<1975年4月15日発行 第224号> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目次 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1. こうしたら癌も防げるのでないか(4) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前回参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
(つづく)
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次回参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2. フジ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
葉、食べられる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3. トウモロコシと胃癌 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トウモロコシを主食にしているアフリカのバンツー族には胃癌が少ない。 (Macdonald,JAMA 1974.5.13号より)
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4. 佃煮 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
もともとは江戸の佃で、あのあたりでとれた小魚や貝を、総州産の上物醤油と飴で煮しめたもので、野趣にとんだ風味が賞でられたのだが、今の佃煮は全くの名ばかり。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5. ヘーヒーバー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シヤトルの塩次みすじさんから、こういうしらせをいただいた。 ヘーヒーバー、乾草熱。 草や木の花粉にカブれておこるアレルギー性の病気、花粉症。 アメリカや欧州が本場で、日本にはもともとなかったか、ごく少なかったのだが、戦後、西欧流の食習慣になってから、しだいにふえ、今では、そう珍らしくもなくなった。 さて、酸性の人とか、アルカリ性の人というのは、血の中の酸とアルカリの関係からの区別で、酸性にかたよっていれば酸性のからだ、アルカリに傾いていればアルカリ性のからだ、といっている。 ふつうの健康者は中性で、ごく微弱アルカリ性といわれているので、酸性の人はいくらか異常といえないでもないわけだ。 また、酸性とかアルカリ性になるのは、特別の病的状態でないかぎり、主に食べものによるので、肉類(獣鳥魚介など)、卵、穀、豆、砂糖など(酸性食品)が多いと酸性となり、野菜、山菜、海草、果物、乳など(アルカリ性食品)が多いとアルカリ性になる。 つまり、酸性の人ということは、酸性食品のとり方が多くで、アルカリ性食品の少ない人、ということだが、そういう食では、熱量や蛋白質にはとんでいるが、それらが体内で利用されるのに必要なビタミンやミネラルが不足した不完全食になりがちだ。(これに反しアルカリ性の食品が多いと、ビタミンやミネラルが多く、完全食になりやすい)。 そして、そういう条件下では、自律神経の興奮性がたかまり、ものごとに感じやすく、カブれやすくなる。 したがって、ヘーヒーバーにもおかされやすいわけで、「酸性のものばかりがかかる」と塩次さんがいわれているのも、なるほどとうなづけるしだいだ、すなわち、ヘーヒーバーは花粉にカブれておこる病気にはちがいないが、ただ花粉だけが悪いのではなく、カブれやすいからだになっているのが原因だともいえる。 日本にもとなかったのも、そういう花粉がなかったからではなく(中にはさいきんはいって来たのもあるにはあるが)、もともと日本には菜食が主だったので、栄養は比較的完全にちかかった(アルカリ性にかたむいていた)ので、花粉にカブれるなどというおそれもなかった。 それが、さいきん、欧米流の肉食、その他酸性食に傾いて来たため、酸性質になり、栄養は不完全になって来たので、体質がかわって、もとは全然問題でなかった花粉にまでやられるようになったので、全くもって、つまらぬ真似をしてしまったものだと、つくづく思う。 対策としては、現在やられている、原因になる花粉を探し出して、これを避けることや、脱感作するということも無駄ではあるまい。 しかし、私は、むしろ、正しい食によって、からだの反応性を低めてゆけばよいのではないか。 つまり、緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食に徹底するか、せめて青汁だけでもウント飲むことで、比較的簡単に解決することが出来ると、私どもは確信している。 (49・3)
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6. 責半在己 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
