<1970年9月15日発行 第169号> | ||||||||||
目次 | ||||||||||
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1. イモ・マメ・ナッパで青汁をしっかり飲むと | ||||||||||
イモ・マメ・ナッパの基本は、日に一食、いな二食は、できれば三食とも、白米は(白いパンやウドンもほぼ同様に)芋に、切り身の魚や肉は大豆にきりかえると共に、三食とも青野菜を添えることである。 イモ・マメ・ナッパこそ本当の栄養食・療養食 従って、ミネラルとビタミンは、食物わけても、それが既知未知すべてにわたって最も豊富であり、しかもよく調和している(と考えられる)良質の青野菜・緑葉でとりいれることが肝要なのである。 それも、青汁にして、最も効率よく、しかもできるだけ多量にとって、各種のミネラルとビタミンを十分に、いな、それをはるかにこえて余裕があるくらいに、とりいれることが大切である。 そして熱量や蛋白質は、必要ほどほどにとりいれ、それも、芋や大豆、あるいはこれとほぼ同様に、栄養に調和をはかりやすいものでとることが大切である。 そうして初めて本当に完全な栄養になるのであり、さらに、医学では不治といわれているような難病でも、みずから治していく体力がついてくるのであって、イモ・マメ・ナッパで青汁をしっかり飲むことこそ、本当の栄養食であり療養食なのである。 いかにも味気ないようではあるが なお、こうした食養生をすすめると、広く人々の食習慣や好みとは正反対であるので、ふつう人並に健康な人々でも、さぞ味気ないものと思われるかも知れない。 けれども、とにかく食べてみると意外とおいしいのだ。 そして、芋や大豆に、よい品質のものをえらび、とくに青野菜には、成分も味もよい品種をえらび、昔ながらの栽培をしたものを使えば、よりいっそうおいしくなる。 一度も食べたことのない人でも、みなひとしく、おいしいといって沢山食べるのだ。 しかも毎日つづけても、別にそうあいてくるようなことはない。 これに、めいめい好むものをほどほどに、あれこれとつけかえていったら、毎日の食物がいよいよもっておいしくなる。 それは、こうした食物で本当に完全な栄養になるからであり、これをつづけていると、生来備えている好みがマトモにもどってくるからだ。 おいしいものは身につく、というのは、まさにこうしたことなのだ。 (難病でも治ってくる緑葉の特異な効能と、
そうした緑葉の品種や栽培については次号で。 文責在友成) | ||||||||||
2. 口で出来るてあて | ||||||||||
なめる | ||||||||||
3. ヒルガオ | ||||||||||
「嫩苗葉をとり、たき熟し水に浸し淘浄し、油塩に調へ食ふ」また、 「つけものにもすべし」とか、 「日に干して食ふべし」などともある。 が、備荒草本図には、 「但し毎日連ては食ふべからず」とあるそうだが、それは何故だろうか。 和漢薬考には、 「茎葉花根利尿薬とす。戦後の窮迫当時、学会でも、 「血糖を下げ糖尿病によい」という報告があった。 もっとも、これは、すべての緑葉に共通した効能ではあるが。 夏枯れの、野菜の欠乏時にも、この草はよく繁るから、青汁の材料にも、また青菜の代用としても利用価値は少くない。 | ||||||||||
4. 抗生物質 乱用は人体に有害 世界保健機関が警告 | ||||||||||
【ジュネーブ5日発=AP】 「抗生物質は効力の強い物質であるから、少量が食物の中にはいっても人体に有害となりうる」と述べている。 WHOと国連食糧農業機関(FAO)後援のもとに、日米両国を含む11ヵ国の科学者がジュネーブに集り、この問題について検討をしている。 この会議では、23種類の抗生物質と33種類の成長促進剤について、害毒予防の方法が検討され、各種抗生物質の許容量が示されることになるだろう。 野放し販売の取締りを要望 厚生省に主婦連
主婦連の高田ユリ副会長らは5日厚生省坂元薬務局長をたずね「医者の処方せんか指示がなければ薬局で売ってはならない抗生物質などが相変らず野放しで売られている。なぜもっときびしく取締まらないのか」と強く抗議した。アメリカで抗生物質のクロラムフエニコールに副作用があると規制したのがきっかけで、厚生省はこの5月「要指示薬を違法に売らないように」と通達を出したが、通達ぐらいではさっぱりきき目がなかったわけで、坂元局長は「近いうちに効果のある手を打つ」と約束した。 (43・7・6 朝日)
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5. カリホルニア支部を | ||||||||||
ロスアンゼルス D.I.
