局、野菜類とくにミネラル・ビタミンにとんだ良質ナッパの不足のためだ。その理解のために、わが家の朝食イモナ汁(サツマイモ、大根葉各150g、卵1ケ)をごらんいただきたい。
      イモナ汁
       カロリーはやや少ないがバランスは完全にとれ、ミネラル・ビタミンに十分の余裕がある。


5. 人間しよせん動物(5) −食養生に大切な心得
前回参照

     人生なにより大切な健康をはかっていくには、いろいろ必要なことがありますが、そのうち実情最も重要なことは、食養生につとめて、めいめい生きた体に必要な栄養分を毎日十分摂りいれること(けれども有害有毒物はとりいれないこと)です。
     そしてその手がかりは、いうまでもなく栄養学で究明していることに求めるわけですが、さらに広く、その地方の伝統的な食べ方に、また動物の食べ方にもみつけることが大切です。

    動物の食べ方に食養生のてがかりをみつけると
     ところで、動物の食べ方で当面重要な手がかりになるのは、前記のように、まず第一に、緑色の濃い菜っ葉を、たとえ嫌いでも、毎日それ相当量は食べる、ということ、そして第二に、食料はすべて、見た目の美しさや口ざわりのよさやアクのなさなど、生来の好みにあうものより、できるだけ自然に近いものがとれるように栽培飼育したものを選ぶ、ということです。さらに第三に、まえにもふれたように動物は、自然にある動植物を食料にしているだけでなく、それを自然のままで食べています。そしてこの食べ方と著しく異なる点は、まずひとつには、口にかなう限り、全体をマルごと食べていることです。
     けれども人間は、口にも胃腸にもかなうものでも、口ざわりその他を美味しくするために精製して、その一部を廃棄しています。
     ところで精製すれば、たとえば精白米を、食品成分表で玄米と比べてみれば分かるように、殆どすべての場合、各種の無機質やビタミンを著しく損失します。そして、食料はいずれも、ただ1種では、生きた体に必要な栄養分をとるのには、成分があれこれと不足し、それも、野菜は果物以外では、エネルギー分や蛋白質に比べて各種の無機質やビタミンが不足しています。
     ために、精製すればするほど、各種の無機質とビタミンがますます不足するようになるので、たとえ美味しく食べても、ビタミンがますます不足するようになるので、たとえ美味しくたべても、カンジンの栄養分は十分摂れないようになります。
     そこで食料は、口や胃腸にかなう限り精製せずに、調理を工夫して、全体をマルごと、よくかんで食べること、精製するとしても、必要最小限にとどめることが大切であって、実情この点とくに留意しなければならないのは、つぎの通りでしょう。

     まず、米は原則として玄米を使い、精米を使うとしても、半つき米か胚芽米にして、精白米は極力使わないこと、小麦はつとめて全粒小麦粉を使い、精製したものを使うとしても、歩どまり80%以上の赤黒いものにすること、大麦は黒い筋が幅広く残っている押麦を使うこと、ジャガイモの皮むきはウス皮だけにし、サツマイモは皮もいっしょに食べること、砂糖は原則として黒砂糖を使い、白砂糖は極力使わないことです。
     つぎに、魚は切り身だけにせず、手に入る限り、つとめて小魚を使うと共に、煮干しや丸干しなどの塩干小魚を常用して、かならず全体をマルごとたべること、魚のアラや鶏のガラをつとめて手に入れてダシ用に使うことです。

     もうひとつ、ダイコン葉、カブ葉、ニンジン葉、キャベツの外葉などは決して廃棄せず、必ず食用すること、すべて野菜は、口や胃腸にかなう限り、皮むきやアクぬきしないことです。
     第四に、動物の食べ方で人間の食べ方と著しく異なる点は、もうひとつ、すべて自然のまま、生のまま食べていることです。
     けれども人間は、果物や野菜や魚などは一部、生のまま食べていますが、その他は加熱その他の調理をして食べています。
     そしてこれには、病原菌を処理すること、保存しやすくすること、胃腸の負担を軽くすること、消化吸収がよくなること、口ざわりその他の味わいがよくなること、その他いろいろな効能があり、そして人間の消化器官には、こうした食べ方が必要なのです。

