健康と青汁タイトル小 <1979年 2月15日発行 第270号>
 目次




1. 青汁を飲んでいたのに

     医学博士 遠藤 仁郎 

     青汁を飲んでいたのに、肺炎になった、腎盂炎になった。
     青汁を飲んでいたのに、筋炎をやり、中耳炎をやり、虫垂炎(俗にいう盲腸)になって手術をうけた。
     青汁を飲んでいたのに、検診で、冠不全(心臓の冠状動脉の血行不全)があるといわれた。
     青汁を飲んでいたのに、脳溢血で半身不随になったり、亡くなった。
     青汁を飲んでいたのに、腎炎になり、肝炎になった。リウマチが出た。胃潰瘍で血を吐いた。胃癌になった。乳癌になった。等々。………

     青汁を飲んでいても、やはり、いろいろなことがおこる。
     そして、青汁で風邪をひかなくなる、膿まなくなる、高血圧が下がり、中風の治りがよくなる、などといわれているのに、これはまた、なんとしたことだ。とお叱りをうけたり、恨み言をいわれたりもする。
     これは、一つには、病気なり、その下地(素質、素因)なりの程度にもよることだろう。いかにすぐれた薬でも、はげしい病気は防ぎきれないし、素質はどうすることもできない。青汁でも同じこと。それに、青汁の効力は、あるいは「生」という摩訶不思議な力があずかるかも知れないが、おもなことは、なんといっても、栄養の完全化にある。
     私どもの習慣食は、熱量や蛋白質にくらべて、ミネラルやビタミン類が不足した、不完全食になっており、これが体位、体質の劣悪化や、病気の下地をつくるもとになっていると考えられる。緑葉類は、この欠陥を補正するのに必要なミネラルやビタミン類を豊富にもっている唯一の食べ物であり、そのほかにもまだわかっていない大切な成分があると想像され、それら全部がそろって、はじめて完全食となり、はじめてほんとうの健康が約束され、病気の治りもよくなるのであろう。

     けれども、それには、まず材料の質と、とり入れる量が問題。
     青葉、青汁がいかに栄養の欠陥を補うのによいとはいっても、その質がよくなかったり、摂り方があまりに少なすぎては、とても補いきれるものではない。ふつうの平均食の場合、質のよい(ビタミンにとみ、吸収のよいカルシウムにもとんでいる)ナッパを、少なくとも1日400〜500グラム(汁にして、しぼったままの原液で約2合)はのまねば、食全体としてのバランスはとれない。だから、2勺や3勺、せいぜい5勺程度の青汁を飲んでいたのでは、たとえ混ぜ物のない正味の青汁であるとしても、まことに心もとない。
     また、同時に、白米飯や肉、魚、糖分、酒といった、ひどく偏った不完全な食べ物が多かったり、いろいろな薬品や、危険な添加物のはいった有害食品をとっていれば、いよいよもって追っつかない。
     そこで、少々の青汁を飲んでいるだけで、きくの、きかぬのというのは、もともと無理というもの。また、たとえかなりの量は飲んでいても、一方ではなはだしい悪食がつづけられていては、やはりそれも無理。

     ところで、一つ気がかりなのは、青汁を飲んでいることが、かえって、そうした油断のもとになっていないかということ。それは、青汁の効果があまり過大にうけとられて、「青汁を飲んでいるのだから」といった安心感から、わざとではないにしても、つい不養生をしていないとも限らないからだ。
     ナッパをしっかり食べ、青汁を飲んで、ミネラルやビタミンに十分余裕があれば、不完全食でもけっこう埋め合わせがつく。だから「そうしておれば、少々の不養生をしてもさしつかえはない」と、私どもも、つい、そういう口吻を洩らす。すると、つごうのよいことだけ、つまり、「青汁を飲んでさえいれば不養生をしてもよいんだ」ということだけ受けとってしまう、ここに、禍のもとがあるのではないか。

