<1976年4月15日発行 第236号> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目次 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1. 心筋梗塞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
心臓をやしなっている冠状動脈が凝血(血栓)で閉塞され、血行が杜絶しておこる。閉塞の場所、程度によって症状はまちまちだが、ひどいのは、たちまちにも生命をとられてしまう。欧米先進国では、いぜんから多かったが、近年はとくにふえ、中・高令層の死因の一位を占め、しだいに低年令層にもおよんで来ている。そして、おびただしい研究費がつぎこまれながら、原因にも、予防法にも、適確なものは、まだ、つかめていない。わが国では、私どもが大学を出たころ(50年まえだが)には、無い病気だ、といわれていた。また、最近まで、文明国の中では、もっとも少ない国とされていた。それが、戦後、生活様式の欧米化とともにふえはじめ、今では、どこにでもみられるようになった。そして、成人病検診が盛んになるにつれて、冠不全(冠状動脈の血行が完全でない)と診断をされ、今にも心筋梗塞にやられるのではないかと、ビクビクしている人も少なくない。 原因はなにか 冠状動脈に血栓ができるのは、冠状動脈が変化していること(動脈硬化)と、血液自体が凝固しやすくなっている(凝血亢進状態、いわば血のねばり)のためとであり、これらの変化のもっとも有力な原因として、血液脂肪の増加(高脂血症)があげられている。つまり、血液のコレステロールかトリグリセライド(中性脂肪)、またはそれらのともに増加しているものに、血栓ができやすく、心筋梗塞にかかる危険が大きい、といわれている。しかし、高脂血症があっても、かならず心筋梗塞がおこるわけではないし、血液脂肪を低めることで発病が防がれたり、減らすことができるともきまってはいない。また、反対に、血液脂肪はふつうでも、発病することが決して少なくはない。 血液脂肪をへらす が、ともかく血液コレステロールや中性脂肪をへらすことがすすめられている。すなわち、食事中の脂肪の総量をへらすこと。コレステロールを増す飽和脂肪(牛・豚・羊脂・乳脂・ヤシ脂など)をへらし、コレステロールを増さないか減らす作用のある不飽和脂肪(液状の植物油)にかえること。中性脂肪を増す砂糖や蜂蜜、精製穀(白米飯・白パン・白メン類)の過食をさけること。あるいは、コレステロールや中性脂肪をへらす薬をのむ。 それだけではない 脂肪ことに飽和脂肪や、糖分のとり方をへらすことやコレステロールや中性脂肪降下剤で、血液脂肪はたしかにへり、心筋梗塞の発病が防がれ、あるいはおくらすともいわれてはいるが、必ずしもそうではない。すなわち、血液脂肪の増加だけが心筋梗塞の唯一の原因ではないわけだ。 また、血液脂肪の増加にしても、ただ脂肪や糖分のとりすぎのためだけではなく、それらの代謝に異常があるからにきまっている。それは、心筋梗塞が、高血圧や糖尿病・肥満症など(いずれも合併することが多いもの)とともに、生活様式の欧米化――肉・卵・脂・糖・精製穀食にかたよった、栄養的には甚しく不完全な贅美食の飽食家、運動不足、ストレス過剰、タバコ・酒・薬の乱用傾向にある、したがって、いろいろの代謝の変調をまねき、悪血(血の濁り)を生じやすいものに多い、ことからも理解されよう。そして、心筋梗塞=冠状動脈の血栓の真因もまた、おそらくここにあるにそういない。なお、さいきんの環境汚染、有害有毒食品の氾濫もけっして無関係ではあるまい。 予防するには とすると、本症の予防には(治療にも)、ただ血液脂肪だけでなく、すべての代謝が完全におこなわれるよう注意すべきであり、食を中心とする日常諸般事の合理化がとくに必要なわけだ。
脂肪・糖質・蛋白質についてのバランスのみならず、ビタミン・ミネラル源として、つねに十分の良質ナッパを主体とする野菜・山菜・海藻・果物を配し、調理・調味、また嗜好品にも細心の注意をはらい、食全体としてバランスがよくとれていなければならない(完全食)。そして、なるべく自然の安全な食品のみをえらび、危険な産業廃棄物や添加物に汚染されていたり、そのおそれのあるもの、とくに加工食品・貯蔵食品はつとめてさけること(安全化)。すなわち、食の自然化が肝要。
白米飯・白パン・白メンなど、精製食品はなるべくさけ、米なれば玄米。パンは黒パン、全穀パン。むしろ、雑穀(ソバ・トウモロコシ)、雑豆。さらによいのはイモ類。これらは、いずれもミネラル・ビタミンにとむこと、また繊維にとみ腸管内ビタミン合成に有利。また過食を防ぎ、通便をよくし、吸収を妨げ、したがって肥満・高血圧を防ぎ、血液コレステロールの低下作用もある。せめてこれらを混食し、なるべく少量(粗食少食)。 蛋白食品 陸棲動物(牛・豚・羊など)の肉、ことに肥肉はさけ、精々やせ肉の少量。鶏肉はまだよいらしい。むしろ魚介類。これまでわが国に少なかったのは、主に魚介類をとっていたからだといわれている。(かなりコレステロールの多いものもあるのだが)