こういう言葉があるかどうか、知らない。
だから、原因は病原体だ。 つまり全責任は病原体にあるように思われがちだ。 しかし、病原体が侵入しても、かならず発病するとは限らない。 インフルエンザを例にとろう。 インフルエンザの病原体はインフルエンザビールスだが、このビールスがはいって来ても100人が100人やられるわけではない。 ひどくやられる人もあれば、軽くすむ人もあり、まるでビクともせぬ人もある。 要は、その人のもっている抵抗力(防衛能)しだい。 さて、この抵抗力(防衛能)は、生れついた性質にもよろう。 が、主として(予防接種によるもの以外には)、日常生活の間、つまり、毎日の食べもの、運動、寒暑、日光、風雨、氷雪、あるいは外傷、虫刺など、もろもろの害邪にさらされ鍛えられて、つくり上げられるもの。 そこに間違や手ぬかりがあると、ひよわいからだになり、病原体に出くわすと、たちまちやられるといったことになる。 だから、このばあい、病気の責任の半分は明らかに自分にあるわけだ。 治療法にしても、病原体を直接攻撃することが原則になっており、有効な特効薬も数多くできている。 そこで、原因病原体をたたくことが出来さえすれば、病気は至極簡単に治る筈ではある。 けれども、この場合とて、体力・抵抗力が十分でなければ、必ずしもうまく行かないし、ともすれば、厄介な副作用のために悩まされることにもなりかねない。 また、すべての感染症にたいして特効する薬があるわけではないし、まるで薬のきかぬものや、効かなくなった病原体もある(耐性菌)。 そういう場合には、結局、体力・抵抗力をたかめ、自癒能をもりあがらす、つまり、自分で自分をまもる責任をはたすほかない。 この意味で、完全食、緑葉食・青汁。 せめて、青汁だけでもうんとのむことだ。 1日少なくとも2〜3合以上、多いほどよい。 青汁絶食はいっそう効果的。 実際、緑葉食に徹すると、めったにカゼをひくこともなく、傷が膿む(化膿菌感染)などということもなくなる。
アレルギー症とは、アレルゲン(アレルギーをおこす原因)に感作されて、異常に強い反応をしめす病気。 すなわち、この際の原因はアレルゲン。 だから、原因アレルゲンを探し出して、これをとり除くか、それにたいする反応性をよわめる(減感作法)というのが治療の原則になっている。 しかし、原因アレルゲンの発見は必ずしも容易ではない。 たとえ、見つかったとしても、それだけが原因とはかぎらず、他にもまだいくらあるのか、あるいは、新しいのが次々にあらわれるかもわからないので、この療法いささか覚束ない。 ところでこの場合も、アレルゲンにたいし誰れもが一様にやられるわけではない。 要はその人の反応性、感受性しだいで、感じやすい人ほどやられやすい。 さてこの感受性だが、これにも生れつきもあろうが、多くは不合理不自然な日常生活――不自然、不完全食、心労、運動の過不足、タバコや薬品類の乱用など――によってながい間に自律神経の異常をまねいた、つまり、自分でつくりあげたところが少なくない。 そこでこの治療にあたっても、原因アレルゲンの探求およびその処理だけでなく、いま一つからだの方の条件、たかまった反応性を低めればよいではないか。 そうすれば、どんなアレルゲンに出会ってもビクともしなくなるだろう。 生れついた性質は、いかんともしがたいだろうが、その後の日常のあいだに招いたものは、やり方しだいでは治る筈だ。 事実、食の合理化、自然化(安全化、完全化、緑葉食青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食)を中心とする日常生活の正常化によって、多くのアレルギー症が、よくなっている。
けれども、その地域の人の全体が同様にやられるわけではなく、抵抗力のよわいもの、感じやすいものが、まずやられる。 子供や老人に多いのはそのためだ。 公害、環境の汚染を除くことが根本であることはいうまでもない。 けれども、それは、政治や企業の姿勢が健康優先に切りかえられないかぎり、とても早急には望めそうもない。 われわれは、その実現の1日もはやからんことをもとめるとともに、自分のからだには自分が責任をもつ心がまえも忘れてはなるまい。
そして、正しい食養を中心とする日常生活の建直しで予防できるから、まさに責任の大半は自分にある。 もっとも、親からうけついだ生れつきの素質はあるかも知れない。 けれども、これとて扱い方しだいでは防ぎえないものではなかろうから、発病の責任の一半は、やはり、自分にあるわけだ。 ともあれ病気は、それが外因性のものであれ、内因性のものであれ、その責任のなにがしかは自分(不自然不合理な日常)にあること。 そして、その多くは、自然的・合理的日常生活に切りかえること、つまり、自分の責任、自分の努力によって免がれることも、治すこともできるものであることを忘れてはなるまい。 (49・7)
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7. 合成女性ホルモン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
