健康と青汁タイトル小 <1978年 9月15日発行 第265号>
 目次




1. 癌をたとえれば

     医学博士 遠藤 仁郎 

    癌をたとえれば
     癌は、自分のからだの細胞が変質し、悪性(癌)化することにはじまる。「たとえれば、不良少年のようなもんだ」と、そのむかし、大学の病理の講義できいたことがある。つまり、癌とからだの関係は、ちょうど、バツコしようとする青年の過激化と、それを食いとめようとする治安当局との戦いに似ている。

    悪性(癌)化
     細胞の癌化のおこり方については、まだ十分明らかにはされていないが、癌を誘発するもの、すなわち発癌(癌原)物質がいろいろ――化学物質・放射線・ビールスなど―あり、その刺戟によって、細胞に突然変異がおこり、悪性化のいとぐちができる。それが進行して、しだいに癌化するわけだが、一旦癌化すると、その細胞はとめどなく増加しはじめ、ついに癌腫になる、とかんがえられている。

    細胞の抵抗力
     しかし、この際、細胞自体に、十分の防衛力があれば、それに抵抗し、そう簡単に悪性化することはあるまいが、何らかの理由で、抵抗力・防衛能がよわくなって(下地ができて)いれば、変質(悪性化)されやすいだろう。それは、志操堅固な青年であれば、たとえ誘惑があっても、よくこれをはねかえし、すぐさま不良化することもあるまいが、不平不満をもち、思想的に不安定であったり、すでにグレかかっていれば、たちまち、過激化・暴力化してしまうようなものだ。

    防衛組織
     からだには、自分のもの(自己)と、そうでないもの(非自己)をみわけ、それを排除しようとする防衛(免疫)組織があり、免疫リンパ球が、その第一線の監視にあたっている。そして、少しでも異常のある細胞ができれば、ただちにそれをキャッチし、その情報を防衛(免疫)組織につたえる。全身の免疫組織は、この情報に応じて活溌な防衛活動をはじめ、各種の免疫物質を動員して、異常細胞の排除・殲滅に全力をそそぎ発病を防ぐ、という仕組になっている。しかし、この監視リンパ球や免疫組織の能力に欠陥があって、異常細胞の捕捉がおくれたり、制圧活動が不十分であれば、細胞の悪性化・癌化は無制限に進行することになる。
     それは、不良分子の過激化・暴力化の監視にあたる治安要員、情報網や全国組織のそれに似ており、その能力がすぐれており、正確・活溌であれば、不良分子はすみやかに摘発され、潰滅されるであろうが、もし、そこに、何らかの欠陥があれば、ついには、全国的にひろがり、手におえなくなってしまうことにたとえられる。

    防衛能低下の素地
     そこで、一般細胞の抵抗力や、全身防衛組織の能力の低下は、発癌の素地をなすものといえるわけだ(素因)が、そういう素地には、生れついたもの、すなわち、遺伝的、あるいは母胎内でうけるものもあろう――癌に遺伝がいわれ、母胎内でうける薬品や放射線の影響によるものがあるなど。また、生後の日常生活の不自然化・不合理化、すなわち、環境の悪化、食養のあやまり(不完全食・有害有毒食品)、喫煙・薬品・放射線の乱用、運動の不足、精神的ストレスなどからまねかれた血のにごりの結果によるものもあろう。が、これまた、若ものの不良・不隠化の素地や、治安当局の能力の低下が、家庭の崩壊、教育や世相のみだれによる、人心の荒廃、道義の頽廃にもとづく、身体的・精神的不健全化にあることにも似ていよう。

    世なおし
     そして、若ものの過激化・暴力化を防ぐためには、みだれきり、混迷しきっている世相の浄化、つまり、世なおし、すなわち、政界財界の浄化、福祉の充実、生活の安定、治安の確立、教育や家庭のたて直しをはかり、国民の一人一人が、身体的にも精神的にも健全であることが根本であるように、細胞の悪性(癌)化を防ぐには、発癌物質を極力へらし、除外することとともに、箇々の細胞や、全身の防衛組織を強化し、発癌物質の影響をはねかえし、癌化細胞は、これをすみやかに捕捉・制圧・殲滅するに十分な能力をあたえることであり、そのためには、環境の浄化、食の自然化(完全化・安全化)、適度の運動、ストレスの解消など、あやまった日常生活のたてなおし、合理化・自然化をはかり、血をきれいにすることが根本であろう。(52・12)



