健康と青汁タイトル小  <1974年1月15日発行 第209号>
 目次




1. 冠動脉疾患

     医学博士 遠藤 仁郎 

     心臓をやしなっている血管(冠状動脉)の硬化による心臓疾患(虚血性心疾、冠不全、心筋梗塞など)がどんどんふえている。
     しかも、しだいに、低(若〜中)年令層にも増しつつある。
     おびただしい研究費がつぎこまれながら、まだ、原因も予防法も適確なものはつかめていない。
     血液コレステロールか中性脂肪の増加、あるいは、その両者の増加しているものに、その危険が大きいといわれているが、それらによって、必ずしも冠状動脉の硬化が早期に発生するとも限らないし、それを下げることで、発病が防げたり、へらすことができるともいえない。
     が、ともかく、色々の方法で、それらをへらすことが試みられている。
     まず、総熱量をへらすこと。つまり減食する。
     そして、理想体重(身長センチー100〜110キロ)を保もつこと。
     食餌中のコレステロールをへらすこと、そのため、飽和脂肪(陸棲動物脂肪・バターなど)をへらし、不飽和脂肪(液状の植物性脂肪)を多くすること。
     もっとも、不飽和脂肪も多すぎると癌がふえるともいわれている。
     糖質、ことに砂糖や精製穀食(白米飯、白パンなど)がすぎると、血液中性脂肪がふえるから、これも制限すること。
     禁煙すること。
     そして、つとめて、運動すること。
     などなど。私どもは、そのうえ、なるべく菜食。
     それも、なるべく緑葉食にすることが大切と考える。
     それは、野菜・果物にはペクチン、また十字科野菜やネギ類にはメシインというコレステロール低下作用のあるものがあるし、キノコやコンニャク、海藻などにも同様の効がいわれており、また、繊維をとることだけでもコレステロールがへるといわれていること。
     また、良質緑葉を十分にそえて、食全体のバランスをよくすることで、代謝を完全にすれば、かなり減食することができるし、同時に動脉硬化の真因(おそらく、広い意味での不完全代謝によって発生するものであろう)の産生も防げるかも知れぬ、と考えられるからだ。
     こうした意味で、徹底した緑葉食・青汁、イモ・マメ・ナッパ・青汁食、せめて十分の量の青汁(少なくとも1日3合以上)だけでも飲むのが適当であろう、と思う。



2. 食事回数と虚血性心疾

     動物実験で、食事に間隔をあけると、皮下や内臓に脂肪を増し、コレステロールの体内合成がふえ、血液コレステロールのたかまる食事の動脉硬化作用をつよめる。また、人間でも、食事の回数が少ないと、少食を度々食べるものにくらべ、若いものはよくふとり、年配のものはコレステロールが上る。という事実がある。
     そこで、60〜64才の男子1133名で調べてみたP.Fabryら(Lancet,1968.7.27号)によると、次の表のように、食事回数の少ないものほど心筋梗塞の率が高いというデータがえられた。だから、年配のものは、食事の回数を少なくして一度に大食するより、回数をふやして、一度に少しづつ食べるほうが、つまり、古人のいう「小餐相接続すべし」(陶弘景)という食べ方のほうが、ためによいわけだ。

    食事の回数
    心筋梗塞
    (−)ないもの(±)あるらしいもの(+)あるもの
    3回以下50.2%19.4%30.4%
    3〜4回53.8%22.0%24.2%
    5回以上57.7%22.4%19.9%



3. 牛乳アレルギー

     世界的の傾向だそうだが、いま、牛乳アレルギー児がたいへんふえている。
     千葉大衛生学の梅井信夫博士によると(医学のあゆみ、48、5、5日号)、これは、出生後すぐさま牛乳製品の人工栄養をやるのが原因だ、という。
     牛乳きらいになり、のむと吐いたり、腹が痛んだり、下痢したり、便秘したり、あるいは、湿疹やジンマシン、せき、ぜいぜい、喘息ようにもなる。
     また、一般にアレルギー(過敏)質となり、いろいろのものに感じやすくもなる。
     そればかりか、乳児の突然死(ポックリ病)も、種痘後脳炎とも関係がある。
     こうしたアレルギーになるのは、生後まもない間は、消化能がまだ不完全で牛乳蛋白が十分消化分解されないままで吸収されるため、それに感作されおこる(十分消化されていれば、おこらないのだが)。
     で、博士は、赤ん坊には初め2週位は母乳をのますべきで、それまでは絶対に牛乳製品を与うべきではない。
     どうしても母乳が出なければオモユや豆乳にし、それからミルクを加えるよう、すすめられている。
     昔から、分娩後最初に出る母乳はとくに大切で、必ず赤ん坊にのまさなければならぬといわれているのも、おそらく、こうした意味でも、ながい経験からうまれたとうとい智恵というものであろう。



4. 一酸化炭素と動脉硬化

     コペンハーゲンのP.Astrup教授によると、喫煙者に血管障害が多いのは、ニコチンのためというよりは、タバコの一酸化炭素によるものだ。
     一酸化炭素は血色素と結合して酸素の供給を妨げるので、いわば酸素の欠乏状態になるわけだが、動物実験で、一酸化炭素を吸入させたり、酸素欠乏状態におくと、血管は動脉硬化症の変化がおきる。
     酸素を十分あたえると、動脉壁についたコレステロールがはやく除かれる。
     これらの事実からすると、一酸化炭素は動脉硬化の発生をはやめるようだ。
     その上、心筋そのものにも有害作用をしめすので、心筋梗塞にもよくないことが予想される。
     というのだ。とすると、喫煙の害ばかりでなく、大気の汚染についても、これまで以上慎重に考えなければなるまい。

    (日本医師会雑誌、48、4、1号、海外短信より抄出)



5. タバコの一酸化炭素

    宮崎県 T.A. 

