<1979年 4月15日発行 第272号>
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目次
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1. あぶら濃いもの
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医学博士 遠藤 仁郎
あぶら濃い料理は、たしかにうまい。いまや、日本国中が、その味に憑かれてしまっている、といってもよかろう。文明の尺度のようにさえいわれている肉食。だが、こいつ、実は、はなはだ不完全な欠陥食品であるうえ、安全性にも問題が多い。
そして、欧米文明国に多い(わが国にもしだいにふえつつある)、いわゆる文明病――高血圧、動脈硬化(心筋梗塞、脳血栓、おそらくパアキンソン病、パージャー病なども)、糖尿病、痛風、結石症(胆石、腎石)、癌などの原因とされている。
なぜか
それは、ただ脂濃いものがすぎるだけではなく、同時に、酒、コーヒー、菓子、タバコや薬品類の乱用。あるいは、運動の不足、精神的ストレスの多い、あまりにも不自然・不合理な日常生活における諸因子によるものであろう。
けれども、もっとも関係のふかいのは食のみだれ。
すなわち、脂ぎった肥肉、卵・乳製品を主とし、糖・塩・香辛料・化学調味料でコッテリ味つけされた贅美食の飽食。
蛋白質・カロリーにとむ酸性食品ばかりが多く、ビタミンやアルカリ・カルシウム等ミネラルも不足がち、というはなはだしく不完全な欠陥栄養になっており、あまつさえ、有害有毒食品も少なくない。
ために、代謝は不完全となり、血のにごりをまねくことになっているからであろう。
米女史宅の夕食
ところで、こういうレストランの洋食しか知らない私どもは、なるほどこれが欧米人の常食か、と思っているわけだが、じっさい、欧米の一般家庭でもああいうものばかり食べているのだろうか。
たった一度だけの経験だが、結婚して間もない頃、家内のピアノの先生(米女史)宅の夕食に招かれたことがある。
脂濃い肉や卵・乳製品ももちろんあったが、意外に、そう多くはなく、あとは野菜ばかり。しかも、ナッパが大きな皿に山もり出されたのには(まだ、ナッパの効用を知らない、まえのことではあり)すっかりタマげたものだ。
この先生、たしか90すぎまで長命された、と聞いているが、これでみると、欧米でも、心ある人は、決して脂濃いものばかり食っているのではなく、かならず野菜、ことにナッパをうんとそえていることを知るべきだし、これは、私どもの緑葉食の理論とも、まったく一致している。
どうしても食べたければ
だから、どうしても、脂濃いものが食べたければ、あるいは、それなしにはすまない人は、肥肉をやせ肉にしたり、鳥・魚介にかえ、卵や乳製品をへらし、動物脂肪を植物脂肪にすること、また、砂糖・酒・コーヒーをひかえることも、無駄ではあるまい。
けれども、同時に、なるべく安全食品をえらぶことと、良質ナッパを主とする野菜・山菜・海藻・果物を十分そえ、贅美食に不足がちなアルカリ・カルシウムその他のミネラルやビタミン類を補い、全体としてのバランスをとることを忘れてはなるまい。
(52・12)
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2. 東北支部会の話題から(一)
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医学博士 遠藤 仁郎
さる10月、新庄、山形、塩釜の三支部での青汁教室で出た話題のうちから、思い出すままを記してみる。
潰瘍の生菜食
十二指潰瘍だが、主治医から、生菜食はいけない、といわれた。それは、多分、生野菜には繊維が多いので、潰瘍面を刺戟するから、よくないというのだろう、と思う。しかし、それなれば、よくかんで粗い繊維を吐き出せばよい(かみ出し法)。
ところで、野菜には、潰瘍を防ぎ、治りをよくするビタミンUがある。このビタミンは生野菜だけにあって、煮たきするとなくなってしまう。だから、なるべく生で食べるべきだし、よくかむのがむつかしければ、しぼり汁をのめばよいことになる。
なお、野菜のうち、もっともよいのは青ナッパだから、青汁がやはり合理的といえるわけだ。
肝硬変と便通
青汁を肝硬変の方にすすめ、便通がつき、気分がよくなったとよろこばれた。
肝臓の病気のばあい大切なのは便通のよいことだ。それは、肝臓が、体外からきたり、体内でできるものなど、すべての有害物を無害化する役目をもっており、便秘すると、腸管の中でいろいろ有害産物ができ、肝臓に負担をかけることになるからだ。
肝硬変は肝臓病の進行した状態で、解毒能が衰えているので、とくに便通にたいする顧慮が必要だし、通じがよいと、気分的によくなるだけでなく、病気の経過そのものにも好影響をあたえる。
胆嚢手術後の黄疸
10年まえ胆嚢の手術をうけた老母に、さいきん黄疸が出、腹がはって来たのだが、青汁はどうだろうか。黄疸は肝炎によるものが多く、それには青汁は絶対といっていいくらい有効だが、黄疸とともに腹がはるということ、10年まえに手術されているところから、この黄疸、どうもただのものでなく、なにか悪性のもののような気がする。
