健康と青汁タイトル小 <1978年3月15日発行 第259号>
 目次




1. おふくろの味とママの味

     医学博士 遠藤 仁郎 

     いまや、都市も農山漁村もなく、日本国中が不健康となり、成人病をはじめ、難病・奇病になやまされている。
     経済的にはゆとりができ、衛生施設、福祉制度はしだいに完備してきているというのに、これはまた、なんとしたことか。
     その、もっとも大きい原因は、あまりにも不自然不合理な日常生活、はげしい生存競争によるストレスの連続、何もかも便利になって、運動や鍛錬にふそくしていることにもよろう。
     けれども、なかでも重大なのは、まちがいだらけの食であり、それは、わかりやすく、おふくろの味がママの味にかわったため、と表現してもよいのではなかろうか。

      おふくろの味
       おふくろの時代のわが国は貧しかった。
       そして、欧米先進国を目標に、国をあげて懸命に働きつづけ、乏しい質素な、勿体ない精神にあふれた生活にあけくれしていた。
       そのころの食べものは、決して栄養的に完全ではなかったかも知れないが、からだはよく動かした。
       そして、少なくとも、すべて安全な自然食品ばかりだった。
       純白米を食べていた都会はともかく、田舎の主食は搗きの悪い米か、麦をうんと入れた飯だった。
       動物食品はごく少なく、精々小魚か、放し飼いの鶏肉や卵。
       たまに食べる牛肉は、屠殺するまで働かしていた老牛の、かたい肉だった。
       それに、野菜・山菜・海藻をしっかりそえ、季節季節のシュンのものが好まれた。
       砂糖はせいぜい白下か黄ざら。
       塩は天然塩。
       ダシには昆布、椎茸、ダシジャコ、カツオブシ。
       そして、すべて、手づくり。
       おふくろは、これを、里の母から、嫁ぎさきの姑から、それぞれの家のしきたりとして受け継いだ。
       栄養学の知識はなかったろうが、それだからこそ、かえって、ながい経験がおしえた、伝統的な味が守られたのでもあろう。
       また、こどもたちのしつけはきびしく、決して、あまやかしたり、機嫌をとるなどといったことはなく、いちづに、丈夫な、根性のある、たくましい日本人にそだてあげようと心がけた。
       このおふくろの味、ふるさとの味、日本古来の、固有の、心のこもった手づくりの味こそが、健康日本の礎であり、近代日本発展の原動力ともなった。

      ママの味
       それが、いまは、国は富み、庶民のふところもうるおって来、食糧は豊富。世界中の美味珍味が、いつでも、どこでも。しかも、自らの手をわずらわすこともなく楽しめるという、結構な世の中になっている。
       しかし、食品そのものは、姿こそ昔のままでも、質的に劣ってきており、有害有毒にさえなっていることは、農産物がすべて化学肥料・農薬に依存しているばかりか、世界中にエネルギー危機のさけばれているさなか、莫大な石油を消費してまで、時節はずれのトマトやキウリ、スイカやブドウを栽培していること一つをみても明らかであろう。
       畜・水産物また同様。加工食品ともなれば、さらに各種の添加物によって汚染されているなど、危険な食品は巷に氾濫し、安心して食べられるものは何一つない。
       学校や料理教室でのなまじっかな栄養知識と、あくどいマスコミの宣伝のままに、皮相な欧米模倣にはしり、肉類、卵、乳製品、精製穀にかたより、糖、脂、塩、香辛料、化学調味料でコッテリ味つけした、しかし栄養的にははなはだしく不完全な贅美食。
       しかも、料理屋、仕出し屋、給食センターあり、インスタント食ありで、手づくりの料理はしだいに影をひそめてしまった。
       この、金さえあれば間に合う人まかせの、出来あいの、欠陥食を、ママの味と私はあえていいたい。
       そのうえ、こどもの人権は不当に尊重され、きびしいしつけなど思いもよらず、ひたすら機嫌をうかがい、うまいもの、うまい菓子の食い放題を許している。
       こうした栄養のまちがい。運動や、鍛錬の不足とイライラつづきの日常こそが、長足に進歩した医学にもかかわらず、成人病はじめ、難病・奇病の多発している本当の原因ではないだろうか。
       このままでは、やがて、わが国は滅亡の運命をたどるほかなかろう。
       なんとか、このあたりで大反省し、健康的なおふくろの味、手づくりの味にかえられないものか。
      (52・4)