     P.Astrup博士によると、ウサギに低い濃度の一酸化炭素を吸わすと、動脉硬化があらわれるという。
     喫煙家の血液の一酸化炭素ヘモグロビン(一酸化炭素と結合したヘモグロビン)は10%をこすこともあるから、冠状動脉(心臓をやしなっている動脉、この硬化で心筋梗塞がおこる)の病変と一酸化炭素との関係は、ニコチンよりも大きいのではないか、と考えられる(英医誌71、10、9号社説より)。
     紙巻タバコ(シガレット)をやめて葉巻(シガー)にしても、煙を吸いこむことをやめなければ、血液の一酸化炭素の量は変らないから、タバコをかえるだけで、健康上の危険度を下げることは出来ない。

    (Cowieら、Lancet,1973.5.12号)



6. コーヒーと心筋梗塞

     ボストン大学では、アメリカ、カナダ、イスラエル、ニュージーランドの、計8病院の入院患者について、コーヒー、紅茶、タバコと急性心筋梗塞との関係について調査した。(心筋梗塞276名、年令、性、その他の条件のうまくあった一般患者1,104名)。
     その結果、心筋梗塞にかかる危険率は、コーヒーを飲まない群にくらべ、1日1〜5杯群は、1.34倍。6杯以上は2.13倍。紅茶では、罹る率が少ないような結果が出たが、統計的に有意の差がない。
     タバコ(シガレット)では、喫煙が増すとともに罹患の危険率はたかまるが、これにコーヒーが加わると、さらにその値は大きくなる傾向がある。などのことがわかった。

    (日本医師会雑誌48、4、1日号 海外短信から)

     ところでカフェイン量は、
      コーヒー  ふつうのコーヒー1杯のカフェイン量は100〜150ミリグラム。インスタントコーヒーで80〜90ミリグラム。カフェインレス・コーヒーで15〜25ミリグラム。
      紅 茶 1杯には100ミリグラム。
      緑 茶 1杯には70ミリグラム。

     だから、カフェインのためでもなかろうし、砂糖は同じに入れるので、そのためともいえない。
     もっとも、コーヒーは血液コレステロールをたかめるが、茶にはそうした作用がないから、コーヒーに何か原因があるのかも知れない。
     いずれにしても、1〜2杯のコーヒーはともかく、5杯以上も、しかもうんと砂糖を入れ、タバコものむというのは問題のようだ。



7. アンデス・インジアン

     エクアドルの研究者は、アンデス山の高地に住んでいるインジアンが、脂肪を殆んど摂取していないことを発見した。
     その食事は、1日平均1700カロリーで、脂肪によるもの153カロリー。
     この住民には驚くほど長寿者が多く、最高令は121才であった。
     そして、75才以上の38人の血液コレステロールの平均値は140。
     全住民の平均は160〜165の間であった。
     アメリカ人は、1日平均2400〜2600カロリー、うち脂肪によるもの400〜500カロリーの食をとっており、50才のものの血液コレステロール値は250。
     アンデス・インジアンの長寿と低コレステロールとの間に、直接関係があるとまでは断定できないにしても、低コレステロールと心臓病に関する一般通説をうらづけている。

    (Am.Dr.1971.10.18)
    (薬局47、4月号より)



8. 食の自然化

     医学博士 遠藤 仁郎 

     現在の慣行食には、

        (1)食品の質的低下と有害有毒化、
     および、
        (2)食構成の不完全、
     という、少なくとも二つの欠陥がある。

    質的低下と有害有毒化
     さいきんの食糧生産は、すべてに利潤追求が優先しており、栄養面や安全性については殆んどかえりみられていない。
     農産では、耕耘の不十分(浅耕)、肥料は化学肥料のみに依存。
     ために、土壌は荒廃し、ミネラル分、ことに痕跡分をうしない、甚しい地力低下をまねいている。
     また、促成・抑制栽培などの不自然農法により、ビタミンその他の点でも品質(栄養価)の低下をまぬかれない。
     同時に、作物自体不健康となり、抵抗力よわく、病・虫害におかされやすくなっており、強力な農薬のささえによって、辛うじて生産をつづけているという有様である。
     畜産、水産(いわゆる栽培漁業)また同様。
     不自然な環境。残留する農薬、魚粉・石油酵母(ともに多分に危険を蔵している)、あるいは肥肉用薬剤(抗生剤、ホルモン剤)などの配合された飼料。
     さらに、防疫、治療用薬剤の濫用。
     また、環境の汚染――PCB、水銀、カドミウム、鉛、その他の産業廃棄物、排気ガス、洗剤等々。
     加工食品(貯蔵・既成食品)ともなれば、おびただしい種類の添加物。
     あるいは加工過程のミスで混入するものなど。
     これらのうちには有害有毒なものも少なくない。
     こうして、今や、あらゆる食品は汚染され、有害有毒化され、また、されつつある。

