健康と青汁タイトル小  <1972年5月15日発行 第189号>
 目次




1. 腎盂(う)腎炎

     医学博士 遠藤 仁郎 

     このごろの腎盂炎は慢性になり腎炎を合併するのが多くなった。
     腎盂炎に腎炎を合併したもの。近頃多くなった病気の一つ。
     腎盂炎は、腎盂(腎臓で出来る尿をうける漏斗状の部分)にバイ菌が感染しておこるもので、以前にも決して少なくはなかった。
     急に全身にフルイがおこり、39〜40度もの熱が出る(時には、1日に2〜3回ものこともある)。
     なかには慢性になることもあったが、大抵は簡単に、しかも完全に治り(急性腎盂炎)、腎炎を合併して来るなどということは、めったにない、派手ではあるが後くされのない、いかにもサッパリした、いわば陽性の病気だった。
     この頃のは、腎盂炎そのものにも大して目立った症状はなく、いろいろよい薬が出来ているのに、しっこく抵抗して、いつまでも治りきらず(慢性腎盂炎)グズグズしているうちに、腎臓をやられ、血圧が上ったり、ついには尿毒症をおこしたりするようになるという、妙に陰にこもった、意地の悪い病気になっている(腎盂腎炎)。
     これは、原因菌が、以前のは割とらくに退治できる大腸菌が主だったが、今のは大腸菌以外の、初めから薬に抵抗性があるか、あるいは薬になれて抵抗性になったバイ菌(耐性菌)であることにもよろう。
     しかし、これらの耐性菌の多くは、もともと人体に共棲している無害性か、あるいは弱毒性の菌だ。
     だから、それが感染性となり、病原性となるのには、何かの原因(たとえば抗生剤の乱用から、腸内菌間のバランスがみだれるなど)によって、菌の毒性がつよくなるため、でなければ、宿主の体力・抵抗力が弱ったためでなければならない。
     すなわち、こちらに十分の体力・抵抗力があれば、相当手ごわいバイ菌にたいしても、よく防衛することができるから、そう大した薬剤の助けをかる必要はない。
     けれども、体力・抵抗力が弱っていれば、そう強いバイ菌でもないのに持て余し、ずいぶん強力な薬剤の援けを得ながらも、なおかつ、いつまでも手古摺り通し、ついには大切な腎臓までも荒らされてしまうことになる、というわけ。
     いったい抗生剤その他にしても、多くはただ菌の発育を抑圧するだけにすぎない。
     つまり薬によってバイ菌の勢力をおさえておいて、体力・抵抗力でおし切ろうというのだから、薬剤の治効のいかんは、一に宿主の抵抗力のいかんにかかっている。
     宿主の抵抗力が十分強ければバイ菌をよせつけず、発病することもないわけで、発病すること、それ自体すでに体力・抵抗力の万全でないことをしめすものだ。
     宿主の条件を顧慮することなしには、いかに薬をとりかえ、または組み合わせてみても、とうてい十分の効果は望めないだろうし、それが慢性腎盂腎炎の難治である所以でもあろう。
     したがって、この治療に当っては、薬だけにたより切らず(薬剤の中には腎毒性のあるものも少なくない)、一般体力・抵抗力を増強することに十分の意が払われなければならぬ。
     で、腎盂腎炎食としては、腎炎食のように、ただ蛋白質や食塩にたいする注意だけでなく、つねに食全体としてバランスがうまくとれ、とくにビタミンやミネラルに十分余裕があり、すべての食品は良質安全(危険な農薬・洗剤・工場廃水などに汚染されず、また有害有毒物の添加されていないもの)でなければならぬと考える。
      こうした意味あいから、私どもは、腎盂腎炎にも、イモ・マメ・ナッパを中心とした緑葉食・青汁食をすすめたい。



2. 青汁教室の食養断想(2)
  健全な子どもを生むには
前回参照

     友成 左近 

    胎児に異常をつくる生活環境の要因
     流・死産した胎児もさることながら、生まれた子どもにも、顕在的にか潜在的にか心身に異常があるからといって、それがすべて祖先からうけついだ遺伝的な素質によるわけではない。
     その大部分は、父親か母親、あるいは双方に多少ともそうした素質があるところに、それを助長するような生活環境が作用した場合や、もっぱらそうした生活環境の作用による場合である。
     そしてこの作用は、受精前の母親の卵子(または父親の精子)がうける場合と、妊娠後の胎児がうける場合があり、胎児の生活環境といえば、直接的にはただひとつ母親の胎内であり、これはもっぱら母親の生活によってつくられるのだ。

