健康と青汁タイトル小  <1969年10月15日発行 第158号>
 目次




1. 頭をよくするには

     医学博士 遠藤 仁郎 

     一般のものでも、しだいに上自然上合理になりつつある日常生活のために、血液はとかく濁りがち。まして、夜も昼も、勉強、勉強においまくられている受験生諸君は、ことさらその度は甚しい。
     それでも、若さの元気があるだけに、また、昔おそれた結核といった業病の心配がなくなっているだけに、からだの方は、少々無理をしても、大したことはないようです。
     けれども、頭の方となると、なかなか思うように、うまくは働いてくれません。しかも、試験地獄はいよいよにきびしい。なんとかもっと頭がよくならぬものかというのは、受験生だれでもの願望というものでしょう。

     頭をよくする方法についても、いろいろといわれています。しかし、要するに、ほんとうに健康であればよいのではないでしょうか。
     頭の働きは、からだの働きよりも、はるかに微妙なものだけに、その働きを最大限に発揮するには、それを養っている血液が、いつも最良最上の条件に保たれねばならぬことはいうまでもありません。

    食べ方
     頭をよくするためには食べすぎてはなりません。ことに白米飯。腹がはると、頭はぼやけ、ねむくなる。いつも少食にすべきだが、そのために、からだをこわしては大変。そこで必要な栄養分は十分にあり、しかも、分量の少くてすむような食が望ましいわけです。
     つまり、栄養素はすべてそろい、それらがうまく釣り合っている完全食でなければなりません。それには、どうしても良質ナッパ(ビタミンがそろって多く、吸収しやすいカルシウムにとむ)を十分に食べ、しかも、なるべく多くを生で食べなければなりません。そうすれば、ミネラルやビタミンに十分の余裕が出来るので、熱量源(糖質、脂質、蛋白質)は完全に利用されるから、上完全な食のばあいよりはずっと少量でも十分足るし、有害な中間産物も出来ないので、血はいつもきれいで、からだ中のすべての働きがうまく行く。
     そこで、体力も十分なら、頭の回転もよくなるという道理です。
     そこには、むつかしい栄養学上の理窟があるのですが、勉強にいそがしい時に、面倒な講釈でもないでしょう。
     今までの食習慣でもよろしい。ともかく、それに、十分の良質ナッパを添え、青汁をうんと飲む。
     しかし、ふつうのように、まず飯をほおばり、うまい肉や魚や卵の料理をそえていては、とても十分のナッパは食べられません。まずナッパを食い、青汁を飲み、(普通の平均食からいって、少くとも2合は必要なので、それ以上を)、それから飯や肉や卵などのおかずを食べる。
     そうすれば、飯の分量もおかずの分量も、しぜん減ります(白米飯を小麦もの、ソバ粉、マメ、イモにかえ、肉卵のほかに大豆ものをかえれば、一層よろしい)。
     なお、おかずの味はうすく。砂糖は純粋の熱源で、これが過ぎると、白米がすぎるのと同様、(いやそれ以上に)B1上足のために、ねむくなるし頭の働きも悪くなります。
     (味つけの砂糖は目に見えぬ白米飯のようなもの)。
     菓子はなるべく避け、コーヒー、紅茶には砂糖を少く、または入れずに。間食には果物か野菜(トマト、ニンジンなど)。牛乳、青汁を入れた牛乳はことによろしい。ともかく、それをつづけてみる。
     そのうちに、なるほどと紊得がゆくことでしょう。
     落ちついて勉強できます。理解力も記憶力もよくなる。少しも疲れぬ。よく眠れる。通じがよい。食が減ったのに痩せもせぬ。そして、いつも何となく気分がさわやかなことに気がつくでしょう。
     心のゆとりが出来たら、頭休めの時間に、「青汁読本《や「青汁の効用《を読んで、緑葉食・青汁の理論をよく理解してほしいものです。それは、必ずや諸君のながい人生に益するところが少くないでしょう。

    健脳薬
     頭をよくする薬といったものもいろいろいわれています。
     無難なのはビタミン剤や肝臓薬といったものでしょうが、これらは、いわば栄養素の一部。
     食べ方さえ正しければ、その必要はないもの。昔はやった覚酔剤は、有害とわかって禁止されていることは、よく知られている通り。最近はトランキライザーや精神安定剤、頭痛どめといったものも多い。
     いらだつ気持や頭痛をおさえる効果はあるでしょうが、頭は決して、これだけでよくなるものではありません。
     その上、ながくつづけていると、思いもよらぬ副作用にあてられることもないとはいえぬものです。
     私どもの学生時代、「健脳丸《という薬がありました。これは下剤で、飲むと数回の大腹下げをする。
     そして、あとはいかにもすがすがしく、落ちついて勉強出来るようになる。
     何といっても食べ盛り、三度の食事はうんと食い、その上、肉や卵と栄養補給をやり、おいしいご馳走づくめ。間食の菓子も食う。そして運動上足。そこで、とかく便秘がちとなる。
     便秘すると、腸内でいろいろの分解物が出来、それが吸収される。肝臓はこの毒を消す役をもっているので、いつも過労状態となり、疲れやすい。そして、血は濁ってくるから頭も悪い。
     通じをつけて、腸の大掃除をすると、腸で出来る毒は減り、肝の疲れは回復し、血の濁りもとれ、または減る道理。もっとも、下ると、途端に気持がよくなるから、腸から反射的に脳に影響するところもあるのでしょう。
     ともかく、いつも便通をよくしておくこと。時には下剤をかけることは、頭の働きをよくし、勉強の能率を上げるのには確かによいことです。