    食構成の不完全
     一方、食構成は、経済的にゆとりができてくるとともに、しだいに贅沢となり、精製穀(白米飯、白パン)、肉・魚・卵・糖・脂にかたより、野菜ことに良質緑葉菜の乏しいこと。
     また、加工度(精製・調理)のはなはだしいこと、などにより、熱量・蛋白質は十分。
     いや、むしろ多過ぎるくらいだが、これに釣りあうべきビタミンやミネラル類は甚しく乏しいという、不完全栄養になっている。
     そして、この欠陥を、薬剤によって補正しようというのが、現在、一般の風潮である。

    未知成分
     けれども、ここで忘れてならないことは、健康上必要欠くべからざる栄養素には、既知のもののほかに、まだ十分明かにされていない(したがって薬にはなっていない)、しかも大切なものが少なくないこと(未知成分)。
     あるアメリカの研究によると、動物の実験癌で、自然食と、その精製食(精製によって失われたものは薬で補った、栄養的には自然食と同様完全な筈の)とを比べると、癌にたいする抵抗力は、明かに自然食のほうが強い、という。
     私どもの乏しい経験からも、ビタミン、ミネラル剤を十分に用いながら、健康になれなかったものが、青汁をのんで、本当の頑健体になったという例。
     また、青汁を2合(もとの材料緑葉400〜500グラム)をのんでいても(ふつうにはこれで完全食になる)、効果がなくて、4〜5〜6合(もとの緑葉1〜1.5キロ)もの大量で、はじめて、しかも、医者の見放した難病にも、奇蹟といいたいほどの効果がみられる。
     ことがある。
     これらの事例は、ともに、自然食には、なにか、薬では補うことのできない未知の有効分のあることをしめすものだ。
     はたして、それが何ものであるか、もちろんわからないが、おそらく、いわゆる痕跡ミネラル分なども、その一部であろう。

    痕跡ミネラル分
     痕跡ミネラル分というのは、あるかないか(痕跡ほど)の微量にしか存在しないが、それ無しには、本当の健康はえられないというもので、これも、現行食には、やはり、とかく不足がち。
     そして、それは、不自然な農法の結果として土壌に、したがって農作物に欠乏し、ついで、それを飼料とする家畜にも欠乏し(欠陥動物)、加工(精製・調理など)によって、さらに失われるためといわれている。
     もっとも、これら痕跡ミネラル分は、総合ミネラル剤には配合されているようだから、いわゆる未知成分は、なおこれ以外にも、まだまだあるに相違ない。

    健康への影響
     いずれにしても、現行食の欠陥は、多くの食品が、栄養的に劣ってきており、さらに、有害有毒にさえなっているうえに、食全体として不完全、ことにビタミン・ミネラル(痕跡分をふくめて)や未知成分に不足しているところにあり、これらの欠陥が健康上におよぼす影響は、けっして軽々にみのがすべきではない。
     一般の、ことに幼少児や青少年の体力(抵抗力)の低下、妊娠や分娩の異常、身障児・精薄児・アレルギー体質児、高血圧、動脉硬化、癌、糖尿病、痛風、リウマチ、肝・腎疾患、神経症や精神病、その他、難病・奇病の多発していることなど、こうした食の欠陥の複合的影響の結果といっても大過ないであろう。

    自然食
     それはともかく、これら慣行食の欠陥は、結局、食品の生産方法や利用法の不合理・不自然化に由来しているわけで、ちかごろ、自然食がやかましくいわれ出しているのも、それ故であろう。
     さて、自然食の本来の意味は、自然の環境、汚染されていない、自然の恵みのみちみちた山野河海にそだった草木(葉・果・根)、海草、鳥獣魚介、昆虫など、安全良質の食べものを、自然のそのままか、あるいは、少なくとも、あまり手を加えないで、すなおにいただく、いわば、仙人のような食べ方のことであろう。
     とすると、それに近づけるためには、何としても、まず、良質安全な食品の供給・したがって、生産方法の根本的改変が必要であり、環境の汚染も除かれなければならない。
     けれども、その実現は、企業や行政の姿勢が健康優先、人命尊重に切りかえられないかぎり、とても、早急には望めそうもない(さいわい、さいきん、そのきざしがわずかながら見えはじめてはいるが)。
     また、それを、なるべく自然にちかいかたちで利用すること(自然的な食べ方)の実行も、かならずしも、容易ではない。
     たとえ、また、これらが可能であるとしても、従来の習慣食のままでは、自然食によっていく分かはよくなるだろうが、本当に完全な食とすることは不可能である。
     というのは、私どもが多年強調しているように従来の邦食は、十分の良質緑葉なしには、完全にはなりえないからだ。

    緑葉食・青汁
     この意味で、緑葉食・青汁の原則による食べ方。
     すなわち、なるべく安全良質の食品をえらび、良質緑葉を十分に添える食。
     たとえばイモ・マメ・ナッパ・青汁食などは、現在可能な、もっとも理想にちかい自然食といってよいのではなかろうか。
     この食べ方自体、自然食そのものであり、完全食とするために要する緑葉は、いささか量が多いが、青汁とすれば、その摂取は少しも困難ではないし、材料の供給もきわめて容易。
     なるべく深耕し、堆肥、緑肥などの有機質肥料を主体とする自然農法により、土壌の改良、地力の強化をはかれば、安全かつ良質の緑葉(その他の農作物もすべて)を十分に生産することができ(化学肥料や農薬は一切不要)、この安全良質の農作物を飼料とすれば、安全良質の動物食品の供給も可能となるからだ。
     ともあれ、食の自然化は、現行食の根本的改善、合理化(安全化・完全化)にとって絶対条件であり、未知成分をふくめてすべての栄養素をそなえた完全食の、したがって本当の健康をうる、最適法である。
     そして、それを可能とする最簡便法は緑葉食・青汁、良質安全な緑葉菜の活用にあると、私どもは確信している。
    (遠藤)



9. 真事の伝え

    東京都 G.A. 