     * 


     ところで、この生活環境の要因には各種各様のものがあるが、このうち最も重大なものは、受精前の卵子(または精子)や妊娠後の胎児に損傷作用を及ぼす有毒物(産業排出物、環境消毒剤や農薬、食品添加物、医薬品など)や病原菌と、胎児の発育に必要な栄養の不足・不完全である。
     が、卵子(または精子)が作用をうけたときは、多くの場合、不妊という結果になり、妊娠しても胎児が正常に発育し始めないために流・死産して、異常が生まれることはまれである。
     そこで、異常児が生まれる生活環境として最も重大なものは、母親の胎内であり、その要因は、母親が毎日の生活で体内にとりいれる各種の有毒物や病原菌と不完全な栄養である。

     * 


     なお、こうした先天的異常と少し様子はちがうが、異常出産によって、なかば先天的・生得的な異常が起こる場合がある。
     未熟児として生まれ、その後の保育で視力障害その他の異常が起こる場合や、難産で脳性麻痺その他の障害が起こる場合などだ。が、こうしたことも多くの場合、胎児の生活環境、わけてもその発育に必要な栄養の不完全が主な原因になっているのだ。

    胎児は母体より強力に作用をうける
     環境要因の作用についてとくと理解しておかねばならないのは、胎児は母体よりはるかに強力に作用をうける、ということである。
     母体には別になにも異常は起こらないようでも、胎児には致命的な異常を引き起こすことがあるのだ。
     それは、母体はすでに身体諸器官が成長しとげており、しかも、この作用にそれ相応の抵抗力を備えているが、胎児は、ただ一個の成熟卵が受精後、極めて急速に分裂増殖し、僅か280日間で、一人前に身体諸器官が発育して出生するのであり、その間、この作用になにほどの抵抗力も備えていないからだ。

     * 


     もうひとつ、とくと心得ていなければならないことは、この作用の研究は、母体のようにすでに成長しとげている場合については、かなりすすんでいるが、発育最盛期の胎児については、なにほどもすすんでいない、ということである。
     しかもこの研究は、まず実験動物で行なって、これを人間に推定適用するわけであるが、人間と実験動物とでは、この作用のうけ方がちがう場合があり、各種の実験動物の間でもちがう場合があるのだ。

     * 

     従って、人畜無害とか副作用なしといわれているもの、そして一応、成人には別になにも障害・副作用はないようなものでも、胎児には思わぬ障害作用を及ぼすものがあるのが実状である。
     そしてこのごろ、こうしたものが生活環境にみちあふれているのだ。
     であれば、とくに妊婦としては、健全な子どもを生むために、生活環境わけても胎児に異常をつくる要因には、格別細かい注意を払って、その排除に最善をつくさなければならない。

    胎児の発育段階と環境要因の作用
     胎児に異常をつくる環境要因にはいろいろなものがあるが、その作用はそれぞれ胎児の発育段階によって多少様子が異なる。

     * 


     成熟卵は輸卵管内で受精するが、受精すれば直ちに細胞分裂を始めて新しい生命の芽となり、やがて子宮内にうつって着床する。
     これまでが約1週間の肺胞期である。
     この間に異常をつくる環境要因が作用すると、それが強いときは死滅し、弱いときは多くの場合もと通りに回復する。
     もと通りに回復しないときは、正常に発育し始めないために早期に流・死産する。従って肺胞期は、異常児の出生にそう問題はない。

     * 


     肺胞期をすぎると、新しい生命の芽は、第6週ころまでの間に、盛んに細胞の分裂増殖をつづけて、身体諸器官の芽ができる。
     この間、約5週間が胎芽期・器官形成期である。
     この間に異常をつくる環境要因が作用すると、その強弱に相応して異常が起こり、強すぎれば流・死産する。
     しかもこの間は、胎児が体内に安定し、また胎盤がまだ完成していないので、この期間は、諸種の影響をうけやすく、異常の発生と流・死産の危険が最も多い。