2. 料理のあり方

     医学博士 遠藤 仁郎 

     料理の進歩は、多くのばあい、食養の堕落を意味する。
     「料理の数ほど病気がある」とはローマの昔からいわれたことだ。
     栄養学がいかに栄養のあり方を説いても、料理家は一向おかまいなし。
     食品の選択はもとより、調理・調味はひたすらに味覚・視覚のみにはしる。
     この夏、栄養改善法公布を機会に、保健所で新聞社と共催の食生活改善の座談会が催おされた。
     席上私は、「邦食の改善には、何といっても緑葉菜だ」と、その必要性を強調した。
     すぐその後で、某短大教授から、ナスビ、キウリ、ゴボウの調理についての話があり、全くがっかりしてしまった。
     かねて、ラジオや新聞でいつも気になっていた折柄ではあり、つい、

    「いつまでもそんなことをいっていては、食改善はやれるもんじゃない。せめて指導層のものだけでも、無色菜は締め出すくらいのつもりにならなきゃダメだ。
     よほど思い切った転換をやらねば、しみついた習慣は、なまやさしい方法では直るものでない」
     とやってしまった。
     秋になってサンマのシーズンが来た。
     ある日の新聞に、サンマの栄養価が書きたてられ、調理法がいろいろ紹介されていたが、みんな骨ぬき、わたぬきばかり。
     トウガラシ葉のことも出ていたが、これは、ゆがいて水にさらし「アク」をぬく、とあったのはいうまでもない。
     また、「学校給食にジャガイモが皮ごと入れてあった」とひどく憤慨された女流作家もあった。
     この女史、おそらく、ジャガイモのもっとも大切な栄養分が外皮のすぐ下にあること、アメリカでさえ「皮つき」をすすめていることはご存じなく、ただ、外観や消化の点だけから、下品だ、野蛮だ、と非難されたものとみえる。
     うまく食べることには、私とて少しも異議はない。
     見た目をうつくしくするのもまことに結構。
     けれども、それらは、すべて「栄養分を失わない」という前提のもとでなければならない。
     野菜は、私どものいう良質ナッパでないまでも、せめて有色菜にしてほしいし、サンマは骨ごとわたつきのままを、トウガラシの葉はそのままを、ジャガイモは皮つきのままを、どうすればうまく調理できるかが指導されなければ、栄養改善には少しも役立ちはすまい。
     悪教育より無教育、の諺のとおり、誤りを教えるよりは教えない方がずっとマシだ。
     まちがい切った食習をたてなおすには、何はおいても、まず、完全食であることが基本でなければならぬ。
     食品はなるべく栄養素のそろったものをえらび、その養分をなるべくそこなわないよう調理しなければならない。
     料理の真髄は物本来の持味をいかすこと。
     柳沢湛園の雲萍雑誌に、
    「飛喜百翁が利休を招きし時、西瓜に砂糖をかけて出したれば、利休、砂糖のなき所を食ひて帰り、門人にむかい、百翁は人に饗応することをわきまへず、我等に西瓜を出せしが、砂糖をかけて出せり。西瓜は西瓜のうまみを持ちしものを、にげなきふるまひなり、とて笑ひ侍りき」
     とある。
     これこそ料理のあり方というものでなければならない。
    (27・10)