    ◎至誠の人 楠木正成公の旗文の教訓

      楠公の旗文
        非 は理に勝つ事を得ず
        理 は法に勝つ事を得ず
        法 は権に勝つ事を得ず
        権 は天に勝つ事を得ず
        天 は明にして私しなし

    ◎天は至誠にして偏(かたよ)らず、常に公正無私にして真理に基く、故に人は天命に従いて恨まず。凡そ世の中の物事は、
     善事を行えば自分を益し、人を益し、世を益す、悪事を行えば自分を害し、人を害し、世を害す。故に、子孫繁栄、無事長久を希(こいねが)う人は進んで善事を行うべし。
     善事を行う人は、常に心正しく平静、事に処して惑わず、故に不幸は自然と我身から遠ざかるべし。

    ◎二宮尊徳翁曰く、
     夫人(それ)は、其の地位に至る時は、国家を益し、世を救ふの外に道なく、世の中に益ある事を勤むる外に道は無きものなり。と。

    ◎宗忠神御神詠
     よき事はつとめても皆とりたまへ悪しきことをば抜ひたまへよ

    ◎明治天皇御製
     善きをとり悪しきを捨てて外国におとらぬ国となす由もがな




10. 緑内障と青汁

     緑内障には水分を多くとることが禁じられているので、青汁もよくないといわれているようだ。
     が、私は、むしろ大いに飲んでみるべきではないか、と考えている。
     専門外のことなので、くわしくは知らないが、緑内障は、眼球の内圧がたかまっておこるもので、いろいろの原因があるようだし、なぜ眼圧が上るかについても、まだ十分には解明されていない、ということだ。
     水分がきらわれるのは、おそらく、水分がからだにたまることも、その原因条件の一つと考えられているからであろう。
     とすると、水分のたまるのをさけるよう、なるべく利尿のつくことが望ましいわけだろう。
     したがって、ふつうのように、精製穀食(白米飯、白パンなど)や糖分(味つけの砂糖や菓子)などを過食していて(これらはいずれも水分をからだに滞留するようにはたらく)、大量の水分をとることは慎しまなければなるまい。
     ただし青汁は別だ。なぜかというと、青汁は水には相違ないが、ただの水ではなく、野菜ことにビタミン・ミネラルにとんだ良質緑葉菜の汁であり、ただの水よりは、ずっと強く利尿的にはたらく水だ。
     だから、どんな場合でも飲んで悪い筈はないし、まして、同時に精製穀や糖分をへらし、野菜・果物を十分に配した完全食(たとえばイモ・マメ・ナッパ食)のばあいは、少しも差支えないばかりか、大いに有利な条件をあたえるものといえよう。
     事実、また、私どもは緑内障(ステロイドによるものではあったが)の一例で、イモ・マメ・ナッパという徹底した完全食と青汁1日6合で、奇蹟にちかい卓効をみているし、青汁だけでもよかったという報告もうけている。

    (遠藤)



11. 食品添加物

     先進文明国では、現在、年間一人当り1キロ以上もの添加物を食べ(いや食べさされ)ている、という。許可されている添加物は、使用法さえ厳重にまもられていれば、危険を伴うことはない筈。
     しかし、現実には、違反が少なくないようだから、規定以上の量のこともあろうし、不許可のものの使用もうたがわれる。
     また、たとえ、使用法は正しいとしても、殆んどすべての食品に、数多くの添加物のあるばあい、食品の中で、あるいは体内で、それら同士の間で、互に影響しあって、有害になったり、毒性をつよめる可能性もないとはいえない。



12. 続・青汁を飲む心(4) ――食事以外にも波及して
前回参照

     友成 左近 

    体具合の思い煩いが少なくなる
     このごろ、健康でありたいと思うあまり、体具合を思いわずらって、少しでも悪くなると、別に病気ではないのに、病気と気病みして神経症にかかる人、それが高じて、本当に病気にもなって心身症にかかる人、あるいは病気にかかると、それ相当に療養しているのに、なおあれこれ気病みして神経症にもかかる人が多くなっているようです。
     といって、ほかならぬ人間のことであれば、こうしたことは人々だれにも、程度の差こそあれまぬがれないことであって、神経症や心身症にかかる人の数は、今も昔もそう変わりはないという見解もあります。
     が、青汁を毎日飲んでいると、まえにみたように食事全般を改めて、よりいっそう食養生に精出し、また広く養生全般にも心がけるようになって、体具合が人一倍よくなるので、それだけ思いわずらうタネが少なくなります。
     そのうえ、その理解と心がけが、こういうことにも波及してくるので、体具合が悪くなっても、また病気にかかっても、それで思いわずらうようなことも少なくなります。
     とはいっても、食養生をはじめ、その他の養生について、理解は不十分であり間違ったところもあり、また思慮も足りず意志も弱いところがあり、とくに最近は生活環境が危険になっているので、体具合が悪くなり、病気にもかかることはとうていまぬがれません。
     であればお互い、食養生その他養生全般に、よりいっそう適確な理解につとめて精出すと共に、その理解と心がけを積極的に活用して、体具合が悪くなっても病気にかかっても、いたずらに思いわずらわないようになりたいものです。