家畜の肥肉用にもちいられる合成女性ホルモンのスチルベストロールが、動物実験で性器癌(子宮癌や乳癌)を生ずることは夙くからわかっていたが、いぜんには、切迫流産の治療につかわれていた。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8. レンチナン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シイタケから分離されたレンチナンには、網内系の機能をさかんにして、免疫機能のおとろえを防ぐので、間接的の制癌作用があるわけだ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9. 豚にも文化病 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ちかごろの養豚では、多収穫を目的として、立派な豚舎で、高熱量・高蛋白の配合飼料があたえられているが(文化生活)、そういう豚には胃潰瘍が激増している、という。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10. 世に公害の“タネ”はつきまじ プラスチック製品廃棄に警鐘 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
瀬戸内海など汚染 愛媛大助手が発表
▽びわ湖 で3.7PPB ▽瀬戸内海で1.7PPB ▽太平洋で、0.9PPB この結果について脇本助手は 「フタル酸エステルは日常使ったり投げ捨てたプラスチック製品から空気や水に溶け出している。と警告した。 (48・11・8 サンケイ)
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11. 防臭剤の取り扱い注意 日光でPCBに変化 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
排衣服やトイレなどの防虫・防臭剤として広く一般家庭で使われている塩化ベンゼンの化合物が太陽光線を受けると化学反応を起こし、PCB(ポリ塩化ビフェニール)や毒性の強いPCT(ポリ塩化トリフェニール)に変化することが、このほど高知県衛生研究所の上田雅彦食品獣疫部長(44)ら研究グループによって突き止められた。 (48・11・8 サンケイ)
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12. ガム包装紙に発ガン物質 もぐり業者を摘発 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
こどもたちの人気を集めている景品付きチューインガムがもぐりで製造されたうえ、使用を禁止されている発ガン性物質を含んだ包み紙で販売されていたことがわかり、大阪府警保安二課と旭署など三署は5日あさ、このガムの製造・販売業者らを食品衛生法違反の疑いで摘発、5ヵ所を捜索するとともに、3人に任意出頭を求め調べを始めた。
▽同区中宮1ノ13ノ29、印刷取継業、田口矩夫(56) ▽兵庫県伊丹市一ツ橋町38、「伊丹製菓」=庄司幸雄社長(43) 調べによると前田と田口の2人は、ことし10月ごろ、食品衛生法で使用が禁止されている発ガン性の蛍光塗料を包み紙と景品のカードに塗ったチューインガム「大合計ガム」10万枚を大阪市南区瓦屋町5ノ25、菓子卸商宮本商店に36万円で販売した疑い。 また、同法では包装紙に製造、加工者の住所、氏名を表示しなければならないのに、「トンボ製菓」という架空の会社名を使っていた。 さらにこのガムは、伊丹製菓で製造されたものだが、同社は知事の許可を受けていないモグリ業者で、保安二課でガムの品質の鑑定を急いでいる。 (48・12・6 サンケイ)
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13. 化学塗料使う125人 貧血や内臓障害 山中漆品業界 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
石川県の特産「山中漆器」業界で、プラスチック材に化学塗料を吹付ける塗装職人のなかにかなりの腎(じん)、肝機能障害や貧血症患者がいることが明らかになった。 (47・1・23 朝日)
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14. 米は重宝したいのですが(3) ー芋と大豆を重宝しているのは | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前回参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
友成 左近