     とはいっても反面、栄養分の摂取や安全の確保にあれこれと支障をきたしているので、これは最小限にとどめることが大切であって、実情この点とくに留意しなければならないのは、つぎの通りでしょう。
     まず加熱すると、その程度にもよりますが、各種の酵素とある主のビタミンが分解して無効になり、また各種の無機質やビタミンが活性を失ってきます。ために、ある動物実験では、熱処理したものばかり食べさせられたところ、成長が妨げられ、また体力が低下し、さらに病気にかかりやすくなり、やがては生殖能力が衰えてきたとのことです。そこで、とくに野菜は、加熱しなくても口にかない、消化吸収もよいものは、ぜひ生のまま、よくかんで食べることが大切です。

     つぎに調理すると、ひとつには前記のように成分を損失するのですが、もうひとつには調味をあやまって、栄養に障害を招くことがあります。
     そして当節、この点とくに重大なことは、食塩や砂糖や、これが主成分になっている調味料を使いすぎていることであって、ここは確かと弁えて、できるだけうす味にして、食料それぞれの持ち味を活かすように工夫することが大切です。
     また、とかく化学調味料に依存して、その効果や有害の点はともかく、栄養上大切な成分を摂りそこねている場合があるので、昔ながらにコンブ、カツオブシ、シイタケ、イリコなどを使うことが大切です。
     もうひとつ、保存のための加工は、昔ながらの塩干や熱処理後のビンカン詰めなどであれば問題はないのですが、当節は有害有毒な保存料を使い、また見た目や口ざわりや舌先の味わいをよくするために、さらにあれこれと有害有毒な添加物を使っています。そして、こうした加工が、以前は家庭でしていた調理の段階にまで及んでいるものが、多種多様にわたって市販されています。
     そこで、市販の加工食品は、実情やむをえない場合以外は使わず、つとめて家庭で安全に加工して保存することが大切です。そして、そう加工しても、食料は本来、クサリもすればカビもはえ、またムシもつくものと心得て、そうならないうちに食べることが大切です。
    (つづく)

次回参照

6. 戦後は36年。青汁は38年!!
 「健康と青汁」創刊300号記念に贈る
  当時の遠藤先生の論文(その2)

     医学博士 遠藤 仁郎 

    緑葉ノ利用ニ就テ

     皇国ノ興廃ヲ賭スルコノ決戦下、戦力培養ノ源泉タル国民栄養ノ確保改善ホド重要ナル問題ハナイ。由来本邦食ノ欠陥トシテ動物性食品ノ不足ガ指摘サレテヰルガ、ソノ度特ニ甚シイ今日、優良蛋白質並ニ脂肪ノ補給ヲ如何ニスベキカハ、果物・蔬菜類ノ供給不円滑ニヨル「ビタミン」・無機質不足ノ解決トトモニ刻下ノ緊急課題デアル。
     栄養学ノ示ス所ニヨレバ、邦人標準成年男子軽業者ノ1日所要熱量2000〜2400「カロリー」、蛋白質60〜100、場合ニヨッテハ30〜50、大体40〜70瓦、内少クトモ30%は動物ナルコト、脂肪25〜30瓦、含水炭素ハ残余ノ熱量ヲ充セバヨイ。
     「ビタミン」A 4000〜5000国際単位、 
          B1 1.0〜1.5瓱、
          B2 1.0〜2.0瓱、
           C 40〜50瓱
           D 0.01瓱
     通常特ニ補給ノ要ハナイ。
          石灰1.0(所要量ハ当瓩10瓱ナルモ吸収量ヲ考慮シ)、
          燐酸1.5瓦(石灰利用ハ石灰・燐酸比1対2ナル際最モ良好)。
     苦土亦石灰ト一定ノ均衡ヲ保ツヲ要スルモ明確ナ数量ハ与ヘラレテ居ナイ(大約石灰ノ1/3以下ガ適当トイフベキカ)。酸塩基関係デハ稍塩基過剰性ナルヲ必要トスル。
     コレヲ目下ノ主食米ノ配給量2合3勺(330瓦)ニ就テミルニ(表1)、