鶏卵ことに卵黄、魚卵など、いずれもコレステロールが多い。 乳類 乳脂(クリーム)、バター、チーズなど、コレステロールが多い。脱脂乳やその製品がすすめられている。 なお、家畜では(養鶏・養魚でも)、飼料の汚染、配合薬剤(肥肉剤ことにホルモン剤)。加工品にはさらに各種の添加物などに注意。この点、大豆やナッツ類など植物蛋白の利用が有利。これらの脂肪は、コレステロールを増さないばかりか、むしろ低下作用があり、心筋梗塞の蛋白源としてもっとも適している。もっとも、消化・吸収が劣っている点は考慮しなければならない。また、加工品ことに豆腐は、材料として抽油後の大豆粉がつかわれていること、凝固剤や添加物など、安全性にいささか疑問がないではない。 野菜類 野菜・山菜・海藻・果物類、ことに良質ナッパを十分にそえること。それは、そうすることによって減食しやすいこと、ビタミン・ミネラルにとんでおり(とくに良質ナッパ)、栄養のバランスがとれやすいので、すべての代謝がうまくおこなわれ、悪血(血の濁り)を去り、すべての細胞、組織、臓器の機能が円滑になると考えられるからだ。なお、これらに多いビタミンC、繊維、ペクチン、あるいはメシイン(十字科やネギ類にある)などには、いずれもコレステロール低下作用がある。また、キノコ、コンニャク、海草類にも同効がいわれている。 調理 なるべく簡単に。自然のままか、自然にちかいかたちで(生食)。調理に手がこむだけ、栄養分ことにミネラルやビタミン、繊維などが失われる。
調味はうすく。 食塩 高血圧を原因。 糖分 血液脂肪を増し、肥満・高血圧を原因。 脂肪 動物脂肪、ことにバター(マーガリンも)、牛・豚脂をさけ、なるべく植物油(但しヤシ油をのぞく)にする。 合理的食 そこで、心筋梗塞の予防にたいしても、治療にたいしても、徹底した緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食が適当とかんがえられる。また、せめて青汁だけでも、少なくとも一日3合以上(多いほどよい)は飲むべきである。なお、食量は全体としてなるべく控えめ、必要最小限にとどめ(少食)、食事回数は少ないよりは、むしろ少量づつ頻回にする方がよいらしい。つまり、古人のいう「少餐相接続すべし」(陶弘景)。 嗜好品
もっとも無難。農薬などの汚染のないものは皮ごと。但し、糖分のつよい乾果物には注意。 菓子 つとめてさける。血液脂肪を増し、肥満・高血圧・悪血を原因する。添加物の害。 コーヒー コレステロールを増すこともあるので、なるべくさけ、一日1〜2杯はともかく、5杯以上、しかもうんと砂糖を入れてのむのは問題。茶には、そういうことはないという。但し紅茶は砂糖ぬき。 酒 実験データは一定していないが、毎日2合以上を、長期にわたってのんでいると、動脈硬化を促進することがないとはいえないという。アメリカのある病院で調べたところによると、酒と心筋梗塞との関係ははっきりしなかったそうだが。酒の種類、のみ方、また体質にもよることなので、一概にいえないだろう。飲まぬにこしたことはない。禁酒しないまでも、せめて節酒。 タバコ 厳に禁止すべきもの。血液脂肪を増し、動脈硬化をすすめる。ニコチンのためもあろうが、一酸化炭素その他にもよるらしい。狭心症の最良の治療法は何かの問題について、5ヶ国から集った心臓専門家の間で一致をみた意見は、「禁煙と体重減少につとめるよう忠告する」ということであった(Medical Tribuue,1972.11.2)。 運動 つとめて運動すること。心筋梗塞は、血圧の高いもの、肥満しているものに多いので、減食し運動して理想体重(身長センチ−100〜110キロ)を保つこと。血液コレステロールがへり、その他、すべての代謝も順調となり、悪血(血の濁り)がのぞかれる。脂肪にとんだ食事をしていても、肉体労働をしっかりやっていれば、動脈硬化の危険はかなり防がれるらしい。 精神的の安定 精神的ストレスがすぎ、神経の興奮、緊張がすぎても血が濁り、動脈硬化を原因する。てきぎのリラックスが肝要。 なるべく早くから 動脈硬化の徴候が出はじめるのは、だいたい5才から15才の間だという。完成した動脈硬化は、もうどうにもならないが、こうした初期の変化は、もちろん治しうる。だから、動脈硬化を防ぐためには、若い時から、なるべくは子供の頃からの注意が肝要。それどころか、乳児の時からはじめなければならぬ、とさえ警告されている。GNP世界第2といい気になって、アメリカの真似をしているわが国でも(さいきんの景気のおちこみで、いくぶんひきしまって来たかにはみえるが)、このままだと、おそらく、遠からず、同じ轍をふむことだろう。少なくとも、この節の子供のように、脂こい肉類、チーズ、バター、チョコレートやケーキばかり好んで食べ、肥満児の多くなっているのは、たしかに考えものだ。(50・5) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2. 訪台記(4) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前回参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