2. ナンテン

     牧野先生の続植物記に、
     「赤飯、魚を他家へ贈る時ナンテンの葉をそへる。人によると、これは、ナンテンその物に食物を嘔吐さす性能があるから、この贈物で、若しか中毒した事があったら、即坐に、此のナンテンの葉を利用して嘔吐させ、その危難を免かるる様に、との親切心でそへるのだ、といふ。」

     南方先生も、
     「見たところ乾いた様だが、葉に汁多く、苦い。満食したり、毒を飲んだ者に、その葉を塩で揉で汁をとり、飲せば忽ち吐く。」といわれている(南方熊楠全集)。

     最も、築田氏の実際的看護の秘訣には、
     「南天葉一握りを塩もみにし、水少し加へた絞汁を盃に半分位のむと吐く。魚類の中毒に最もよく奏効する。しかし、2〜3枚の葉をかんで汁をのむと嘔気がとまる。即ち、多量では吐き、少量では止める。」とある。
     民間薬(富士川游著)には、
     「河豚中毒 南天葉もみしぼり汁を茶碗に一杯用ふ。」(諸国古伝秘方)
     「鰹中毒 南天葉をもみしぼりて、その汁を茶碗に一杯用ふ。」(宝因蒔)
     「山椒毒 南天の葉、生にてすり、しぼり汁をのむべし。」(和方一万方)
      酒毒 南天の若葉をせんじ用ふるよし。」(諸国古伝秘方)

     あるいは、  「咽喉に骨のたちたるに、ナンテンの葉煎じ用ふ。」(諸国古伝秘方)
      腹痛 南天葉と芥子のから、せんじ用ふべし。」(掌中妙薬集)
     「船酔 南天の葉をかむべし。」(諸病薬記)
     「瘧 南天、茎葉とも黒焼、粉にし、前夜一匁、翌朝二匁、サユにて用ふ。」
     「胸虫 南天葉陰干、酢酒各半にして、一日に4〜5匁用ふ。」(諸国古伝秘方)などとある。

     また、和漢薬考には、
     「葉 泄を止め、腫を除き、筋を強くし、気力を益す。長服年を長く、人をして饑えざらしむ。」
     食用にもされており、
     「若芽をよく煮て、黄色になるまでよくさまして食べし。」(救荒本草抜萃)


3. 医療自明の前提要件(6)
前回参照

     友成 左近 

    実状最も的確な決め手で人々に間違いなくできる
     こういうふうに良質青野菜を青汁にして飲むのは、完全栄養をはかって健康を増進し、とりわけ病気の治癒を促進するのに実状最も的確な決め手なのです。そしてこれは、「良質で」「安全な」青野菜を「できるだけ多量に」という3条件を心得ておれば、だれでもバカのひとつオボエで間違いなくできます。さらにこれは、この入手という点で当面容易でない場合もありますが、そこはいろいろ工夫もし努力もすれば、だれでもどうにか打開できるのであって、良質青野菜を青汁にして必要なだけ十二分に飲むことを必須要件にして、これを食養生の大黒柱にしているのは、こういうわけです。