そして実は、こうした白米の多食が栄養障害や、あれこれと病気にかかる素地の重大原因になっているので、これは、時折おいしく食べて楽しむのであればともかく、毎日の主要食品にするには不適格です。 (なお、この水銀剤その他は数年前から使用禁止になっていますが、まだ土壌にかなり残っているので、しぜんと米に吸収され、これがしだいに分解して、多少は吸収されても一応安全になるまでには、なお相当に年数が必要なのです。また、この水銀剤などは体内にはそう吸収されないという説もありますが、それをそのまま信頼するわけにはいきません)。また、米は殆んどすべて水田作であるため、畑作とちがって土壌に空気の流通が少ないので、しぜんに発ガン性物質が合成されて、それが多少とも吸収されています。 そして、硝安とか硫安といった化学肥料を使うと、これが増加してくるのですが、実状多量に使われているので、この点からも米わけても玄米には問題が伴ないます。 その他、白米には精白に使う石粉が残留していますが、これに発ガン性その他の有害物質がまじっていることがあります。 また、ふつうの市販の米は、籾すりした玄米、さらには精白米にして保管されていますが、これは、日数が経過し、とくに梅雨期をこすと変質がはげしいので、なかには成分も味も低下しているもの、ときには例の古米のように食料不適格になっているものがあります。 麦や肉魚もほぼ同様 なお米食は、蛋白質もさることながら主として熱量分をねらっているわけですが、この米についで長年重宝されているのが麦です。 が、ふつう飯に加えている市販の大麦は、殆んどすべて漂白剤まで使って精白したものであって、これは栄養上からも安全上からも白米より劣っています。 また、ふつうウドンやパンなどに使われている市販の小麦粉は、無漂白で、製粉後約1ヶ月以内であれば、栄養の点では半つき米とほぼ同等であり、安全の点では米のような問題は伴ないません。 が、でないものが白米と大差なく、市販の加工品は、添加物が使われているので、安全上よりいっそう問題が伴なっています。 また、ふつう栄養食として重宝されているのは肉魚卵ですが、これは主として蛋白質をねらって、米麦の栄養を補なうものです。 で、この栄養不調和の程度をはかるには、米の場合と少し異なるわけですが、詳細は省略して、ごくおおまかにいうと、ふつう使われている筋肉部だけの魚や肉は、栄養の点では半つき米とほぼ同等ですが、鶏卵は約半量の青野菜を加えたら完全な栄養として調和がとれるほど優れています。 が、いずれも飼育や保存に使った危険な薬品が残留しているので、毎日の主要食品にするには安全の点で問題が伴ない、その加工品は、そのうえ添加物が使われているので、なおさらです。 芋と大豆を今のところ重宝しているのは けれども、米麦に代えてジャガイモやサツマイモ、肉魚に代えて大豆を使えば、その100gに青野菜を30、50、10g加えたら調和がとれ、いずれも1000カロリーとるのに400gの青野菜でこと足ります。 そして原材料を手に入れて使えば安全度も高いので、手近な主要食品としては最も優れています。 それに、格別好きであればともかく、ハラごたえやハラもちがよいので、そう食べすぎることも少ないわけです。 そこで青汁食養生では、今のところ芋と大豆を主要食品として重宝しているわけですが、その最も基本的な取り合わせは、ふつうの成人1日分として、芋600g、大豆150g、青野菜450g以上です。 (治病至難な病気の場合は、青野菜を1Kg以上にして著効をあげています)。 そして芋と大豆は、ほどよく蒸したり煮たりして、なにも味つけせずに、青野菜は生のまま、油と酢と塩などで調味して(材料入手や歯その他の都合によって、その大部分は青汁にする場合が多くなっていますが)、すべてよくかんで食べることにしています。 (というと、いかにも粗食で味気ないものと思われるかも知れませんが、しばらく辛抱して食べ続けていると、目に見えてカラダ具合がよくなり、やがては、おのずからカラダが要求して、えもいえずおいしくなり、それまでご馳走であったものが、食べればおいしいが、そう食べたいとは思わなくなります)。ところで、これで1日分として、ほぼ完全な栄養がとれるのですが、なおそのうえ青汁を1合以上は飲むようにしています。 それは、芋と大豆の代わりに、これに準ずるものを使ったり、これ以外にもあれこれと食べるのが実状であるからです。 そこで、それとも調和をはかり、なお各種のミネラルとビタミンに余裕をつけて、よりいっそう完全な栄養にするわけです。 けれども米は、その昔通りに栽培して使えば、確かに主要食品として重宝なものです。 それにわが国では、芋や大豆と(また麦や肉などとも)ちがって、農業と食糧の歴史的現実的な根幹です。 そこで米は、その昔通りに重宝することができるように、ぜひ早急に是正しなければならないのですが、その要点はつぎの通りです。 (つづく)
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次回参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
15. ドイツ土産話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
久しぶりにベルリンから帰って来た宮原君(私の娘婿。この一家は私どもの食べ方になるべく近づけようと努力している)の土産話。 (遠藤)
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16. 膿みやすいからだ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
青汁は飲んでいるのに、一向にオデキが治らぬとか、手術のあとがいつまでも治らず、ジクジク膿が出る、といった小言を、ときどきいただく。 (遠藤)