利生医院 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3. 台湾あれこれ(1) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
田舎の家 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
次回参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4. 台湾に青汁を | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
長崎県 N.S.
「人は“食”の方法によって決する」とのマルクスの言葉は哲理ありと信じます。先生の長期に亘る「完全食」のご研究と、その実践を通じてのご指導に全く貴重なり、と敬慕しているのであります。この貴重な理論と実際を国政に反映させ、国民の心身の健康増進に供すべきであると、常に痛感しているのであります。 (50・11・5)
コンフリーについてのご注意 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5. 青汁食養生に精出すには―真摯な心と安易な心について | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
友成 左近
お互い縁あって、遠藤先生に師事して青汁食養生に精出していますが、始めて間もない人でも長年続けている人でも、それは並大抵の努力ではありません。というのはひとつには、その意義や方法をマトモに理解して、その通りに実行しようという真摯な心は確かにあるのですが、それでいて、とかく安易に自分の常識や習慣や好みや世間の風習や流行に引き流され、そこに間違いがあることが分かっていても、なお安逸もし執着もする心が根強いからです。そこでお互い、幸い青汁食養生に心がけたので、それにこれは、どんな病気の治療にも予防にも健康のよりいっそうの増進にも、最も有効適切な決め手であるので、できる限り真摯な心を守り立てて、安易な心に引き流されないようにしたく、そして自分の常識や習慣や好みも改善したいものですが、それには、しごく平凡なことながら、こう努力してはどうでしょうか。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6. 若返りホルモンは危険ですョ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ガンになる率は通常の5〜14倍 (50・12・11 山陽)
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7. 海洋資源の消費 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本人は魚をよく食べる。それも、世界中の漁獲高の1/6というのだから、大変なことだ。しかし、沿岸の漁獲はドンドン減って来ているし、北洋漁業も捕鯨も年々きびしく制限されて来た。やがて、今やかましく論議されている領海200海里が実施されるだろうから、ますます窮屈になることは必至だ。オキアミ、深海魚と、利用範囲はしだいに拡げられてはいるが、これらとて無限ではない。これら海洋資源の消費の合理化についても真剣にとり組まなければなるまい。(50・6) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8. 風疹には罹っておけ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
風疹(三日ハシカ)が大流行とか。この絶好のチャンスをのがさず、若い女性は、年頃の娘も幼い子供もみな、わざわざ見舞に行ってでも罹っておくべきだ。但し青汁を飲むことは忘れずに。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9. 癌リスク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
全国から選んだ29保健所管内の40歳以上の成人265,118人(国勢調査人口の91〜99%)について、1965年10月から1973年末までの満8年間の追跡観察成績によると、
8年間の死亡者は
死因別にみると、
悪性新生物5,560人(男3,281人、女2,279人)、 心臓疾患 2,926人(男1,675人、女1,251人) 悪性新生物の部位別分布は、
