健康と青汁タイトル小 <1980年11月15日発行 第291号>
 目次




1. 健康相談室 眼がかゆくなる

     医学博士 遠藤 仁郎 

     和歌山県のかたから、ケールの種子をもとめて来られたが、それには、「7才の男児が、昨年の夏から眼がかゆくなった。専門医に見てもらったら、体質からきているので、思春期になるまでなおらない。それまではサングラスをかけるようにして、といわれた。いまのところ、眼薬とサングラスで痒がらないが、夏には水泳もやらせたいので、困っている」とあった。
     専門外のことなのでくわしいことは私は知らないが、おそらく、目が日光にたいして感じやすく、かぶれやすい、つまり、アレルギー性になっているのでないか。体質からきているとのことだから、あるいは、生れつき感じやすいのだろうが、この症状が出るようになるためには、なにか原因がなければならないわけで、多分、それは、この児の日常、ことに食べもののまちがいにあるのでは、とかんがえたい。

     甘いものが好きで、菓子をよく食べ、ジュースをよくのむのではないか。三度の食事には、おいしく味つけした魚や卵ばかりそえ、野菜類はほとんど食べていないのではないか。
     また、ハムやソーセージなどがお八つになっていないか。もし、そうだとすると、からだが酸性にかたむいて、カルシウムが不足してくるので、抵抗力がよわって、感受性がたかまり、ものごとに感じやすくなる。それが、この児のばあい眼にあらわれているのであろう。

     目薬とサングラスでおさまっているようだが、それを、これからながく、ずっとつづけるのは大変なことだから、ともかく、食べものをなおして、たかまっている感受性を低めるよう努めてみるべきだろう。それには、まず、間食の甘い菓子やジュースをやめて、焼いも、いり豆、くだもの(農薬のかかっていない)、その他自家製の甘味の少ないものにし、のみものは、農薬汚染の心配のない番茶、むしろ麦茶や草茶にすること。おかずには、なるべく野菜ものを多くし、調理は簡単に、味はうすくすること。貯蔵食品や出来あいもの、インスタントものなどには、カブレの原因になるような添加物のおそれがあるから、なるべくさけ、できるだけ安全な食品ばかりにすること。そして、安全で良質のナッパからつくった青汁を、毎日、少なくとも1〜2合(もとのナッパ250〜500グラム)はのますこと(多ければ多いほどよい)。これを熱心につづけていれば、やがて治ってしまうのではないか、という気がする。

    (55・3)



2. 癌の痛みと青汁

     医学博士 遠藤 仁郎 

     まだ40そこそこの妹が肺癌でねている。両側にひろがっており、手術はできないので、コバルトをかけた。1クールを終ってからのレントゲン検査で、あまりよくなった様子がみられない。で、ひきつづき抗癌剤の注射をうけている。かなり衰弱しており、食欲がない。むりに食べると、吐く。そのうえ、たえず右腕に神経痛があり、それに、いちばん苦しめられている。青汁はどうだろうか、との相談。

    私の答え
     手術にのんでよかった例、コバルト照射の間にのんでよかった例はありますが、青汁だけで癌が、しかも大きな癌や、ひろがった癌が治ることは、おそらく無理でしょう。けれども、いま、いちばん苦しんでいられる痛みには、あるいはよいかも知れません。しかし、それにしても、少々の分量ではダメです。

    のんでみる
     吐気があって、何もうけつけないようなときにも、妙に、青汁だけはおさまったことがあります(癌ではなかったが)。ともかく、ためしに、少しづつでも飲んでもらったらどうでしょう。そして、のめるようなら、のめるだけ多くのむ。

    注腸はどうか
     どうしてもダメなら、肛門からさすてもあります。ポンプ(注腸用の)かイルリガートルでもよろしい。体温くらいにあたためた青汁を、ゆるゆる注入すると、かなりの分量を入れることができます。そして、1週間か10日くらいはつづけられます(その後は腸が過敏になってうけつけなくなる)。
     ずっと以前のこと、手術不能の末期胃癌で、薬でもどうにもならなかったはげしい痛みが、この注腸でうまくまとまり、よろこんでもらったことがあります。お妹さんのばあい、うまくゆくかどうかわかりませんが、せめてこれだけでもやってごらんになってはどうでしょう。