    表1−米成分

     絶対量ノ不足ハ勿論、各栄養素ノ相対的関係ニ於テモ頗ル不完全デ、蛋白質ハ重要「アミノ」酸殊ニ「リジン」等ノ少キダメ(表3)

    表3−重要「アミノ」酸含量

     量的ニ不足セル現況デ、甚ダ不完全デアリ、脂肪不足ハ白米ニ特ニ甚シク、「ビタミン」A・Cハ全ク欠如シ B亦白米ニハ甚シク不足シ、無機質ハ一般ニ特ニ白米ニ乏シク、石灰不足著シク、燐酸・苦土トノ均衡ヲ欠キ(表2)、酸過剰性。

    表2−石灰:苦土:燐酸

     代用食タル雑穀類ハ若干ノ優劣ハアルガ何レモ概ネコレト趣ヲ同ジウシ、豆類ハ蛋白質ニ富ムガ質的ニハ大豆の他ハ劣リ、脂肪亦大豆・落花生以外ハ乏シイ。「ビタミン」・無機質ノ関係ハ禾穀ト殆ド撰ブ所ガナイ。薯藷類ハ蛋白質少ク脂肪ハ殆ド欠如シ「ビタミン」・石灰ニ乏シイガ、塩基過剰性ナル点ハ有利デアル。

     従ッテ現在主食或ハ代用食トサレテ居ル禾穀・菽豆・薯藷類ノミヲ以テシテハ何レモ完全デナク、蛋白質ハ量的ニ不充分ナルノミナラズ質的ニモ劣リ、脂肪乏シク、「ビタミン」ハ或ハ欠如或ハ不足シ、石灰ハ一般ニ少ク、多クハ酸過剰性デアル。
     動物性食品ノ主要部分ヲナス筋肉ハ獣鳥魚ヲ問ハズ蛋白質ハ量的質的ニ優レ、脂肪亦豊富デ蛋白質並ニ脂肪ノ給源トシテハ優秀デアルガ、「ビタミン」ニ乏シク、石灰不足シ燐酸量甚シク大、苦土亦多ク且ツ著シク酸過剰性デアル。
     タメニ肉食ヲ主トスル際ハ勿論、穀肉混食ノ場合モ、「ビタミン」・石灰並ニ塩基ノ不足ハ益々増大シ不完全度一層顕著トナル。尤モ内臓、骨骼トモニ用ヒ得ル小魚類ノ如キハ余程完全ニ近イ。
     卵ハ蛋白質・脂肪ニ富ミ、「ビタミン」Dハスベテノ食用中第一トイハレルガ C欠キ石灰乏シク酸過剰性。
     乳汁ハ蛋白質・脂肪トモニ優秀「ビタミン」ハ何レモ存シ(尤モCハ加熱ニヨリ多ク失ハレル)石灰ニ富ミ、塩基過剰性デアル。シカモ乳汁ハ愚カ諸他動物性食品ノ利用モ、現今ニ於テハ特殊ノ事情ニアルモノノ他ハ殆ド不可能ニ近イ。
     主食品並ニ動物食品ニ不足乃至欠如スル「ビタミン」類・無機質殊ニ石灰・塩基ノ有力ナル給源ハ果物・蔬菜類・措テ他ニコレヲ求ムベキモノハ無く、主食或ハ動物ノ増スニ従ヒソノ要求量ハ愈々増大スル。R.Bergガ肉ニハ5〜7倍ノ馬鈴薯ヲ、「パン」・豆・卵・穀粉食ニハ7倍ノ青物ト果物ヲ食ヘト唱ヘテヰルガ如クデアル。
     カク果物・蔬菜類ハ何レモ「ビタミン」・無機質殊ニ塩基ニ富ムガ、果物・果菜類ハ一部ノモノノ比較的A・C量大ナル他 概シテ「ビタミン」ハ少ク 茎・根菜デハ人参ヲ除キAハ殆ド含有サレズ B・C亦一般ニ乏シイ。且ツ何レモ石灰ニ貧弱デアル。コレニ反シ葉菜類殊ニ緑色葉菜類(表4)ハスベテノ「ビタミン」ヲ有シ殊ニA・Cニ富ミ、無機質多ク石灰含有量ハ植物食品中随一デアリ、燐酸・苦土ハ比較的少イ(表2)。