しかし、病気がなんであろうと、体力を維持し、体調をととのえるためには、完全な栄養が必要なことはいうまでもないので、青汁は、のめるだけ多くのんでいただきたい。
尿毒症の青汁
尿毒症で人工透析をすすめられているが、青汁はどうか。
透析をやるやらぬにかかわらず、尿毒症のばあい、必ず青汁が問題になる。それは、尿毒症の末期になると、腎臓からのカリウムの排出がわるくなって、血中にたまり(高カリウム血症)、そのため、症状の悪化することがあるから、野菜ことにナッパ類はカリウムが多いので、ひどく恐れられ、青汁などとんでもない、ということになるわけだ。
けれども、尿毒症にも程度がいろいろで、危険な高カリウム血症になるのはいよいよ末期のばあいだけ。だから、ただ尿毒症というだけで、すぐさま野菜ことに青汁をとめるのは、いささか行きすぎの感がしないでもない。
青汁には、なるほどカリウムが多いが、それ以外に、栄養を完全にするために絶対必要なビタミンやミネラルもそろって多い。そこで、とかく偏食(不完全食)になりがちな腎臓食で、カリウムだけを恐れて青汁をきらい、食全体のバランスをみだし、血のにごりを強めることが、はたして当を得ているかどうか。現に私どもは、透析が必要と宣告されていた人にすすめて、通常勤務のできるまで回復したのを知っている。
また、試してもらった知人の腎臓センター所長からは、透析患者に青汁をのましてもカリウムはふえない、との報告もえている。
だから、ただ尿毒症というだけで、ただちに青汁をおそれる必要はない。ともかくやってみて、悪影響がなければつづけてよし、もし、なにか異常が感じられれば、そこでやめればよかろう、と私はかんがえている。
不治といわれたネフローゼ
2年間入院。軽快して退院したが再発。爾来13年、一進一退をくりかえしていたが、3年まえから青汁、2〜3合のみはじめ、今では、すっかりよくなった。
難病の一つのネフローゼは、なかなか治りにくいものだが、青汁を中心とした完全食でよくなることがあることを、証明していただけたわけだ。しかし、一度患った腎臓は、健康なものにくらべ抵抗力が弱くなっているので、今後とも油断せず、がんばってほしい。
神経痛と肩こり
かねて高血圧があったが、これは青汁でよくなった。今でも2合づつのんでいる。しかし、神経痛と肩こりがとれないのはなぜだろうか、という方があった。よく聞いてみると、菓子や砂糖が大好きだった。神経痛や肩こりは血がにごっているからだ。血のにごりのもっとも大きい原因は不完全食、ことに砂糖、したがって菓子や味つけの砂糖。次は白米飯、肉・卵類の食べすぎ。そして、野菜類、ことにナッパの不足。も一つは運動の不足だ。まず、糖分をへらすこと。間食は果物にし、味つけの砂糖もできるだけひかえてみてほしい。
白米飯、肉・卵はすぎないよう。そして、ナッパを主とする野菜・山菜・海藻類を多くし、つとめて運動すること。また、痛みやこりのある部を動かしたり、マッサ−ジして、血のめぐりをよくすること。
歩くと足が痛くなる
歩くとおこる下肢の神経痛が、青汁ですっかりよくなった。神経痛といわれたらしいが、おそらく、これは、動脈硬化のためにおこる間歇性跛行症だろう。その特長は、歩くとだるくなり、痛み出し、ついに歩けなくなるが、休むとやみ、また歩けだす、というもの。動脈硬化で血管がせまくなり、歩く時に必要なだけの十分な血がおくれないため、また、血管の興奮性がたかまっていて(血のにごりのため)、そのさい、かえって血管が痙攣して、血行がとまってしまうためにおこる。青汁でよくなったのは、おそらく、血がきれいになり、血管の興奮性がおさまって、痙攣しなくなったためであろう(動脈硬化がそうはやくよくなるとは思えないから)。
習慣的の肩はずれ
肩の関節がよくはずれ、ながい間難義していたのが、青汁をはじめて、おこらなくなった。はずれやすかったのは、関節を支えている関節嚢がたるんでいたためであったろうが(おそらく栄養のまちがいのため)、青汁でよくなったのは、栄養が正しくなって関節嚢の緊張が回復し強められたからであろう。
(つづく)
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次回参照 |
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3. 透析児と青汁
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4. それでがんばって下さい
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医学博士 遠藤 仁郎
「わたしの腎臓は慢性で、調子はあまりよくはありません。少しでも悪いものを食べると、すぐ、からだにこたえます。青汁や野菜を食べなければ、おそらく、あの世行きの、油断できない状態なんです。十年まえ、ひどい時には断食を2週間やり、それで命拾いし、その後も、毎年、1週間か2〜3日の断食をつづけています。
からいもの好きの私は、一時は大変こまりましたが、無塩食にしてからは、少しでも塩気のあるものは食べられなくなりました。
時々、からだが痒くなることがあり、そのときは、バーモント・ジュースといって、リンゴ酢と蜂蜜と水をコップに入れて飲んでおりますが、すぐ痒みがとまります。
ご飯・パン・ウドンなど食べると、悪くなるので、イモ類、野菜しか食べません。
