健康と青汁タイトル小 <1976年8月15日発行 第240号>
 目次




1. 青汁33年
  ナッパ・青汁といい出して33年
  まったく、阿呆の一つおぼえもいいところ

     医学博士 遠藤 仁郎 

    緑葉食・青汁
     はじめ、緑葉食・青汁といった。ともかく、ナッパをうんと食べよう(緑葉食)。それも、なるべく生で。食べにくければすりつぶして汁にして飲もう(青汁)、というのだ。目的は栄養のバランスをとるため。当時(戦時中から戦後にかけて)の邦食は、熱量・蛋白質も十分ではなかったが、ミネラル・ビタミンの不足はいっそう甚だしかった。ナッパには、すべての栄養素がそろっている(すぐれた蛋白質もある)うえ、ほかの食品に欠乏するか不足しているミネラル・ビタミンにもとんでいるので、これさえ十分にとれば、簡単に、かつ容易に完全食にすることができる、とかんがえられるからだ。こうして、バランスがよくとれた完全食にすれば、代謝が完全におこなわれ、血がきれいになり、からだ中の、すべての細胞・組織・臓器のはたらきが正しくなり、さかんになるから、健康状態はよくなり、体力・抵抗力は旺盛。病気にはかかりにくく、治りはよくなる。また、栄養素の利用がよくなり、熱量・蛋白質を節約する効果があるので、当時の食糧不足の対策としての意味もあった。量は、厚生省発表の全国平均食から割り出すと、良質ナッパ(ビタミンにとみ利用しやすいカルシウムにとむ)400〜500グラム。青汁にして約2合だが、多ければ多いほどよい(病気のばあいはなおさら)。材料には、緑色が濃くて、ホウレンソウ・フダンソウ以外の野菜であれば、なんでもよい。条件さえそろえば野生草木の葉も利用できる。しかし、質がよく、年中あり、しかも収量の大きいという利点があるケールを主体にして来た。なお、当時はまだ農薬乱用以前のことであったから、下肥をつかってない清浄栽培物であればよかった。

    殺人食時代
     そのうち、工業の発展とともに、環境はしだいに汚染されて来た。栽培法も変って来て、浅耕、化学肥料依存農法となり、強力な農薬が乱用され土壌は荒廃して来た。ために、農作物の質が落ち(ミネラル・ビタミンが乏しくなっただけか、蛋白質も劣質化した)、あまつさえ、有害有毒にさえなった。蓄・水産物また同様。さらに、食品加工がさかんになるにつれ、添加物汚染の危険が加わり、既成食品・貯蔵食品・インスタントものの氾濫とともに、安心して食べられるものは殆んどなくなってしまった(殺人食時代)。

    イモ・マメ・ナッパ・青汁食
     そこで、食品については、ただ栄養の点(完全性)だけでなく、同時に、安全性についても吟味しなければならなくなり、緑葉食・青汁から、イモ・マメ・ナッパ・青汁食ということになった。すなわち、主食には、栄養的(完全性)にも安全性からも問題のある米・麦よりは、ずっと無難なイモ(雑穀、豆)を、蛋白食には、同様問題の少なくない肉・魚よりは、大豆ものを主体にしよう。そして、安全良質のナッパをうんとそえ、なるべく多くを生で食べ、青汁にしても飲もう、というわけだ。たとえば、イモ600、大豆100〜150、ナッパ1000グラムにすれば、栄養素は完全にそろい、ミネラル・ビタミンには十分余裕のある食となる。そして、これは、すべての食品が安全良質であってほしいが、それの、にわかには望みがたい現時点で可能な、もっとも安全かつ完全な食とかんがえられるからだ(食の合理化・自然化)。また、必ずしも供給の容易でないナッパの量も少なくてすむ。厚生省発表の全国平均食の米・麦をイモに、肉類を大豆にかえてみると、ナッパ200〜250グラム、青汁にして約1合で、うすくバランスがとれる。