全悪性新生物についてみると、もっとも著しくリスクを高めているのは、紙巻タバコの毎日喫煙であって、非喫煙者とくらべ、リスクを62%も高めている。 もっとも低いリスクは、牛乳1日360ml飲用群にみられている。 紙巻タバコ毎日喫煙(7.04倍)、 毎日飲酒(3.53倍)、 熱い日本茶頻回飲用(2.85倍)、 下咽頭の悪性新生物については、 紙巻タバコ毎日喫煙(2.81倍)、 食道の悪性新生物については、 紙巻タバコ毎日喫煙(2.57倍)、 毎日飲酒(1.82倍)、 熱い日本茶頻回飲用(1.67倍)、 胃の悪性新生物については、 紙巻タバコ毎日喫煙(1.51倍)、 熱い日本茶頻回飲用(1.21倍)、 魚毎日摂取(1.21倍) がそれぞれ有意にリスクを高めている。 なお、食道の悪性新生物の場合は、 緑黄色野菜毎日摂取(0.57)、 胃の悪性新生物の場合は、 牛乳一日360ml摂取(0.68) がそれぞれ、リスクを有意に低めていることが注目される。 (国立がんセンター平山雄中外医薬 昭50・12月号より)
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10. 体質だといわれても | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「体質だからしようがない」とよくいう。また、そう思いこんで、あきらめてしまっていることも、少なくない。しかしこの「体質」といわれるもの、ほんとうになおらないものばかりだろうか。体質ということ だいたい「体質」という言葉自体、はなはだあいまいで、いろいろの意味につかわれる。体質には、遺伝的のものと、胎内できまるもの。そして、生後の日常生活のあいだにでき上るものとがある。 変らない体質 遺伝的のもの。真に生れつきの性質。つまり、両親の精子、卵子でさだめられた性質。これは、もう、どうにもならない。また、受胎後、母胎内で生ずる性質。これも、おそらくどうにもなるまい(固定不変体質)。 変わる体質 しかし、生後の日常生活のあいだにうけるいろいろの影響――不良の環境(空気・水・土の汚染、騒音)、食のあやまり(不完全食、有害有毒食品)、運動の過不足、精神的ストレス過剰、タバコ・薬品(医薬品工業薬品その他)の乱用、などなど――不自然不合理な日常生活の諸悪条件によって生ずる性質。 これらの性質には、日常生活を合理化し自然化し、諸悪条件をのぞきあらためることで防ぐことも、なおすこともできるものが少なくないように感じられる(可変可動体質)。 もっとも、こういう性質は、厳格な意味では「体質」というべきものではないらしい。けれども、それを、うまく表現する適当な言葉がないので、ふつう、やはり「体質」といいならわしている。ために、真の体質(固定不変性の)と混線し、治る筈の性質も、真の(治らぬ)体質と混同されているようだ。 そこで、たとえ「体質だ」、といわれても、すぐさま、「もうどうにもならぬ」となげてしまわず、ともかく、食を中心とする日常生活の建直し、合理化・自然化に徹底してみることだ、と私は思う。事実、また、そうすることによって、思いかけぬ効果をみることもある。(50・3) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11. バランスをとるにはナッパ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バランスのとれた食事、調和のとれた食事とは、つまり栄養素が完全にそろっている(完全食)ということで、それが、健康を保つにも、病気の治りをよくするにも、きわめて大切であることはよく知られている。そのため、いろいろなことがいわれ、食べもののことはどうもむつかしくてと、多くの人の悩みのタネになっている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
12. WHOが出した乳癌の統計 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
WHOの最近の統計では、乳癌が35〜54才の婦人の主な死因となっている。これから推定すると、乳癌で死亡するものが1年に250,000人とみられる。西欧、北米では25人に一人の割で、この癌で死亡している。しかも20才以前に分娩した経験をもつ婦人のほうが、30才以後に初産を経験したものより乳癌にかかる率が低い。(医人薬人Vol.25 No.1 1976) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
13. 血のネバリと心筋梗塞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Lake及びDintenfass氏らによると、心電図に出る心筋梗塞の徴候は、血のネバリ(粘稠度)と関係がふかいようだ。(Lancet,No.29:1092,1975) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
14. 変化が来ないのが不思議 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
静岡県 K.K.