果物は、スイカ、グレープフルーツ、リンゴ、バナナ、オレンジと、いろいろ食べています。豆類もすきで、大豆、ピーナツ、アーモンド、ウォナツ(クルミ)、カシューナッツと、かたいものもバリバリと、少し多い目に食べています。少しもの足りなく、ご飯など食べたいですが我慢しています。
が、ときに、一口二口食べてみますと、後がいけません。痛みや痒みが出るとすぐ断食、というやり方です。
私には、もう、あまり食べないようにするしか治療法はないと思っていますが、調子の悪いときには、無性になにか食べたくなります。その時には、いつも、青汁の新聞を読んで力づけられて、野菜や青汁をつくるようにしています。
先生は、青汁をはじめられて35年といわれていますが、私はまだ8年余り。これからも、イモ・マメ・ナッパと青汁で、病み疲れた身体を、体質的にかえるようがんばってゆきます。」
これは、アメリカ在住のH・ヒロカネ夫人からいただいた手紙の要旨です。
これについての私の考えを書いてみます。ながい間の体験から実行されているこの食べ方は、理論上からも正しい、と思います。(私の家内も、いぜん、腎臓をやったとき、同じようなイモ・ナッパ・青汁の無塩食で治しました)。
そういう食べ方では、蛋白質が不足する、という人が、よくあります。
しかし、必要な蛋白質は、マメ・ナッツ類とナッパから、十分補われますし、これで不足していないことは、からだの調子が悪くないことが証明しています。論より証拠です。
次に、穀物や砂糖は差支ない、といわれていますが、これらがよくないこと、そして、イモ類のほうがよいことも、飯やパン、ウドンより、イモの方がからだのぐあいのよいことが教えているとおりです。
また、イモ類や野菜・果物では、カリウムが多いため、よくないという人もあります。
それは、腎臓のはたらきが悪くなると、カリウムが排泄されにくくなり、血中にふえて、悪い影響をおよぼす、といわれているからです。けれども、カリウムの少ない穀類や肉類をたべると、かならず体調がわるくなり、カリウムの多いイモやマメ、野菜・果物では調子がよくなるのですから、これも論より証拠、少しも気にかけることはありません。
イモ・マメ・野菜・青汁食では、なるほどカリウムは多いでしょうが、同時に、カルシウムその他のミネラルや、すべてのビタミンにもとんでいます。そこで、栄養のバランスが完全にとれ、栄養分(熱量・蛋白質)の利用がよくなり、したがって、必要量が減ってくるので、そうでない場合にくらべ、腎臓にたいする負担が、ずっと軽くなるわけで、それがよいのでしょう。
その他、野菜ことに良質ナッパには、まだ科学されていない大切なもの(未知因子)があるからかも知れません。ともあれ、こういう食事にしていれば、たしかに体調はよくなるのですから、そうである間は安心して、つづけて下さい。そして、もし、体調がくるって来たら、しらべてみて、血中のカリウムが非常にふえているようなら、その時、やめればよろしかろう、と私はかんがえています。
(53・10)
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5. のぞき見記(三)
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前回参照 |
医学博士 遠藤 仁郎
鉄道
鉄道網はよく発達しており、西欧全域を自由にのりまわせるパスを利用すると、とても安く旅行できるそうだ。列車は、片側が通路になった6人がけのコンパート式。
ウィーンからミュンヘンまで乗ったモーツァルト号は、一流の国際急行らしいが、そう立派ではなかった。また、ミュンヘンからウィーンまでのったオリエンタル急行は、中近東行きの乗客が多いとかで、通路いっぱいに、面つきのよくないのがたむろしていて、いささか気味が悪かった。時には、ただようニンニク臭に悩まされることがあるとも聞いた。
乗り降りはいたって簡単で、勝手に、標示されたホームの列車にのりこむだけで、改札もなければ、アナウンスもない。車中では、一度、車掌が検札に来たが、降りるときも、同じく、勝手に駅を出るというわけで、ズボラといえば全くズボラだ。
また、駅のホームに駅名の標示が少ないうえ、アナウンスもないので、坐席毎にくばられてある案内書――その列車のコース、到着・発車時刻、接続列車など、こまごまと記載してある――と時計を見くらべているほかない。
食堂車は行くのが大変だったし(16輌編成の最後尾にあり、私どもの車は最先頭だった)、車内販売はメッタに来ず、駅売りにはついにお目にかかれず。この点、少なからず不便を感じた。
アウトバーン
ヒットラーの最大の遺産といわれるアウトバーン。遠出のドライブには大抵これを利用した。
各3車線の、広い、よく整備された完璧の路面。人家のない田甫や森の中ばかりで、交叉は、市街地のほかはすべて立体的。それを、100キロ以上もの猛スピードでつっ走っている。われわれのは旧型のフォルクスワーゲン。安全運転だったから、馬力のつよい車はドンドン追いぬいて行く。多少の起伏はあるが、殆んど直線。しかし、中央分離帯や両側には大小の立木があり、その移り変りや、珍らしい木や花をながめているのも、結構たのしく、少しも退屈しなかった。