    もっと多い方がよい
     ところが、経験を重ねているうちに、青汁はもっと多い方がよい――緑葉食・青汁はもとより、ナッパの少なくてすむイモ・マメ・ナッパ・青汁食でも――2合、3合といわず(それでは効果がなく)、4合、5合、6合(もとの材料ケール1〜1.5キロ)以上もの大量にして、はじめて、しかも奇蹟ともいいたいほどの効果が、時に、あるということがわかってきた。

    何によるのか
     この事実は、これまでの常識。栄養のバランスということだけでは説明がつかない。どうしても、何か、極めて微量にしかないが、健康上なくてはならないものが、ナッパの中にあるため、としかかんがえられない。それは、あるいは、さいきん注目されている痕跡ミネラルかも知れない。が、おそらく、ほかにもまだ十分科学されていないもの、たとえば、酵素系に強力な作用をもつといわれているフラボン体といったものなど、未知成分があるに相違あるまい。

    生活の自然化
     それはともかく、環境はよごれ、大気にも、水にも、大地にも、食物にも、公害いっぱい。運動・鍛錬は不足。人間性喪失、ストレスいっぱいのいらだちたった毎日。そして、はなはだしく欧米化し、栄養的にはひどく不完全な、肉・脂肪・糖・精製穀にかたより、高度に加工され、繊維に乏しくなった贅美食の飽食。タバコ・酒・菓子・コーヒー。また、医薬品その他薬品放射線の乱用。という、あまりにも不自然不合理な日常生活。これでは、いきていられるのが、病気しないのが、不思議とさえ感じられ、じじつまた、成人病はじめ、各種の難病・奇病がふえつづけている現在、もっとも必要なことは、このあやまった日常生活の建直し(自然化・合理化)であり、その手はじめは、まず、こうした素朴な自然食からではないだろうか。また、こういう不良の環境の影響をもっともうけやすい幼児の健康をまもるためには、なるべく早くから――妊娠中(理想的には両親の日常から)、あるいは乳幼児期、おそくとも幼稚園〜小学校時代から、こうした自然食になじみ、せめて青汁だけでも飲む習慣をつけてやるべきだろう。なお、緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食とはいっても、決して、それ以外には何も食べてはならぬ、という窮屈なことを主張しているのではない。要は、できるだけ安全な完全食にしよう、というのであり、これに徹して、ナッパ・青汁に十分の余裕があれば、安全性と分量に気をつければ、何(肉・魚・卵・米飯・パン・菓子・酒などにしても)を食べても差支ないわけだから、食事は、むしろ、反対にずっと自由になる(融通無礙食)。

    安全食品の供給
     残る問題は安全食品の十分な供給だが、農産物は自然農法――深耕し、堆肥・鶏糞・油粕・魚粉・石灰・木灰などによる健康農法により、この健康作物を飼料とする蓄・水産法にすれば、決して困難でも不可能でもない。もっとも、根本的には、行政なり企業なりの姿勢が健康優先に切りかえられなければならないことはいうまでもない。(51・1)(遠藤)



2. 青汁食養生に精出すには(4) 生活と食事に実効的な配慮を

     友成 左近 

     青汁食養生は、幸い縁あって始めても、それ相当期間続けていても、なにか余計なカネやテマがかかるように思って、不行届なままに足ふみしている場合が少なくないようです。が、前3稿でみたように、ものは思いようです。まず広く生活と家計全般にわたって、そこでカンジンカナメなことはなにかと、よく考えて実効的に配慮すれば、「イノチあってのモノダネ」と、かけがえのない生命を大切にして健康の保持増進に最大の関心をよせ、「食は命なり」と、食事と食費に最大の配慮を払うようになります。そしてこの食事と食費について、そこで肝要なことはなにかと、よく考えて実効的に配慮すれば、「生命の源泉は緑葉」といわれているように、健康の最も重要な土台である完全栄養をはかるのに必要不可欠で、しかも至って重宝である良質青野菜を、それも必ず安全なものを十二分に食べることに最大の配慮を払うようになります。そこで、この良質青野菜の十二分な食べ方として、実情最も実効的なのが青汁であれば、そこをみずから体験して的確に理解すれば、自分の習慣や好みや世間の風習や流行などは一応タナあげして、必要なだけは十分、それ相当にカネもテマもかけて飲まねばと思うようになります。