     いつも、「うんとナッパを食っておれば」、「しっかり青汁を飲んでいれば」、そして「ミネラルやビタミンに十分余裕をもたしておけば」という条件はつけているのだが、その肝腎かなめのところが、忘れられている。青汁を飲めば、飲まないよりは確かによい。しかし、それは、あくまで完全食にするという前提のもとであって、ただ青汁さえ飲んでいればよい、それで安心、というものでは断じてない。
     青汁をうんと、たとえば1日3合〜4合(もとの材料ナッパ750〜1000グラム)あるいはそれ以上も飲んでいればともかく、5勺かそこいらだけで、「青汁をやっているから大丈夫」と、いつも大飯を食い、脂こい肉類ばかりたべ、甘味の強い菓子を食い、有害食品をもいとわず、酒やタバコはすごす、といった不養生をあえてすることは、まことに恐ろしいことだ。

     青汁はけっして万能薬でもなければ、特効薬でもない。ただ、野菜を食べる一方便にすぎず、それによって食を完全にし、諸機能を正しくし、抵抗力を増して、病気にかかりにくく、また治りよくしようというもの。
     したがって、ただ青汁だけでよいのではなく、かならず、同時に、食の完全化、合理化をはからねばならない。主食をへらす。それも、ミネラル、ビタミンの乏しい白米よりは、それらにとんでいる玄米や、せめて搗きの悪い米、あるいは麦、豆、芋をあわせて食べる。
     蛋白食品も、ミネラル、ビタミンの多い小魚や内臓、あるいは牛乳、大豆やナッツ類。そして、なるべく質のよい緑葉を多く、しかも、なるべく生で食べるようにつとめる。間食には、菓子はやめて果物にし、酒、タバコはなるべくさける。なお、つとめて安全な純正食品にする。これが青汁を効果あらしめる大切な条件であり、そうしていれば、「少々の不養生はかまわない」のだ、ということを、忘れないようにしたい。


次号参照

2. 教育原点の中核(4)
前号参照

     友成 左近 

    乳幼児の食事で非凡の努力が必要な主要点
     人々めいめいの生涯教育で、いうなればその原点として最も重要なのは乳幼児の間の養育ですが、この養育で、いうなればその中核として最も重要なのが食事であって、この食事には格別細心の注意と非凡の努力が必要なのですが、その事由は前記の通りです。が、それでは実際、どんなものをどう食べさせたらよいか、というと複雑多岐にわたるので、ここでは、実状とくに非凡の努力が必要な主要点をあげてみることにしましょう。

    哺乳には専ら母乳を それも必ず初乳から
     乳幼児の食事は(水分の補給と共に)、哺乳に始まって、補食、離乳食を経て普通食にすすみ、この間に食習慣が初めて身についてくるのですが、まず、哺乳には、最近母乳保育が強調されているように、専ら母乳をのませ、それも必ず初乳からのませること、やむをえず粉ミルクなどの人工乳をのませる場合は、早くても2、3ヶ月以後にすることが大切であって、それはこういうわけです。
     まず母乳は、栄養成分とその消化吸収などの点で、乳児の食物としては、これに代わるものが他にないほど優れたものであり、そのうえ、とくに初乳には、病原菌に対する免疫体が豊かに含まれています。それに(最近農薬その他による汚染が問題になってはいますが)実状最も安全なものです。
     また、母乳であれば手数も経費も最少ですみ、そのうえ(よく出ておれば成分その他の性質から)栄養不足や栄養過剰を招くおそれもありません。もうひとつ、ふつう母乳はだいてのませるので、こうすれば、これにまさることが他にないほど深く強く愛情をそそぐことができ、乳児はこれに反応して精神面でも健全に発達します。しかも母乳は、だれでも妊娠中から完全栄養を、それも安全な食物ではかり、また乳房の手当などに心がけ、そして初乳から、いろいろ工夫もし辛抱もしてのませていけば、必ずよく出るのがふつうであって、それでも、なおよく出ないのは、ごくまれな体質の場合だけです。

     これに引きかえ粉ミルクなどの人工乳は、母乳化などといって、どんなに品質を改良したものでも、母乳にある免疫体が全く欠けているだけでなく、栄養分の性質や含量などにもいろいろ欠点があります。従って人工乳では、とうてい母乳のようには順調に発育成長せず、そのうえあれこれと病気にかかりやすく、とりわけ2、3ヶ月以前にのませると(まだ胃腸が十分発達していないので、牛乳蛋白が未消化のままに吸収されて)厄介なアレルギー体質になることがあります。
     もうひとつ人工乳では、甘味をきかせたものが多いため、栄養不調和になって健全に発育成長せず、また甘味についての感覚が異常に発達して、甘いものでないと食べないといった悪習慣が身につくことがあります。ときには添加物その他で多少とも有害有毒化していることもあります。それに、調乳その他で手数がかかり経費もかさみ、従って、よほどよく注意しないと、ついうすめになって栄養不足を招いたり、こいめになって栄養過剰を招いたりして、後々厄介な体質になり、つい不潔になって病気にかかることもあります。(つづく)