「休憩2時間ごと」とか「空気は生命に大切」などといった立看板がみられ、一定間隔毎にパーキング場がある。その前後は、たいてい茂みになっているので、適当にちらすことができ、便利だった。また、所々、これも一定間隔をおいてのようだが、WCやガソリンスタンド、レストハウスなどのある所もある。
それらや、外への出口は1キロ手前から標示され、500メートルからは100メートルきざみに示されている。アウトバーン以外でも、多くは2車線。1車線の田舎道も路面はよく整備されていた。
スイスでも同様。ルツェルンからチエルマットへの途中、グリムゼルパスという所は、ナポレオンのアルプス越えもかくやと思われるきつい峠だったが、この山路もなかなか立派なものだった。
タクシー
ドイツ(アウグスブルク)、オーストリー(ザルツブルグ・ウィーン)のタクシーは大型の新車で、運転手は若く、女性も見かけられた。ロンドンのは、いかにも老大国らしく、天井の高い旧型の黒塗りオースチン。
スペースが広く、3人がけのシートのほかに、二つの補助席があり、6〜7人はらくに乗れそう。運転者は年配のものが多いようで、われわれ4人の大きな荷物(トランクその他)を、文句もいわず、積みこんでくれた。
空の旅
搭乗機は、アンカレッジ経由の英国航空の大型ジェット機。
かなりくたびれているようだったが、乗心地はよく、サービスもよい。日本人スチュアデスも乗りくんでおり、少しも不便はなかった。成田をたったのは8月8日午後10時。約1時間で夕食。やがて夜があけ、アンカレッジ着、現地時間、8日午前10時半(日本時間、9日午前4時半、東京よりの所要時間、約6時間)。
給油休憩、約1時間。12時すぎ離陸。さいわい、左側窓ぎわの席だったので、うつり行く下界をあかず眺めつづけた。機はアラスカ上空から、氷塊の浮ぶ北極海の、かなり南よりを東行。
グリーンランド上空あたりで、太陽は地平線上をながく低迷した後、姿を消したが薄明い、いわゆる白夜。約30分、ふたたび太陽あらわれ、しだいに明るさをまして来た。アイスランドの上空をへて、ロンドン、ヒースロー空港着、現地時間、9日午前6時半(所要時間、約8時間)。
フランクフルト行きにのりかえ、9時半発。同じく英国航空の新しい、やや小型ジェット機。快適だったが、日本人搭乗員はおらず、いささか心細い。フランクフルト着11時まえ。出迎えてくれた娘婿の車で、ハイデルベルグ着、午後2時。倉敷を出てからざっと35〜6時間。かえりも同じく英国航空のジェット機。27日正午フランクフルト発、ロンドン。28日午後3時ロンドン発、太陽を追いこして、アンカレッジ着、現地時間同日正午。
成田着
29日夕。ロンドンから成田まで、ずっと明るかった。しかし、中央の席で、何も見えないので、食事と便所いがい、ほとんど眠っていた。
体調
旅行中も帰ってからも、体調はずっとよかった。8月8日の朝、倉敷を出てハイデルベルグまで、約1日半かかったが、少しも疲れず、翌日からは、毎日4〜500キロのドライブ(7〜8時間)や汽車の旅(これも大抵7〜8時間)にも出たが、一向平気。帰国してからも、よくいわれる時差ボケもなく、翌日から平常どおりに出勤できた。
これには、われながら、いささか驚いたわけだが、健康に自信ができるとともに、やっぱし平素の食べものの故であろうと感心もしている。娘も心得て、なるべく野菜や果物を食べさせてくれたし、パセリの青汁(ミキサー粥)をのましてもくれた。また、大阪の田辺食研提供のピロサンは、毎日、3〜4パック(ナマの青汁1.5〜2合相当)のむことにしていた。
便通
いつもは、青汁を3合のみ、イモの多い主食に、ナッパを主とする野菜や果物をうんと食っているので、毎朝、両手一杯ほどの大糞をたれていた。それが、8日の朝立ち、昼食を持参のイモですましたあとは、レストランの軽食と、5回(ロンドンまでに4回、フランクフルトまでにもう1回)、肉、パン(バター、ジャム)、チーズ、デザートの菓子、ほんのちょっぴりの野菜、といった機上食。平素めったに食べないものばかりだし、味はよいので、みんな平げた。ほかに、うまいジュース(オレンヂ、リンゴ)も何回か出た。
そこで、たちまちこたえたのが9日の便通。ずいぶん難産して、やっと拇指ほどのが出たきり。その後、娘のうちで食事している間はよかったが、旅に出るたび、きまって出しぶるのが例であった。
歯根部の腫れ痛み ところでもう一つ、いかに食べものの影響が大きいかを、思い知らされた出来事があった。ちょうど1週間たった15日のこと。
孫たちとプールに出かけ、30分あまり泳いだあと、前歯の根もと、鼻のすぐ下の部に、コワバリに似た異様な感じがあらわれた。べつに気にもとめずにいたが、翌16日、リンゴジャム入りの大きなケーキを食べ、たまたま来客があり、夕食ぬきで、つまみ食いなどしたためか、夜半からコワバリをまし、いくらか腫れ、軽い圧痛を覚えるようになった。あけて17日から旅に出、食事がかたよって来るにつれて、しだいに亢じて来、その夜半には痛みもでてきたので、ピロサンの分量をまし、アスピリンをのんだ。
その後を、それをつづけていたが、腫れはいよいよつのり、痛みもひどくなり、歯にあたると痛み、ものをかむにも差支えるようになったので、19日から2日間、抗生剤ケフレックスをのみ、ようやく、少しづつ軽快してきた。
22日、娘の家にかえり野菜をたべ、青汁をのみだすとともに、ずっと薬になった。
それでも、まだ、いくらかの腫れと圧痛は残っていたが、数日後(30日)倉敷に帰り、もとのイモ・ナッパ・青汁食になると、1〜2日で完全になおってしまった。