    表4−緑葉成分

     即チ「ビタミン」・石灰・塩基ノ給源トシテ緑色葉菜類ニ過グルモノナクハ、シカモコレハ葉菜ノミナラズ一般緑葉ニ共通スル特質デアル。

     ナホ緑葉類ハ、ソレ自体ガ完全ナル栄養食品デアルコトハ、多クノ草食動物ガコレノミニヨッテ完全ナル健康ヲ維持シテヰルコトカラモ首肯サレルガ、殊ニ注目スベキハソノ蛋白質ノ優秀性デアッテ、重要「アミノ」酸ノ含有多ク(表3)、ソノ栄養価ハ動物性蛋白質ニ比シ些カモ遜色ガナイ。従ッテ充分ノ量ヲ摂レバヨク主食ニ不足スル蛋白質ヲ補ヒ得、蛋白給源トシテノ動物性食品ノ要ハコレ無キコトトナリ、シカモ如何ニ大量ヲ摂ルモ動物食ニ見ル如キ「ビタミン」不足、無機質ノ不均衡ヲ招来スルノ危険ヲ伴フコトハナイ。実ニ理想的ノ蛋白給源デアル。
     更ニ看過シ得ナイ事実ハ、塩基ニヨル栄養素ノ体内利用促進ノ結果ソノ要求量ノ節約サレルコトデ、R.Bergニヨレバ、酸性食ノ場合蛋白所要量ハ漸次増大シ遂ニハ1日140瓦以上ニモ達スルニ反シ、塩基性ナラシメバ僅々10日ニシテ24瓦マデニ低下スルニイタルトイフ。

     Voit Rubner Atwater ソノ他ノ多蛋白説ガ肉食ニ基クモノデアリ、Cittenden Hindhede等ノ低蛋白説ハ何レモ採食ニヨルモノナルコトモ亦之ニ一致スルモノデアル。コノ事実ハヒトリ蛋白質ノミニ止ラズスベテノ栄養素ニ認メラレル所デ、R.Bergハ充分ナル塩基サヘアレバ軽業者ノ1日所要量総熱量ハ1800〜2000「カロリー」ヲ超ユルヲ要セズ、蛋白質30瓦、脂肪25瓦デヨク、重業者ト雖モ300「カロリー」、蛋白質40瓦、脂肪30瓦デ足リ、窮乏時ニ際シテハ1200「カロリー」ニテヨク耐ヘ得ルト主張シテヰル。
     コレヲ邦人ニ就テイエバ軽業者1500〜1600「カロリー」、蛋白質25瓦、脂肪20瓦、重業者2400「カロリー」、蛋白質30瓦、脂肪25瓦、非常時ニハ1000「カロリー」ニテ足ルコトトナル。コレニハ恐ラク塩基ノミナラズ豊富ナル「ビタミン」ノ存在モ与ルデアラウガ、兎モ角コノ事実ハ現今ノ如キ食糧事情下極メテ重大ナル意義ヲ有スルモノトイハネバナラヌ。即チ充分ナル緑葉サヘアレバ動物食ノ欠乏ハモトヨリ、果物・蔬菜類ノ不足モ意ニ介スルノ要ナク、主食不足亦憂フルニ足ラヌノデアル。
     緑葉中ノ蛋白質含量ハ葉菜類ニ就テミレバ、一般ニ貧弱デ概ネ1〜3%内外ニ過ギナイガ、唐辛子葉5.95%、蓼ノ葉7.54%、薺7.71%等ノ如ク相当多量ニ含有サレルモノノ存在注目ニ値スル(表4)。