     * 

     胎芽期をすぎれば、新しい生命は胎児期にはいり、これまで発育してきた身体諸器官の芽が分化発達して、だんだんと人間らしく形を整えて出生する。
     従ってこの間は、胎芽期よりも異常ができる危険は少なくなるが、少しおくれて胎芽ができる脳と生殖器には、なお当分、異常ができる危険が多い。
     もうひとつ、この間の発育いかんによって、未熟児として生まれたり、過熟して難産になったりして、なかば生得的な異常が起こる危険がある。

    妊娠前から自分自身の健康を最高度に保って
     胎児の発育経過については、ふつう受精第何週とはいわず、最終月経の1日目から起算して、1ヶ月を28日とした月で言い表わす。
     そこで、胎芽期まではおよそ妊娠3ヶ月ごろまでにあたるが、4ヶ月末には胎盤が完成するので、このころまでを妊娠初期という。
     従ってこの期間は、異常ができる点からも流産する点からも危険が最も多く、また妊婦の心身にも異状が最も起こりやすい。
     5ヶ月ごろから7ヶ月までを中期といい、この期間は、胎児にも妊婦にも危険・異状は最も少ない。
     が、8ヶ月ごろから出産するまでの末期は、早産その他で胎児にも妊婦にも再び危険や不安が起こる。

     * 

     胎児の発育と妊娠の経過をこういうふうにみてくると、流・死産もさることながら異常児の出生予防に、妊婦が、いな妊娠の可能性のあるものが、とくと留意しなければならないことがよく分かる。
     生まれる子どもに環境要因(それはすなわち妊婦の生活)による異常ができる危険が最も多いのは、まだ妊娠とは気づかず、気づいても、その自覚がまだしっかりとしてこない間である、ということだ。
     そこで、健全な子どもを生むために肝要なことは、妊娠と気づいてからはいうまでもなく、さらに重要なことは、それ以前の平素から、胎児に障害を及ぼすおそれのある有毒物や病原菌の排除と、胎児が正常に発育するのに必要な完全栄養に最善をつくすことである。
     それはすなわち、自分自身の健康を最高度に保つことなのだ。
     そうすれば、さらにひきつづき、その子を健全に育てることもまた、おのずから容易になる。
     といってこれは、妊婦ただひとりでできることではなく、周囲の人々の協力、さらに広く社会的な協力と政治的な措置が必要であることはいうまでもない。
    (つづく)


次号参照

3. 肉の中の発癌物質

     医学博士 遠藤 仁郎 

     昨年の4月、アメリカ、マサチュセットの病院で、7名の、若い女性の膣癌が報告された。
     その後わかった例を加えると、今では、13名になっているそうだが、いずれも1946〜1953年の生れで、年令は15〜22才。(膣癌がこういう若い女性に出ることは極めて稀なことで、ふつうは、ずっと高年になって出る)
     これらの患者に共通していることは、かの女らの母が、その妊娠の初期に、流産を防ぐためにジエチールスチルベストロールで治療されていること。
     このスチルベストロール剤は卵巣ホルモンの作用のある合成薬剤で、発癌性があり、動物の実験で乳房や子宮に癌ができることがわかっている。
     それを、妊娠中に用いて、その娘に発癌したということは、この薬が胎盤を通って胎児にはたらき、後の発癌のもとをつくりあげていた、というわけだ。
     したがって、この薬は妊婦には絶対に用うべきではないし、そうすれば、将来、こうした悲惨な出来事は防ぐこともできよう。
     しかし、厄介なことに、この薬は、毎日われわれの食べている家畜の肉に残留している可能性がある。
     それは「危険な肉」として、さきに紹介した通りで(1月、185号)、わが国にかなり大量の肉を輸入しているアメリカでは、屠殺動物の3/4に、この薬がつかわれているという。
     わが国でも、外国のことなら何でも早速真似をしたがる国柄だけに、おそらくもう、それも少々ではなく、ジャンジャンつかわれているのではないだろうか。
     もっとも、肉の中に残っている量はごく僅かにすぎないから、ふつうのものがこれを食べても特別な影響はおこるまい。
     けれども、妊婦のばあいだけは別だ。
     というのは、胎児は母体にくらべ、甚しく発癌物質によわいからだ。
     現に、この膣癌の例にしても、この薬をつかった母体には、乳房にも性器にも異常はないのに、その娘には発生している。
     この事実は、いかに胎児が敏感で、おかされやすいかを物語るものだ。
     だから、たとえ肉の中に残っている薬剤の量は微量(今の検査法では検出できぬほどの)にしか過ぎぬとしても、決してなおざりにすべき問題ではない。
     そして、現在、妊婦食として高蛋白食がいわれ、肉食がすすめられているだけに、いっそう慎重に対処しないと、ながい悔いを残すことにもなりかねないだろう。