平素、気づかずにいたが門歯の根部にかくれた病巣(歯根周囲炎)があり、それが、肉食に偏り、野菜の不足した不完全食のために燃え出し(炎症をおこし)、日を重ねるにしたがってひどくなり、ついに薬のたすけをからなければならなくなった。それでも、完全には治りきらなかったのが、わが家のもとの食事――完全にバランスのとれた――になると、すっかりよくなった、というわけだ。
しかし、あるいは、疲れのせいではなかったかと、その後、2〜3回、食事をかえて試してみたが、いつも同じ結果が出、やはり、食べもののためであったことを確かめることができた。
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次回参照 |
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6. 当世養生学(上)
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竹熊 N.T.
いのちと医
心配な科学一辺倒
「つけ」は結局全国民に
人間をみない医学
「おまえんとこは、やぶ医者じゃろ」と近所の子供たちがわが子らに言う。
「注射なんかしないから・・・・・・」というのがその理由らしい。
4人の子供とヤギ一匹、それにニワトリ10羽を引き連れて、この市町村立の小さな診療所に来て4年近くになる。いまではヤギが馬にかわり、その馬が子馬を産んだ。
14年間、大学で人並みの研究と内科の臨床、それに農村医学をやってきた。
大学で10年を過ぎたころ、現代医学の大きな壁にぶつかった。研究も臨床もいい指導者に恵まれ、自分なりに満足のいく成果を収め、近代医学の先端を行くものの一人として多少の自負心もあった。しかし、どうしても、心のどこかに不安と割り切れない何かがあった。
医学は進歩し、医者も増え、そして診断もよくできるようになった。
大学を出て4年になるが、その間だけでも、私の知らない診断器機や方法が次々に開発され、病名も微に入り細に入りつけられていく。
私の杞憂(きゆう)は、医学の進歩にともなう、経済的破綻(たん)と人間性の喪失である。
医学や医療という大義名分の名における営利性、学問の名を借りた人体実験や人間改造、つまり、人間をみない病気の医学が暴走するのではないかということであった。
「医原病」への恐れ
大学は研究、教育機関であるので、その特殊性は認められるべきであろうが、そこで教育された医師たちは、それが最高で、その道しかないと確信し第一線で活躍する。
そして、それが正統医学としてまかり通る。私もかつては、そのレールの上を走っていた。私が、自らの病でその暴走ぶりに気づくまでは、現代医学になんの疑問も抱かなかった。肝炎になり、強肝剤と点滴注射で自分の体を薬づけにし、高タンパク高カロリー食を現代栄養学の金科玉条のごとくあがめたて、そのあげく、肥満、高脂血症、アレルギー、糖尿病と次々に病が病をつくって行った。
私もかつては、その指導者として若い医局員に現代医学の方法を施してきた。むろん、現代医学のすべてが誤りだとは決して思わない。しかし、その使い方によっては、とりかえしのつかない過ちをおかすことになる。「医原病」といわれる現代病がそれである。
問診の時間がない
近来はあまり多忙すぎて、問診する時間がないという。多くの検査項目に○印をつけ、聴診器もろくに当てずに検査室に回す医師も生まれつつある。エクス線写真も1枚では不安で何枚も指示する。頭が痛いだけで、すぐ脳波や血管撮影。最近ではCTというコンピューターつきのエクス線診断までも登場して来た。
確かに便利であるし、診断の確率も高く、それで助かる人も多い。だがそれら諸々の検査の肉体的、経済的つけは患者にまわされる。経済的には保険制度や公費負担があるではないかと反論もあろう。しかも、その終局的なつけは、われわれ全国民に回されるのである。
食に脱出口求める
私が、あえて問診を重視したのは、必要最小限の検査と治療で患者に与える負担を少なくするだけでなく、問診そのものが治療のこともあるし、たべものや生活のひずみから来る慢性疾患や場合によっては食品、薬品、農薬その他の公害病を早期に診断し、予防することも可能になると考えたからであった。
現代は、診断はついても、治療の出来ない難治病があまりにも多い。
また病気以前の問題として、死産や奇形の問題がにわかにクローズアップされてきた。はたして現代医学は、それに対応できるだろうか。経済的な問題だけでなく、その医学的方法論の上で、迷路にはまり込んでいるような気がする。
私はその脱出口を食に求めた。そして現在、その食をつくる農業を生命の視点から模索しつづけている。世の中すべて他力本願、いのちまで人まかせの時代。自ら生命を養う“養生学”なるものが今こそ必要ではなかろうか。
たけくま・よしたか氏は、昭和9年熊本県山鹿市生まれ。熊大医学部、同大大学院卒。49年まで同大医学部講師。45年に「新しい医療を創る会を」設立、中心メンバーとなる。熊本県菊池郡泗水町・公立菊池養生園園長。
(54・1・20 中国新聞)
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7. 食料当面の間違いに対処するには(1)