3. 夜尿症

     医学博士 遠藤 仁郎 

     神経質でよわい児に多いもの。
     一つには、そういう児は、丈夫な児とちがって、昼間よりも夜間の尿量が多い(ふつうには昼間の方が多い)。
     どうやら、起きている時よりも、臥ている時の方が、腎臓の血行がスムースに行われるという体質的の特長によるらしい。
     また、も一つには、からだがよわくて疲れやすく、グッスリ寝こんでしまって、膀胱がいっぱいになっても目が醒めず、つい粗相をしてしまうのだ。
     で、ともかく、からだを丈夫にしてやる。
     そのためには、食べもののまちがいを直すことと、適度の運動や鍛錬が大切ということになる。
     食べものでは、間食の菓子類をひかえ、果物にし、三度の食事は、良質ナッパをそえた完全(安全)食(せめて青汁だけでも十分のます)にする。
     ところが、その中心になっているナッパ・青汁(果物も)は、いずれも小便をよく出すものばかり。
     そこで、これらは、なるべく朝のうちか、おそくとも昼食までに食べたり飲むようにし、午後からは、水分はもとより、ナッパ・青汁、果物もひかえるかやめ、夕食や夜食には、米飯やモチを食べるようにしむけてみる。
     そうすると、たいていの場合、夜間の尿量が少なくなるから、しくじりの危険はずっとへってくる。
     そのうち、しだいに体力がつき、元気になって来ると、そうひどくは疲れなくなり、はずんで来れば目がさめるようにもなり、だんだん自信ができて来る。
     なお、当人は身にしみて情なく思っているのだから、周囲からやかましく責めたてられたり、ののしられるといよいよ神経をとがらせ卑屈になり、却って悪くしてしまう。
     だから、たとえしくじっても、こうしていれば必ず治ると、やさしく慰め力つけてやってほしい。

    (50・10)



4. かゆみ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     痒みをおこす燐酸ヒスタミンの最低濃度は昼間は100分の1%だが、夜間は10000分の1%でも感じる。
     つまり、夜は昼にくらべ100倍強く感じるわけだ。


5. レンゲソウ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     春さき、田甫一面に繁るレンゲソウ。
     軟らかくて食べよい。
     味も悪くない。
     煮つけ、汁の実によし、グリーンサラダ、青汁の材料にもなる。
     終戦の年の5月。召集されて九州の山の奥に駐屯していた。
     野菜らしいものは、もう先着の隊が徴発してしまって、なにも残っていない。
     毎日のタケノコとフキにウンザリしていたが、たまに、そこらあたりで刈って来たのだろう、花の混ったレンゲソウが汁の実になっていたのが、なつかしく思い出される。
     また、青汁をはじめて間もない22年か3年ごろのこと、郷里の農家の主婦から、

    「3年このかた、からだがだるく、草疲れやすい。
     3日にあけず床についている。
     食はすすまず、便秘がち。
     腹が痛み胃潰瘍といわれ、注射をうけたこともある。
     気分はいつもうっとうしく、物事に感じやすく、ねむれない。
     興奮すると、イキがつまり、気を失ってたおれることも度々ある」
     と、相談をうけた。
     かなり痩せており、肌に張りがなく、色艶もよくない。
     しかし、胃腸の下垂だけで、他に大したものもなさそう。
     ハッキリはしないが、おそらく、心身薄弱、神経過敏症、今でいうなら、自律神経失調症か不安定症といったところだろうと、鎮静と強壮効果をねらって、緑葉食・青汁をすすめた。
     ながいわずらいで、自分もつらし、家人からは愛憎をつかされていたことでもあり、折から陽春4月、若草のもえ出る頃だったので、田甫のレンゲをとって来て熱心にのんだそうだ。
     その効果はまことにてきめん。
     1週間もするとスッカリ元気。
     食欲は出る、両便ともに快通。
     よくねむれ、気分は明朗となり、だるさもなければ、草疲れて床につくなどといったことはまるでなくなり、毎日、家業に精が出るようになった、とよろこばれたことがある。


6. 意識のない患者

     医学博士 遠藤 仁郎 

     原因によらず、ともかく青汁を、鼻から入れたゴム管で注入。あるいは、浣腸器で、体温にぬくめた青汁を注入することだ。時に、思いかけぬ効果をみることがある。


7. 私の青汁

    山口県 J.I. 