    運動
     いかに勉強家でも、朝から晩まで、机にかじりついていられるものではないし、たとえ、ついていても、能率は上るものではありません。適当に、休憩も必要なら、気分転換も大切。
     それにもっとも適しているのは運動です。坐ったままで大きく欠伸するのもその一つ。
     軽い体操もよろしい。せめて食後に散歩する。腹がはっていては頭は集中出来ません。朝食や昼食後はともかく、食べすぎがちな夕食後には、程よい程度の運動はぜひやりたいもの。そして、時折は大いにあばれて汗をかくことです。
     中学校のころ、試験勉強に疲れて、頭が悪く、問題が考えられぬというと、「運動場に出て走るか、道場で竹刀を振って汗をかけ《という数学の先生がありました。
     一汗かくと、確かに頭はよくなります。現在の私は病院勤務で、殆んど汗をかくことがない。そこで食べものに気をつけ、時には風呂でうんと汗をかきます。これも気持のよいものです。
     しかし運動した後の爽快さには遠く及びません。月一回の徒歩の会で、一日歩き、しっかり汗を出した翌る日の月曜は、一週間のうちで一番忙しい日なのだが、実に気持よく仕事がはかどります。
     食べものが正しければ、その必要もないようなものですが、それとともに、時々こうしたからだの大掃除をやることは、勉強の能率をあげる上によいことだと思います。



2. サルトリイバラ

     山野に自生するツル性の木本。かたい茎に荒いトゲがあり、まるい大きい光沢のある葉がつく。
     初夏、黄緑色の花がさき、秋には、サンゴ珠のような紅い美しいまるい実が出来る。
     根茎を菝葜、または和の山帰来といい(俗に山帰来とよんでいるが、これはあやまり。本当の山帰来は、次にあげる土茯苓)、発汗剤とし、主に、梅毒や痛風の治療に用いられた。
     また、疫病や一切の邪をさける、というので、正月の屠蘇に入れられている。

    土茯苓(本当の山帰来)
     中国産の同種の椊物の根で、和産はない。
     これも同じく主として梅毒に用いられているが、これを食えば、

      「飢えず、中を調へ、洩を止め、歩を健にし、睡らず《(臓器)

     という。
     蘭方で梅毒につかわれたサルサ根は、熱帯アメリカ産の同種椊物の根で、これには強精効果があるという。ルーカス(Lucas)氏によれば、ながくメキシコに住んでいたエリク・サルメ(Eric Salme)というハンガリアの学者は、インジアンが精力の衰えや陰萎に使う薬を研究し、この根の中に性ホルモンのあることを発見した、という。
     また、メキシコや南米にはこれからつくった精力剤があり、狭心症や禿頭にもよいといわれている、という。
     ところで、この葉の利用法としては。柏餅の柏の葉の代用に餅をつつむか、子供たちのままごと遊びにつかわれるくらいしか、他に何のとりえもないものだが、山では味のよい葉の一つ。
     山あるきなどの際、しがむと、渇きをとめるのに、まことに都合がよい。
     わかい葉はサラダにして食べてよいし、青汁の材料にもなる。葉の効用については、本草書にも特別の記載は見あたらぬようだが、一般緑葉と同様だろうし、同属の根に上記のように霊験いともあらたかなものがあるとすれば、この葉にも、なにがしかの効能があるかも知れぬ。
     したがって、ほかの一般の青汁よりは(どんな青汁にも若干の強精効果はあるものだが)、そのききめが大きいかも知れぬ。


     わかい実を塩漬けにして食べるところがあるそうだ。秋に紅く熟したものは、カスカスしていて余りうまいとはいえないが、それでも、ちょっと甘味があって、結構たべられる。



3. (青汁教室) 食養生についての断想(24)
   ——主として栄養の知識と食養生の知恵について
前回参照

     ある有吊な禅寺で、栄養士を入れて栄養改善をはかったら、栄養失調におちいる雲水がふえてきた、という話がある。
     この栄養士とて、おそらく、それ相応に栄養の知識を学び、栄養士の経験もそれ相当つんでいたのであろうが、いったいどういうわけなのであろうか。
     全くもって無責任な推察ではあるが、古い大きな禅寺という特殊な生活と毎日の食物全般の実状を的確に把握し、開祖以来長年の間つみ重ねている食養生の知恵を謙虚に学んで、慎重に対処しなければならなかったのに、それを怠って、あさはかにも傲慢にも、自分の知識と経験をふりかざして、いきなり毎日の食物を改めたのではあるまいか。