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友成 左近
例によって、倉敷の青汁教室で、遠藤先生にご指導いただいたことや、それに関連して出席者が互いに話し合ったことから、広く本紙の読者に、なんぞご参考になればと思うことをお伝えするしだいですが、この度は、標記のような主題のもとに、あれやこれやと、ひとわたり書き記してみることにしましょう。
食料が豊富に市販されているが
当節は、食料が多種多様にわたって、全国至るところで豊富に市販され、また広く人々の生計も向上して、どことも毎日の食物が一見まことに豊かになっています。けれども、そこには以前と様変って、いろいろ重大な間違いが伴なっているのであって、医学医療の進歩普及にもかかわらず、その効果が予防にも治療にも及びかねる、なんとも厄介な病気にかかる人々が目立って増え、また「一億半病人」ともいわれるようになっているのは、ひとつにはこのためです。
そこで、農家もさることながら非農家では、食料はすべて市販で調達している以上、そこに対処して、めいめいなにより大切な健康を保持増進するには、要約つぎの諸点に心がけることが大切です。
対処に必要な心がけ
まず第一に、いかにも分かりきったことながら、当節市販の食料には、実状どんな重大な間違いが伴なっているか、成分、安全、味わい、価格、供給その他多面にわたる食料の諸要件をあげてシカと理解することです。
そして第二に、この間違いは広く国民経済のゆがみに根ざしているので、その是正を社会的政治的な市民運動ですすめることです。が、こうした市民運動は、そうは容易なことではなく、また、少々強力にすすめても、早急には是正されないのが実情です。けれども食料は、日々調達していかねばならず、その間違いは、めいめいなにより大切な健康に深くかかわっています。
そこで第三に大切なことは、めいめい日々の食料調達にあたって、その間違いを最少限にくいとめるように、トクと吟味して選択することです。それは、いろいろ重大な間違いが伴なった食料が市販されているのは、ひっきょう人々めいめいが、市販のまま安易に調達するからであり、従って、トクと吟味して選択すれば、それ相当に健康の保持増進に役立つだけでなく、それに応じて、間違いがだんだんと是正されてくるからです。
また、そうして初めて、市民運動もマトモにすすめることができるのです(なお、青汁教室では、その由来から、この市民運動については、そう深くは取り上げていないので、ここではこれに、とりたててはふれないことにします)。
と共に第四に、その前提要件として大切なことは、めいめい食料にいだいている筋違いな考え方、たとえば貴賎観や高級低級観、好き嫌い、初もの志向や季節度外視、家庭炊事の嫌厭や手作り料理の卑下、一般商品との同列視などを、食料本来の性質にてらして、シカと反省して是正することです。
それは、いろいろ重大な間違いを伴なった食料が市販され、そして市販のままに調達するのは、そうした食料が、この筋違いな考え方にかなうからであって、そこをシカと反省して是正しなければ、食料当面の間違いを理解することも、その理解によって食料を吟味選択することもできないからです。
(つづく)
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次回参照 |
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8. コンニャク
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9. ねむりと乳の出
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10. 口臭
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医学博士 遠藤 仁郎
口が臭いのは、たいてい口・鼻・肺・胃などに、悪臭を出す病変があるとか、ニンニク愛好家といった食べものによるばあいだが、なかには、これという特別の原因がないのに、かなり臭うのがある。
その多くは、どうも、肉食家。白米飯に肉類を主とする。動物食品ばかりをそえ、砂糖(菓子、味つけの砂糖)をこのみ、野菜をきらうといった美食家のようだ。
こういう食事は、栄養豊富な、文化的高級食のように思われているが、その実、ひどくバランスのみだれた不完全食。すなわち、熱量や蛋白質ばかりが多く、それらの体内処理になくてはならぬビタミン・ミネラルが不足した欠陥食になっている。
ために、体内代謝が完全でなく、血のにごりを生じ、おそらく、唾液の性質が変化し、口腔内の細菌叢の異常をまねき、分泌物や食物残渣から、異臭ある分解産物ができるのではなかろうか。
また、こういう食事では、とかく便秘しがちなので、腸内での分解もさかんになる。蛋白質や脂肪からは、悪臭のある分解物が多くできるので、それが吸収され、口や肺から排出される、といったことにもなろう。
そこで、こういう口臭のばあいは,まず、口の清潔。うがい。ことに殺菌力のあるうがい薬や口内錠。また、脱臭作用をもった葉緑素入りのハミガキ、も効果的であろう。
しかし、もっと根本的には、良質ナッパ(ミネラル・ビタミンにとみ、緑葉素も多い)を十分にそえた完全食(緑葉食・青汁といった)にすることだ。