     昭和51年9月からケール作り始めました。
     昭和52年1月からケールの青汁を飲んで毎日毎日を健康で暮して居ります。


8. こどものリウマチ熱

     医学博士 遠藤 仁郎 

     5〜10才のこどもに多い。
     もっとも恐ろしいのは心臓弁膜症の合併。
     原因はA群溶連(溶血性連サ)菌の感染。
     しかし、この感染があっても、リウマチ熱まで進行するのは2〜3%だけ。
     つまり、抵抗力・免疫能しだい、というわけ。

     その予防には、ともかく適当の抗生剤で、この溶連菌をたたくことだし、一度かかったものは、放置しておくと再発しやすい(50〜70%再発する)ので、これを防ぐにも、同様、抗生剤にたよるほかない
    (小田禎一 小児科診療 48・8による)。
     というのが現在の医療の原則になっている。
     しかし、私どもは、緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食、あるいは、青汁だけでも十分(少なくとも1日2合以上)にのます(これだけでも細菌に強くなる)、といった食改善で、こどもの抵抗力を強化することが根本だ、とかんがえている。
    (50・9)


9. 空腹のメマイ

     腹がへって目がまうことがある。
     血糖(血の中の糖分)がへりすぎるためで、糖尿病の薬がききすぎておこる低血糖のばあいなどによくある。
     ふつうには、白米飯を漬物や佃煮などで食べているようなばあいで、こういう偏った食事では食後の血糖の上り下りがきつく、ずいぶん大食してもよく腹がへるからだ。
     そういうとき、野菜ことに良質ナッパを十分そえ、バランスをよくとった食事にすると、そう大食しなくても、あまり腹はへらず、メマイすることもなくなる。
     おそらく、食後の血糖の動きがゆるやかになるからだろう。

    (52・5)


10. 一回の食事時間

     食べものはよくかめ、という。
     たしかにその通りだが、いったい、どれくらいかめばよいのか。
     1回の食事時間はどれくらいだろうか。
     むろん、食事の分量によっても、咀嚼能力によってもちがうが、ふつうのばあい、まず、15分というのが標準。
     それより長くかかれば、よくかんでいるといってよかろう。


11. 有害なアイライナー

    長崎ホルマリンを検出
     【長崎】長崎市内で市販されている女性用化粧品「アイライナー」の3商品から高濃度のホルマリンが含まれていることが県生活センターの○でこのほどわかった。
     これまで、つけまつげや二重マブタ接着剤から多量のホルマリンが検出されたことはあるが「アイライナー」から高濃度のホルマリンが検出されたのは全国でも初めてと同センターではいっており、メーカーに厳重注意し、商品の回収を指示した。
     ホルマリンが検出されたのは、いずれも長崎市内のスーパーや個人化粧品店などで市販されているもので、井田両国堂のセザンヌ、伊勢半のキスミー、桃谷順天館のジュネスの3商品。
     同センターの商品テストによると、セザンヌから550PPM、キスミー、140PPM、ジュネス、505PPMのホルマリンが検出された。
     同センターでは家庭用品規制法でホルマリンが有害物質に定められていることから9日、3メーカーに現在出回っている同一商品の回収を指示した。

    (50・6・10 山陽)


12. 百万の援軍

    広島市 O.H. 

     私達の学校同窓会が美術の街、白壁の街倉敷で9月17日に行われました。
     私はその案内状をはじめ受けた時、30余年振りに旧友に会える喜びと、日頃念願していた「青汁会本部」に伺える一石二鳥、絶好のチャンスが来たと、内心手を打って喜びました。
     倉敷の駅で旧友の一人とバッタリ出会い、

    「此の世の見おさめに鹿児島から出て来た」
     と告げられ、
    「たかが65才位でそんな弱気じゃ先が思いやられる。
     ヨシッ!今から若返りの素晴らしい秘訣の鍵を持った先生の所に行くが、一緒に行こう」
     と彼を誘い本部を訪れました。
     正直のところ、超多忙の遠藤先生に、私のような風来坊がヒョッコリお訪ねしても、到底願いが叶えられるとは思っていませんでした。
     ところが、御奥様の御計らいで、中央病院の院長室でお会いすることが出来、その上「青汁」について色々と御教示を頂き望外の喜びでした。
     私は「青汁」のお蔭で、40年以上も悩んだ水虫が嘘のようによくなり、それ許りではありません。
     生来虚弱だった体質がすっかり改造され、この夏の暑さにもすこしもへこたれず、元気一杯活動が出来、我ながら吃驚しております。
     「青汁」と巡り会ったことは、オーバーな表現かも知れませんが、私の健康にとって「百万の援軍」を得たような心強さをひしひしと感じます。
     友人も「倉敷に来てホントによかった。最高の土産話しが出来た」と喜んで帰って行きました。


13. 2〜3合で効果てきめん

    倉敷市 R.O. 