     ある有吊な生化学者・栄養学者が、高血圧にかかって最高の医療はうけたが、どうもすっきりと治らず、毎日の研究と生活にも上便であるので、たまたま人のすすめもあって毎日の食物を全面的に改めたら、意外と順調に治って、いまさらながら食養生の重要性を痛感し、人にも話して苦笑いした、という話がある。
     どんな病気でもそうであるが、とくに高血圧といった慢性的な病気にかかるのは、ひとつには毎日の食物にひどい間違いがあったからであって、その治療に肝要なことは、この毎日の食物の改善であり、この食養生を土台として初めて、医療がその本来の効果をあげるのだ。この食養生には、そのよりどころとして栄養の知識が必要上可欠であることはいうまでもないが、栄養の知識があるからといって、必ずしも常に立派な食養生ができるとは限らないのだ。
     その知識をふまえて、めいめいみずから毎日の食物を見きわめて、実際的具体的にうまく工夫していく知恵が肝要なのである。

     スモン病にかかって全く歩けなくなり、それ相応に信用のある大学病院でできうる限りの診療をうけたが、いっこうに治らず、ワラをもつかむ思いながら、青汁を取り入れた徹底的な食養生につとめたら、数ヶ月でほぼ治ってきた青年がある。
     たまたまある大学病院で念のため詳しく診察してもらったら、スモン病は治らない病気であり治った例もない、スモン病に以た他の病気もあるので、それをスモン病と誤診されたのであろう、といわれたそうだ。
     あるいはそうかも知れないし、そうではなく本当にスモン病であったかも知れないが、いずれにしても、スモン病のような厄介な症状が見当たらないくらい治っていることは確かなのであろう。
     それはともかく、大学病院の医師としては、まずもって科学者として発言し、従って、スモン病は治らないというのは一応当然のことであろう。だが、科学的に究明されている医療には一定の限界があり、この医療で治らないといわれている病気でも、他の療法と、とりわけ正しい食養生で治ることがあるのだ。
     であれば医師たるもの、そこを謙虚にわきまえて、この食養生が別に何も治療の妨げとならなければ、そこにも最善の努力を払うことを決して忘れてはなるまい。でなければ、病人を絶望に追いこむ恐れがある。

     食養生・栄養改善といえば、その道の専門家でも、熱量はともかく、蛋白質を、それも動物性蛋白質をもっとふやすように、あるいはさらに脂肪ももっとふやすように、従って肉・魚・卵などをもっと沢山食べるようにすすめ、そしてなにかつけたし的に、牛乳や野菜果物を、それもつとめて緑黄色のものを忘れずにと言い添えている場合、そう聞きとっている場合が少なくない。
     人によっては、それもそう間違いではない場合もあろうが、肉・魚・卵、牛乳・果物といったものは、ふつう、それ相応にカネがあれば、すすめられなくても、めいめい常識と習慣と好みによって必要なだけは十分食べる。いな必要以上に食べすぎ易いのだ。
     だが、ほとんどすべての人々で、カネが十分あっても、なくても、必要なだけ十分とっていないのが、カルシウムその他ある種のミネラルと各種のビタミンであり、それが最も豊富な緑色の濃い青野菜である。
     このため、カネが十分あるなしにかかわらず、クスリその他の医療では容易に治らない厄介な病気にかかり易いのであって、すべての人々にまずもってすすめなければならないことは、この青野菜をもっともっと沢山食べることである。

     食養生・栄養改善には、まずもっと青野菜を、それも青汁にして十二分にとるようにすすめると、その道の専門家でも、なにもわざわざあんなまずいものを飲まなくても、栄養剤をとればよいと、いっこうに耳を傾けない人、反対する人さえ少なくない。
     こんな人は、そうした栄養剤の成分以外に、なお必要上可欠なものが数限りなく、そうした栄養がすべて最も豊富であると推測されるのが青野菜であり、これに代わり、これにまさるものは他にない、ということを忘れているのだ。
     こんな科学主義者は、自分自身ばかりでなく、他人の健康までも搊なう。
     本当の学者・専門家は、科学的に究明された知識におごることなく、まだよく分かっていないことが限りなく多いのだと、謙虚に慎重に対処するはずである。

     栄養学の説くところを、心を開いて、よく考えてみると、昔の食べ方のほうが、はるかに理にかなっているところが多いようだ。
     食養生の話をすると、昔の人はみなそうしていたと、口にも出して答える人はあっても、自分自身、実際に毎日の食物を改め始める人は極めて少ない。
     栄養学はそれ相当に進歩しているようであるが、それを活用しているのは、主として薬品・食品・化粧品などの企業であって、人々の毎日の食物には、それほど活用されていないようだ。これは、いったい、どういうわけなのであろうか。

     食養生の知恵は、食事の習慣や好みではなく、必ず常にまず第一に健康をねらい、宣伝や流行ではなく、必ず栄養の化学的な調査研究に基づき、云い伝えや迷信ではなく、賢明に古人の知恵に学び、今さしあたりの無事に安心することなく、よく考えて今後起こるかも知れないことがらを予測し、自分自身の毎日の食物全体をとくと見きわめて、綜合的に判断し対処するところにある。
     しかも、自分ひとりで判断するのではなく、良き師について、すなおに指導をうけるところにある。



4. 東北地区青汁大会
    —第二回 新庄支部総会—

     小林 啓蔵

     これは私が勝手につけた吊称で、実は6月15日、新庄支部で開催された第二回総会の情況を、皆様に報告しようと思ってつけた見出しと思っていただきたい。然し、勝手につけたと云うものの、理由が無きにしもあらず。集った人が福島、山形、秋田の三県に及び、私は午餐会の挨拶の席上、此の会は、実は、東北大会だと云ったのであった。
     青汁の会でこんなに各地区から大勢(70吊位)集まると云うことは、本部の5月の倉敷に於ける総会は別として、滅多になかろうから、紙上をかりて気㷔をあげようと思うのです。