    その他の食養生では
     ところで、、その他の食養生では、青汁食養生で補足要件にしていることはあれやこれやと取り上げていますが、必須要件にしていること、すなわち広く人々の習慣食で最も著しく不足して、それが不完全栄養の主要原因になっており、そして、それさえ十分とれば、ほぼ完全な栄養をはかることができ、それが不十分であっては、とうていはかることができないというカンジン・カナメな良質青野菜にはなにほどもふれていないのです。ふれるとしても、広く野菜果物と一括している場合が多く、なかには緑黄色野菜を、その他の野菜や果物と分けて取り上げているものもあります。が、それもせいぜい100gといったところであって、とくに「良質」青野菜として取り上げ、それも日に少なくとも500gとしているものは殆んど全く見当らず、ましてや、これを青汁にして必要なだけ十二分に、といったものはなおさらです。
     従って、それではとうてい完全栄養ははかれないので、そこに配慮しているものは、その不足分を栄養剤で補足しようとしているのが実状です。けれども、習慣食で不足している栄養分は、既知未知多種にわたっているのですが、栄養剤の成分は、そのうち既知のもの、しかもそのごく一部だけです。従って、どんなに優れた綜合栄養剤でも、それが効能書通りに有効であり、また副作用がないとしても、とうてい不足分をすべて補足して完全栄養をはかることはできないわけです。
     では、なぜ良質青野菜をマッコウから取り上げないのでしょうか。あえてカンぐっていえば、この意識は知識として心得ていても、これが広く人々に嫌われ、自分も嫌っているため、この嫌悪感にわざわいされて、無意識のうちに取りはずしているのではないでしょうか。また、意識して取り上げようとしても、だれも食べてくれないだろうと慮り、それに自分自身この意義を体験していないので、そこを指導する自信がないため、あきらめもし逃げてもいるのではないでしょうか。とすれば、縁あって遠藤先生に常にご指導いただいている私たちは、まことにもって有り難いことです。(おわり)


4. 蔬菜類のペクチン

     ペクチンには血液コレステロールを下げる作用があるといわれているが、川端及び沢山氏によると、蔬菜類の含量は次のようだ。(多い順にならべてみた)

    エダマメ    3.451% オクラ     1.526%
    カボチャ    1.240% ニンニク    1.113%
    ゴボウ     1.096% エシヤロット  0.976%
    ビート     0.915% クワイ     0.853%
    ジャガイモ   0.831% ニンジン    0.628%
    ヤマトイモ   0.622% サヤエンドウ  0.567%
    ピーマン    0.508% サヤインゲン  0.505%
    サトイモ    0.478% ナス      0.470%
    ルバーク    0.436% ウド      0.401%
    タマネギ    0.354% ダイコン(中央)0.333%
    ダイコン(根元)0.319% ダイコン(先端)0.303%
    カブ      0.294% キウリ     0.162%
    レンコン    0.122% アオト
    (シシトウガラシ)
    0.087%
     (川端昌子、沢山茂 栄養学雑誌 48・1月号より)


5. 癌と凝血亢進状態

     手術不能で、抗癌剤も放射線治療も無効だった肺癌28例に、ヘパリン(血液の凝固を妨げる薬)と抗癌剤とを併用したら、腫瘍が小さくなった。(E.G.Elias ら,Cancer 36129,1975)
     人癌でも、動物の癌でも、血液の凝固性がたかまっており、それが癌の進行に有利にはたらいているらしい。で、ヘパリンでそれを除くと薬がよくきくようになる、というのだ。緑葉食・青汁が、心筋梗塞や脳血栓の予防になるのは、どうやら、この凝血性、いわば血のねばりを低めることにあるように思われるのだが、癌でも、同じことがいえるのではないだろうか。


6. 老人と運動

     年をとっても、なるべくからだを動かすことが大切だ。年は足からよる。ケガをしてねこむと、頭まで呆ける。中風をおこしても、起きようと努力するものは早くなおるがなまけぐせがつくと、結局ダメになってしまう。寒いときはともかく、つとめて年中、体力に応じた運動をしよう。歩いても、走っても、畑仕事でもよい。長寿者に共通していることは、高年になるまで労働をつづけることだ、といわれている。


7. 牛乳好きの老先生

    奈良県 E.N. 