次号参照

3. 科学者の態度

     友成 左近 

     科学で証明でき、理解できるもの意外は信じない、とりあげない、というのが科学者の態度だ、といわれる。一面の真理はたしかにある。
     しかし、科学者は、そこにある事実を科学すればよいのであって、それが不可能なるが故だけで、それを否定してよいものだろうか。それは、ただ、科学がまだ、それだけの能力がないというまでのことであって、それ以上のことではないからだ。いまの多くの科学者の陥っている通弊はそこにあるのでないか。
     科学はたしかに進んできた。そして、何もかもわかったようにもみえる。けれども、けっして完成したものでもなければ、万能でもない。その科学で立証し、理解することができない、ということだけで、そこにある事実を黙殺したり否定するのは、科学の、科学者の思い上った横暴以外のなにものでもなく、真摯な科学者のとるべき態度では、断じてあってはなるまい。(53・1)



4.健康と病気との分れ道(4)
前号参照

    東京都 T.T. 

     これまでは健康の問題を主に食生活の面から採り上げて来ましたが、人間は動物即ち動く物でありますから、生きている限り運動を止めることはできません。体を適度に使用していないと、機能が次第に低下し衰えてゆく性質があります。
     長い間病床についた後で、床を離れる時には、歩行さえ不自由になることがあります。筋肉や内臓機関は勿論神経系統でさえ、活用しなければ退化して、適応能力が低下することが知られています。この点最近の文化生活は、手足の役目を代行する自動車、電気洗濯機、エレベーター、耕運機その他様々の機械や電化製品を生み出しました。その上に冷暖房設備が充実して、生活環境の移り代りまで少なくして来ました。そのために人間は体を動かす努力を放棄して、益々安易な生活態度に落ち込んでゆく傾向にあります。

     運動すれば呼吸が苦しくなり、脈拍が速くなり、汗ばんできます。これは体が運動量に対抗しようとする状態を表わすもので、普段消費している以上に多量のエネルギー消費が必要になります。運動不足を続けていますと、この場合エネルギーの消費余力、即ちスタミナが低下するので、この刺戟に耐えられなくなります。消費エネルギーは体内に蓄えられている栄養素と、普段蓄えて置けない酸素の相互作用で作り出されるものであります。従って運動量に応じて酸素の供給力も増加せねばなりませんが、呼吸力が弱かったり、取り入れた酸素を利用する効率が低い時にスタミナ不足が発生致します。

     老人や病人はその割合が特別に著しい状態にあります。スタミナ作りは体全体の活力を維持するために行われるもので、体が本能的に持合せている適応作用を積極的に利用して、刺戟に対する防衛能力を高めようとするものであります。適度の運動を続けていると、肺や心臓からすべての臓器の機能に活力を与えることができます。然し運動については溜置ということができません。庭や木の枝に訪れる小鳥の生態を観察していますと、如何にも無駄な動きの多いことが目立ちます。意識して動いている訳ではないでしょうが、大自然の摂理として本能的に活力を維持するよう仕組まれているためでしょうか。

     最近スタミナ作りの関心が非常に高くなって各地にマラソンが流行しています。有名なボストンマラソンの参加者は4700人と言われていますが、同じ年の青梅マラソンは老若男女10000人を越え、まさに人間の川が流れるという感じで、他には実例がないそうです。然し流行とは言い乍ら、急激な運動が果して効果があるものでしょうか。寧ろそのためのトレーニングこそ本当の目的にかなうものでありましょう。中年過ぎの肥満体は豊かな食生活と運動不足が原因と言われ、戦時中には殆んどなかった糖尿病患者が近年著しく増加して、10人に1人の割合でいるそうです。肥満そのものが負担になって益々運動から遠ざかり、これがかえって食慾だけを助長するという悪循環を繰返す危険があります。
     この場合に過度の減食で解決しようとする危険に陥入らないよう、寧ろ適度の運動を続けることが必要であるという声はよく聞かされる点であります。前にも述べたように運動は溜置ができませんから、徒歩通勤とか日常生活の中に運動量を持ち込む方法が、一番無難で長続きし、然も効果的のように思われます。例えば庭の掃除などは機械化できないし、幾ら続けても限りがありませんから、考え方によっては、これこそ健康増進のためのこの上ない材料かも知れません。