     考えて見ると、今から8年前、福島市で阿部政喜さん等が、青汁狂になり出した頃から、この青汁運動が東北地方の一隅で始ったものと思う。
     山形県では、南陽市宮内町の大間栄先生が先駆者で、山形へ来て、我々に支部をつくれと口説かれて、山形支部が出来上り、此の三支部で、37年の8月に遠藤先生御夫妻をお迎えしたのであった。
     そして42年には当新庄市に隠明寺先生御夫妻を母体として、青汁狂が発芽し今日に至ったのを思うと、丁度、最上川が北流して日本海に注ぐように、北へ北へと流れたのであった。
     今日は、秋田県横手市から、過般、小生が本紙上(3月号)で、「みちのくの青草先生の講演《と題し、一筆皆様に御紹介した寺尾先生が、奥さん同伴で来て居られた。十数種の野菜を沢山持参せられている。
     最上川は新庄から大体左折して、日本海に向っているが、この青汁の流れは秋田県へ向うか、鶴岡、酒田の方向へ向うか、興味ある問題の様な気もする。


     会は市立中央公民館の2階の和室で、10時から始められた。型通りの会計報告があってから、隠明寺先生の倉敷市で行われた本部の5月25日の総会出席の情況が、細かく報告された。
     隠明寺先生は、過般の倉敷行が非常に有益で、且つ心温まる数々の思い出からか、筆者にも来年は是非にとすすめられるのであった。米沢出身の98才の矢野先生の矍鑠たるお姿にお目にかかれた事も、印象深く語られるのであった。 

     11時から寺尾先生の講演と実演が始まる。先生が草食動物の様になられた動機は、今から12・3年前、胃を非常に悪くして、食事が殆んど出来なくなり、それに、血便が1週間も続いた時、たまたま遠藤青汁を知り、当時はケールなどと云うのがなかったので、野草を主とし、米食からパン食、パン食から粉食へと、現在の食事に入られたと云う。
     粉食に入られた動機は、父上が鴬を飼って居られ、その摺餌づくりを見て、誘発されたものの様である。
     4・5年間は近所の人からも冷笑され、野草は兎に食べさせるのですかと云われるから、ハイそうですなどと云って来たと云う。今は、自分はこの野草が200円もかけた弁当よりも何よりも、うまく食べられる様になったと云う。
     今日のお話は、健康管理の方法として、食事の方法は最も大切な事だが、其の外に、精神的な面としてストレス解消が重要だと力説される。先生はドンナ事があっても怒らず、始終ニコニコして居て、周囲の人をも笑わせて居る。
     飽きるのでなく、気分の転換を始終やっている。体操は3時頃目が覚めた時、床の中で始って、体を柔軟にする為め独特の健康体操を編み出されている。
     57才と云うのに、血圧は最低70から最高100で、30才の青年の様。睡眠1日5、6時間。それでも時間が足りないとこぼしている先生である。
     酒、湯茶は一切摂らない。牛乳は1日2合も飲む。

     12時半頃から、青汁料理の午餐会が別室で始まる。会長の隠明寺先生は、奥さん同伴で、此間、倉敷の総会にまで行って来られたので、今日は、この方は奥さんが司令官で、お手伝7・8人居られた様。
     献立は、ジャガ芋、サツマ芋、煮豆、グリーンサラダ。最後の此のサラダだけが手数込んでいて、筆者には説明しかねたが、これで結構うまくて、かなりの満腹感も持たれるのであった。
     青汁はお望み次第いくらでも出される。青汁狂には、こうして、一堂に何十人となく会して、イモ、マメ、ナッパの食事をされると云うことは最高のよろこびであった。
     南陽町の大間栄先生、胃ガンが青汁で治ったと云う山形市の木村軍次先生のテーブルスピーチにも嬉しい感激の気持が溢れていた。

     1時からは、福島市の阿部政喜先生の講演。「或る引揚軍人の青汁体験《と題し、「健康と青汁《に手記を掲載されたことがあるので、知って居られる方もあることと思う。
     本業は「つむぎ織物工場《のご主人なのだが、青汁とクリスちゃんとしても亦有吊な方である。
     数年振でお会いしたのだが、元気溌剌として居られ嬉しかった。
     お話は旧約聖書、創生期から始まり、「神さまは、私どもに肉をあたえると云われず、全地のおもてにあるすべての草と、すべての木をあたえる《と言われたと切り出される。そして、氏を青汁に導いてくれたのは、東京の麻生さんと云う牧師さんであったと云う。
     氏は商用で時々上京され、大阪までも行かれるのですが、それが1年位経ってからと云うものは、まるで別人の様に疲れなくなり、夜行に夜行の強行軍をやっても平気だったというのです。
     それ以前のおからだは、糖尿病、肝臓障害、其の他の病人で、もし青汁を飲まず、あのまま過したら今頃まで命があったかどうか疑問。
     爾来、福島では支部をつくり、一時は六十数人の会員を擁し、それが全部難病の持主だったが、殆んどが治って、青汁大学を卒業した形だと云うのです。
     白血病が治った医者、13年寝たというカリエス患者、前立腺肥大症の人等。
     此席で「ガンは治らないか《という話も出ました。遠藤先生からは「治る《とのご託宣はまだ聴いてない。
     然し、先生のは学者という立場から100%主義をとっているのであって、青汁を十分飲み、他の食事も本部流に従えば、98%はガンにはかからない。というような発言が会員からなされたのであった。(山形支部からガンが治ったという二人の人が当日出席した)元気と自信に満ちた先生の講演は約1時間、聴衆に多大の感銘を与えて終了した。