    体具合を思い煩うのは
     ところで、健康でありたいと思って体具合に気をつけるのは、いうまでもなく病苦をまぬがれて心身とも健やかに、家庭や職場その他で、仕事にも人づきあいにも精出して、無事仕合わせに生活していくためであって、人々だれにも備わっている心のはたらきです。
     が、ほかならぬ人間であれば、この心のはたらかせ方をあやまって、体具合を思いわずらうことがあるのですが、それはひと口でいえば、健康を思いながらも、それには実際どう気をつけたらよいか、そこがよく分からないからであり、だからといって、思うほどには、よく考えず、考えても行なわないからです。
     また、考えもし行ないもするとき、体具合はいつも快調でありたいと思い、少しでも悪くなると、病気ではないかと心配し病気にでもかかると、重症になりはせぬか、生命にかかわりはせぬかと心配して、とかく必要以上に手当をする、というふうに、とうてい思うようにはいかない、ムリな思い方をするからです。
     そのうえ、そうした手当も、とかく自分の常識や習慣にばかり従って、いっこうに改めようとせず、人からも注意されて、間違っていることが分かっていても、なお執着するからです。
     そこで大切なことは、いかにも平凡な言い方ですが、健康の保持や病気の手当について、できるだけ適確な理解を深めて常識や習慣を改めて、実際によく気をつけることです。
     が、それを、体具合を思いわずらうようになる場合をあげ、そこに青汁を飲む理解と心がけを活用して、考えてみると、こうです。

    神経過敏な体質で心理的にも過敏になる
     それはまず、ちょっとしたことでも病気にかかりやすい神経過敏な体質である場合ですが、ただそれだけではなく、それを、どうにもならない困った体質だとひとりぎめして、心理的にも過敏になる場合です。
     いうまでもないことですが生きたカラダは、たとえば気温が変わったときの様子をみれば分かるように、体内体外の多種多様な環境の変化を感受し反応して、必要な生理作用を営んで健康を保っています。
     体具合といい病気というのは、こうした反応作用の総称であって、内外の環境は良し悪しにつけ、たえず変化していくので、体具合もまた、たえず良し悪しにつけ変化していきます。
     そして、ふつう正常な体質であれば環境が少しぐらい変化しても体具合は、悪くなったと気づくほどには変化せず、多少は気づく程度に悪くなっても、しぜんと間もなく治ってくるので、別にそう手当をするほどの必要はありません。
     が、神経過敏な体質であると、たとえば湿疹のでやすい体質の場合をみれば分かるように、ごく僅かな変化悪化でも、人一倍強く感受するので、人にも気がつくほどに反応して症状があらわれ、それが治るまでには、それ相当の日にちがかかり、手当も必要です。
     そして、これはなんとも苦痛で厄介であり、日常の生活にも差し支えることがあります。
     が、体質が改善されない限り、同じことをくりかえすので、とかく心理的にも過敏になって、環境の僅かな変化悪化の度毎に、実際に病気にもかかり、また気病みもして、どちらが原因か結果か分からず、相互に作用しあうようになっています。

    心身ともに神経過敏になるのは
     では、どうして神経過敏な体質になったのか、というと、多少とも生まれつきの素質であるかも知れませんが、生来、平素の養生わけても食養生をおろそかにしており、よく気をつけているつもりでも、それが間違っており、栄養が著しく不完全であるからです。
     そこでこれは、まずもって毎日の食事を改めて完全栄養をはかり、また養生全般にも心がけていけば、それ相当に月日はかかるが、やがては改善されます。
     ところが、心身ともに神経過敏になる人は、そこをよく理解せず、もうどうにもならない困った体質だとひとりぎめして、体験者や専門家のすすめにも容易に心を開かないのです。
     多少は理解してきても、身につけている習慣や好みに執着して、いっこうに実行しません。
     そして、環境の僅かな変化にもビクビク気病みもし病気にもかかり、その度毎に医者通いをして、厄介なことだと人にもグチをこぼすのです。

    青汁を飲み始めると
     けれども、縁あって青汁を毎日飲み始めると、食事全般も改めて食養生に精出し、また養生全般にも心がけるようになるので、神経過敏な体質であっても、だんだんと改善されて神経が正常おだやかになって、環境が少々変化悪化しても、そう病気にはかからず、かかっても軽くて早く治るようになります。
     そして、この体験から、食養生をはじめ広く養生全般によりいっそう精出すと共に、もうそうめったにかからない、かかっても早く治せると自信もついてくるので、かかることも、それで思いわずらうことも少なくなります。

    (つづく)