     蛋白質所要最低量ヲ50瓦トシ、30%(15瓦)ヲ緑葉蛋白質ニテ充ストスレバ、含量大ナル緑葉デハ200〜300瓦デ足ルガ、多クハ1000〜1500瓦ヲ必要トスル。仮リニ1瓩ヲ用フルトスレバ、「ビタミン」・無機質ハ多クハ無条件ニ足リ、熱量増加亦相当ノ数字(100〜800「カロリー」)ニ上ル。タヾ脂肪ノミハ尚ホ不充分ナルモノガ多ク、シカモ「ビタミン」A利用ノ上ニモ不可欠デアルカラ、多脂性食品(大豆・落花生・胡麻等)ヲ用フルカ或ハ少量(5〜10瓦)ノ油脂ヲ添ヘネバナラヌ。

     但シ緑葉ハ元来粗繊維多く不消化物デアリ、咀嚼不充分ナル時ハ利用ノ完全ハ期シ難ク胃腸障碍ヲ招クノ懼レ無シトシナイ。シカシコレヲ磨リ潰シ或ハ粉末トスレバ容易ニコノ難点ハ除クコトガ出来、老・幼・病者ト雖モ顧慮ナク摂取シ得ル。

     コノ目的ニ対シ曩ニ提唱シタ緑葉末油煉ハ最モヨク合致スルモノト考ヘル。即チ生鮮緑葉ヲ短時間加熱後、乾燥粉末トシ、食用油ヲ注加(100瓦ニ対シ5〜10瓦)シタモノデ、約10倍ニ濃縮サレテ居リ、主要栄養素ハモトヨリ、「ビタミン」A・Bノ保存ハ藤田氏等ノ乾燥葉ニ於ケル成績ヨリ想像サレ、Cも少量ナガラ存在スル。従ッテ50〜100瓦ヲソノ儘用フルコトトスレバ、「ビタミン」Cノ稍不足スル他概ネ所要栄養素ヲ充スコトガ出来ル。尤モ煮炊スレバC不足ハ一層甚シクナルヲ免レナイ。少量(50〜100瓦)ノ生鮮緑葉ヲ併用スル必要ガアル。生鮮緑葉ニハ酵素ソノ他未知ノ有効因子ノ存在モ想像サレルコトデアリ、一定量ハ常ニ生食スルコトガ合理的デアラウ。尚凋萎葉ハ水ニ浸シテ短時間直射日光ニ曝「活」ヨキ状態トナシテ用フルノガヨイデアロウ。吉田氏ノ実験ニヨレバ1〜3時間ノ日光曝射ニヨッテ「ビタミン」Cハカナリ著明ニ増加スルトイフ。
     緑葉ハ生鮮蔬菜トシテノ供給ガ最モ望マシク、蔬菜殊ニ葉菜類必要ナルコト今日ホド大ナル時機ハ無イノデアルガ、労力不足耕作面積減少ノ現況デハ生産量ニハ自ラ限度ガアリ、輸送難ト相俟ッテ到底円滑ナル供給ヲ許ナイ。従ッテ、ヒトリ蔬菜類ソノ他栽培植物葉ニ限ラズ、広ク山野自生ノ草木緑葉ヲ利用スベキデアル。資源無尽蔵デアル上、有効成分ハ却ッテ栽培物ニ比シ優ルモノガアリ、糞便汚染ノ懼レ少ク生食ニモ適スル。真ニ天与ノ恩恵トイフベキデアル。
     問題ハ油脂デアルガ、脂肪不足ガ邦食ノ最大欠陥デアリ、結核多発ノ原因トサレテヰル点カラモ是非トモ確保サレネバナラナイ。コレニハ一方玄米ヲ主食トシ、他方原料植物栽培、子実採集ヲ奨励シ増産ヲ図ルトトモニ、含脂量大ナル緑葉ノ調査・利用ガ考慮サルベキデアル。唐辛子葉1.14%、パセリ1.17%、蓼葉1.86%ノ如キ含量ハ看過シ難い示唆ヲ与ヘルモノトイフベキデアラウ。