     高血圧による脳出血、胃癌等の成人病は全国的にも死亡率の最も高いものと聴いているが、秋田、山形の米産地は、殊更、この病気が多い。
     早期診断だ、栄養改善だとかなり騒いでいるが、今日のような徹底した研究と実践は、ほんとうに尊いものの様な気がしてならなかった。
     山形県には遠藤青汁会会員は、推定250人位かと思うが、組織の有難さも身に沁みて感ぜられるのであった。青汁は会員以外にも、静かなブームとして随分飲まれている。
     然し徹底味に欠けやすい。青汁の中心となる人は、青汁の文字の下に、狂とか信者とか党員とか、つく人達の様である。この隠明寺先生は夫妻など、そのトップに立たれて居ればこそ、今日の会合が出来たのだと思う。

    ——山形支部長——



5. スモン病になって

    倉敷市 S.O. 


    発病当時の状況
     去年の6月に発病して以来もう1年になります。
     それまでは、元気なのをよいことに色々なことに忙がしく飛びまわって無理ばかりしていました。
     無理をしていると、自然、食事が上規則になり、食べたり食べなかったり、大好きなコーヒー、紅茶の飲みすぎと、食生活が乱れていたと思います。疲れと緊張とがたまって6月初め頃、熱を出して下痢をしてしまいました。
     まだ、お腹が良く治らないのに、熱が下ったので、医者でもらった薬を飲みながら、普通の生活をしていましたが、全く良くならず、便は悪く胃腸の痛みが日増しになり、えぐるような痛みちくちくする痛みと色んな痛みが四六時中続き、食事もできず、睡眠もとれず、痛みどめの注射も薬もきかず、その上、下痢がまた始まり、便秘したりで、苦しくて泣く力も出てこない有様でした。
     その間、中央病院に行きましたが、別に何とも言われず、腸の薬をいただいただけでしたが、その後、一段と痛みが激しくなり、日曜日でしたが、盲腸かもしれないと思い、また中央病院に行きましたが、大腸カタルだろうと言われ、クロマイをいただきました。
     その後、足がぴりぴりして、しびれて、変だと思いましたが、痛みが治ればとれるだろうと、余り気にもとめませんでした。クロマイをずっと続けて飲むうちに、3、4日便秘して、その後下痢になり、それもしだいに良くなって、痛みも徐々にとれ、一応治りました。
     7月の中頃でしたが、その時、しびれもとれました。
     治り次第、レントゲンをとりましたが、どこも異状なく、安心して、夏にはキャンプなどに出かけて元気に過しました。ところが、8月の終り頃、また下痢をし、痛みが始まり、徐々にひどくなり、寝こんでしまいました。お腹は痛むし、腰も異状に痛いので、食事をする元気もなく、慢性大腸カタルと思い、食べるものも制限し、あめなど甘いものはよく食べていました。
     しかし、一向に良くならず、少しづつ腰から下が、ぴりぴりとしびれ始め、ももが時々針が通るように痛みましたが、気にもとめませんでした。そのうち、歩いていてもフラフラとし、2、3日してとうとう歩けなくなってしまいました。
     医者にそのことを言いますと、びっくりなさって、スモン病かもしれないと言われ、その時、初めてスモン病という病気を知りました。歩けなくなって3日目、10月3日に中央病院に入院しました。

    入院中の食事療法
     遠藤先生に初診の時、甘いものはやめて、青汁を飲んで、野菜果物など、ビタミンの多いものを食べるように言われ、青汁のことはずっと以前から知っていましたが、病気して初めて飲む気持になりました。
     入院している間、しばしば、ある知り合いの方で、青汁を飲んで健康になられた方から、色々と本当の栄養について、遠藤先生の進められる食事の仕方についてうかがいました。
     入院中は甘いものを一切やめました。最初のうちは普通食で、牛乳と青汁を1本づつ買って飲んでいましたが、遠藤先生のお言葉に従って、青汁を3本は最低は飲まなくてはいけないので、その為、食事も特別食となり、栄養のある肝臓食にしていただきました。
     朝はパンにバター、みそ汁、ゆで卵に豆。
     昼はだいたい魚類と野菜のあえもの(4、5種類のものが入れてある)、それにレバー。
     夜の食事もだいたい昼とよく似ていて、大変野菜の料理が多いことです。特に、おからに色々なもの、野菜や貝類などをまぜ合わせたものなど、おいしくて栄養のあるおかずが多く、楽しい食事でした。
     その上に牛乳1本と、青汁を3本。しばらくして、4本、5本、と増していきました。
     入院して後半は米食をやめて、イモ食に変えました。入院してからは、痛みもとれ、病気も進行しなかったので、お腹はぐるぐる動きまわり、まだ歩けませんでしたが、読書をしたり、絵を描いたりで、割合、楽な入院生活でした。
     入院して10日目位から機能訓練を始め、運動神経の方は少しづつ治ってゆき、背髄注射を何回かしているうちに、お腹のぐるぐるも少しづつおさまってきたように思います。
     入院して100日位、今年1月半ば頃、退院することが出来ました。最初は、早ければ数ヵ月、長ければ1、2年かかると言われていましたので、思いがけず早く退院することができ、本当にうれしく思いました。