    安全な良質青野菜は市販では入手至難
     ところで、それ相当に金もテマもかけて、というのは、良質青野菜、それも農薬その他に汚染していない安全なものが、ふつう市販では(また自由にとれる野草や木の葉でも)入手至難であるからです。ために、少量ながらも市販されているものも、その安全性が確認できない限り安易に使ってはならず、必要なだけ十分確保するには、それ相当のカネやテマをかけて委託栽培か自家栽培をしなければなりません。それができないときは、遠藤青汁友の会が(ごく限られた地域ながら)製造分配している青汁か、あるいは乾燥青汁を利用することはできますが、これには、材料確保や青汁作りのテマは省けるが、より多くのカネがかかります。

    食事全般にわたって実効的な配慮が必要
     そこで(といって、ただそれだけではなく)大切なことは、青汁をそう沢山飲まなくても完全栄養がはかれるように、食事全般にわたって改めることです。毎日の食事に、成分がよりよくそろっているもの(熱量食品としては未精白の米麦や雑穀や雑豆や芋、蛋白食品としては全体食の小魚や卵や牛乳や大豆など)を取り合わせると共に、成分が著しく偏っているもの(精白した米麦や筋肉部だけの肉魚や砂糖など)は極力ひかえること、そして、つとめて薄味にして、すべてよくかんで食べることです。こうすれば、成分がよりよくそろっているものには比較的安価なものが多く、そのうえ比較的少量でこと足り、また実情、食欲が本当にみたされて、ほどよく少食にもなってくるので、胃腸その他の負担が軽くなって健康の保持増進に、また食費の軽減にも好都合になります。また、青汁を必要量、あるいはそれ以上に飲んでいるうえに、なおこうすれば、よりいっそう本当に完全な栄養になって、これまで味わったことがないほどシンから丈夫になり、あるいは現在の医療では治癒至難といわれている病気でも、多少とも軽快し治ってもくるようになります。もうひとつ、もしこうしないと、ときについ食べすぎて、胃腸に余計な負担をかけ、また肥満体にもなって、(たとえ青汁を必要量以上にと沢山飲んでいても)健康に差し障るようになるおそれがあります。(なお、とくに食欲旺盛な人は、こう改めても、やはり同様に、少しひかえめに食べることが大切です)ところで、こうした食品も青野菜と同様に、ふつう市販品は、殆んどすべて程度の差こそあれ、原材料からして危険な農薬その他に汚染しており、加工・既製食品になると、そのうえ危険な薬品まで添加されています。が、そこを知らずか知っていてもか、そう深くは吟味選択せずに毎日使っている場合が少なくないのが実情です。そしてこれが、不完全な栄養と相乗的に作用して、病気にかかりやすく、かかって治療しても本当には治りきれない主要原因になっています。

    青汁食養生の第2要件
     そこで青汁食養生では、安全な良質青野菜につぐ主要食品には、成分がよりよくそろっていると共に実情最も安全なものとして、大豆と芋あるいはこれに準ずるものを取り合わせ、それも、つとめて原材料を手に入れて家庭で安全に実効的に調理することにしているのであって、これが青汁食養生の第2要件です。「イモ・マメ・ナッパ」というのは、ここから生まれた合言葉です。が、念のため、第1要件について、まえにもふれたように、良質青野菜を生のまま、あるいは煮たきして沢山食べているからといって、青汁は決して減らさないように心がけるのと同様に、第2要件に心がけているからといって、第1要件は決しておろそかにしないように、とくと心がけることが大切です。実情、第1要件に必要なカネやテマにかまけて、とかくつい本来・軽重をあやまることがあるからです。