13. カナリア列島の崩壊

     日本は今や世界のカナリア列島である。
     その名前は汚染と人口過剰・食糧不足の先進国の意味においてつけられた。
     かつて欧米に行けば日本の将来が見られるといわれた。
     しかし、今世界は日本にその不吉な将来を見る。
     国際家族計画連盟西太平洋地域人口教育ワークショップに参加のため来日したスタンフォード大学のポール・エーリック教授は、6月7日「人口と資源・環境の危機」と題する講演において、「人口過密、超開発の公害日本は崩壊消滅の危機にある。日本はコメ以外の食糧を輸入に仰ぎ、蛋白源を求めて世界に進出している。
     海外依存の食糧政策は危険であり、日本の立場と現状は炭鉱において有毒ガスの発生を予知するカナリアであり、人類滅亡の先導役である」と述べた。
     彼は人口制限を説く著明なエコロジストであり、この運動の第一人者であるが、この国の人々の眼がGNP至上主義から脱却し、目前の繁栄から、20年、30年先の到来必至の姿に向けられることの必要を、力説して去ったのである。
     「流砂の上の繁栄」−コロンビア大学のブレジンスキーの言葉と想い併せ、米国の学者達が日本とその将来をどのように見ているかを、今われわれは心に銘じて知りおく必要がある。
     日本の純再生産率はほぼ一定に定着している。
     日本は人口増加に対して、手の打ちようのない状態になっている。(中略)

     もろもろの人工経済現象のうちよせる波涛をあびながら、日本の進路を世界のそれと調整しながら誤りなく誘導するためには、誰がその立場に立つにせよ、人類未経験のこの危急の事態に全地球が、そしてとりわけカナリア列島日本が、日一日と休むことなく、いま突入しつつあるということへの人々の深い認識が、不可欠の前提をなすということは、ここに述べるまでもない。
     新しい行動への即時の発足。
     列島沈没回避への早急巨大の努力が払われなければ、カナリアに迫る運命の日は、意外に間近いことは、外国学者の指摘を待つまでもなく確実に予知されている。

    (実験治療48・8月号から)



14. 中性洗剤 皮膚呼吸で肝臓障害

     【金沢】市販の大部分を占めるソフト型中性洗剤の主成分、LAS(リニアアルキルベンゼンスルホン酸)が皮膚から吸収され微量でも肝臓障害を起こすーという動物実験結果が三重大医学部の三上美樹教授と坂井美雄講師によってまとまり29日、金沢大で開かれた日本解剖学会第33回中部地方会で三上教授らが発表した。
     発表によると三上教授らは生後3ヵ月のハツカネズミを使い12日間、LASを22%含む市販のソフト型中性洗剤を0.1%から17%まで7段階の濃度に薄め、段階別に毎日0.5mlずつぬり続けた。
     このあと臓器を取り出し、調べた結果、LASが皮膚からも吸収され、0.1%液でも7匹全部に肝臓や副ジンに障害が出たことを突きとめた。
     0.1%液の場合、1日のLAS吸収量は体重1Kg当たり0.015mgで、これは厚生省が中性洗剤特別研究報告などに基づいて考えている「口からはいる毒性の許容量」の2万分の1という微量だった。
     肝臓障害は症状の差はあってもパターンは同じで

      1. 細胞シュ(腫)ができる
      2. 細胞が変性して壊死する

    −などが見られ、肝臓の酵素代謝の低下が起きるほか、血液中の成分についてもコレステロールや中性脂肪が増加するなどの変化が観察された。
     中性洗剤にはABS(アルキルベンゼンスルホン酸)を主成分とするハード型もあるが現在ではソフト型が市販の大半を占め、また高級アルコール系が「毒性がない」として生産量が増えているが、三上教授は「障害の強さはハード型もソフト型も同じ。高級アルコール系はこれよりも毒性は低いが動物実験ではやはり肝臓などに障害が出る」といっている。
    (48・10・2 サンケイ)



15. やかんから多量のホルマリン0.05PPMを検出 

     つまみが熱で溶けひどい悪臭も放つ

    【広島】フタのつまみからホルマリンが溶け出している“欠陥やかん”が、近畿、中国、四国など全国的に出まわっていることが、このほど広島市内の県立消費生活センター(戸谷哲雄所長)の調べでわかった。
     このつまみはフェノール樹脂製でネジ部分が水蒸気と熱で溶け出すためで、ひどい悪臭まで放っており、人体にも有害なところから、同センターでは通産省を通じて“欠陥やかん”の製造中止と回収を始めるよう近く通告する。

     問題のやかんが同センターに持ち込まれたことしの春。
     広島市内の主婦(40)がN社製のやかん(2L)を買って使っていたところ、わかした湯からひどい刺激臭がし、飲めなくなった。
     このため、広島県の消費生活センターに検査を依頼した。
     同センターでやかんに8分目の水(160cc)を入れて、実際にふっとうさせてみると、水道法で検出されてはいけないホルマリンが0.05PPM検出された。
     さらにフタについているフェノール樹脂製のつまみを600ccの水につけ、10分間ふっとうさせると、ホルマリンが0.38PPMも検出された。
     この原因は、フェノール樹脂がフェノールとホルムアルデヒド(この溶液がホルマリン)の合成物質であり、水蒸気と熱でホルムアルデヒドが遊離したものだった。
     また、悪臭は溶けたフェノールが水道水のカルキと化学反応を起こすためとわかった。
     この実験中にも、広島市内の主婦から「湯がくさくて飲めない」と相ついで苦情が出たので、同センターはこのほど、大手メーカーなど15社の製品51点を市内の専門店、デパート、スーパーから買い、同じような実験をして調べた。
     このなかには、ネジの部分が水蒸気に当たらないよう工夫されていて、問題ないものもあったが、半数ほどは、まったく同じようにホルマリンが検出された。戸谷所長は「苦情を持ち込まれるとき、ほとんどは水道の水がくさくて困るというのだったが、この実験でやかんに欠点があることがはっきりした。
     全国で40社のメーカーが月間50万個もつくり利用されているものだけに、早急にデータをまとめ、社名を公表、回収させたい」
    といっている。