     74才の院長先生、とても健康で、その前日まで、わかい連中とテニスにうち興じていられたが、突然、心筋梗塞でなくなられた。たいへん牛乳がお好きで、毎日8合はのんでいられたという。お酒も、かなりではあったらしいが、やはり、牛乳がすぎたのだろう。現に、欧米人の間でも、かれらに多い心筋梗塞や大腸癌・乳癌などと、牛乳や乳製品を主とする肉・脂・糖食との関係がいわれているようだ。(52・12)


8. ベニバナ

     花から「紅」をつくる。花の色は橙色だが、加工されて紅色になるのだそうだ。たしか山形県の県花になっている。子実からとれる油(サフラワー油)は、血液のコレステロールを下げ、動脉硬化を予防するというので、近頃、もてはやされている。花苞にも、葉にも強いトゲがあって、ちょっと近づきがたい感じだが、若葉はサラダにもなるし、青汁の材料にももちろんなる。あるいは、動脉硬化にとりわけきくかも知れない。


9. 耳鳴り

     青汁絶食は、まだやってみていないが、米食中心の不完全食で強くなり、ナッパ中心の完全食にもどすと軽くなることは、いつも経験するところだ。


10. 油菓子の60%は酸敗

    茨城県 M.M. 

     最近テレビのCMの波に乗ってスナック菓子が町にあふれています。それとともに油菓子の酸敗による食中毒のニュースも、たびたび聞かれるので、実態調査をしてみました。
     利用度数の高いこどもにおやつの傾向をアンケート調査したところ、菓子類の中では、せんべい、パンに次いで3位に油菓子が好きということで、たいてい一人100円ぐらいで買い食いをしているという結果がでました。
     一方、ポテトチップ、バターピーナツ、ドーナツ、揚げせんべい、かりんとうなどを県内で試買してみましたが、242点中、46点が開封時に異臭を感じました。県の消費生活センターに分析を依頼したところ、46点中27点、60%が酸敗していて食用不適という結果で、においを確かめることが大事だと思いました。
     また、製造年月日表示が242点中、91点に表示されているものの、あとの62.4%、3分の2近くが無表示でいつ製造されたのか、全くわからないということがはっきりしました。問題となるのは、成長期のこどもが開封時のにおいを確かめることなく食べる場合が多いということ、いま一つは製造年月日の表示の義務づけは、神戸市、東京都、埼玉県にしかないことです。春の消費生活展に調査結果を発表した時、見学者の中から、これを食べてこども2人が吐きけや下痢で1週間も医者通いをしたとか、胸やけで苦しんだとか、もらい物だったけれど腹痛と下痢でひどい目にあった(日付は新しかったけど)、またある販売者は、日付表示がないので、仕入日をチェックして事故ある時の処置に備えている有様で困っている―という声が聞かれました。
     一方、製造業者にも2、3あたってみましたが、問屋の意向で日付表示を記号にしているということもわかりました。以上のことから、わたし達消費者の買う時の目安として、油菓子製造年月日の表示は不可欠であるといえるので県条例で表示の義務付けを要望しました。しかし、茨城県だけ条例化すればよいという一時しのぎな考えはまずい、全国どこの地域ででも、こども達が安心して食べられるようにならなければと思い、国の段階でJASマークか、何か法的基準づくりをと、関係省庁に要望書を提出しました。他県でもぜひ応援してください。

    (サンケイ 53・5・23)


11. 青汁で肩凝りを治した私の体験

    倉敷市 T.K. 