     過去25年、厚生省の栄養所要量などを参考にして、食物には相当気をつけてきた積りだったが、酒を相当飲んだこともあってか、体の調子が今一歩という状態、特に下痢傾向がこの7〜8年続いていた。
     今年の夏から遠藤先生に種子を頂いてケールを作り、この1〜2ヵ月、1日2〜3合を欠かさないように飲み始めてから、腹具合いはてきめんに改善された。
     青い便が20〜30センチ、朝1回にきまってきて気持が良い。
     今迄も平日には、配達して貰った5勺の1本は続けていたが、遠藤先生著「イモ・マメ・ナッパ・青汁」にも書いてあるように、2〜3合を続けるようになってから、その著効に驚いている次第。
     「アルコール健康法」という訳本も最近読んだが、内容は30年来の遠藤先生の主張せられている所とよく似ている。
     アルコールを飲めば飲むほど、微量栄養素等を大量に、厚生省基準の数倍は必要になるということ。
     大量の微量栄養素(ビタミン等)を摂るには、青汁を作って飲む以外には一寸方法がない。
     薬ではビタミンだけ、未知の大事な成分や、山吹隆寛先生の云われた「生命を保つためには、生命のあるもの又は生命のあったものの全体を。」とは遠くかけ離れている。
     そこで、カヤやヨシが生えている一反余りの田圃の一部を開墾して、無農薬の野菜を造り、ケールも作って飲み始めた次第。
     先日、糖尿病週間に、倉敷キリスト会館で「成人病予防の食生活展」を開催した際、ケールの苗2百本程をお配りしたのも拙宅作のもの。水島鉄道、西富井駅近くのバイパス添い故、連絡してみて下さい(TEL65−4327)。
     あれば差上げます。(栄養士)


14. めっきり強くなった

    橋本市 K.S. 

     夫婦と子供3人(5才、4才、3才)の5人家族。
     「わたしの健康」で青汁のことを知り、のみ始めましたところ、家族全員たいへん調子よく、今まで、こども達はよくカゼをひいたり、熱を出していましたが、ちか頃はめっきり強くなりました。
     今後、ますます勉強して、末ながく家族健康のためにつづけたいと思います。
     ケールの種をおくって下さい。


15. 健康保持にかかせない

    清瀬市 I.O. 

     「青汁と健康」を読みまして、さっそく始めました。
     ながいこと内臓をわずらっていましたが、健康を保持していくため、かかせないことが、大変よくわかりました。
     畠がありませんので、パセリをしぼって飲んでおりましたが、さいきん畠をかりることができましたので、ケールをつくりたいと思います。


16. 質問箱:ネフローゼで水分をとめられています

    岐阜県 I. 


     ネフローゼで水分をとめられていますが、青汁はどうでしょうか?


     ネフローゼでは、塩分は厳重に制限しなければなりませんが、水分、ことに利尿作用のある青汁は、少しも差支ない筈です。
     それでも心配ならば、分量を尿量の範囲にすればよいでしょう。


 コラム紹介

    自己に死することこれが道徳の絶頂である

     内村鑑三



    善を積みて事未だ満たざれば
    仙薬を服すと雖も亦無益なり。
    若し仙薬を服さざるも、
    並に好事を行はば、
    未だ便ち仙を得ずと雖も、
    亦卒に死するの禍無かるべし
    抱朴子



    生命をのばす二つの静心と愛妻
    英俚



    保生説
    生を禀るに厚薄ありて寿夭従ふ。
    然れども、厚者いまだ必ずしも寿ならず。
    薄者いまだ必ずしも夭ならざるは何ぞや。
    厚者は厚を恃みて縦恣自ら傷る。
    薄者は慎畏養を調ふ。
    これ其の不同なる所以なり。
    凡そ物は養を得るときは長ぜざるはなくして、
    厚薄寿夭はこれを天に受く。
    猶ほ物に大小脩短あって、得て移すべからざるが如し。
    然らば、即ち、調養の得る所も、其これを天に受くる者を傷らざるなり。
    天を超へて加ふることあるにあらず。
    生はこれを天に受けいかんともすべからず。
    唯之を傷らざる者は天年を保つことを得。
     永富独嘯庵








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