    (53・10)



3. 青汁食養生で考えること(1) 食物選択の自由について

     友成 左近 


     真理は汝らに自由を得さすべし マタイ伝8・32

     幸い縁あって、遠藤先生にご指導いただいて青汁食養生に心がけていますが、それがいとぐちになって、食養生や広く健康の保持増進に直接かかわること以外のことがらについても、あれこれとあらためて考えなおすようになりました。それで、人生で最も重大な課題である自由についても、あらためて考えなおしているのですが、それを食物選択についていうと、おおよそつぎの通りです。

    人々めいめい思うがまま自由に選択しているが
     当節どこでも食物が、原材料も加工品も、そしてとくに加工品では、以前は家庭でしていた調理の段階にまで及んでいる既製品が、多種多様にわたって、まことに豊富に市販されています。また、飲食店や弁当屋なども至るところに開かれて、各種各様の料理が豊富に提供されています。

     そして他方、広く人々の生計が向上し、生活困窮者には社会保障がまだ不十分ながらも普及しています。従って、人々めいめい(といって、生計その他の事情によって、人その人で様子は多少ちがいますが、それはともかく)以前とは比較できないほど、食べたいと思うものを、食べたいと思うときに、思うがまま自由に選んで、しごく手軽に、そして、存分に食べています。そうして、かつてのように、食に飢える、というようなひとは全くなくなっているのであって、人々だれしも心の底から最も強く希求している自由のうち、生活物資の欠乏からの解放は、こと食物については、これまでになく享受しているのが実情です。
     
     けれども、それで食欲が日々十分みたされているかというと、必ずしもそうではない人々が多く、なかには、なにかもっとうまいものはないかと、空しく探し求めている人々も少なくないようです。もっと重大なことは、それがひとつの主要原因になって、人生なにより大切な健康がおかされ、それも、医療の進歩普及にもかかわらず、その効果が予防にも治療にも及びかねる厄介な病気にかかっている人々が、これまでになく多くなっています。

    生来の習慣や好みのままに選択している
     それはいったい、どういうわけでしょうか。食物選択には、主として食物の個人的な志向と市販の動向が、相互に呼応して関与しています。そこで、まず個人的志向の点からみると、それはひと口でいえば、思うがまま自由に選択するというのは、実情めいめい生来身につけてきた習慣、とりわけ好き嫌いのままに選択することであるからです。
     そしてそこでは、毎日の食物について、その本来の目的や方法を自ら確かと筋道たてては考えていないのです。いうまでもないことですが、食物は本来、食べて味わいを楽しむことなどもさることながら、なによりもまず、めいめい生きた体に必要な栄養分を十分とりいれて、人生なにより大切な健康をはかっていくためのものです(つづく)


次回参照

4. 扁桃炎

     医学博士 遠藤 仁郎 

     37才の公務員。年に3〜4回扁桃炎をやる。今日はだいぶよくなったが、昨日はかなりきつかった。扁桃はやや大きく、少し赤くなっているが、大したことはない。尿にも異常なし。

     このていどのものならウガイと湿布だけでよい。けれども、そう度々やるようでは、勤務にも差支えようし、うっかりすると腎臓をやられるかも知れない。当座の処置も、もちろん必要だが、なにより予防することだ。
     それには、扁桃を切りとるのも一法だろうが、扁桃自体からだにとって大切なものなのだから、なるべくはそのままにして、バイ菌にやられないよう抵抗力をたかめることが肝腎だ。
     全身的には、正しい食事(安全完全食)をとって、からだ中のはたらきをよくすること。糖分や白米飯、白パンなどがすぎると、とくにバイ菌がつきやすくなるから、玄米飯や、イモ・マメ飯の少量にし、間食の菓子をやめ、味つけはうすくする。蛋白食品は適宜。但しすぎないよう。良質ナッパを主とする野菜・山菜・海草などを十分にそえ、青汁も2〜3合のむ。そして、適度の運動、皮膚の鍛錬。扁桃の局所は、マッサージ。冷水うがいなどできたえること。(54・12)