完全食にすることによって、代謝が完全となり、口腔内の細菌が健常化され、悪臭を生じなくなるだろうこと。便秘がなくなって、腸内分解産物がへるだろうこと。また、豊富な葉緑素によって脱臭されること(便の臭気がなくなる)もあずかっているであろう。
(52・11)
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11. テンカン発作
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テンカンの発作のきっかけになるものには、発熱、疲労、過激な運動、暴飲暴食、便秘、精神的負担(不安、イライラなど)等がある。
そこで、発作を防ぐためには、環境をよくし,心身ともに無理のないようにと、一般に、消極的にあつかわれている。しかし、反対に、積極的に運動させ、また、鍛錬を加えて、無理をしてもカゼをひかなくなり、少々のことで疲労しないようにすると、かえって、性格的にも明るくなり、発作がへって来る、ともいわれている。
私どもは、青汁で、発作のへったり無くなることを経験しているが、これは、おそらく、食の合理化によって、血がきれいになり、体力・抵抗力ができ、疲労しにくくなり、また、気分が明朗になるなど、神経系が落つき、安定して来るからであろう。
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12. 養殖のキジ
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医学博士 遠藤 仁郎
このごろのこどもは、箸がつかえず、鉛筆もろくろくけずれない。
それどころか、ちょっところんでも、ものにつきあたっても、これをうまくかわす術も知らず、顔や目や手足をきずつけてしまう、ということだ。
これは、何もかも便利になって、こまかい細工や、敏捷な動作ができなくなったわけで、いうならば、過保護の結果、ごく原始的な自活能や自衛能までもが失われていることをしめすものだろうが、それについて面白い話をきいた。
狩猟熱がさかんで、さいきんの野山には獲物がすっかり少なくなってしまった。そこで、猟友会では養殖をはじめ、毎年、多数のキジを、標識をつけて放しているそうだ。ところが、会員の手にかかるのはごく僅かだけにすぎず、あとはどうなったのかわからない、という。
いわずと知れたこと、これは、まき餌をあたえられ、柵で保護されてそだったかれらが、餌をさがす術も、害敵から身をまもる術も心得ておらず、飢え死したり、犬やイタチやキツネに食い殺されてしまった、いわば自滅の運命をたどっているためだろうが、いみじくも、いまのこどもたちの将来をかたっているような気がしてならない。
(53・11)
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13. 病人はますますふえる
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医学は日に日にすすんでやまない。原因や病理の究明は、いよいよこまかく、くわしくなり、学会は年々大繁盛。ぞくぞく新説もあらわれるが、病人はますますふえ、しかも、治りにくいものばかり。
むかしから、多くの病気は自然の力で自然になおるといわれているのだが、いまの医学のゆき方には、なにか狂いがあるのではなかろうか。
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14. ノッポがふえる
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文部省の昭和52年学校保健統計調査によると、さいきんのこどもの体格は、高校時代よりも、小学校高学年から中学にかけて急速にのび、とくに、身長の割に座高の低いノッポ型がふえている。
虫歯や近視は相変らず多く、鼻・ノド・気管など呼吸器の病気がふえている。
虫歯
幼稚園児 88.4%、
小学生 93.7%、
中学生 93.2%、
高校生 95%。
近視
小学生 9.4%、
中学生 25.4%、
高校生 41.5%。
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15. ノブドウ
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エビヅル、エビヅラ。葉の裏に白かうす茶色の綿毛がついている。
秋、ブドウ状の房ができ、黒く熟し、食べられる。
葉の効用、本草綱目に、
「穢通、傷寒後の嘔穢には、搗汁を飲むがよし。」(蘇恭)
「渇を止め小便を利す。」(時珍)
民間薬には
「脚気にて、腫れ小便通ぜざるにエビヅルせんじ用ふ。」(経験千方)
とあり。食用され、青汁の材料にもなる。
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16. 喫煙と閉経
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17. グリーンジュースの素で
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尼崎市 Y.N.