5. インポ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     今のサラリーマンは、もう30にして衰えるとか。公害いっぱい、ストレスいっぱい。運動・鍛錬の不足。農・蓄・水産薬や、産業廃棄物、いろいろの添加物などで汚染された食品。高度に加工された既成・インスタント食品。しかも、栄養的に不完全な美贅食。アルコール・タバコ・興奮刺戟物の乱用。そして、薬によって、かろうじて健康を維持している、といってもよい今時の若いもの。
     農薬で鳥の繁殖率のへることは、カーソン女史がいち早く警告されたこと。近くは、PCBや抗生剤などいろいろの薬品で性腺がやられることもわかって来ている(アルコール、タバコでも)。こうした、不自然不合理な日常生活を余義なくされている現代人が、性的にはやく衰えるのも、まこと無理からぬことでもあろう。
     一知人。40そこそこの若さなのに、近来、とみに衰え、殆んど不能だ、とのことなので、何はともあれ青汁を、とすすめておいた。毎日、2〜3合のみ出して、おもむろに回復。やがて、もとどおりになった、と嬉しいたよりをうけた。

     いまひとり 還暦のとっくにすぎた一会員からの報告。10年以上も、1日として青汁を欠かしたことはなく、週2回のいとなみにも、なんの支障もなかった。あるとき、多忙のあまり、3日間、青汁の調製不能となったが、むくいはテキメン。せっかくの挑戦に、ついにたちむかえず、無念にも不覚をとってしまった。これではならじと、翌朝早々、ケールの青汁を3合、一気にのんだところ、勢力たちまち回復、その夜は完全に面目をほどこすことができ、ともども、青汁の霊験に感嘆。その後、ときには連交も可能という快調がつづいている由。(53・2)



6. 間歇性跛行症

     医学博士 遠藤 仁郎 

     動脉硬化症やバージャー病(閉塞性動脉炎)などで間歇性跛行という症状が出る。歩いているうちに、しだいにだるくなり、重くなり、ついには痛んで来て、動けなくなってしまう。しかし、しばらく休むと、また歩けだす、というもの。
     原因は、これらの病気で動脉がほそくなっているため。安静にしているときの血行は、それでも、なんとか保たれているが、運動すると、ずっと多量の血が必要になる。正常の動脉は、その際、すぐに十分拡張して、必要なだけの血をおくることができるが、血管が細くなっているこれらの病気のばあいは、それができない(のみか、時には、反対に血管がけいれんして、いっそう細くなることもある)。
     そこで、こういう現象があらわれる。この症状のあらわれるところは、狭くなっている血管の部位によって、臀部のことも、大腿のことも、下腿のこともあり、脚全体にくることもある。治療法としては、内科的には血管を拡張する薬、マッサージ、軽い運動、温浴、温罨法など。外科的には、血管の神経を剥したり、バイパスをつけることなどがこころみられているが、いずれも、多くは一時的の効果にすぎないようだ。
     私どもは、これにたいしても、良質ナッパを中心の完全食、緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食。あるいは、青汁だけでもうんと(1日3合、もとのナッパ750グラム以上)のむことをすすめているが、熱心にやれば、かなりの効果があるようだ。(52・11)



7. 青汁を知って4ヶ月

    岩槻市 Y.T. 