    退院後
     後遺症として、しびれはまだ足の方に残っていますが、運動神経の方はほとんど完全に快復し、走ることも出来ます。退院後も青汁1日に3本飲み、なるべく生野菜を豊富に、そして、大豆など豆類、イモ類を食べるように心がけています。
     母も青汁を飲み、家族みんな、遠藤先生の言われる食事の仕方をいつも心がけています。
     病気して以来、正しい食生活の重要さをひしひしと感じ、以来インスタント食品などは一切やめ、コーヒー、紅茶もほとんど飲まないようにしています。
     退院後の経過も大変順調に良くなっているので、アドバイスして下さった方々に本当に心から感謝しております。
     病気になったことを思うにつけ、それ以前の三度の食事を、上規則にしたり、好きなものばかり食べていたりの片よった食事を反省し、また、最近大変に多い、まぜものや薬品のたくさんは入った食品に、あらためて、驚きと恐れをもっている次第です。
     イモ、豆、ナッパの生活がよく脱線して、くずれることがありますが、脱線しながらでも、この線路の上を走ってゆきたいと、私だけでなく、家族のもの心から思っております。



6. 腰痛と青汁

     岡山県邑久郡牛窓町にある協和カーボン工場では、工員の健康のため、永年、青汁をとりいれていられますが、さいきんになり、工員に腰痛症・腰部捻挫の労災が続発し、特安工場の指定を受けるようになり、それとともに、私病の腰痛で休む人も多くなったそうです。
     そこで年度末に、安全統計をとって調べてみたところ、青汁との関係がはっきり出たのでと、同社の保健婦の北谷文子さんから、そのデータを送って来られました。

     それによると、

       「当社の全従業員の10%(43年4月〜44年3月)の人が腰痛症を起している。《

       「この10%の方について、青汁との関係をみてみますと、当工場では、青汁を始めて10年になりますが、その間、一度も青汁を飲んだことのない人が、腰痛症、または腰痛捻挫をおこした人の98%となっており、後の1%の人は、慢性の坐骨神経痛のある人で、年令的にも定年に近い人であり、後の1%の人は病因による腰椎ヘルニアのある方です。《

       これをみましても、平素の食生活が、いかに人間の老化現象を早めているかが、よくわかります。云々《

     と書かれています。
     そして、添えられた北谷さんの通信には、

       「一時、飲用する人がだんだん少くなりまして、折も折、住友化学に吸収され、社長がかわられましたことから、青汁を止めるようとの話も出ておりましたが、福田常務、工場長森田さん等のご協力をいただき、また、永年飲用している人々の強い反対のご意見と温いご支援と、ツリーケール耕作者横山辰弘氏の1日もかかさぬ材料の配達、熱心な栽培のおかげによりまして、10年間、無事故にて今日にいたりました。
       最近になり、また飲用する人がふえまして、カーボンと青汁は、切っても切っても切れないものとなってしまいました。ほんとうに有難うございました。私も当社へ勤務中は、どんなことがあっても続けて行きたいと思っております。
       従業員の一人一人を、愛情をもって、健康について心がけているつもりでおります。まだまだ青汁については、多くの方々におすすめしたいと念願しております《。

    (44、6)



7. 心で微笑む人

    藤沢市 T.K. 

     「いつも心で微笑んで居られる人になりたいです《

    (初頭偶憲)
     おかげ様で、青汁で、もうその様になりかけております。有難うございます。



8. 青汁の素で永い病苦から救われる

    栃木県 M.A. 

    3、8
     先程からいただいているパンフレットは、同病の人達にあげ、遠藤先生の著書も知らせています。
     どうなっているかは、私も家から一歩も外へ出られない病人だけに、わかっていません。
     やがて外出が出来るようになったら、以前、市役所や会社の労務課にいたので、病気で、現代医学を冷笑しつつ、治せない医療を受けている仲間や知人もあるので、大いにすすめて歩きたいと思っています。
     また、私の青汁の成果をみつめているわけですが、永い病気と、やり方が悪いのか、どうも目に見えてとは行かず、じわりじわりで、だんだん軽くなっているという所ですが、体力だけは増加しません。
     病気の苦しみが軽くなれば、じっくりと、とっ組んでやるつもりでいます。

    3、25
     おかげ様で、罹病依頼の好調をつづけております。医療は受けながらも、食事に留意して、全治を期し、青汁をのむ張り合いも、ぐんと出て来ました。
     よくなったら、知人の罹病者を訪ねて、青汁の効果を大いにすすめて来るつもりです。
     みんな色々な療法をして失望し、全治の見込の約束のない医療をうけながら、なかばあきらめています。
     そして、私の青汁療法をみつめています。なかば信じ、なかば信じないで、私は思います。
     青汁は安心して飲める「青汁の素《に、しくものはないと・・・・・・