35才の主婦ですが、この1ヶ月余りで健康になり、うれしくて、ここにお便り致しました。
ある医院に勤めています。また二人の子の母でもありますが、昔から体が弱く、いつもつかれ家事も出来ない程です。これといった病気はなくただ血圧が普通で90−60、疲れた月末、月始など80−50位。フラフラで歩けない程でした。それでも勤めは休めず、無理したのでしょう、この6月に、たおれてしまいました。
たまたま主人が、大阪の米田先生にお話ししましたところ、
「それじゃこれを続けて飲んでみなさい」といわれたのが、グリンジュースの素でした。
1週間に2袋づつ家族で飲んで、1ヶ月余りたちました頃、一番弱かった私が、みるみる内に、健康を取りもどし、近所の人々も、びっくりされる程健康になり、朝もすぐ起きられ、家事も出来る様になり、家庭が明るくなりました。
そして、これを知った方々が、九州や三重県、伊勢市など、1ヶ月余りで8軒の方々が飲んで、とても喜んでいらっしゃいます。一人の方は、6月29日にベビーをお産され、毎日グリンジュースを飲んでいるため、母乳がとても、よく出るそうです。
また、今月初めに、私の姉45才が乳癌でこの19日に手術を受けました。多数の転移があり、肉眼で見える所は、取り除いて下さいました。「でも無数の転移でしょう。コバルト照射しても、しなくても同じと」いわれています。
出来るだけのことを、お願いし、術後1週間たちました。今では、奇跡を信じながら、グリンジュースの素を1週間に一袋強飲ませています。もっと多くしてもよろしいですか。
答
多いほどよろしい。のめるだけたくさん飲んでもらって下さい。
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18. 材料に苦心
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京都府 K.K.
今冬、ケールの種ご送付いただき、ありがとうございました。夏中、青汁用として、子供達とともに飲ませていただき、元気にすごしております。
3年前から高血圧(動脈硬化)胃下垂のため悩んでおりましたが、「主婦の友」で青汁の良いことを知り、早速、飲みました。血圧も少し下がり、うれしくて、その後毎日続けております。
朝1合少し、ミキサーで作っておりますが、とてもおいしいです。
今、苦心しておりますのは青汁材料をまかなうことです。安全のためと、自宅で、ケール、つるむらさき、コンフリー その他作りたいと、はりきっております。
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コンフリーのご利用禁止について
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19. もっとふやしたい
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愛知県 K.T.
知人の体験をきき、その奨めにより、ケールの栽培をはじめました。
3ヶ月ほど前より、青汁として飲用。以来、きわめて良好な体調を得、いまさらながら、その、からだに及ぼす効果におどろきつつ、毎日飲用を続けている次第でございます。
目下のところ30本ほどですが、先々もう少し多くして、3人の家族にゆきわたる程度までふやしたいとかんがえています。
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20. おかげさまで
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岩手県 K.T.
先生のお教えをできるだけまもるように努力し、病弱だった私も、まだ命ながらえております。
年のせいか、痛いところや苦しいところも出ますが、夏は野草や野菜の青汁、冬はケールに赤松の葉を入れた青汁を、かかさずのんでおります。
おかげさまにて、大病することもなく、どうやら働くことができ、感謝申しあげております。
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21. 肌が白くなった
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広島市 S.T.
毎月の「健康と青汁」の新聞きょう味深く読ませていただいております。
以前いただきましたケールが大分大きくなり、主人と二人で、一日1合づつ位ようやく取れるようになりました。飲めない日は物足りない思いです。何だか肌が白くなって来るような気がします。便通もよくなった思いです。
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22. 質問箱
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兵庫県 A.
問
青虫の被害によわっています。予防法をおしえて下さい
答
度々見まわって卵(葉の裏にうみつけています)をとり、幼い虫をつぶすこと。堆肥を主とする有機質肥料を十分に施すこと(土が肥えていると、葉の成長が早いので、被害が少ない)。網をかぶせて蝶々を近づけないこと(網については農協に相談して下さい)。
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コラム紹介
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