先日、私は、なにげなく書店で「青汁と健康」という本を読み、私たちも、自然食というものを見直さなければならないナ、と思いました。最近は、米にしろ野菜にしろ、すべて農薬を使用しまた、市販される食品(インスタント)も、すべて、化学調味料が使用されるうち、時代の進歩とともに、肉体もあまり使用しなくなった今日、人間の体に変化がおこって来ないのが不思議なくらいです。私も、医者から、若いのに動脈硬化をおこしている、といわれ、薬をのんでいるのですが、かんばしくありません。ケールの種子をいただけますればさいわいです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
15. 慢性腎炎に | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大阪府 K.W.
慢性腎炎の子供に、青汁を、この4月頃よりはじめはケール、ハコベなどで、一日に1合、9月ごろよりグリーンジュースの素を、1袋約一週間を加え、のませていますが、とても調子がよいようで、たいへんよろこんでいます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
16. からだがふるえるほど | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大阪市 Y.G.
これからは、また、泉佐野の方で、キャベツ外葉がボチボチ出る季節になります。今のところ、京菜、人参葉、セロリ、パセリ、レタスなどまぜ合わせて、少なくとも5合のんでいます。もう青汁なしでは、とても生きていることはできないくらいです。電車のまどからキャベツが見えると、からだがふるえるほど、たまらない気持になります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
17. 家族一同で愛飲 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
愛媛県 S.N.
昨年暮よりグリンジュースを、家族一同で愛飲しております。子供など、よくカゼをひいておりました。学校でもトップにカゼをひき、心配しておりました。それが、今ではとても元気になり、カゼかなと思っても、おし通してしまいます。おかげさまで、本人もからだに自信がついたようでございます。主人も、からだにニキビがよく出来ておりましたが、今では、すべすべした皮膚となり、胃腸のぐあいがとてもよい、と申しております。本当に、よい事づくしで、朝などジュース作るのがおそくなると、催促いたします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
18. 81才至極元気 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大分市 H.N.
本月8日をもって81才を迎え、至極健康です。昭和38年、高血圧のため困っておりましたが、知人より青汁の話をきき、種子をもらって今日まで続けています。現在、血圧は150〜80程度で、かかりつけの先生も驚いております。なお、ご推奨のイモ・マメ・ナッパ食を主食とし、みな私自分でつくり、農薬使用は絶対いたしません。おかげを以って大変元気です。老人会の世話をしておりますので、会員にすすめますが長続きせんようです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
19. 自然の味がわかる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
尾張旭市 K.N.
半年前から、玄米食とともに、家族4人、青汁をつづけております。風邪をひいても、他の方にくらべて軽くすんでおりますし、自然の味がわかるようになりました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
20. 大豆の栄養と煮方 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大豆は“畑の肉”といわれるほどの栄養を含んでいる。牛肉と百g中の成分を比較してみると、タンパク質1.7倍、脂肪3倍、ビタミンB1 8倍、ビタミンB2 2.5倍、カロリーが3倍もある。 (山陽新聞)
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21. 質問箱 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
岡山県 A.
問 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コラム紹介 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
美味とは物にあるのでなく、 ロック
味覚の喜びのために食事してはならない。 単に身体が活動し得るだけに食事すべきである。 ガーンディー
恣の一字を去りて忍の一字を守るべし、 慾を恣にすべからず、忍ぶべし、 養生の要はよく忍ぶにあり、 忍は身の宝なり 養生訓
大直は屈れるがごとく、 大巧は拙のごとく、 大弁は訥のごとし 老子
善く生を養ふ者は、 起居を謹しみ、飲食を節し、関節を導引し、 故を吐き新しきを納れ、 己むことを得ずして薬を用ふる時は、 其品の上性にして良以て久服するも害無かるべきものを撰べば 則ち五臓和平にして寿命長し 張杲
愛の光なき人生は無価値なり シルレル
塩と酢と辛き物、この三味を多く食ふべからず 養生訓
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