     3年間苦しみつヾけて、あれこれとやれることはやってみました。ドウキ、胸苦しさ、頭痛、高血圧、体中の痛み、不安感。それは、だれにもわかってはもらえない苦しみでした。
     本で青汁のことを知ったのが5月。青汁をのみ始めて4ヶ月。
     一日一日体が楽になってゆくのがわかりました。血圧も下り、体中の痛みも大分とれ、4ヶ月前までは、動くことも歩くことも辛く、毎日ゴロゴロ。本当に、今から思えば夢のようでございます。
     今は3キロくらい歩けるようになり、出来るかぎり体を動かすことにはげんでおります。4ヶ月前にケールの種子も頂だき、今は少しづつとれるようになりましたので、子供達も喜こんでのんでくれます。こうして元気になれたのも、青汁のおかげだと感謝するとともに、先生には心からお礼申し上げます。



8. 腎臓が悪かったが

    ロ H.H. 

     ここロスアンゼルスで、先生の青汁のことを知りましたのは、いまは亡き岩滝大介さまのお話しからで、1970年以来、もう8年つづけております。
     岩滝さまは、こんど日本へゆくときは、紹介状を書いて上げるから、先生にお会いしてお話しなさい、といって下さっていましたが、お亡くなりになり心淋しくなりました。
     ながい間の腎臓病で、娘の頃から小・大便の出がわるく、4人目の子を1963年帝王切開出産した折はとくに悪く、1週間〜10日も、小・大便とも出なくなり、目はかすむ、頭はいたむと、ひどく苦しみ、医学書をよんで自分で気をつけ、悪いもの、とくにご飯・菓子類を食べると悪くなるので注意してよくなり、それから青汁を飲用するようになり、今では、娘の時代より若がえり、元気になり、心もさわやかに、健康で元気にすごしています。



9. 母乳の風味

     飲みはじめの母乳はうすく、しだいに濃くなることは、古くから知られていた。
     さいきん、その化学成分がこまかくしらべられ、脂肪、乾燥重量の増加、PH(水素イオン濃度)の上昇など(アルカリ性がたかまること)がわかった。これらの変化は、母乳の吸いはじめから、その進行につれて、母乳の風味を変える役目をしており、乳児の食欲をコントロールしているものとかんがえられている。

    (小林登 医学教育 昭51・4号より)



10. アキレス腱を切ったが

    市川市 S.S. 

     過日、千葉街道で交通事故にあい、アキレス腱を切断、目下療養中です。ご存じのとおり80すぎの私ですが、日ごろの青汁飲用のため、その結果のよいことを、院長や係りの先生がおどろいています。遠からず退院。来年青汁の大会に参加いたすことを楽しみにしています。



11. アルコールとビタミンC

     N.Krasner氏らの研究によると、白血球のビタミンCが増すと、血液中のアルコールの消失がはやめられる。これは、ビタミンCによって、アルコールの分解に関係している酵素(脱水素酵素)のはたらきがたかまるためらしい(Lancet 1974.9.21号)。ところで、アルコール中毒のさいは、ビタミンCの吸収も、肝臓のはたらきもよくないので、とかく、C不足に陥りやすい。つねに十分の補給が大切なわけだ。



12. ケールを讃ふ

    福井県 J.A. 

     ケール畑一埋にせりにはか雪
     太き茎細きケールの雪に耐ふ
     ケール畑緑輝く初明り
     青汁に感謝一筋去年今年
     青汁にまもらる余生年迎ふ



13. 質問箱

    在米 H.H. 


     食後1時間くらいから、手のひらやヒザの湿疹がひどく痒くなります。どうしてでしょう。


     ご飯や肉・卵、チーズ、バター、砂糖などが多くて、野菜類が少ないのではありませんか。そういう食事では、血がにごって、神経が感じやすくなり、痒みや痛みが出たり、強くなったりするのです。



 コラム紹介

    病気は、全くひとりでに癒ることもあれば、
    更に又、若し芸術家(医師)の干渉がなかったならば、
    一層よく癒ったかも知れない、
    と云ふ事を、屡、証明することが出来る

    クロード・ベルナール



    はじめは如何に微々たるにもせよ、
    努めて倦まざれば、必ず大を成すであろう
    プルターク



    家庭に個の真仏あり、
    日用二種の真道あり、
    人能く誠心和気、愉色婉言、
    父母兄弟の間をして形骸両つながら釈け、
    意気交々流れしめば、
    調息観心に勝ること万倍なり
    (菜根譚)



    沈黙は、自信のない人間のくみするもっとも安全な方策だ
    ラ・ロシュフコオ








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