    実情確かにそれ相当のカネやテマはかかるが
     ところで、これまでみてきたように青汁食養生には、第1要件にも第2要件にも、当節確かにそれ相当のカネやテマがかかるのが実情です。といって、これが自分の習慣や好みにあい、世間の風習や流行にもかなっておれば、人の心の常として、このカネもテマもそうおしまず、あれこれと工夫もし努力もします。が、青汁食養生はそうしたものとは少々かけはなれ、とりわけ最大要件である青汁は、長年飲み続け飲み慣れて、その効果をシカと体験し、この意義もよく理解していても、ギリにもそうおいしいものではないので、このカネやテマがとかく余計な負担に思われるわけです。けれども、これまでみてきたように広く生活と家計全般にわたり、また狭く食事と食費について、そこで本当に肝要なことはなにかと、一本シカと筋を通して実効的に配慮すれば、そうした思いにつきまとわれながらも、どうにか対処して精出していけるのではないでしょうか。(おわり)



3. スペイン風来るか

     医学博士 遠藤 仁郎 

     ことしはスペイン風がはやるかも知れないというので、アメリカでは、フォード大統領が、予防対策について、緊急指令を出した。と報道されている。この前(大正7〜8年)の流行は、まったくひどいものだった。世界中では千万人もの人が死んだといい、日本だけでも、それは夥しい数に上った。医者という医者は、殆んど不眠不休だったし、どこの斎場もいっぱいで、さばききれぬ有様だった。

     大正6年、田舎の中学を出た私は、その秋、三高(京都)に入学。翌7年の2月初め、まだ流行のやかましくないころ、いわばハシリの流感にかかったらしい。多少風邪気味だったのをおして、田舎出の私には、とても珍らしかったオペレッタを見に行った、その夜から発病。1週ばかり39〜40度の高熱がつづき、肺炎といわれた。そのあとも熱がとれないので、大学病院に入院。チフスを疑われて、いろいろ検査をうけ、心臓に故障があるといわれたりもした。3月末ようやく退院。休学し、郷里で静養。9月(当時の高校は9月から始っていた)から学校にもどった。
     流感が大流行しだしたのはその秋。カゼによわい私だのに、春の肺炎で免疫されていたとみえ、こんどはビクともしない。猖獗をきわめた11月の臨時休校には、えたりとばかり、級友のK君(鳥取出身)をたよりに山陰をあるきまわった。郷里で静養中に見舞ってくれたS君(中学の級友。首席で卒業し六高に無試験入学していた)、中学時代ずっと親しくしており長崎高商に入学していたH君は、ともに、この秋にやられ、あとで結核になり、ながい療養の甲斐もなく、とうとう死んでしまった。
     こういう流行では、後になるほど(人を通過するほど)バイ菌の力がつよくなるそうだから、ひよわかった私が、同じ流感にかかり無事だったのは、流行のショッ初めにかかったのが幸いしたのだろう。ともあれ、もし、あの通りの大流行がやって来たら、それは大変なことだ。もっとも、あのときも、流感だけで死んだのではなく、多くは肺炎が合併したからであった。さいわい今は肺炎によい薬ができているから、おそらくあれほどの大惨事になることは、まずあるまい。それは、今から流行が予想されていれば、ワクチンも十分間にあおう。
     ただし、このワクチン、はたして所期の効果を上げてくれるかどうか。少なくとも、昨年の秋から冬にかけての流感には、準備されていたワクチンは、まるで役に立たなかった。スペイン風にしても、ビールスはわかっているが(ブタ型インフルエンザとされている)こんど来るビールスが全くそれと同じかどうか。変幻極まりない代物だけに、まことに覚束ない。
     また、かりに、ぴたり型が一致したワクチンが得られたとしても、接種による効果が出るまでには相当の時日がかかるうえ、その有効期間も限られている(精々2〜3〜数ヶ月)から、そうそうたよりきるわけにもゆくまい。となると、その場になってあわてないよう、今から、正しい食養(緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食といった完全食)、適度の運動・鍛錬など、日常生活の合理化・自然化につとめ、一般の体力・抵抗力をたかめ、どんな感染にもつよいからだになっておくことがなによりということになろう。(51・4)(遠藤)



4. きつい胃病と頑固な便秘

    神奈川県 Y.Y. 