    (サンケイ)



16. 青汁は命とかえこ

     越智 廓明 

     私は、近頃、青汁飲用は命とかえこであるとの思いをいだき、しゃにむに、合掌してぐっと飲用を続けている。
     それは、医師より冠不全の酪印を押されて命題をあたえられているからである。
     職業柄、人々は休養の日曜に、昨今の著しい傾向として、時には5軒も6軒も仏事がまち、車で次々と運ばれて、美食美酒への挑戦で、老化の年令に、身心の過労の追い討ちで、どっこい討死は致し度くなく、疲れ切って帰っても、取組むのはジューサーである。夕飯前後の作業で、片手間に廃棄物焼却の風呂沸しとリズムが一体になるのである。
     青汁のおかげで、胃腸疾患は全くおあづけ。
     20回目の献血も果し、比重が高いといっていただく。
     貧血の心配は皆無。
     自分で簡便に計れる血圧計を三越で求め、四六時中、入浴後、心臓に負担をかけた後等、計って見るのに、いつも平常で、80前後に120前後である。
     血圧の番人。これ又青汁のおかげである。
     然し、若い頃、4キロ山越して、時には提灯つけて、仏事葬儀に寒天の刺身、ひじきの白あえ、やっこ豆腐にお平位、あの時代に郷愁をつくづく感ずる者である。
     現在は、生活環境が車、酸性食品、ストレス過多、公害等、肥育されて屠場へひかれてゆく牛や豚を笑いどころではないことになった。
     今年になって、遠藤先生に教えていただいた一つの実行は、朝起きるとトイレに坐ることである。
     ベットから一米、保温の水洗トイレを部屋を改造して、初老らしき構想を実現した。おかげで、日に1回、欠けることなく、入った以上は時間をかけた。
     然し、さつま芋が1年以上主食で、あまり労はしないのである。
     トイレ医師、トイレにいられる。その故か、胃腸疾患は忘れてしまったのである。
     便の色は申すまでもない。

    (僧侶 保育園長)



17. 片頭痛

     若い女性に多い。はげしい発作性の片側の頭痛をくりかえす痛みの程度や持続はまちまち。
     悪心や嘔吐、視力や視野の異常もあらわれる。
     この際、脳の血管は、初め痙攣し、次で拡張するが、この血管拡張のさいに痛むのだそうだ。
     で、治療薬としても、血管を収縮さすように働く薬酒石酸エルゴタミンがいわれているが、
     副作用(血管収縮による下肢のシビレ感や痛み、妊婦では流産をおこすなど)があるので、ふつう鎮痛剤や精神安定剤(いずれも余り適確な効果は期待できないのだが)がつかわれている。
     この病気は、元来、血管の痙攣・拡張といった、血管運動神経の興奮性の異常が原因と思われるので、私どもは、これにもやはり、緑葉食・青汁を中心とした正しい食によって、血管(神経)の反応性を鎮めるのが根本ではないか、と考えているが、実際、青汁を熱心に励行するだけでも、たしかによいようだ。
     なお、注意すべき食べものに、チーズ、ブドウ酒、チョコレートなどがいわれている。



18. ちくのう

     鼻の蓄膿(副鼻腔の化膿症)も治りにくい病気の一つ。
     化膿菌によくきく筈の薬はいろいろ出来ているし、手術もずい分進んで来ているのに、なかなかうまく治りきらない。
     こういう場合は、菓子や砂糖を極力へらし、精製穀(白米飯や白パンなど)もひかえ、緑葉食・青汁の完全食に徹底し、せめて、青汁だけでも十分(少くとも3合以上)のんで、体質(化膿しやすい体質)を直すことが根本的の要件だ。



19. 昭和46年度医療費

     厚生省の発表によれば、昭和46年度の国民総医療費は、2兆7710億円。前年度にくらべ、2176億円(9%)増。国民所得65兆7861億円の4.21%。国民一人当りの医療費は2万6387円。前年度より1800円増。



20. マーガリン

     マーガリンの原料である液状の植物油は、血液コレステロールをへらして、動脉硬化を防ぐはたらきをもった不飽和脂肪酸に富んでいる。
     しかし、これを固形にするために、水素添加ということをやるわけだが、この水素添加によって、まず、血液コレステロール低下作用や、動脉硬化防止の効果がなくなってしまう。
     また、その上、この際に触媒としてつかわれるニッケル・カルボニルNi(Co)4は大変有毒で、そのガスを吸入すると鼻や肺に癌を発生するという危険なものだ。
     もしや、マーガリンに、これが残っている心配はないだろうか。



21. 益々元気

    広島市 G.M. 

     7月から、青汁に加うるに、主食を玄米食に切りかえてから、益々元気になりました。



22. 今更ながら

    三重県 S.M. 