5. 針麻酔のはじまり

     医学博士 遠藤 仁郎 

     拇指と示指との間の凹みに合谷というツボがある。
     中国で、扁桃腺の手術後の痛みがとれないとき、このツボを刺すと、扁桃腺の痛みがとれることに気づき、これが端緒になって、針麻酔が開発され、しだいに発展し、甲状腺や肺から脳の手術にまで応用されるようになったという。



6. “きくらげ”が冠動脈疾患の予防になる

     医学博士 遠藤 仁郎 

     (ボストン)ミネソタ大学医学部のDale E.Hammerschmidt博士によると、米国人や西欧人に比べて中国人に心疾患が少ない理由の一つは、中華料理の材料の一つである“きくらげ”にあるかもしれないという。きくらげがどのように作用するかはまだわかっていないが、この扁平で黒いきのこは、血液が自然に血餅を形成する傾向を遅らせることを博士は発見した。
     きくらげは、ほとんどの中華料理に使われているが、豚肉をいためたり、熱いスープなど、四川料理や北京料理にもっともよく用いられる。Hammerschmidt博士は、ある実験の被験者となっていた男子から採取した血液標本が突然、正常に血餅を形成しなくなったことに興味を持ち、実験はだめになったが、この変化の原因をつきとめることにした。
     その結果、被験者が一番最近食べた豆腐の四川料理を調べ、いろいろテストして、重要なのはきくらげであることがわかった。博士によると、中国では、きくらげが昔から長寿と強精に役立つ健康食品とされている。「一般に中国、とくに南部では冠動脈疾患がまれである。しばしば、にらやにんにくと一緒に料理したきくらげを長期間食べていると、アテローム性動脈硬化症の発現率が低くなるので、延命効果があるとされているのかもしれない」と博士は述べている。
     アテローム性動脈硬化症は、動脈壁に脂肪を沈着させ、それがしばしば心臓発作や卒中をひき起こす原因となる。凝血反応が緩慢なことは、常に良いとはいえないかもしれない。きくらげに興味をもたせたこの被験者は抜歯の後、3日間も出血が止まらなかった。しかし、Hammerschmidt博士はこの反応を「臨床的にはとるに足りないことだ」とし「血小板または血漿の凝固障害がある患者ならともかく、きくらげが出血の危険をともなうとはいえないようだ」と結論している。

    (メジカルトリビューン 80・7・17号)



7. 便やオナラのにおい

     便やオナラのにおいは、よいとはいえないまでも、鼻むけならぬほど悪くなく、いくぶんしたしみのあるものでありたい。それは、バランスがよくとれ、良質ナッパが十分な時のもので、青汁家のオナラや便所は、少なくとも、さほどくさくないものだ。



8. 鼻のウガイとニオイ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     鼻のウガイは、鼻の粘膜の清掃と鍛錬をかねており、カゼや流感の予防にはたしかによいものだ。しかし、貝原さんや友成さんは、ながくつづけているうちに嗅覚がやられ、ニオイを感じなくなった、といわれている。
     ところが、さきほどの青汁教室で、板谷さんは、なが年なかった嗅覚が鼻のウガイで完全にもとにもどった、と報告された。私は、その中間で、よくもならねば、とくに悪くなったようにも感じない。ものごとの反応というものは、まったく百人百色。体質にもよるものだろう。
     けれども、このごろの水道のように、塩素分の強い水そのままを吸いこむことには、どうやら問題がありそうだから、きれいな井戸水やわき水、あるいは、一度わかした水道水か、くみおいて塩素分のなくなった水でやるのが無難だろう。

    (55・6)