     単身赴任していました夫は、昨秋、3ヶ年ぶりに帰ってまいりましたが、疲れが出たのでしょうか、今年1月に胃が痛みだしました。たまたま、庭の一隅に、栄養野菜ということで、ケールを植えていましたので、「ご本」によって青汁をつくり、のみはじめました。勿論、少しばかりのケールで足りる筈もなく、横浜のスタンドで、3日分をまとめて買って、つづけています。
     冷汗が出るくらいの痛みも、1ヶ月ほどでおさまり、それを機会に、かなりの量のウイスキーの晩酌も、タバコもやめました。顔色もよくなりました。ストの日でも、出社命令の出る管理職ですので、休んだ日はなかったのですが、一時は、本人も私も、重大な病気にかかっているのではないかと、それは心配でございました。おつきあいで、私も、青汁をのんだり、粉末を用いたりしていますが、生れつきと思っていました便秘がなおったのには、青汁の効用の偉大さと、ありがたく思っています。



5. 青汁と豆乳で

    福岡県 M.N. 

     主人と子供がからだが弱いため、ながいこと、食事に苦労してまいりましたが、今年の夏は、青汁と豆乳で、一度もバテずにすみました。毎朝の青汁と豆乳しぼりは大変ですが、家中の元気な顔を見ておりますと、やり甲斐があります。先生の本を読ませていただいたお蔭と心から感謝しております。



6. 大きくなるひまもない

    香川県 H.T. 

     7月から、朝夕1合づつ2人の子供にのませておりますが、この夏は、2人とも昼寝もしないほど元気に過すことができました。入会の折いただきましたケールの種が、9月のはじめより、やわらかい葉を毎日とることができ、大きくなるひまもないほどです。甘藷の葉やスベリヒユ、ムクゲの葉、みんなとりつくして丸坊主です。



7. 結腸ガン予防に低脂肪食を

     【セントオーガスチン(米フロリダ州)25日UPI、AP=共同】
     結腸ガンになりたくなかったら、心臓病予防食と同じような低脂肪食をとるべきだ―米保健財団会長でガン学者のエルンスト・ウィンダー博士は25日、米ガン学会の科学記者セミナーでこう警告した。結腸ガンは米国に多く、年間4,8000人が死亡している。ウィンダー博士によると、日本人には結腸ガンが少なかったが、生活が西欧化され肉食が多くなるにつれて結腸ガンが増えたという。しかし一方で日本人には胃ガンが多い。これは炭水化物のとりすぎで脂肪が少なすぎるからだ。そこで胃ガンにも結腸ガンにもかからないためには、日本人と米国人の中間ぐらいの低脂肪食をとるべきだ、というのである。(49・3・27 サンケイ)



8. ハンノキ

     湿地をこのむ木で、湿りのある林野に自生したり、水田のふちに植えられ、稲架にされている。また、禿山の砂防用に植林されるのもある(ヤマハンノキ)。北欧神話では、この木から美女が生れたことになっているし、この枝に魔王がすんでいて、子供たちをかどわかすという。球状の果実――サルノカンザシと私どもはよんでいたが――は、むかしから染料にされた。万葉集七に、住吉の遠里の小野のまはりもちすれる衣のさかりすぎぬる しらすげの真野のはり原心よも思はぬ君が衣にすりつつ 葉の利用については記載がないようだし、いくぶん渋味があるが、少量ならば食べても差支ないし、青汁の材料のたしにはなろう。



9. 恵まれたからだ

    四日市々 N.I. 

     そらおそろしい食品公害の時代に、おかげをもちまして、ひと様には信じられない程の恵まれた体にしていたゞきましたこと、いくらお礼を申し上げても足りないほどでございます。



10. 質問箱

    大阪府 G. 


     ムチウチの後遺症になやんでいます。青汁はどうでしょうか。


     ともかく熱心に青汁をのむこと。少なくとも1日3合以上。便秘があるようなら、それがよくなるまでふやす。白米飯、酒、菓子、味つけの砂糖をへらし、タバコはやめること。



11. コラム紹介

     商業主義がはびこると国は亡びる

     己れを知るを物を知れる人といふべし       徒然草

     己れを知る者は賢者なり             チョーサー

     健全なる人は己が健康を知らず病者独りこれを知る カーライル

     凡そ人は己が欠点を堅固に守るを要す       セネカ








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