     すでに1年半に亘って、ケールを飲み続けてまいりましたが、その卓越した効果に、今更ながら驚嘆している1人です。



23. 青汁13年

     久しくご無沙汰いたしております。
     私共夫婦の青汁経歴もはや13年になり、健康は申分ありません。
     高血圧症の家内が、くすりを呑んだこともなく、医者のお世話になることがありません。
     国民健康保険の掛金で、社会によい奉仕のできることもうれしいことです。
     受けるよりは、与える方が幸いであることを沁々感じます。
     きょう、おひる前、庭の梨を採ろうとして手をかけた瞬間、チクリと蜂に指のまたを刺されました。
     私は、これまで蚊に刺されても薬を用いず、草の葉をもんで摺り込むようにすると、5分以内でかゆみが止まりました。
     今度も、そばにあった菊の葉をとって、試みてみたのです。
     蜂の毒をしぼり出すようにして菊の青汁を摺り込みながら時計をみて時間を計りました。
     3分後には痛みがやわらぎはじめ、次第に楽になり、10分とたたない内に、完全に痛みが消えました。
     青汁って、なんとすばらしいものだろう。
     と痛切に感じさせられます。今年は、どんなかげんかケールにほとんど害虫がつきません。
     秋は、発育も旺盛です。毎朝、食前に2合余(400cc位)いただき、忍び寄ろうとする成人病を完全に追放できる自身をもって日々をたのしく過ごしております。



24. 目に見えてよくなる

    松山市 N.H. 

     はじめは半信半疑で、青汁をいただいておりましたが、1年ばかり経った頃から、私も妻も血色がよくなり、身体の調子が目に見えてよくなりました。



25. 心筋梗塞なおる

    群馬県 Y.O. 

     主人は野菜ぎらいの為、青汁を服用し始めたのですが、心筋梗塞も治りましたし、私も、あらゆる病気をもっておりましたけれど、さいきんは顔色も大変によくなり、病気をしなくなりましたので、青汁のおかげとよろこんでおります。
     親切な農家の方につくっていただいております。



26. 白髪へる

    静岡県 M.N. 

     グリーンジュースの素、毎日、大さじ3杯、水でとき、いただきます。
     ひるまは、青シソ、ケールなどのジュースを1杯以上いただきます。
     昨年の11月から、血圧は正常になり、白髪もへりました。
     ありがとうございます。



27. 畑をひろげて

    川崎市 T.S. 

     入会して、はや1年ちかくなります。
     月のかわるたびに来る新聞がたのしみで、待っております。
     昨年の6月、種子をいただき、8月ごろより青汁を始めましたが、12月の末で葉がなくなりました。
     青汁をのまないと、何となく心もとないので、1月の中ごろより、八百屋のコマツナでジュースを続けましたが、農薬など、いつも心配があり、また、寒中のこととて虫の消毒もないから、大丈夫かなと思ったりで、つづけてまいりました。
     今春は、畑を少し広くして、大いに成績をあげようと、がんばっております。



28. 周囲の善意に支えられて

    宝塚市 K.M. 

     昨秋10月、ケールの種をおくっていただき、今さかんに育っています。
     朝夕2回、2合ほどの青汁をいただき、もう半年ほども続けております。
     最近では、頭の重いのもとれて、毎日、天候に左右されることもなく、元気に勤めさせていただけます。
     言語障害は、そんなにきれいには治りませんが、あとは、訓練の積重ねが大切と思います。
     青汁のことを聞かせていただいたこと、それを実行できたこと、周囲の方々の善意に支えられて、再起できましたことを、ふかく感謝しております。



29. 質問箱:早く飲むべき

    岡山県 A. 

     問
     食品の水銀汚染がいわれていますが、どういう注意をすればよいでしょうか。

     答
     いかに厳重に注意しても、現在、絶対にとり入れないわけにはゆきません。
     しかし、少しづつは排出されるのですから、これをさかんにすべきで、それには、緑葉食・青汁で便通や尿利をよくし、大いに運動して汗をかくことです。
     水銀などの重金属は、汗からもかなり排出されます。



 コラム紹介

     新しいものは善からず善きものは新しからず

    フォッス   



    くすしの業はことさらに自然のことはりに委するぞよき
     松蔭医談   
    医道無為、唯自然に従ふ
     碧潭集   
    自然に相談せよ
     サレルノ学派医訓   



    最も貴重なる一事は己れの支配を学ぶにあり
     ゲーテ   
    自然の生ものを自然の天命におまかせなされ、
    何をするも天に対してせよ、
    人に対してするな
     黒住宗忠   



    もし私がこの仕事をしないならば――
    一体誰がこれをするだろうか?
    そして、もし私がこの仕事を今しないなら――
    私はいつこれをするだろうか?
    しかし、もし私が自分のためにのみそれを行なうなら――
    私は何者なのか
    (二千年まえのユダヤの聖人ヒレルの言葉   
     フランクル「現代人の病」から)  



    自然はこれに服従することによって支配し得らる
     ベーコン   



    動物の妙薬
    今年6月のノーツ・エンド・キーリスに1647年板ビショップ・ホールの考撰より、畜生が各々其妙薬を自得し居る事を引いて、犬病めば草を食ひ、猫はカキドホシ、山羊はヘムロック、鼬は芸香、鹿はヂタニー、病める獅は猴、猴は蜘蛛、熊は蟻群を食ふて自ら療治し鶴は潅腸法を人に教えヒキカエル病めば車前を薬用し、亀はペンニロャル(薄荷の類)を以て自ら医すとあれば、西洋でも古く云たもみえる
     南方熊横全集7、342 蛙と車前の項   



    人生の声
     沙門悟   
    やめときな深くさがせばボロが出る








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