9. 虚血性心疾の危険因子

     ストックホルムで9年間に観察された3168例の調査から、虚血性心疾は、血液中の中性脂肪とコレステロールの増加につれてふえる。この2つは、それぞれたがいに無関係にも危険因子であるが、両者が合併すると危険は最高になる。喫煙もあきらかに危険因子だ。

    (Carlson、Lancet1972.4.22号より)



10. 栄養改善の問題点

     いぜんやかましかった熱量や蛋白質は、いまでは、とりすぎている。だから、その不足を気にする必要は全然なく、むしろ控えるよう気をつけるべきだ。不足しているのは、依然ミネラル・ビタミン類で、以前よりは、いっそう甚しくなっている。そこで、栄養改善のもっとも重要なポイントは、ミネラル・ビタミンの、したがって、そのもっとも有力な給源である、良質ナッパの円滑な供給ということにある。



11. 食事に繊維の不足

     現代先進国の食事の最大欠陥は“繊維不足”にあるという。来日中の英国バーキット博士によると「日本人はもっと米、それも胚芽米を食べるべきだ」そうだ。
     食物にも繊維質の多いもの少ないものがあるが、繊維食物とは前記の胚芽米をはじめ、豆類、ジャガイモ、黄緑野菜、果物などを指す。パンならば精白しない粉で作った黒パンが含まれる。それらは発ガン物質を早く体外に排出する効果を持っているという。
     奇人アミンが君臨したアフリカのウガンダ共和国では大腸ガン患者が極めて少ない。それは繊維分を多く食べるからだと博士は説く。豆を主食としているからかもしれない。それに対し、欧米はじめ日本など先進国に大腸ガンはふえている。
     朝からびろうな話だが、人間は文明化と反比例して雲古の量が少なくなってきたようである。なにくそというたくましさに欠け、すぐへこたれるためであろうか。腹の出来ていない人間もふえたが、昔から日本では「鳴る腹にたたりなし」などと言った。
     鳴るのは腹の虫でなく腸内のガスだが、ガスが動くのは大腸が正常に動いている反応とされる。ドイツの医学者の診断にも「墓場の静けさが腸の中を支配する」という言葉があるそうだ。ガスの元といわれた豆やイモは名誉を回復されなければならない。
     繊維問題にもいろいろありけりで、身にまとう繊維の方も、原料である石油の値上げや、台湾、香港、シンガポールなど途上国の追い上げが激しい。繊維産業が生きぬく前途もまた多難だ。先進国は衣・食ともに糸ヘンで悩んでいる。

    (55・4・3 サンケイ)



12. 50キロ代をめざして

     越智 廓明 

     倉敷中央病院では、毎木曜日、名誉院長先生の診察(午前)と青汁相談(午後)があると承っており、遂に念願かなって、1月17日家内を伴って早朝家を出て、午後1時お伺いすることが出来た。
     思えば、肝疾患の家内を伴うて初めて先生にご指導願って以来12年目のこの日であった。昨夏娘を失い、生涯の大ショックにあい、加えて大法要計画達成の過労心労と終りて12月に初めて血圧167と94、心電図変化かすかにふらつきも覚えた。
     年末には夜中安眠妨げると、歩行困難になるのでないかとさえ思われた。然し、青汁飲用のおかげか、単純に一過性で、悪食、職業柄久坐も原因と思われた。そこへ、体重をへらしてはと減食実行中の倉敷行で、案の条、先生から、体重を50キロ代に減らしてはと(現64キロ)のお話。
     何といっても、先生の満80才とは全く見えぬそのご風貌は、禅家でいう現身説法に頭が下ったのであった。湯郷温泉に旧年来の心の垢も流し、先生にお目にかかれたことを此の上なき新年であった。
     爾来、大豆、さつま芋、錠化青汁主体と、減食を実践。21日より開始の毎日2時間余の寒修行托鉢に元気で加わり、23日月例検診には、体重60キロの4キロ減。血圧76と146。体が大変軽くなり、もとの元気に復した感をもち、更に小食に、50キロ代に念願している者である。
     冨士山頂に登っても、ヨーロッパ旅行10日間しても、先生に教えられた起床直後の排便で、その青い色、造形の美。「身心自らも愛すべし敬ふべし」道元。私は青汁食養先生に続かなければならぬと、改めて感を深くする者である。(僧侶 70才)



13. 健康長寿の道

    島根県 H.Y. 