    (46・11)



4. ウマゴヤシ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     名まえの通り飼料としてすぐれており、馬がとくに好んで食べるという。
     マメ科のものだけに、栄養価ことに蛋白質にとんでいる。
     もちろん蔬菜としてたべてよい。

      大和本草に、
        「賎民飯に加え食す」、
      本草綱目には、
        「煮て醤を和して食ふ、また羹に作るもよし」
        (孟?)。

     生で食べ、青汁にしてもよい。
     もっとも、感光性の成分があり、馬でも時にウマゴヤシ病がおこることがあるそうだ。
     アカザ病やソバ病と同じく、日光にあたってかぶれるもの。
     だから、あまり大量を生食したり、青汁にして飲みつづけると、あるいは、そうしたことがあるかも知れない。
     効能は一般緑葉と同じだが、本草綱目「苜蓿」の項にはこんなことが出ている。

      強壮効果 中を安んじ、人を利す。
       久しく食ってよし(別録)。
       五臓を利し、身を軽くし、人を健にす(孟?)。
       乾食すれば人を益す(蘇頌)。
      胃腸に  小腸を通ずる(孟?)。
       多く食へば大小腸を利す
      (救荒本草抜)
      熱病や黄疸 熱病煩渇、目黄赤、小便黄に擣汁一升、吐利して癒ゆ
      (蘇恭)
      尿石  擣汁を煎服すれば沙石淋痛を治す(時珍)。

     ウマゴヤシには、ふつうのウマゴヤシの他に、コウマゴヤシ、マメツブウマゴヤシ、ムラサキウマゴヤシなどがある。
     そして、「苜蓿」は、ふつうのウマゴヤシにあてられているが、牧野先生によれば、ムラサキウマゴヤシのことで、ふつうのウマゴヤシは野苜蓿というのだそうだ。


    ムラサキウマゴヤシ
     この「苜蓿」、すなわちムラサキウマゴヤシはアルファルファ、またはルーサンともよばれ、2000年以上もの昔から栽培されており、アラビアでは、
    「馬には駿足と頑健さとをあたえ、
     人体にも、また、健康と精力をあたえる」、
     といわれ、Al−Fal−Fa(すべての食物の父の意)と名づけられたという。そして現在でも、もっともすぐれた飼料として、広く利用されている。

     この草の特長は、その根が深く土中に進入し、他の草の達しえない深層の養分(ミネラル)を吸収しうること。
     したがって、他の草にくらべ、ずっと栄養価がたかいことだ。
     優秀な蛋白質にとんでおり(18.9%)、カルシウムや鉄その他のミネラルにとむ(ことにカルシウムが多い。これを食べると、歯が丈夫になるという)。
     A・B・C・D・E・K・Uなどのビタミンも多い。
     しかも、宿根草なので、10年も15年ももつ。
     マメ科特有のなま臭味はいくらかあるが、サラダに入れて結構食べられるし、青汁材料にもなる。
     乾燥して粉末にすると、ずっと食べよくなる。

    苜蓿茶
     生のままか、乾燥したものを煎じてのむわけで、小児にも大人にもよく、授乳婦人にはことによいし、老人には理想的の飲みものといわれている。
    (遠藤)



5. 霊効の青汁道

    岡山県 S.A. 