     40才後半頃から、時々、肩がこりだし、段々、常習となり、仲々全治せず、ヒネリ、灸、はり等、人に聞いては、良いという所へは一応お世話になったものです。
     また、市中の薬局でもいろんな薬のお世話になりました。しかし、結局は、整形外科医のお世話になるようになりました。そして、どうにか農業の仕事を続けていたのです ところが、厄介な問題が起きました。薬を貰って服用していると頭痛が出るのです。今度は、頭痛薬を貰って飲んでも、額をしめつけるように痛む頭痛は治らないのです。その頃、新聞記事に薬の副作用のことが盛に出るようになり、もしや副作用ではないかと気づき、薬の服用を全部やめてみますと、頭痛はとまるのですが、肩の方は薬をやめると、また痛むのです。
     これにはホトホト閉口していた時、友人金光さんから、先生の青汁のことを聞き、仲間に入れて戴きました。毎月の例会に出席させて戴き、先輩諸氏の難病の治ったお話等を半信半疑で聞きつつ、冬場のことなので、大根葉から始めましたが、とても辛くて青汁には向かないので、鶏にやるように細切り、マヨネーズをつけて食べた処、これはまあ食べられたのですが、量が食べられず、次は、キャベツの青い外葉の青汁をつくってみましたが、忽ち中央の坊主キャベツになってしまい、効果も大して上りませんでした。
     そのうち、先生から戴いたケールも、5月頃になると、約100本見事に成長して、毎日2・3合の青汁を飲んでも青葉に追われるようになりました。家内中の者に飲ませ、余りは人にわけて上げました。気がついてみると、肩凝りは、いつの間にか全快していました。
     振り返ってみると、ケールの青汁を飲み始めてから2ヶ月でした。妻も肩こりは一緒でしたが、嗜好に合わないといって、1回約2勺位しか飲んでいなかった為か、私より約1ヶ月遅く全治したのです。その後、肩こりではお医者様から手が切れ、命拾いした思いです。薬を飲み続け、青汁のことを知らなかったら、今頃はどうなっていたかと思うと恐ろしくなります。先生のご恩を皆様に拡げることによってお報いしたいと願っている次第です。


12. 総会に出席して

    岡山県 K.S. 

     青汁をはじめて約2年。今度はじめて総会に出席させて貰いました。全国各地から多数の熱心な同士が集まって、遠藤先生を中心に終始和やかに質疑や体験談など聞かされ、ほんとに有意義な一日でした。参加してよかったと思いました。そして、私の最も驚嘆したことは、はじめてお目にかゝる先生の元気な顔と若々しい姿でした。年齢より確実に15才は若く見える。シワ一つない、シミ一つない、つやつやした顔でした。青汁の偉大なる効果をまのあたり見て、私も、少しでも先生のそれにあやかり度く、これからいよいよ勇気を持って持続しようと心に誓ったことでした。かくて、心も軽るく、暖かい春の吉備路をバイクを飛ばせて帰えりました。


13. 毎日上々

    熊本県 K.S. 

     一昨年ケールの種子をいただいた者です。やっと種子が採れましたのでお送りします。おかげ様で毎日青汁をのんでいます。体の具合も毎日上々です。


14. 必読の金文字

    韓 T.K. 

     最近テレビのCMの波に乗ってスナック菓子が町にあふれています。それとともに油菓子の酸敗による食中毒のニュースも、たびたび聞かれるので、実態調査をしてみました。利用度数の高いこどもにおやつの傾向をアンケート調査したところ、菓子類の中では、せんべい、パンに次いで3位に油菓子が好きということで、たいてい一人100円ぐらいで買い食いをしているという結果がでました。


15. 口臭・肩こり

    兵庫県 K.K. 

     青汁を飲用しますと口臭がないようです。持病の肩凝りもすっかりよくなりました。


16. 質問箱

    大阪 S. 


     痛風でよわっています。青汁はどうでしょうか


     ぜひしっかり飲んで下さい。尿がアルカリ性になり、色がつかないくらいのが多く出るのがよろしい。穀・肉・卵類をへらし、イモ・マメにナッパを主とする野菜・山菜・海藻・果物・青汁食をすすめます。


コラム紹介

    われらはあまりに他人の腕に頼りすぎて自分自身の力をなくしてしまう
    モンテーニュ

    家康と蛙
     大久保彦左衛門の書いたものに由ると、家康は蛙を見ると其の場に立ちすくみ、顔の色がサッと変ったとある。それで彦左が「苟くも千軍万馬の間を駆け廻る大将ともあらう者が蟲けらの蛙を怖れるなんてそんな十露盤に合はぬ話はない」とて家康の着用する籠手の甲に蛙の彫り物をしたところ僅に一日だけで双の手の甲が真っ赤に腫れあがったといふことである。恐らく憎いと思ふので静血したのだらうと伝へて居る(中山太郎伝統と民俗)


    夫れ長生を求め至道を修むる訣は志に在りて富貴に在らず
    抱 朴 子







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