     億万長者といえども、健康・寿命を失っては、万事休すです。健康で天寿を全うするよう、正しい健康法の大道をゆくべきではあるまいかと思います。その道は、精神と肉体の両面。いわゆる仏教(東洋哲学)の心身一如の健康法によるべきでしょう。「精神的、生き甲斐を感ずること。」「菜食、青汁、自然食による弱アルカリ性体質への体質革命。」米国のカールAメニンジャーらの提唱する精神肉体医学にも相通ずる健康法。即ち、遠藤先生の健康長寿の道ではないでしょうか。



14. 狭心症の発作なくなる

    栃木県 S.M. 

     「健康と青汁」はいつも注意して読んでおります。狭心症の発作2回程経験しましたが、その後1年間発作をおこしておりません。青汁のおかげだと信じております。



15. 高血圧・痛風

    山口県 Y.T. 

     主人(73才)は、高血圧と痛風でながい間苦しんでまいりました。昨年、毎日ライフ11月号にて、先生の青汁のことを拝見いたし、いらいなるべくつづけています。さいきんは、痛風もでず、血圧も平常のようです。昨年8月、心筋梗塞の発作で1ヶ月入院いたしましたが、冬の間もカゼひとつひかず、現在も仕事をつづけております。これも青汁のおかげと、感謝しています。昨年7月、なんとなくケールの種をまいていたのが、こんなに役に立つとは、まったく思いかけないことでございました。



16. 安全食品供給に積極姿勢を

    群馬県 I.T. 

     多くの食品が合成保存料、着色料、甘味料等添加物を含み、自然食品が「特別視」されている現代である。お菓子一つをとりあげてみても、その中には、先に上げたような添加物がいろいろと含まれている。合成添加物使用の食品に舌が慣らされている人の多い中で今、日本人の中で本物の味を知っている人はどれくらいいるだろう。
     また、それらの食品の安全性はどうかというと、毒性がなくて認可、使用されているものは少ないという。現在使用、許可されているサッカリンなども、食品と共に口に入れて大丈夫だろうか。毒性はゆっくりとあらわれるものが多いので心配になる。
     私たちは、これまでの企業まかせ、国まかせという“待ちの姿勢”で安全を求めるのでなく、自分たちから安全を働きかける食生活の改善を一人一人が自覚していかなくてはならないと思う。そして、見かけや手軽さだけに飛びついて、自分の食べる食品中にどのようなものが入っているかも知らずに生活していく時代に早く終わりを告げたい。



17. 質問箱:シート


     ケールはまきましたが、まだ小さいので、間に合わせに野草をつかっています。冬にはシートがありますが、どうでしょうか。


     残念ながらダメです。蓚酸が多いからです。ほかに同じようなものにイタドリやシュウカイドウがあります。いずれも、やわらかい葉で汁も多いのですが。



 コラム紹介


    一億総商、一億総名(大名小名の名)、一億総狡、一億総病。
    商業主義がはびこれば、栄耀栄華をきわめれば、
    こころもからだもやがて朽ち果てる。



    夫、開闢の昔、葦原に一人天降りしと覚悟する時は、
    流水に潔身せし如く、潔き事限りなし。
    何事をなすにも、此覚悟を極むれば、
    依頼心なく、卑法卑劣の心なく、
    何を見ても浦山敷き事なく、
    心中清浄なるが故に、
    願ひとして成就せずと云事なきの場に至るなり。
    この覚悟、事を成すの大事なり、
    我悟道の極意なり

    二宮翁夜話



    凡そ人は己の体質を最も熟知す
    セネカ








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