     去る昭和29年の冷寒霜の12月末、始めて先生の御著書に拝顔いらい、漸次、先生の青汁道の心構えに習熟いたし申し、今日にいたり、その間、自らの難病、蓄膿・ノイローゼを治し、寒がりおよびロイマチス(関節炎)をば征服。
     健康生活(物質や地位を得た生活とはちがいますが、よく考えてみますれば、この基礎をいたす健康生活が第一のことでありますが)をかちとることが出来得ましたことを、先生に、何と感謝してよいやら、全くその言葉を知りません。
     また、人々に教えて、青汁道のお蔭にて、人の助かりしことも何度あったか知れません。
     風邪ひき、胃病、中風予防、眼病(白内障)、慢性中耳炎のため困っていた青年が生食青汁道を熱心に実行(その青年は、それまで、全く青汁道のことを知りませんでした)することによって、大変よくなり、就職して新生活を開拓いたす等、枚挙に暇無きほどでございます。
     私こと、このような霊効ある青汁道を武器として、今後、持病の慢性腎炎と戦い、これを征服いたしたくとの所存にございます。
     今月号の青汁新聞の慢性腎炎、イモ・マメ・ナッパ療法は、私にとりまして全生命力であります。



6. 天の配剤

     一切農薬を使わずにミカンを作っている方の話。
     第一年は、さすが、ひどい被害をうけた。
     しかし、2年目からは、しだいに害虫の天敵があらわれ、被害はだんだん減って来た、という。
     やはり、天工の妙。
     神は決して見捨てたまわぬ。
     いずれ、詳しい手記を書いていただくようお願いしてありますが、とりあえず速報します。



7. 案じていた脱毛症

    和歌山県 K.Y. 

     いただきました種子、早速苗床に蒔きましたところ、ただ今では5センチ位に発芽いたしてまいりましたので、大切に育てたいと一生懸命努力いたしております。
     また、それと同時に、家族ぐるみで青汁(現在ハコベ)を飲用いたしております。
     飲み始めてから今日で丁度2ヶ月になりますが、お蔭をもちまして、前便に申し述べました愚息の脱毛症メキメキその効果が現れてまいりまして、医師も驚くほど回復致しております。
     一時は、丸坊主になってしまうのでないかと思い、医師もそう申していられたのが、3分の1程度残して止りまして、すでに新しい毛が生えはじめて来ましたので、家中も明るさをとり戻してまいりました。



8. 痛感すること

    東京都 I.T. 

     昨今痛感せる一つを申し上げます。
     近時、政治家といわず、教育者、研究者といわず、成果があがらない場合、直ちに、罪を制度や設備等々に嫁す傾向が強くなったように感ぜられることです。
     私は平常、

    「射は君子に似たるあり。
     諸(こ)れを正鵠に失えば、
     反(かえ)って、
     諸(こ)れを其身に求む」
    (中庸)
     を指鍼としております。



9. 大変な偏食

    大阪府 T.N. 

     私は大阪に住む大学生ですが、最近つかれやすいので、悩んでいたのですが、先月、偶然、古書店で「青汁の効用」「食の危機と青汁」をみつけ、さっそく買い求め、二度も三度も読んでみました。
     これらの本により、今までの自分の食生活を大いに反省させられました。
     野菜類はきらいで、ほとんど食べず、肉や卵など、動物性タンパク質のとりすぎ、米の食べすぎ等、今から考えますと、大変な偏食でした。
     いまは、生野菜もつとめて食べ、市販の野菜で青汁もつくってのんでいます。
     おかげで、顔色もよくなり、疲れにくくなりました。
     ほんとうに、どうも有難うございます。



10. 今年も植えたい

    札幌市 H.T. 

     青汁を飲みはじめてから2年になります。
     ますます快調に生活させていただいております。
     今年もケールを植えたいと思います。




11. 質問箱 胃液の酸度

    静岡県 Y.K. 


     胃液の酸度が低くて胸やけするのは?


     ふつう胃液の酸度の高いときに来るものですが高くても来ないこともあり低くて来る事もあります。
     で、酸度のためではなくて、胃の過敏性のため、つまり、何かの原因で、胃が感じやすくなるときに感じるものと考えられています。



 コラム紹介

    全生涯を通じて激しい肉体運動を行なうと、
    心血管・呼吸器によい影響をもたらし、
    長命であるだけでなく、
    より健康な一生を送ることにもなる

    プールリエール



    豊かな食事、脂肪の多い食事、
    必要な運動の邪魔になるような自動車、
    そのほか娯楽や便利なものなどに、
    人々が楽に儲けた金を消費させるような近代的生活、
    ことに大都会における生活とか、
    いわゆる福祉社会とかなどは、
    高齢における健康や長生きの促進などには
    ほとんど役に立たない。
     ヘンシェン 老化の問題



    動物蛋白は人間にとって必須ではないにもかかわらず、
    人寿百才、しかも四十にして衰ふ
     (古語)








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