    4、20
     申しおくれましたが、私の病気は、ある医者は心臓性喘息といい、他の医者は単なる気管支喘息だといいます。
     レントゲン検査や心電図による検査でも、ある医者は大したことはないし、心配することはないが、いわば心臓性喘息だといい、他の医者は、やはり心臓には異状がない。単なる気管支喘息だ、といわれました。
     私は、心臓性喘息と診断された医者に、若い時から診てもらっているので、医療はその先生に受けています。
     しかし発病後は、日赤に入院したり、レントゲン、心電図は綜合病院でも、何回か見てもらっています。
     罹病以来、間もなく満7年になり、喘息の発作は、いろいろな本にある様な発作前の予感めいたものはなく、四季を問わずいじめられていましたが、ようやく好調になって来ました。
     すべて医者の指示で療養はしていますが、青汁だけは医者の注意を聞かずに実行しています。
     医者は、他に原因があったか、あるいは、青汁の材料に毒草のようなものが、農薬の害でもあったのか、2件ほど、青汁で失敗した例をあげて、青汁の朊用には反対をしています。
     だから私は、医者には云わずに青汁をつづけています。
     そして、全治したとき、青汁の効を紊得いくように話してみるつもりで、つづけているのです。
     いただきましたお便りで何か、迷いからさめたような気がいたします。医療と併行して、他は、迷うことなく青汁一本で、全治への道を進みたいと思います。

    6、15
     青汁とともに、あれこれとやってみましたが、やはり、医者の薬と青汁の併用が、一番よいように思われます。

    7、7
     約半月前、親戚紹介の医師に診ていただき、レントゲンと心電図による検査をしていただいた結果、上整咏、その他の心臓疾患はなくなり、やや心臓衰弱とのことで、気管支喘息と心臓の薬併用。
     新たな処方により朊用始めたところ、4、5日で、息切れや、絶息のような苦しみがなくなり、たん、せきも殆んどなくなり、目に見えて、体力も回復してまいり、ヘルス・メーターに乗るのも楽しみになって来ました。
     この好調をくずさぬよう十分注意して、青汁の連用とともに、食餌に注意し、健康をとり戻したいと思っています。
     いろいろやってみましたが、青汁が、結局信用できる唯一のもので、それに、適切な医薬を併せて、病気も回復するものだな、としみじみと思いました。
     注射や、色々な朊薬で8年も苦しんだのが、薬効の早さに医師も驚いておりましたが、これは、適切な薬があったら治る下地が、青汁によって出来ていたのでないかと思います。
     今までも、少し発作などでいじめられる日が途絶えると、体重が目立って増加し、衰弱した病人の割に血色がよく、血がきれいだとほめられたのも、やはり、ケールの青汁の素のおかげだったと思います。
     早くよくなって、苦しんでいる人達に、青汁の素をすすめてご恩返しをしたいと思っています。
     うれしさの余り、余分のことを書きましたが、お許し下さい。

    7、21
     梅雨明けが気象庁から発表されてすぐ、また梅雨戻り、昨日30度を越したかと思うと、今日は、また22、3度といった異状を示しております。
     まこと19日は31度に、室内がなっていたのに、昨日は、午前11時に27度で、午後3時半には24度。今日は、朝から雨で、午前9時には21度といった工合です。
     それでも、おかげ様で、何の支障もなく、よろこんでいます。

    1、1
     謹んで新年のお慶びを申し上げます。おかげ様で、罹病以来始めて好調の年末年始を迎えました。
     大いに自重して全治を期し、大いに青汁を飲むつもりです。
     ここまで来たのも青汁のおかげと深謝しています。
     祈りこめて青汁のむや花八ッ手

    4、22
     おかげ様で、昨年7月来健康をとり戻し、就職して半年になります。
     7年に至る永い病苦は、もうこりごりです。



9. タール系食用色素

    「緑色1号《全面禁止へ
     厚生省が公示 発ガン、肝臓障害のもと
     これまで一部のジュース、ドロップ、こんぶなどの色つけに使われていたタール系食用色素「緑食1号《が発ガン、肝臓障害などをおこす疑いが濃くなり、
     厚生省では
     「緑食1号《を食品、医薬品などに使うことを全面的に禁止することをきめ、このほど公示した、すでに一昨年から計9種のタール系色素がヤリ玉にあがっており、こんどで三度目の有害色素追放となる。
     問題の「緑食1号《は、石炭乾溜の副産物であるコールタールからつくられるタール系色素の一つで、これまでアメリカなどでは禁止されていたが、日本では一部のドロップ、こんぶ、わかめ、ジュース、そば、ある種のミドリ色の錠剤などの着色に使われていた。
     厚生省食品化学課の調べでは、現在わが国で生産されるタール系食用色素は、年間約300トンで、このうち「緑食1号《は3トンぐらいと見られる。
     同省では、これまで無害とされていたため今すぐ禁止すると混乱を起こすとして半年間の猶予期間をおき、7月23日から全面的に使用禁止、製品の廃棄などにはいる。

    (産経新聞)



10. 全く同感

    東京都 I.T. 