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17. 次のノアの洪水 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
なにもかも、乱れきり、汚れ切ったこの世。 (50・2)
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18. 青汁に感謝 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高崎市 S.K.
私は、昭和48年3月頃より体が悪く、気分がすぐれず、食欲がなくなり、吐気があるようになり、右上腹部に圧迫感がありましたので、医師の診断を受けましたところ、肝臓が悪く、又コレステロールもあると言われ、毎日注射と薬を飲んでおりました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
19. 積極的な健康管理 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
松戸市 T.H.
青汁の話やテニスのことで忙しく、ごぶさた致しております。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
20. やせるには | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
良質ナッパを主とする野菜、山菜、海草、果物、コンニャク、オカラで腹をふくらし、青汁しっかり。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
21. ケールに限る | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
横須賀市 I.O.
種をおくって頂き、よい葉になりました。大事にして、汁をしぼって飲んでいました。2年目くらいたった種がつく頃、アブラ虫で、種だやし、木だやしになってしまいました。種子屋で買って来て蒔いたのですが、古いのか、出ません。野草を汁にとっても、あまり汁が出ないし、飲みよい汁は、やはりケールにかぎるような気がします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
22. 歯痛に | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
歯が痛くて食事がとれない時、いちばん効果的なのは青汁絶食。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
23. いのちの恩人 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
長野県 H.T.
結核薬パスの副作用で肝炎を併発し、1年、結核薬を全部中止いたし、肝臓の治療に入院、専念いたしましたが、肝機能はどうしてもよくなりませんでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
24. 心からうれしい | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
香川県 H.Y.
4年間青汁をのみました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
25. お願い | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
青汁についての体験。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
26. 質問箱:フキの葉が | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
福島県 W.
問 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コラム紹介 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生命を保護し長びかせるのは善であり、 シュワイツァー
無為を為し、無事を事とし、無味を味ふ 老子
各人みな自己の大敵なり シェッファー
人皆その胸裡に敵を蔵す 丁、俚
吾人の最大の災害は吾人自身より来る ルソー
贅沢の大部分や、 所謂安逸の多くは必須のものでないばかりか、 却って人類の向上にとって積極的障碍である。 ソロー
心下痞塞すれば百慮皆錯る 言志録
学問の道他なし其の放心を求むるのみ 孟子
天国に入るには嬰児のごとくなれ キリスト
毎日は汝がための最後の日なりと考へよ、 斯くせば斯せざる今日を儲け得て喜ぶを得ん ホラシウス
濃厚味を好むものは不健康 厚味薄命
不正なことが、 不正な方法で除かれるよりは、 不正がおこなわれている方がまだいい ゲーテ
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