     要スルニ栄養ノ根本ハ単ナル量的ノ問題ノミデハナク、各栄養素間ノ調和均衡並ニ質的完全ニアル。現下ノ食糧不足ニ対処スル当事者ノ献身的努力ハマコトニ感謝ニ堪エナイ所デアルガ、タダニ主食タル穀・菽・薯類の増産ノミヲ以テシテハ国民栄養問題ノ根本的解決ハ不可能デアリ、マタタトヘ動物性食品ヲ若干増配シ得タトシテモ、ソノ結果ハ蛋白質・脂肪ニ於テハ有利デアルガ「ビタミン」・無機質ノ面ニ於テハ却ッテ不利トナリ、一層不完全食タラシメルノミデ決シテ改善トハナシ難イ。コレハ既ニ前世界大戦当時「ドイツ」ガ嘗メタ苦杯ノ一デアッタコトハ人ノ知ル所デアル。結局残サレタ途ハ唯一緑葉ノ利用ノ他ニハナイノデアリ、食糧不足ノ現況ニ於テモ緑葉ノ活用及ビ少量ノ油脂添加ニヨッテ、容易ニモ量的ニモ完全ナル栄養ヲ得ルコトガ出来ルコト、マタ緊迫シタ情勢下ニ於テハ可及的労力ヲ要スルコトナク、シカモ優良ナル食糧ノ豊富ナル供給ガ要望サレテ居リ、コレニ対シテモ一般緑葉ノ食用化ガ最モ適当シテヰルコトヲ重ネテ強調スル次第デアル。

    (20.2.5)


7. 愛媛青汁教室所感

     越智 廓明 

     体の故障は文明の副産物、文明病。4人に1人は半健康人であると報道されている。
     高度成長のかげに、美食、美酒氾濫、主婦の調理労働の軽減からインスタント食品の迎合、外食。
     青汁教室で学んでいると、これでは病気にならないのが不思議であると思う。
     不完全食、ノー栄養に近いものが食養のポイントに列らなって、忠臣はかえり見られない。
     スタミナに肉食、ホルモン、卵・乳製品等欧米風に。病気・死因も、心臓病、血管性疾患、痛風、前立腺肥大等、欧米風になってきた。
     車の普及は足を無能にし、食養の誤りとともに不健康へ追い打ちをかけ、肥満から成人病へ橋渡しをする。
     肉体は嘆く、弱アルカリ性が保てなく、血は濁り、下水道(便秘)はとどこおり、内臓に血管に汚染が加わり悲鳴をあげる。
     文明生活が、遊びに、夜ふかし多く、内臓はゆっくり休まれず、朝はぎりぎりで余裕がはなく、食事も手ぬき不完全食。内臓の疲れるのは当然である。
     患者は肉体が悪いと、肉体に対して不完全食、不摂生は反省せず、薬物注射一辺倒で、医者まかせ。病院繁盛で、1つしかない命をあなたまかせで、自分の体は自分で守る信念の全く欠如がある。
     心身医学はアメリカで取上げられているが、本家は東洋である。道元は「心身自らも愛すべし敬ふべし」と修証義に説いている。
     私は青汁で思うことは配達で飲まれる人は別としてケールを年中栽培し、虫害に有機質肥料に、調製の手間に、東洋的な方法であり、肉体に対して自分が至らぬと反省するところに東洋的思考の一致を思うものである。
     文明病で、心の上にも和魂は病み、物質一辺倒では人は物体になってしまう。
     イライラ神経のいら立ちは、ノーカルシウム、ノービタミン、ノーミネラル食養の不完全に、世相の混乱は食養の混乱につながることをおもわされるかのようである。
     命を軽視するのは何としたものであろう。



8. アキレタ日本の食べ物

    熊本県 K.H. 

     いつも注意して食養生していますが、どうしても病気に負けてしまいます。
     病気に負けるとは、好きなものやおいしいもの(これは自然の味のもの果物などです)を腹いっぱい食べることですが、これが、ノドもと過ぎれば熱さを忘れるタグイ、中々やめられません。
     「病人は野菜だけ食べなさい」と聖書にも書いてありますが、野菜だけでは我慢できず、つい、果物や果実を沢山たべて、食欲に負けては、苦労しています。
     今頃の日本では、化粧したリンゴというほどに、酸味のない、香気のない、味を甘く注射したバケモノのリンゴ、風味も香気も自然の滋味もないビニール栽培の野菜など、外国に住み、日本に帰国して食べてビックリしたなど、話をきくと、本当に食べること、生きることのむつかしさ、大変さを感じますね。
     私など、健康との戦いというくらいに気をつかい、インスタント食品、加工食品、いつわりの人工食品など悪いものはさけ、本物の美味、香気、酸味、風味のある天然味のものを食べて、健康にめぐまれた生活をするように努力しております。
     日本の子が、いつも、こうしたトマト、キウリ、春菊、ホウレン草、豆腐、醤油、イチゴ、魚など、栄養も自然の風味もないものばかり食べているから、コンニャク人間みたいに無神経な人間、たとえば、自分の父親でもバットでたたき殺すような、恐ろしい人間になるんですよね。
     食物が人間をつくるといいますが、大事なことですね。