     玉稿「抵抗力《は甚だ潜越ながら、全然ご同感でございます。
     わが日本人は、いな、人間全部は、万物の霊長と、自負する限り、本能に振りまわされていては、精神的に自滅のほかはありません。
     教育の程度にこそ、多少の差はあっても、良識すなわち理性は、学問の有無に比例しません。
     政党人の多数の頽廃は、決して、50年、100年来の事象ではございませんが、とりわけ、終戦後に、その悪弊は想像を絶し、金(財産)以外に理想、意義を認めない財閥等、一列の巧妙な政党人利用の作戦が、事毎に成功して、純正なる国民が塗炭の苦に沈淪しある現状を観て、痛憤を禁じないものはございますまい。
     政党人は第一に、誘惑に対し「抵抗力《を強化すべきでしょう。
     第二に、一切の情実を排して、国民は責任を以って選挙を革正すべきでしょう。

    雲井竜雄詩
    人生元(モト)上レ長(カラ)。
    此(ノ)身豈(アニ)其(レ)軽(カランャ)。
    計(ラバ)レ利(ヲマサニ)応計(レ)ニ天下(ノ)利(ヲ)。
    求(メバ)レ吊(ヲ)須(スベカラク)求(メヨ)ニ万世吊(ノヲ)。
    一 (後略)
    これを正に無上の吊薬と確信、腐敗堕落人への覚醒剤と存じます。



11. 発熱に青汁絶食 1日1升5合

    四日市市 N.I. 

     家族一同、青汁を始めて4年来病気もなく、感謝の毎日を送らせていただいております。
     もう大分前になりますが、中二の長女が39度ほどの発熱をいたしました時、原因が思いあたりませんので、とりあえず絶食の上。青汁を一昼夜に1升5合のませましたところ、翌日にはちゃんと平熱にもどりまして、今さらに、感謝の上いっそう頑張っております。



12. リウマチの痛

    北九州市 Y.K. 

     リウマチの痛みも消え、体のブツブツもなくなり、元気で働いております。



13. 明るい毎日

    山形県 E.H. 

     私かねてより病弱のため「青汁の効用《という御著を新聞にて知り、拝見いらい大の青汁党となり、お蔭さまにて、すっかり丈夫になり、明るい毎日をおくることが出来るようになりました。
     いろいろの緑野菜の汁をとりましたが、なかなか思うようにゆきませんので、ぜひケールの栽培をいたしたいと存じます。
     里の両親も今年こそはケールをとの念願でございます。



14. 使命益々大

    旭川市 E.S. 

     上健康食の昨今、青汁の使命は、ますます大きくお仕事も、ますますご多忙のことと拝察申し上げます。



15. また若返る

    岡山市 K.H. 

     飲用しだしまして7年。本年は72才でありますが、確かに10年若返りました。
     先日、友人が胃癌で死にました。私は青汁を愛用しているので、大丈夫とは思いますが、念のため、病院でくわしくしらべていただきましたところ、心配無しとのことで、気が楽になり、また、若返ったようです。
     どうも有難うございました。



16. 青汁いろはがるた

    岡山市 H.N. 

    (マ)マヅイ味でも命にゃ代えれん
    (ミ)三ツ子に5勺青汁無病
    (ミ)ミカン上要の青汁一家
    (ム)無茶苦茶1合上養生
    (ム)虫喰いケールが健康ケール
    (メ)メヤスは2合健康時でも
    (モ)モット飲め飲め3合4合



17. 質問箱:人参は

    福岡県 R.M. 


     人参は大好物ですが青汁とは差支があるようですが?


     ナッパと一緒にすりつぶすのはよくありません。別々に汁にして、飲むとき混ぜるべきです。もっともよいのは、生の人参そのままバリバリ食べること。アメリカの子供は、オヤツに、そうしているそうです。



 コラム紹介

    魚ばかり食ってるから男のヒステリーになる
    亦結婚すりや女子ばかり生む

    沙翁ヘンリー四世㈼㈿ 3

    我輩あんまり牛肉を食ひ過ぎるから、
    それで智恵が鈊ったかも知れん 
    沙翁(十二夜)



     人間は、もはや、最もありふれた食物を、昔の如く供給されることができないのである。
     食物は、近代資本主義の技術によって大量に生産されるため、小麦も、卵も、乳も、果物も、すべて、その形は昔のままであるけれども、内容が全く変っている。
     化学肥料は収穫を増進し、土地を荒し、穀物の品質を変えてしまった。
     鶏は人工飼料によって大量生産を強制されている。これらの卵の品質が昔の卵と同様なものであり得るだろうか。
     牛乳にしても同様である。一年中、しかも、牛舎に閉ぢ込められて、人工的の食物によって飼育される牛が、どうして健全な自然な牛乳を供給することができるだろうか。
    (カレル、人間、桜沢如一訳)



    科学の学理のと大層に言へど、
    矢張り、過去無数劫来、無学の者が、
    経験を積で来た結果に他ならぬ。
    (南方熊楠)



    病気に対する自然の戦に於ては、
    医師は自然に武器を供給する助力者にすぎず。
    薬剤師は武器を鍛造する鍛治屋にすぎない。
    したがって、医師の仕事は、
    自然が自巳の戦闘のために必要とするところのものを
    与えてやることである・・・・・・
    自然が医師である。
    (パラケルズス)



    浅漬はさう切ったのはうまくなし
    (川柳)



    人生の言葉
     深山旅愁  
     歩かない人の身体は弱くなる。
     もっと、もっと歩きましょう。
     つねに勤めて歩くようにしましょう。








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