おいおい青汁のメンバーもふえてまいりましたから、遠藤青汁の会カリホルニヤ支部とかいう名をつけて、毎月メンバーが集って、健康の座談会を持ったらと思います。 | ||||||||||
6. よろこびの歌 | ||||||||||
千葉県 T.A.
私は、一昨年のこと、自動車で指をつぶしまして、爪をぬくことになりましたが、あまり痛くなく、また、葉をぬきましても、じきに血が止り、痛くもありません。
舞台化粧終えて顔師は口々に白粉のびのよきをたたえる おさらいを終えて帰れる門わきに舞台化粧に似し山茶花の色 写真コンクール入賞せしは先生の青汁のたまものと夜べに語ろう | ||||||||||
7. 夜も眠れぬ発作 | ||||||||||
島根県 S.Y.
心臓病で永い年月苦しみましたが、ケールの青汁を飲み続けましたお蔭で、今は、とても健康になりまして、到底のぞめないと思っていました旅行も出来ますし、畠仕事も出来て、楽しい毎日を送らせていただいています。 | ||||||||||
8. 生後5ヶ月から | ||||||||||
羽曳野市 K.I.
青汁新聞、待ちかねて、くま無く読んでいます。 | ||||||||||
9. グリーンペースト | ||||||||||
青汁粉末、緑葉乾燥末を食用油でねるか、いろいろの含脂種実(ゴマ、南京豆、南瓜子、ヒマワリ子、松実(み)、カヤの実(み)など)とねり合わせてペーストにする。 | ||||||||||
10. 多いときは八合も | ||||||||||
岡山県 M.Y.
青汁教室へお伺い致しましてから1年2ヶ月も過ぎました。 | ||||||||||
11. 隅から隅まで | ||||||||||
大阪市 I.N.
「健康と青汁」誌、毎号たのしく拝読いたしております。 | ||||||||||
12. 便通ノイローゼ | ||||||||||
便通のよいことは確かに大切なことだ。 | ||||||||||
13. 欠かせぬ食品 | ||||||||||
広島県 T.T.
去年の12月、兄嫁が急性の肝臓炎で入院。 | ||||||||||
14. いたし方なし | ||||||||||
山口市 H.M.
宅の若い者や孫たちに、青汁の効果を知らしたいと存じますが、飲めないと申して、一向、その気を出しません。 | ||||||||||
15. 一家健康 | ||||||||||
埼玉県 Y.M.
青汁のおかげで幸い、一家健康に恵まれています。 | ||||||||||
16. 香 | ||||||||||
洋の東西を問わず、古くは種々の香が治療的に応用された。 「十種の成分から香を、家や衣服にたたきこみ、また丸薬として内服した。患者自ら火、煙、熱湯で処置したので、往々、重大な障害を来した」という記録があるという。 また、古くは香を家宝として珍重したり、貴重な香をもとめて長い旅をした物語りも少くない。 3700年も前、ジョセフはエジプトの香をたずねて、ラクダの背をかって旅をした。 そらから1700年後、キリスト紀元の初めごろ、東方の三聖人は、あらたに誕生した王のため、金と香をたずさえて来たが、香は金よりも貴しとされた。など有名な話だ。 | ||||||||||
17. 質問箱 | ||||||||||
千葉県 S.Y.
問
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コラム紹介 | ||||||||||
労働に慣れてゐるものは、 ヒポクラテス
肉体の働きは精神の苦しみを解放する。 それで貧乏人が幸福になる ラ・ロシュフコー
良き空気の中に居るといふことすら 大都市ではなかなか出来にくい。 それで、吾々は色々の理由から 大都市に於て多数の職工を一所に集まり住まはせる 馬鹿に大きな建物は一切全部とり潰して、 如何なる家族でも、必ず一軒を持ち、 前栽を備へて多少たりとも野菜を作れるやうにする事に 全力を注がねばならぬ ヒンドーヘーデ
年をとることにも一つの取り柄はあるはずです。 それは、年をとってもあやまちは避けられないとしても、 すぐ落ち着きを取りもどすことができるということです。 ゲーテ
粗食は、健康の愛である。 さもなければ、多く食し得ざることである ラ・ロシュフコオ
身を治め性を養ふには、 努めて其細を謹(つつし)み 小益を以て不平なりと為して修めざる可からず。 小損を以て無傷なりと為して防がざる可からず。 凡そ小を聚むるは 大を就す所以にして、 一を積むは億に至る所以なり。 若し能く之を微なるに愛(をし)み之を著なるに成さば 則ち道を知るに幾(ちか)からん。 抱朴子
人生の助言 故 深山 旅愁
カメラに入れたフィルムは、終りの2枚は予備に取って置きたい。 これを残して良かったと思うことが有るかも知れないから。 | ||||||||||
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