9. 青汁は多い程良い

     山田 守之亮 

     青汁を買っていた時は(約2年前)毎日2合5勺、自家製にしてから5合以上。驚いたことに、このような結果が出ました。


      肝機能改善

     先生のおっしゃるとおり、血の濁りをなくすれば病気になることはない。また、治らぬ病気はない。
     それには大量に飲むことが如何に大切かよくわかるよい証拠だと思います。
     なお、食べ物の注意と適当な運動が大切なことはいうまでもありません。


10. 腎臓関係の病気の方におすすめ!

    厚木市 Y.A. 

     「お赤飯を炊かなければ」私はそう思いました。
     3才の時、発病して、5才を過ぎる迄、度重なるぼうこう炎、腎う炎にくるしめられた小学1年の娘。入院しても点滴しても1年間薬をのんでも治らなかったのが、去年の9月から、東京のケールの粉末顆粒を毎日かかさず飲んで丁度1年。今のところ、その病気が出ないのです。病院の薬を飲んでいる間は、へんとう腺とか、中耳炎とか、よくかかりまししたが、ここのところ、それも忘れた様です。学校も、あやぶまれましたが、今のところ入学以来、一日しか休んで居りません。年令的に体力がついたのかもしれませんが、急にケールをやめる気にはなれません。たんぱくの試験紙も、以前の病気でないときより、白っぽいのです。不思議ですね。腎ぞう関係の病気の方には、良いと思います。私、本で読んだ丈では試す気がせず友人から紹介されて、のみつづけてこられました。今では親子でのんでいます。



11. 大変好調

    福岡県 A.T. 

     おかげさまで、毎日青汁をのんで、大変元気になりました。
     一昨年までは、電気毛布を使用しないと、冷えて眠ることができなかったのですが、昨年からは前々使用しません。
     が、カゼひとつひかずに過ごしています。血圧もここ2年ほど、青汁のおかげで全然上がりません。
     息子も二日酔いがなく、よろこんでいます。
     隣の奥様にもおすすめいたしましたので、毎日のんでいられます。



12. 早く診てもらえ

     精神的のものも少なくない。神経質な人はとくにそうだ。
     あれこれ思い煩うことだけでも病気が出たり悪くもなる。
     ともかく、まず、信頼できるドクターに、納得のゆくまでよく診てもらうことだ。
     いつまでも迷っているほどバカげたことはない。



13. 翌日から快便

    富山市 H.S. 

     青汁のことを聞き、さっそく家の畑にあるキャベツやそのほかの野菜ではじめました。
     翌日より便通がよくなり、1週間くらいで顔色もよくなりました。
     貧血の検査で、数値がよくなり、よろこんでおります。



14. 血圧普通に下がる

    浦和市 S.H. 

     おかげさまで、毎日服用(顆粒)させていただいています。
     いまでは血圧も普通に下がり、上が140、下が78位。さいきんは薬はのんでおりません。
     ありがとうございました。



15. ぴしゃりときく

    総社市 T.Y. 

     青汁は、忘れる頃にぴしゃりときくものですね。
     なんだか不思議な気がします。



16. 質問箱


     のみはじめて1年あまりになるが、さいきん空腹時にのむと腹がいたみ下痢するようになったが?


     のみ始めて数ケ月してそういうことが間々ある。どうやら胃腸の運動がさかんになるためらしい。1度にガブのみせず、少量づつ。また、冷えすぎていておこることもあるので湯をさしてぬくめるか、口の中であたためてのむようにしてみてほしい。







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